JP2008213753A - 表示制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自車の前方に危険が迫っているときに、表示手段の表示画面に引かれている運転者の注意を自車の前方に促して、衝突の危険性のある他の物体を回避する操作に運転者を集中させることのできる表示制御装置を提供する。
【解決手段】記憶部103は、表示部13の表示画面を隠蔽する画像を画像生成部104が生成するためのデータを記憶している。画像生成部104は、算出した危険度が予め定められた閾値以上となったことを示す危険信号Daを取得したときに、記憶部103から必要なデータを読み出して表示部13の表示画面に表示されている表示物を隠蔽する危険画像を生成し、表示部13の表示を隠蔽する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載され、運転者に衝突の危険性を報知するための表示装置を制御する表示制御装置に関する。
自動車などの車両は、歩行者の歩く速度と比較して、数倍〜数十倍の速度で移動することができる。このため、自動車を運転する運転者は、自身の運転する自動車が歩行者、他の自動車などの他の物体と衝突する危険を回避するために細心の注意を払って運転しなければならない。このため、自動車が歩行者、他の自動車などの他の物体と衝突する危険を検知したときに、衝突する危険を検知したことを運転者に知らせるための様々な技術が従来から考案されている。
図19は、特許文献1に記載の乗り物用表示装置90の構成を示すブロック図である。図19に示す乗り物用表示装置90は、LCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイ91とカメラ92とセンサ93と車両情報収集部94と記憶部95と切換部96と画像生成部97とを備える。
LCDディスプレイ91は、画像生成部97から出力される画像を表示する。カメラ92は、赤外線画像などの車外画像を取り込み、取り込んだ車外画像を車両情報収集部94へ出力する。センサ93には、車速センサや障害物センサなどが含まれており、それらのセンサから出力される信号を車両情報収集部94へ出力する。車両情報収集部94は、カメラ92が取り込んだ画像及びセンサ93が出力した信号を車両情報として収集する。記憶部95はLCDディスプレイ91が画像を生成するのに必要なデータを記憶している。切換部96は、車速などの車速情報、障害物の警報表示、後退時の視覚補助及び夜間の視覚補助などの表示の切り換えを画像生成部97に自動的に行わせるか、搭乗者に手動で行わせるかを切り換える。画像生成部97は、車両情報収集部94が収集した車両情報に基づいて、記憶部95から必要なデータを読み出して画像を生成し、生成した画像をLCDディスプレイ91へ出力する。
また、図20A及び図20Bは、自動車の計器盤に組み込まれたLCDディスプレイ98又は画像をフロントガラスに投影するHUD(Head Up Display)99に表示される画像を示す図である。図20Aは、LCDディスプレイ98又はHUD99に表示されるスピードメーターやタコメーターなどを示す図である。図20Bは、LCDディスプレイ98又はHUD99に表示され、衝突の危険を運転者に知らせるための画像を示す図である。
乗り物用表示装置90は、危険のないときは、図20Aに示すようにスピードメーターやタコメーターなどをLCDディスプレイ98又はHUD99に擬似的に表示する。これに対して、乗り物用表示装置90は、衝突の危険があると判断したときにLCDディスプレイ98又はHUD99の表示を図20Bに示す画像に切り換える。乗り物用表示装置90は、LCDディスプレイに図20Bに示すような画像を表示することで、運転者に分かり易く衝突の危険が迫っていることを伝えることができる。
特開2001−67035号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術には以下のような問題点がある。すなわち、特
許文献1に記載の技術は、車両の前方に衝突の危険性のある他の物体が迫っていることを画像で分かり易く表示するために、運転者の視線は必然的にLCDディスプレイ98又はHUD99に誘導されることとなる。しかし、これではLCDディスプレイ98又はHUD99に運転者の注意を引いてしまい、衝突の危険性のある他の物体に対する運転者の注意力を奪ってしまう。したがって、特許文献1に記載の技術では、衝突の危険性がある他の物体が迫っているときに、運転者が車両の前方の状況を把握する時間に遅れが生じてしまい、衝突を回避することができなくなる可能性を高めてしまう。
本発明は、上記従来の課題を解決するために、自車の前方に衝突の危険性がある他の物体が迫っているときに、表示手段の表示画面に向けられている運転者の注意を自車の前方に促して、衝突の危険性がある他の物体を回避する操作に運転者を集中させることのできる表示制御装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明は、以下に示すような特徴を有する。
第1の発明は、車両が他の物体と衝突する危険性を、当該車両に設けられた少なくとも1つの表示手段を用いて報知する表示制御装置であって、車両と他の物体との相対位置に基づいて危険度を算出し、当該危険度を用いて衝突の危険性を判定する危険度判定手段と、危険度判定手段から衝突の危険性が高いことを示す危険信号を取得したとき、少なくとも1つの表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽する画像生成手段とを備える。
第2の発明は、第1の発明において、表示手段の少なくとも1つは、車両のインストルメントパネル内における運転席前方に設置され、画像生成手段は、危険信号を取得したとき、インストルメントパネル内に設置された表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽する。
第3の発明は、第1の発明において、車両には、スピーカが備えられており、表示制御装置は、危険信号を取得したとき、スピーカから所定の警告音を発生させる音声制御手段を、さらに備える。
第4の発明は、第1の発明において、車両の状態を検出するセンサから出力された情報に基づいて、衝突の危険性とは異なった異常が当該車両に発生したか否かを判定する異常判定手段を、さらに備え、画像生成手段は、異常判定手段から車両に異常が発生したことを示す異常信号を取得したとき、異常が発生したことを示す異常画像を隠蔽対象の表示手段の表示画面に表示し、画像生成手段は、異常信号に加えてさらに危険信号を取得したとき、隠蔽対象の表示手段の表示画面に表示されている異常画像も隠蔽する。
第5の発明は、第1の発明において、表示手段は、車両のインストルメントパネル内における運転席前方に設置された第1の表示手段と、車両のフロントガラス又は車両のフロントガラスの車室内側に表示物を表示する第2の表示手段とによって構成され、画像生成手段は、危険信号を取得したとき、第1の表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽し、さらに第2の表示手段の表示画面にその他の物体の方向を示す注意画像を表示させる。
第6の発明は、第1の発明において、表示手段は、車両のインストルメントパネル内における運転席前方に設置された第1の表示手段と、車両のフロントガラスに表示物を表示する第2の表示手段とによって構成され、表示制御装置は、危険信号を取得したとき、第2の表示手段に所定の表示物を強制的に表示させる表示切換手段とを、さらに備え、画像
