JP2008220452A - 器官に基づく放射線プロファイル設定を設けた放射線撮像の方法及びシステム - Google Patents

器官に基づく放射線プロファイル設定を設けた放射線撮像の方法及びシステム Download PDF

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Abstract

【課題】画像雑音を雑音分散レベル未満に保ちつつ構成要素の構造逐次式で放射線量を最適化するように放射線量プロファイルを調整する。
【解決手段】対象(22)への実効線量を最小化する方法及びシステムを開示し、この最小化は、対象(22)についての区分別構成要素マップ(68)を決定し、管電流/エネルギ・レベル/X線濾波/X線パルス幅を時間の関数としてパラメータ表現し、対応する吸収線量マップ及び分散マップを決定し、対象(22)への望ましい実効線量及び画像の全体にわたり望ましい雑音分散を結果として生ずるエネルギ・レベル/管電流プロファイル又は曲線を決定することにより行なわれる。
【選択図】図3

Description

本発明は一般的には、診断撮像に関し、さらに具体的には、多種構成要素から成る対象による吸収線量を構成要素逐次式で最小限に抑えつつこの対象の画像の画質を最大限に高める方法及び装置に関する。
一般的には、計算機式断層写真法(CT)走査の性能を定義する主要な特性として、空間分解能、時間分解能、画像雑音及び放射線量の四つがある。空間分解能は、画像における微小な対象の詳細さの程度を定義し、一般的には、検出器アパーチャ、取得ビュー数、焦点スポットの大きさ、対象の拡大率、スライス厚、スライス感度プロファイル、螺旋ピッチ、再構成アルゴリズム、ピクセル・マトリクス、患者の運動、及び視野を含めた多くの因子に影響される。時間分解能は、所与のスライスについて走査データを取得する時間的な区間の長さを定義する。一般的には、心臓のように運動している解剖学的構造の改善された撮像を可能にするため時間分解能を高める(すなわち時間区間の長さを短くする)ことが望ましい。画像雑音は、再構成された画像のピクセル値の量子雑音又は電子雑音によるランダムな誤差であり、走査時の幾何学的構成及びプロトコルや、患者の解剖学的構造に主に依存し、位置依存型である。放射線量は、走査の間に患者によって吸収されるX線の数に対応する。
放射線画像データ取得時に患者に対する放射線量を低減することが益々望まれている。しかしながら、量子雑音レベルがX線の数の平方根に反比例するので、画質は放射線曝射量と直接関係する。すなわち、データ取得に用いられる放射線量が多いほど画質は一般的には高まる。何年にもわたって、放射線プロファイルは次第に最適化されてきた。放射線量はボウタイ・フィルタの利用によって空間的に変調され、視野の周辺に向かう放射線を減少させて、周辺では短くなっている経路長を補償する。また、放射線量は管電流変調を用いることにより時間的に変調され、例えば前後方向での放射線を横方向よりも少なくする、又は例えば頭部領域では放射線を少なくして肩領域では放射線を多くする等のように経路長が比較的短いビュー角度及びz位置では放射線を少なくする。最後に、エネルギ・プロファイルは、最適な管電圧及びハードウェア濾波を選択することにより、所与の応用について最適化される。
幾つかの器官は他の器官よりも敏感であるため、例えば甲状腺、乳房及び眼球等での吸収線量を最小限に抑える等のように、敏感な器官への照射は可能な限り制限することが望ましい。敏感な解剖学的構造は一般的には、画像を再構成したい所与の関心領域の一部のみを構成している。従って、放射線量が、敏感な解剖学的構造に許容される最大値に設定されている場合には、画像全体の空間分解能及びコントラスト分解能が低下する。この観点で、患者が受ける放射線は、走査の過程で変化する。この可変型放射線プロファイルは典型的には、X線管電流変調、X線管電圧変調、X線パルス幅変調、X線フィルタ変調、X線管焦点スポット変調、又はこれらの組み合わせを介して達成される。
米国特許第6990172号
従来のCT走査では、この可変型放射線量プロファイルは、所与の放射線量についての分散(画像内の雑音)を最小化するように構築され、又はその反対も行なわれている。換言すると、従来のCT走査では、走査を定義するのに用いられる放射線プロファイルは全放射線を考慮しているが、患者にとっての実効線量については考慮していない。すなわち、従来は、所与の関心領域を含む幾つかの解剖学的構造について、所与の許容可能な雑音分散に最適な放射線プロファイル及びこれら最適な放射線プロファイルを達成する態様が考慮されていない。
