JP2008217135A - 情報管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リソースを適切に分配し、複数のDHTを管理する情報管理装置を得ること。
【解決手段】本発明にかかる情報管理装置は、ピアツーピアネットワークにおいて、自身に接続するユーザ端末の呼制御に必要であり、かつ所定条件に基づいてグループ化されたユーザ情報を、他の装置との間で分散管理するために、リソースを分割して複数のリソースブロックを生成し、その使用状況を管理するリソース管理部(122)と、グループ毎に個別にリソースブロックを割り当てて、いずれか一つのグループのユーザ情報を管理するピア、を複数個生成可能なピア制御部(121)と、各ピアに分散されるユーザ情報を管理するユーザ情報管理部(124)と、ピア制御部(121)が生成した各ピアが管理するユーザ情報と同じグループに属するユーザ情報を管理しかつ他の情報管理装置内に生成されたピアに関する情報を管理するピア情報管理部(123)と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットワークを介して行う情報共有技術に関するものであり、特に、P2Pネットワークを構成する各装置のリソースに応じて、各装置がネットワーク情報を分散管理する情報管理技術に関するものである。
近年、通信オペレータ各社がコアネットワークのオールIP化を表明し、音声・映像・データサービスを共通の枠組みで提供するためのサービスプラットフォームとしてIP Multimedia Subsystem(IMS)やMultimedia Domain(MMD)を構築することによって、固定系と移動系を融合するFixed Mobile Convergence(FMC)が注目されている。IMSやMMDなどのサービスプラットフォームでは、下記非特許文献1において規定されたSession Initiation Protocol(SIP)を呼の制御に採用しており、SIPによって電話転送などの電話に対する拡張機能やプレゼンス、インスタントメッセージ、モビリティ制御などを統一的に扱うことができる。これらの機能を支えるためのSIPエンティティとしてSIPサーバがあるが、最近ではSIPサーバへの負荷の集中などを原因とするトラブルが発生している(下記非特許文献2参照)。
一方、大規模分散環境においてデータを効率的に配置、発見するためのメカニズムとしてピアツーピア(P2P)によって情報をネットワーク中に分散する分散ハッシュテーブル(DHT:Distributed Hash Table)が注目を集めている。このDHTは、以下の特徴を持つ。
・情報はシステムに参加しているノード群で分散管理されている。
・各ノードは一意のIDと関連付けられる。
・各ノードは容易にDHTネットワークへ参加、離脱が可能である。
・ネットワークに属する任意の二つのノード間で通信が可能である。
・任意のノードに対して、比較的少ないホップ数でたどり着くことができる。
・リンク先となれるノードにトポロジ的制約がある。
また、各ノードは以下の機能を持つ。
・ノードのDHTネットワークへの参加。
・ノードのDHTネットワークからの離脱。
・ノードへの情報の登録。
・ノードに登録された情報の取得。
・他ノードの要求に応じたルーティング機能。
・任意のノードとの直接通信。
・DHTネットワークを安定的に維持するための機能。
ここで、下記非特許文献3に記載されたChordなどの多くのDHTアルゴリズムでは、N個のホストからなるシステムにおいて、“O(logN)”のホストにメッセージを送るだけで目的のデータを発見することができる。ChordをDHTアルゴリズムに用いるSAMP(下記非特許文献4参照)では、SIP端末のSIP−URIをDHTによって複数のSIPサーバに分散する方法が提案されている。また、P2PSIP(下記非特許文献5参照)では、SAMP同様にSIP−URIをDHTによって分散する方法が提案され、さらに、端末が送出するSIPメッセージのヘッダ部分にP2Pのリンク情報を付加することでDHTのメンテナンスを行う方法が提案されている。なお、下記特許文献1においては、DHTによって端末のプレゼンスやグループ情報を格納する方法が開示されている。
特開2006−244223号公報 J.Rosenberg,et al,"SIP:Session Initiation Protocol",IETF RFC 3261,2002. "IP電話のここが危ない",日経NETWORK 2006年12月号,pp.22-35,日経BP社,2006. I.Stoica,R.Morris,D.Karger,M.F.Kaashoek,H.Balakrishnan,"Chord:A Scalable Peer-to-peer Lookup Service for Internet Applications",ACM SIGCOMM 2001,pp.149-160,Aug.2001. S.Pack,K.Park,Y.Choi,"SAMP:Scalable Application-Layer Mobility Protocol",IEEE Communications Magazine,Vol.44,No.6,pp.86-92,Jun.2006. D.Bryan,B.Lowekamp,C.Jennings,"A P2P Approach to SIP Registration and Resource Location",IETF Internet Draft,draft-bryan-sipping-p2p-03.txt,Oct.2006.
上述したように、上記非特許文献4および5においては、SIP−URIをDHTによって分散する方法が開示されている。しかしながら、上記非特許文献4には、SIPサーバ間のルーティングやメッセージについての記載がされていない。また、上記非特許文献5に記載の技術では、SIP端末がDHTを持つことを前提としており、モバイル端末を想定した場合、P2Pネットワークへの加入・離脱といった制御メッセージが大量に発生し、またモバイル端末は遅延変動が大きいことが予想される。そのため、DHTを持つノードはできるだけ静的であることが望まれている。
また、今後、家庭のホームゲートウェイや企業内の小型基地局の設置が進み、これらのノードがイントラネット/インターネットを経由して相互に接続する環境においては、ホームゲートウェイや小型基地局の一つの機能として、DHTによって分散されたSIPサーバの一部の機能を搭載することも可能になると考えられる。その際、家庭や企業内で利用されSIPを呼制御に用いるアプリケーションや組織などを単位としたグループが形成されると予想されるため、一つのノード下では複数のグループが同時に存在する。したがって、多くのグループを制御するために、各ノードが自身のリソースを適切に分配し同時に複数のDHTを管理する機能の実現が望まれている。なお、上記特許文献1では、DHTによって端末のプレゼンスやグループ情報を格納する方法が示されているが、離脱中のメッセージの取り扱いに注力された記載内容であり、複数のグループ情報の管理については示されていない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、P2Pネットワークにおいて、各ノードが自身のリソースを適切に分配し、複数のDHT(分散ハッシュテーブル)を管理する機能を提供する情報管理装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ピアツーピアネットワークにおいて、自身に接続するユーザ端末の呼制御に必要であり、かつ所定条件に基づいてグループ化されたユーザ情報を、他の装置との間で分散管理する情報管理装置であって、リソースを分割して複数のリソースブロックを生成し、その使用状況を管理するリソース管理手段と、前記グループ毎に個別に前記リソースブロックを割り当てて、いずれか一つのグループのユーザ情報をテーブル化して管理するピア、を複数個生成可能なピア制御手段と、各ピアに分散されるユーザ情報を管理するユーザ情報管理手段と、前記ピア制御手段が生成した各ピアが管理するユーザ情報と同じグループに属するユーザ情報を管理しかつ他の情報管理装置内に生成されたピアに関する情報を含んだピア情報を管理するピア情報管理手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、各装置は、自身のリソースに応じて提供可能な仮想ノード(Peer)の数(リソース分割数)を決定して複数の仮想ノードを生成し、各仮想ノードがグループ情報を個別に管理することとしたので、装置単位で、複数のユーザ情報を同時に管理することができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる情報管理装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
