JP2008215383A - 自動変速装置 - Google Patents

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Takaaki Kato
孝昭 加藤
Takeshi Fukaya
剛 深谷
Takashi Ogawa
隆司 小川
Akihito Hongoya
彰人 本郷谷
Hiroyuki Tsukamoto
広幸 塚本
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Abstract

【課題】 前進8段の、変速比ステップをバランスよく保つ自動変速装置を提供。
【解決手段】 入力軸11の回転でサンギアS0が駆動される第1遊星歯車装置PG0;そのリングギアR0とキャリアC0にサンギアS1とキャリアC1が連結された第2遊星歯車装置PG1;そのR1によって回転駆動されるR2を持つ第3遊星歯車装置PG2;そのS2に連結されたS3を持つ第4遊星歯車装置PG3;入力軸にS2を選択的に連結する第1クラッチC−1;入力軸にC2を選択的に連結する第2クラッチC−2;C0の回転を選択的規制する第1ブレーキB−1;R2の回転を選択的規制する第2ブレーキB−2;R0の回転を選択的規制する第3ブレーキB−3;および、R3の回転を選択的規制する第4ブレーキB−4;を備える。更に、入力軸にS0を連結、又は、R1にR2を連結する第3クラッチC−3を備える。PG0〜PG3はシングルピニオン型。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力軸に出力軸を、減速用複式遊星歯車装置および変速用複式遊星歯車装置で連結し、これらの装置に連結した複数のクラッチおよびブレーキの接離動作および回転規制/解除によって、多段階の変速比の速度変換を行う自動変速装置に関する。
特開2002−213545号公報 自動変速機を搭載した車両の燃費の向上,該自動変速機の動力伝達性能の向上,円滑な変速、あるいは、車両運転の快適性の向上、などを図るために、変速段数(変速比)を多くししかも、出力回転速度の全範囲に、変速比が滑らかに分布することが求められている。
特許文献1に記載の第1態様の自動変速機は、入力軸に連結したサンギアに小径ピニオンが噛み合い、該小径ピニオンに第1のリングギアが噛み合うとともに、該小径ピニオンと同軸で一体の大径ピニオンが第2リングギアに噛み合う減速用複式遊星歯車装置に、前記ピニオンを支持するキャリアに連結されたリングギアを持つシングルピニオン遊星歯車装置とそのサンギアに連結されたサンギアを持つもう一つのシングルピニオン遊星歯車装置とを持つシンプソン型の変速用複式遊星歯車装置を、結合したものである。
引用文献1に記載の自動変速機は、隣接する変速段間の変速比の差(例えば「ステップ」=隣接下位側変速段のギア比/上位側変速段のギア比)の最小値が比較的に小さく(例えば図2では1.053、図5では1.077)、変速比ステップのバランスが悪い。このようにステップが1.1未満であることは、変速前と変速後とのギア比が余り変化しないことを示しており、特に運転中にあって変速を行ったにも拘らず、運転者にとって変速感(変速を行った感覚)が得られず、違和感を与えてしまう虞がある。
本発明の目的は、変速比ステップをバランス良く保つ自動変速装置を提供することである。
請求項1に記載の自動変速装置(107/108/109)は、
入力軸(11)および出力軸(12);
前記入力軸によって回転駆動されるサンギア(S0),該サンギアに噛み合うピニオン,該ピニオンが噛み合うリングギア(R0)、および、該ピニオンを支持するキャリア(C0)、を持つ第1遊星歯車装置(PG0);
第1遊星歯車装置(PG0)のリングギア(R0)に連結されたサンギア(S1),該サンギアに噛み合うピニオン,該ピニオンが噛み合うリングギア(R1)、および、該ピニオンを支持し第1遊星歯車装置のキャリア(C0)に連結されたキャリア(C1)、を持つ第2遊星歯車装置(PG1);
第2遊星歯車装置(PG1)のリングギア(R1)によって回転駆動されるリングギア(R2),該リングギアに噛み合うピニオン,該ピニオンに噛み合うサンギア(S2)、および、該ピニオンを支持するキャリア(C2)、を持つ第3遊星歯車装置(PG2);
第3遊星歯車装置(PG2)のサンギア(S2)に連結されたサンギア(S3),該サンギアに噛み合うピニオン,該ピニオンに噛み合い第3遊星歯車装置のキャリアに連結されるリングギア(R3)、および、該ピニオンを支持し前記出力軸(12)に連結されたキャリア(C3)、を持つ第4遊星歯車装置(PG3);
前記入力軸(11)に第3遊星歯車装置(PG2)のサンギア(S2)を選択的に連結する第1クラッチ(C−1);
前記入力軸(11)に第3遊星歯車装置(PG2)のキャリア(C2)を選択的に連結する第2クラッチ(C−2);
第1遊星歯車装置(PG0)のキャリア(C0)の回転を選択的に規制する第1ブレーキ(B−1);
第3遊星歯車装置(PG2)のリングギア(R2)の回転を選択的に規制する第2ブレーキ(B−2);
第1遊星歯車装置(PG0)のリングギア(R0)の回転を選択的に規制する第3ブレーキ(B−3);および、
第4遊星歯車装置(PG3)のリングギア(R3)の回転を選択的に規制する第4ブレーキ(B−4);を備える。