生成手段は、危険信号を取得したとき、第1の表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽し、さらに第2の表示手段の表示画面に車両の現在の車速を示す画像を表示させる。
第7の発明は、第1の発明において、危険度判定手段は、第1の閾値と当該第1の閾値よりも大きい第2の閾値とを予め設定し、危険度判定手段が危険度を第1の閾値以上、且つ、第2の閾値未満であると判定したとき、画像生成手段は、他の物体との衝突を回避するための運転方法を指示する回避画像を隠蔽対象の表示手段の表示画面に表示し、危険度判定手段が危険度を第2の閾値以上であると判定したとき、画像生成手段は、隠蔽対象の表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽する。
第8の発明は、第1の発明において、画像生成手段は、隠蔽対象の表示手段の表示画面を構成する全ての画素の輝度を最小にして、当該表示画面に表示されている表示物を隠蔽する。
第9の発明は、第1の発明において、画像生成手段は、隠蔽対象の表示手段に表示画面の表示をオフする指示を当該表示手段へ出力して、当該表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽する。
第1の発明によれば、自車の前方に衝突の危険性のある他の物体が迫り、衝突の危険性が高まったときに、当該車両の情報を表示する表示手段の表示画面を隠蔽することで、表示手段の表示画面に引かれている運転者の注意を自車の前方に促して、衝突の危険性がある他の物体を回避する操作に運転者を集中させることができる。
第2の発明によれば、自車に搭載されている表示手段の内、特に運転者の注意を引くインストルメントパネル内に配置された表示手段の表示画面の表示を隠蔽することで、より確実に、運転者の注意を自車の前方に促すことができる。
第3の発明によれば、衝突の危険性が高まったときに、車両に搭載されているスピーカを音声制御部に制御させて、警告音を鳴らすることにより、運転者が表示手段の表示画面を見ていないときでも、運転者の注意を自車の前方に促すことができる。
第4の発明によれば、衝突の危険性とは異なる異常が発生しているときでも、衝突の危険性が高まったときには、表示手段の表示画面に引かれている運転者の注意を自車の前方に促して、衝突の危険性がある他の物体を回避する操作に運転者を集中させることができる。
第5の発明によれば、運転者が注目してしまう表示手段の表示画面の表示を隠蔽した上で、さらに、衝突の危険性がある他の物体の方向を示すを報知する注意画像を運転者の前方に表示することができるため、より確実に、運転者の注意を衝突の危険性がある他の物体に促すことができる。
第6の発明によれば、車両の車速などの情報が表示不可欠であり、当該情報が隠蔽によって未表示になる場合、隠蔽対象ではない表示手段に当該情報を強制的に表示することによって、表示不可欠な情報を常に表示することができる。
第7の発明によれば、危険度が第1の閾値以上、且つ、第2の閾値未満であるとき、すなわち、衝突の危険性がある他の物体との相対位置が遠いときにおいて、衝突の危険性がある他の物体を回避する指示を運転者にすることで、予め運転者に衝突の危険性のある他
の物体を把握させることができる。そして、危険度が第2の閾値以上となったとき、すなわち、衝突の危険性がある他の物体との相対位置が近くなったときに表示手段の表示画面の表示を隠蔽して、運転者の注意が再び表示手段の表示画面に引かれないようにすることができる。
第8の発明によれば、画像生成手段は、表示画面を構成する画素の輝度を調節できるあらゆる表示手段の表示画面を隠蔽することができる。
第9の発明によれば、画像生成手段は、画像を生成することなく表示手段の表示を隠蔽することができるため、画像生成手段の処理の負担を軽減することができる。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る表示制御装置10を含む警告システム全体の構成を示すブロック図である。図1に示す警告システムは、表示制御装置10と衝突予知部11と状態通知部12と表示部13とから成る。衝突予知部11は、プリクラッシュシステムやナイトビューシステムなどの他車との相対位置を測定するためのシステムからなる。状態通知部12は、水温センサや油温センサなどの車両の状態を検出するセンサからなる。表示部13は、画像生成部104から出力される画像を表示する。
図2は、第1の実施形態に係る表示部13の外観を示す図である。表示部13は、図2に示すように、運転者の前方のインストルメントパネルに埋め込まれており、現在の車速やエンジンの回転数などの運転者に伝えるべき情報を表示する。尚、本発明では、一例として、表示部13が、スピードメーターやタコメーターなどを擬似的に表示するTFT液晶表示装置であるものとして説明をする。
次に、第1の実施形態に係る表示制御装置10について説明する。表示制御装置10は、危険度判定部101と異常判定部102と記憶部103と画像生成部104とを備える。
危険度判定部101は、衝突予知部11が測定した相対距離又は相対速度などに基づいて、危険度を算出する。また、危険度判定部101には、予め閾値が設定されている。危険度判定部101は、予め設定されている閾値と算出した危険度とを比較して、算出した危険度が予め設定されている閾値以上であると判断したときに、危険信号Daを出力する。危険度の算出方法は様々な算出方法が考えられるが、一例として、衝突予知部11によって測定された相対距離がより近い場合、または、衝突予知部11によって測定された相対速度がより速い場合の少なくともいずれか1つの場合に、より大きな値となる算出方法であってもよい。また、危険度判定部101は、危険度を算出することなく、衝突予知部11が測定した相対距離又は相対速度の少なくともいずれか一方と予め定められた閾値とを直接比較して、相対距離又は相対速度の少なくともいずれか一方が、予め定められた閾値以上であると判断したときに危険信号Daを出力してもよい。
異常判定部102は、状態通知部12が検出した水温や油温などに基づいて、自車に異常が発生したか否かを判断する。異常判定部102は、自車に異常が発生したと判断したときに、異常の種類を特定する情報を含む異常信号Abを出力する。
記憶部103は、スピードメーターやタコメーターなどを擬似的に表示して現在の車速、現在のエンジンの回転数、燃料の残量及び現在のシフト位置などの情報を示す通常画像を画像生成部104が生成するためのデータを記憶している。また、記憶部103は、自車の前方の進路上に存在する歩行者や他の自動車などの他の物体(以下、障害物と記載す
る)が自車に迫っていることを示す危険画像を画像生成部104が生成するためのデータを記憶している。さらに、記憶部103は、上記障害物が迫っている危険とは異なる異常が自車に発生したことを、異常の種類と共に示す異常画像を画像生成部104が生成するためのデータを記憶している。
画像生成部104は、危険度判定部101から危険信号Daが入力されたときに、記憶部103から必要なデータを読み出して前述した危険画像を生成する。また、画像生成部104は、異常判定部102から異常信号Abが入力されたとき、記憶部103から必要なデータを読み出して前述した異常画像を生成する。さらに、画像生成部104は、運転者になんらの警告もする必要がないとき、すなわち、危険信号Da及び異常信号Abが入力されないときは、図示しない検出部から入力される信号に基づき、記憶部103から必要なデータを読み出して前述した通常画像を生成する。尚、危険画像及び異常画像の詳細については、後述する。
