JP2008218009A - コンセント設置構造及びコンセント設置工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、誰でも容易な作業でコンセントの位置や数を変えることができるコンセント設置構造及びコンセント設置工法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明のコンセント設置構造1は、自身の長手方向に形成されている配線ダクトレール2と、コンセント3の側面に形成され、配線ダクトレール2に摺動可能に係合する係合部7を備えるコンセント3とを備え、配線ダクトレール2は、建物を支持する支柱11の間を渡ると共に建物の内壁10に沿って配されていることを特徴としている。
【選択図】図8
【解決手段】本発明のコンセント設置構造1は、自身の長手方向に形成されている配線ダクトレール2と、コンセント3の側面に形成され、配線ダクトレール2に摺動可能に係合する係合部7を備えるコンセント3とを備え、配線ダクトレール2は、建物を支持する支柱11の間を渡ると共に建物の内壁10に沿って配されていることを特徴としている。
【選択図】図8
Description
本発明は、電気系又は通信系のコンセントを壁面に設置する技術に関する。
近年、情報通信分野、映像機器分野、家電分野の著しい発達に伴い一般家庭における家電製品の割合が増えてきている。例えば、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、大型テレビ、DVD/ハードディスクプレーヤー、空気清浄機等、何れも一家に一台という割合で普及しているものが多い。
一般家庭における家電製品の割合が増えるにつれて、最近の建物(例えば戸建て住宅やマンション等)には、一部屋の壁毎に一つの電気コンセント(以下、コンセントと称す)が設置されている。コンセントは、箱状の本体と、レセプタクル取付板と、枠体と長方形状の蓋体とレセプタクルとから構成されている。レセプタクルはその前面近辺をレセプタクル取付板に保持され、組み立てられたときに本体内に配置されることになる。
このようなコンセントを部屋の壁面に設置する手順は、(1)建物の内壁が設置されていない時点で建物の外壁の内面側に本体を取り付け、(2)内壁が設置される際に本体前面を露出させ開口部を形成し、(3)内壁に壁紙を梁開口部の位置を切り取り、(4)電力供給用の配線をレセプタクルに接続し、このレセプタクルが固定されたレセプタクル取付板を内壁及び壁紙を介してねじ止めする。そして、(5)開口部から露出したレセプタクル取付板に内壁の手前側から枠体をねじ止めし、(6)蓋体を枠体に嵌着する。以上により、蓋体の開口部からレセプタクルに設けられているプラグ差込孔が室内に露出する。
特開平8−308061号公報
上述したように、コンセントの設置には多くの工程を有し、所定の資格を有する者しか行うことができない。コンセントは、プラグの差込口が2つのものが多いため、家電製品が増えプラグの数が増えると、プラグの差込口が複数設けられた電源タップを(時には複数)用いて複数のプラグに対応してきた。
しかしながら、上記電源タップは、一つのタップで使用できる許容電流を超えてしまうことがあり、それを放置することで、配線が高温になり火災の発生の危険性が高くなる。
一方、部屋の作りや家具の配置によっては、コンセントが家具に隠れてしまう場合もある。このような場合は、家具に隠れてしまったコンセントに延長コードを接続し、家電製品の電源を確保していた。
しかし、家具と家電製品との配置関係を変更した際には、延長コードが不要となったり、その延長コードでは長さが足りない等により新たな延長コードが必要になったりする場合もあった。
そこで、本発明は、誰でも容易な作業でコンセントの位置や数を変えることができるコンセント設置構造及びコンセント設置工法を提供することを課題とする。
本発明は上記事項に鑑みてなされたものであり、本発明は、プラグ差込口を有し、建物
の壁に取り付けられるコンセントの設置構造であって、その長手方向に形成されている溝部を有する配線ダクトレールと、コンセントの側面に形成され、溝部に摺動可能に係合する係合部とを備え、係合部と、少なくとも係合部と当接する溝部の内壁は導電性部材により形成され、この導電性部材は前記建物に電力を供給する電線に接続され、配線ダクトレールは、建物の内壁に沿って配されていることを特徴とするコンセント設置構造ことを特徴とする。
