JP2008211483A - 通信方法及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】端末が高速で移動する場合に、移動端末と基地局の間のハンドオーバ処理に要する時間を短縮することができる通信方法及び通信システムを提供する。
【解決手段】端末11が移動路Rの所定区間内へ移動した場合、当該端末11と複数の基地局12の内の基地局12aとの間でセッションを確立し、セッションが確立された場合には、基地局12aが、セッション確立時に取得した端末11に関する情報を、複数の基地局の内の基地局12b,12cへ送信し、基地局12b,12cが、送信された端末11に関する情報を取得し、端末11が移動路Rの所定区間内を移動し、基地局12b,12cへ通信開始要求を行った場合には、基地局12b,12cで取得された端末11に関する情報を用いて、端末11と基地局12b,12cとの間でセッションを確立する。
【選択図】図1

Description

この発明は、端末が高速移動中に基地局間をハンドオーバする際の通信方法及び通信システムに関する。
図5は、従来のハンドオーバ処理を概念的に示す説明図である。図6は、図5のハンドオーバ処理のシーケンスチャートである。
図5に示すように、従来のハンドオーバ処理においては、例えば、高速移動中の車両1内の端末が基地局A,B間をハンドオーバする場合、セッション接続した後の端末(即ち、車両1)の移動により、ハンドオーバ元基地局Aと端末間のセッションが切断した後にデータ通信が中断し、ハンドオーバ先基地局Bとの登録シーケンスを完了した後にデータ通信が再開されるが、ハンドオーバ元基地局Aは端末に情報を登録するのに一定の時間を要していた。
図6に示すように、先ず、車両1内の端末は、基地局Aとセッションを接続する(端末登録シーケンス)。これにより、端末と基地局Aとの間で相互にデータ通信を行うことができる。次に、この基地局Aとセッションを接続した端末は、高速移動中であることから、移動先方向に位置する基地局Bとの無線受信状態が、基地局Aとの無線受信状態よりも良好になる。このため、基地局Aから基地局Bへのハンドオーバを行う。つまり、基地局Aとのセッションを切断して、基地局Bとのセッションを接続する(端末登録シーケンス)。これにより、端末と基地局Bとの間で相互にデータ通信を行うことができる。
このような無線ネットワークにおいてネットワーク制御ハンドオーバを容易にするための方法として、例えば、「パケット交換通信ネットワークにおけるネットワーク制御ハンドオーバのための方法と装置」(特許文献1参照)が知られている。
特表2003−514443号公報
ところで、端末が高速で移動する、高速道路や新幹線等の鉄道線路を走行中において、端末がハンドオーバ元基地局からハンドオーバする際には、ハンドオーバ先基地局は、ハンドオーバ元基地局と同様に、高速道路等の高速移動路をカバレージエリアとする基地局が多いことが予想される。
しかしながら、従来のハンドオーバ処理では、接続していたセッションの情報は該当基地局内でのみ有効としていた。また、レジストレーション処理では、端末情報の登録だけではなく、基地局/端末の認証も同時に実施されるため、多大な時間を要する。
このため、端末が高速で移動する場合、ハンドオーバの回数が増えることで、端末登録シーケンスの処理時間(即ち、端末と基地局Bのセッション接続のための処理回数)も増大し、VoIP(Voice over Internet Protocol)データの遅延や音切れが頻繁に発生する。
この発明の目的は、端末が高速で移動する場合に、移動端末と基地局の間のハンドオーバ処理に要する時間を短縮することができる通信方法及び通信システムを提供することである。
上記目的を達成するため、この発明に係る通信方法は、移動端末と、前記移動端末が移動する路の所定区間に沿って配置され、当該所定区間を通信エリアに含む複数の基地局装置と、を備えた通信システムにおける通信方法であって、前記移動端末が前記路の所定区間内へ移動した場合、当該移動端末と前記複数の基地局装置の内の第1の基地局装置との間でセッションを確立する第1のセッション確立ステップと、前記セッションが確立された場合には、前記第1の基地局装置が、前記セッション確立時に取得した前記移動端末に関する情報を、前記複数の基地局装置の内の第2の基地局装置へ送信する移動端末情報送信ステップと、前記第2の基地局装置が、前記送信された前記移動端末に関する情報を取得する移動端末情報取得ステップと、前記移動端末が前記路の所定区間内を移動し、前記第2の基地局装置へ通信開始要求を行った場合には、前記第2の基地局装置で取得された前記移動端末に関する情報を用いて、前記移動端末と前記第2の基地局装置との間でセッションを確立する第2のセッション確立ステップと、を含むことを特徴としている。