ここで、以下の実施の形態の説明において用いる用語について定義する。
「P2P制御装置」:P2Pネットワークを構成するノードを示す。これは、ホームゲートウェイや基地局などを想定するが、PCなどでも実現可能である。
「Peer」:P2P制御装置のもつリソースに応じて一つのP2P制御装置内に仮想的に作られる複数のノード。それぞれが独立したPeer(ピア)として働く。
「Peer−ID」:全ハッシュ空間上で一意なピアの識別子。ピアのIPアドレスとピア内のリソース識別番号を組み合わせた値をハッシュ関数(たとえばSHA−1)を用いて生成されたハッシュ値を指す。
「ユーザ端末装置」:SIPアプリケーションなどを利用する端末およびアプリケーション。
「User−ID」:全ハッシュ空間上で一意なUser(ユーザ)の識別子。
「Group」:DHTを単位として作られるグループ。グループ情報は、一つまたは複数のPeerにより管理(分散管理)される。各ピアは、グループの情報を分散ハッシュテーブル(DHT)によって分散管理する。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる情報管理装置を含んだ分散型コミュニケーションシステムの基本構成例を示す図である。この分散型コミュニケーションシステムは、情報管理装置に相当するP2P制御装置110〜170と、ユーザ端末装置210および220と、により構成される。なお、後述する他の実施の形態において説明する分散型コミュニケーションシステムの基本構成例も同様である。
図1に示したように、P2P制御装置110、120および150はグループ#Aを形成する。同様に、P2P制御装置120、130および140がグループ#Bを形成し、P2P制御装置150、160および170がグループ#Cを形成する。すなわち、P2P制御装置120は、グループ#Aとグループ#Bの二つのグループに参加し、P2P制御装置150は、グループ#Aとグループ#Cの二つのグループに参加する。また、ユーザ端末装置210および220は、P2P制御装置に接続し音声通話などのアプリケーションを利用する機能を有する。
図2は、各P2P制御装置の構成例を示す図であり、P2P制御装置は、Peer制御部121と、リソース管理部122と、Peer情報管理部123と、User情報管理部124と、により構成される。
図3は、P2P制御装置120が管理するリソース情報の一例を示す図である。なお、このリソース情報は、リソース管理部122により管理(保持)される。また、他のP2P制御装置も同様のリソース情報を管理している。
図4,図5は、それぞれ、P2P制御装置120が管理するPeer情報(ピア情報)の一例,User情報(ユーザ情報)の一例を示す図である。なお、Peer情報は、Peer情報管理部123により管理され、User情報は、User情報管理部124により管理される。また、他のP2P制御装置も同様の情報を管理している。
つづいて、本実施の形態の動作について、動作の詳細を示したフローチャートである図6〜図14を用いて説明する。
P2P制御装置120のリソース管理部122は、電源投入時など、装置が起動すると、図6に示したメイン処理を開始し、まず、自装置の備えるCPUパワーやRAM容量、通信帯域幅などのリソースに応じて、例えば、f(CPUパワー,RAM容量,通信帯域幅)などの関数を用いて、自装置で提供可能な仮想ノード数、すなわちリソース分割数Nを決定し、自装置のリソースをN個に仮想的に分割する(ステップS101)。なお、CPUパワー,RAM容量,通信帯域幅を全て使用する場合に限定するものではない。たとえば、これらの中の少なくとも一つを使用するなどとしてもよい。
ステップS101のリソース分割処理が終了すると、P2P制御装置120のPeer制御部121は、P2P制御装置120の配下に位置しているユーザ端末装置からのメッセージを受信したかどうかを確認する(ステップS102)。確認の結果、ユーザ端末装置からメッセージを受信した場合(ステップS102,Yes)、図7に示したUserメッセージ解析処理を開始する(ステップS110)。ここでは、特定のIP電話ソフトウェアなどのソフトウェアを単位としたグループグループ#Aに所属するユーザ端末装置210(ユーザAとする)からメッセージを受信した場合について動作説明を行う。
図7に示したUserメッセージ解析処理において、P2P制御装置120のPeer制御部121は、メッセージ内容が「User登録要求」、例えばRFC3261で規定されるSIPのREGISTERメッセージのようなUser登録要求メッセージであるかどうかを判定し(ステップS111)、User登録要求を受信したと判定した場合(ステップS111,Yes)、図9に示したUser登録要求メッセージ受信処理を開始する(ステップS150)。なお、ステップS111において受信したメッセージがUser登録要求ではないと判断し(ステップS111,No)、さらにメッセージ内容がUser削除要求であると判断した場合(ステップS113,Yes)に実行するUser削除要求メッセージ受信処理については、後述する他の実施の形態において説明する。
図9に示したUser登録要求メッセージ受信処理において、Peer制御部121は、ユーザAから受信したUser登録要求メッセージに含まれるGroup−ID、すなわちグループ#Aに対応するPeer(ピア)が自装置(P2P制御装置120)内にすでに生成されているかを確認し(ステップS151)、生成されていなければ(ステップS151,No)、図10に示したPeer生成処理を開始する(ステップS210)。
図10に示したPeer生成処理では、先にリソース管理部122が仮想的に分割したN個のリソースから空きリソースを検索し(ステップS211)、空きリソースが存在すれば、その一部を割り当てる(ステップS212)。このステップS212でリソースを割り当てて生成するピアをピアAと呼ぶ。その後、Peer制御部121がグループ#Aに対応するP2PネットワークへピアAのPeer登録処理(図11参照)を開始する(ステップS230)。
ここで、本実施の形態における動作例ではP2Pネットワークを構築するアルゴリズムとして、Chordを用い、各P2P制御装置が管理するピア情報とユーザ情報の範囲は決まっているものとして説明する。
図11に示したPeer登録処理では、まず、例えばHash(IP−Address−of−Peer_A,Resource−ID)などのハッシュ関数を用いて、ピアAのピアID、すなわちPeer−ID_Aを生成する(ステップS231)。つぎに、あらかじめ決められた初期接続ノード(ここではP2P制御装置110とする)に対してPeer−ID_Aを含むPeer登録要求メッセージを送信する(ステップS232)。ここで、Peer登録要求メッセージの送信先となる初期接続ノードは、ユーザ端末装置を収容可能なP2P制御装置の一つである場合もあるし、図示していないユーザ端末装置を収容不可能な装置の場合もある。なお、ステップS211において空きリソースが存在しないと判断した場合(ステップS211,No)に実行するリソース再配置処理については、後述する他の実施の形態において説明する。
Peer登録要求メッセージを受信したP2P制御装置110において、Peer制御部121は、図13に示したPeer登録要求メッセージ受信処理を開始する(ステップS190)。Peer登録要求メッセージ受信処理では、受信メッセージであるP2P制御装置120からのPeer登録要求メッセージに含まれるグループIDおよびピアIDを解析し、自装置のPeer情報管理部123に登録可能なIDか、すなわち自装置が管理するピア情報(図4参照)の責任範囲に含まれるピアIDかどうかを判定する(ステップS191)。