の壁に取り付けられるコンセントの設置構造であって、その長手方向に形成されている溝部を有する配線ダクトレールと、コンセントの側面に形成され、溝部に摺動可能に係合する係合部とを備え、係合部と、少なくとも係合部と当接する溝部の内壁は導電性部材により形成され、この導電性部材は前記建物に電力を供給する電線に接続され、配線ダクトレールは、建物の内壁に沿って配されていることを特徴とするコンセント設置構造ことを特徴とする。
本発明に係る配線ダクトレールは、建物を支持している複数の支柱を繋ぐように内壁に沿って配されている。つまり、配線ダクトレールは内壁を横切って配されている。
さらに、この配線ダクトレールには、コンセントを取り付けることができる。コンセントには、配線ダクトレールの溝部と係合する係合部が設けられている。この係合部は、溝部の形状に合わせて凸状のものや溝状のものとすることができる。この係合部は、配線ダクトレールの溝部に沿ってスライド可能な状態で取り付けられる。
このような構造により、配線ダクトレールに沿ってコンセントを自在にスライドさせることができる。すなわち、本発明によれば、コンセントの位置を誰でも容易に変えることができる。これにより、引っ越しや模様替え等に伴い家具の位置を移動させた時などにおいて、延長コードを用いたり家具の位置を変えたりすることなく、コンセントを使用環境に合わせて移動させることができる。
さらに、本発明によれば、配線ダクトレールを建物の内壁に沿って配するため、建物の建築時においてコンセントやコンセントボックスを設置する作業や手間を省略することができる。これにより、建物の建築工期を短縮することに繋がる。
また、本発明の構造は、配線ダクトレールに取り付けられたコンセントが配されている箇所を除いて、溝部の開口を覆うレールカバーを更に備えることが好ましい。
これは、溝部内は導電性部材が設けられているため、外部からの接触を防ぎ、また埃やゴミがたまることによる発火を防ぐためである。
さらに、本発明に係る内壁は、前記配線ダクトレールが配されている箇所を除いて、溝部の開口と内壁の表面とは面一を成していることを特内壁は、配線ダクトレール分を間引いて配され、溝部の開口と内壁の表面とは面一を成すように配してもよい。
配線ダクトレールの開口と内壁の表面とが面一となることにより、コンセントを取り付けていない状態においても、配線ダクトレールが内装の美観を損ねることがなくなる。さらには、配線ダクトレールが内壁の表面から出っ張っていないため、室内における安全性や家具の移動のし易さも通常の壁と同様に維持することができる。
また、本発明に係る建物の支柱間には所定の間隔を空けて間柱が配置されていることもあり、この間柱には切り欠き部が設けられ、この切り欠き部内に前記配線ダクトレールが嵌め込まれる構造とすることもできる。
この場合、間柱に配線ダクトレールを嵌め込むための切り欠きが設けられていることにより、配線ダクトレールは間柱によって保持される。これにより、配線ダクトレールの取り付け状態の維持が良好となる。
さらに、間柱に設けられた切り欠き部に配線ダクトレールが嵌め込まれることにより、間柱上にもコンセントを配置することができることになる。これに伴い、コンセントの配
置の自由度が向上する。
置の自由度が向上する。
また、本発明に係る配線ダクトレールは複数並設され、そのうちの少なくとも一つの配線ダクトレールは、通信用配線と接続している構成とすることもできる。通信用配線としては、テレビのアンテナケーブル(同軸ケーブル)や、光ファイバーケーブル,モジュラーケーブル,LANケーブル等の弱電流電線を例示できる。尚、本発明に係る電線は電力線のことであり、IVケーブルやVVFケーブル等も含んでいる。
また、複数の配線ダクトレールは、供給電圧の異なる電線とそれぞれ接続する構成としてもよい。これにより、複数種類の電圧のコンセントを誰でも容易に開設することができる。
例えば、ホテルや旅館等に、110ボルト(又は120〜250ボルト)の電線と接続した配線ダクトレールと、100ボルトの電線と接続した配線ダクトレールとを設ける。そして、各々の配線ダクトレールには、それぞれの電圧の規格にあったコンセントを取り付ける。これにより、外国製の家電製品の電圧をトランスにより変換せずに使用することができるようになる。