従って、画像雑音を雑音分散レベル未満に保ちつつ構成要素の構造逐次式で放射線量を最適化するように放射線量プロファイルを調整する装置及び方法を設計することが望ましい。
本発明は、上述の欠点を克服する線量最適化工程に関するものである。本発明は、画質と患者に対する実効線量との間に望ましい代償関係を生ずる空間的及び時間的放射線プロファイルを見出す方法論を含んでいる。対象に対する実効線量は、対象についての区分別構成要素マップを決定し、管電流/エネルギ・レベル/X線濾波/X線パルス幅を時間の関数としてパラメータ表現し、対応する吸収線量マップ及び分散マップを決定し、雑音分散に課される所与の制約について対象に対する最小限の実効線量を生ずるエネルギ・レベル/管電流プロファイル又は曲線を決定することにより最小化され、又はその反対も可能である。従って、本発明の一観点によれば、イメージング・システムが、コンピュータによって実行されるときに、撮像対象の構成要素マップを決定することをコンピュータに行なわせる一組の命令を表わしているコンピュータ・プログラムを実行するコンピュータを有するものとして開示される。対象は、複数の識別可能で画像化可能な構成要素を有する。コンピュータはまた、放射線プロファイルの係数と、結果として得られる対象についての実効線量との間の関係を決定すると共に、放射線プロファイルの係数と、対象の画像において結果として得られる分散の尺度との間の関係を決定する。コンピュータはさらに、対象の画像内の雑音が望ましい雑音分散を超えないようにしたときの対象についての最小実効線量、望ましい実効線量についての対象の画像についての最小雑音分散、又は対象に対する合計線量が所定の限度を超えないようにし且つ対象の画像内の雑音が雑音限度を超えないようにしたときの対象について望ましい実効線量及び対象の画像について望ましい雑音分散のいずれか一つを結果として生ずる照射プロファイルを決定する。
もう一つの観点によれば、放射線撮影イメージング・システムが提供され、このシステムは、投射されるX線の数及び投射されるX線のエネルギ・レベルを時間及び位置の関数として設定し、また可能性としては各々のビューについてX線を発生する有限な時間区間を設定する何らかの放射線プロファイルに従って検出器に向かってX線を投射するように構成されているX線源を含んでいる。検出器は、X線の受光に応答して電気信号を出力するように構成されている。このシステムはさらに、被撮像体についての器官マップを取得し、被撮像体についてのパラメータ表現された線量吸収マップを決定し、また被撮像体についてのパラメータ表現された雑音分散マップを決定するようにプログラムされているコンピュータを有している。コンピュータはさらに、器官マップの各々の器官について実効線量を最小にし且つ被撮像体の画像について画質を最高にする照射プロファイルを決定する。
もう一つの観点によれば、CT走査のための線量管理の方法が開示される。この方法はさらに、複数の解剖学的構造を有する走査したい患者の解剖学的レイアウトのプロファイルを決定するステップを含んでいる。この方法はまた、放射線プロファイルの係数と、上述の複数の解剖学的構造の各々についての吸収線量との間の関係を決定するステップと、放射線プロファイルの係数と、患者の画像についての雑音分散との間の関係を決定するステップとを含んでいる。次いで、この方法は、各々の解剖学的構造が、患者の画像についての雑音分散を超えないようにして最小放射線量を受けるという結果を生ずる放射線プロファイルを決定する。
本発明の他の様々な特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び図面から明らかとなろう。
図面は、本発明を実施するのに現状で想到される一つの好適な実施形態を示している。
本発明の動作環境を、患者のような多種構成要素から成る対象の撮像用の4スライス計算機式断層写真法(CT)システムについて説明する。しかしながら、当業者は、本発明がシングル・スライス構成又は他のマルチ・スライス構成と共に用いるように同等に適用され得ることを認められよう。さらに、本発明をX線の検出及び変換に関して説明する。しかしながら、当業者は、本発明が他種の放射線の検出及び変換に同等に適用され得ることをさらに認められよう。本発明を「第三世代」CTスキャナに関して説明するが、本発明は、他のCTシステムでも同等に適用され得る。例えば、本発明は、様々な線源を個別に方向制御することにより最適な放射線プロファイルを決定するときの柔軟性を高める多数の線源スポットを有するシステムでも適用可能である。
