JP2008219823A - 移動通信システム、ユーザ共通データ伝送装置及び無線基地局 - Google Patents

移動通信システム、ユーザ共通データ伝送装置及び無線基地局 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的かつ簡易にユーザ共通データを伝送する。
【解決手段】ユーザ共通データ伝送装置101は、複数の無線基地局102が複数の移動局UEに対してユーザ共通データを送信するタイミングを指定するための送信タイミング情報を算出する送信タイミング情報算出部204と、複数の無線基地局102に対して送信タイミング情報を通知する通知部207とを具備し、無線基地局102は、ユーザ共通データ伝送装置101から指定された送信タイミング情報に基づいて、ユーザ共通データを複数の移動局UEに対して送信するように構成されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ユーザ共通データ伝送装置から複数の基地局を経由して複数の移動局に対してユーザ共通データを伝送する移動通信システム、ユーザ共通データ伝送装置及び無線基地局に関する。
現在、3GPP Rel.8で議論されているMBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)伝送方法では、MBMSデータを伝送することができる複数の無線基地局(以下、eNB)によって同一周波数ネットワーク(SFN:Single Frequency Network)エリアを成立することが可能であり、あるSFNエリアに登録されている複数のeNBから同一タイミングで該当サービスに対する同一のMBMSデータが送信される。
複数のeNBから同一タイミングで同一のMBMSデータを送信するために、当該複数のeNB及びMBMSデータの伝送を制御する上位ノードであるユーザ共通データ伝送装置(以下、MBMS-GW)が連動して動作する必要がある。
現在の3GPP Rel.8では、あるSFNエリアに登録される全てのeNBが、GPS等によってお互いに同期しており、MBMS-GWが、各eNBに対して送信タイミング情報として絶対時間或いは各eNBにおけるシステムフレームナンバ(SFN)相当の情報を通知し、各eNBは、通知された送信タイミング情報に従って無線インタフェースを介してMBMSデータを送信するように構成されている。
3GPP TR R3.018 Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved UTRA and UTRAN; Radio Access Architecture and Interface
現在の3GPP Rel.8では、MBMSデータとユニキャストデータと共通制御チャネル(例えば、SCHやBCH等)用制御データとを、同一の無線チャネル上で時分割多重して送信することが検討されている。
このよう無線チャネルの構成では、MBMS-GWが、各eNBに対して送信タイミング情報として絶対時間のみを指定した場合、各eNBが、無線チャネル上でスケジューリングを行う際、かかる絶対時間と、各eNBのスケジューラにおいてMBMSデータを伝送可能なタイミングとが不一致となってしまう場合があるという課題があった。
また、1つのMBMSデータが、MBMS-GWと特定のeNBとの間の有線伝送路で欠落した場合、eNB間でバッファされているMBMSデータに違いが生じる可能性がある。
かかる場合、上述の絶対時間のみを指定しているケースでは、複数のeNBから同一タイミングで同一MBMSデータを送信できなくなり、受信側(移動局)では、複数のMBMSデータを合成できなくなるという課題があった。
一方、MBMS-GWが、SFN(System Frame Number)相当の送信タイミング情報を指定する場合には、当該MBMS-GWは、無線チャネルの構成や無線チャネルにおける絶対的なMBMSデータの割り当てタイミングを意識する必要があるという課題があった。
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、上述のような同一無線チャネル上でMBMSデータだけでは無く共通制御チャネル用制御データ等も伝送する場合の制限を考慮しつつ、有線伝送路上でのMBMSデータの欠落をも考慮して、ユーザ共通データ伝送装置(MBMS-GW)に、無線上の絶対的なMBMSデータの割り当てタイミングを意識させることなく、ある単位のスケジューリング用フレーム(時間間隔)とその中での位置という情報を算出してeNBに通知し、無線基地局(eNB)が、当該情報に基づいて無線チャネル上のスケジューリングを行うことで、効率的かつ簡易にユーザ共通データを伝送することができる移動通信システム、ユーザ共通データ伝送装置及び無線基地局を提供することを目的としている。
