JP2008216240A - アナログ電波時計 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 受信回路1151は、アンテナ1141を介して、標準電波信号に含まれるタイムコードを受信して出力し、制御回路1031は計時している時刻を前記タイムコードに対応する時刻に修正する。標準電波信号の受信感度を表示する場合、制御回路1031は、受信回路1151からのタイムコードに基づいて前記標準電波信号の受信感度を判定し、受信感度対日車位置対応テーブル1161を参照して日車1071を回転制御し、日車1071の日文字によって受信感度を表示すると共に、時刻針1111によって時刻表示を行うように制御する。
【選択図】 図1
Description
前記標準電波信号に合わせて時刻修正を行う場合、ユーザは前記標準電波信号を受信できるか否か、どの局の標準電波を受信しているのか等の受信情報を知りたい場合がある。従来のアナログ電波時計では、受信情報をユーザに知らせる場合、次のような問題がある。
前記従来のアナログ電波時計では、標準電波信号の受信感度を秒針の位置によって表示するようにしている。これにより、使用者は標準電波信号の受信感度を知ることが可能になる。
例えば、特許文献2には、どの局(受信局)から標準電波を受信しているのかを表示するようにしたアナログ電波時計が開示されている。
前記特許文献2記載のアナログ電波時計では、受信局を秒針の位置によって表示するようにしている。これにより、使用者は標準電波信号をどの受信局から受信しているのかを知ることが可能になる。
また、使用者は、どの受信局なのかを識別し難いという問題がある。受信局の識別を容易にするためには、アナログ電波時計のケースに、秒針が受信局を指し示す位置に、受信局名等を表記する等、特別な構成を付加しなければならないという問題が生じる。
このような問題を解決するために、標準電波信号の受信結果を表示するようにしたアナログ電波時計が開発されている(例えば、特許文献3参照)。これにより、使用者は標準電波信号を正常に受信できたか否かを知ることができ、表示されている時刻が正確か否かの判断が可能になる。
また、使用者は正常に受信できたか否かを識別し難いという問題がある。
正常に受信できたか否かの識別を容易にするためには、アナログ電波時計のケースに受信成否を表す記号を複数設けておき、受信成否に応じて前記指針によって前記記号を指し示すように構成することが考えられる。しかしながら、受信成否を表す記号等をケースに表記する等、特別な構成を付加しなければならないという問題が生じる。
例えば、米国においては、標準電波信号としてGMT(グリニッジ標準時)が送信されており又、米国全土は4つの時間帯に分かれている。4つの地域の現地時刻は、EST(東部標準時=GMT−5時間)、CST(中部標準時=GMT−6時間)、MST(山地標準時=GMT−7時間)およびPST(太平洋標準時=GMT−8時間)であり、各時間帯で使用する電波時計には、GMTとの時差を表す時差情報を設定する必要がある。
ところで、アナログ電波時計の場合、時刻を表示するための時刻針を用いて時差情報の設定を行う場合、電波時計のケースに時間帯情報(所定時刻との時差や地域名)を表記する等の特別な構成が必要になるという問題がある。
また、時刻針によって時間帯情報を表示している間は、正確な時刻を表示できないという問題がある。
しかしながら、受信進行状況を表示するために、電波時計のケースに受信進行状況を表示するための複数の記号を設けると共に、受信進行状況に応じた記号を、時刻を表すための指針によって指し示すことにより、受信進行状況を表示するように構成している。
したがって、進行状況を表す記号をケースに設ける必要がある等、特別な構成が必要になるという問題がある。
また、時刻を表示する指針(例えば秒針)によって受信進行状況を表示するようにしているため、受信進行状況を表示している間は現在時刻が解らないという問題がある。
さらに、時刻針によって進行状況を表示するために、進行状況表現が解り難いという問題がある。
第2に、特別な構成を付加せずに受信感度を表示することを課題としている。また、特別な構成を極力付加せずに、標準電波信号を受信中であっても時刻及び受信感度を表示可能にすることを課題としている。
第3に、特別な構成を極力付加せずに、受信局を表示できるようにすることを課題としている。また、特別な構成を極力付加せずに、標準電波信号の受信中であっても、時刻及び標準電波信号の受信局を同時に表示可能にすることを課題としている。
第4に、特別な構成を極力付加せずに、標準電波信号の受信成否を表示できるようにすることを課題としている。また、特別な構成を極力付加せずに、標準電波信号の受信成否と時刻を同時に表示可能にすることを課題としている。
第5に、アナログ電波時計において、特別な構成を極力付加せずに、時間帯情報を表示できるようにすることを課題としている。また、特別な構成を極力付加せずに、時刻及び時間帯情報を同時に表示可能にすることを課題としている。
第5に、特別な構成を付加せずに受信進行状況を表示することを課題としている。また、特別な構成を極力付加せずに、標準電波信号を受信中であっても時刻及び受信進行状況を表示可能にすることを課題としている。
制御手段は、標準電波信号の受信情報を表示するための受信情報確認モードにおいて、前記受信情報を日車を用いて表示するように第2モータを制御する。
ここで、前記制御手段は、前記標準電波信号の受信状況を表示するための受信状況確認モードにおいて、前記受信状況を前記日車の記号を用いてデジタル的に表示するように前記第2モータを制御するように構成してもよい。
制御手段は、標準電波信号の受信感度を表示するための受信感度確認モードにおいて、受信感度判定手段の判定結果に応じた表示を日車の表示によって行うように第2モータを制御する。
また、前記日車には、更に日文字とは異なる受信感度を表す受信感度表示記号が設けられて成り、前記制御手段は、前記受信感度確認モードにおいて、前記受信感度判定手段の判定結果を前記日車の受信感度表示記号によって表示するように前記第2モータを制御するよう構成してもよい。
また、操作手段を有し、前記制御手段は前記操作手段の操作に応答して、前記通常モードと受信感度確認モードを切り換えるように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記標準電波信号の受信中に時刻針を回転駆動する場合、前記標準電波信号に含まれるタイムコードを構成するパルス信号とパルス信号の間において前記時刻針を回転駆動するように前記第1モータを制御するように構成してもよい。
制御手段は、標準電波信号の受信局を表示するための受信局確認モードにおいて、判定手段が判定した受信局の表示を日車の表示によって行うように第2モータを制御する。
また、前記日車には、更に前記日文字とは異なる標準電波信号の周波数を表す複数の周波数表示記号が設けられて成り、前記制御手段は、前記受信局確認モードにおいて、前記受信局から送信される標準電波信号の周波数に対応する前記周波数表示記号を表示するように前記第2モータを制御するように構成してもよい。
また、操作手段を有し、前記制御手段は前記操作手段の操作に応答して、前記通常モードと受信局確認モードを切り換えるように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記標準電波信号の受信中に前記時刻針を回転駆動する場合、前記標準電波信号に含まれるタイムコードを構成するパルス信号とパルス信号の間において前記時刻針を回転駆動するように前記第1モータを制御するように構成してもよい。
制御手段は、判定手段が判定した受信成否を表示するための受信成否表示モードにおいて、前記受信成否を日車によって表示するように第2モータを制御する。
また、前記日車には、更に前記日文字とは異なる受信成否を表す受信成否表示記号が設けられて成り、前記制御手段は、前記受信成否表示モードにおいて、前記受信成否を前記受信成否表示記号によって表示するように前記第2モータを制御するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記受信成否表示モードにおいて、前記受信手段による前回の受信結果を前記日車によって表示するように前記第2モータを制御するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記受信手段が連続して前記標準電波信号を正常に受信できなかった回数を記憶する記憶手段を有して成り、前記受信成否表示モードにおいて、前記記憶手段に記憶された数に対応する日文字を前記日車が表示するように前記第2モータを制御するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記受信成否表示モードにおいて、前記受信手段が前記標準電波信号を今までに一度も正常に受信できていない場合には、前記日車の日文字と日文字の間を表示するように前記第2モータを制御するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記標準電波信号の受信中に前記時刻針を回転駆動する場合、前記標準電波信号に含まれるタイムコードを構成するパルス信号とパルス信号の間において前記時刻針を回転駆動するように前記第1モータを制御するように構成してもよい。