ステップS191において登録可能と判断した場合(ステップS191,Yes)、P2P制御装置110のPeer制御部121は、該当するピア(ここでは仮にピアBとする)の管理するピア情報へ登録し(ステップS192)、登録完了をあらわすPeer−OKメッセージおよびP2Pネットワーク構築に必要なピア情報とユーザ情報をコンテキスト転送として送信し(ステップS193)、Peer登録要求メッセージ受信処理を終了する。
一方、ステップS191において登録不可能なピアIDと判断した場合、すなわち他のP2P制御装置の備えるピア情報に登録されるべきと判断した場合、受信したピアIDに最も近いピア(ピアIDが最も近いピア)を自装置のピア情報から検索する(ステップS194)。そして、検索の結果得られたピア情報を転送先ピア情報としてPeer登録要求メッセージの送信元(P2P制御装置120)へ通知し(ステップS195)、Peer登録要求メッセージ受信処理を終了する。
P2P制御装置120は、上記ステップS232において送信したPeer登録要求メッセージの応答としてPeer−OKメッセージおよびコンテキスト転送を受信した場合、すなわちピア情報とユーザ情報の転送が行われた場合(ステップS233,Yes)、受信した情報を自装置の管理するPeer情報管理部123およびUser情報管理部124に追加し(ステップS234)、Peer登録処理が終了する。またこれに伴いPeer生成処理(図10参照)も終了する。これに対して、Peer−OKの代わりに転送先ピア情報を受信した場合、P2P制御装置120(Peer制御部121)は、他にPeer登録要求メッセージを送信すべき装置があることから、受信した転送先ピア情報が示す転送先(この例ではP2P制御装置150とする)に対して、再度Peer登録要求メッセージを送信する(ステップS232)。以降、Peer登録要求メッセージの要求元であるP2P制御装置120は、Peer−OKメッセージを受信するまで、この動作を繰り返す。
図9に示したUser登録要求メッセージ受信処理の説明に戻り、Peer生成処理が完了または、グループ#Aに対応するピアが生成済みであった場合(ステップS151,Yes)、図12に示したUser登録処理を開始する(ステップS220)。User登録処理では、例えばHash(SIP−URI−of−User_A)などのハッシュ関数を用いて、最初にユーザAのユーザID、すなわちUser−ID_Aを生成し(ステップS221)、ピア情報(図4参照)の中からUser−ID_Aの登録先として、生成したユーザIDに最も近いピアID(Peer-ID)を持つP2P制御装置を初期接続ノードとして選択する。そして、選択したノード(初期接続ノード)に対してUser−ID_Aを含むUser登録要求メッセージを送信する(ステップS222)。
ステップS222において送信されたUser登録要求メッセージの送信先であるP2P制御装置110においても他のP2P制御装置と同様に、Peer制御部121が、図6に示した処理を継続して実行している。すなわちユーザからメッセージを受信したかどうか(ステップS102)およびピアからメッセージを受信したかどうか(ステップS104)を定期的に監視し、また、グループ削除タイマの監視(ステップS130)、リソース監視(ステップS140)を実行している。
そして、ピアからのメッセージ受信を検出し(ステップS104,Yes)、ピアメッセージ解析処理を実行した結果(ステップS120)、ステップS222において送信されたUser登録要求メッセージを受信したと判断すると、P2P制御装置110のPeer制御部121は、図14に示したUser登録要求メッセージ受信処理を開始する(ステップS170)。
User登録要求メッセージ受信処理では、受信したメッセージに含まれるユーザIDを解析し、自装置のUser情報管理部124に登録可能なIDかどうかを判定する(ステップS171)。ユーザIDが登録可能である場合は、該当するピアの管理するUser情報へ登録する(ステップS172)。そして登録完了を示すUser−OKメッセージを返送し(ステップS173)、User登録要求メッセージ受信処理を終了する。
一方、ステップS171において登録不可能なユーザID、すなわち他のP2P制御装置が備えるUser情報に登録されるべきユーザIDであると判断した場合(ステップS171,No)、受信したユーザIDに最も近いピアIDを自装置のピア情報から検索する(ステップS174)。そして、検索の結果得られたピア情報を転送先ピア情報としてUser登録要求メッセージの送信元(P2P制御装置120)へ通知し(ステップS175)、User登録要求メッセージ受信処理を終了する。
P2P制御装置120は、上記ステップS222において送信したUser登録要求メッセージの応答としてUser−OKメッセージを受信すると(ステップS223,Yes)、そのメッセージをユーザA(ユーザ端末装置210)に転送し(ステップS224)、図12に示したUser登録処理を終了する。これに対して、User−OKメッセージの代わりに転送先ピア情報を受信した場合、Peer制御部120は、他にUser登録要求メッセージを送信すべき装置があることから、受信した転送先ピア情報が示す転送先(この例ではP2P制御装置150)に対して、再度User登録要求メッセージを送信する(ステップS222)。以降、要求元のP2P制御装置120は、User−OKメッセージを受信するまで、この動作を繰り返す。
ユーザ登録処理(図12参照)が完了すると、リソース管理部122は、自装置で管理するグループ#Aのグループ削除タイマをクリアする(ステップS152)。なお、グループ削除タイマの起動条件などについては、後述する実施の形態において説明する。
このように、本実施の形態においては、P2P制御装置は、自身のリソースに応じて自装置で提供可能な仮想ノード(Peer)の数(リソース分割数N)を決定し、各仮想ノードがグループ情報を個別に管理することとした。これにより、P2P制御装置は、複数のユーザ情報を同時に管理することができる。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2について説明する。なお、本実施の形態にかかる分散型コミュニケーションシステムの基本構成およびP2P制御装置の構成は、実施の形態1と同様である。本実施の形態は、上述した実施の形態1と比較して、User登録要求メッセージ受信処理のみが異なる。具体的には、実施の形態1で説明した図9の処理を図15に示した処理に置き換えたものとなる。そのため、ここでは図15に示した処理を中心に説明を行う。
P2P制御装置のPeer制御部121は、図6に示したメイン処理を実行中にユーザ端末装置からメッセージを受信し(ステップS102)、その解析を行った結果、User登録要求メッセージを受信したと判断すると、図15に示したUser登録要求メッセージ受信処理を開始する。
図15に示したUser登録要求メッセージ受信処理では、まずUser登録処理を実行する(ステップS220)。このUser登録処理は、実施の形態1において説明したものと同一(図12参照)であるため説明は省略する。
User登録処理が完了すると、リソース管理部121は、User登録要求メッセージに含まれるグループID、すなわちグループ#Aに対応するピアが自装置内にすでに生成されているかどうかを確認し(ステップS261)、生成されていなかった場合(ステップS261,No)、Peer生成処理を開始する(ステップS210)。このPeer生成処理は、実施の形態1において説明したものと同一(図10参照)であるため説明は省略する。
Peer生成処理が完了または、グループ#Aに対応するピアが生成済みであった場合(ステップS261,Yes)、リソース管理部122は、自装置で管理するグループ#Aのグループ削除タイマをクリアする(ステップS262)。
このように、本実施の形態においては、User登録処理をPeer生成処理よりも先に実行することとした。これにより、ユーザ端末装置に対して登録完了メッセージを低遅延で送信することができる。
実施の形態3.