図1及び図2には、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム10が、「第三世代」CTスキャナに典型的なガントリ12を含むものとして示されている。ガントリ12はX線源14を有し、X線源14は、ガントリ12の反対側に設けられている検出器アレイ18に向かってX線のビーム16を投射する。検出器アレイ18は複数の検出器20によって形成されており、これらの検出器20は共に、患者22を透過する投射X線を感知する。各々の検出器20が、入射したX線ビームの強度を表わし従って患者22を透過する間に減弱したビームの強度を表わす電気信号を発生する。X線投影データを取得する1回の走査の間に、ガントリ12及びガントリ12に装着された構成部品は回転中心24の周りを回転する。
ガントリ12の回転及びX線源14の動作は、CTシステム10の制御機構26によって制御される。制御機構26は、電力信号及びタイミング信号をX線源14へ供給するX線制御器28と、ガントリ12の回転速度及び位置を制御するガントリ・モータ制御器30とを含んでいる。制御機構26に設けられているデータ取得システム(DAS)32が、検出器20からのアナログ・データをサンプリングして、これらのデータを後の処理のためにディジタル信号へ変換する。画像再構成器34が、サンプリングされてディジタル化されたX線データをDAS32から受け取って、高速再構成を実行する。再構成された画像はコンピュータ36へ入力として印加されて、コンピュータ36は画像を大容量記憶装置38に記憶させる。
コンピュータ36はまた、キーボードを有するコンソール40を介して操作者から命令及び走査パラメータを受け取る。付設されている陰極線管表示器42が、操作者が再構成画像及びコンピュータ36からのその他データを観察することを可能にする。操作者が供給した命令及びパラメータはコンピュータ36によって用いられて、DAS32、X線制御器28及びガントリ・モータ制御器30へ制御信号及び情報を与える。加えて、コンピュータ36はテーブル・モータ制御器44を動作させて、電動テーブル46を制御して患者22及びガントリ12を位置決めする。具体的には、テーブル46は患者22の各部分をガントリ開口48を通して移動させる。
本発明は、何らかの画質について実効線量を最小化するか、又は所与の実効線量について画質を最適化する線量プロファイルを決定する工程に関するものである。本出願の目的のために、所望のX線の数及びこれらのX線のエネルギ・レベルをビュー角度及び位置の関数として発生するようにX線管を制御する態様を確立するmA/kV変調を参照する。しかしながら、X線管への電力供給ばかりでなく、X線濾波の程度及び形式、並びに多焦点スポット型X線管の焦点スポットに電力を供給する時間長のように、対象に対する放射線量を定義するのを助ける他因子も思量される。従って、mA/kVの参照は、管電流、管電圧、X線フィルタによる濾波、及び焦点スポットへの電力供給等の結果として被検体が受ける照射を定義する放射線プロファイルを含むものとする。
図3には、本発明によるmA/kV変調最適化工程の全体像が示されている。工程50は、雑音分散マップ52、減弱マップ54及び吸収線量マップ56から収集した情報を結合することにより、実効線量を決定する。後に改めて詳述するように、雑音分散マップ52及び吸収線量マップ56は、CT取得情報58及び減弱マップ54から導かれる。CT取得情報58は、最適化したい放射線mA/kVプロファイルを参照する。また、減弱マップ54を用いて区分別構成要素マップ60を導き、この構成要素マップ60を吸収線量マップ56と共に用いて実効線量式62を導く。この観点で、実効線量式62を用いて、所与の取得パラメータ集合58について実効線量を決定することができ、また雑音分散式52を用いて、所与の取得パラメータ集合58について画像に特徴的な雑音尺度を決定することができる。同様に、実効線量式62及び分散式52の組み合わせを用いて、画像の所与の分散について実効線量を最小化する取得パラメータ集合を決定したり、所与の実効線量について画像の分散を最小化したりすることができる。さらに、線量及び分散を互いに対して最小化するのではなく、一方を最小化するために他方を代償とする代わりに線量及び雑音の相対的な重要性を考慮するように線量及び雑音を独立して制約するという結果を生ずる放射線プロファイルを決定することも思量される。
