JP2008216160A - 飛行体の降着装置試験機器とクイックリリース機構 - Google Patents

飛行体の降着装置試験機器とクイックリリース機構 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な構成で、飛行体の降着装置を試験するクイックリリース機構を提供しようとする。
【解決手段】
従来の固定フックを把持した状態から開放するためのクイックリリース機構にかわって、水平になった回転軸心を持つフック回転軸に揺動自在に案内され前記フック回転軸より下側に固定フックの突出部の下面に接触できる突出部を持つ部材である回転フックと。前記回転フックにフック連結軸で連結されるリンク機構と、を備え、ロック状態とリリース状態との間で状態を変化させることをでき、前記ロック状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を阻止して、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部に引っ掛かかる状態であり、前記リリース状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を自由にし、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部から外れる状態である、ものとした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、飛行体の降着装置を試験する降着装置試験機器とクイックリリース機構とに係る。
飛行体は、離陸し、着陸し、または地上で移動する必要がある。
そのために、飛行体は降着装置を持っている。
例えば、商用大型飛行機は、主車輪と操向可能な首車輪とをもつ。首車輪が飛行機の首部に設けられ、主車輪が翼部分に設けられる。
場合によっては、翼または胴体中央に設けられた主車輪が操向機能をもつこともある。
操縦機器は、舵べダルまたはステアリングハンドルであり、パイロットにより操作される。
ステアリングハンドルは、パイロットの横に設けられ、パイロットの手により回転される。舵べダルは、パイロットの足元に設けられ、パイロットの足により操作される。
降着装置は、車輪と脚構造体とブレーキとで構成される。
操向可能な降着装置は、車輪と脚構造体と操向機器とで構成される。
操向機器は、パイロットが操作した操作量に応じて車輪の操舵角を操舵する機器である。
脚構造体は、車輪を車輪軸の回りに回転自在に支持する。着陸時に、車輪軸の軸心は、地面に対して平行になる。
ブレーキは、車輪に制動力を作用させる機構である。
降着装置の性能を試験するのに降着装置試験機器をもちいる。
降着装置試験機器は、落下塔と揚重機とプラットホームとクイックリリース機構と重錘と反力台と揚力模擬装置とで構成される。
落下塔は、プラットフォームとクイックリリース機構を介して吊られた重錘を所定の高さに上昇または下降させるために案内する構造体である。
落下塔は、プラットフォームと重錘とを上下方向に移動自在に案内するガイドレールを設けられる。ガイドレールは、落下試験時に発生する水平方向の力を受け止め基礎に伝達する。
揚重機は、落下塔の頂部に設置され、プラットフォームを上昇または下降させる動力機器である。
プラットフォームは、下部にクイックリリース機構を支持し、重錘の重量調整用ウエイトの積み下ろし作業の足場を設けられる。
重錘は、機体の重量を模擬し、下側に降着装置を取りつけることをできる。クイックリリース機構により保持され、上昇または下降し、所定の高さでクイックリリース機構により切り離される。重錘は、落下塔のガイドレールに沿って落下する。
反力台は、滑走路を模擬するものである。反力台は、降着装置が接地した際に垂直荷重を支え、垂直荷重と水平荷重とを測定する。
揚力模擬装置は、着陸時に主翼に発生している揚力を模擬する上向きの力を発生させる装置である。揚力模擬装置は、上向き力を重錘に作用させ、重錘を一定速度で落下させる。
簡単に、降着装置試験機器を用いた試験方法を説明する。
試験対象である降着装置を重錘の脚取り付け面に連結する。
クイックリリース機構が、重錘の固定フックを把持する。
プラットホームを落下塔本体に案内させて上昇される。
試験準備が揃うと、クイックリリース機構が固定フックを開放する。
重錘と降着装置が、一体となり落下する。
降着装置の車輪が滑走路を模擬する反力台へ着地する。
降着装置が落下して着地するまでに、所定の測定を行う。
クイックリリース機構は、確実に重錘を保持し、必要な時に確実にかつ瞬時に重錘を開放することを要求される。
特開2002−174573号 特開2004−354238号 特開2002−174573号 特開2004−354238号
本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出されたもので、簡易な構成で、飛行体の降着装置を試験する降着装置試験機器とクイックリリース機構とを提供しようとする。
上記目的を達成するため、本発明に係る上部に水平に突き出た突出部をもち荷重を吊る固定フックを把持した状態から開放するためのクイックリリース機構を、水平になった回転軸心を持つフック回転軸に揺動自在に案内され前記フック回転軸より下側に固定フックの突出部の下面に接触できる突出部を持つ部材である回転フックと。前記回転フックにフック連結軸で連結されるリンク機構と、を備え、ロック状態とリリース状態との間で状態を変化させることをでき、前記ロック状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を阻止して、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部に引っ掛かかる状態であり、
前記リリース状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を自由にし、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部から外れる状態である、ものとした。
上記本発明の構成により、回転フックが、水平になった回転軸心を持つフック回転軸に揺動自在に案内され前記フック回転軸より下側に固定フックの突出部の下面に接触できる突出部を持つ部材である。リンク機構が、前記回転フックにフック連結軸で連結される。ロック状態とリリース状態との間で状態を変化させることをできる。前記ロック状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を阻止して、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部に引っ掛かかる状態である。前記リリース状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を自由にし、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部から外れる状態である。
その結果、前記ロック状態では、前記リンク機構が前記回転フックの揺動を阻止して、固定フックが前記回転フックに引っ掛かかり、荷重を吊る固定フックを把持する。前記リリース状態では、前記リンク機構が前記回転フックの揺動を自由にし、固定フックが前記回転フックから外れ、荷重を吊る固定フックを開放する。
