JP2008216797A - 屈折型フレネルレンズ及び背面投射型表示装置 - Google Patents

屈折型フレネルレンズ及び背面投射型表示装置 Download PDF

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孝生 隅田
Takaaki Iwaki
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Abstract

【課題】迷光が観察者側に正面に向けて出射されることを抑制するようにレンズの高さを設定した屈折型フレネルレンズを提供する。
【解決手段】少なくともフレネル角60°〜65°の領域において、基材面11の法線方向上での隣り合うレンズ12a〜12iの高さを互いに異ならせる。
【選択図】図5

Description

本発明は、大画面且つ薄型の背面投射型表示装置のスクリーンに用いることが好適なフレネルレンズに関する。また本発明は、そうした屈折型フレネルレンズをスクリーンに用いた背面投射型表示装置に関する。
画像表示装置の一種として、背面投射型表示装置(リアプロジェクションディスプレイ)が普及している。背面投射型表示装置は、CRT,LCD素子またはDLP(Digital Light Processing)素子等の映像光源から出射した映像光を拡大して透過型スクリーンに背面から投射し、透過型スクリーンの正面側から画像を見るようにしたものである。
背面投射型表示装置の透過型スクリーンには、通常、拡大投影される映像光を収束するためのフレネルレンズと、視野角を広げるためのレンチキュラーレンズとが用いられる。
このうちフレネルレンズは、3次元的なレンズを同心円状に複数の円環形のレンズに分割して、それらの円環形レンズを平面的に配列した光学素子である。フレネルレンズには、屈折型(屈折を利用して光を収束するもの)と反射型(反射を利用して光を収束するもの)との2種類が存在している。
近年、背面投射型表示装置に対しては、大画面化・薄型化の要求がますます高くなっている。その要求を満たすため、背面投射型表示装置内の光学系には、その光軸が画面中心(透過型スクリーンのスクリーン面の中心)と一致しない偏心光学系が用いられるようになっている。
それに伴い、透過型スクリーンに用いられるフレネルレンズも、円環形レンズの全体を用いるのではなく、円環の中心から見て片側部分(半円状の部分)のみを用いた構造になっており、且つ、像高が高くなっている。
屈折型のフレネルレンズでは、映像光を観察者側に出射するレンズのフレネル面(図1参照)で一部の光が反射されて迷光となり、その迷光が基材面で反射されて観察者側に出射されることにより、2重像(ゴースト)が発生する。例えば下記の特許文献1の段落0013には、低像高の(円環状レンズの全体を用いた)屈折型フレネルレンズにおける迷光の発生の原理が記載されている。
そして、像高の高い(半円部分のみを用いた)屈折型フレネルレンズの場合には、像高の増加につれてフレネル角(図1参照)が大きくなり、フレネル角60°〜65°の領域で、迷光が観察者側に正面に向けて(出射角0°前後で)出射されるので、特に2重像が認識されやすくなってしまう。
図2は、このフレネル角60°〜65°の領域での迷光の発生の様子を示す図である。屈折型フレネルレンズ50の1個のレンズ52aのフレネル面で一部の光が反射されて迷光となり、その迷光が、光軸側(図の下側)の隣のレンズ52bのフレネル面に入射した後、フレネルレンズ50の基材面51で再度反射されて、観察者側に正面に向けて出射されている。
一方、従来、フレネルレンズとレンチキュラーレンズとでレンズのピッチがそれぞれ一定であることを原因とするモアレの発生を抑制する目的で、フレネルレンズのピッチを不定(ランダム)にする技術は提案されていた(例えば特許文献2)。
特開平11−149123号公報 特開昭59−69747号公報
しかし、屈折型フレネルレンズの基材面の法線方向上でのレンズの高さと、図2に示したような観察者側に正面に向けて出射される迷光との関係に着目した技術は、従来提案されていなかった。
本発明は、上述の点に鑑み、迷光が観察者側に正面に向けて出射されることを抑制するように基材面の法線方向上でのレンズの高さを設定した屈折型フレネルレンズや、そうした屈折型フレネルレンズを透過型スクリーンに用いた背面投射型表示装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る屈折型フレネルレンズは、