次に、第1の実施形態に係る表示制御装置10の詳細な動作を図3のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS101において、表示制御装置10の危険度判定部101は、衝突予知部11から入力される相対速度又は相対距離の少なくともいずれか一方に基づいて、危険度を算出する。ステップS102において、表示制御装置10の危険度判定部101は、算出した危険度が予め設定された閾値以上か否かを判断する。危険度判定部101が、算出した危険度が予め設定された閾値以上であると判断したときに、表示制御装置10は処理をステップS103へ進める。一方、危険度判定部101が、算出した危険度が予め設定された閾値以上でないと判断したときに、表示制御装置10は処理をステップS106へ進める。ステップS103において、表示制御装置10の危険度判定部101は、危険信号Daを出力する。ステップS104において、表示制御装置10の画像生成部104は、危険度判定部101から危険信号Daが入力されると、危険画像を生成するために必要なデータを記憶部103から読み出す。ステップS105において、表示制御装置10の画像生成部104は、記憶部103から読み出したデータから危険画像を生成する。表示制御装置10の画像生成部104が、ステップS105の処理を完了すると、表示制御装置10は処理をステップS112へ進める。
ここで、画像生成部104が生成する危険画像の詳細について、図4A及び図4Bを参照しながら説明する。図4Aは、画像生成部104が生成した通常画像を表示している表示部13の表示画面を示す図である。また、図4Bは、画像生成部104が生成した危険画像を表示している表示部13の表示画面を示す図である。図4Aと図4Bとを比較すると明らかなように、危険画像とは、表示部13の表示画面を隠蔽する画像である。画像生成部104は、表示部13の表示画面を隠蔽するために、表示部13の表示画面を構成する全ての画素の輝度を最小にする画像を危険画像として生成して、表示部13の表示画面を隠蔽する。危険信号Daが入力されたときに、画像生成部104が、表示部13の表示画面を隠蔽する理由は後述する。
再度、図3のフローチャートを参照しながら第1の実施形態に係る表示制御装置10の動作を説明する。ステップS106において、表示制御装置10の異常判定部102は、状態通知部12によって検出された水温や油温などの車両の状態に基づいて、自車に異常が発生したか否かを判断する。表示制御装置10の異常判定部102が、ステップS106において異常が発生したと判断したとき、表示制御装置10は処理をステップS107へ進める。一方、表示制御装置10の異常判定部102が、ステップS106において異常が発生していないと判断したとき、表示制御装置10は処理をステップS110へ進める。ステップS107において、表示制御装置10の異常判定部102は、前述した異常
信号Abを出力する。ステップS108において、表示制御装置10の画像生成部104は、異常判定部102から異常信号Abが入力されると、異常信号Abに含まれる情報及び図示しない検出器から出力される信号に基づいて、自車に発生した異常の種類を特定し、特定した異常の種類及び現在の車速を示す異常画像を生成するために必要なデータを記憶部103から読み出す。ステップS109において、表示制御装置10の画像生成部104は、記憶部103から読み出したデータから異常画像を生成する。表示制御装置10の画像生成部104が、ステップS109の処理を完了すると、表示制御装置10は処理をステップS112へ進める。
ここで、画像生成部104が生成する異常画像の詳細について図5を参照しながら説明する。図5は、画像生成部104が生成した異常画像を表示している表示部13の表示画面を示す図である。図5から明らかなように、異常画像とは、現在の車速、発生した異常の種類及びその対処法を表示部13の表示画面に示すための画像である。図5は、異常画像の一例として、自車がオーバーヒートしたときに表示される画像を示している。
再度、図3のフローチャートを参照しながら第1の実施形態に係る表示制御装置10の動作を説明する。ステップS110において、表示制御装置10の画像生成部104は、図示しない検出部から入力される信号に基づき、前述した通常画像を生成するために必要なデータを記憶部103から読み出す。ステップS111において、表示制御装置10の画像生成部104は、記憶部103から読み出したデータから通常画像を生成する。表示制御装置10の画像生成部104が、ステップS111の処理を完了すると、表示制御装置10は処理をステップS112へ進める。
ステップS112において、表示制御装置10の画像生成部104は、生成した画像を出力する。ステップS113において、表示制御装置10の画像生成部104は、イグニッションスイッチがOnになっているか否かを判断する。表示制御装置10の画像生成部104は、ステップS113において、イグニッションスイッチがOnになっていると判断したとき、表示制御装置10は処理をステップS101へ戻す。一方、表示制御装置10の画像生成部104は、ステップS113において、イグニッションスイッチがOnになっていないと判断したとき、表示制御装置10は図3のフローチャートに示す処理を終了する。
ここで、危険信号Daが入力されたときに、画像生成部104が表示部13の表示画面を隠蔽する理由について説明する。自車が走行している期間において、自車の前方に障害物が迫っていないときには、表示部13の表示画面に現在の車速や燃料の残量が通常画像として表示されているため、運転者は、自車の前方と表示部13の表示画面とを交互に見ながら運転を続ける。そして、自車の前方に障害物が迫ったときには、運転者は障害物を回避するために、障害物の位置を把握しなければならない。しかし、このときに、運転者が表示部13の表示画面を見ていると、運転者の注意が表示部13の表示画面に引かれているため、自車の前方に迫っている障害物の位置を把握する時間に遅れが生じてしまう。第1の実施形態に係る表示制御装置10は、運転者が表示部13の表示画面に注意を引かれて、自車の前方に位置する障害物の位置を把握する時間に遅れが生じることを防ぐために、自車の前方に位置する障害物を事前に検出して、運転者の注意を引いている表示部13の表示画面を隠蔽して、事前に運転者の注意を自車の前方に促す。これにより、運転者は、表示部13の表示画面に注意を引かれることなく、自車の前方に位置する障害物を事前に把握することができ、自車に迫っている障害物を回避する操作に集中することができる。これが、第1の実施形態に係る表示制御装置10が、表示部13の表示画面を隠蔽する理由である。
以上より、第1の実施形態に係る表示制御装置10は、図3のフローチャートに示す処
理をすることで、危険信号Daが画像生成部104に入力されたとき、すなわち、自車の前方に障害物が迫っているときに、表示部13の表示画面の表示を隠蔽する危険画像を表示することで、表示部13の表示画面に引かれている運転者の注意を事前に自車の前方に促すことができる。また、表示制御装置10は、図3のフローチャートに示す処理をすることで、異常信号Abが画像生成部104に入力されたとき、すなわち、自車に何らかの異常が発生したときに、現在の車速、発生した異常の種類及びその対処法を示す異常画像を表示部13の表示画面に表示することで、異常が発生したことを運転者に分かり易く報知することができる。さらに、表示制御装置10は、図3のフローチャートに示す処理をすることで、自車に異常が発生している間において自車の前方に障害物が迫っているとき、すなわち、危険信号Da及び異常信号Abの両方の信号が入力されているときには、異常画像よりも優先的に危険画像を表示部13の表示画面に表示するため、自車の前方に障害物が迫っていることを優先的に運転者に報知することができる。