以下に、本発明の実施形態に係る複数のクイックリリース機構を説明する。本発明は、以下に記載した実施形態のいずれか、またはそれらの中の二つ以上が組合わされた態様を含む。
本発明の実施形態に係るクイックリリース機構は、前記リリース状態で前記回転フックの重心と前記リンク機構の重心とが前記リリース状態を維持する位置にある。
上記実施形態の構成により、重力が前記リリース状態で前記回転フックの重心と前記リンク機構の可動部の重心とに作用する。
その結果、重心に作用する重力により、前記リリース状態でその状態を維持できる。
本発明の実施形態に係るクイックリリース機構は、前記リリース状態での前記回転フックの重心と前記リンク機構の可動部の重心とが前記リリース状態を維持する位置にあり、前記ロック状態での前記回転フックの重心と前記リンク機構の可動部の重心とが前記ロック状態を維持する位置にある。
上記実施形態の構成により、重力が前記リリース状態での前記回転フックの重心と前記リンク機構の総合のと重心に作用する。前記ロック状態で重量が前記回転フックの重心と前記リンク機構の可動部の重心とに作用する。
その結果、重心に作用する重力により、前記リリース状態でその状態を維持でき、前記ロック状態でその状態を維持できる。
本発明の実施形態に係るクイックリリース機構は、状態を前記ロック状態から前記リリース状態へ変化させるに従い前記回転フックの重心の位置が下がる。
上記実施形態の構成により、状態を前記ロック状態から前記リリース状態へ変化させるに従い前記回転フックの重心の位置が下がる。
その結果、ロック状態からリリース状態になって固定フックを開放した際に重力が回転フックの重力をさらに下げる向きに作用し、リリース状態を維持する。
本発明の実施形態に係るクイックリリース機構は、状態を前記ロック状態から前記リリース状態へ変化させるに従い前記フック連結軸の位置が下がる。
上記実施形態の構成により、状態を前記ロック状態から前記リリース状態へ変化させるに従い前記フック連結軸の位置が下がる。
その結果、ロック状態からリリース状態になって固定フックを開放した際に前記リンク機構の重みの一部が前記フック連結軸をさらに下方へ押し、リリース状態を維持する。
本発明の実施形態に係るクイックリリース機構は、前記リリース状態で前記固定フックを前記回転フックの下側の位置から上昇させると、前記固定フックが前記回転フックに当たって前記回転フックを揺動させて、状態が前記ロック状態へ遷移する、
上記実施形態の構成により、前記固定フックを前記回転フックの下側の位置から上昇させると、状態が前記リリース状態から前記ロック状態へ遷移する。
その結果、簡易な操作で、状態を前記リリース状態から前記ロック状態へ遷移させることをできる。
本発明の実施形態に係るクイックリリース機構は、前記リンク機構が、水平になった回転軸心を持つレバー回転軸の回りに揺動自在に案内される部材である揺動レバーと、一端を前記揺動レバーにレバー連結軸で連結され他端を前記回転フックに前記フック連結軸で連結された長尺部材である連結レバーと、前記リンク機構の動きを規制する部材であるストッパとを有し、前記ロック状態で、前記リンク機構が前記ストッパに当接し、前記レバー連結軸の回転軸心が前記レバー回転軸の回転軸心と前記フック連結軸の回転軸心とを結ぶ仮想の直線であるロック状態仮想線の上から前記ストッパの側へ僅かに変位した位置である停止位置に位置し、前記リリース状態で、前記レバー連結軸の回転軸心が前記ロック状態仮想線を境として前記停止位置の反対側の位置に位置する、
上記実施形態の構成により、揺動レバーが、水平になった回転軸心を持つレバー回転軸の回りに揺動自在に案内される部材である。連結レバーが、一端を前記揺動レバーにレバー連結軸で連結され他端を前記回転フックに前記フック連結軸で連結された長尺部材である。ストッパが、前記リンク機構の動きを規制する部材である。前記リンク機構が前記ストッパに当接し、前記レバー連結軸の回転軸心が前記ロック状態仮想線の上から前記ストッパの側へ僅かに変位した位置である停止位置に位置して、前記リンク機構がいわゆるオーバーセンターロック位置になり前記フック連結軸の移動を阻止して、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部に引っ掛かかる。前記レバー連結軸の回転軸心が前記ロック状態仮想線を境として前記停止位置の反対側の位置に位置して、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を自由にし、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部から外れる。
その結果、揺動レバーと連結レバーとがいわゆるトグルリンク構造を構成し、前記ロック状態で、回転フックを揺動させる回転トルクが作用した際に、いわゆるオーバーセンターロック位置になったそのトグルリンク構造が前記フック連結軸の移動を阻止し、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部に引っ掛かかる。前記リリース状態では、折れた姿になったトグルリンク構造が前記フック連結軸の移動を自由にし、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部から外れる。
本発明の実施形態に係るクイックリリース機構は、前記リリース状態で前記フック連結軸の回転軸心が前記レバー連結軸の回転軸心と前記フック回転軸の回転軸心とを結ぶ仮想の直線であるリリース状態仮想線の線上またはその近傍の位置に位置する。
上記実施形態の構成により、前記連結レバーと回転フックとがいわゆるトグルリンク構造を構成し、前記リリース状態で、直線状になったトグルリンク構造がレバー連結軸の移動を阻止する。
その結果、前記リリース状態で、揺動レバーに外力が作用しても、状態が前記リリース状態を維持する。
本発明の実施形態に係るクイックリリース機構は、前前記ロック状態で、前記ロック状態仮想線が略水平であり、前記回転フックの重心と前記揺動レバーの重心と前記連結瀬バーの重心とが前記ロック状態を維持する位置にある。
上記実施形態の構成により、前記ロック状態で、前記ロック状態仮想線が略水平である。前記回転フックの重心と前記揺動レバーの重心と前記連結瀬バーの重心とが前記ロック状態を維持する位置にある。
その結果、前記回転フックと前記揺動レバーと前記連結瀬バーとに作用する重力の作用により前記ロック状態を維持し、水平加速度が作用しても前記ロック状態を安定して維持する。
本発明の実施形態に係るクイックリリース機構は、前記ロック状態で、前記フック連結軸の回転軸心が前記フック回転軸の回転軸心の上方にあり、前記ロック状態仮想線が略水平である。
上記実施形態の構成により、前記ロック状態で、前記フック連結軸の回転軸心が前記フック回転軸の回転軸心の上方にあり、前記ロック状態仮想線が略水平である。
その結果、前記揺動レバーと前記連結レバーの重量がフック連結軸に上方から作用し、水平加速度が作用しても前記ロック状態を安定して維持する。
本発明の実施形態に係るクイックリリース機構は、前記リンク機構を動かす駆動機構であるリリースアクチエータを、備え、前記ロック状態で、前記リリースアクチエータが、前記レバー連結軸の回転軸心が前記停止位置から前記ロック状態仮想線を境として前記停止位置の反対側の位置に移動する様に、前記リンク機構を押すことをできる。