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応装置,機器の符号を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
請求項2に記載の自動変速装置(101/102/103)は、請求項1に記載の自動変速装置において、更に、前記入力軸(11)に第1遊星歯車装置(PG0)のサンギア(S0)を選択的に連結する第3クラッチ(C−3)を備えたものである。
請求項3に記載の自動変速装置(104/105/106)は、請求項1に記載の自動変速装置において、更に、第2遊星歯車装置(PG1)の前記リングギア(R1)に第3遊星歯車装置(PG2)の前記リングギア(R2)を選択的に連結する第3クラッチ(C−3)を備えたものである。
上記請求項1に記載の自動変速装置(107,108,109)によれば、各遊星歯車装置(PG0〜3)の歯数比λ(サンギアの歯数/リングギアの歯数)を、シングルピニオン遊星歯車機構に問題なく設定できる範囲内で、たとえば図7又は図2の(a)に示すものに設定して、図7又は図2の(b)に示す、前進8段の自動変速装置の出力軸/入力軸間のギア比(速度比)を設定することができる。隣接する変速段間の変速比の差(「ステップ」=隣接下位側変速段の歯数比/上位側変速段の歯数比)の最小値を比較的に大きくできるので(例えば図7又は図2の(b)のステップ値1.103)、多い変速段数の出力回転速度の全範囲に各段の変速比を比較的に滑らかに分布させることができる。
上記請求項2に記載の自動変速装置(101/102/103)によれば、入力軸(11)の回転速度が過大に上昇するときの第2遊星歯車装置(PG1)のサンギア(S1)および第1遊星歯車装置(PG0)のリングギア(R0)の過大な速度上昇を、第3クラッチ(C−3)をオフ(解放:連結断)にしておくことにより防止することができる。
第3クラッチ(C−3)を備えない実施形態(例えば図6の107〜109)では、第1遊星歯車装置(PG0)のサンギア(S0)が入力軸(11)に常時連結状態であるので、前進の第1変速段である1stで、入力軸(11)の回転速度が過大に上昇すると、サンギア(S1)およびリングギア(R0)の回転が超高速になる。例えば図8の、S0の縦軸上の白丸点とR1の縦線上の1st位置の黒丸点とを結ぶ直線の延長がS1,R0の縦線と交わる点の縦軸上の位置の速度となる。したがって、請求項2のごとく、第3クラッチ(C−3)を備えて、1stでは入力軸(11)/サンギア(S0)間の連結を分断(解放)するのがよい。これにより、例えば図3の速度線図に示すように、1stでのサンギア(S1)およびリングギア(R0)の過大な速度上昇が避けられる。
上記請求項3に記載の自動変速装置(104/105/106)によれば、入力軸(11)の回転速度が過大に上昇するときの第2遊星歯車装置(PG1)のサンギア(S1)および第1遊星歯車装置(PG0)のリングギア(R0)の過大な速度上昇を、第3クラッチ(C−3)をオフ(連結断)にしておくことにより防止することができる。これにより、例えば図5の速度線図に示すように、1stでのサンギア(S1)およびリングギア(R0)の過大な速度上昇が避けられる。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1の(a)に、本発明の第1実施例の自動変速装置101の構成を示す。第1実施例は、請求項2の自動変速装置の一実施例である。自動変速装置101は、その前方の、例えば自動車のエンジンにより回転駆動される流体トルクコンバータTC、の出力回転を変速して駆動輪に伝達する。流体トルクコンバータTCのポンプインペラ7は図示を省略したエンジンによって回転駆動されてオイルを送り出し、ステータ8がオイルの反力を受け止めてトルクをタービン9に発生するようになっている。自動変速装置101の入力軸11は、タービン9に連結されている。LCはポンプインペラ7とタービン9とを直結するロックアップクラッチである。
自動変速装置101は、車体に取り付けられたトランスミッションケース内の共通軸線13上に順次支承された、前方側の入力軸11,減速用複式遊星歯車装置を構成する第1遊星歯車装置PG0および第2遊星歯車装置PG1,変速用複式遊星歯車装置を構成する第3遊星歯車装置PG2および第4遊星歯車装置PG3,第1〜第3クラッチC−1〜C−3,第1〜第4ブレーキB−1〜B−4,ワンウェイクラッチFCおよび後方側の出力軸12で構成されている。
第1〜第4遊星歯車装置PG0〜PG3はいずれも、シングルピニオン遊星歯車装置である。第1遊星歯車装置PG0は、共通軸線13周りに回転できるサンギアS0,該サンギアS0に噛み合うピニオン,該ピニオンを支持するキャリアC0および該ピニオンが噛み合うリングギアR0で構成されている。第2〜第4遊星歯車装置PG1〜PG3も同様に、サンギアS1〜S3,ピニオン,キャリアC1〜C3およびリングギアR1〜R3で構成されている。サンギアの回転数Ns、キャリヤの回転数Nc、リングギアの回転数Nrと遊星歯車装置の歯数比λとの関係は、式(1)となる:
Nr=(1+λ)Nc−λNs・・・(1)
歯数比λ=サンギアの歯数/リングギアの歯数。