尚、危険度判定部101に予め設定される閾値は、表示部13の表示画面が隠蔽されてから、自車の前方に迫っている障害物の位置を運転者が把握して回避するために十分な時間を確保できる所定の値であってよい。
(第1の実施形態の変形例)
第1の実施形態の変形例に係る表示制御装置10は、自車の前方に障害物が迫っているときに、初めに、事前に運転者に障害物の位置を把握させるために、後述する回避画像を表示部13の表示画面に表示する。そして、その後に、前述した危険画像を表示部13の表示画面に表示することで、運転者の注意を引く表示画面の表示を隠蔽して、障害物を回避する操作に運転者を集中させる。第1の実施形態の変形例に係る表示制御装置10と第1の実施形態に係る表示制御装置10とでは、危険度判定部101に設定される閾値と画像生成部104が生成する画像の種類とが異なる。
第1の実施形態の変形例に係る危険度判定部101には、第1の閾値及び第1の閾値よりも大きい第2の閾値の2種類の閾値が予め設定されている。危険度判定部101は、第1の実施形態と同様に危険度を算出し、算出した危険度と2種類の閾値とを比較する。そして、危険度判定部101は、算出した危険度が第1の閾値以上、且つ、第2の閾値未満であるときに、回避信号Avを出力する。また、危険度判定部101は、算出した危険度が第2の閾値以上であるときには、第1の実施形態と同様に危険信号Daを出力する。
第1の実施形態の変形例に係る記憶部103は、第1の実施形態に係る記憶部103と比較して、さらに、前方に迫っている障害物を回避する指示を運転者にするための回避画像を画像生成部104が生成するためのデータを記憶している。図6は、回避画像の一例として、障害物を回避させるためにブレーキを踏む指示を運転者にするための画像を示している。
第1の実施形態の変形例に係る画像生成部104は、危険度判定部101から回避信号Avが入力されたとき、記憶部103から必要なデータを読み出して前述した回避画像を生成する。尚、その他のときにおける画像生成部104の動作は、第1の実施形態で説明した動作と同様であるため、説明を省略する。
図7は、第1の実施形態の変形例に係る表示制御装置10の処理を示すフローチャートである。図7のフローチャートを参照しながら第1の実施形態の変形例に係る表示制御装置10の動作を説明する。図7に示すフローチャートは、画像生成部104が回避画像を生成する処理をするために、図3のフローチャートに示す処理を変更したものである。したがって、図7のフローチャートにおいて図3にのフローチャートと同一の処理については同一の参照符号を付し、説明を省略する。
第1の実施形態の変形例において、表示制御装置10は、ステップS101の処理を完了すると、処理をステップS1011へ進める。ステップS1011において、表示制御装置10の危険度判定部101は、算出した危険度が予め設定された第2の閾値以上か否かを判断する。表示制御装置10の危険度判定部101が、算出した危険度が第2の閾値以上であると判断したときに、表示制御装置10は処理をステップS103へ進める。一方、表示制御装置10の危険度判定部101が、算出した危険度が第2の閾値以上でないと判断したときに、表示制御装置10は処理をステップS1012へ進める。ステップS1012において、表示制御装置10は危険度判定部101は、算出した危険度が第1の閾値以上か否かを判断する。表示制御装置10の危険度判定部101が、算出した危険度が第1の閾値以上であると判断したとき、表示制御装置10は処理をステップS1013へ進める。一方、表示制御装置10の危険度判定部101が、算出した危険度が第1の閾値以上でないと判断したとき、表示制御装置10は処理をステップS106へ進める。ステップS1013において、表示制御装置10の危険度判定部101は、回避信号Avを出力する。ステップS1014において、表示制御装置10の画像生成部104は、前述した回避画像を生成するために必要なデータを記憶部103から読み出す。ステップS1015において、表示制御装置10の画像生成部104は、記憶部103から読み出したデータから回避画像を生成する。表示制御装置10の画像生成部104が、ステップS1015の処理を完了すると、表示制御装置10は処理をステップS112へ進める。
以上より、第1の実施形態の変形例に係る表示制御装置10によれば、危険度判定部101に第1の閾値及び第2の閾値を予め設定することで、危険度の大きさに応じて回避画像と危険画像とを使い分けて表示することができる。危険度は、自車の前方に障害物が現れて、自車と障害物との相対距離が近づくにつれて、又は、相対速度が増加するにつれて大きくなる。第1の実施形態の変形例に係る表示制御装置10は、危険度が第1の閾値以上、且つ、第2の閾値未満のとき、すなわち、自車の前方に障害物が現れてから、障害物と自車とが衝突するまでの期間における初期の期間のときに、まず初めに、自車の前方に存在する障害物を回避する指示を運転者にする。これにより、第1の実施形態の変形例に係る表示制御装置10は、予め運転者に障害物の位置を把握させることができる。ここで、表示制御装置10が回避画像を表示しても、運転者が障害物を回避できなかったときには、危険度が増加を続けて第2の閾値以上となる。しかし、危険度が第2の閾値以上となったときに、表示部13の表示画面に回避画像を表示し続けていると、障害物を把握した運転者の注意が、再び表示部13の表示画面に引かれてしまう可能性があり、確実に障害物を回避させる操作に運転者を集中させることはできない。このため、第1の実施形態の変形例に係る表示制御装置10は、表示部13の表示画面に回避画像を表示した後に、表示部13の表示画面を隠蔽することで、予め運転者に障害物の位置を把握させてから、障害物を回避する操作に運転者を集中させることができる。
尚、自動車等の車両のフロントガラスには、近年、自車の車速などを表示するHUD(Head Up Display)などが搭載されることがある。第1の実施形態及び第1の実施形態の変形例に係る表示制御装置10は、自動車等の車両に表示部13とは別にHUDが搭載されている場合に、表示部13の表示画面を隠蔽すると同時にHUDの表示を隠蔽してもよい。
また、第1の実施形態及び第1の実施形態の変形例において、図示しない音声制御部に危険信号Daが入力されたときに、自車に備えられているスピーカーなどを音声制御部に制御させ、運転者に対して所定の警告音を発生させてもよい。これにより、運転者が何らかの理由で表示部13の表示画面を見ていないときでも、自車の前方に障害物が迫っていることを確実に報知することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態は、前述した表示部13だけでなく、さらに別の表示部が自車に搭載されているときに、これらの表示部を用いて、自車の前方に障害物が迫っていることを運転者に報知するための実施形態である。図8は、第2の実施形態に係る表示制御装置20を含む警告システム全体の構成を示すブロック図である。図8に示すシステムは、図1に示すシステムと比較して、前述した別の表示部として第2の表示部14をさらに備える点が異なる。また、第1の実施形態と第2の実施形態とを比較すると、記憶部103が記憶しているデータ及び画像生成部104の動作も異なる。したがって、第2の実施形態に係るシステムにおいて、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符号を付し説明を省略する。
図9は、第2の実施形態に係る表示部13及び第2の表示部14の外観を示す図である。第2の表示部14の一例としては、図9に示すように運転者の前方のフロントガラスに配置されるHUDが挙げられる。第2の表示部14がフロントガラスに配置されることで、前方を注視している運転者は視線移動をすることなく現在の車速などを確認することができる。