また、この発明は、前記移動端末と前記第1の基地局装置との間でセッションが確立された場合、前記移動端末の移動速度を把握する移動速度把握ステップを更に含み、前記把握した移動端末の移動速度が所定値を越えた場合に、前記移動端末情報送信ステップ、前記移動端末情報取得ステップ及び前記第2のセッション確立ステップとを実行する、ことが好ましい。
また、この発明は、前記移動端末に関する情報は、当該移動端末の端末番号及び移動加入者識別子(IMSI)を含む、ことが好ましい。
また、この発明は、前記移動端末情報取得ステップの後、前記第2の基地局装置から、前記第1の基地局装置へ、前記第2の基地局装置に関する情報及び通信データ暗号化用の鍵情報を送信する基地局情報送信ステップと、前記第1の基地局装置が、前記送信された第2の基地局装置に関する情報及び通信データ暗号化用の鍵情報を取得し、前記移動端末へ送信する別の基地局情報送信ステップと、前記移動端末が前記第2の基地局装置に関する情報及び通信データ暗号化用の鍵情報を取得する基地局情報取得ステップと、を更に含み、前記第2のセッション確立ステップでは、前記移動端末で取得された前記第2の基地局装置に関する情報及び通信データ暗号化用の鍵情報と、前記第2の基地局装置で取得された前記移動端末に関する情報と、を用いて、前記移動端末と前記第2の基地局装置との間でセッションを確立する、ことが好ましい。
また、この発明に係る通信システムは、移動端末と、前記移動端末が移動する路の所定区間に沿って配置され、当該所定区間を通信エリアに含む複数の基地局装置と、を備えた通信システムであって、前記移動端末は、当該移動端末が前記路の所定区間内へ移動した場合、前記複数の基地局装置の内の第1の基地局装置との間でセッションを確立するための処理を行う第1のセッション確立処理手段を有し、前記第1の基地局装置は、前記セッションが確立された場合には、前記セッション確立時に取得した前記移動端末に関する情報を、前記複数の基地局装置の内の第2の基地局装置へ送信する移動端末情報送信手段と、を有し、前記第2の基地局装置は、前記移動端末に関する情報を取得する移動端末情報取得手段と、前記移動端末から前記第2の基地局装置に対して通信開始要求が行われた場合には、当該第2の基地局装置で取得された前記移動端末に関する情報を用いて、前記移動端末と前記第2の基地局装置との間でセッションを確立するための処理を実行する第2のセッション確立処理手段と、を含むことを特徴としている。
この発明によれば、端末が高速で移動する場合に、移動端末とハンドオーバ先の基地局装置との間において登録シーケンスを省略することができ、ハンドオーバに要する時間を短縮することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施の形態に係る通信方法のハンドオーバ処理を概念的に示す説明図である。図1に示すように、通信システム10は、端末(移動端末)11と、複数の基地局(基地局装置)12とを有している。図1では、一例として、基地局(基地局A)12a、基地局(基地局B)12b、基地局(基地局C)12c、基地局(基地局D)12dを有する場合を示す。
端末11は、高速道路を走行中の自動車や新幹線等の鉄道線路を走行中の列車等、高速移動手段内にあって、高速で移動する、例えば、携帯電話機等の携帯端末装置である。
基地局12は、端末11が高速で移動する際にセッションを接続すると予想される基地局、例えば、高速道路や新幹線の線路等の移動路(路)R沿いをカバーする基地局、即ち、端末11が移動する移動路Rの所定区間に沿って配置され、当該所定区間を通信エリアに含む一群の複数の基地局が、グループ化されて基地局グループ13を形成している。ここでは、移動路Rに沿って位置する基地局12a,12b,12cをグループ化して、一つの基地局グループ13を形成しており、移動路Rから離れて位置する基地局12dは、高速移動する端末11のハンドオーバ対象とならないものと予想する。