本発明の第1の特徴は、ユーザ共通データ伝送装置と前記ユーザ共通データ伝送装置に接続された複数の無線基地局とを具備し、該ユーザ共通データ伝送装置が該複数の無線基地局を経由して複数の移動局に対してユーザ共通データを伝送する移動通信システムであって、前記ユーザ共通データ伝送装置は、前記複数の無線基地局が前記複数の移動局に対して前記ユーザ共通データを送信するタイミングを指定するための送信タイミング情報を算出する送信タイミング情報算出部と、前記複数の無線基地局に対して前記送信タイミング情報を通知する通知部とを具備し、前記無線基地局は、前記ユーザ共通データ伝送装置から指定された前記送信タイミング情報に基づいて、前記ユーザ共通データを前記複数の移動局に対して送信するように構成されていることを要旨とする。
本発明の第1の特徴において、前記送信タイミング情報算出部は、一定間隔で繰り返されるスケジューリング用フレームを管理しており、前記送信タイミング情報は、特定のスケジューリング用フレームの開始タイミングを指定するタイムスタンプ情報と、該特定のスケジューリング用フレーム内での位置を指定するフレーム内位置情報とによって構成されていてもよい。
本発明の第1の特徴において、前記送信タイミング情報算出部は、前記無線基地局と前記移動局との間で送信され複数のサブフレームにより構成される無線フレームにおいてユーザ共通データの伝送用に割り当てられているサブフレーム数と、前記無線フレームを構成する1つのサブフレーム内で伝送可能なデータ量と、上位ノードから送信されたユーザ共通データの前記ユーザ共通データ伝送装置への到着時刻と、該ユーザ共通データ伝送装置と前記無線基地局との間の伝送路での伝送遅延時間とを用いて、前記送信タイミング情報を算出するように構成されていてもよい
本発明の第1の特徴において、前記ユーザ共通データは、カプセル化プロトコルによって規定されているパケットによって、前記ユーザ共通データ伝送装置から前記無線基地局に対して伝送されるように構成されており、前記ユーザ共通データ伝送装置は、前記パケットのヘッダに、前記送信タイミング情報を挿入する付与部を具備してもよい。
本発明の第1の特徴において、前記無線基地局は、前記タイムスタンプ情報によって指定されているスケジューリング用フレームの開始タイミングに基づいて、前記ユーザ共通データを送信すべき無線フレームの送信開始タイミングを決定し、前記フレーム内位置情報によって指定されている該特定のスケジューリング用フレーム内での位置に基づいて、前記ユーザ共通データを送信すべき前記無線フレーム内でのサブフレームを決定する決定部を具備してもよい。
本発明の第2の特徴は、複数の無線基地局を経由して複数の移動局に対してユーザ共通データを伝送するユーザ共通データ伝送装置であって、前記複数の無線基地局が前記複数の移動局に対して前記ユーザ共通データを送信するタイミングを指定するための送信タイミング情報を算出する送信タイミング情報算出部と、前記複数の無線基地局に対して前記送信タイミング情報を通知する通知部とを具備し、前記送信タイミング情報算出部は、一定間隔で繰り返されるスケジューリング用フレームを管理しており、前記送信タイミング情報は、特定のスケジューリング用フレームの開始タイミングを指定するタイムスタンプ情報と、該特定のスケジューリング用フレーム内での位置を指定するフレーム内位置情報とによって構成されていることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、ユーザ共通データ伝送装置から伝送されたユーザ共通データを複数の移動局に対して伝送する無線基地局であって、前記無線基地局は、前記ユーザ共通データ伝送装置から指定された送信タイミング情報に基づいて、前記ユーザ共通データを前記複数の移動局に対して送信するように構成されており、前記送信タイミング情報は、特定のスケジューリング用フレームの開始タイミングを指定するタイムスタンプ情報と、該特定のスケジューリング用フレーム内での位置を指定するフレーム内位置情報とによって構成されており、前記無線基地局は、前記タイムスタンプ情報によって指定されているスケジューリング用フレームの開始タイミングに基づいて、前記ユーザ共通データを送信すべき無線フレームの送信開始タイミングを決定し、前記フレーム内位置情報によって指定されている該特定のスケジューリング用フレーム内での位置に基づいて、前記ユーザ共通データを送信すべき前記無線フレーム内でのサブフレームを決定するように構成されていることを要旨とする。
以上説明したように、本発明によれば、上述のような同一無線チャネル上でMBMSデータだけでは無く共通制御チャネル用制御データ等も伝送する場合の制限を考慮しつつ、有線伝送路上でのMBMSデータの欠落をも考慮して、ユーザ共通データ伝送装置(MBMS-GW)に、無線上の絶対的なMBMSデータの割り当てタイミングを意識させることなく、ある単位のスケジューリング用フレーム(時間間隔)とその中での位置という情報を算出してeNBに通知し、無線基地局(eNB)が、当該情報に基づいて無線チャネル上のスケジューリングを行うことで、効率的かつ簡易にユーザ共通データを伝送することができる移動通信システム、ユーザ共通データ伝送装置及び無線基地局を提供することができる。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システム)