第2の実施形態に係る記憶部103は、第1の実施形態に係る記憶部103と比較して、第2の表示部14に現在の車速を表示するための第2の通常画像を画像生成部104が生成するためのデータをさらに記憶している。また、第2の実施形態に係る記憶部103は、自車の前方に障害物が迫っていることを第2の表示部14に表示して運転者に報知する第2の危険画像を画像生成部104が生成するためのデータを記憶している。また、第2の実施形態に係る記憶部103は、自車に何らかの異常が発生したことを第2の表示部14に表示して運転者に報知する第2の異常画像を画像生成部104が生成するためのデータを記憶している。尚、第2の危険画像及び第2の異常画像の詳細については、後述する。
第1の実施形態に係る画像生成部104の動作と第2の実施形態に係る画像生成部104の動作との異なる点は、第2の表示部14にも画像を出力する点である。画像生成部104は、危険信号Daが入力されたとき、すなわち、自車の前方に障害物が迫っていると判断したときには、記憶部103から必要なデータを読み出して、前述した通常画像及び前述した第2の危険画像を生成する。そして、生成した通常画像を表示部13に出力すると同時に生成した第2の危険画像を第2の表示部14に出力する。つまり、第2の実施形態に係る画像生成部104は、危険信号Daが入力されたときには、表示部13に現在の車速などの情報を表示し、第2の表示部14に第2の危険画像を表示する。
また、第2の実施形態に係る画像生成部104は、異常信号Abが入力されたときには、記憶部103から必要なデータを読み出して前述した第2の異常画像及び前述した通常画像を生成する。そして、生成した第2の異常画像を第2の表示部14に出力し、生成した通常画像を表示部13に出力する。つまり、第2の実施形態に係る画像生成部104は、異常信号Abが入力されたときには、第2の表示部14に第2の異常画像を表示し、表示部13に現在の車速を表示する。
そして、第2の実施形態に係る画像生成部104は、危険信号Da及び異常信号Abが入力されないときは、図示しない検出部から入力される信号に基づき、前述した通常画像及び前述した第2の通常画像を生成する。そして、生成した通常画像を表示部13に出力すると同時に生成した第2の通常画像を第2の表示部14に出力する。つまり、第2の実施形態に係る画像生成部104は、危険信号Da及び異常信号Abが入力されないときは、表示部13と第2の表示部14との両方に現在の車速などの情報を表示する。
次に、図10のフローチャートを参照しながら、第2の実施形態に係る画像生成部104の動作を詳細に説明する。尚、図10のフローチャートにおいて、図3のフローチャートに示す処理と同一の処理については、同一の参照符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。
ステップS201において、表示制御装置20の画像生成部104は、危険度判定部101から危険信号Daが入力されると、前述した第2の危険画像及び前述した通常画像を生成するために必要なデータを記憶部103から読み出す。ステップS202において、表示制御装置20の画像生成部104は、記憶部103から読み出したデータから第2の危険画像及び通常画像を生成する。ステップS203において、表示制御装置20の画像生成部104は、生成した第2の危険画像を第2の表示部14へ出力する。ステップS204において、表示制御装置20の画像生成部104は、生成した通常画像を表示部13へ出力する。ステップS204の処理が完了すると、表示制御装置20は処理をステップS113へ進める。
ここで、画像生成部104が生成する第2の危険画像の詳細について、図11A及び図11Bを参照しながら説明する。図11Aは、第2の通常画像を表示している第2の表示部14の表示画面を示す図である。また、図11Bは、画像生成部104が生成した第2の危険画像を表示している第2の表示部14の表示画面を示す図である。図11Aと図11Bとを比較すると明らかなように、第2の危険画像とは、第2の表示部14の表示画面を隠蔽する画像である。画像生成部104は、第2の表示部14の表示画面を隠蔽するために、第2の表示部14の表示画面を構成する全ての画素の輝度を最小にする画像を第2の危険画像として生成して、第2の表示部14の表示画面を隠蔽する。危険信号Daが入力されたときに、画像生成部104が、第2の表示部14の表示画面を隠蔽する理由は、第1の実施形態に係る画像生成部104が、表示部13の表示画面を隠蔽する理由と同様である。
再度、図10のフローチャートを参照しながら第2の実施形態に係る表示制御装置20の動作を説明する。ステップS205において、表示制御装置20の画像生成部104は、異常判定部102から異常信号Abが入力されると、前述した第2の異常画像及び前述した通常画像を生成するのに必要なデータを記憶部103から読み出す。ステップS206において、表示制御装置20の画像生成部104は、記憶部103から読み出したデータから第2の異常画像及び通常画像を生成する。ステップS207において、表示制御装置20の画像生成部104は、生成した第2の異常画像を第2の表示部14に出力する。ステップS208において、表示制御装置20の画像生成部104は、生成した通常画像を表示部13に出力する。ステップS208の処理が完了すると、表示制御装置20は処理をステップS113へ進める。
ここで、画像生成部104が生成する第2の異常画像の詳細について、図12を参照しながら説明する。図12は、一例として、自車がオーバーヒートしたことを運転者に報知する第2の異常画像を表示している第2の表示部14の表示画面を示す図である。図12から明らかなように、第2の異常画像とは、第2の表示部14の表示画面に自車に発生した異常の種類を表示するための画像である。
再度、図10のフローチャートを参照しながら第2の実施形態に係る表示制御装置20の動作を説明する。ステップS209において、表示制御装置20の画像生成部104は、前述した通常画像及び前述した第2の通常画像を生成するために必要なデータを記憶部103から読み出す。ステップS210において、表示制御装置20の画像生成部104は、記憶部103から読み出したデータから通常画像及び第2の通常画像を生成する。ステップS211において、表示制御装置20の画像生成部104は、生成した第2の通常
画像を第2の表示部14に出力する。ステップS212において、表示制御装置20の画像生成部104は、生成した通常画像を表示部13に出力する。ステップS212の処理が完了すると、表示制御装置20は処理をステップS113へ進める。
以上より、第2の実施形態に係る表示制御装置20は、図10のフローチャートに示す処理をすることで、自車の前方に障害物が迫っているときに、第2の表示部14の表示画面の表示を隠蔽する第2の危険画像を表示することで、第2の表示部14の表示画面に引かれている運転者の注意を事前に自車の前方に促すことができる。また、表示制御装置20は、図10のフローチャートに示す処理をすることで、第2の異常画像を第2の表示部14の表示画面に表示して、異常が発生したことを運転者に分かり易く報知すると同時に現在の車速などを表示部13の表示画面に表示することができる。
尚、第2の実施形態に係る画像生成部104は、危険信号Daが入力されたときに、表示部13の表示画面には前述した通常画像を表示することとした。しかし、第2の実施形態に係る画像生成部104は、危険信号Daが入力されたときに、第2の表示部14の表示画面を隠蔽すると同時に、表示部13の表示画面を隠蔽してもよい。