図2は、図1の端末と基地局の概略構成を示すブロック図である。図2に示すように、端末11は、第1のセッション確立処理手段14を有しており、基地局12a(第1の基地局装置)は、移動端末情報送信手段15を、基地局12b,12c(第2の基地局装置)は、移動端末情報取得手段16及び第2のセッション確立処理手段17を、それぞれ有している。
第1のセッション確立処理手段14は、端末11が移動路Rの所定区間内へ移動した場合、基地局グループ13内の基地局12aとの間でセッションを確立するための処理を行う。移動端末情報送信手段15は、セッションが確立された場合に、セッション確立時に取得した端末11に関する情報を、基地局グループ13内の基地局12b,12cへ送信する。
移動端末情報取得手段16は、端末11に関する情報を取得する。第2のセッション確立処理手段17は、端末11から基地局12b,12cに対して通信開始要求が行われた場合に、当該基地局12b,12cで取得された端末11に関する情報を用いて、端末11と基地局12b,12cとの間でセッションを確立するための処理を実行する。
つまり、端末11は、基地局グループ13の基地局12aと基地局情報及び端末情報を送受信し、セッションを接続する。
基地局12aは、新たなセッションが接続されたことを認識し、基地局グループ13内の他の基地局12b,12cに対し、接続した端末11の情報を報知する。基地局グループ13内の他の基地局(グループ内基地局)12b,12cは、端末11に関する報知情報を受信した後、ダミーのセッション情報を生成する。また、通信データ暗号化用の鍵を生成して、それぞれの基地局12b,12cの認識番号と共に、報知情報の送付元、即ち、基地局12aに送信する。
それぞれの基地局12b,12cの認識番号と通信データ暗号化用の鍵を受信した基地局12aは、接続されたセッションを介してデータ通信を開始し、端末11にその情報を通知する。
このように、端末11と基地局12の間で登録シーケンスが省略される。登録シーケンスが省略されることにより、ハンドオーバ時に、通常セッション接続時に行われている基地局証明書/端末証明書の認証が行われなくなるため、データ通信をしていないアイドル状態で基地局12と端末11の間で証明書の送受信及び認証をすることにより、セキュリティ強度を確保する。
図3は、図1の通信システムにおけるハンドオーバ処理のシーケンスチャートである。図3に示すように、先ず、端末11から基地局12aに対する端末登録のシーケンス処理を行う。これにより、端末11と基地局12aとのセッション接続を行う。
その後、端末11の移動に伴って、移動先方向に位置する基地局12bとの無線受信状態が、基地局12aとの無線受信状態よりも良好になる。そこで、基地局12aは、端末情報を、基地局12b及び基地局12cへ通知する。
基地局12aから端末情報を受け取った基地局12bは、基地局12bのダミー用セッション情報を生成し、同様に、端末情報を受け取った基地局12cは、基地局12cのダミー用セッション情報を生成する。ダミー情報生成後、基地局12b,12cは、それぞれのダミー用セッション情報を基地局12aへ送信(通知)する。
次に、基地局12aは、受け取った基地局12b,12cのダミー用セッション情報を、端末11へ通知する。基地局12b,12cのダミー用セッション情報が通知された後、基地局12aと端末11の間で相互にデータ通信が実行される。
その後、基地局12aから基地局12bへのハンドオーバ処理が行われる。このとき、基地局12bのダミー用セッション情報が使用可能であるため、基地局12bに対する端末登録シーケンス処理は省略される。そして、基地局12bと端末11の間でデータ通信が実行される。
このように、通信システム10による通信方法は、端末11が移動路Rの所定区間内へ移動した場合、当該端末11と基地局グループ13内の基地局12aとの間でセッションを確立する第1のセッション確立ステップと、セッションが確立された場合には、基地局12aが、セッション確立時に取得した端末11に関する情報を、基地局グループ13内の基地局12b,12cへ送信する移動端末情報送信ステップと、基地局12b,12cが、送信された端末11に関する情報を取得する移動端末情報取得ステップと、端末11が移動路Rの所定区間内を移動し、基地局12b,12cへ通信開始要求を行った場合には、基地局12b,12cで取得された端末11に関する情報を用いて、端末11と基地局12b,12cとの間でセッションを確立する第2のセッション確立ステップと、を含んでいる。