第1実施例の自動変速装置101では、前方の入力軸11側から後方の出力軸12側に、第1遊星歯車装置PG0,第2遊星歯車装置PG1,第3遊星歯車装置PG2および第4遊星歯車装置PG3をこの順に設けている。第1遊星歯車装置PG0のサンギアS0は、第3クラッチC−3で入力軸11に結合される。第1遊星歯車装置PG0のリングギアR0に第2遊星歯車装置PG1のサンギアS1が、リングギアR0の後方側およびサンギアS1の前方側で連結されており、これらリングギアR0およびサンギアS1は、第3ブレーキB−3で回転が規制される。第1遊星歯車装置PG0のキャリアC0に第2遊星歯車装置PG1のキャリアC1が、キャリアC0の後方側で第2遊星歯車装置PG1のサンギアS1の内径側を通しそしてキャリアC1の後方側で連結されている。これらのキャリアC0,C1は、第1ブレーキB−1で回転が規制される。
第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1に、第3遊星歯車装置PG2のリングギアR2が、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1の後方かつ外径側で連結されており、これらの回転が第2ブレーキB−2で規制される。第3遊星歯車装置PG2のキャリアC2は第2クラッチC−2で入力軸11に結合される。キャリアC2及びリングギアR3は、ワンウェイクラッチFCを介してトランスミッションケースに連結され、逆転が規制されている。さらに、該リングギアR3およびキャリアC2の回転は、第4ブレーキB−4で規制される。第3および第4遊星歯車装置PG2,PG3のサンギアS2,S3は相互に連結されており、しかも第1クラッチC−1で入力軸11に結合される。第4遊星歯車装置PG3のキャリアC3が出力軸12に連結されている。
ワンウェイクラッチFCは、第3遊星歯車装置PG2のキャリアC2及び第4遊星歯車装置PG3のリングギアR3の逆回転を防止するものであり、1stで作動してPG2のキャリアC2及びPG3のリングギアR3を固定する。
以上のように構成された自動変速装置101は、第1乃至第3クラッチC−1〜C−3を選択的に作動(連結)し、第1乃至第4ブレーキB−1〜B−4およびワンウェイクラッチFCを選択的に作動(回転規制)して、第1〜第4遊星歯車装置PG0〜PG3の機構要素の回転を規制することにより、前進8段、後退2段のギア比を実現することができる。
図2の(a)には、第1〜第4遊星歯車装置PG0〜PG3それぞれの歯数比λ0〜λ3を、図2の(b)には、自動変速装置101の作動状態表およびギア比を示す。該作動状態表において、各変速段に対応する各クラッチ,ブレーキ等の欄に白丸が付されている場合、クラッチであれば接続(連結)状態であることを、ブレーキあるいはワンウェイクラッチFCであれば回転規制(制動:停止拘束)状態にあることを示す。黒丸は、接続状態あるいは回転規制状態ではあるが、速度段の機械的切換えを滑らかにし、しかも簡易な変速制御でも変速ショックを生じないように速度段を切換えるためのものであり、変速段の設定には影響のないものである。
図2の(b)には更に、自動変速装置101の、各変速段におけるギア比(入力軸11の回転数/出力軸12の回転数)、及び、変速段が1段アップしたときの「ステップ」値を示す。「ステップ」値は、隣接する変速段間のギア比の比(下位側変速段のギア比/上位側変速段のギア比)を示す。この「ステップ」値の最小値は、本実施例では、1.103であり、従来(例えば特許文献1の図5の6th/7th間の1.077)よりも大きく、前進8速の出力回転速度の全範囲に各段の変速比が比較的に滑らかに(均等に)分布する(たとえば図3上の出力C3での各変速段の速度値)。
図2の(b)に示すように、第1乃至第4ブレーキB−1〜B−4およびワンウェイクラッチFCを選択的に作動し、第1乃至第3クラッチC−1〜C−3を選択的に接続したとき、第1〜第4遊星歯車装置PG0〜PG3の各機構要素の速度比は、図3に示す速度線図のようになる。
次に、各変速段の作動について説明する。図2の(b)の作動状態表および図3の速度線図を参照されたい。前進第1変速段1stの場合、第1クラッチC−1が作動(接:連結)し、第4遊星歯車装置PG3のサンギアS3が入力軸11の回転によって回転駆動され、ワンウェイクラッチFCによってリングギアR3が固定されることで、第4遊星歯車装置PG3のキャリアC3が、第1変速段のギア比3.5385で正転駆動される。これにより、キャリアC3に連結した出力軸12が回転する。
前進第2変速段2ndの場合、第1クラッチC−1が作動し、第2ブレーキB−2が作動(回転阻止:回転規制)するので、第2,第4遊星歯車装置PG2,PG3のサンギアS2,S3が入力軸11の回転によって回転駆動され、第2ブレーキB−2が第3遊星歯車装置PG2のリングギアR2を停止拘束する。第3遊星歯車装置PG2のサンギアS2がピニオンを回転駆動し、リングギアR2が停止拘束されているので、キャリアC2が回転して、第4遊星歯車装置PG3のリングギアR3を回転駆動する。一方、第4遊星歯車装置PG3のサンギアS3がピニオン(キャリアC3)を回転駆動し、リングギアR3がキャリアC2で回転駆動されているので、キャリアC3が、第2変速段のギア比2.0604で正転駆動される。