制御手段は、時間帯情報記憶手段に記憶した時間帯情報を表示するための時間帯情報確認モードにおいて、前記時間帯情報の表示を日車の表示によって行うように第2モータを制御する。
また、前記制御手段は、前記時間帯情報確認モードにおいて、前記時間帯情報に含まれる時差に対応する前記日車の日文字を表示するように前記第2モータを制御するよう構成してもよい。
また、前記日車には、更に前記日文字とは異なる、前記時間帯情報を表す複数の時間帯情報表示記号が設けられて成り、前記制御手段は、前記時間帯情報確認モードにおいて、前記時間帯情報記憶手段に記憶された時間帯情報に対応する前記時間帯情報表示記号を表示するように前記第2モータを制御するよう構成してもよい。
また、操作手段を有すると共に前記時間帯情報記憶手段は時差カウンタによって構成されて成り、前記時差カウンタは、前記操作手段の操作回数に応じて設定された時差を前記時間帯情報として記憶するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記時間帯情報確認モードにおいて所定時間経過した場合、前記通常モードに移行させるように構成してもよい。
また、前記時間帯情報記憶手段には、前記時間帯情報として、米国の東部地域、中部地域、山地地域又は太平洋地域におけるグリニッジ標準時との時差が記憶されて成り、前記受信手段はグリニッジ標準時を表すタイムコードを含む標準電波信号を受信し、前記時刻修正手段は、前記グリニッジ標準時及び前記時間帯情報記憶手段に記憶している時差に基づいて時刻を算出し、前記計時手段が計時している時刻を前記時刻に修正するように構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記標準電波信号の受信中に前記時刻針を回転駆動する場合、前記標準電波信号に含まれるタイムコードを構成するパルス信号とパルス信号の間において前記時刻針を回転駆動するように前記第1モータを制御するよう構成してもよい。
制御手段は、標準電波信号を受信する受信モードにおいて、受信進行状況判定手段の判定結果に応じた表示を日車の表示によって行うように第2モータを制御する。
また、前記日車には、更に日文字とは異なる受信進行状況を表す受信進行状況表示記号が設けられて成り、前記制御手段は、前記受信モードにおいて、前記受信進行状況判定手段の判定結果を前記日車の受信進行状況表示記号によって表示するように前記第2モータを制御するよう構成してもよい。
また、前記制御手段は、前記受信モードにおいて前記標準電波信号の受信中に前記時刻針を駆動して時刻表示を行う場合、前記標準電波信号に含まれるタイムコードを構成するパルス信号とパルス信号の間において前記時刻針を回転駆動するように前記第1モータを制御するよう構成してもよい。
第2に、特別な構成を付加せずに標準電波信号の受信感度表示を表示することが可能になる。また、特別な構成を付加せずに時刻と標準電波信号の受信感度を同時に表示することが可能になる。また、特別な機構を極力付加せずに標準電波信号の受信感度表示、あるいは、時刻と標準電波信号受信感度の同時表示が可能になる。
第3に、特別な構成を極力付加せずに、標準電波信号の受信局を表示することが可能になる。また、特別な構成を極力付加せずに、標準電波信号の受信中であっても、時刻と標準電波信号の受信局を同時に表示することが可能になる。
第5に、特別な構成を極力付加せずに、時間帯情報を表示することが可能になる。また、特別な構成を極力付加せずに、時刻及び時間帯情報を同時に表示可能にすることが可能になる。
第6に、特別な構成を付加せずに受信進行状況を表示することが可能になる。また、特別な構成を極力付加せずに、標準電波信号を受信中であっても時刻及び受信進行状況を表示することが可能になる。
尚、前記受信情報の表示としては、例えば後述する実施の形態として示すように、標準電波信号の受信感度の表示、標準電波信号の受信局の表示、受信成否の表示、時間帯情報の表示、受信進行状況の表示がある。また、デジタル的に表示するとは、受信情報を連続的に(アナログ的に)変化する値として表示するのではなく、離散的な値によって表示することを意味している。かかる表示により、既存の日車を用いて、あるいは、日車に記号を付記する程度の簡単な構成で受信情報を表示することが可能になる。
図1において、アナログ電波時計は、所定周波数の信号を出力する発振回路1011、発振回路1011からの信号を分周して計時動作の基準となる時間信号を出力する分周回路1021、前記時間信号に基づく計時動作を行って時刻表時用制御信号の出力処理やアナログ電波時計の各構成要素の制御処理あるいは後述する処理等を行う制御回路1031、制御回路1031からの制御信号に応答して時刻針用モータ駆信号を出力するモータドライバ回路1081、前記時刻針用モータ駆動信号によって回転駆動されるモータ1091、モータ1091の回転を伝達する輪列1101、輪列1101によって回転駆動される時刻針(時針、分針、秒針)1111を備えている。
また、アナログ電波時計は、タイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信するアンテナ1141、アンテナ1141によって受信した標準電波信号に含まれるタイムコードを出力する受信回路1151、所定の手動操作によって輪列1101を駆動して時刻針1111の時刻合わせを行うと共にその操作に応じた操作信号を制御回路1031に入力する竜頭1121、手動操作可能な操作ボタン1131を備えている。
ここで、アンテナ1141及び受信回路1151はタイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信する受信手段を構成し、モータ1091は第1モータを構成し、モータ1051は第2モータを構成している。竜頭1121及び操作ボタン1131は操作手段を構成している。また、制御回路1031は、時間信号を計数することによって現在時刻を計時する計時手段、計時している現在時刻を受信したタイムコードに対応する時刻に修正する時刻修正手段、アンテナ1141によって受信した標準電波信号の受信感度を判定する受信感度判定手段及び制御手段を構成している。
図3は、制御回路1031に記憶された受信感度対日車位置対応テーブル1161の内容を示す図である。本実施の形態では、受信感度は、弱、中、強の3段階に分けて判定するように構成されている。受信感度が、弱、中、強の各々に、日車1071の日文字「1」、「2」、「3」が対応付けられている。図2では、受信感度が強の場合(日車1071の日文字が「3」)を示している。
制御回路1031が受信感度を判定する方法としては、例えば、受信回路1151から出力されるタイムコードの信号レベルに基づいて判定する方法、タイムコードを構成する複数のパルス信号の中の正確に判定できたパルス信号数に基づいて(即ち、所定時間内に検出できたパルス信号が多い程受信感度が強いとして)受信感度を判定する方法等がある。
以下、図1〜図6を用いて、本実施の形態に係るアナログ電波時計の動作を説明する。
アナログ電波時計は、発振回路1011及び分周回路1021からの時計信号に基づく計時動作を行って日時表示を行う通常モードでは、制御回路1031が分周回路1021からの時計信号を計数することによって計時動作を行い(このとき制御回路1031は計時手段として機能する。)、前記計時時刻に対応する制御信号(日車1071を回転制御するための日車用制御信号、時刻針1111を回転制御するための時刻針用制御信号)を各々モータドライバ回路1041、1081に出力する(このとき制御回路1031は制御手段として機能する。)。
また、制御回路1031は、前記計時時刻が午後12時から所定時間前の所定時刻になると、日車用制御信号をモータドライバ回路1041に出力する。モータドライバ回路1041は、前記日車用制御信号に対応する日車用モータ駆動信号によってモータ1051を回転駆動する。モータ1051は輪列1061を介して日車1071を回転駆動し、所定時間の間に日付けを翌日の日付に変更する。
このとき、制御回路1031は、前記標準電波信号の受信中において自己の計時している時刻を表示し続けるために時刻針1111を回転駆動する場合、前記標準電波信号に含まれるタイムコードを構成するパルス信号とパルス信号の間において時刻針1111を回転駆動するようにモータ1091を制御する。これにより、モータ1091の駆動によってノイズが発生した場合でも、前記ノイズによるタイムコードの誤検出を防止できる。
尚、手動操作によって時刻を修正する場合には、竜頭1121を手動操作することによって輪列1101を回転駆動して時刻針1111の時刻合わせを行うと共に、竜頭1121によって修正した時刻情報を制御回路1031に入力する。これにより、制御回路1031の計時時刻と時刻針1111による表示時刻を一致させる。
図4において、制御回路1031は、標準電波信号を無線によって受信中か否かを判断し(ステップS4011)、受信中でない場合には、通常モードと判断して、時刻針1111によって時刻表示を行うと共に、日車1071によって日表示を行う(ステップS4021)。これにより、アナログ電波時計は、通常の日時表示動作を行う。