空間分解能、時間分解能、画像雑音及び放射線量がCT走査の主要なパラメータである。これらの主要なパラメータを、次式において互いに関係付けることができる。
σimg〜1/sqrt(D・FWHM・ST) (式1)
式中、σimgは画像雑音の標準偏差であり、Dは放射線量であり、FWHMは平面内画像点拡散関数の半値全幅であり、STはスライス厚である。この式は基本的な関係であるが、比例定数はスキャナ設計及び効率、走査プロトコル、並びに再構成手法に大きく依存する。このようにして、上述の工程50は、発生されるX線の数及びエネルギを時間、位置及びエネルギの関数として最適化するように設計される。このように、所与の走査時幾何学的構成について、各々のビュー取得についてmA値を設定することができる。例えば、1000ビューでの360°取得について、ビュー1、2、3、…、1000についての放射線値を設定することができる。各々のビューでの放射線値を設定するときに幾つかの制約が存在することが認められよう。例えば、各々のビューについての放射線設定は最大値mAMAXによって制約される。次いで、パラメータ表現された放射線モデルを用いて、線量及び分散マップを、任意の可能な放射線プロファイルの関数としてこの放射線プロファイルを最適化するために算出する。従って、放射線プロファイルは、時間の関数として次式によってモデル化することができる。
mA(τ)=c・F(τ)+c・F(τ)+…+c・F(τ) (式2)
式中、FはmAの時間τの関数としての基底関数であり、cはこの基底関数に対応する加重である。当業者は、放射線プロファイルを固定された個数の基底関数Fに制限することにより、係数cの個数は典型的にはビューの数よりも遥かに少ないので最適な放射線プロファイルを決定するときの計算要件が軽減されることを認められよう。例えば、正弦曲線及び余弦曲線に沿って動作するように管変調を制約する基底関数を用いることにより、係数の個数が2個に制限される。当業者は、多数の係数を用いてよいが、この個数はX線管及び/又はX線フィルタの物理的な制限によって制約される場合があることを認められよう。すなわち、固定された数の異なる管電流変調がX線管及び/又はX線フィルタの物理的性質によって許容される場合があり、このようなものとして、放射線プロファイルについて考えられる係数の個数を制限する。式2は、図1〜図2に示すもののような例示的なCTシステムについての一般化された放射線変調方式を与えている。当業者はまた、式2が、多数の線源を有する例をモデル化したり、時間的変調ばかりでなく空間的変調又はエネルギ変調をモデル化したりするように、容易に一般化され得ることを認められよう。
図3に戻り、実効線量式62及び分散式52を用いて、走査についての線量及び画像雑音を最適化する。この観点で、操作者は、走査全体について望ましい実効線量及び最大の雑音分散を設定することができ、するとCTシステムは、望ましい雑音分散の範囲内での画質を同時に与えつつ望ましい線量を超えない実効線量を結果として生ずる式2の加重係数の値を繰り返し式で又は経験的に導く。或いは反対に、操作者は、望ましい最大雑音分散及び望ましい実効線量を選択してもよく、すると、CTシステムは、可能であれば最大雑音分散及び実効線量の制約を両方とも満たす放射線プロファイルを決定する。計算値が利用者が望む制約を満たすことが不可能であると判明したら、システムは好ましくは、この情報を操作者に伝えて、操作者が画質及び/又は実効線量の制約を緩和し得るようにする。いずれの場合にも、走査についての放射線プロファイルを確立するときに両方の望ましい値が考慮され、これにより画質及び実効線量を最適化する。放射線プロファイルは、X線管電流及び電圧をビュー角度の関数として制御するのに用いられるばかりでなく、CTシステムに変調自在型X線フィルタが設けられている場合にはX線フィルタによるX線濾波の程度及び態様を制御するのにも用いられる。
図4を参照して述べると、本発明の最適化工程は、対象の減弱マップを決定する。図示のように、減弱マップ64は対象のX線減弱パターンを示す。この減弱マップは、走査対象についての物体密度、線形減弱係数、光電減弱、及びコンプトン散乱等を考慮に入れている。減弱マップは二次元マップであっても三次元マップであってもよく、前述のように、このマップを用いて、吸収線量マップ、雑音分散マップ及び区分別構成要素マップを導く。減弱マップは、低線量事前走査のようなCT走査、一般的な物体組成のアトラス、外部標識(対象両端の位置)、対象情報(身長、体重、年齢等)、放射線撮像スカウト走査、ローカライザ走査、CT以外の走査、又はこれらの組み合わせから導くことができる。