また、第2の実施形態に係る画像生成部104は、異常信号Abが入力されたときに、異常画像及び第2の通常画像を生成して、生成した異常画像を表示部13に出力し、生成した第2の通常画像を第2の表示部14に出力してもよい。さらに、第2の実施形態に係る画像生成部104は、異常信号Abが入力されたときに、異常画像及び第2の異常画像を生成して、生成した異常画像を表示部13に出力し、生成した第2の異常画像を第2の表示部14に出力してもよい。
また、第2の実施形態において、図示しない音声制御部に危険信号Daが入力されたときに、自車に備えられているスピーカーなどを音声制御部に制御させ、運転者に対して所定の警告音を発生させてもよい。これにより、運転者が何らかの理由で表示部13の表示画面を見ていないときでも、自車の前方に障害物が迫っていることを確実に報知することができる。
(第2の実施形態の変形例)
第2の実施形態の変形例に係る表示制御装置20と第2の実施形態に係る表示制御装置20との主な相違点は、第1の実施形態の変形例に係る危険度判定部101と同様に、第2の実施形態の変形例に係る危険度判定部101に第1の閾値及び第1の閾値よりも大きい第2の閾値の2種類の閾値が予め設定されていることである。そして、この主な相違点に応じて、記憶部103が記憶しているデータ及び画像生成部104の動作も異なる。また、第2の実施形態の変形例に係る危険度判定部101は、第1の実施形態の変形例に係る危険度判定部101と同一の構成要素であるため説明を省略する。
第2の実施形態の変形例に係る記憶部103は、第2の実施形態に係る記憶部103と比較して、さらに、第2の表示部14に表示され、自車の前方に迫っている障害物を回避する指示を運転者にするための第2の回避画像を画像生成部104が生成するためのデータを記憶している。図13は、第2の表示部14の表示画面に表示されている第2の回避画像を示す図である。図13は、第2の回避画像の一例として、障害物を回避させるためにブレーキを踏む指示を運転者にするための画像を示している。
第2の実施形態の変形例に係る画像生成部104は、危険度判定部101から回避信号Avが入力されたときに、記憶部103から必要なデータを読み出して前述した第2の回避画像を生成する。図14は、第2の実施形態の変形例に係る表示制御装置20の処理を示すフローチャートである。図14に示すフローチャートは、画像生成部104が第2の
回避画像を生成する処理をするために、図10のフローチャートに示す処理を変更したものである。したがって、図14のフローチャートにおいて図10のフローチャートと同一の処理については同一の参照符号を付し説明を省略する。以下、第2の実施形態の変形例に係る表示制御装置20の処理を図8のブロック図及び図14のフローチャートを参照しながら説明する。
第2の実施形態の変形例において、表示制御装置20は、ステップS101の処理を完了すると、処理をステップS2011へ進める。ステップS2011において、表示制御装置20の危険度判定部101は、ステップS101において算出した危険度が予め設定された第2の閾値以上であるか否かを判断する。表示制御装置20の危険度判定部101が、算出した危険度が第2の閾値以上であると判断すると、表示制御装置20は処理をステップS103へ進める。一方、表示制御装置20の危険度判定部101が、算出した危険度が第2の閾値以上でないと判断したときに、表示制御装置20は処理をステップS2012へ進める。ステップS2012において、表示制御装置20の危険度判定部101は、ステップS101において算出した危険度が、第1の閾値以上であるか否かを判断する。表示制御装置20の危険度判定部101が、算出した危険度が第1の閾値以上であると判断したとき、表示制御装置20は処理をステップS2013へ進める。一方、危険度判定部101が、算出した危険度が第1の閾値以上でないと判断したとき、表示制御装置20は処理をステップS106へ進める。ステップS2013において、表示制御装置20の危険度判定部101は、回避信号Avを出力する。ステップS2014において、表示制御装置20の画像生成部104は、前述した第2の回避画像及び通常画像を生成するために必要なデータを記憶部103から読み出す。ステップS2015において、表示制御装置20の画像生成部104は、記憶部103から読み出したデータから第2の回避画像及び通常画像を生成する。ステップS2016において、表示制御装置20の画像生成部104は、生成した第2の回避画像を第2の表示部14に出力する。ステップS2017において、表示制御装置20の画像生成部104は、生成した通常画像を表示部13に出力する。画像生成部104がステップS2017の処理を完了すると、表示制御装置20は処理をステップS113へ進める。
以上より、第2の実施形態の変形例によれば、自車に第2の表示部14が備えられている場合において、第2の表示部14の表示画面に第2の回避画像を表示した後に、第2の表示部14の表示画面を隠蔽することで、第1の実施形態の変形例と同様に、予め運転者に障害物の位置を把握させてから、障害物を回避する操作に運転者を集中させることができる。
(第3の実施形態)
近年のHUDなどの表示装置の普及に伴い、これらの表示装置の表示のOnとOffとを手動で切り換えるスイッチも自動車等の車両に搭載されることがある。しかし、このような手動スイッチがOffに切り換えられているときでも、自車の前方に何らかの障害物が迫っているときには、HUDに画像を表示することが好ましい場合がある。このために、第3の実施形態に係る表示制御装置30は、前述した手動スイッチがOffに切り換えられているときでも、自車の前方に障害物が迫っているときには、HUDなどの表示装置に強制的に画像を表示することができる。
図15は、第3の実施形態に係る表示制御装置30を含む警告システム全体の構成を示すブロック図である。第3の実施形態に係る表示制御装置30と他の実施形態に係る表示制御装置との主な相違点は、第3の実施形態に係る表示制御装置30が表示切換部105をさらに備える点である。そして、この主な相違点に応じて、記憶部103が記憶しているデータ及び画像生成部104の動作も他の実施形態と異なる。したがって、第3の実施形態に係るシステムにおいて、他の実施形態と同一の構成要素については、同一の参照符
号を付し説明を省略する。
表示切換部105は、第2の表示部14の表示画面のOnとOffとを切り換える手動スイッチ及び内部スイッチを有している。画像生成部104は、表示切換部105の手動スイッチがOffに切り換えられているときは、第2の表示部14が生成した画像を出力させない。一方、画像生成部104は、表示切換部105の手動スイッチがOnに切り換えられているときは、第2の表示部14が生成した画像を出力させる。ただし、表示切換部105は、表示部13に通常画像が表示されないとき、すなわち、表示部13に前述した危険画像が表示されるときには、表示切換部105の手動スイッチがOffに切り換えられていても、内部スイッチを強制的にOnにして、画像生成部104が生成した画像を第2の表示部14に強制的に出力させる。したがって、画像生成部104が生成した画像が、第2の表示部14に出力されるか否かは、表示切換部105が有している手動スイッチよりも、表示切換部105が有している内部スイッチが優先的に決定する。
第3の実施形態に係る記憶部103は、第2の実施形態に係る記憶部103と比較して、さらに、運転者の注意を自車の前方に誘導するための注意画像を画像生成部104が生成するためのデータを記憶している。尚、注意画像の詳細については後述する。
次に、第3の実施形態に係る表示制御装置30の動作を図16に示すフローチャートを参照しながら説明する。尚、図16に示すフローチャートにおいて、図3及び図10に示すフローチャートと同一の処理には同一の参照符号を付して説明を省略し、相違点のみを説明する。