制御回路1031は、処理ステップS4011において、標準電波信号を受信中と判断した場合、以下述べるような、受信感度を判定して表示を行う受信感度確認モードの動作を行う。
尚、前記受信感度表示モードにおいても、制御回路1031は、時刻針1111が表示するようにモータ1091を制御しているため、時刻針1111による現在時刻表示と日車1071による受信感度表示が同時に行われる。
図5において、制御回路1031は、操作ボタン1131が手動操作されたと判断すると(ステップS5011)、通常モードか否かを判断し(ステップS5021)、通常モードでない場合には通常モードに設定して(ステップS5031)、時刻針1111によって時刻表示を行うと共に日車1071によって日表示を行う(ステップS4021)。これにより、アナログ電波時計は、通常の日時表示動作を行う。
このようにして、操作ボタン1131の手動操作により、日及び時刻表示を行う通常モードと、標準電波の受信感度を表示する受信感度確認モードを切り換えて動作させることが可能になる。
尚、本実施の形態では、操作手段として竜頭1121と操作ボタン1131を設け、操作ボタン1131を操作することによって通常モードと受信感度確認モードとを切り換えるように構成したが、操作手段として竜頭1121又は操作ボタン1131の一方のみを設け、当該操作手段の操作によって通常モードと受信感度確認モードとを切り換えるように構成してもよい。
図6において、制御回路1031は、受信感度確認モードか否かを判断し(ステップS6011)、受信感度確認モードの場合には所定時刻(例えば、受信感度確認モードになった時刻)から一定時間経過したか否かを判断する(ステップS6021)。
制御回路1031は、処理ステップS6021において一定時間経過していないと判断した場合には、前述した受信感度確認モードの処理を行う(ステップS4031〜S4081)。
このようにして、所定時刻から所定時間経過した場合に、受信感度確認モードから通常モードに自動的に切り換えることが可能になり、使用者は通常モードにおいて現在の日時を知ることができる。
また、日車の数宇によって受信感度を表示するので、受信感度が解りやすい等の効果を奏する。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るアナログ電波時計の外観を示す図で、日車1071が見えるように一部を切り欠いた図であり、図2と同一部分には同一符号を付している。
前記第1の実施の形態では、受信感度を表すために、日車1071の日文字を使用したが、本第2の実施の形態では、日車1071に、受信感度の強、中、弱を表すための3種類の受信感度表示記号7011を付記した構成となっている。
受信感度対日車位置対応テーブルは、前記実施の形態と同様に、制御回路1031に記憶して使用される。制御回路1031は、受信感度対日車位置対応テーブルを参照して、受信感度に応じた受信感度表示記号が表示されるようにモータ1051を回転制御し、これにより日車1071を回転制御する。
本第2の実施の形態においても、ケース2011に受信感度を表す記号H、M、L等の特別な構成を付加せずに、日車1071に感度表示記号7011を付記するという極力簡単な構成の付加により、前記第1の実施の形態と同様の効果を奏する。
図9において、アナログ電波時計は、所定周波数の信号を出力する発振回路1012、発振回路1012からの信号を分周して計時動作の基準となる時間信号を出力する分周回路1022、前記時間信号に基づく計時動作を行って時刻表示用制御信号の出力処理やアナログ電波時計の各構成要素の制御処理あるいは後述する処理等を行う制御回路1032、制御回路1032からの制御信号に応答して時刻針用モータ駆信号を出力するモータドライバ回路1082、前記時刻針用モータ駆動信号によって回転駆動されるモータ1092、モータ1092の回転を伝達する輪列1102、輪列1102によって回転駆動される時刻針(時針、分針、秒針)1112を備えている。
また、アナログ電波時計は、タイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信するアンテナ1142、アンテナ1142によって受信した標準電波信号に含まれるタイムコードを出力する受信回路1152、所定の手動操作によって輪列1102を駆動して時刻針1112の時刻合わせを行うと共にその操作に応じた操作信号を制御回路1032に入力する竜頭1122、手動操作可能な操作ボタン1132を備えている。
ここで、アンテナ1142及び受信回路1152はタイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信する受信手段を構成し、モータ1092は第1モータを構成し、モータ1052は第2モータを構成している。竜頭1122及び操作ボタン1132は操作手段を構成している。また、制御回路1032は、時間信号を計数することによって現在時刻を計時する計時手段、計時している現在時刻を受信したタイムコードに対応する時刻に修正する時刻修正手段、アンテナ1142によって受信した標準電波信号の受信局を判定する判定手段及び制御手段を構成している。
図11は、制御回路1032に記憶された受信局対日車位置対応テーブル1162の内容を示す図である。本実施の形態では、受信局から送信される標準電波信号の周波数は、日本1が40kHz、日本2、米国及び英国が60kHz、独国が77.5kHzである。各受信局を表示する日車1072の日文字は、各受信局の周波数の最上位桁と同一の日文字であり、受信局が日本1の場合は「4」、受信局が日本2、米国及び英国の場合は「6」、受信局が独国の場合は「7」である。図10では、日車1072が「4」を表示しており、受信局が日本1であることがわかる。
図12〜図14は、本発明の実施の形態の処理を示すフローチャートであり、主として、制御回路1032の処理を示している。
アナログ電波時計は、分周回路1022からの時計信号に基づく計時動作を行って日時表示を行う通常モードでは、制御回路1032が分周回路1022からの時計信号を計数することによって計時動作を行い(このとき制御回路1032は計時手段として機能する。)、前記計時時刻に対応する制御信号(日車を回転制御するための日車用制御信号、時刻針を回転駆動するための時刻針用制御信号)を各々モータドライバ回路1042、1082に出力する(このとき制御回路1032は制御手段として機能する。)。
また、制御回路1032は、前記計時時刻が午後12時から所定時間前の所定時刻になると、日車用制御信号をモータドライバ回路1042に出力する。モータドライバ回路1042は、前記日車用制御信号に対応する日車用モータ駆動信号によってモータ1052を回転駆動する。モータ1052は輪列1062を介して日車1072を回転駆動し、所定時間の間に日付けを翌日の日付に変更する。
尚、手動操作によって時刻を修正する場合には、竜頭1122を手動操作することによって輪列1102を回転駆動して時刻針1112の時刻合わせを行うと共に、竜頭1122によって修正した時刻情報を制御回路1032に入力する。これにより、制御回路1032の計時時刻と時刻針1112による表示時刻を一致させる。
図12において、制御回路1032は、標準電波信号を無線によって受信中か否かを判断し(ステップS4012)、受信中でない場合には、通常モードと判断して、時刻針1112によって時刻表示を行うと共に、日車1072によって日表示を行う(ステップS4022)。これにより、アナログ電波時計は、通常の日時表示動作を行う。
制御回路1032は、処理ステップS4012において、標準電波信号を受信中と判断した場合、以下述べるように、制御回路1032が受信回路1152の受信周波数をスキャンしながら標準電波信号を受信し、受信した標準電波信号の受信局を判定して表示を行う受信局確認モードの動作を行う。
尚、処理ステップ4092では日車1072によって同一の表示が行われるが、使用者が位置する場所を考慮して日車1072の日文字を見ることにより、3つの受信局(日本2、米国、英国)の中のいずれの受信局であるのかを容易に把握することが可能であり、実質的に受信局が表示されたことになる。
また、前記受信局確認モードにおいても、制御回路1032は、時刻針1112が時刻を表示するようにモータ1092を制御しているため、時刻針1112による現在時刻表示と日車1072による標準電波信号の受信局表示とが同時に行われる。
尚、制御回路1032における処理ステップS4032〜S4072は、判定手段を構成している。
以上のようにして、ケース2012に受信局名を表記する等の特別な構成を付加することなく、日車1072の日文字によって、受信した標準電波信号の受信局を表示させることが可能になる。
また、前記受信局確認モードにおいても、現在時刻と受信局を同時に表示することが可能になる。
図13において、制御回路1032は、操作ボタン1132が手動操作されたと判断すると(ステップS5012)、通常モードか否かを判断し(ステップS5022)、通常モードでない場合には通常モードに設定して(ステップS5032)、時刻針1112によって時刻表示を行うと共に日車1072によって日表示を行う(ステップS4022)。これにより、アナログ電波時計は、通常の日時表示動作を行う。