少なくともフレネル角60°〜65°の領域において、基材面の法線方向上での隣り合うレンズの高さが互いに異なっている
ことを特徴とする。
この屈折型フレネルレンズでは、少なくともフレネル角60°〜65°の領域において、基材面の法線方向上での隣り合うレンズの高さが互いに異なっている。
このように隣り合うレンズの高さを互いに異ならせると、1個のレンズのフレネル面で反射された迷光のうち、一部は光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射するが、残りは光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射しなくなる。これにより、1個のレンズのフレネル面で反射された迷光の光線経路が分割される。
そして、フレネル角60°〜65°の領域では、隣のレンズのフレネル面に入射したほうの迷光は、基材面で反射された後、観察者側に正面に向けて出射されるが、隣のレンズのフレネル面に入射しなかったほうの迷光は、基材面で反射された後、観察者側に斜め方向に向けて出射されるようになる。
したがって、フレネル角60°〜65°の領域で、観察者側に正面に向けて出射される迷光が減少する。これにより、フレネル角60°〜65°の領域で、迷光が観察者側に正面に向けて出射されることを抑制することができる。
なお、一例として、この屈折型フレネルレンズは、なくともフレネル角60°〜65°の領域において、基材面の法線方向上でのレンズの高さが互いに異なる2個以上のレンズを1組として、複数組のレンズを繰り返し配列したものであることが好適である。
また、一例として、この屈折型フレネルレンズは、隣り合うレンズのうち、基材面の法線方向上での高さが低いほうのレンズの高さが、基材面の法線方向上での高さが高いほうのレンズの高さの略40〜60%になっていることが好適である。
次に、本発明に係る背面投射型表示装置は、
映像光源と、
屈折型フレネルレンズを用いた透過型スクリーンと、
前記映像光源からの映像光を前記透過型スクリーンに背面から投射する光学系と
を有する背面投射型表示装置において、
前記屈折型フレネルレンズは、少なくともフレネル角60°〜65°の領域において、前記屈折型フレネルレンズの基材面の法線方向上での隣り合うレンズの高さが互いに異なっている
ことを特徴とする。
この背面投射型表示装置は、屈折型フレネルレンズを用いた透過型スクリーンを有するものであるが、この屈折型フレネルレンズでは、少なくともフレネル角60°〜65°の領域において、基材面の法線方向上での隣り合うレンズの高さが互いに異なっている。
このように隣り合うレンズの高さを互いに異ならせると、屈折型フレネルレンズの1個のレンズのフレネル面で反射された迷光のうち、一部は光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射するが、残りは光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射しなくなる。これにより、1個のレンズのフレネル面で反射された迷光の光線経路が分割される。
そして、フレネル角60°〜65°の領域では、隣のレンズのフレネル面に入射したほうの迷光は、屈折型フレネルレンズの基材面で反射された後、観察者側に正面に向けて出射されるが、隣のレンズのフレネル面に入射しなかったほうの迷光は、基材面で反射された後、観察者側に斜め方向に向けて出射されるようになる。
したがって、フレネル角60°〜65°の領域で、観察者側に正面に向けて出射される迷光が減少する。これにより、フレネル角60°〜65°の領域で、迷光が観察者側に正面に向けて出射されることが抑制される。
このように、この背面投射型表示装置では、透過型スクリーンに用いている屈折型フレネルレンズのフレネル角60°〜65°の領域で、観察者側に正面に向けた迷光の出射が抑制される。これにより、この背面投射型表示装置は、観察者側に正面に向けて出射される迷光を原因とする2重像の発生を抑制することができる。
なお、この背面投射型表示装置においても、一例として、屈折型フレネルレンズは、なくともフレネル角60°〜65°の領域において、基材面の法線方向上でのレンズの高さが互いに異なる2個以上のレンズを1組として、複数組のレンズを繰り返し配列したものであることが好適である。
また、この背面投射型表示装置においても、一例として、屈折型フレネルレンズは、隣り合うレンズのうち、基材面の法線方向上での高さが低いほうのレンズの高さが、基材面の法線方向上での高さが高いほうのレンズの高さの略40〜60%になっていることが好適である。