上記実施形態の構成により、前記ロック状態で、前記リリースアクチエータが前記リンク機構を押して、前記レバー連結軸の回転軸心が前記停止位置から前記ロック状態仮想線を境として前記停止位置の反対側の位置に移動する。
その結果、揺動レバーと連結レバーとで構成するいわゆるトグルリンク構造が折れた時姿になり、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を自由にし、前記回転フックが固定フックから外れる。
上記目的を達成するため、本発明に係る飛行体の本体に支持される降着装置を試験するための降着装置試験機器を、本体を模擬して降着装置を支持できる重錘フレームと上部に水平に突き出た突出部をもち前記重錘フレームを吊る固定フックとを有する重錘と、前記固定フックを支持した状態から開放するためのクイックリリース機構と、前記クイックリリース機構を支持し上昇下降できるプラットホームと、前記プラットホームと前記重錘とを上下方向に移動自在に案内する落下塔と、を備え、前記クイックリリース機構が、水平になった回転軸心を持つフック回転軸に揺動自在に案内され前記フック回転軸の下側に前記固定フックの突出部の下面に接触できる突出部を持つ部材である回転フックと、前記回転フックにフック連結軸で連結されるリンク機構と、を有し、ロック状態とリリース状態との間で状態を変化させることをでき、前記ロック状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を阻止して、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部に引っ掛かかる状態であり、前記リリース状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を自由にし、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部から外れる状態であるもののとした。
上記本発明の構成により、重錘が、本体を模擬して降着装置を支持できる重錘フレームと上部に水平に突き出た突出部をもち前記重錘フレームを吊る固定フックとを有する。クイックリリース機構が、前記固定フックを支持した状態から開放する機構である。プラットホームが、前記クイックリリース機構を支持し上昇下降できる。落下塔が、前記プラットホームと前記重錘とを上下方向に移動自在に案内する。クイックリリース機構が、回転フックとリンク機構とで構成され、ロック状態とリリース状態との間で状態を変化させることをできる。回転フックが、水平になった回転軸心を持つフック回転軸に揺動自在に案内され前記フック回転軸の下側に前記固定フックの突出部の下面に接触できる突出部を持つ部材である。リンク機構が、前記回転フックにフック連結軸で連結される。前記ロック状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を阻止して、前記回転フックの突出部が前記固定フックの突出部に引っ掛かかる状態である。前記リリース状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を自由にし、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部から外れる状態である。
その結果、前記リンク機構が前記回転フックの揺動を阻止して、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部に引っ掛かかり、荷重を吊る固定フックを把持する。重錘とプラットフォームとを一体で上昇させる。前記リンク機構が前記回転フックの揺動を自由にすると、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部から外れ、荷重を吊る固定フックを開放するので、前記重錘を落下塔に案内されて落下させることをできる。
以上説明したように本発明に係るクイックリリース機構は、その構成により、以下の効果を有する。
固定フックの突出部の下面に接触できる突出部をもつ回転フックを水平なフック回転軸回りに揺動し、回転フックはフック連結軸でリンク機構に連結され、前記ロック状態で、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を阻止して、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部に引っ掛かかり、前記リリース状態で、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を自由にし、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部から外れる様にしたので、前記ロック状態では、前記リンク機構が前記回転フックの揺動を阻止して、前記回転フックが固定フックに引っ掛かかり、荷重を吊る固定フックを把持する。前記リリース状態では、前記リンク機構が前記回転フックの揺動を自由にし、前記回転フックが前記固定フックから外れ、荷重を吊る固定フックを開放する。
前記リリース状態で前記回転フックの重心と前記リンク機構の可動部の重心とが前記リリース状態を維持する位置にある様にしたので、重心に作用する重力により、前記リリース状態でその状態を維持できる。
前記リリース状態での前記回転フックの重心と前記リンク機構の可動部の重心とが前記リリース状態を維持する位置にある。前記ロック状態での前記回転フックの重心と前記リンク機構の可動部の重心とが前記ロック状態を維持する位置にある様にしたので、重心に作用する重力により、前記リリース状態でその状態を維持でき、前記ロック状態でその状態を維持できる。
また、状態を前記ロック状態から前記リリース状態へ変化させるに従い前記回転フックの重心の位置が下がる様にしたので、ロック状態からリリース状態になって固定フックを開放した際に重力が回転フックの重力をさらに下げる向きに作用し、リリース状態を維持する。
また、状態を前記ロック状態から前記リリース状態へ変化させるに従い前記フック連結軸の位置が下がる様にしたので、ロック状態からリリース状態になって固定フックを開放した際に前記リンク機構の重みの一部が前記フック連結軸をさらに下方へ押し、リリース状態を維持する。
また、前記リリース状態で前記固定フックを前記回転フックの下側の位置から上昇させると、前記固定フックが前記回転フックに当たって前記回転フックを揺動させて、状態が前記ロック状態へ遷移する様にしたので、簡易な操作で、前記状態を前記ロック状態にすることができる。
また、ロック状態で、略直線上に並ぶ前記揺動レバーと前記連結レバーとで構成するリンク機構がストッパに当たって回転フックの揺動を阻止し、回転フックが固定フックを把持し、リリース状態で、前記揺動レバーと前記連結レバーとが角度を付けてたリンク機構が回転フックの揺動を自由にして、前記回転フックが前記固定フックを開放する様にしたので、揺動レバーと連結レバーとがいわゆるトグルリンク構造を構成し、前記ロック状態では、回転フックを揺動させる回転トルクが作用した際に、オーバーセンターロック位置にあるトグルリンク構造が前記フック連結軸の移動を阻止し、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部に引っ掛かかる。前記リリース状態では、折れた姿になったトグルリンク構造が前記フック連結軸の移動を自由にし、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部から外れる。