このようにして、操作ボタン1132の手動操作により、日及び時刻表示を行う通常モードと、標準電波信号の受信局を表示する受信局確認モードを切り換えて動作させることが可能になる。
尚、本実施の形態では、操作手段として竜頭1122と操作ボタン1132を設け、操作ボタン1132を操作することによって通常モードと受信局確認モードとを切り換えるように構成したが、操作手段として竜頭1122又は操作ボタン1132の一方のみを設け、当該操作手段の操作によって通常モードと受信局確認モードとを切り換えるように構成してもよい。
図14において、制御回路1032は、受信局確認モードか否かを判断し(ステップS6012)、受信局確認モードの場合には所定時刻(例えば、受信局確認モードになった時刻)から一定時間経過したか否かを判断する(ステップS6022)。
制御回路1032は、処理ステップS6022において一定時間経過していないと判断した場合には、前述した受信局確認モードの処理を行う(ステップS4032〜S4102)。
このようにして、所定時刻から所定時間経過した場合に、受信局確認モードから通常モードに自動的に切り換えることが可能になり、使用者は通常モードにおいて現在の日時を知ることができる。
また、日車の日文字によって受信局を表示するのみならず、受信局が送信する標準電波信号の周波数の最上位桁の数字に一致する日文字を日車によって表示するため、受信局を容易に把握することが可能になる等の効果を奏する。
図15は、本第4の実施の形態に係るアナログ電波時計の外観を示す図で、日車1072が見えるように一部切り欠いた図であり、図10と同一部分には同一符号を付している。図15では、標準電波信号の周波数が60kHzであることを示している。
本第4の実施の形態と前記第3の実施の形態は、図15及び図16に示した受信局の表示態様が相違するのみで、回路ブロック図や処理フロー等の他の部分は同様であり、受信局対日車位置対応テーブルは、前記第3の実施の形態と同様に、制御回路103に記憶して使用される。
本第4の実施の形態においても、ケース2012に受信局を表す記号等の特別な構成を付加せずに、日車1072に受信局の標準電波信号の周波数に相当する周波数表示記号7012を付記するという極力簡単な構成の付加により、前記第3の実施の形態と同様の効果を奏する。
図17において、アナログ電波時計は、所定周波数の信号を出力する発振回路1013、発振回路1013からの信号を分周して計時動作の基準となる時間信号を出力する分周回路1023、前記時間信号に基づく計時動作を行って時刻表示用制御信号の出力処理やアナログ電波時計の各構成要素の制御処理あるいは後述する処理等を行う制御回路1033、制御回路1033からの制御信号に応答して時刻針用モータ駆信号を出力するモータドライバ回路1083、前記時刻針用モータ駆動信号によって回転駆動されるモータ1093、モータ1093の回転を伝達する輪列1103、輪列1103によって回転駆動される時刻針(時針、分針、秒針)1113を備えている。
制御回路1033はその内部に、標準電波信号を連続して受信できなかった回数(本実施の形態では日数)等を記憶する非受信日数メモリ1163を有している。
図19は、本発明の実施の形態における受信成否表示モードの処理を示すフローチャートであり、主として、制御回路1033の処理を示している。
図20は、本発明の実施の形態の動作を示す説明図で、標準電波信号の受信成否を表示する際の日車1073の動きを示している。
アナログ電波時計は、分周回路1023からの時計信号に基づく計時動作を行って日時表示を行う通常モードでは、制御回路1033が分周回路1023からの時計信号を計数することによって計時動作を行い(このとき制御回路1033は計時手段として機能する。)、前記計時時刻に対応する制御信号(日車1073を回転制御するための日車用制御信号、時刻針1113を回転駆動するための時刻針用制御信号)を各々モータドライバ回路1043、1083に出力する(このとき制御回路1033は制御手段として機能する。)。
また、制御回路1033は、前記計時時刻が午後12時から所定時間前の所定時刻になると、日車用制御信号をモータドライバ回路1043に出力する。モータドライバ回路1043は、前記日車用制御信号に対応する日車用モータ駆動信号によってモータ1053を回転駆動する。モータ1053は輪列1063を介して日車1073を回転駆動し、所定時間の間に日付けを翌日の日付に変更する。
このとき、制御回路1033は、前記標準電波信号の受信中において自己の計時している時刻を表示し続けるために時刻針1113(特に秒針)を回転駆動する場合、前記標準電波信号に含まれるタイムコードを構成するパルス信号とパルス信号の間(パルス信号の隙間)において時刻針1113を回転駆動するようにモータ1093を制御する。これにより、時刻針の駆動が行われる。このとき、モータ1093の駆動によってノイズが発生した場合でも、前記ノイズによるタイムコードの誤検出を防止できる。
尚、手動操作によって時刻を修正する場合には、竜頭1123を手動操作することによって輪列1103を回転駆動して時刻針1113の時刻合わせを行うと共に、竜頭1123によって修正した時刻情報を制御回路1033に入力する。これにより、制御回路1033の計時時刻と時刻針1113による表示時刻を一致させる。
図19において、制御回路1033は、操作ボタン1133が押し操作されたか否かを判断する(ステップS3013)。制御回路1033は、処理ステップS3013において操作ボタン1133が押し操作されたと判断した場合には受信成否表示モードに切り換えられたと判断して、非受信日数メモリ1163を参照して、受信回路が標準電波信号の受信に前回成功したか否かを判定する。
制御回路1033は、処理ステップS3023において、非受信日数メモリ1163の記憶内容が0の場合には、前回正常に受信できた(前回受信成功)と判定して、図20に示すように、日車1073を所定量ずつ正逆方向に往復運動するようにモータドライバ回路1043に日車用制御信号を出力する(ステップS3033)。ここで、制御回路1033における処理ステップS3023は、標準電波信号の受信成否を判定する判定手段を構成し、処理ステップS3033は制御手段を構成している。
一方、制御回路1033は、処理ステップS3023において、非受信日数メモリ1163に記憶された日数が0でない場合には、前回正常に受信できなかったと判定して、日車1073を駆動することなく処理を終了する。
また、前記受信成否表示モードにおいても、制御回路1033は、時刻針1113が時刻を表示するようにモータ1093を制御しているため、時刻針1113による現在時刻表示と日車1073による受信成否表示とが同時に行われる。
前述した図19における処理では、前回正常に受信できなかった場合、日車1073を駆動することなく処理を終了するようにしていたが、図21の処理においては、前回まで連続して正常に受信できなかった日数である非受信日数を日車1073によって表示するように構成している。
これにより、モータドライバ回路1043は、モータ1053、輪列1063を介して日車1073が非受信日数メモリ1163に記憶された日数と同一の日文字を表示するように日車1073を回転制御する。
したがって、使用者は、日車1073に表示された日文字によって、連続して正常に受信できなかった日数を知ることができる。尚、通常使用される日車1073に記されている日文字は1日〜31日であるので、通常の日車1073を使用した場合には、非受信日数は31日まで表示が可能である。
制御回路1033は、受信成否表示モードにおいて、今までに1度も標準電波信号を正常に受信できていない旨を表すデータがメモリ1163に記憶されていると判定すると、受信回路1153が標準電波信号を今までに一度も正常に受信できていないと判定し、日車1073が日文字と日文字の間を表示した状態で所定時間停止するようにモータドライバ回路1043に日車用制御信号を出力する。
モータドライバ回路1043は、モータ1053、輪列1063を介して日車1073が日文字と日文字の間を表示した状態で所定時間停止するように日車1073を回転制御し、図22のような表示が行われる。これにより、使用者は、今までに1度も標準電波信号を正常に受信できていないことを知ることができる。
したがって、ケース2013に受信成否を表記する等の特別な構成を付加することなく、日車1073の日文字によって、標準電波信号の受信成否を表示させることが可能になる。
また、日車の日文字によって非受信日数を表示しているため、連続して正常に標準電波信号を受信できなかった日数を容易に知ることが可能になる。
また、使用者は、標準電波信号を今までに一度も正常に受信できていないことを知ることができる。
また、受信成否表示モードにおいても、受信成否及び時刻を同時に表示することが可能になる等の効果を奏する。
図23は、本第6の実施の形態に係るアナログ電波時計の外観を示す図で、日車1073が見えるように一部切り欠いた図であり、図18と同一部分には同一符号を付している。
図23において、受信成否表示記号7013として、前回受信できたことを示す記号「○」及び前回受信できなかったことを示す記号「×」を日車1073に設けている。図23では、標準電波信号を前回受信できなかったことを表している。