さらに、本発明に係る配線ダクトレールは幅木として用いることもできる。幅木とは、内壁の床に接する部分に張る横板のことである。本発明に係る配線ダクトレールは、幅木と同様に、内壁の横方向に配されている。つまり、本発明に係る配線ダクトレールと幅木とは内壁における取り付け方向が同じであるためそれらの構成を一つにすることができる。
これにより、建物の建築に伴う電気配線工事と幅木の取り付け作業とを同時に行うことができ、建物の建築に伴う作業を軽減させることができる。
また、本発明は、プラグ差込口を有し、建物の内壁に取り付けられるコンセントの設置工法であって、その長手に向かって形成されている溝部を有する配線ダクトレールを、内壁に沿って配するステップと、溝部の内壁に設けられた導電性部材に、建物に電力を供給する電線を接続するステップと、コンセントの本体の側面に設けられた、溝部に摺動可能に係合する、導電性部材により形成されている係合部を溝部に係合させ、コンセントを配線ダクトレールに取り付けるステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、誰でも容易な作業によりコンセントの位置や数を変えることができる。
以下、本実施形態におけるコンセント設置構造及びコンセント設置工法について図面を参照し詳説する。
図1に示すように、本実施形態におけるコンセント設置構造1は、配線ダクトレール2と、この配線ダクトレール2に取り付けられるコンセント3と、配線ダクトレール2のレール部分を覆うレールカバー4とを備えている。
図2、3に示すように、配線ダクトレール2は、断面形状がC型細長い部材であり、互いに向かい合う第一面板2aと第二面板2bと、第一面板2aと第二面板2bとの長手の端部を繋ぐ第三面板2cとを有している。つまり、第三面板2cと対向する面は開口部(溝部)Tとなっている。さらに、配線ダクトレール2は、第一面板2aの開口縁から第二
面板2b側に向かう第四面板2dと、第二面板2bの開口縁から第一面板2a側に向かう第五面板2eとを有している。尚、第四面板2dと第五面板2eとの間は離間し開口部Tを形成している。
面板2b側に向かう第四面板2dと、第二面板2bの開口縁から第一面板2a側に向かう第五面板2eとを有している。尚、第四面板2dと第五面板2eとの間は離間し開口部Tを形成している。
さらに、第一面板2aと第二面板2bとの内側には、線状導体6a,6bを保持する部分の断面形状がC型で長手方向に連続して開口しているレール5a,5bが固定されている。レール5a,5bの開口は二股に分かれており、レール5a,5bは、二股に分かれた側が対向するように第一面板2a,第二面板2bのそれぞれに取り付けられている。そして、レール5a,5bの二股に分かれた部分の内部に線状導体(導電性部材)6a,6bが配されている。
また、図4、5に示すように、コンセント3は、電気プラグを差し込む差込口3aを有しているレセプタクル3bと、レセプタクル3bを前面に取り付ける箱状のコンセント本体3cと、コンセント本体3cの背面に設けられコンセント3を配線ダクトレール2に取り付けるための係合部7とを有している。
また、係合部7は、コンセント本体3cの背面から突出した軸部7aと、軸部7aの先端に設けられ、コンセント本体3cの背面と対向する係合面板7bとから構成されている。尚、係合面板7bの面板部分は第四面板2dと第五面板2eとの離間距離よりもやや大きく形成されている。
さらに、軸部7aの先端付近と、係合面板7bは、導電性部材により形成されている。この軸部7aと係合面板7bとが、配線ダクトレール2の線状導体6a,6bと係合する。係合面板7bがレール5a,5bの開口から内部に差し込まれて嵌め込まれることで、レール5a,5b内部に設けられている線状導体6a,6bと係合面板7bとが接触する。係合面板7bはレール5a,5bの開口内部に収まっており、保持された状態となるが、万が一レール5a,5bから脱落した場合であっても、配線ダクトレール2の第四面板2dと第五面板2eとにより、配線ダクトレール2の開口部Tから脱落しないように阻止される。