前進第3変速段3rdの場合、第1,第3クラッチC−1,C−3および第1ブレーキB−1が作動し、サンギアS0,S2,S3が入力軸11の回転によって回転駆動され、キャリアC0およびC1が第1ブレーキB−1によって停止拘束される。キャリアC0およびC1が停止拘束されているので、サンギアS0の回転によりリングギアR0が回転し、これによってサンギアS1が回転し、これによってリングギアR1がR2とともに回転する。R2が回転するのでサンギアS2の回転により、R1の回転とサンギアS2の回転に対応してキャリアC2が回転して、リングギアR3を回転駆動する。第4遊星歯車装置PG3のサンギアS3がピニオンを回転駆動するが、リングギアR3がキャリアC2で回転駆動されているので、キャリアC3は、リングギアR3の回転とサンギアS3の回転に対応して、第3変速段のギア比1.6664で正転する。
前進第4変速段4thの場合、第1,第3クラッチC−1,C−3および第3ブレーキB−3が作動し、サンギアS0,S2,S3が入力軸11の回転によって回転駆動され、リングギアR0およびサンギアS1が第3ブレーキB−3によって停止拘束される。リングギアR0およびサンギアS1が停止拘束されているので、サンギアS0の回転によりキャリアC0,C1が回転し、これによってリングギアR1がR2とともに回転する。R2の回転とサンギアS2の回転に対応してキャリアC2が回転して、リングギアR3を回転駆動する。第4遊星歯車装置PG3のサンギアS3がピニオンを回転駆動するが、リングギアR3がキャリアC2で回転駆動されているので、リングギアR3の回転とサンギアS3の回転に対応してキャリアC3が、第4変速段のギア比1.3845で正転する。
前進第5変速段5thの場合、第1,第2クラッチC−1,C−2が作動し、サンギアS2,S3およびキャリアC2が入力軸11の回転によって回転駆動される。キャリアC2の回転によりリングギアR3が回転する。サンギアS3がピニオンを回転駆動するが、リングギアR3が回転駆動されているので、リングギアR3の回転とサンギアS3の回転に対応して、キャリアC3が、第5変速段のギア比1.0000で正転する。
前進第6変速段6thの場合、第2,第3クラッチC−2,C−3および第3ブレーキB−3が作動し、キャリアC2およびサンギアS0が入力軸11の回転によって回転駆動され、リングギアR0およびサンギアS1が停止拘束される。サンギアS0の回転によってキャリアC0,C1が回転し、これによりリングギアR1,R2が回転する。キャリアC2の回転によってリングギアR3が回転駆動されるとともに、リングギアR2とキャリアC2の回転によりサンギアS2が回転駆動され、サンギアS2に連結したサンギアS3が回転する。このサンギアS3の回転とリングギアR3の回転により、キャリアC3が、第6変速段のギア比0.7209で正転する。
前進第7変速段7thの場合、第2,第3クラッチC−2,C−3および第1ブレーキB−1が作動し、キャリアC2およびサンギアS0が入力軸11の回転によって回転駆動され、キャリアC0,C1が停止拘束される。これにより、サンギアS0によってリングギアR0およびサンギアS1が回転駆動され、サンギアS1の回転によりリングギアR1,R2が回転駆動される。キャリアC2の回転がリングギアR3を回転駆動する。加えて、キャリアC2の回転とリングギアR2の回転により、サンギアS2が回転駆動され、サンギアS2に連結したサンギアS3が回転する。このサンギアS3の回転とリングギアR3の回転により、キャリアC3が、第7変速段のギア比0.6421で正転する。
前進第8変速段8thの場合、第2クラッチC−2および第2ブレーキB−2が作動し、キャリアC2が入力軸11の回転によって回転駆動され、リングギアR2,R1が停止拘束される。キャリアC2が回転しリングギアR2が停止拘束されているので、サンギアS2,S3がキャリアC2によって回転駆動されるとともに、リングギアR3が回転駆動される。サンギアS3とリングギアR3の回転により、キャリアC3が、第8変速段のギア比0.5823で正転する。
後進第1変速段Rev1の場合、第3クラッチC−3,第1ブレーキB−1および第4ブレーキB−4が作動し、サンギアS0が入力軸11の回転で回転駆動され、キャリアC0,C1およびリングギアR3が停止拘束される。サンギアS0の回転によりリングギアR0およびサンギアS1が回転駆動され、サンギアS1の回転によりリングギアR1,R2が回転駆動される。リングギアR3が停止拘束されているのでリングギアR2の回転によりサンギアS2が回転駆動され、サンギアS2に連結したサンギアS3がキャリアC3を回転駆動する。
後進第2変速段Rev2の場合、第3クラッチC−3,第3ブレーキB−3および第4ブレーキB−4が作動し、サンギアS0が入力軸11の回転で回転駆動され、リングギアR0およびサンギアS1が停止拘束されるとともに、リングギアR3が停止拘束される。サンギアS0の回転によりキャリアC0,C1が回転駆動され、サンギアS1が停止拘束されているので、リングギアR1,R2が回転駆動される。リングギアR2の回転によりサンギアS2が回転駆動され、リングギアR3が停止拘束されているので、サンギアS2に連結したサンギアS3がキャリアC3を回転駆動する。