したがって、本第6の実施の形態においても、ケース2013に受信成否を表す記号等の特別な構成を付加することなく、日車1073に受信成否を示す受信成否表示記号7013を付記するという極力簡単な構成の付加により、前記第5の実施の形態と同様の効果を奏することが可能になる。
尚、前記第5、第6の実施の形態では、連続して正常に標準電波信号を受信できなかった日数がわかるように、制御回路1033は標準電波信号を連続して正常に受信できなかった回数として日数を表示するように構成している。
また、前記第5、第6の実施の形態では、操作手段として竜頭1123と操作ボタン1133を設け、操作ボタン1133によって受信成否表示モードに移行するように構成したが、操作手段として竜頭1123又は操作ボタン1133の一方のみを設け、当該操作手段の操作によって受信成否表示モードに移行するように構成してもよい。
図24において、アナログ電波時計は、所定周波数の信号を出力する発振回路1014、発振回路1014からの信号を分周して計時動作の基準となる時間信号を出力する分周回路1024、前記時間信号に基づく計時動作を行って時刻表示用制御信号の出力処理やアナログ電波時計の各構成要素の制御処理あるいは後述する処理等を行う制御回路1034、制御回路1034からの制御信号に応答して時刻針用モータ駆信号を出力するモータドライバ回路1084、前記時刻針用モータ駆動信号によって回転駆動されるモータ1094、モータ1094の回転を伝達する輪列1104、輪列1104によって回転駆動される時刻針(時針、分針、秒針)1114を備えている。
また、アナログ電波時計は、タイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信するアンテナ1144、アンテナ1144によって受信した標準電波信号に含まれるタイムコードを出力する受信回路1154、所定の手動操作によって輪列1104を駆動して時刻針1114の時刻合わせを行うと共にその操作に応じた操作信号を制御回路1034に入力する竜頭1124、手動操作可能な操作ボタン1134を備えている。
詳細は後述するが、前記時間帯情報は、地域(国を含む)を表す地域情報と所定の基準時刻(例えばグリニッジ標準時)を基準とする前記地域の時差を表す時差情報の少なくとも一方を表す情報であり、時間帯情報対日車位置対応テーブル1174には、前記地域情報(東部地域、中部地域、山地地域、太平洋地域)、時差情報及び日車1074の回転位置を対応付けた状態で、複数の地域について記憶されている。
日車1074には1日〜31日までの日を表す日文字が刻印等によって設けられている。
図26は、制御回路1034に記憶された時間帯情報対日車位置対応テーブル1174の内容を示す図であり、米国において使用する時間帯情報対日車位置対応テーブルの例を示している。前述したように、米国では、GMT(グリニッジ標準時)をタイムコードとして含む標準電波信号が送信され又、米国全土は4つの時間帯(東部地域、中部地域、山地地域太平洋地域)に区分されている。
また、図26の例では、時差に対応する日文字(即ち、時差の絶対値を表す日文字)を表示するように日車1074の回転位置が対応付けられている。
図27〜図29は、本発明の実施の形態の処理を示すフローチャートであり、主として、制御回路1034が制御手段として機能する場合の処理を示している。
アナログ電波時計は、分周回路1024からの時計信号に基づく計時動作を行って日時表示を行う通常モードでは、制御回路1034が分周回路1024からの時計信号を計数することによって計時動作を行い(このとき制御回路1034は計時手段として機能する。)、前記計時時刻に対応する制御信号(日車を回転制御するための日車用制御信号、時刻針を回転駆動するための時刻針用制御信号)を各々モータドライバ回路1044、1084に出力する(このとき制御回路1034は制御手段として機能する。)。
また、制御回路1034は、前記計時時刻が午後12時から所定時間前の所定時刻になると、日車用制御信号をモータドライバ回路1044に出力する。モータドライバ回路1044は、前記日車用制御信号に対応する日車用モータ駆動信号によってモータ1054を回転駆動する。モータ1054は輪列1064を介して日車1074を回転駆動し、所定時間の間に日付けを翌日の日付に変更する。
このとき、制御回路1034は、前記標準電波信号の受信中において自己の計時している時刻を表示し続けるために時刻針1114(特に秒針)を回転駆動しているが、時刻針1114を回転駆動する場合に、前記標準電波信号に含まれるタイムコードを構成するパルス信号とパルス信号の間(パルス信号の隙間)において時刻針1114を回転駆動するようにモータ1094を制御する。これにより、時刻針1114の駆動が行われるが、このとき、モータ1094の駆動によってノイズが発生した場合でも、前記ノイズによるタイムコードの誤検出を防止できる。
例えば、アナログ電波時計が米国の東部地域で使用される場合、後述するようにして時差カウンタ1164に記憶される時差情報は、GMTを基準として−5時間である。受信回路1154が標準電波信号として受信し、制御回路1034が前記標準電波信号に含まれるGMT時刻のタイムコードを受信回路1154から受信すると、前記GMTから前記時差(5時間)を差し引くことによって東部標準時刻を算出し、自己の計時時刻を前記正確な東部標準時刻(現地時刻)に修正する(このとき制御回路1034は時刻修正手段として機能する。)と共に、前記正確な現地時刻に対応する制御信号をモータドライバ回路1084に出力する。
尚、手動操作によって時刻を修正する場合には、竜頭1124を手動操作することによって輪列1104を回転駆動して時刻針1114の時刻合わせを行うと共に、竜頭1124によって修正した時刻情報を制御回路1034に入力する。これにより、制御回路1034の計時時刻と時刻針1114による表示時刻を一致させる。
図27の時間帯情報確認モードにおいて、制御回路1034は、操作ボタン1134が所定操作されたと判定すると(ステップS4014)、時差カウンタ1164に記憶している計数値に1加算(即ち時差カウンタ1164に記憶しているGMT時刻との時差に1時間加算)した後(ステップS4024)、GMTとの時差が9時間になったか否かを判定し(ステップS4034)、GMTとの時差が9時間になったと判定した場合には前記時差を5時間(即ち時差カウンタ1164の計数値を5)に変更して(ステップS4044)、処理ステップS4054に移行する。
制御回路1034は、処理ステップ4054において、GMTとの時差が5時間と判定した場合には、時間帯情報対日車位置対応テーブル1174を参照して、日車1074が日文字「5」を表示するようにモータドライバ回路1044に日車用制御信号を出力する(ステップS4094)。
これにより、モータドライバ回路1044は、モータ1054、輪列1064を介して日車1074を回転駆動し、日車1074によって日文字「5」を表示させる。使用者は日車1074の日文字によって、アナログ電波時計の現在位置する地域が東部地域であり、時刻針1114によって表示されている時刻が東部地域標準時であり又、GMTとの時差が5時間であることを知ることができる。
これにより、モータドライバ回路1044は、モータ1054、輪列1064を介して日車1074を回転駆動し、図25に示すように、日車1074によって日文字「6」を表示させる。使用者は日車1074の日文字によって、現在位置する地域が中部地域であり、時刻針1114によって表示されている時刻が中部標準時であり又、GMTとの時差が6時間であることを知ることができる。
尚、日車1074の日文字は、中部標準時の場合には「6」であるが、前記東部標準時の場合には「5」、後述する山地標準時の場合には「7」、太平洋標準時の場合には「8」が表示される。
これにより、モータドライバ回路1044は、モータ1054、輪列1064を介して日車1074を回転駆動し、日車1074によって日文字「7」を表示させる。使用者は日車1074の日文字によって、現在位置する地域が山地地域であり、時刻針1114によって表示されている時刻が山地標準時であり又、GMTとの時差が7時間であることを知ることができる。
これにより、モータドライバ回路1044は、モータ1054、輪列1064を介して日車1074を回転駆動し、日車1074によって日文字「8」を表示させる。使用者は日車1074の日文字によって、現在位置する地域が太平洋地域であり、時刻針1114によって表示されている時刻が太平洋標準時であり又、GMTとの時差が8時間であることを知ることができる。
また、制御回路1034は、時間帯情報を表示しているときでも時刻針1114を駆動しているため、時間帯情報と時刻を同時に表示することが可能になる。
また、ケース2014には時間帯情報を表す記号等を設ける必要がないため、構成が簡単である。
図28において、制御回路1034は、操作ボタン1134が所定操作されたと判断すると(ステップS5014)、通常モードか否かを判断し(ステップS5024)、通常モードでない場合には通常モードに設定して(ステップS5034)、時刻針1114によって時刻表示を行うと共に日車1074によって日表示を行う(ステップS5044)。これにより、アナログ電波時計は、通常モードによって通常の日時表示動作を行う。