つづいて、実施の形態3について説明する。上述した実施の形態1および2で示した動作例では、P2P制御装置がUser登録要求メッセージを受信することによって、一つまたは複数のPeer生成処理(図10参照)を行った。しかしながら、P2Pネットワーク全体のコンテキストに対してピアが必要以上に存在することもある。すなわち、たとえばピア数とユーザ数がともに「X」であると1つのピアが管理するコンテキストの数は「1」となり、逆にピア数が「1」でユーザ数が「X」であると1つのピアあたりのユーザ数は「X」となり、いずれの場合も適切に分散されているとはいえない。そこで、本実施の形態では、Peer登録処理において、Peer生成の必要性を判断する処理を追加し、その判断結果に応じてPeerを生成する。なお、本実施の形態にかかる分散型コミュニケーションシステムの基本構成およびP2P制御装置の構成は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態は、上述した実施の形態1と比較して、Peer登録処理およびPeer登録要求メッセージ受信処理が異なる。具体的には、実施の形態1において図11,図13に示した処理を、図16,図17に示した処理に置き換えたものとなる。そのため、ここでは図16,図17に示した処理を中心に説明を行う。
P2P制御装置のPeer制御部121は、図6に示したメイン処理を実行中にユーザ端末装置からメッセージを受信し(ステップS102)、その解析を行った結果、User登録要求メッセージを受信したと判断すると、図9に示したUser登録要求メッセージ受信処理を開始する。
図9に示したUser登録要求メッセージ受信処理においては、Peer制御部121は、ユーザAから受信したUser登録要求メッセージに含まれるGroup−ID、すなわちグループ#Aに対応するPeer(ピア)が自装置(P2P制御装置120)内にすでに生成されているかを確認し(ステップS151)、生成されていなければ(ステップS151,No)、図10に示したPeer生成処理を開始する(ステップS210)。
図10に示したPeer生成処理では、先にリソース管理部122が仮想的に分割したN個のリソースから空きリソースを検索し(ステップS211)、空きリソースが存在すれば、その一部を割り当てる(ステップS212)。このステップS212でリソースを割り当てて生成するピアをピアAと呼ぶ。その後、Peer制御部121がグループ#Aに対応するP2PネットワークへピアAのPeer登録処理(図16参照)を開始する(ステップS230)。
図16に示したPeer登録処理では、例えば、Hash(IP−Address−of−Peer_A+Resource−ID)などのハッシュ関数を用いて、最初にピアAのピアID、すなわちPeer−ID_Aを生成し(ステップS281)、あらかじめ決められた初期接続ノード(ここではP2P制御装置110とする)に対してPeer−ID_Aを含むPeer登録要求メッセージを送信する(ステップS282)。ここで、Peer登録要求メッセージの送信先となる初期接続ノードは、ユーザ端末装置を収容可能なP2P制御装置の一つである場合もあるし、図示していないユーザ端末装置を収容不可能な装置の場合もある。
Peer登録要求メッセージを受信したP2P制御装置110のPeer制御部121は、図17に示したPeer登録要求メッセージ受信処理を開始する。なお、実施の形態1において説明したPeer登録要求メッセージ受信処理(図13参照)と同じ処理については、同一のステップ番号を付してその説明を省略する。
図17に示したPeer登録要求メッセージ受信処理では、ステップS191において、受信したPeer登録要求メッセージに含まれるピアIDが自装置のPeer情報管理部123に登録可能と判断した場合(ステップS191,Yes)、P2P制御装置110のPeer制御部121は、受信したPeer登録要求メッセージに含まれるグループIDに対応するピアが管理しているコンテキスト数を調査し、ピアの新規生成が必要かどうかを判断する(ステップS272)。ステップS272において調査を行った結果、コンテキスト数があらかじめ決められた一定数以下であれば、ピアの新規生成は不要と判断し(ステップS272,No)、Peer登録要求メッセージに対する応答として、ピア生成が不要であることを表すPeer生成不要メッセージを送信する(ステップS275)。一方、ピア生成が必要と判断した場合(ステップS272,Yes)、実施の形態1と同様に、Peer情報追加処理を行い(ステップS192)、Peer−OKメッセージとピア情報およびユーザ情報とを送信する(ステップS193)。
P2P制御装置120は、上記ステップS282において送信したPeer登録要求メッセージの応答としてPeer生成不要メッセージを受信した場合、先にピア生成のため確保したリソースを解放し(ステップS284)、図16に示したPeer登録処理を終了する。またこれに伴い図10に示したPeer生成処理を終了する。Peerを生成する必要がない場合、P2P制御装置120は、ユーザ登録要求メッセージをあらかじめ決められた初期接続ノード(P2P制御装置110)へ転送する。初期接続ノードは、P2P制御装置の一つであることから、その後の動作は、実施の形態1に記載のUser登録要求メッセージ受信処理(図9参照)と同様である。
なお、本実施の形態においては、実施の形態1のPeer登録処理およびPeer登録要求メッセージ受信処理を変更した(上述した処理に置き換えた)場合について説明を行ったが、実施の形態2のPeer登録処理およびPeer登録要求メッセージ受信処理を上述した処理に置き換えてもよい。
このように、本実施の形態においては、Peer登録要求メッセージ受信処理を受信した場合に、ピアの新規生成が必要かどうかを判断し、必要と判断した場合にのみ新規生成動作を行うこととした。これにより、ユーザ数に対してピア数が必要以上に大きくなるのを防止して、各ピアに対して情報を適切に分散する制御を実現できる。
実施の形態4.