図1の(b)に、第2実施例の自動変速装置102を示す。第2実施例は、請求項2の自動変速装置の一実施例である。第2実施例の自動変速装置102は、第1実施例と同様に、前方の入力軸11側から後方の出力軸12側に、シングルピニオン型の、第1遊星歯車装置PG0,第2遊星歯車装置PG1,第3遊星歯車装置PG2および第4遊星歯車装置PG3をこの順に設けたものである。しかし自動変速装置102は、第1遊星歯車装置PG0のキャリアC0に第2遊星歯車装置PG1のキャリアC1を、キャリアC0の後方側でリングギアR1の外径側を通しそしてキャリアC1の後方側で連結し、第1遊星歯車装置PG0のリングギアR0に第2遊星歯車装置PG1のサンギアS1を、リングギアR1の外径側を通してリングギアR1の後方側かつサンギアS1の後方側で連結し、さらに、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1に第3遊星歯車装置PG2のリングギアR2を、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1の前方の外径側から第2遊星歯車装置PG1のサンギアS1の内径側を通してから第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1の後方かつ外径側で連結したものである。第2実施例の自動変速装置102のその他の構成および動作は、上述の第1実施例と同様である。
図1の(c)に、第3実施例の自動変速装置103を示す。第3実施例は、請求項2の自動変速装置の一実施例である。第3実施例の自動変速装置103は、前方の入力軸11側から後方の出力軸12側に、第2遊星歯車装置PG1,第1遊星歯車装置PG0,第3遊星歯車装置PG2および第4遊星歯車装置PG3をこの順に設けて、第2遊星歯車装置PG1のサンギアS1に第1遊星歯車装置PG0のリングギアR0を、サンギアS1の後方側かつリングギアR0の前方側で連結し、第2遊星歯車装置PG1のキャリアC1に第1遊星歯車装置PG0のキャリアC0を、キャリアC1の後方側でリングギアR0の外径側を通しそしてキャリアC0の後方側で連結し、かつ、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1に第3遊星歯車装置PG2のリングギアR2を、第1遊星歯車装置PG0のリングギアR0の後方かつ外径側で連結したものである。第3実施例の自動変速装置103のその他の構成および動作は、上述の第1実施例と同様である。
図4の(a)に、第4実施例の自動変速装置104を示す。第4実施例は、請求項3の自動変速装置の一実施例である。第4実施例の自動変速装置104は、図1の(a)に示す第1実施例の自動変速装置101の第3クラッチC−3を、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1と第3遊星歯車装置PG2のリングギアR2の間に介挿し、第1遊星歯車装置PG0のサンギアS0を入力軸11に連結(直結)したものである。第1実施例の自動変速装置101と同様に、第1遊星歯車装置PG0のリングギアR0に第2遊星歯車装置PG1のサンギアS1が、リングギアR0の後方側かつサンギアS1の前方側で連結され、第1遊星歯車装置PG0のキャリアC0に第2遊星歯車装置PG1のキャリアC1が、キャリアC0の後方側で第2遊星歯車装置PG1のサンギアS1の内径側を通しそしてキャリアC1の後方側で連結されている。しかし第3クラッチC−3は、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1と第3遊星歯車装置PG2のリングギアR2との間に介挿されている。この第4実施例の自動変速装置104の、第1〜第4遊星歯車装置PG0〜PG3の歯数比,作動状態表およびギア比は、図2に示す第1実施例の自動変速装置101と同一である。速度線図は図5に示すものとなる。第4実施例の自動変速装置104のその他の構成は、第1実施例の自動変速装置101と同じである。
次に、第4実施例の自動変速装置104の各変速段の作動について説明する。図2の(b)の作動状態表および図5の速度線図を参照されたい。前進第1変速段1stの場合、および、前進第2変速段2ndの場合のいずれも、サンギアS0が入力軸11の回転によって回転駆動されるが、第3クラッチC−3が作動しないのでリングギアR1とR2の間は非連結であって、サンギアS0の回転は、出力軸12の回転駆動に影響せず、第1実施例の自動変速装置101の動作と実質的に同一である。
前進第3変速段3rdの場合、第1,第3クラッチC−1,C−3および第1ブレーキB−1が作動し、サンギアS0,S2,S3が入力軸11の回転によって回転駆動され、キャリアC0およびC1が第1ブレーキB−1によって停止拘束される。キャリアC0およびC1が停止拘束されているので、サンギアS0の回転によりリングギアR1が回転し、これによってサンギアS1が回転し、これによってリングギアR1が回転し、第3クラッチC−1が作動しているのでリングギアR1の回転によってリングギアR2が回転駆動される。したがって前進第3変速段3rdの場合も、第1実施例の自動変速装置101の動作と実質的に同一である。
同様に、前進第4変速段4thの場合も、第1実施例の自動変速装置101の動作と実質的に同一である。
前進第5変速段5thの場合も、サンギアS0が入力軸で回転駆動されても、第3クラッチC−3が非作動であってリングギアR1/R2間が分離しているので、サンギアS0の回転は、出力軸12の回転駆動に影響せず、第1実施例の自動変速装置101の動作と実質的に同一である。