このようにして、操作ボタン1134を所定操作することにより、日及び時刻表示を行う通常モードと、時差や地域といった時間帯情報を表示する時間帯情報確認モードとを切り換えて動作させることが可能になる。
図29において、制御回路1034は、時間帯情報確認モードか否かを判断し(ステップS6014)、時間帯情報確認モードの場合には所定時刻(例えば、時間帯情報確認モードになった時刻)から一定時間経過したか否かを判断する(ステップS6024)。
制御回路1034は、処理ステップS6024において一定時間経過していないと判断した場合には、前述した時間帯情報確認モードの処理を行う(ステップS4054〜S4124)。
このようにして、時間帯情報確認モードにおいて、所定時刻から所定時間経過した場合に、時間帯情報確認モードから通常モードに自動的に切り換えることが可能になり、使用者は通常モードにおいて現在の日時を知ることができる。
また、アナログ電波時計の位置する地域の時間帯情報を表示する時間帯情報確認モードにおいては、時差カウンタ1164に記憶した時差情報及び時間帯情報対日車位置対応テーブル1174を参照して、日車1074の日文字によって時間帯情報を表示するように構成している。
また、時刻針1114(例えば秒針)は時間帯情報の表示には使用せずに時刻表示専用として使用するため、標準電波の受信中であっても時刻と時間帯情報とを同時に表示することが可能になる。また、時間帯情報の表示中であっても時刻針1114によって現在時刻の表示が可能になる。
また、日車1074の日文字によって時差を表示するように構成しているので、基準時刻との時差や地域を容易に把握することが可能になる等の効果を奏する。
前記第7の実施の形態では、時間帯情報を表示するために、日車1074の日文字を使用したが、本第8の実施の形態では、図30に示すように、日車1074に更に、日文字とは異なる、各地域における標準時であることを表す複数の地域標準時表示記号(EST、CST、MST、PST)7014を、時間帯情報表示記号として設けている。尚、図30においても米国の例を挙げている。
図31において、時間帯情報対日車位置対応テーブルは、時間帯情報である米国の地域情報(東部地域、中部地域、山地地域、太平洋地域)、時間帯情報である所定の基準時刻(本実施の形態ではGMT)との時差情報、日車1074に付記した地域標準時表示記号(EST、CST、MST、PST)7014の位置を対応付けたテーブルとなっている。
本第8の実施の形態では、日車1074を回転制御することによって、時間帯情報として、直接的に地域標準時表示記号7014が表示されるが、間接的には前記地域標準時表示記号7014によって表された地域の時差情報が表示されることになる。
尚、前記第7、第8の実施の形態では、米国の例を説明したが、日本時刻等を基準として特定国や特定地域の時間帯情報の表示を行う等、他の国や地域で使用するアナログ電波時計に適用可能である。
図32において、アナログ電波時計は、所定周波数の信号を出力する発振回路1015、発振回路1015からの信号を分周して計時動作の基準となる時間信号を出力する分周回路1025、前記時間信号に基づく計時動作を行って時刻表示用制御信号の出力処理やアナログ電波時計の各構成要素の制御処理あるいは後述する処理等を行う制御回路1035、制御回路1035からの制御信号に応答して時刻針用モータ駆信号を出力するモータドライバ回路1085、前記時刻針用モータ駆動信号によって回転駆動されるモータ1095、モータ1095の回転を伝達する輪列1105、輪列1105によって回転駆動される時刻針(時針、分針、秒針)1115を備えている。
また、アナログ電波時計は、タイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信するアンテナ1145、アンテナ1145によって受信した標準電波信号に含まれるタイムコードを出力する受信回路1155、所定の手動操作によって輪列1105を駆動して時刻針1115の時刻合わせを行うと共にその操作に応じた操作信号を制御回路1035に入力する竜頭1125、手動操作可能な操作ボタン1135を備えている。
ここで、アンテナ1145及び受信回路1155はタイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信する受信手段を構成し、モータ1095は第1モータを構成し、モータ1055は第2モータを構成している。竜頭1125及び操作ボタン1135は操作手段を構成している。また、制御回路1035は、時間信号を計数することによって現在時刻を計時する計時手段、計時している現在時刻を受信したタイムコードに対応する時刻に修正する時刻修正手段、アンテナ1145によって受信する標準電波信号の受信進行状況の段階を判定する受信進行状況判定手段及び制御手段を構成している。
図34は、制御回路1035に記憶された受信進行状況対日車位置対応テーブル1165の内容を示す図である。受信進行状況段階は複数の段階に区分しており、本実施の形態では、受信局の選定を行う動作段階である受信局選定段階、前記選定した受信局から標準電波信号を受信する動作が1回目の受信動作段階であることを表す1回目データ取得段階、前記選定した受信局から標準電波信号を受信する動作が2回目の受信動作段階であることを表す2回目データ取得段階、及び、前記標準電波信号を正常に受信することができた段階である受信成功段階の4つの段階に区分している。
受信進行状況表示動作の詳細は後述するが、概略説明すると、制御回路1035は受信回路1155の受信周波数をスキャンすることによって標準電波信号を受信可能な受信局を選定し(受信局選定段階)、前記選定した受信局からアンテナ1145によって標準電波信号を受信し、受信回路1055が前記標準電波信号中のタイムコードを出力し、制御回路1035は、前記タイムコードを2回(1回目データ取得段階、2回目データ取得段階)連続して正常に受信できた場合に受信成功(受信成功段階)と判定して、自己の計時時刻を前記タイムコードに対応する時刻に修正する(このとき制御回路1035は時刻修正手段として機能する。)。
制御回路1035が受信成功か否か判定する方法としては、種々の方法が採用できるが、本実施の形態では、1回目データ取得段階と2回目データ取得段階において取得したタイムコードが一致する場合に、受信成功と判定するようにしている。
以下、図32〜図35を用いて、本実施の形態に係るアナログ電波時計の動作を説明する。
制御回路1035は、標準電波信号を受信中か否か(即ち、標準電波信号を受信する受信モードか否か)を判定し(ステップS4015)、受信モードでないと判定すると、日時表示を行う通常モードの動作を行う(ステップS4025)。
また、制御回路1035は、前記計時時刻が午後12時から所定時間前の所定時刻になると、日車用制御信号をモータドライバ回路1045に出力する。モータドライバ回路1045は、前記日車用制御信号に対応する日車用モータ駆動信号によってモータ1055を回転駆動する。モータ1055は輪列1065を介して日車1075を回転駆動し、所定時間の間に日付けを翌日の日付に変更する。
制御回路1035は、前記受信モードにおいても、時刻針1115を駆動制御することによって時刻表示を行う。
ここで、制御回路1035における処理ステップS4035〜4065は標準電波信号の受信進行状況を判定する受信進行状況判定を構成し、処理ステップS4025、S4075〜4095は制御手段を構成している。
したがって、ケース2015に受信進行状況を表すための記号等の特別な構成を付加せずに標準電波信号の受信進行状況を表示することが可能になる。
また、時刻針ではなく日車1075による表示であるため、表示が解りやすい等の効果を奏する。
図37は、本第10の実施の形態で使用する受信進行状況対日車位置対応テーブルの内容を示す図である。
前記第9の実施の形態では、受信進行状況を表すために、日車1075の日文字を使用したが、本第10の実施の形態では、日車1075に、受信進行状況を表すための複数種類(本実施の形態では4種類)の受信進行状況表示記号5015を設けた構成となっている。
尚、本第10の実施の形態と前記第9の実施の形態は、図36及び図37に示した受信進行状況の表示態様が相違するのみであり、回路ブロック図や処理フロー等の他の部分は同様である。
本第10の実施の形態においても、ケース2015に受信進行状況を表す記号等の特別な構成を付加することなく、日車1075に受信進行状況表示記号5015を付記するという極力簡単な構成の付加により、前記第9の実施の形態と同様の効果を奏する。
例えば、日本国のみならず米国等、時刻修正用の標準電波信号を使用している国において利用されるアナログ電波時計に適用可能である。
また、日本国や米国等、時刻修正用の標準電波信号を使用している複数の地域において使用されるアナログ電波時計に好適である。
1021、1022、1023、1024、1025・・・分周回路
1031・・・計時手段、時刻修正手段、受信感度判定手段及び制御手段を構成する制御回路
1032・・・計時手段、時刻修正手段、判定手段及び制御手段を構成する制御回路
1033・・・計時手段、時刻修正手段、判定手段及び制御手段を構成する制御回路
1034・・・計時手段、時刻修正手段及び制御手段を構成する制御回路