また、図6、7に示すように、レールカバー4は、互いに向かい合い、図2,3に示す配線ダクトレール2の第四面板2dと第五面板2eとの離間部分(開口部T)に沿って挿入される取り付け板8a,8bと、取り付け板8a,8bの長手縁に位置し、取り付け板8a,8b対して垂直に配された被覆板8cとから構成されている。被覆板8cは、配線ダクトレール2の長手方向に延びた開口を覆うため帯状の部材である。
さらに、取り付け板8aと取り付け板8bとの離間間隔は、配線ダクトレール2の第四面板2dと第五面板2eとの離間部分(開口部T)の間隔(第四面板2dと第五面板2eとの離間距離)と同じか又はそれよりも若干広めに形成されている。加えて、被覆板8cが設けられている側と反対側の取り付け板8a,8bの縁部9a,9b側は、互いに向かい合う方向に緩い傾斜を有している。この傾斜により、取り付け板8a,8bの縁部9aと縁部9bとの離間距離は、配線ダクトレール2の第四面板2dと第五面板2eとの離間距離よりも狭くなるため、縁部9a,9bは開口部Tに挿入しやすくなる。
また、レールカバー4は弾性且つ絶縁性の部材(例えば、樹脂やゴム等)により形成されている。弾性部材により形成されていることにより、レールカバー4を配線ダクトレール2の第四面板2dと第五面板2eとの離間部分(開口部T)に取り付ける際、取り付け板8aと取り付け板8bとを互いに寄せ合う方向に力を加え、取り付け板8a,8bを撓らせることができる。その状態で、取り付け板8a,8bを開口部Tに挿入し、内部に挿入された時点で取り付け板8a,8bに加えていた力を解除すると取り付け板8a,8b
はダクトレール2内で元の形状に戻る。上述したように、取り付け板8aと取り付け板8bとの離間距離は、第四面板2dと第五面板2eとの開口部Tの離間距離(第四面板2dと第五面板2eとの離間距離)と同じか又は若干広めとなっているため、取り付け板8a,8bに加えていた力を解除すると、取り付け板8a,8bは第四面板2d,第五面板2eと当接し、第四面板2dと第五面板2eとの開口部Tに嵌合された状態となる。これにより、レールカバー4がダクトレール2に挿着される。
はダクトレール2内で元の形状に戻る。上述したように、取り付け板8aと取り付け板8bとの離間距離は、第四面板2dと第五面板2eとの開口部Tの離間距離(第四面板2dと第五面板2eとの離間距離)と同じか又は若干広めとなっているため、取り付け板8a,8bに加えていた力を解除すると、取り付け板8a,8bは第四面板2d,第五面板2eと当接し、第四面板2dと第五面板2eとの開口部Tに嵌合された状態となる。これにより、レールカバー4がダクトレール2に挿着される。
また、レールカバー4が絶縁性の部材により形成されていることにより、万一レールカバー4が配線ダクトレール2内の線状導体6a,6bに触れてしまっている場合であっても、外部に漏電又は感電することがなくなる。
以上が、本実施形態のコンセント設置構造の詳細である。
以上が、本実施形態のコンセント設置構造の詳細である。
次に、コンセント設置工法について詳説する。尚、本実施形態では、図8に示すように、2本の配線ダクトレール(配線ダクトレール2、配線ダクトレール20)が並設されるものとして説明する。配線ダクトレール20の構造は、配線ダクトレール2と同じであるため、その構成には配線ダクトレール2と同じ符号を付して説明を簡略化する。
また、本実施形態では、配線ダクトレール2は電線(電力線)と接続し、配線ダクトレール20は光ケーブルや電話線等の通信線として説明する。
本実施形態のコンセント設置構造1は、図8に示すように、配線ダクトレール2,20が、建物の骨格となる支柱11及び支柱11から所定間隔を空けて設けられている間柱12に対して直角に交差して配される。尚、本実施形態の配線ダクトレール2,20は、内壁10が床13に接する部分に設けられている幅木14よりも上に配される。
まず、図9に示すように、配線ダクトレール2の部分を間引いて、配線ダクトレール2の上下に内壁10を設置する。つまり、内壁10に配線ダクトレール2を収容可能なように内壁10を切り欠く。尚、内壁10は、建物の伸縮を吸収するため、配線ダクトレール2の上方に位置する内壁10の下端が、配線ダクトレール2の上端と当接しない程度に離れた位置に配されるように内壁10を設置する。