前進第6変速段6thの場合、第2,第3クラッチC−2,C−3および第3ブレーキB−3が作動し、キャリアC2およびサンギアS0が入力軸11の回転によって回転駆動され、リングギアR0およびサンギアS1が停止拘束される。これによりサンギアS0の回転によってキャリアC0,C1が回転し、これによりリングギアR1が回転して第3クラッチC−3を介してリングギアR2を回転駆動する。したがって前進第6変速段6thの場合も、第1実施例の自動変速装置101の動作と実質的に同一である。
同様に、前進第7変速段7thの場合および前進第8変速段8thの場合も、第1実施例の自動変速装置101の動作と実質的に同一である。
後進第1変速段Rev1の場合および後進第2変速段Rev2の場合も、動作は第1実施例の自動変速装置101の動作と実質的に同一である。
図4の(b)に、第5実施例の自動変速装置105を示す。第5実施例は、請求項3の自動変速装置の一実施例である。第5実施例の自動変速装置105は、第4実施例の自動変速装置104と同様に、前方の入力軸11側から後方の出力軸12側に、シングルピニオン型の、第1遊星歯車装置PG0,第2遊星歯車装置PG1,第3遊星歯車装置PG2および第4遊星歯車装置PG3をこの順に設けたものである。自動変速装置105は、第1遊星歯車装置PG0のキャリアC0に第2遊星歯車装置PG1のキャリアC1を、キャリアC0の後方側でリングギアR1の外径側を通しそしてキャリアC1の後方側で連結し、第1遊星歯車装置PG0のリングギアR0に第2遊星歯車装置PG1のサンギアS1を、リングギアR1の外径側を通して該リングギアR1の後方側でサンギアS1と連結している。第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1には第3クラッチC−3を、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1の前方の外径側から第2遊星歯車装置PG1のサンギアS1の内径側を通してから第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1の後方側で連結し、この第3クラッチC−3に第3遊星歯車装置PG2のリングギアR2を連結したものである。第5実施例の自動変速装置105のその他の構成および動作は、上述の第4実施例と同様である。
図4の(c)に、第6実施例の自動変速装置106を示す。第6実施例は、請求項3の自動変速装置の一実施例である。第6実施例の自動変速装置106は、前方の入力軸11側から後方の出力軸12側に、第2遊星歯車装置PG1,第1遊星歯車装置PG0,第3遊星歯車装置PG2および第4遊星歯車装置PG3をこの順に設けて、第2遊星歯車装置PG1のサンギアS1に第1遊星歯車装置PG0のリングギアR0を、サンギアS1の後方側かつリングギアR0の前方側で連結し、第2遊星歯車装置PG1のキャリアC1に第1遊星歯車装置PG0のキャリアC0を、キャリアC1の後方側でリングギアR0の外径側を通しそしてキャリアC0の後方側で連結し、かつ、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1に第3クラッチC−3を、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1の外径側からリングギアR0の外径側を通して連結し、この第3クラッチC−3に第3遊星歯車装置PG2のリングギアR2を連結したものである。第6実施例の自動変速装置106のその他の構成および動作は、上述の第4実施例の自動変速装置104と同様である。
図6の(a)に、第7実施例の自動変速装置107を示す。第7実施例は、請求項1の自動変速装置の一実施例である。第7実施例の自動変速装置107は、図1の(a)に示す第1実施例の自動変速装置101の第3クラッチC−3を省略して、第1遊星歯車装置PG0のサンギアS0を入力軸11に連結(直結)したものである。この第7実施例の自動変速装置107の、第1〜第4遊星歯車装置PG0〜PG3の歯数比,作動状態表およびギア比を、図7に示し、速度線図を図8に示す。第7実施例の自動変速装置107の第1〜第4遊星歯車装置PG0〜PG3の歯数比およびギア比は、図2に示す、第1実施例の自動変速装置101のもの、と同一である。作動状態表は、図2に示す第1実施例のものから、第3クラッチC−3の欄を削除したものである。
次に、自動変速装置107の各変速段の作動について説明する。図7の(b)の作動状態表および図8の速度線図を参照されたい。前進第1変速段1stの場合、入力軸11の回転によってサンギアS0が回転駆動されるが、キャリアC0,C1,リングギアR0およびサンギアS1が解放されているので、リングギアR1,R2は回転しない。すなわち解放である。したがってサンギアS0の回転は、出力軸12の回転駆動に影響せず、第3および第4遊星歯車装置PG2,PG3の動作は、第1実施例の自動変速装置101の場合と実質的に同一である。
前進第2変速段2ndの場合、第2ブレーキB−2がリングギアR2を停止拘束するので、入力軸11の回転によってサンギアS2,S3が回転駆動され、サンギアS2によってキャリアC2が回転して、リングギアR3を回転駆動する。リングギアR3とサンギアS3の回転速度に対応してキャリアC3が回転する。