図1乃至図3を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。
本実施形態に係る移動通信システムは、MBMS-GW(101)が複数のeNB(102)を経由して複数の移動局UEに対してMBMSデータ(ユーザ共通データ)を伝送することによって、MBMSサービスを提供するように構成されている。
具体的には、本実施形態に係る移動通信システムでは、MBMS-GWが、複数のeNBから同一タイミングで同一MBMSデータを送信するために必要な送信タイミング情報(「Timestamp」及び「Sub_frame position」)を指定することによって、eNBにおけるMBMSデータの送信タイミングについてのスケジュールが実現されるように構成されている。
本実施形態では、一例として、LTE(Long Term Evolution)/SAE(System Architecture Evolution)で議論されているアーキテクチャを採り上げて説明する。なお、本発明に係る移動通信システムのアーキテクチャは、LTE/SAEに限定されるものではなく、これ以外のアーキテクチャであっても良い。
MBMS-GW(101)は、MBMSデータを伝送するように構成されているユーザ共通データ伝送装置であり、当該MBMS-GW配下に接続された複数のeNBに対してMBMSデータを伝送する機能と、各MBMSデータに関する送信タイミング情報(「Timestamp」及び「Sub_frame position」)を算出する算出機能と、該当するMBMSデータのGTP(GPRS Tunneling Protocol)-U用ヘッダに対して当該送信タイミング情報を付与する機能とを有する。
eNB(102)は、無線基地局であり、MBMS-GW(101)から指定された送信タイミング情報を用いて、MBMSデータを送信すべき無線フレームの送信開始タイミング、及び、当該MBMSデータを送信すべき当該無線フレーム内のサブフレームを決定する機能を有する。
すなわち、eNB(102)は、MBMS-GWから指定された送信タイミング情報に基づいて、MBMSを複数の移動局UEに対して送信するように構成されている。
図2に示すように、本実施形態に係るMBMS-GW(101)は、絶対時刻参照部201と、パラメータ参照部202と、MBMSデータ到着時刻参照部203と、送信タイミング情報算出部204と、GTP-Uヘッダ付与部207とを具備している。
絶対時刻参照部201は、送信タイミング情報としての「Timestamp」を算出するためのリファレンス時刻(絶対時刻)を提供する機能を有する。
パラメータ参照部202は、送信タイミング情報を算出するために必要なパラメータ、例えば、無線フレームサイズや、MBMSデータ伝送用に割り当てられているサブフレーム数や、eNB(102)とMBMS-GW(101)との間の伝送遅延時間を考慮した固定的な遅延等を提供する機能を有する。
MBMSデータ到着時刻参照部203は、各MBMSデータ(IPパケット)の到着時刻を記憶して、送信タイミング算出部204に対して提供する機能を有する。
送信タイミング情報算出部204は、複数のeNB(102)が複数の移動局UEに対してMBMSデータを送信するタイミングを指定するための送信タイミング情報を算出するように構成されている。
具体的には、送信タイミング情報算出部204は、Timestamp算出部205と、Sub_frame position算出部206とを具備している。
Timestamp算出部205は、絶対時刻参照部201とパラメータ参照部202とMBMSデータ到着時刻参照部203とからの情報を用いて、「Timestamp」を算出する機能を有する。
ここで、「Timestamp」は、該当するMBMSデータが送信されるべき特定のスケジューリング用フレームの開始タイミングを指定するタイムスタンプ情報である。なお、送信タイミング情報算出部204は、一定間隔で繰り返されるスケジューリング用フレームを管理している。
Sub_frame position算出部206は、絶対時刻参照部201とパラメータ参照部202とMBMSデータ到着時刻参照部203とTimestamp算出部205とからの情報を用いて、該当するMBMSデータが無線フレーム内のどのサブフレームによって送信されるべきかについて示す「Sub_frame position」を算出する機能を有する。