1035・・・計時手段、時刻修正手段、受信進行状況判定手段及び制御手段を構成する制御回路
1041、1042、1043、1044、1045、1081、1082、1083、1084、1085・・・モータドライバ回路
1051、1052、1053、1054、1055・・・第2モータを構成するモータ
1061、1062、1063、1064、1065、1101、1102、1103、1104、1105・・・輪列
1071、1072、1073、1074、1075・・・日車
1091、1092、1093、1094、1095・・・第1モータを構成するモータ
1111、1112、1113、1114、1115・・・時刻針
1121、1122、1123、1124、1125・・・操作手段を構成する竜頭
1131、1132、1133、1134、1135・・・操作手段を構成する操作ボタン
1141、1142、1143、1144、1145・・・受信手段を構成するアンテナ
1151、1152、1153、1154、1155・・・受信手段を構成する受信回路
1161・・・受信感度対日車位置対応テーブル
1162・・・受信局対日車位置対応テーブル
1163・・・記憶手段を構成する非受信日数メモリ
1164・・・時間帯情報記憶手段を構成する時差カウンタ
1165・・・受信進行状況対日車位置対応テーブル
1174・・・時間帯情報対日車位置対応テーブル
2011、2012、2013、2014、2015・・・ケース
5015・・・受信進行状況表示記号
7011・・・受信感度表示記号
7012・・・種別表示記号
7013・・・受信成否表示記号
7014・・・地域標準時表示記号
Claims (31)
- 現在時刻を表すタイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信する受信手段と、時刻を計時する計時手段と、時刻をアナログ表示する時刻針と、前記時刻針を回転駆動する第1モータと、少なくとも日文字を含む記号を有し前記日文字によって日表示を行う日車と、前記日車を回転駆動する第2モータと、前記計時手段が計時している時刻を前記受信手段によって受信したタイムコードに対応する時刻に修正する時刻修正手段と、日時表示を行うための通常モードにおいて前記計時手段の計時時刻に応じて前記第1モータ及び第2モータを制御することにより、前記時刻針によって時刻を表示すると共に前記日車によって日を表示する制御手段とを備えて成り、
前記制御手段は、前記標準電波信号の受信情報を表示するための受信情報確認モードにおいて、前記受信情報を前記日車を用いて表示するように前記第2モータを制御することを特徴とするアナログ電波時計。 - 前記制御手段は、前記標準電波信号の受信情報を表示するための受信情報確認モードにおいて、前記受信情報を前記日車の記号を用いてデジタル的に表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項1記載のアナログ電波時計。
- 現在時刻を表すタイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信する受信手段と、時刻を計時する計時手段と、時刻をアナログ表示する時刻針と、前記時刻針を回転駆動する第1モータと、日文字を有し前記日文字によって日表示を行う日車と、前記日車を回転駆動する第2モータと、前記計時手段が計時している時刻を前記受信手段によって受信したタイムコードに対応する時刻に修正する時刻修正手段と、日時表示を行うための通常モードにおいて前記計時手段の計時時刻に応じて前記第1モータ及び第2モータを制御することにより、前記時刻針によって時刻を表示すると共に前記日車によって日を表示する制御手段と、前記受信手段によって受信した標準電波信号の受信感度を判定する受信感度判定手段とを備えて成り、
前記制御手段は、前記標準電波信号の受信感度を表示するための受信感度確認モードにおいて、前記受信感度判定手段の判定結果に応じた表示を前記日車の表示によって行うように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項1又は2記載のアナログ電波時計。 - 前記制御手段は、前記受信感度確認モードにおいて、前記受信感度判定手段の判定結果を前記日車の日文字によって表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項3記載のアナログ電波時計。
- 前記日車には、更に日文字とは異なる受信感度を表す受信感度表示記号が設けられて成り、
前記制御手段は、前記受信感度確認モードにおいて、前記受信感度判定手段の判定結果を前記日車の受信感度表示記号によって表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項3記載のアナログ電波時計。 - 前記制御手段は、前記標準電波信号の受信感度と前記日車の位置とを対応付けた受信感度対日車位置対応テーブルを記憶して成り、前記受信感度確認モードにおいて、前記受信感度対日車位置対応テーブルを参照して、前記受信感度判定手段の判定結果に応じた位置に前記日車を回転駆動するように前記第2モータを制御し、前記受信感度判定手段の判定結果を表示することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一に記載のアナログ電波時計。
- 現在時刻を表すタイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信する受信手段と、時刻を計時する計時手段と、時刻をアナログ表示する時刻針と、前記時刻針を回転駆動する第1モータと、少なくとも日文字を有し前記日文字によって日表示を行う日車と、前記日車を回転駆動する第2モータと、前記計時手段が計時している時刻を前記受信手段によって受信したタイムコードに対応する時刻に修正する時刻修正手段と、日時表示を行うための通常モードにおいて前記計時手段の計時時刻に応じて前記第1モータ及び第2モータを制御することにより、前記時刻針によって時刻を表示すると共に前記日車によって日を表示する制御手段と、前記受信手段によって受信した標準電波信号の受信局を判定する判定手段とを備えて成り、
前記制御手段は、前記標準電波信号の受信局を表示するための受信局確認モードにおいて、前記判定手段が判定した受信局の表示を前記日車の表示によって行うように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項1又は2記載のアナログ電波時計。 - 前記制御手段は、前記受信局確認モードにおいて、前記受信局から送信される標準電波信号の周波数の最上位桁の数字を前記日車の日文字によって表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項7記載のアナログ電波時計。
- 前記日車には、更に前記日文字とは異なる標準電波信号の周波数を表す複数の周波数表示記号が設けられて成り、
前記制御手段は、前記受信局確認モードにおいて、前記受信局から送信される標準電波信号の周波数に対応する前記周波数表示記号を表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項7記載のアナログ電波時計。 - 前記制御手段は、前記受信局と前記日車の位置を対応付けた受信局対日車位置対応テーブルを記憶して成り、前記受信局確認モードにおいて、前記受信局対日車位置対応テーブルを参照して、前記判定手段の判定結果に応じた位置に前記日車を回転駆動するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載のアナログ電波時計。
- 現在時刻を表すタイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信する受信手段と、時刻を計時する計時手段と、時刻をアナログ表示する時刻針と、前記時刻針を回転駆動する第1モータと、少なくとも日文字を有し前記日文字によって日表示を行う日車と、前記日車を回転駆動する第2モータと、前記計時手段が計時している時刻を前記受信手段によって受信したタイムコードに対応する時刻に修正する時刻修正手段と、日時表示を行うための通常モードにおいて前記計時手段の計時時刻に応じて前記第1モータ及び第2モータを制御することにより、前記時刻針によって時刻を表示すると共に前記日車によって日を表示する制御手段と、前記受信手段による標準電波信号の受信成否を判定する判定手段とを備えて成り、
前記制御手段は、前記判定手段が判定した受信成否を表示するための受信成否表示モードにおいて、前記受信成否を前記日車によって表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項1又は2記載のアナログ電波時計。 - 前記制御手段は、前記受信成否表示モードにおいて、前記受信成否を前記日車の日文字によって表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項11記載のアナログ電波時計。
- 前記日車には、更に前記日文字とは異なる受信成否を表す受信成否表示記号が設けられて成り、