図5には、図4の対象の吸収線量マップ66が示されている。吸収線量マップは放射線プロファイル58及び減弱マップ64から導かれる。多くの公知の線量吸収ツールを用いて放射線プロファイル及び減弱マップから吸収線量マップを導き得ることが思量される。例えば、X線トレーシング方法、又は多重散乱及びエネルギ依存性等を含めた詳細モンテ・カルロ・シミュレーションが思量される。図に示すように、線量の殆どは、X線源に最も近接した対象の表面の近傍で吸収される。
図6には、区分別構成要素マップ68を示す。マップ68は、手動式又は自動式の区分割りを用いて減弱マップ64から導かれる。マップ68は、撮像対象の様々な構成要素の区分割りを与える。患者撮像の例で述べると、区分別構成要素マップは、患者の器官のマッピングを与える。このようにして、甲状腺、肺、眼球等を互いに識別することができる。このことから、患者の敏感な器官及び敏感でない器官の位置の識別が可能になる。減弱マップの代わりに、又は減弱マップに加えて、一般的な物体組成のアトラス、外部標識、スカウト事前走査、又はローカライザ走査のような他の事前走査、並びに身長及び体重のような構成詳細を用いて、対象の様々な構成要素の位置を決定することもできる。好適実施形態では、標準的なアトラスを歪ませて、特定的な対象の組成の鮮明な表現を与える。
図3について述べたように、減弱マップを用いて区分別構成要素マップを導く。構成要素マップを吸収線量マップと共に用いて、実効線量を決定する。実効線量は従来は、次式によって定義されている。
実効線量=Σ・D (式3)
式中、Dは構成要素iの平均吸収線量であり、wは構成要素iに関連する加重である。線量敏感な構成要素ほど大きい加重を与えられ、従って、これらの構成要素に対するX線は実効線量の増加に対する寄与が大きい。加重の和は1と想定されている。実効線量は、最小化することが望まれる単一の値であり、吸収線量マップ及び区分別構成要素マップに基づいて決定される。
図3に示すように、最適化工程はまた、雑音分散マップを用いる。雑音分散マップの例70を図7に示す。雑音分散マップ70は、X線の量子的な性質が取得データに及ぼす影響の記録を与える。この量子的な性質は伝播して、再構成画像の分散となり、従って画質に影響を及ぼす。画像雑音は、取得データにおける雑音に基づいて解析的に又は数値的に決定することができる。このように、雑音は、シミュレート走査の投影データ(サイノグラム)から決定することができる。従って、雑音は位置依存型であるため減弱マップ及び放射線プロファイルがここでも用いられる。画像値xの分散は、E〈〉を期待値とするとE〈(x−E〈x〉)〉として定義され得る。標準偏差σは分散の平方根である。
次いで、実効線量式を雑音分散マップと共に用いて、構成要素逐次及び位置逐次の方式で線量及び画質を最適化することができる。すなわち、画像雑音σ及び実効線量Dをc又はmA(t)の関数として算出することができる。このように、最適化工程は、位置xについてD(c)及びσ(x,c)を決定することができる。結果として、σ(x,c)が何らかの領域x∈Rにおいて予め定義されている限度σlimよりも小さくならなければならないような制約を定義して、D(c)を最小化するcを求めることができる。一方、最適化工程は同様に、D(c)がDlimよりも小さくなることを要求し、従って何らかの領域x∈Rにおいて平均σ(x,c)を最小化することができる。例えば、最適化工程の結果はD=Σ・αのようなパラメータ型の式であってよく、画像の中央での雑音計算の結果は、α=Σβ・exp(c・γ)となる。尚、式中、α、β及びγは、物体組成及びスキャナ幾何学的構成に依存する算出定数であり、cはD及び/又はσを最小化するのに最適な態様として選択される係数である。
所載の最適化工程の結果として、所与の雑音分散について実効線量プロファイルを決定することができ、又は反対も可能である。医療撮像の状況では、本発明は、敏感な器官と敏感でない器官とを差別化する解剖学的加重を考慮に入れたmA/kV/濾波プロファイルを決定するので有利である。このように、敏感な器官は、画像に望ましい雑音分散を与えるのに必要とされる最小限の線量で画像化することができる。結果として、図9の模式図に示すように、所与の患者74の眼球72を、予期しない雑音を画像に混入させずに放射線曝射量を制限するような態様で画像化することができる。例えば、X線管及びX線フィルタは患者の周りでの回転時に、X線源が眼球の上に位置した場合にはX線源が患者の側方又は下方に位置した場合よりも減少したレベルの放射線が眼球に入射するように制御され得る。この観点で、放射線曝射量は、X線源が患者の敏感でない領域に隣接しているときにはX線源が比較的敏感な領域に隣接しているときよりも大きくなるように制御される。