例えば、送信タイミング情報算出部204は、eNB(102)と複数の移動局UEとの間で送信される無線フレームにおいてユーザ共通データの伝送用に割り当てられているサブフレーム数(Nsub_frame)と、当該無線フレームを構成する1つのサブフレーム内で伝送可能なデータ量(TBS:Transport Block Size)と、上位ノードから送信されたMBMSデータのMBMS-GWへの到着時刻(Tx(rx))と、MBMS-GWとeNBとの間の伝送路での伝送遅延時間(Tdelay)とを用いて、かかる送信タイミング情報(「Timestamp」及び「Sub_frame position」)を算出するように構成されていてもよい。
GTP-Uヘッダ付与部207は、eNB(102)に対して送信タイミング情報を通知することができるように、算出した「Timestamp」及び「Sub_frame position」をGTP-Uヘッダに挿入する機能を有する。
なお、MBMSデータは、GTP-U(カプセル化プロトコル)によって規定されているパケットによって、MBMS-GWからeNBに対して伝送されるように構成されている。
図3に示すように、本実施形態に係るeNBは、送信タイミング情報取り出し部301と、決定部302とを具備する。
送信タイミング情報取り出し部301は、該当するMBMSデータのGTP-Uヘッダから、送信タイミング情報である「Timestamp」及び「Sub_frame position」を取り出す機能を有する。
決定部302は、「Timestamp(タイムスタンプ情報)」によって指定されているスケジューリング用フレームの開始タイミングに基づいて、MBMSデータを送信すべき無線フレームの送信開始タイミングを決定し、「Sub_frame position(フレーム内位置情報)」によって指定されている当該特定のスケジューリング用フレーム内での位置に基づいて、当該MBMSデータを送信すべき無線フレーム内でのサブフレームを決定するように構成されている。
具体的には、決定部302は、無線フレームの送信開始タイミング算出部303と、無線フレーム内のSub_frame position参照部304とを具備する。
無線フレームの送信開始タイミング算出部303は、送信タイミング情報取り出し部301からの「Timestamp」で示すMBMSデータ伝送用の無線フレームの送信開始タイミングを、無線チャネル上で、当該無線フレームの送信開始タイミング後で最も送信開始が早い無線フレームの先頭タイミングに読み替える機能を有する。
無線フレーム内のSub_frame position参照部304は、送信タイミング情報取り出し部301からの「Sub_frame position」に基づき、無線フレームの送信開始タイミング算出部303で決定されるMBMSデータを送信すべき無線チャネル内のサブフレーム位置を特定する機能を有する。(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図4及び図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
第1に、図4を参照して、本実施形態に係るMBMS-GW(101)が、MBMSデータの送信タイミング情報を算出する動作について説明する。
ステップ1において、MBMS-GW(101)は、送信タイミング情報を算出するためのパラメータを設定する。例えば、MBMS-GW(101)は、起動時に、システムパラメータとして、送信タイミング情報を算出するためのパラメータを読み込む。
また、MBMS-GW(101)は、送信タイミング情報を算出するためのパラメータとして、例えば、無線フレームサイズ(TBS)や、MBMSデータ伝送用に割り当てられるサブフレーム数(Nsub_frame)や、eNB(102)とMBMS-GW(101)との間の伝送遅延時間(Tdelay)や、MBMSデータの送信間隔(MTI)等を設定する。
ステップ2において、MBMS-GW(101)は、当該MBMS-GW(101)におけるMBMSデータx(x番目のMBMSデータ)の上位ノードからの到着時刻(Tx(rx))を読み込む。
ステップ3において、MBMS-GW(101)は、MBMSデータx-1(x-1番目のMBMSデータ)の送信完了タイミング(L_timex-1)と、MBMSデータxの到着時刻(Tx(rx))と上述の伝送遅延時間(Tdelay)とを加えた値とを比較する。
MBMSデータx-1の送信完了タイミングが、MBMSデータxの到着時刻(Tx(rx))と上述の伝送遅延時間(Tdelay)とを加えた時刻よりも早い場合、MBMS-GW(101)は、ステップ4に示す式に基づいて、「Timestamp」及び「Sub_frame position」を更新する。
すなわち、ステップ4では、MBMS-GW(101)は、MBMSデータxの「Timestamp」として、MBMSデータxの到着時刻(Tx(rx))と上述の伝送遅延時間(Tdelay)とに基づいて、新規の「Timestamp」を算出し、MBMSデータxの「Sub_frame position」として、「Sub_frame=0」を指定する。