つづいて、実施の形態4について説明する。なお、本実施の形態にかかる分散型コミュニケーションシステムの基本構成およびP2P制御装置の構成は、実施の形態1と同様である。上述した実施の形態においては、Peer生成処理(図10参照)においてリソース管理部122が空きリソースを発見できることを前提として説明を行ったが、本実施の形態では、Peer生成処理において空きリソースが発見できなかった場合の動作について説明する。
本実施の形態は、上述した実施の形態の動作に対して図18に示したリソース再配置処理および図19に示したPeer離脱処理を追加したものとなる。以下に、これらの処理を実施の形態1の動作に対して追加した場合について説明する。なお、実施の形態1において説明した処理と同じ処理については同一のステップ番号を付して説明を省略する。
P2P制御装置のPeer制御部121は、図6に示したメイン処理を実行中にユーザ端末装置からメッセージを受信し(ステップS102)、その解析を行った結果、User登録要求メッセージを受信したと判断すると、図9に示したUser登録要求メッセージ受信処理を開始する。
図9に示したUser登録要求メッセージ受信処理において、Peer制御部121は、ユーザAから受信したUser登録要求メッセージに含まれるGroup−ID、すなわちグループ#Aに対応するPeer(ピア)が自装置(P2P制御装置120)内にすでに生成されているかを確認し(ステップS151)、生成されていなければ(ステップS151,No)、図10に示したPeer生成処理を開始する(ステップS210)。
図10に示したPeer生成処理では、先にリソース管理部122が仮想的に分割したN個のリソースから空きリソースを検索し(ステップS211)、空きリソースが見つからなかった場合(ステップS211,No)、図18に示したリソース再配置処理を開始する(ステップS240)。リソース再配置処理では、すでに生成済みのピアの中から、P2Pネットワークから離脱させるピアを決定し(ステップS241)、決定したピアを対象として、図19に示したPeer離脱処理を行う(ステップS250)。ステップS250を実行して上記選択したピアに割り当てていたリソースを解放することにより、空きリソースを作る。このときリソースを解放するピアは、管理するコンテキスト数が少ないピアを優先的に選択する,生成時刻の古いピアを優先的に選択する,などの方法をとる。ここでは、ピアCを選択したものとして説明する。
図19に示したPeer離脱処理では、ピアCの管理するユーザ情報をP2Pネットワーク上で隣接するピアBおよびピアDへ引き継ぎ、さらに、隣接するピアBおよびピアDが、管理するピア情報を更新することで、P2Pネットワークを更新する(ステップS251)。詳細は具体的なDHTアルゴリズム(たとえば代表的なDHTアルゴリズムであるChord)の動作に従うものとする。コンテキストの引き継ぎ処理が終了するとピアCに割り当てていたリソースを解放し(ステップS252)、Peer離脱処理が終了する。またこれに伴い図18に示したリソース再配置処理も終了する。
その後、リソース管理部122は、解放したリソースをピア生成のために割り当てる(図10、ステップS212)。このステップS212でリソースを割り当てて生成するピアをピアAと呼ぶ。そして、Peer制御部121がグループ#Aに対応するP2PネットワークへピアAのPeer登録処理(図11参照)を開始する(ステップS230)。Peer登録処理以降の動作は実施の形態1と同様である。
なお、本実施の形態においては、リソース再配置処理およびPeer離脱処理を実施の形態1に対して追加した場合について説明したが、これに限らず、これらの動作を実施の形態2および3の動作に対して追加することも可能である。
このように、本実施の形態においては、リソース不足によりピアの生成ができない場合に、所定の条件に基づいて生成済みのピアを選択し、それを離脱させて、新たにピアを生成するためのリソースを確保することとした。これにより、リソースが不足している状態においても新たにピアを生成することができる。
実施の形態5.
つづいて、実施の形態5について説明する。ピアの参加や離脱により各ピアの責任範囲、すなわち管理するコンテキストが変更されるため、各ピアの管理するコンテキスト数は増減する。そこで、本実施の形態では、P2P制御装置に空きリソースがあり、かつピアの管理するコンテキスト数が一定数以上になった場合に管理するコンテキスト数を削減する方法について説明する。なお、本実施の形態にかかる分散型コミュニケーションシステムの基本構成およびP2P制御装置の構成は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態は、上述した実施の形態の動作に対して図20に示したリソース監視処理を追加したものとなる。以下に、この処理を実施の形態1の動作に対して追加した場合について説明する。なお、実施の形態1において説明した処理と同じ処理については同一のステップ番号を付して説明を省略する。
ピアA、ピアBおよびピアCが同一のP2Pネットワークに属するとき、ピアBが何らかの理由によりP2Pネットワークから離脱することになると、ピアBは、実施の形態4で説明したPeer離脱処理(図19参照)を実行し、コンテキスト管理変更のためP2Pネットワーク上で隣接するピアAおよびピアCへコンテキスト(すなわちピア情報とユーザ情報)を送信する。この動作により、ピアAは、もともと管理していたユーザ情報(ユーザ情報aとする)に、ピアBから引き継いだユーザ情報(ユーザ情報bとする)加えたユーザ情報(ユーザ情報a+ユーザ情報b)を新たに管理することになる。以下は、この状態を元に説明する。
リソース管理部122は、定期的に図20に示したリソース監視処理を行う。リソース監視処理では、まず各リソース使用状況を調査し(ステップS141)、高負荷なピアが存在するかどうかを確認する(ステップS142)。ここで、上述した「ユーザ情報a+ユーザ情報b」のコンテキストを管理するピアAが高負荷なピアとすると、リソース管理部122は、装置内の空きリソースを検索し、空きリソースがあるかどうかを確認する(ステップS143)。空きリソースが見つかった場合は(ステップS143,Yes)、そのリソースを用いてPeer生成処理を開始する(ステップS210)。ステップS210のPeer生成処理は、実施の形態1において説明したPeer生成処理と同様である(図10参照)。ピアAと同一のグループIDをもつP2Pネットワークにピアを追加することによって、一つのピアあたりの管理するコンテキスト数を軽減させることができる。
一方、上記ステップS143において空きリソースが見つからなかった場合は(ステップS143,No)、すでに生成済みのピアの中から、P2Pネットワークから離脱させることが可能なピアがあるかどうかを確認し(ステップS144)、離脱可能なピアがあれば(ステップS144,Yes)そのピアに対するPeer離脱処理を行う(ステップS250)。これにより、リソースを解放して空きリソースを作る。このときリソースを解放するピアは、生成済みピアのうち、管理するコンテキスト数が少ないピアを優先的に選択する,生成時刻の古いピアを優先的に選択する,などの方法をとる。なお、Peer離脱処理は、実施の形態4において説明したPeer離脱処理(図19参照)と同様であり、Peer生成処理は、実施の形態1において説明したPeer生成処理(図10参照)と同様である。
なお、本実施の形態においては、実施の形態1に対してリソース監視処理を追加した場合について説明を行ったが、実施の形態2〜4に対してリソース監視処理を追加することも可能である。
このように、本実施の形態においては高負荷状態のピアを検出した場合、空きリソースを新たに割り当ててピアを生成する、または、離脱可能なピアが存在すればそれを離脱させて解放されたリソースを割り当ててピアを生成することとした。これにより、特定のピアが高負荷状態となった場合に、負荷を分散させることができる。
実施の形態6.