また、上述した通信方法において、端末11と基地局12aとの間でセッションが確立された場合、端末11の移動速度を把握する移動速度把握ステップを更に含み、把握した端末11の移動速度が所定値を越えた場合に、移動端末情報送信ステップ、移動端末情報取得ステップ、及び第2のセッション確立ステップとを実行してもよい。
また、上述した通信方法において、基地局12aが、接続したセッションを監視し、基地局12aは、同一グループ内の他の基地局12b,12cに対し、端末11の端末番号や移動加入者識別番号(IMSI)を報知する。報知情報を受信した基地局12b,12cは、報知情報にあるIMSIや端末11の端末番号からダミー用(データ通信には使用せず、登録用に使用する)のセッション情報を生成する。ダミー用のセッション情報生成時には、セキュリティで使用する暗号鍵も生成し、基地局12b,12cの識別番号と共に、報知元の基地局12aに通知し、報知元基地局12aではこれを端末11に送付する。
つまり、移動端末情報取得ステップの後、基地局12b,12cから基地局12aへ、基地局12b,12cに関する情報(識別番号)及び通信データ暗号化用の鍵情報を送信する基地局情報送信ステップと、基地局12aが、送信された基地局12b,12cに関する情報及び通信データ暗号化用の鍵情報を取得し、端末11へ送信する別の基地局情報送信ステップと、端末11が基地局12b,12cに関する情報及び通信データ暗号化用の鍵情報を取得する基地局情報取得ステップと、を更に含み、第2のセッション確立ステップでは、端末11で取得された基地局12b,12cに関する情報及び通信データ暗号化用の鍵情報と、基地局12b,12cで取得された端末11に関する情報と、を用いて、端末11と基地局12b,12cとの間でセッションを確立してもよい。
従って、端末11がグループ化された基地局(基地局グループ13)間でハンドオーバする場合、ハンドオーバ先基地局には、常に該当端末のセッション情報が登録されているため、端末情報の登録シーケンスが不要となり、ハンドオーバに要する時間を短縮することができる。
ここで、無線端末(端末11に相当)の移動速度の取得方法について説明する。
基地局と無線端末の相対速度を得る方法として、基地局側で無線端末の移動速度を得る方法と無線端末側で無線端末の移動速度を計測する方法とがある。基地局側で無線端末との相対速度を知る方法として、信号の到達タイミングより求める方法がある。“High Capacity−Spatial Division Multiple Access(HC−SDMA)WTSC−2005−032(ATIS/ANSI)”では、無線端末は、基地局の送信するダウリング信号に同期させるために、基地局の送信する報知情報チャネルバーストを定期的にモニタリングして、受信位置を調整する。
無線端末は、受信位置決定後、基地局との距離に応じたアップリンク送信タイミングを知るために、コンフィギュレーションチャネルバーストを基地局に送信する。基地局は、コンフィギュレーションチャネルバーストの受信位置から、本来のアップリンク受信位置との差分情報を含むコンフィギュレーションバーストを無線端末に返信する。無線端末は、基地局から得た差分情報を元に送信タイミングの調整を行う。
このとき、基地局は、同一無線端末の差分情報から当該無線端末の自基地局との距離を得ることができ、且つ、この差分情報を過去複数回に渡って記録する制御を行い、その時間的変化を調べることにより、当該無線端末の基地局からの相対速度を得ることができる。この時間的な差分情報は、無線端末でも共有しているため、相対速度の情報取得部は、無線端末側でも容易に実施可能である。
基地局に設けられた移動速度算出部は、基地局と無線端末との間の相対速度(基地局は静止しているため無線端末の絶対速度となる)を算出するために追加されたもので、基地局若しくは無線端末の何れかに存在する必要がある。この部分に関しては、後に詳細に説明する。無線端末では、アンテナアレイを用いないため、次に示すようにシンプルな構成となる。
図4は、無線端末の無線部構成を示すブロック図である。図4に示すように、無線端末20は、基準クロック生成部21、ベースバンドプロセッサ22、移動速度算出部23、アナログデジタルコンバータADC、及びデジタルアナログコンバータDACを具える。