前進第3変速段3rdの場合、第1ブレーキB−1がキャリアC1,C0を停止拘束するので、入力軸11の回転によってサンギアS0が回転駆動されてリングギアR0,サンギアS1が回転し、サンギアS1がリングギアR1,R2を回転駆動する。一方入力軸11の回転によってサンギアS2,S3が回転駆動され、リングギアR2とサンギアS2の回転に対応する速度でキャリアC2が回転してリングギアR3を回転駆動する。リングギアR3とサンギアS3の回転速度に対応してキャリアC3が回転する。
前進第4変速段4thの場合、第3ブレーキB−3によってリングギアR0,サンギアS1が停止拘束されるので、サンギアS0が入力軸11の回転によって回転駆動されてキャリアC0,C1を回転駆動する。これによりリングギアR1,R2が回転駆動される。一方入力軸11の回転によってサンギアS2,S3が回転駆動され、リングギアR2とサンギアS2の回転に対応する速度でキャリアC2が回転してリングギアR3を回転駆動する。リングギアR3とサンギアS3の回転速度に対応してキャリアC3が回転する。
前進第5変速段5thの場合は、第1,第2クラッチC−1,C−2が作動し、サンギアS2,S3およびキャリアC2が入力軸11の回転によって回転駆動される。キャリアC2の回転によりリングギアR3が回転する。サンギアS3がキャリアC3を回転駆動するが、リングギアR3が回転駆動されているのでその回転とサンギアS3の回転に対応してキャリアC3が回転駆動される。
前進第6変速段6thの場合、第1クラッチC−1が作動せず、第2クラッチC−2が作動し、これによりキャリアC2が入力軸11によって回転駆動される。第3ブレーキB−3が作動してリングギアR0およびサンギアS1を停止拘束するので、サンギアS0が入力軸11で回転駆動されてキャリアC0,C1を回転駆動する。これによりリングギアR1,R2が回転駆動され、キャリアC2が入力軸11の回転によって回転駆動されてリングギアR3を回転駆動する。R2とC2の回転によってサンギアS2,S3が回転駆動され、リングギアR3とサンギアS3の回転速度に対応する回転速度でキャリアC3が回転する。
前進第7変速段7thの場合、第1クラッチC−1が作動せず、第2クラッチC−2が作動し、これによりキャリアC2が入力軸11によって回転駆動される。第1ブレーキB−1が作動してキャリアC0,C1を停止拘束するので、サンギアS0がリングギアR0,サンギアS1を回転駆動し、サンギアS1がリングギアR1,R2を回転駆動する。キャリアC2が入力軸11の回転によって回転駆動されてリングギアR3を回転駆動する。R2とC2の回転によってサンギアS2,S3が回転駆動され、リングギアR3とサンギアS3の回転速度に対応する回転速度でキャリアC3が回転する。
前進第8変速段8thの場合、第2クラッチC−2および第2ブレーキB−2が作動し、キャリアC2が入力軸11の回転によって回転駆動され、リングギアR2,R1が停止拘束される。キャリアC2が回転しリングギアR2が停止拘束されているので、サンギアS2,S3がキャリアC2によって回転駆動されるとともに、キャリアC2によってリングギアR3が回転駆動される。サンギアS3とリングギアR3の回転により、キャリアC3が回転駆動される。
後進第1変速段Rev1の場合、第1,第4ブレーキB−1,B−4がキャリアC0,C1,リングギアR3を停止拘束する。入力軸11でサンギアS0が回転駆動されてリングギアR0,サンギアS1を回転駆動し、これによりリングギアR1,R2が回転駆動される。リングギアR2の回転によりサンギアS2,S3が回転して、サンギアS3がキャリアC3を回転駆動する。
後進第2変速段Rev2の場合、第3,第4ブレーキB−3,B−4がリングギアR0,サンギアS1,リングギアR3を停止拘束する。入力軸11でサンギアS0が回転駆動されてキャリアC0,C1を回転駆動し、これによりリングギアR1,R2が回転駆動される。リングギアR2の回転によりサンギアS2,S3が回転して、サンギアS3がキャリアC3を回転駆動する。
図6の(b)に、第8実施例の自動変速装置108を示す。第8実施例は、請求項1の自動変速装置の一実施例である。第8実施例の自動変速装置108は、図1の(b)に示す第2実施例の自動変速装置101の第3クラッチC−3を省略して、第1遊星歯車装置PG0のサンギアS0を入力軸11に連結(直結)したものである。第7実施例と同様に、前方の入力軸11側から後方の出力軸12側に、シングルピニオン型の、第1遊星歯車装置PG0,第2遊星歯車装置PG1,第3遊星歯車装置PG2および第4遊星歯車装置PG3をこの順に設けたものである。しかし自動変速装置108は、第1遊星歯車装置PG0のキャリアC0に第2遊星歯車装置PG1のキャリアC1を、キャリアC0の後方側でリングギアR1の外径側を通しそしてキャリアC1の後方側で連結し、かつ、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1に第3遊星歯車装置PG2のリングギアR2を、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1の前方の外径側から第2遊星歯車装置PG1のサンギアS1の内径側を通してから第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1の後方かつ外径側で連結したものである。第8実施例の自動変速装置108のその他の構成および動作は、上述の第7実施例の自動変速装置107と同様である。