つづいて、実施の形態6について説明する。上述した実施の形態においては、P2P制御装置120の起動時にリソース分割数Nを決定することとしたが、本実施の形態では、これに加えて、装置起動後もリソース監視処理を実行して定期的にリソース分割数Nの値を適切な値に保つ動作について説明する。なお、本実施の形態にかかる分散型コミュニケーションシステムの基本構成およびP2P制御装置の構成は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態は、上述した実施の形態の動作に対して図21に示したリソース監視処理を追加したものとなる。以下に、この処理を実施の形態1の動作に対して追加した場合について説明する。なお、実施の形態1において説明した処理と同じ処理については同一のステップ番号を付して説明を省略する。
本実施の形態のリソース管理部122は、定期的に図21に示したリソース監視処理を行う。図21に示したリソース監視処理では、ピア間の通信遅延やスループットを測定し、この結果を用いて、自装置で提供可能な仮想ノード数、すなわちリソース分割数Nを再計算する(ステップS301)。再計算は、例えば、g(N,伝送遅延,スループット)などの関数を用いて行う。そして、再計算を実行して得られたリソース分割数Nとすでに生成済みのピアの数(n)を比較し(ステップS302)、比較結果が「n>N」の場合(ステップS302,Yes)、すでに生成済みのピアの中から(N−n)個の離脱させるピアを決定し(ステップS303)、決定したピアに対して実施の形態4で示した離脱処理(図19参照)を実行してリソースを解放する(ステップS250)。このとき、(N−n)個のピアを選択するために、管理するコンテキスト数が少ないピアを優先的に選択する,生成時刻の古いピアを優先的に選択する,などの方法をとる。
なお、本実施の形態においては、リソース監視処理を実施の形態1に対して追加した場合について説明したが、これに限らず、この動作を実施の形態2〜5の動作に対して追加することも可能である。
このように、本実施の形態においてはリソース監視処理を定期的に行い、リソース分割数を再計算し、再計算して得られた分割数と生成済みのピア数とを比較した結果に基づいて、分散制御を行うこととした。これにより、リソース分割数を柔軟に変更することができる。
実施の形態7.
つづいて、実施の形態7について説明する。本実施の形態では、上述した実施の形態4と同様に、Peer生成処理において空きリソースが発見できなかった場合の動作について説明する。ここでは、実施の形態4で示した動作とは異なる動作(代替動作)について説明する。なお、本実施の形態にかかる分散型コミュニケーションシステムの基本構成およびP2P制御装置の構成は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態は、上述した実施の形態の動作に含まれるPeer生成処理(図10参照)に代えて、図22に示したピア生成処理を実行するようにしたものである。以下に、本実施の形態の動作を説明する。なお、実施の形態1において説明した処理と同じ処理については同一のステップ番号を付して説明を省略する。
P2P制御装置のPeer制御部121は、図6に示したメイン処理を実行中にユーザ端末装置からメッセージを受信し(ステップS102)、その解析を行った結果、User登録要求メッセージを受信したと判断すると、図9に示したUser登録要求メッセージ受信処理を開始する。
図9に示したUser登録要求メッセージ受信処理において、Peer制御部121は、ユーザAから受信したUser登録要求メッセージに含まれるGroup−ID、すなわちグループ#Aに対応するPeer(ピア)が自装置(P2P制御装置120)内にすでに生成されているかを確認し(ステップS151)、生成されていなければ(ステップS151,No)、図22に示したPeer生成処理を開始する(ステップS210)。
図22に示したPeer生成処理では、先にリソース管理部122が仮想的に分割したN個のリソースから空きリソースを検索し(ステップS211)、空きリソースが見つからなかった場合(ステップS211,No)、リソース管理部122は、リソース割り当てを行わずにPeer生成処理を終了する。そして、User登録処理を実行する(図9、ステップS220)。User登録処理では、例えばHash(SIP−URI−of−User_A)などのハッシュ関数を用いて、最初にユーザAのユーザID、すなわちUser−ID_Aを生成し(ステップS221)、あらかじめ決められた初期接続ノード(ここではP2P制御装置110とする)に対してUser−ID_Aを含むUser登録要求メッセージを送信する(ステップS222)。ここで、User登録要求メッセージの送信先となる初期接続ノードは、P2P制御装置の一つである場合もある。
P2P制御装置120のPeer制御部121は、上記ステップステップS222において送信したUser登録要求メッセージの応答としてUser−OKメッセージを受信すると(ステップS223)、そのメッセージをユーザA(ユーザ端末装置210)に転送し(ステップS224)、図12に示したUser登録処理を終了する。このUser登録処理の終了によって、空きリソースが発見できなかった場合のユーザ端末装置210の登録が完了する。
このように、本実施の形態においては、ユーザ端末装置からUser登録要求メッセージを受信したP2P制御装置が、新規にピアを生成する必要があるにもかかわらず空きリソースが存在しない場合には、ピアの生成を行わずに、これに続くUser登録処理を実行することとした。これにより、既存のピアを強制的に離脱させることなくユーザ登録処理を実行することができる。
実施の形態8.
つづいて、実施の形態8について説明する。本実施の形態においては、図23および図24に示したUser削除要求メッセージ受信動作、および図24に示したグループ削除タイマ監視処理、について説明する。なお、本実施の形態にかかる分散型コミュニケーションシステムの基本構成およびP2P制御装置の構成は、実施の形態1と同様である。また、ここではP2P管理装置120が行うUser削除要求メッセージ受信動作およびグループ削除タイマ監視処理について説明する。
P2P管理装置120において、リソース管理部122が、図6に示したメイン処理のステップS101を実行後、Peer制御部121は、P2P制御装置120の配下に接続しているユーザ端末装置からのメッセージを受信したかどうかを確認する(ステップS102)。確認の結果、ユーザ端末装置からメッセージを受信した場合(ステップS102,Yes)、図7に示したUserメッセージ解析処理を開始する(ステップS110)。
図7に示したUserメッセージ解析処理において、P2P制御装置120のPeer制御部121は、メッセージ内容が「User登録要求」、「User削除要求(例えばSIPのBYEメッセージのようなUser削除要求メッセージ)」のいずれかに該当するかどうかを確認し(ステップS111、S113)、User削除要求を受信したと判定した場合(ステップS111,No、ステップS113,Yes)、図23に示したUser削除要求メッセージ受信処理を開始する(ステップS160)。
図23に示したUser削除要求メッセージ受信処理では、まず、User削除要求メッセージに含まれるグループID、すなわちグループ#Aに対応するピアが自装置内にすでに生成されているかどうかを確認する(ステップS161)。確認の結果、自装置内で管理していると判断した場合(ステップS161、Yes)、例えばHash(SIP−URI−of−User_A)などのハッシュ関数を用いて、最初にユーザAのユーザID、すなわちUser−ID_Aを生成する(ステップS162)。つぎに、ピア情報の中からUser_ID_Aのユーザ情報を保持しているピアとして最も近いピアIDを持つP2P制御装置を初期接続ノードとして選択し、この初期接続ノードへUser−ID_Aを含むUser削除要求メッセージを送信する(ステップS163)。ここでは、P2P制御装置110が初期接続ノードとして選択されたものとする。