また、前記連結レバーと回転フックがいわゆるトグルリンク構造を構成し、前記リリース状態で、オーバーセンターロック位置になったトグルリンク構造がレバー連結軸の移動を阻止する様にしたので、前記リリース状態で、揺動レバーに加速度が作用しても、状態が前記リリース状態を維持する。
また、前記ロック状態で、前記ロック状態仮想線が略水平であり、前記回転フックの重心と前記揺動レバーの重心と前記連結レバーの重心とが前記ロック状態を維持する位置にある様にしたので、前記回転フックと前記揺動レバーと前記連結レバーとに作用する重力の作用により前記ロック状態を維持し、水平加速度が作用しても前記ロック状態を安定して維持する。
また、前記ロック状態で前記フック連結軸の回転軸心が前記フック回転軸の回転軸心の上方にあり、オーバーセンターロック位置にあるトグルリンク機構が略水平である様にしたので、前記揺動レバーと前記連結レバーの重量がフック連結軸に上方から作用し、水平加速が作用しても、前記ロック状態を安定して維持する。
また、前記ロック状態で前記リリースアクチエータが前記リンク機構を押して、前記レバー連結軸の回転軸心が前記停止位置から前記ロック状態仮想線を境として前記停止位置の反対側の位置に移動する様にしたので、前記ロック状態で、前記リリースアクチエータが前記リンク機構を押して、前記レバー連結軸の回転軸心が前記停止位置から前記ロック状態仮想線を境として前記停止位置の反対側の位置に移動する様にしたので、揺動レバーと連結レバーとで構成するいわゆるトグルリンク構造が折れた姿になり、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を自由にし、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部から外れる。
従って、簡易な構成で、信頼性の高いクイックリリース機構を提供できる。
以上説明したように本発明に係る飛行体の降着装置試験機器は、その構成により、以下の効果を有する。
飛行体の本体に支持される降着装置の試験をするための降着装置試験機器が前記重錘とクイックリリース機構とプラットフォームと落下塔とで構成され、クイックリリース機構に上述の構造を採用する様にしたので、前記リンク機構が前記回転フックの揺動を阻止して、固定フックの突出部が前記回転フックの突出部に引っ掛かかり、荷重を吊る固定フックを把持する。重錘とプラットフォームとを一体で上昇させる。前記リンク機構が前記回転フックの揺動を自由にすると、固定フックが前記回転フックから外れ、荷重を吊る固定フックを開放するので、前記支持機器を落下塔に案内されて落下させることをできる。
従って、簡易な構成で、信頼性の高い降着装置試験機器を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
本発明の実施形態に係る降着装置試験機器とクイックリリース機構とを、図を基に、説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器の正面図である。図2は、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のA−A断面図である。図3は、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のB−B矢視図である。図4は、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のC−C断面図その1である。図5は、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のC−C断面図その2である。図6は、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のD−D断面図その1である。図7は、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のD−D断面図その2である。
降着装置試験機器は、飛行体の降着装置を試験する装置である。
最初に飛行体の降着装置の一例を、説明する。
飛行体の降着装置10は、着陸時に飛行体を支持する装置であって、車輪11と脚構造体12とドラッグブレース13とその他の補機とで構成される。
降着装置は、着陸姿勢と退避姿勢との間で姿勢を変化させる。
着陸姿勢は、車輪を飛行体の本体の外へ出して、飛行体を地上で走行できる姿勢である。
着陸姿勢では、後述する脚構造体の自由端が、下方に向く。
退避姿勢は、車輪を飛行体の本体の中へ格納する姿勢である。
車輪11は、脚構造体12の自由端部に回転自在に支持された車輪である。
例えば、車輪11は、ホイールとホイールの外周にはめられたゴムタイヤである。
脚構造体12は、飛行体の本体に支持され、車輪11をストローク端と該ストローク端より本体に近い位置との間で往復移動自在に支持して、本体の側からストローク端に向かって所定の付勢力で付勢する構造体である。
例えば、脚構造体12は、飛行体の本体に支持され、車輪11を支持する。
着地姿勢では、脚構造体12の長手方向が上下方向に沿う。
ドラッグブレース13は、脚構造体12の姿勢を着陸姿勢と退避姿勢の間で切り替え、着陸姿勢にした際に脚構造体12の姿勢をロックするための機構である。例えば、ドラッグブレース13は、中間の一点で屈曲可能なトグルリンク機構である。
着陸姿勢では、ドラッグブレース13が伸びた状態でロックされる。ドラッグブレース13が、降着装置に作用する水平力を支える。
次に、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器20を、図を基に、説明する。
降着装置試験機器20は、飛行体の降着装置10を試験する機器であって、落下塔100と揚重機200とプラットホーム300とクイックリリース機構400と重錘500と反力台600と揚力模擬装置700とその他の補機とで構成される。
落下塔100は、プラットフォーム300と重錘500とを上下方向に移動自在に案内するガイドレール110を設けられる。ガイドレール110は、落下試験時に発生する水平方向の力を受け止め基礎に伝達する。
揚重機200は、落下塔100の頂部に設置され、プラットフォーム300を上昇または下降させる動力機器である。
プラットフォーム300は、下部にクイックリリース機構400を支持し、重錘500の重量調整用ウエイトの積み下ろし作業の足場を設けられる。
クイックリリース機構400は、上部に水平に突き出た突出部をもち荷重を吊る固定フックを把持した状態から開放するための機構であって、回転フック410とリンク機構420とリリースアクチエータ430と安全装置440とで構成される。
クイックリリース機構400は、ロック状態とリリース状態との間で状態を変化させることをできる。
図4と図6は、ロック状態を示している。
図5と図7は、リリース状態を示している。
ロック状態で、回転フック410とリンク機構420の可動部の重心がロック状態を維持する位置にある。
例えば、回転フック410とリンク機構420の姿勢がロック状態にあるときに、回転フック410とリンク機構420の重心に作用する重力により回転フックに作用する力が、回転フック410をロック姿勢を維持させる方向に押す。
例えば、回転フック410とリンク機構420の姿勢がロック状態にあるときに、回転フック410とリンク機構420の可動部の重心に作用する重力により回転フックに作用する力が、回転フック410をリリース姿勢からロック姿勢に状態を変化させる方向に押す。