一方、MBMSデータx-1の送信完了タイミングが、MBMSデータxの到着時刻(Tx(rx))と上述の伝送遅延時間(Tdelay)とを加えた時刻よりも遅い場合、ステップ5において、MBMS-GW(101)は、MBMSデータxの「Timestamp」を、MBMSデータx-1の送信完了タイミング(L_timex-1)とし、MBMSデータxの「Sub_frame position」を、MBMSデータxを送信する(L_timex-1)で指定した無線フレーム内の「Sub_frame position」とする。
ステップ6において、MBMS-GW(101)は、「Timestamp」及び「Sub_frame position」を算出した後、MBMSデータxを送信するための送信完了タイミング(L_time)及び送信完了サブフレーム位置(L_Sub_frame)を計算する。
ステップ7において、MBMS-GW(101)は、MBMSデータ用のベアラが設定されているか否かについて判断し、かかるベアラが設定されている期間、上述のステップ1乃至6は、繰り返し実行される。
第2に、図5を参照して、本実施形態に係るeNB(102)が、MBMS-GWから通知された送信タイミング情報に基づいて、MBMSデータを送信する動作について説明する。
ステップ1において、eNB(102)は、MBMS-GW(101)から伝送されたMBMSデータxに付与されている「Timestamp」及び「Sub_frame position」を保存する(例えば、PDCPやRLC)。
ステップ2において、eNB(102)は、MBMSデータxを送信すべき無線チャネル上の無線フレームの送信開始タイミングを、ステップ1で保持したMBMSデータxの「Timestamp」より後で最も送信開始の早い無線フレームの送信開始タイミングと決定する。
例えば、図6に示すように、MBMS-GW(101)によって、MBMSデータxの「Timestamp」として「Timestamp#1」が指定されている場合、eNB(102)は、MBMSデータxを送信すべき無線フレームとして、MBMSデータ伝送用の無線フレーム#Yを指定する。なお、かかる無線チャネル上には、MBMSデータ以外に、共通制御チャネル用制御データ等も時間多重されているものとする。
ステップ3において、eNB(102)は、MBMSデータxを送信すべきサブフレームとして、ステップ1において読み込んだ「Sub_frame position」に基づいて、ステップ2で決定した無線フレーム内におけるサブフレームの中から、「Sub_frame position」によって指定されている位置のサブフレームを指定する。
ステップ4において、eNB(102)は、MBMSデータ用のバッファにおいて送信すべきMBMSデータが存在するか否かについて判定し、存在する場合、ステップ1乃至3までを繰り返し行う。
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本実施形態に係る移動通信システムによれば、MBMS-GW(101)が、eNB(102)における詳細な無線チャネル上の構成を知る必要が無く、送信タイミング情報(「Timestamp」及びと「Sub_frame position」)を算出することができ、また、eNB(102)が、かかる送信タイミング情報に基づいてMBMSデータ伝送用の無線フレームの送信開始タイミングやサブフレーム位置を決定することができるので、MBMSデータ伝送を、簡易かつ効率良く高信頼で実現することができる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係るMBMS-GWの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るeNBの機能ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るMBMS-GWの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るeNBの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムで用いられるスケジューリング用フレームと無線フレームとの関係を示す図である。
符号の説明
101…MBMS-GW
201…絶対時刻参照部
202…パラメータ参照部
203…MBMSデータ到着時刻参照部
204…送信タイミング情報算出部
205…Timestamp算出部
206…Sub_frame position算出部
207…GTP-Uヘッダ付与部
102…eNB
301…送信タイミング情報取り出し部
302…決定部
303…無線フレームの送信開始タイミング算出部
304…無線フレーム内のSub_frame position参照部

Claims (7)