本発明を単独で又は他の線量低減ツールと組み合わせて用いると、走査被検体への放射線曝射量を制限するばかりでなく、フォトン計数型検出器及びエネルギ識別型検出器のようなCT走査において飽和し易い形式の検出器について検出器飽和を防ぐこともできて有利であるものと思量される。このように、本発明は、走査の過程で濾波の程度及び形状を動的に調節する積極型フィルタ制御手法と共に用いられて、所与の走査被検体への放射線を対被検体線量を低減するように調整すると共に、減弱されていないX線又は減弱を抑えたX線によって検出器飽和を防ぐことができる。
本発明を「第三世代」CTスキャナに関して説明したが、本発明はまた、他の放射線撮影システムにも適用可能であるものと思量される。例えば、本発明は、回転式X線源と検出器の静止型環とを有するCTスキャナでも同等に適用可能である。さらに、本発明は、検出器の静止型環と撮像用電子ビームを発生するタングステン環とを有する所謂「シネCT」スキャナでも適用可能である。さらに、本発明は、螺旋CTスキャナ、並びに多数の検出器アレイ及び/又は多数のX線源を有するスキャナでも適用可能である。
従って、本発明の一実施形態によれば、イメージング・システムが、コンピュータによって実行されるときに、撮像対象の構成要素マップを決定することをコンピュータに行なわせる一組の命令を表わしているコンピュータ・プログラムを実行するコンピュータを有するものとして開示される。対象は、複数の識別可能で画像化可能な構成要素を有する。コンピュータはまた、放射線プロファイルの係数と、結果として得られる対象についての実効線量との間の関係を決定すると共に、放射線プロファイルの係数と、対象の画像において結果として得られる分散の尺度との間の関係を決定する。コンピュータはさらに、対象の画像内の雑音が望ましい雑音分散を超えないようにしたときの対象についての最小実効線量、望ましい実効線量についての対象の画像についての最小雑音分散、又は対象に対する合計線量が所定の限度を超えないようにし且つ対象の画像内の雑音が雑音限度を超えないようにしたときの対象について望ましい実効線量及び対象の画像について望ましい雑音分散のいずれか一つを結果として生ずる照射プロファイルを決定する。
もう一つの実施形態によれば、放射線撮影イメージング・システムが提供され、このシステムは、投射されるX線の数及び投射されるX線のエネルギ・レベルを時間及び位置の関数として設定し、また可能性としては各々のビューについてX線を発生する有限な時間区間を設定する何らかの放射線プロファイルに従って検出器に向かってX線を投射するように構成されているX線源を含んでいる。検出器は、X線の受光に応答して電気信号を出力するように構成されている。このシステムはさらに、被撮像体についての器官マップを取得し、被撮像体についてのパラメータ表現された線量吸収マップを決定し、また被撮像体についてのパラメータ表現された雑音分散マップを決定するようにプログラムされているコンピュータを有している。コンピュータはさらに、器官マップの各々の器官について実効線量を最小にし且つ被撮像体の画像について画質を最高にする照射プロファイルを決定する。
もう一つの実施形態によれば、CT走査のための線量管理の方法が開示される。この方法はさらに、複数の解剖学的構造を有する走査したい患者の解剖学的レイアウトのプロファイルを決定するステップを含んでいる。この方法はまた、放射線プロファイルの係数と、上述の複数の解剖学的構造の各々についての吸収線量との間の関係を決定するステップと、放射線プロファイルの係数と、患者の画像についての雑音分散との間の関係を決定するステップとを含んでいる。次いで、この方法は、各々の解剖学的構造が、患者の画像についての雑音分散を超えないようにして最小放射線量を受けるという結果を生ずる放射線プロファイルを決定する。好適実施形態について本発明を説明しており、明示的に述べた以外の均等構成、代替構成及び改変も可能であり特許請求の範囲内に含まれることが認められよう。