次に、配線ダクトレール2,20を支柱11及び間柱12の前面にビス15によって所定の高さ位置に固定する。このとき、配線ダクトレール2が内壁10の表面からあまりにも突出してしまう場合は、支柱11及び間柱12の配線ダクトレール2が取り付けられる部分を切り欠いて配線ダクトレール2を上下から保持するようにする。
このように、支柱11及び間柱12に切り欠きを設けることにより、内壁10の表面と配線ダクトレール2の表面を面一にすることができる。これにより、配線ダクトレール2,20が出っ張り、外観を損ねたり、邪魔になったりすることがなくなる。尚、内壁10の表面からコンセント3を突出させないようにするには、支柱11及び間柱12の切り欠き部分の深さをコンセント3の高さ分深くして調整することで実現できる。
また、配線ダクトレール2,20が固定された後、配線ダクトレール2(詳細には線状導体6a,6b)に電線(電力線)を接続し、配線ダクトレール20に通信線を接続する。
そして、それぞれの配線ダクトレールに対応する種類のコンセント3,30を配線ダクトレール2,20に取り付ける。配線ダクトレール2に取り付けられるコンセント3は、電気プラグの差込口を有するコンセントであり、配線ダクトレール20に取り付けられるコンセント30は、テレビのアンテナを接続する口を有するコンセントであるとする。
さらに、コンセント3,30の背面に設けられている係合部7を配線ダクトレール2,20の第四面板2dと第五面板2eとの開口部Tから差し込み、レール5a,5bの二股部分に挿入し嵌め込む。これによって、コンセント3,30が配線ダクトレール2,20に取り付けられる。
最後に、コンセント3,30の部分を除いた配線ダクトレール2,20の前面(第四面板2d及び第五面板2eが配されている面)に、レールカバー4を取り付ける。これにより、配線ダクトレール2内部にゴミや異物が入ったり、人が誤って線状導体6a,6bに触れてしまったりする事故を防ぐことができる。
以上の工程を経て配線ダクトレール2,20が設置される。
以上の工程を経て配線ダクトレール2,20が設置される。
このように、配線ダクトレール2,20が内壁10の下側に沿って設けられていることにより、図10に示すように、室内における家具16の移動に伴い、コンセント3,30を配線ダクトレール2,20に沿って誰でも容易に移動させることができる。これにより、引っ越しや模様替えにより家具16や家電製品17の裏にコンセント3,30が配されることを回避することができる。それに伴い、本実施形態の新しいコンセントを取り付ける専門的な工事が不要になる。
また、本実施形態のコンセント設置構造1によれば、コンセント3,30を配線ダクトレール2,20にコンセント3,30の係合部7を取り付けるだけでコンセントの設置を行うことができる。そのため、家電製品が増えて急遽新たなコンセントが必要になった場合であっても、専門的なコンセント増設工事を行わずとも誰でも容易にコンセントの増設を行うことができる。
尚、本実施形態のコンセント設置構造及び設置工法は、間柱を備えた建物の内壁に配線ダクトレールを取り付けるとして説明したが、配線ダクトレールを支持できる構成の部材であれば間柱に限らない。
<その他の実施態様>
また、本実施形態のコンセント設置構造1は、配線ダクトレールを幅木として利用する態様とすることができる。尚、本態様のコンセント設置構に関する構成は、上記した本実施形態のコンセント設置構造と同じであるため、上記実施形態と同符号を付すことにより説明を簡略化する。
また、本実施形態のコンセント設置構造1は、配線ダクトレールを幅木として利用する態様とすることができる。尚、本態様のコンセント設置構に関する構成は、上記した本実施形態のコンセント設置構造と同じであるため、上記実施形態と同符号を付すことにより説明を簡略化する。
図11に示すように、本態様における配線ダクトレール2は、幅木が設けられるべき場所(内壁10が床13と接する部分)に設けられている。図12に示すように、配線ダクトレール2は、支柱11及び間柱12の前面にビス15にて固定される。配線ダクトレール2が固定された後は、上記同様にコンセント3、レールカバー4を取り付ける。レールカバー4は、配線ダクトレール2内部に異物が混入することを防ぐだけでなく、幅木としての役割(内壁が蹴られたり、家具16や家電製品17の移動により傷つくことを防ぐという役割)を果たす。