  1. ユーザ共通データ伝送装置と前記ユーザ共通データ伝送装置に接続された複数の無線基地局とを具備し、該ユーザ共通データ伝送装置が該複数の無線基地局を経由して複数の移動局に対してユーザ共通データを伝送する移動通信システムであって、
    前記ユーザ共通データ伝送装置は、
    前記複数の無線基地局が前記複数の移動局に対して前記ユーザ共通データを送信するタイミングを指定するための送信タイミング情報を算出する送信タイミング情報算出部と、
    前記複数の無線基地局に対して前記送信タイミング情報を通知する通知部とを具備し、
    前記無線基地局は、前記ユーザ共通データ伝送装置から指定された前記送信タイミング情報に基づいて、前記ユーザ共通データを前記複数の移動局に対して送信するように構成されていることを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記送信タイミング情報算出部は、一定間隔で繰り返されるスケジューリング用フレームを管理しており、
    前記送信タイミング情報は、特定のスケジューリング用フレームの開始タイミングを指定するタイムスタンプ情報と、該特定のスケジューリング用フレーム内での位置を指定するフレーム内位置情報とによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記送信タイミング情報算出部は、前記無線基地局と前記移動局との間で送信され複数のサブフレームにより構成される無線フレームにおいてユーザ共通データの伝送用に割り当てられているサブフレーム数と、前記無線フレームを構成する1つのサブフレーム内で伝送可能なデータ量と、上位ノードから送信されたユーザ共通データの前記ユーザ共通データ伝送装置への到着時刻と、該ユーザ共通データ伝送装置と前記無線基地局との間の伝送路での伝送遅延時間とを用いて、前記送信タイミング情報を算出するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動通信システム。
  4. 前記ユーザ共通データは、カプセル化プロトコルによって規定されているパケットによって、前記ユーザ共通データ伝送装置から前記無線基地局に対して伝送されるように構成されており、
    前記ユーザ共通データ伝送装置は、前記パケットのヘッダに、前記送信タイミング情報を挿入する付与部を具備することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の移動通信システム。
  5. 前記無線基地局は、
    前記タイムスタンプ情報によって指定されているスケジューリング用フレームの開始タイミングに基づいて、前記ユーザ共通データを送信すべき無線フレームの送信開始タイミングを決定し、前記フレーム内位置情報によって指定されている該特定のスケジューリング用フレーム内での位置に基づいて、前記ユーザ共通データを送信すべき前記無線フレーム内でのサブフレームを決定する決定部を具備することを特徴とする請求項2に記載の移動通信システム。
  6. 複数の無線基地局を経由して複数の移動局に対してユーザ共通データを伝送するユーザ共通データ伝送装置であって、
    前記複数の無線基地局が前記複数の移動局に対して前記ユーザ共通データを送信するタイミングを指定するための送信タイミング情報を算出する送信タイミング情報算出部と、
    前記複数の無線基地局に対して前記送信タイミング情報を通知する通知部とを具備し、
    前記送信タイミング情報算出部は、一定間隔で繰り返されるスケジューリング用フレームを管理しており、
    前記送信タイミング情報は、特定のスケジューリング用フレームの開始タイミングを指定するタイムスタンプ情報と、該特定のスケジューリング用フレーム内での位置を指定するフレーム内位置情報とによって構成されていることを特徴とするユーザ共通データ伝送装置。
  7. ユーザ共通データ伝送装置から伝送されたユーザ共通データを複数の移動局に対して伝送する無線基地局であって、
    前記無線基地局は、前記ユーザ共通データ伝送装置から指定された送信タイミング情報に基づいて、前記ユーザ共通データを前記複数の移動局に対して送信するように構成されており、
    前記送信タイミング情報は、特定のスケジューリング用フレームの開始タイミングを指定するタイムスタンプ情報と、該特定のスケジューリング用フレーム内での位置を指定するフレーム内位置情報とによって構成されており、
    前記無線基地局は、前記タイムスタンプ情報によって指定されているスケジューリング用フレームの開始タイミングに基づいて、前記ユーザ共通データを送信すべき無線フレームの送信開始タイミングを決定し、前記フレーム内位置情報によって指定されている該特定のスケジューリング用フレーム内での位置に基づいて、前記ユーザ共通データを送信すべき前記無線フレーム内でのサブフレームを決定するように構成されていることを特徴とする無線基地局。
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