User削除要求メッセージを受信した初期接続ノードであるP2P制御装置110は、受信したメッセージに含まれるユーザIDを自装置のUser情報管理部124が管理中かどうかを判定する(ステップS181)。判定結果が管理中を示す場合(ステップS181,Yes)、User情報を削除し(ステップS182)、削除完了を示すUser−OKメッセージを送信する(ステップS183)。これに対して、上位ステップS181において上記ユーザIDを管理中でない(他のP2P制御装置が管理中)と判断した場合(ステップS181,No)、受信したユーザIDに最も近いピアIDの検索処理を自装置が管理しているピア情報を対象として実行し(ステップS184)、検索の結果得られたピア情報を転送先ピア情報としてUser削除要求メッセージの送信元(P2P制御装置120)へ通知する(ステップS185)。
P2P制御装置120は、上記ステップステップS163において送信したUser削除要求メッセージの応答としてUser−OKメッセージを受信すると(ステップS163,Yes)、そのメッセージをユーザAに対して転送する(ステップS165)。これに対して、User−OKメッセージの代わりに転送先ピア情報を受信した場合、P2P制御装置120(Peer制御部121)は、他にUser削除要求メッセージを送信すべき装置があることから、受信した転送先ピア情報が示す転送先(この例ではP2P制御装置150)に対して、再度User削除要求メッセージを送信する(ステップS163)。以降、User削除要求メッセージの要求元であるP2P制御装置120は、User−OKメッセージを受信するまで、同一グループに属するP2P制御装置に対してこの動作を繰り返す。
User−OKメッセージを受信した場合(ステップS164,Yes)、リソース管理部122は、自装置内でグループ#Aに割り当てたリソースを解放してよいかどうかを判定する(ステップS166)。すなわち、P2P制御装置120の配下にグループ#Aに属するユーザ端末装置が存在するかどうかを確認する。そして、配下にグループ#Aに属するユーザ端末装置が存在しないことが確認された場合、グループ削除タイマを始動し(ステップS167)、ユーザ削除処理を終了する。
一方、上記ステップS161において、User削除要求メッセージに含まれるグループID、すなわちグループ#Aに対応するピアが自装置内で管理されていないと判断した場合(ステップS161、No)、あらかじめ決められたP2P制御装置110へメッセージを転送し、そのメッセージを受信したP2P制御装置110が上述した処理と同様の処理(ユーザ削除処理)を実行する。
P2P制御装置120のPeer制御部121は、上述したUser削除要求メッセージ受信処理(図23参照)を経て始動されたグループ削除タイマを、メイン処理(図6参照)実行中に、グループ削除タイマ監視処理にて監視する(図6、ステップS130)。図25に示したグループ削除タイマ監視処理では、動作中のタイマが満了したかを判定し(ステップS131)、満了時には(ステップS131,Yes)、グループ#Aに対応するピアのPeer離脱処理を実行する(ステップS250)。なお、ここで実行するPeer離脱処理は、実施の形態4において説明したものと同様である(図19参照)。Peer離脱処理を実行することにより、グループ#Aの情報はP2P制御装置120から削除される。
なお、本実施の形態においては、実施の形態1の場合を例としてUser削除要求メッセージ受信動作,グループ削除タイマ監視処理動作について説明を行ったが、他の実施の形態2〜7におけるUser削除要求メッセージ受信動作,グループ削除タイマ監視処理動作も同様である。
以上のような手順を実行することにより、登録済みのユーザ情報を削除することができ、また、削除したユーザと同じグループに属するユーザが他に存在しない場合には、リソースを解放することができる。
実施の形態9.
つづいて、実施の形態9について説明する。本実施の形態においては、図26に示したリソース監視処理、について説明する。なお、本実施の形態にかかる分散型コミュニケーションシステムの基本構成およびP2P制御装置の構成は、実施の形態1と同様である。また、ここではP2P管理装置120が行うリソース監視処理について説明する。
上述した実施の形態において説明した動作、P2P制御装置120がUser登録要求メッセージを受信することによって、一つまたは複数のPeer生成処理(図10参照)を行った。しかし、これらの動作例では、P2Pネットワーク全体のコンテキストに対してピアが必要以上に存在することもある。すなわち、ピア数とユーザ数がともにXである場合、1つのピアが管理するコンテキストは1となり、逆にピア数が1でユーザ数がXである場合には、1つのピアあたりのユーザ数はXとなり、いずれも適切に分散されているとはいえない。そこで、本実施の形態では、リソース管理部122が定期的にユーザ数を監視する動作例を説明する。
P2P管理装置120のリソース管理部122は、定期的に図26に示したリソース監視処理を行う。リソース監視処理では、まず各ピアの管理するコンテキストのうちユーザ情報の数を調査する(ステップS321)。つぎに、調査結果に基づいて不要なピアが存在しているかどうかを確認する(ステップS322)。不要なピアが存在するかどうかの判断は、管理しているユーザ情報の数があらかじめ決められた一定数以下のピア(一定数以下のユーザ情報しか管理していないピア)を発見した場合に、P2Pネットワーク中にピアが過剰に存在する(不要なピアが存在する)と判断する。ステップS322における確認の結果、不要なピアが存在していると判断した場合(ステップS322,Yes)、一定数以下のユーザ情報しか管理していないピアを不要なピアとして、その離脱処理を開始する(ステップS250)。なお、ピアの離脱処理は、実施の形態4で示したとおりである(図19参照)。
このように、本実施の形態において、P2P管理装置は、不要なピアが存在していないかどうかを定期的に監視し、不要なピアを発見した場合には、そのピアを離脱させることとした。これにより、P2Pネットワーク中のピアの数を適切な値に保つようにリソース管理を行うことができる。
以上のように、本発明にかかる情報管理装置は、P2Pネットワーク上での情報管理に有用であり、特に、ネットワークを構成する各装置の能力を考慮して、情報を分散管理する場合に適している。
本発明にかかる情報管理装置を含んだ分散型コミュニケーションシステムの基本構成例を示す図である。 P2P制御装置の構成例を示す図である。 P2P制御装置が管理するリソース情報の一例を示す図である。 P2P制御装置が管理するPeer情報(ピア情報)の一例を示す図である。 P2P制御装置が管理するUser情報(ユーザ情報)の一例を示す図である。 メイン処理を示すフローチャートである。 Userメッセージ解析処理を示すフローチャートである。 Peerメッセージ解析処理を示すフローチャートである。 User登録要求メッセージ受信処理を示すフローチャートである。 Peer生成処理を示すフローチャートである。 Peer登録処理を示すフローチャートである。 User登録処理を示すフローチャートである。 Peer登録要求メッセージ受信処理を示すフローチャートである。 User登録要求メッセージ受信処理を示すフローチャートである。 実施の形態2のUser登録要求メッセージ受信処理を示すフローチャートである。 実施の形態3のPeer登録要求メッセージ受信処理を示すフローチャートである。 実施の形態3のPeer登録要求メッセージ受信処理を示すフローチャートである。 リソース再配置処理を示すフローチャートである。 Peer離脱処理を示すフローチャートである。 リソース監視処理を示すフローチャートである。 実施の形態6のリソース監視処理を示すフローチャートである。 実施の形態7のPeer生成処理を示すフローチャートである。 User削除要求メッセージ受信処理を示すフローチャートである。 User削除要求メッセージ受信処理を示すフローチャートである。 グループ削除タイマ監視処理を示すフローチャートである。 実施の形態9のリソース監視処理を示すフローチャートである。