このように、本実施形態の配線ダクトレール2を幅木の代用とすることにより、コンセントの設置工事と幅木の設置作業とを一つの作業にすることができ、内装工事の作業を少なくすることができる。
尚、本態様では、1本の配線ダクトレールを用いたが、上記した本実施形態のように複数の配線ダクトレールを並設させて幅木の代用とすることもできる。
1 コンセント設置構造
2,20 配線ダクトレール
2a 第一面板
2b 第二面板
2c 第三面板
2d 第四面板
2e 第五面板
3 コンセント
3a 差込口
3b レセプタクル
3c コンセント本体
4 レールカバー
5a,5b レール
6a,6b 線状導体(導電性部材)
7 係合部
7a 軸部
7b 係合面板
8a,8b 取り付け板
8c 被覆板
9a,9b 縁部
10 内壁
11 支柱
12 間柱
13 床
14 幅木
15 ビス
16 家具
17 家電製品
T 開口部(第四面板と第五面板との離間部分,溝部)
2,20 配線ダクトレール
2a 第一面板
2b 第二面板
2c 第三面板
2d 第四面板
2e 第五面板
3 コンセント
3a 差込口
3b レセプタクル
3c コンセント本体
4 レールカバー
5a,5b レール
6a,6b 線状導体(導電性部材)
7 係合部
7a 軸部
7b 係合面板
8a,8b 取り付け板
8c 被覆板
9a,9b 縁部
10 内壁
11 支柱
12 間柱
13 床
14 幅木
15 ビス
16 家具
17 家電製品
T 開口部(第四面板と第五面板との離間部分,溝部)
Claims (7)
- プラグ差込口を有し、建物の壁に取り付けられるコンセントの設置構造であって、
その長手方向に形成されている溝部を有する配線ダクトレールと、
前記コンセントの側面に形成され、前記溝部に摺動可能に係合する係合部とを備え、
前記係合部と、少なくとも前記係合部と当接する前記溝部の内壁は導電性部材により形成され、この導電性部材は前記建物に電力を供給する電線に接続され、
前記配線ダクトレールは、前記建物の内壁に沿って配されていることを特徴とするコンセント設置構造。 - 前記配線ダクトレールに取り付けられた前記コンセントが配されている箇所を除いて、前記溝部の開口を覆うレールカバーを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のコンセント設置構造。
- 前記壁部材は、前記配線ダクトレールが配されている箇所を除いて、前記溝部の開口と前記壁部材の表面とは面一を成していることを特徴とする請求項1又は2に記載のコンセント設置構造。
- 前記建物の支柱間には所定の間隔を空けて間柱が配置されており、この間柱には切り欠き部が設けられ、この切り欠き部内に前記配線ダクトレールが嵌め込まれることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のコンセント設置構造。
- 前記配線ダクトレールは複数並設され、
そのうちの少なくとも一つの配線ダクトレールは、通信用配線と接続していることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のコンセント設置構造。 - 前記配線ダクトレールを幅木として用いることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のコンセント設置構造。
- プラグ差込口を有し、建物の内壁に取り付けられるコンセントの設置工法であって、
その長手に向かって形成されている溝部を有する配線ダクトレールを、前記内壁に沿って配するステップと、
前記溝部の内壁に設けられた導電性部材に、前記建物に電力を供給する電線を接続するステップと、
前記コンセントの本体の側面に設けられた、前記溝部に摺動可能に係合する、導電性部材により形成されている係合部を前記溝部に係合させ、前記コンセントを前記配線ダクトレールに取り付けるステップと、を含むことを特徴とするコンセント設置工法。
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---|---|
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