CTイメージング・システムの見取り図である。 図1に示すシステムのブロック模式図である。 本発明による線量最適化の方策を示す模式図である。 減弱マップの例を示す図である。 吸収線量マップの例を示す図である。 区分別構成要素マップの例を示す図である。 雑音分散マップの例を示す図である。 敏感な器官の撮像のための十分に調整された放射線プロファイルの適用を示す図である。
符号の説明
10 計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム
12 ガントリ
14 X線源
16 X線ビーム
18 検出器アレイ
20 複数の検出器
22 患者
24 回転中心
26 制御機構
28 X線制御器
30 ガントリ・モータ制御器
32 データ取得システム(DAS)
34 画像再構成器
36 コンピュータ
38 大容量記憶装置
40 コンソールを介した操作者
42 付設されている陰極線管表示器
44 テーブル・モータ制御器
46 電動テーブル
48 ガントリ開口
50 本発明による工程
52 雑音分散マップ
54 減弱マップ
56 吸収線量マップ
58 吸収線量マップ56がCT取得情報から導かれている
60 区分別構成要素マップ
62 実効線量式
64 対象のマップ。図示では減弱マップ
66 吸収線量マップ
68 区分別構成要素マップ
70 雑音分散マップの例
72 図9の模式図に示されている眼球
74 所与の患者

Claims (10)

  1. コンピュータによって実行されるときに、
    複数の識別可能で画像化可能な構成要素を有する撮像対象(22)の構成要素マップ(68)を決定し、
    放射線プロファイルの係数と、結果として得られる前記対象(22)についての実効線量との間の関係を決定し、
    前記放射線プロファイルの前記係数と、前記対象(22)の画像において結果として得られる分散の尺度との間の関係を決定し、
    前記対象(22)の画像内の雑音が望ましい雑音分散を超えないようにしたときの前記対象(22)についての最小実効線量、望ましい実効線量についての前記対象(22)の画像についての最小雑音分散、又は前記対象(22)に対する合計線量が所定の限度を超えないようにし且つ前記対象(22)の画像内の雑音が雑音限度を超えないようにしたときの前記対象(22)について望ましい実効線量及び前記対象(22)の画像について望ましい雑音分散のいずれか一つを結果として生ずる照射プロファイルを決定する
    ことを前記コンピュータに行なわせる一組の命令を表わしているコンピュータ・プログラムを実行するコンピュータ(36)を有するイメージング・システム(10)。
  2. 前記コンピュータ(36)はさらに、全ての加重の和が1に等しくなるように各々の構成要素に放射線量加重を割り当てるようにプログラムされている、請求項1に記載のシステム(10)。
  3. 前記コンピュータ(36)はさらに、スカウト走査及びローカライザ走査の一方を実行して、ここから前記構成要素マップ(68)を決定するようにプログラムされている、請求項1に記載のシステム(10)。
  4. スカウト走査及びローカライザ走査の前記一方は低線量走査である、請求項3に記載のシステム(10)。
  5. 前記コンピュータ(36)はさらに、前記対象(22)が構成員となっている被検体の種別に特有のアトラスから前記構成要素マップ(68)を決定するようにプログラムされている、請求項1に記載のシステム(10)。
  6. 前記コンピュータ(36)はさらに、前記照射プロファイルを時間及び位置の関数としてパラメータ表現するようにプログラムされている、請求項1に記載のシステム(10)。
  7. 計算機式断層写真法(CT)イメージング・システムとして構成されている請求項1に記載のシステム(10)。
  8. 前記計算機式断層写真法イメージング・システムは、データ取得時に前記対象(22)の周りを回転するX線源(14)及び検出器のアレイ(18)を支持する回転式ガントリ(12)を有する、請求項7に記載のシステム(10)。
  9. 前記複数の識別可能で画像化可能な構成要素は患者(22)の解剖学的構造に対応している、請求項1に記載のシステム(10)。
  10. 前記コンピュータはさらに、前記患者(22)の画像内の雑音が前記望ましい雑音分散を超えないか又は合計線量が前記所望の実効線量を超えないようにして、敏感な解剖学的構造が敏感でない解剖学的構造よりも少ない放射線で曝射されるような前記照射プロファイルを定義するようにプログラムされている、請求項9に記載のシステム(10)。
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