表示制御装置30の画像生成部104が、ステップS103の処理を完了すると、表示制御装置30は処理をステップS301へ進める。ステップS301において、表示制御装置30の画像生成部104は、表示切換部105の手動スイッチがOnか否かを判断する。ステップS301において、表示制御装置30の画像生成部104が、表示切換部105の手動スイッチがOnになっていると判断すると、表示制御装置30はステップS302の処理をせずにステップS303の処理へ進む。一方、ステップS301において、表示制御装置30の画像生成部104は、表示切換部105の手動スイッチがOnになっていないと判断すると、表示制御装置30は処理をステップS302へ進める。ステップS302において、表示制御装置30の画像生成部104は、表示切換部105に内部スイッチをOnに切り換えるように指示をする。ステップS303において、表示制御装置30の画像生成部104は、前述した危険画像及び前述した注意画像を生成するために必要なデータを記憶部103から読み出す。ステップS304において、表示制御装置30の画像生成部104は記憶部103から読み出したデータから危険画像及び注意画像を生成する。ステップS305において、表示制御装置30の画像生成部104は、生成した危険画像を表示部13に出力する。ステップS306において、表示制御装置30の画像生成部104は、生成した注意画像を第2の表示部14に出力する。表示制御装置30の画像生成部104が、ステップS306の処理を完了すると、表示制御装置30は処理をステップS113へ進める。
ここで、第3の実施形態に係る画像生成部104が生成する注意画像の詳細について図17を参照しながら説明する。図17から明らかなように、注意画像とは、第2の表示部14の表示画面に表示され、自車の前方に迫っている障害物の方向を示して、自車が障害物に衝突する危険性を運転者に報知するための画像である。
再度、図16のフローチャートを参照しながら第3の実施形態に係る表示制御装置30の動作を説明する。表示制御装置30の画像生成部104が、ステップS107の処理を終了すると、表示制御装置30はステップS307の処理へ進む。ステップS307にお
いて、表示制御装置30の画像生成部104は、表示切換部105の手動スイッチがOnか否かを判断する。ステップS307において、表示制御装置30の画像生成部104が、表示切換部105の手動スイッチがOnになっていると判断すると、表示制御装置30はステップS308の処理をせずにステップS309へ処理を進める。一方、ステップS307において、表示制御装置30の画像生成部104が、表示切換部105の手動スイッチがOnになっていないと判断すると、表示制御装置30は処理をステップS308へ進める。ステップS308において、表示制御装置30の画像生成部104は、表示切換部105に内部スイッチをOnに切り換える指示をする。ステップS309において、表示制御装置30の画像生成部104は、前述した異常画像及び前述した第2の通常画像を生成するために必要なデータを記憶部103から読み出す。ステップS310において、表示制御装置30の画像生成部104は、異常画像及び第2の通常画像を生成する。ステップS311において、表示制御装置30の画像生成部104は、生成した異常画像を表示部13に表示する。ステップS312において、表示制御装置30の画像生成部104は、生成した第2の通常画像を第2の表示部14に出力する。表示制御装置30の画像生成部104が、ステップS312の処理を完了すると、表示制御装置30は、処理をステップS113へ進める。
また、ステップS106において、表示制御装置30の異常判定部102が異常が発生したと判断して異常信号Abを出力するとステップS313の処理へ進む。ステップS313において、表示制御装置30の画像生成部104は、表示切換部105の手動スイッチがOnか否かを判断する。表示制御装置30の画像生成部104が、ステップS313において、表示切換部105の手動スイッチがOnとなっていると判断したとき、表示制御装置30は処理をステップS314へ進める。一方、表示制御装置30の画像生成部104が、ステップS313において、表示切換部105の手動スイッチがOnとなっていないと判断したとき、表示制御装置30は処理をステップS315へ進める。ステップS314において、表示制御装置30の画像生成部104は、表示切換部105に内部スイッチをOnに切り換える指示をする。ステップS315において、表示制御装置30の画像生成部104は、表示切換部105に内部スイッチをOffに切り換える指示をする。ステップS316において、表示制御装置30の画像生成部104は、前述した通常画像を生成するために必要なデータを記憶部103から読み出す。ステップS317において、表示制御装置30の画像生成部104は、記憶部103から読み出したデータから通常画像を生成する。ステップS318において、表示制御装置30の画像生成部104は、生成した通常画像を表示部13に出力する。表示制御装置30の画像生成部104が、ステップS318の処理を完了すると、表示制御装置30は処理をステップS113へ進める。
第3の実施形態に係る表示制御装置30によれば、表示部13の表示が隠蔽するときには、表示切換部105がoffに切り換えられていたとしても、ステップS301及びS302の処理をすることで表示切換部105の内部スイッチをOnにして、第2の表示部14に注意画像を強制的に表示することができる。これにより、第3の実施形態に係る表示制御装置30は、表示部13の表示を隠蔽して運転者が表示部13に注意を引かれないようにした上で、さらに、第2の表示部14に注意画像を表示して、第2の表示部14が存在する方向、すなわち、自車の前方に注意を促すことができる。
尚、第3の実施形態に係る表示制御装置30において、注意画像を第2の表示部14に表示する代わりに、前述した第2の通常画像、すなわち、現在の車速を第2の表示部14に表示してもよい。図18は、自車の前方に障害物が迫っているときに表示部13の表示を隠蔽した上で、第2の表示部14に現在の車速を表示しているときのそれぞれの表示部の表示画面を示す図である。これにより、例えば、法規などで自車の車速の表示が義務づけられている場合に、第2の表示部14に現在の車速を表示して法規を満たすと共に、表
示部13の表示画面に引かれている運転者の注意を自車の前方に促すことができる。
また、第3の実施形態において、図示しない音声制御部に危険信号Daが入力されたときに、自車に備えられているスピーカなどを音声制御部に制御させ、運転者に対して所定の警告音を発生させてもよい。これにより、運転者が何らかの理由で表示部13の表示画面を見ていないときでも、自車の前方に障害物が迫っていることを確実に報知することができる。
また、本発明において、表示部13及び第2の表示部14に表示される画像は、図面に示したものに限られないことは言うまでもない。すなわち、本発明において、通常画像、異常画像、危険画像、第2の通常画像、第2の危険画像、回避画像、第2の回避画像及び注意画像は、これらの画像のそれぞれの目的にかなうものであれば、どのような画像であってもよい。
また、本発明の全ての実施形態に係る画像生成部が表示部13及び第2の表示部14の表示を隠蔽する方法は、それぞれの表示画面を構成する全ての画素の輝度を最小にする方法に限られない。表示部13及び第2の表示部14の表示を隠蔽する他の方法としては、これらの表示部の電源を遮断する、これらの表示部に対して表示を停止する信号を出力する及びこれらの表示部に対して表示を消去する信号を出力するなどの方法が、一例として挙げられる。