例えば、リリース状態での回転フック410の突出部がロック状態での回転フック410の突出部より下方に傾く。
例えば、状態をロック状態からリリース状態へ変化させるに従い回転フック410の重心の位置が下がる。
例えば、状態をロック状態からリリース状態へ変化させるに従いフック連結軸412の位置が下がる、
リリース状態で、回転フック410とリンク機構420の可動部との総合の重心がリリース状態を維持する位置にある。
例えば、回転フック410とリンク機構410がリリース状態にあるときに、回転フック410とリンク機構410の可動部との総合の重心に作用する重力により回転フックに作用する力が、回転フック410をリリース状態を維持させる方向に押す。
例えば、回転フック410とリンク機構410がリリース状態にあるときに、回転フック410とリンク機構410の可動部との総合の重心に作用する重力により回転フックに作用する力が、回転フック410をロック状態からリリース状態に状態を変化させる方向に押す。
降着装置試験機器の場合、後述する重錘500が荷重に相当し、固定フック510は、重錘500の頂部に連結される。
固定フック510は、上部に水平方向に突き出た突出部511をもち荷重を吊る。後述する回転フック410の突出部413が固定フック510の突出部511の下面に接触できる。
例えば、固定フック510は、頂部から水平方向へ突き出た突出部511をもつ。固定フック510の突出部511の下面が、後述する回転フック410の突出部413の上面に当接する。
例えば、固定フック510は、逆L字の形状をもつ。逆L字の形状の横線部の下面が
後述するL字の形状をもつ回転フック410の横線部の上面に当接する。固定フック510の横線部の下面は、先端部が僅かに下方に膨らむ。回転フック410の横線部の上面は、先端部が僅かに上方へ膨らむ。
回転フック410は、水平になった回転軸心を持つフック回転軸411に揺動自在に案内され、フック回転軸411の下側に固定フック510の突出部511の下面に接触できる突出部413を持つ部材である部材である。
後述するフック連結軸412が、回転フック410にフック回転軸411に平行して設けられる。
例えば、ロック状態で、回転フック410の重心Gがフック回転軸411の回転軸心の上方にある。
例えば、リリース状態で、回転フック410の重心Gがフック回転軸411の回転軸心の上方にある。
また例えば、リリース状態において回転フック410の重心がフック回転軸411の回転軸心より上方にあり、ロック状態での回転フック410の重心がリリース状態での回転フック410の重心より上方にある。
また例えば、ロック状態で、フック連結軸412の回転軸心がフック回転軸411の回転軸心の上方にある。
また例えば、ロック状態で、フック連結軸412の回転軸心がフック回転軸411の回転軸心の真上にある。
フック回転軸411がL字の形状の横線と縦線の交差する位置に横線と縦線とで形成する面に直交して設けられ、フック連結軸412が縦線の先端部に横線と縦線とで形成する面に直交して設けられてもよい。
リリース状態で、固定フック510を回転フック410の下側の位置から上昇させると、固定フック510が回転フック410に当たって回転フック410を揺動させて、状態がロック状態へ遷移してもよい。
例えば、リリース状態で、固定フック510を回転フック410の下側の位置から上昇させると固定フック510の逆L字の形状の横線部が回転フック410のL字の形状の縦線部に当たって、回転フック410を揺動させ、状態をロック状態に遷移させる。
リンク機構420は、回転フック410にフック連結軸412で連結される機構である。
ロック状態が、リンク機構420がフック連結軸412の移動を阻止して、固定フック510の突出部511が回転フック410の突出部413に引っ掛かかる状態である。
リリース状態が、リンク機構420がフック連結軸412の移動を自由にし、固定フック510の突出部511が回転フック410の突出部413から外れる状態である、
クイックリリース機構は、複数の回転フック410を備えていてもよい。
図1〜図6は、2個の回転フック410と2個のリンク機構とを備えたクイックリリース機構500を示している。
リンク機構420は、揺動レバー421と連結レバー422と第一ストッパ423と第二ストッパ424とレバー回転軸425とレバー連結軸426とロック状態センサ427とリリース状態センサ428とで構成されてもよい。
揺動レバー421は、水平になった回転軸心を持つレバー回転軸425の回りに揺動自在に案内される部材である。
例えば、揺動レバー421は、レバー回転軸425を介してプラットフォーム本体310に支持され、揺動自在に案内される。
レバー回転軸425は、フック回転軸411に平行であってもよい。
レバー回転軸425が、長尺部材である揺動レバー421の一方の端部の側に設けられる。
レバー回転軸425の回転軸心とレバー連結軸426の回転軸心との距離が、フック回転軸411の回転軸心とフック連結軸412の回転軸心との距離と略等しくてもよい。
後述するレバー連結軸426が、揺動レバー421の他方の端部の側に設けられる。
レバー回転軸425の回転軸心とレバー連結軸426の回転軸心は、平行であってもよい。
連結レバー422は、一端を揺動レバー421にレバー連結軸426で連結され、他端を回転フック410にフック連結軸412で連結された長尺部材である。
第一ストッパ423は、ロック状態でリンク機構420に当接する部材である。
リンク機構420がリリース状態からロック状態に変位した際に、第一ストッパ423は、リンク機構420がロック状態を越えてさらに変位しない様に、リンク機構420の動きを阻止する。
ロック状態にあるとき、リンク機構420は第一ストッパ423に当たり、いわゆるオーバーセンターロック位置にある。
第二ストッパ424は、リリース状態でリンク機構420に当接する部材である。
リンク機構420がロック状態からリリース状態に変位した際に、第二ストッパ424は、リンク機構420がリリース状態を越えてさらに変位しない様に、リンク機構420の動きを阻止する。
上記の構造により、第二ストッパ424は、リリース状態を安定的に維持でき、さらに、固定フックの押し上げで容易にリリース状態からロック状態へ移動可能な位置にリンク機構420を保持できる。
ロック状態で、リンク機構420が第一ストッパ423に当接し、レバー連結軸426の回転軸心がレバー回転軸425の回転軸心とフック連結軸412の回転軸心とを結ぶ仮想の直線であるロック状態仮想線Rの上から第一ストッパ423の側へ僅かに変位した位置である停止位置Pに位置する。
この状態を、リンク機構420がオーバーロックセンター位置にあるという。
リリース状態で、レバー連結軸426の回転軸心がロック状態仮想線Rを境として停止位置Pの反対側の位置に位置する。
ロック状態仮想線Rが略水平であってもよい。
例えば、ロック状態で、フック連結軸412の回転軸心がフック回転軸411の回転軸心の上方に位置し、ロック状態仮想線Rが水平である。
例えば、ロック状態で、フック連結軸412の回転軸心がフック回転軸411の回転軸心の真上に位置し、ロック状態仮想線Rが水平である。
例えば、ロック状態で、連結レバー422の下面が第一ストッパ423に当接し、レバー連結軸426の回転軸心がレバー回転軸425の回転軸心とフック連結軸412の回転軸心とを結ぶ仮想の直線であるロック状態仮想線Rの上から第一ストッパ413の側へ距離Xだけ変位した位置である停止位置Pに位置する。