符号の説明
110,120,130,140,150,160,170 P2P制御装置
121 Peer制御部
122 リソース管理部
123 Peer情報管理部
124 User情報管理部
210,220 ユーザ端末装置

Claims (17)

  1. ピアツーピアネットワークにおいて、自身に接続するユーザ端末の呼制御に必要であり、かつ所定条件に基づいてグループ化されたユーザ情報を、他の装置との間で分散管理する情報管理装置であって、
    リソースを分割して複数のリソースブロックを生成し、その使用状況を管理するリソース管理手段と、
    前記グループ毎に個別に前記リソースブロックを割り当てて、いずれか一つのグループのユーザ情報をテーブル化して管理するピア、を複数個生成可能なピア制御手段と、
    各ピアに分散されるユーザ情報を管理するユーザ情報管理手段と、
    前記ピア制御手段が生成した各ピアが管理するユーザ情報と同じグループに属するユーザ情報を管理しかつ他の情報管理装置内に生成されたピアに関する情報を含んだピア情報を管理するピア情報管理手段と、
    を備えることを特徴とする情報管理装置。
  2. 前記リソース管理手段は、CPUリソース、RAM容量および通信帯域幅の少なくともいずれか一つに基づいて前記リソースの分割数を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
  3. ピアの新規生成処理を実行している他の情報管理装置からピア登録要求メッセージを受信した場合、
    前記ピア制御手段は、生成済みのピアが管理している管理しているユーザ情報であるコンテキストの数に基づいて、当該ピア登録要求メッセージが指定するピアの登録の必要性を判断し、登録が必要と判断した場合にピア登録処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の情報管理装置。
  4. ピアの新規生成が必要であるにもかかわらず前記リソース管理手段が管理しているリソースブロックに未使用のものがない場合、
    前記ピア制御手段は、生成済みのピアのいずれか一つのピアを離脱させてリソースブロックを解放し、解放したリソースブロックを使用してピアの新規生成処理を実行することを特徴とする請求項1、2または3に記載の情報管理装置。
  5. 前記ピア制御手段は、管理しているコンテキスト数が少ないピアを優先的に離脱させることを特徴とする請求項4に記載の情報管理装置。
  6. 前記ピア制御手段は、生成時刻の古いピアを優先的に離脱させることを特徴とする請求項4に記載の情報管理装置。
  7. ユーザ端末からのユーザ端末登録要求メッセージの受信に伴いピアの新規生成が必要と判断したにもかかわらず、前記リソース管理手段が管理しているリソースブロックに未使用のものがない場合、
    前記ピア制御手段は、受信したユーザ端末登録要求メッセージを他の情報管理装置へ転送することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の情報管理装置。
  8. 前記リソース管理手段が、一定数以上のコンテキストを管理している高負荷状態のピアを検出し、かつ前記リソース管理手段が管理しているリソースブロックに未使用のものがある場合、
    前記ピア制御手段は、高負荷状態ピアが管理しているユーザ情報グループと同じグループのユーザ情報を管理するピアを新たに生成し、同じグループに属するピア数を増加させることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の情報管理装置。
  9. 前記リソース管理手段は、定期的に通信遅延、スループットなどの通信状態を表す情報を測定し、当該測定結果に基づいて前記リソースの分割数を再決定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の情報管理装置。
  10. 前記ピア制御手段は、前記リソース管理手段により前記再決定された分割数と、現存するピアの数と、を比較し、分割数が現存するピアの数よりも少ない場合、分割数と現存するピアの数が同一となるように、現存するピアの中から選択したピアを離脱させてリソースブロックを解放することを特徴とする請求項9に記載の情報管理装置。
  11. 前記ピア制御手段は、管理しているコンテキスト数が少ないピアを優先的に離脱させることを特徴とする請求項10に記載の情報管理装置。
  12. 前記ピア制御手段は、生成時刻の古いピアを優先的に離脱させることを特徴とする請求項10に記載の情報管理装置。
  13. ユーザ端末からの要求により当該ユーザ端末の登録済みユーザ情報を削除した結果、当該削除したユーザ情報に対応するユーザ端末と同一グループのユーザ端末が配下に存在しない状態となった場合、
    前記ピア制御手段は、当該グループのユーザ情報を管理するためのピアを離脱させてリソースブロックを解放することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の情報管理装置。
  14. 前記ピア制御手段は、
    ユーザ端末からユーザ端末登録要求メッセージを受信した場合、当該ユーザ端末登録要求メッセージに含まれるグループIDに基づいて、当該グループIDと同じグループIDを含んだユーザ情報を管理するためのピアを新規生成する必要があるかどうかを判断し、新規生成が必要と判断した場合には、前記リソースブロックのいずれか一つを用いたピアの新規生成処理を実行して前記ピア情報管理手段が管理しているピア情報を更新し、
    さらに、
    更新した後のピア情報に基づいて前記ユーザ端末登録要求メッセージに含まれるユーザ情報を管理するピアを有する情報管理装置の候補を選択し、当該候補に対して当該ユーザ端末登録要求メッセージを転送してユーザ情報の登録を行うことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の情報管理装置。
  15. 前記ピア制御手段は、
    ユーザ端末からユーザ端末登録要求メッセージを受信した場合、前記ピア情報管理手段が管理しているピア情報に基づいて当該ユーザ端末のユーザ情報を管理するピアを有する情報管理装置の候補を選択し、当該候補に対して当該ユーザ端末登録要求メッセージを転送してユーザ情報の登録を行い、
    さらに、
    前記ユーザ端末登録要求メッセージに含まれるグループIDに基づいて、当該グループIDと同じグループIDを含んだユーザ情報を管理するためのピアを新規生成する必要があるかどうかを判断し、新規生成が必要と判断した場合には、前記リソースブロックのいずれか一つを用いたピアの新規生成処理を実行して前記ピア情報管理手段が管理しているピア情報を更新することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一つに記載の情報管理装置。
  16. 前記ピア制御手段は、管理しているコンテキスト数が規定値以下となったピアを離脱させてリソースブロックを解放することを特徴とする請求項1〜15のいずれか一つに記載の情報管理装置。
  17. 前記ユーザ情報をSIP(Session Initiation Protocol)のユーザ情報とすることを特徴とする請求項1〜16のいずれか一つに記載の情報管理装置。
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