図6の(c)に、第9実施例の自動変速装置109を示す。第9実施例は、請求項1の自動変速装置の一実施例である。第9実施例の自動変速装置109は、図1の(c)に示す第3実施例の自動変速装置101の第3クラッチC−3を省略して、第1遊星歯車装置PG0のサンギアS0を入力軸11に連結(直結)し、前方の入力軸11側から後方の出力軸12側に、第2遊星歯車装置PG1,第1遊星歯車装置PG0,第3遊星歯車装置PG2および第4遊星歯車装置PG3をこの順に設けたものであって、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1に第3遊星歯車装置PG2のリングギアR2を、第1遊星歯車装置PG0のリングギアR0の後方かつ外径側で連結したものである。第2遊星歯車装置PG1のキャリアC1に第1遊星歯車装置PG0のキャリアC0を、キャリアC1の後方側でリングギアR0の外径側を通しそしてキャリアC0の後方側で連結し、かつ、第2遊星歯車装置PG1のリングギアR1に第3遊星歯車装置PG2のリングギアR2を、第1遊星歯車装置PG0のリングギアR0の後方かつ外径側で連結したものである。第9実施例の自動変速装置109のその他の構成および動作は、上述の第7実施例の自動変速装置107と同様である。
(a),(b)および(c)はそれぞれ、本発明の第1実施例,第2実施例および第3実施例の構成の概要を示すブロック図である。 (a)は図1に示す第1〜第4遊星歯車装置PG0〜PG3に共通の歯数比を示す図表であり、(b)は図1に示す自動変速装置101〜103に共通の、作動状態表およびギア比を示す図表である。 図1に示す自動変速装置101〜103に共通の速度線図を示すグラフである。 (a),(b)および(c)はそれぞれ、本発明の第4実施例,第5実施例および第6実施例の構成の概要を示すブロック図である。 図1に示す自動変速装置104〜106に共通の速度線図を示すグラフである。 (a),(b)および(c)はそれぞれ、本発明の第7実施例,第8実施例および第9実施例の構成の概要を示すブロック図である。 (a)は図6に示す第1〜第4遊星歯車装置PG0〜PG3の歯数比を示す図表であり、(b)は図6に示す自動変速装置107〜109に共通の、作動状態表およびギア比を示す図表である。 図6に示す自動変速装置108〜109に共通の速度線図を示すグラフである。
符号の説明
LC:ロックアップクラッチ
TC:トルクコンバータ
7:ポンプインペラ
8:ステータ
9:タービン
101〜109:自動変速装置
11:入力軸
12:出力軸
13:共通軸線
C−1〜C−3:第1〜第3クラッチ
B−1〜B−4:第1〜第4ブレーキ
FC:ワンウェイクラッチ
PG0〜PG3:第1〜第4遊星歯車装置
S0〜S3:サンギア
C0〜C3:キャリア
R0〜R3:リングギア

Claims (3)

  1. 入力軸および出力軸;
    前記入力軸によって回転駆動されるサンギア,該サンギアに噛み合うピニオン,該ピニオンが噛み合うリングギア、および、該ピニオンを支持するキャリア、を持つ第1遊星歯車装置;
    第1遊星歯車装置のリングギアに連結されたサンギア,該サンギアに噛み合うピニオン,該ピニオンが噛み合うリングギア、および、該ピニオンを支持し第1遊星歯車装置のキャリアに連結されたキャリア、を持つ第2遊星歯車装置;
    第2遊星歯車装置のリングギアによって回転駆動されるリングギア,該リングギアに噛み合うピニオン,該ピニオンに噛み合うサンギア、および、該ピニオンを支持するキャリア、を持つ第3遊星歯車装置;
    第3遊星歯車装置のサンギアに連結されたサンギア,該サンギアに噛み合うピニオン,該ピニオンに噛み合い第3遊星歯車装置のキャリアに連結されるリングギア、および、該ピニオンを支持し前記出力軸に連結されたキャリア、を持つ第4遊星歯車装置;
    前記入力軸に第3遊星歯車装置のサンギアを選択的に連結する第1クラッチ;
    前記入力軸に第3遊星歯車装置のキャリアを選択的に連結する第2クラッチ;
    第1遊星歯車装置のキャリアの回転を選択的に規制する第1ブレーキ;
    第3遊星歯車装置のリングギアの回転を選択的に規制する第2ブレーキ;
    第1遊星歯車装置のリングギアの回転を選択的に規制する第3ブレーキ;および、
    第4遊星歯車装置のリングギアの回転を選択的に規制する第4ブレーキ;
    を備える自動変速装置。
  2. 更に、前記入力軸に第1遊星歯車装置のサンギアを選択的に連結する第3クラッチを備える請求項1に記載の自動変速装置。
  3. 更に、第2遊星歯車装置の前記リングギアに第3遊星歯車装置の前記リングギアを選択的に連結する第3クラッチを備える請求項1に記載の自動変速装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102829139A (zh) * 2012-08-22 2012-12-19 天津中德传动有限公司 一种新型纯电动公交车专用变速器

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