例えば、リリース状態で、フック連結軸412の回転軸心がレバー連結軸426の回転軸心とフック回転軸411の回転軸心とを結ぶ仮想の直線であるリリース状態仮想線Lの上またはその近傍の位置に位置する。
例えば、リリース状態で、連結レバー422の下面が第二ストッパ424に当接し、フック連結軸412の回転軸心がレバー連結軸426の回転軸心とフック回転軸411の回転軸心とを結ぶ仮想の直線であるリリース状態仮想線Lの上または近傍の位置に位置する。
ロック状態センサ427は、リンク機構420がロック状態であることを検知するセンサである。
例えば、ロック状態センサ427は、ロック状態にある際の揺動レバー421を検知する近接センサである。
リリース状態センサ428は、リンク機構420がリリース状態であることを検知するセンサである。
例えば、リリース状態センサ428は、リリース状態にある際の揺動レバー421を検知する近接センサである。
リリースアクチエータ430は、リンク機構を動かす駆動機構である。
ロック状態で、リリースアクチエータ430が、レバー連結軸426の回転軸心が停止位置Pからロック状態仮想線Rを境として停止位置Pの反対側の位置に移動する様に、リンク機構420を押せる。
例えば、リリースアクチエータ430は、直動アクチエータ431とリリースレバー432とで構成される。
直動アクチエータ431は、リリースレバー432を押して揺動させることをできる直線構造できるアクチエータである。
直動アクチエータ431は、直動するロッド433の先端をリリースレバー432の端部に押し当てることをできる。
例えば、直動アクチエータ431は、直動するロッド433の先端をリリースレバー432のローラ434に押し当てることをできる。
リリースレバー432は、レバー回転軸425の回転軸心の回りに揺動レバー421と一体となって揺動する様になった部材である。
レバー回転軸425は、回転軸心の回りに回転自在にプラットフォーム本体310に支持される。リリースレバー432と揺動レバー421とがレバー回転軸425に回転不能に各々に固定される。
例えば、リリースレバー432の先端に回転自在に取り付けられたローラ434が、直動アクチエータ431のロッドの先端で押されると、リリースレバー432が揺動し、連動して揺動レバー421が同一回転方向に揺動する
リリースレバー432は、後述する安全装置440の安全ピン441が挿入される貫通穴が435設けられていても良い。
安全装置440は、通常の時にはリンク機構420がロック状態を維持する様にリンク機構420の動きを固定し、所望の時にリンク機構420がロック状態からリンク状態に移動可能に動きを許容するための装置である。
例えば、安全装置440は、安全ピン441と安全アクチエータ442とで構成される。
例えば、安全ピン441は、ロック状態のリリースレバー432に設けられた貫通穴435に挿入可能になったピンである。
通常時、安全ピン441は、リリースレバー432の貫通穴435に挿入される方向に付勢されている。安全ピン441がリリースレバー432の貫通穴435に挿入されると、リリースレバー432は揺動不能になる。従って、リンク機構420は、ロック状態を維持する。
所望の時、安全アクチエータ442が作動し、安全ピン441をリリースレバー432の貫通穴435から引き抜く。
重錘500は、機体の重量を模擬し、下側に降着装置を取りつけることをできる。クイックリリース機構400により保持され、上昇または下降し、所定の高さでクイックリリース機構400により切り離される。重錘500は、落下塔100のガイドレール110に沿って落下する。
反力台600、滑走路を模擬するものである。反力台600は、降着装置10が接地した際に垂直荷重を支え、垂直荷重と水平荷重とを測定する。
揚力模擬装置700、着陸時に主翼に発生している揚力を模擬する上向きの力を発生させる装置である。揚力模擬装置は、上向き力を重錘500に作用させ、重錘500を所定の速度で落下させる。
次に、本発明の実施形態に係る降着装置試験機器とクイックリリース機構の作用を、図を基に説明する。
(準備作業)
試験対象の降着装置10を、重錘500の取り付け面に取り付ける。
クイックリリース機構400の状態がリリース状態であり、リリースアクチエータ430がロッドを上方に上げている。
重錘500の固定フック510の突出部511が回転フック410の突出部413から外れている。
(把持作業)
リリースアクチエータ430がロッド433を下方に下げる。
プラットフォーム300と重錘500とを接近させる。
固定フック510が、回転フック410の下側から上方へ接近する。
固定フック510の上部が、回転フック410に当たり、回転フック410が揺動する。
クイックリリース機構400の状態がロック状態になり、固定フック510の突出部511が回転フック410の突出部413に引っ掛かかる。
安全装置440が、安全ピン441をリリースレバー432の貫通穴435に挿入する。
(上昇作業)
揚重機200を作動させて、一体となったプラットフォーム300と重錘500と降着装置10とを上昇させる。
(下降作業)
揚重機200を作動させて、一体となったプラットフォーム300と重錘500と降着装置10とが下降させる。
(リリース作業)
降着装置10と反力台600との距離が所定距離になると、揚重機200が、プラットフォーム300の降下を停止する。
安全装置440を作動させ、安全ピン441をリリースレバー432の貫通穴435から引き抜く。この際、リンク機構は、オーバーセンタロック位置にある効果により安定的にロック状態を維持する。
リリースアクチエータ430を作動させて、ロッド433を上昇させる。
ロッド433がリリースレバー432のローラ434に当たると、リリースレバー432が揺動し、連動して揺動レバー421が揺動する。
レバー連結軸426の回転軸心が停止位置Pからロック状態仮想線Rを越えて反対側の位置へ移動すると、フック連結軸412の移動が自由になる。固定フック510の吊る重錘500の重量が、回転フック410を揺動させる。
回転フック410が揺動すると、固定フック510の突出部511が回転フック410の突出部413から外れる。
リリースアクチエータ430がさらにロッド433を上方へ伸ばす。
リンク機構420が第二ストッパ424に当たって止まる。 クイックリリース機構400の状態がリリース状態になる。
まれに、リンク機構420が第二ストッパ424に当たった際の反動で動く場合には、リリースアクチエータ430のロッドに当たって反動による動きを止められる。
(降下模擬作業)
重錘500と降着装置10が一体で落下する。
揚力模擬装置700が、降着装置10に作用する飛行機の揚力を模擬する。
降着装置10が反力台に600に着地する。
上述の実施形態の降着装置試験機器とクイックリリース機構を用いれば、以下の効果を発揮する。
固定フック510の突出部511の下面に接触できる突出部413をもつ回転フック410を水平なフック回転軸411の回りに揺動し、リンク機構420が回転フック410にフック連結軸412で連結され、ロック状態で、リンク機構420がフック連結軸412の移動を阻止して、固定フック510の突出部511が回転フック410の突出部413に引っ掛かかり、リリース状態で、リンク機構420がフック連結軸412の移動を自由にし、固定フック510の突出部511が回転フック410の突出部413から外れる様にしたので、ロック状態では、リンク機構420が回転フック410の揺動を阻止して、固定フック510の突出部511が回転フック410の突出部413に引っ掛かかり、荷重を吊る固定フック510を把持する。リリース状態では、リンク機構420が回転フック410の揺動を自由にし、固定フック510が回転フック410から外れ、荷重を吊る固定フック510を開放して、荷重を落下させることをできる。