本発明に係る屈折型フレネルレンズによれば、迷光が観察者側に正面に向けて出射されることを抑制することができるという効果が得られる。
本発明に係る背面投射型表示装置によれば、透過型スクリーンに用いた屈折型フレネルレンズから観察者側に正面に向けた迷光の出射が抑制されるので、この迷光を原因とする2重像の発生を抑制することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて具体的に説明する。図3は、本発明を適用した背面投射型表示装置の光学系の概要を示す図である。この背面投射型表示装置1の内部には、光学エンジン2と、ミラー3,4とが設けられている。また、背面投射型表示装置1の前面(図の右側の面)には、透過型スクリーン5が配置されている。
光学エンジン2内には、図示は省略するが、映像光源(光源であるランプと、このランプからの光を映像データに応じて変調するLCDパネル等の光変調素子)と、この映像光源からの映像光を投射する投射レンズとが設けられている。
光学エンジン2内の投射レンズから投射された映像光は、ミラー3,4で順次反射・拡大され、透過型スクリーン5に背面から投射されて、透過型スクリーン5から背面投射型表示装置1の前方に出射される。
この背面投射型表示装置1内部の光学系(光学エンジン2内の投射レンズとミラー3,4)は、その光軸が画面中心(透過型スクリーン5のスクリーン面の中心)と一致しない偏心光学系である。
図4は、透過型スクリーン5の構造の概要を示す図である。このうち図4(a)は、透過型スクリーン5の断面構造を示している、透過型スクリーン5は、光源側(図3のミラー4の側)に屈折型フレネルレンズ10を有し、その反対側(観察者側)に、水平方向の視野角を広げるためのレンチキュラーレンズ20を有している。
図4(b)は、屈折型フレネルレンズ10を観察者側から見た図である。屈折型フレネルレンズ10は、3次元的なレンズを同心円状に分割した円環形レンズの全体を用いるのではなく、円環の中心から見て片側部分(半円状の部分)のみを用いた構造になっており、且つ、像高が高くなっている。
この屈折型フレネルレンズ10では、このような像高の増大につれてフレネル角(図1参照)が大きくなっており、フレネル角が65°を超える領域を有している。このうち、フレネル角60°〜65°の領域は、迷光が観察者側に正面に向けて(出射角0°前後で)出射されるので、特に2重像が認識されやすい領域である。
図5は、このフレネル角60°〜65°の領域での、屈折型フレネルレンズ10の個々のレンズの高さを示す図である。この屈折型フレネルレンズ10は、フレネル角60°〜65°の領域において、基材面11の法線方向上での隣り合うレンズの高さが互いに異なっている。
すなわち、フレネル角60°〜65°の領域では、隣り合う2個のレンズ(例えば、レンズ12a及びレンズ12bという2個のレンズ)のうち、一方のレンズの基材面11の法線方向上での高さh1が、もう一方のレンズの基材面11の法線方向上での高さh2よりも高くなっている。(高さh1と高さh2との比については、後程図8を用いて説明する。)
そして、このように基材面11の法線方向上でのレンズの高さが互いに異なる2個のレンズを1組として、複数組のレンズ(レンズ12a及び12bから成る組,レンズレンズ12c及び12dから成る組,レンズ12e及び12fから成る組,レンズ12g及び12hから成る組,…)が、フレネル角60°〜65°の領域全体に繰り返し配列されている。
図6は、このフレネル角60°〜65°の領域での屈折型フレネルレンズ10の光線経路(図6(b))を、図2に示した従来の屈折型フレネルレンズの光線経路(図6(a))と対比させて示す図である。
従来の場合には、図6(a)のように、フレネル角60°〜65°の領域の1個のレンズ52aのフレネル面で反射された迷光が、全て、光軸側(図の下側)の隣のレンズ52bのフレネル面に入射する。その結果、図2に示したように、その迷光が、基材面51で反射された後、全て観察者側に正面に向けて出射される。
これに対し、屈折型フレネルレンズ10では、図6(b)のように、フレネル角60°〜65°の領域の1個のレンズ12cのフレネル面で反射された迷光のうち、一部は光軸側(図の下側)の隣のレンズ12dのフレネル面に入射するが、残りはこのレンズ12dのフレネル面に入射しなくなる。これにより、レンズ12cのフレネル面で反射された迷光の光線経路が分割される。