前記制御手段は、前記受信成否表示モードにおいて、前記受信成否を前記受信成否表示記号によって表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項11記載のアナログ電波時計。 - 前記制御手段は、前記受信成否表示モードにおいて、前記受信手段による前回の受信結果を前記日車によって表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一に記載のアナログ電波時計。
- 前記制御手段は、前記受信成否表示モードにおいて、前記日車が所定の動きを行うように前記第2モータを制御して前回の前記受信手段による受信が正常に行われたことを表示することを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一に記載のアナログ電波時計。
- 前記制御手段は、前記受信手段が連続して前記標準電波信号を正常に受信できなかった回数を記憶する記憶手段を有して成り、前記受信成否表示モードにおいて、前記記憶手段に記憶された数に対応する日文字を前記日車が表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項11乃至15のいずれか一に記載のアナログ電波時計。
- 前記制御手段は、前記受信成否表示モードにおいて、前記受信手段が前記標準電波信号を今までに一度も正常に受信できていない場合には、前記日車の日文字と日文字の間を表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項11乃至16のいずれか一に記載のアナログ電波時計。
- 現在時刻を表すタイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信する受信手段と、時刻を計時する計時手段と、時刻をアナログ表示する時刻針と、前記時刻針を回転駆動する第1モータと、少なくとも日文字を有し前記日文字によって日表示を行う日車と、前記日車を回転駆動する第2モータと、時刻表示を行う地域の時間帯情報を記憶する時間帯情報記憶手段と、前記計時手段が計時している時刻を、前記受信手段によって受信したタイムコードが表す時刻に基づいて前記時間帯情報記憶手段に記憶した時間帯情報を考慮して修正する時刻修正手段と、日時表示を行うための通常モードにおいて前記計時手段の計時時刻に応じて前記第1モータ及び第2モータを制御することにより、前記時刻針によって時刻を表示すると共に前記日車によって日を表示する制御手段とを備えて成り、
前記制御手段は、前記時間帯情報記憶手段に記憶した時間帯情報を表示するための時間帯情報確認モードにおいて、前記時間帯情報の表示を前記日車の表示によって行うように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項1又は2記載のアナログ電波時計。 - 前記制御手段は、前記時間帯情報確認モードにおいて、前記時間帯情報を前記日車の日文字によって表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項18記載のアナログ電波時計。
- 前記制御手段は、前記時間帯情報確認モードにおいて、前記時間帯情報に含まれる時差に対応する前記日車の日文字を表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項19記載のアナログ電波時計。
- 前記日車には、更に前記日文字とは異なる、前記時間帯情報を表す複数の時間帯情報表示記号が設けられて成り、
前記制御手段は、前記時間帯情報確認モードにおいて、前記時間帯情報記憶手段に記憶された時間帯情報に対応する前記時間帯情報表示記号を表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項18記載のアナログ電波時計。 - 前記時間帯情報と前記日車の位置を対応付けた時間帯情報対日車位置対応テーブルを有して成り、前記制御手段は、前記時間帯情報確認モードにおいて、前記時間帯情報対日車位置対応テーブルを参照して、前記時間帯情報記憶手段に記憶された時間帯情報に対応する位置に前記日車を回転駆動するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項18乃至21のいずれか一に記載のアナログ電波時計。
- 操作手段を有すると共に前記時間帯情報記憶手段は時差カウンタによって構成されて成り、前記時差カウンタは、前記操作手段の操作回数に応じて設定された時差を前記時間帯情報として記憶することを特徴とする請求項18乃至22のいずれか一に記載のアナログ電子時計。
- 前記制御手段は、前記操作手段の操作に応答して、前記通常モードと時間帯情報確認モードを切り換えることを特徴とする請求項18乃至23のいずれか一に記載のアナログ電波時計。
- 前記制御手段は、前記時間帯情報確認モードにおいて所定時間経過した場合、前記通常モードに移行させることを特徴とする請求項18乃至24のいずれか一に記載のアナログ電波時計。
- 前記時間帯情報記憶手段には、前記時間帯情報として、米国の東部地域、中部地域、山地地域又は太平洋地域におけるグリニッジ標準時との時差が記憶されて成り、
前記受信手段はグリニッジ標準時を表すタイムコードを含む標準電波信号を受信し、前記時刻修正手段は、前記グリニッジ標準時及び前記時間帯情報記憶手段に記憶している時差に基づいて時刻を算出し、前記計時手段が計時している時刻を前記時刻に修正することを特徴とする請求項18乃至25のいずれか一に記載のアナログ電波時計。 - 前記制御手段は、前記時間帯情報確認モードにおいて、前記日文字によって表示する時間帯情報に係る地域が、前記東部地域、中部地域、山地地域、太平洋地域の場合、各々、日文字「5」、「6」、「7」、「8」を表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項26記載のアナログ電波時計。
- 現在時刻を表すタイムコードを含む標準電波信号を無線によって受信する受信手段と、時刻を計時する計時手段と、時刻をアナログ表示する時刻針と、前記時刻針を回転駆動する第1モータと、日文字を有し前記日文字によって日表示を行う日車と、前記日車を回転駆動する第2モータと、前記計時手段が計時している時刻を前記受信手段によって受信したタイムコードに対応する時刻に修正する時刻修正手段と、日時表示を行うための通常モードにおいて前記計時手段の計時時刻に応じて前記第1モータ及び第2モータを制御することにより、前記時刻針によって時刻を表示すると共に前記日車によって日を表示する制御手段と、前記受信手段による標準電波信号の受信進行状況を判定する受信進行状況判定手段とを備えて成り、
前記制御手段は、前記標準電波信号を受信する受信モードにおいて、前記受信進行状況判定手段の判定結果に応じた表示を前記日車の表示によって行うように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項1又は2アナログ電波時計。 - 前記制御手段は、前記受信モードにおいて、前記受信進行状況判定手段の判定結果を前記日車の日文字によって表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項28記載のアナログ電波時計。
- 前記日車には、更に日文字とは異なる受信進行状況を表す受信進行状況表示記号が設けられて成り、
前記制御手段は、前記受信モードにおいて、前記受信進行状況判定手段の判定結果を前記日車の受信進行状況表示記号によって表示するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項28記載のアナログ電波時計。 - 前記制御手段は、前記標準電波信号の受信進行状況と前記日車の位置とを対応付けた受信進行状況対日車位置対応テーブルを記憶して成り、前記受信モードにおいて、前記受信進行状況対日車位置対応テーブルを参照して、前記受信進行状況判定手段の判定結果に応じた位置に前記日車を回転駆動するように前記第2モータを制御することを特徴とする請求項28乃至30のいずれか一に記載のアナログ電波時計。
Priority Applications (2)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019132852A (ja) * | 2019-04-03 | 2019-08-08 | カシオ計算機株式会社 | 電子時計、時刻取得制御方法及びプログラム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0566279A (ja) * | 1991-09-09 | 1993-03-19 | Seiko Instr Inc | タイマー表示付時計 |
JP2005300204A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Seiko Epson Corp | 電波修正時計、その制御方法、その制御プログラム、記憶媒体 |
-
2007
- 2007-12-10 JP JP2007318553A patent/JP2008216240A/ja not_active Withdrawn
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