また、リリース状態で回転フック410の重心Gがフック回転軸411の回転軸心より上方にある様にしたので、固定フックを開放した際に、回転フックの重心に作用する重力の作用により回転フック410を押さえて、リリース状態を安定して維持する。
また、リリース状態で回転フック410の重心Gがフック回転軸411の回転軸心より上方にあり、ロック状態での重心の位置がリリース状態での重心の位置より上方にある様にしたので、固定フック510を開放した後、回転フック410が安定してリリース状態を維持する。
また、リリース状態で、固定フック510を回転フック410の下側の位置から上昇させると、固定フック510が回転フック410に当たって回転フック410を揺動させて、状態がロック状態へ遷移する様にしたので、簡易な操作で、状態をリリース状態からロック状態へ遷移させることをできる。
また、前記リリース状態での回転フック410の突出部がロック状態での回転フック410の突出部より下方に傾く様にしたので、回転フック410の突出部413が固定フック510の突出部511からスムースに離れる。
また、状態をロック状態からリリース状態へ変化させるに従い回転フック410の重心の位置が下がる様にしたので、ロック状態からリリース状態になって固定フック410を開放した際に重力が回転フックの重力をさらに下げる向きに作用し、リリース状態を維持する。
また、状態をロック状態からリリース状態へ変化させるに従いフック連結軸412の位置が下がる様にしたので、ロック状態からリリース状態になって固定フック410を開放した際に前記リンク機構の重みの一部が前記フック連結軸412をさらに下方へ押し、リリース状態を維持する。
また、ロック状態で略直線上に並ぶ揺動レバー421と連結レバー422とで構成するリンク機構が第一ストッパ423に当たって回転フック410の揺動を阻止し、回転フック410が固定フック510を把持し、リリース状態で、揺動レバー421と連結レバー422とが折れた姿になったリンク機構が回転フック410の揺動を自由にして、回転フック410が固定フック510を開放する様にしたので、揺動レバー421と連結レバー422とがいわゆるトグルリンク構造を構成し、ロック状態では、回転フック410を揺動させる回転トルクが作用した際に、ロックモードになったそのトグルリンク構造がフック連結軸412の移動を阻止し、固定フック510が回転フック410に引っ掛かかる。リリース状態では、リリースモードになったトグルリンク構造がフック連結軸412の移動を自由にし、固定フック510が回転フック410から外れる。
また、連結レバー422と回転フック410がいわゆるトグルリンク構造を構成し、リリース状態で、オーバーセンターロック位置になったそのトグルリンク構造がレバー連結軸426の移動を阻止する様にしたので、リリース状態で、揺動レバー421に外力または加速度が作用しても、状態がリリース状態を維持する。
また、ロック状態で、ロック状態仮想線が略水平であり、回転フック410と揺動レバー421と連結レバー422との総合の重心がロック状態を維持する位置にある様にしたので、回転フック410と揺動レバー421と連結レバー422との総合の重心に作用する重力によりロック状態を維持し、オーバーセンターロック位置にある効果により回転フック410に水平加速度が作用してもロック状態を安定して維持する。
また、ロック状態で、フック連結軸412の回転軸心がフック回転軸411の回転軸心の真上にあり、ロック状態仮想線が略水平である様にしたので、揺動レバー421と連結レバー422の重量がフック連結軸412に上方から作用し、オーバーセンターロック位置にある効果により回転フック410に外力または水平加速度が作用しても、ロック状態を安定して維持できる。
また特に、地震等で、クイックリリース機構に大きな水平加速度、垂直加速度が作用したときにも、クイックリリース機構が思いがけない動きをすることを抑制できる。
また、ロック状態で、リリースアクチエータ430がリンク機構420を押して、レバー連結軸426の回転軸心が停止位置Pからロック状態仮想線Rを境として停止位置Pの反対側の位置に移動する様にしたので、揺動レバー421と連結レバー422とで構成するいわゆるトグルリンク構造がロックモードから解除され、リンク機構420がフック連結軸412の移動を自由にし、重錘の重量で瞬時に固定フック510が回転フック410から外れる。
また特に、地震等が発生して、外力または垂直加速度が作用しても、リンク機構が予期しない動きをしない。
以上説明したように本発明に係る飛行体の降着装置試験機器は、その構成により、以下の効果を有する。
飛行体の本体に支持される降着装置10の試験をするための降着装置試験機器20が重錘500とクイックリリース機構400とプラットフォーム300と落下塔100とで構成され、クイックリリース機構400に上述の構造を採用し様にしたので、リンク機構420が回転フック410の揺動を阻止して、固定フック510の突出部511が回転フック410の突出部413に引っ掛かかり、荷重を吊る固定フック510を把持する。重錘500とプラットフォーム300とを一体で上昇させる。リンク機構420が回転フックの410揺動を自由にし、固定フック510が回転フック410から外れ、重錘フレーム520を吊る固定フック510を開放するので、重錘500と降着装置10とを落下塔100のガイドレール510に案内されて落下させることをできる。
従って、簡易な構成で、信頼性の高い降着装置試験機器を提供できる。
本発明は以上に述べた実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。
実施例では、2個の回転フックと2個のリンク機構を持った例で、クイックリリース機構を説明したが、これに限定されず、1、2・・・・N個の回転フックとリンク機構とを持っていても良い。
また、実施例では、降着装置試験装置に採用した例でクイックリリース機構を説明したが、これに限定されず、他の装置に採用してもよい。
本発明の実施形態に係る降着装置試験機器の正面図である。 本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のA−A断面図である。 本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のB−B矢視図である。 本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のC−C断面図その1である。 本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のC−C断面図その2である。 本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のD−D断面図その1である。 本発明の実施形態に係る降着装置試験機器のD−D断面図その2である。
符号の説明
R ロック状態仮想線
L リリース状態仮想線
P 停止位置