図7は、この迷光の分割の様子(図7(b))を、従来の場合(図7(a))と対比させて示す図である。図7(b)に示すように、レンズ12cのフレネル面で反射された迷光が、隣のレンズ12dのフレネル面に入射する迷光と、レンズ12dのフレネル面に入射しない迷光とに分割される。
このうち、レンズ12dのフレネル面に入射したほうの迷光は、基材面11で反射された後、観察者側に正面に向けて出射されるが、レンズ12dのフレネル面に入射しなかったほうの迷光は、基材面11で反射された後、観察者側に斜め方向に向けて出射されるようになる。
したがって、レンズ12cのフレネル面で反射された迷光のうち、観察者側に正面に向けて出射される迷光が減少する。
このような現象が、フレネル角60°〜65°の全ての領域に配列された2個1組の各組のレンズ(図5に示したような、レンズ12a及び12bから成る組,レンズレンズ12c及び12dから成る組,レンズ12e及び12fから成る組,レンズ12g及び12hから成る組,…)で生じるので、フレネル角60°〜65°の領域で、迷光が観察者側に正面に向けて出射されることが抑制される。
このように、この背面投射型表示装置1では、透過型スクリーン5に用いている屈折型フレネルレンズ10のフレネル角60°〜65°の領域で、観察者側に正面に向けた迷光の出射が抑制される。これにより、この背面投射型表示装置1は、観察者側に正面に向けて出射される迷光を原因とする2重像(ゴースト)の発生を抑制することができる。
次に、図5に示した各組のレンズの高さh1と高さh2との比について説明する。図7を用いて説明したように、屈折型フレネルレンズ10の1個のレンズのフレネル面で反射された迷光のうち、光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射しなかったほうの迷光は、基材面11で反射された後、観察者側に斜め方向に向けて出射されるようになる。
したがって、観察者側に正面に向けて出射される迷光を減少させるという目的だけを達成するためには、光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射しない迷光ができるだけ多くなるように高さh1と高さh2との比を設定すればよい。
しかし、そのようにした場合には、観察者側に斜め方向に向けて出射される迷光がかなり増加するようになるので、今度は画面を斜めから見たときの2重像が顕著になってしまう。
そのような事態を避けつつ、迷光が観察者側に正面に向けて出射されることを抑制するためには、光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射する迷光と入射しない迷光との比率(すなわち迷光の分割の比率)が概ね半々程度にすることが望ましい。
本発明者は、図5に示した高さh1に対する高さh2の比を10%〜85%程度の範囲で幾通りかに変化させながら、屈折型フレネルレンズ10の1個のレンズのフレネル面で反射された迷光のうち、光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射する迷光と、光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射しない迷光との比率を測定した。
図8は、その測定結果を示す図である。高さh1に対する高さh2の比をグラフの横軸にとり、屈折型フレネルレンズ10の1個のレンズのフレネル面で反射された迷光の量をグラフの縦軸方向に100%として表している。
そして、光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射した迷光の比率を三角印で示すとともに、光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射しなかった迷光の比率を丸印で示している。
この測定結果からは、高さh1に対する高さh2の比が約40%〜60%の範囲で、光軸側の隣のレンズのフレネル面に入射する迷光と入射しない迷光との比率が概ね半々程度(一方が約40%〜60%で他方が約60%〜40%)になっている。
このことは、高さh1に対する高さh2の比が約40%〜60%になると、高さh1のレンズのフレネル面の面積に対する高さh2のレンズのフレネル面の面積も約約40%〜60%になるので、高さh1のレンズのフレネル面で反射された迷光のうちの概ね半々程度は、光軸側の隣の高さh2のレンズのフレネル面に入射しなくなる、というように説明することもできる。
そこで、屈折型フレネルレンズ10では、図5に示した高さh1に対する高さh2の比を、約40%〜60%の範囲内に設定している。