また、本発明において、衝突予知部11の一例として、プリクラッシュシステムやナイトビューシステムを挙げたが、他の例としてはインフラ協調システムが挙げられる。インフラ協調システムとは、DSRC(Dedicated Short Range Communication)通信を利用して、路上に設置された路側器や近距離に存在する車両と直接通信をして、近隣に存在する車両との互いの位置やその他の情報を交換することができるシステムである。このようなシステムを衝突予知部11として採用しても、前述した全ての実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本発明では、表示部13がTFT液晶表示装置である場合を一例として説明したが、表示部13は、自発光式のオプティトロンメータとTFT液晶表示装置とから構成されてもよい。表示部13が、オプティトロンメータとTFT液晶表示装置とから構成される場合、オプティトロンメータの光源の電源をOffにすることで、オプティトロンメータの表示を隠蔽することができる。
本発明によれば、表示部に引かれている運転者の注意を事前に自車の前方に促すことができる表示制御装置を提供でき、例えば、自動車等の車両に搭載される表示装置を制御する表示制御装置などに利用することができる。
第1の実施形態に係る表示制御装置の構成を示すブロック図 第1の実施形態に係る表示部の外観を示す図 第1の実施形態に係る表示制御装置の処理を示すフローチャート 通常画像を表示する表示部の表示画面を示す図 危険画像を表示する表示部の表示画面を示す図 異常画像を表示する表示部の表示画面を示す図 回避画像を表示する表示部の表示画面を示す図 第1の実施形態の変形例に係る表示制御装置の処理を示すフローチャート 第2の実施形態に係る表示制御装置の構成を示すブロック図 第2の実施形態に係る表示部の外観を示す図 第2の実施形態に係る表示制御装置の処理を示すフローチャート それぞれの表示部に表示されている通常画像及び第2の通常画像のそれぞれを示す図 それぞれの表示部に表示されている通常画像及び第2の危険画像のそれぞれを示す図 それぞれの表示部に表示されている通常画像及び第2の異常画像のそれぞれを示す図 それぞれの表示部に表示されている通常画像及び第2の回避画像のそれぞれを示す図 第2の実施形態の変形例に係る表示制御装置の処理を示すフローチャート 第3の実施形態に係る表示制御装置の構成を示すブロック図 第3の実施形態に係る表示制御装置の処理を示すフローチャート それぞれの表示部に表示されている危険画像及び注意画像のそれぞれを示す図 それぞれの表示部に表示されている危険画像及び第2の通常画像のそれぞれを示す図 従来の乗り物用表示装置の構成を示すブロック図 スピードメーターやタコメーターなどを表示するLCDディスプレイを示す図 衝突の危険を運転者に知らせるための画像を表示するLCDディスプレイを示す図
符号の説明
10,20,30 表示制御装置
11 衝突予知部
12 状態通知部
13 表示部
14 第2の表示部
101 危険度判定部
102 異常判定部
103 記憶部
104 画像生成部
105 表示切換部

Claims (9)

  1. 車両が他の物体と衝突する危険性を、当該車両に設けられた少なくとも1つの表示手段を用いて報知する表示制御装置であって、
    前記車両と他の物体との相対位置に基づいて危険度を算出し、当該危険度を用いて衝突の危険性を判定する危険度判定手段と、
    前記危険度判定手段から衝突の危険性が高いことを示す危険信号を取得したとき、少なくとも1つの前記表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽する画像生成手段とを備える、表示制御装置。
  2. 前記表示手段の少なくとも1つは、前記車両のインストルメントパネル内における運転席前方に設置され、
    前記画像生成手段は、前記危険信号を取得したとき、前記インストルメントパネル内に設置された表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽する、請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記車両には、スピーカが備えられており、
    前記表示制御装置は、前記危険信号を取得したとき、前記スピーカから所定の警告音を発生させる音声制御手段を、さらに備える、請求項1に記載の表示制御装置。
  4. 前記車両の状態を検出するセンサから出力された情報に基づいて、前記衝突の危険性とは異なった異常が当該車両に発生したか否かを判定する異常判定手段を、さらに備え、
    前記画像生成手段は、前記異常判定手段から前記車両に異常が発生したことを示す異常信号を取得したとき、異常が発生したことを示す異常画像を前記隠蔽対象の表示手段の表示画面に表示し、
    前記画像生成手段は、前記異常信号に加えてさらに前記危険信号を取得したとき、前記隠蔽対象の表示手段の表示画面に表示されている前記異常画像も隠蔽する、請求項1に記載の表示制御装置。
  5. 前記表示手段は、
    前記車両のインストルメントパネル内における運転席前方に設置された第1の表示手段と、
    前記車両のフロントガラス又は前記車両のフロントガラスの車室内側に表示物を表示する第2の表示手段とによって構成され、
    前記画像生成手段は、前記危険信号を取得したとき、前記第1の表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽し、さらに前記第2の表示手段に衝突の危険性がある他の物体の方向を示す注意画像を表示させる、請求項1に記載の表示制御装置。
  6. 前記表示手段は、
    前記車両のインストルメントパネル内における運転席前方に設置された第1の表示手段と、
    前記車両のフロントガラス又は前記車両のフロントガラスの車室内側に表示物を表示する第2の表示手段とによって構成され、
    前記表示制御装置は、前記危険信号を取得したとき、前記第2の表示手段に所定の表示物を強制的に表示させる表示切換手段を、さらに備え、
    前記画像生成手段は、前記危険信号を取得したとき、前記第1の表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽し、さらに前記第2の表示手段に前記車両の現在の車速を示す画像を表示させる、請求項1に記載の表示制御装置。
  7. 前記危険度判定手段は、第1の閾値と当該第1の閾値よりも大きい第2の閾値とを予め
    設定し、
    前記危険度判定手段が前記危険度を前記第1の閾値以上、且つ、前記第2の閾値未満であると判定したとき、前記画像生成手段は、他の物体との衝突を回避するための運転方法を指示する回避画像を前記隠蔽対象の表示手段の表示画面に表示し、
    前記危険度判定手段が前記危険度を前記第2の閾値以上であると判定したとき、前記画像生成手段は、前記隠蔽対象の表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽する、請求項1に記載の表示制御装置。
  8. 前記画像生成手段は、前記隠蔽対象の表示手段の表示画面を構成する全ての画素の輝度を最小にして、当該表示画面に表示されている表示物を隠蔽する、請求項1に記載の表示制御装置。
  9. 前記画像生成手段は、前記隠蔽対象の表示手段に表示画面の表示をオフする指示を当該表示手段へ出力して、当該表示手段の表示画面に表示されている表示物を隠蔽する、請求項1に記載の表示制御装置。
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