G 重心
10 降着装置
20 降着装置試験機器
100 落下塔
110 ガイドレール
200 揚重機
300 プラットフォーム
310 プラットフォーム本体
400 クイックリリース機構
410 回転フック
411 フック回転軸
412 フック連結軸
420 リンク機構
421 揺動レバー
422 連結レバー
423 第一ストッパ
424 第二ストッパ
425 レバー回転軸
426 レバー連結軸
427 ロック状態センサ
428 リリース状態センサ
430 リリースアクチエータ
431 直動アクチエータ
432 リリースレバー
433 ロッド
434 ローラ
435 貫通穴
440 安全装置
441 安全ピン
442 安全アクチエータ
500 重錘
510 固定フック
520 重錘フレーム
600 反力台
700 揚力模擬装置

Claims (12)

  1. 上部に水平に突き出た突出部をもち荷重を吊る固定フックを把持した状態から開放するためのクイックリリース機構であって、
    水平になった回転軸心を持つフック回転軸に揺動自在に案内され前記フック回転軸より下側に固定フックの突出部の下面に接触できる突出部を持つ部材である回転フックと。
    前記回転フックにフック連結軸で連結されるリンク機構と、
    を備え、
    ロック状態とリリース状態との間で状態を変化させることをでき、
    前記ロック状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を阻止して、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部に引っ掛かかる状態であり、
    前記リリース状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を自由にし、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部から外れる状態である、
    ことを特徴とするクイックリリース機構。
  2. 前記リリース状態で前記回転フックの重心と前記リンク機構の可動部の重心とが前記リリース状態を維持する位置にある、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクイックリリース機構。
  3. 前記リリース状態での前記回転フックの重心と前記リンク機構の可動部の重心とが前記リリース状態を維持する位置にあり、
    前記ロック状態での前記回転フックの重心と前記リンク機構の可動部の重心とが前記ロック状態を維持する位置にある、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクイックリリース機構。
  4. 状態を前記ロック状態から前記リリース状態へ変化させるに従い前記回転フックの重心の位置が下がる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクイックリリース機構。
  5. 状態を前記ロック状態から前記リリース状態へ変化させるに従い前記フック連結軸の位置が下がる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクイックリリース機構。
  6. 前記リリース状態で前記固定フックを前記回転フックの下側の位置から上昇させると、前記固定フックが前記回転フックに当たって前記回転フックを揺動させて、状態が前記ロック状態へ遷移する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクイックリリース機構。
  7. 前記リンク機構が、水平になった回転軸心を持つレバー回転軸の回りに揺動自在に案内される部材である揺動レバーと、一端を前記揺動レバーにレバー連結軸で連結され他端を前記回転フックに前記フック連結軸で連結された長尺部材である連結レバーと、前記リンク機構の動きを規制する部材であるストッパとを有し、
    前記ロック状態で、前記リンク機構が前記ストッパに当接し、前記レバー連結軸の回転軸心が前記レバー回転軸の回転軸心と前記フック連結軸の回転軸心とを結ぶ仮想の直線であるロック状態仮想線の線上から前記ストッパの側へ僅かに変位した位置である停止位置に位置し、
    前記リリース状態で、前記レバー連結軸の回転軸心が前記ロック状態仮想線を境として前記停止位置の反対側の位置に位置する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクイックリリース機構。
  8. 前記リリース状態で、前記フック連結軸の回転軸心が前記レバー連結軸の回転軸心と前記フック回転軸の回転軸心とを結ぶ仮想の直線であるリリース状態仮想線の線上またはその近傍の位置に位置する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のクイックリリース機構。
  9. 前記ロック状態で、前記ロック状態仮想線が略水平であり、前記回転フックの重心と前記揺動レバーの重心と前記連結瀬バーの重心とが前記ロック状態を維持する位置にある、
    ことを特徴とする請求項7に記載のクイックリリース機構。
  10. 前記ロック状態で、前記フック連結軸の回転軸心が前記フック回転軸の回転軸心の上方にあり、前記ロック状態仮想線が略水平である、
    ことを特徴とする請求項7に記載のクイックリリース機構。
  11. 前記リンク機構を動かす駆動機構であるリリースアクチエータを、
    備え、
    前記ロック状態で、前記リリースアクチエータが、前記レバー連結軸の回転軸心が前記停止位置から前記ロック状態仮想線を境として前記停止位置の反対側の位置に移動する様に、前記リンク機構を押すことをできる、
    ことを特徴とする請求項7に記載のクイックリリース機構。
  12. 飛行体の本体に支持される降着装置を試験するための降着装置試験機器であって、
    本体を模擬して降着装置を支持できる重錘フレームと上部に水平に突き出た突出部をもち前記重錘フレームを吊る固定フックとを有する重錘と、
    前記固定フックを支持した状態から開放するためのクイックリリース機構と、
    前記クイックリリース機構を支持し上昇下降できるプラットホームと、
    前記プラットホームと前記重錘とを上下方向に移動自在に案内する落下塔と、
    を備え、
    前記クイックリリース機構が、
    水平になった回転軸心を持つフック回転軸に揺動自在に案内され前記フック回転軸の下側に前記固定フックの突出部の下面に接触できる突出部を持つ部材である回転フックと。
    前記回転フックにフック連結軸で連結されるリンク機構と、
    を有し、
    ロック状態とリリース状態との間で状態を変化さることをでき、
    前記ロック状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を阻止して、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部に引っ掛かかる状態であり、
    前記リリース状態が、前記リンク機構が前記フック連結軸の移動を自由にし、前記回転フックの突出部が固定フックの突出部から外れる状態である、
    ことを特徴とする降着装置試験機器。
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