なお、以上の例では、図5に示したように、屈折型フレネルレンズ10のフレネル角60°〜65°の領域に、基材面11の法線方向上でのレンズの高さが互いに異なる2個のレンズを1組として、複数組のレンズを繰り返し配列している。
しかし、別の例として、折型フレネルレンズ10のフレネル角60°〜65°の領域に、基材面11の法線方向上でのレンズの高さが互いに異なる3個以上のレンズを1組として(例えば高・中・低という3通りの高さの3個のレンズを1組として)、複数組のレンズを繰り返し配列するようにしてもよい。
あるいはまた、図5に示したような周期的に高・低を繰り返すようなレンズの配列以外の配列によって、基材面11の法線方向上での隣り合うレンズの高さを互いに異ならせるようにしてもよい。
また、以上の例では、屈折型フレネルレンズ10のフレネル角60°〜65°の領域でのみ、基材面11の法線方向上での隣り合うレンズの高さを互いに異ならせている。しかし、フレネル角60°〜65°の領域だけでなく、屈折型フレネルレンズ10のフレネル角60°〜65°以外の領域でも(例えば全ての領域で)、基材面11の法線方向上での隣り合うレンズの高さを互いに異ならせるようにしてもよい。
また、以上の例では、本発明に係る屈折型フレネルレンズを背面投射型表示装置の透過型スクリーンに用いているが、本発明に係る屈折型フレネルレンズは背面投射型表示装置の透過型スクリーン以外の用途にも用いてよい。
屈折型フレネルレンズのフレネル面及びフレネル角を示す図である。 像高の高い屈折型フレネルレンズでの迷光の発生の様子を示す図である。 本発明を適用した背面投射型表示装置の光学系を示す図である。 図3の透過型スクリーンの構造の概要を示す図である。 図4の屈折型フレネルレンズのレンズの高さを示す図である。 図4のレンズの高さによる屈折型フレネルレンズの光線経路を示す図である。 図4のレンズの高さによる屈折型フレネルレンズでの迷光の分割の様子を示す図である。 レンズの高さの比と迷光の分割の比率との関係を示す図である。
符号の説明
1 背面投射型表示装置、 2 光学エンジン、 3 ミラー、 4 ミラー、 5 透過型スクリーン、 10 屈折型フレネルレンズ、 11 屈折型フレネルレンズの基材面、 12a〜12i 屈折型フレネルレンズの個々のレンズ、 20 レンチキュラーレンズ

Claims (6)

  1. 屈折型フレネルレンズにおいて、
    少なくともフレネル角60°〜65°の領域において、基材面の法線方向上での隣り合うレンズの高さが互いに異なっていることを特徴とする屈折型フレネルレンズ。
  2. 請求項1に記載の屈折型フレネルレンズにおいて、
    少なくともフレネル角60°〜65°の領域において、基材面の法線方向上でのレンズの高さが互いに異なる2個以上のレンズを1組として、複数組のレンズが繰り返し配列されていることを特徴とする屈折型フレネルレンズ。
  3. 請求項1に記載の屈折型フレネルレンズにおいて、
    隣り合うレンズのうち、基材面の法線方向上での高さが低いほうのレンズの高さが、基材面の法線方向上での高さが高いほうのレンズの高さの略40〜60%になっていることを特徴とする屈折型フレネルレンズ。
  4. 映像光源と、
    屈折型フレネルレンズを用いた透過型スクリーンと、
    前記映像光源からの映像光を前記透過型スクリーンに背面から投射する光学系と
    を有する背面投射型表示装置において、
    前記屈折型フレネルレンズは、少なくともフレネル角60°〜65°の領域において、前記屈折型フレネルレンズの基材面の法線方向上での隣り合うレンズの高さが互いに異なっている
    ことを特徴とする背面投射型表示装置。
  5. 請求項4に記載の背面投射型表示装置において、
    前記屈折型フレネルレンズは、少なくともフレネル角60°〜65°の領域において、前記基材面の法線方向上でのレンズの高さが互いに異なる2個以上のレンズを1組として、複数組のレンズが繰り返し配列されている
    ことを特徴とする背面投射型表示装置。
  6. 請求項4に記載の背面投射型表示装置において、
    前記屈折型フレネルレンズは、隣り合うレンズのうち、前記基材面の法線方向上での高さが低いほうのレンズの高さが、前記基材面の法線方向上での高さが高いほうのレンズの高さの略40〜60%になっている
    ことを特徴とする背面投射型表示装置。
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