無線端末20は、アンテナANTを一本のみ有し送信と受信で兼用される。無論TDMA−TDD方式を用いているため、送信と受信が同時に行われることはない。受信時、アンテナ端に到達したダウンリンク受信信号は、サーキュレータCを経てアナログデジタルコンバータADCに送られ標本化される。標本化されたインターフェイス(IF)信号は、ベースバンドプロセッサ22内部に送られて検波復調され、データ信号として処理される。
送信に関しては、ベースバンドプロセッサ22内部のデータは、送信インターフェイス信号に変調され、デジタルアナログコンバータDACによりアナログ信号に変換された後、サーキュレータCを経てアンテナANTに送られ発射される。
基地局と同様、移動速度算出部23は、基地局と無線端末の相対速度を算出するために追加されたもので、基地局若しくは無線端末のいずれかに存在する必要がある。この部分に関しては後で詳細に説明する。
基地局と無線端末の相対速度を算出する相対速度算出部(情報取得部)は、基地局若しくは無線端末のいずれかが備えなければならない。本実施例で基地局と無線端末とに追加される移動速度算出部23は、前述した差分情報を元に移動速度の算出を行う。
基地局は、同一無線端末の「差分情報」から当該無線端末の自基地局との距離を得ることができ、且つこの差分情報を過去複数回に渡って記録する制御を行い、その時間的変化を調べることにより、当該無線端末と基地局との間の「相対的な移動速度」を得ることができる。差分情報は、基地局と無線端末とで共有しているため、相対速度の取得操作を行う手段は無線端末側に設けることも可能である。基地局トラフィックチャネルの開始は、無線端末がトラフィックチャネル開始要求チャネル信号を送信することから始める。
無線リソース選択のアルゴリズムは、無線端末でも基地局でも実施可能である。どちらを採用するかはシステムにおいて決定すれば良く、制御は、単に基地局で自らが計算する端末の移動速度値を選択するか、トラフィックチャネル要求信号のインフォメーションシンボルに含まれる端末の移動速度値を選択するか、の制御を切り替えるだけで良い。既に運用が開始されている標準規格に従う場合、インフォメーションシンボルの内容を追加することは困難かもしれない。このような場合は、基地局が計算する移動速度値を採用する方が簡便である。
別の視点として、無線端末に基地局の発射するダウンリンク報知情報チャネル信号のドップラーシフト量を逐次計算して、相対速度を計測可能な計測メカニズムを実装する場合は、トラフィックチャネル要求信号のインフォメーションシンボルに含まれる相対速度値を採用した方が、性能面で有利であろう。
上述したように、移動速度情報は、差分情報から求める構成で説明したが、以下のような最大ドップラー周波数から求める構成であっても良い。例えば、情報取得部に、最大ドップラー周波数計算部及び移動速度計算部を設ける。最大ドップラー周波数計算部(図示せず)は、他の無線通信端末から受信した信号の周波数から予め既知の基準周波数を減算することによって、装置間の相対的な移動状態を表す最大ドップラー周波数を算出する。また、移動速度計算部(図示せず)が、算出した最大ドップラー周波数から、所定の計算式を使って相対的な移動速度を計算する。このように、移動速度の情報は他の技法や様々な要素から求めることが可能であり、このような構成も本発明の範囲に含まれることに注意されたい。
なお、本発明は、上述した実施の形態により説明したが、この実施の形態に限定されるものではない。従って、本発明の趣旨を逸脱することなく変更態様として実施するものも含むものである。
この発明の一実施の形態に係る通信方法のハンドオーバ処理を概念的に示す説明図である。 図1の端末と基地局の概略構成を示すブロック図である。 図1の通信システムにおけるハンドオーバ処理のシーケンスチャートである。 無線端末の無線部構成を示すブロック図である。 従来のハンドオーバ処理を概念的に示す説明図である。 図5のハンドオーバ処理のシーケンスチャートである。
符号の説明
10 通信システム
11 端末
12 基地局
12a 基地局A
12b 基地局B
12c 基地局C
12d 基地局D
13 基地局グループ
14 第1のセッション確立処理手段
15 移動端末情報送信手段
16 移動端末情報送信手段
17 第2のセッション確立処理手段
20 無線端末
21 基準クロック生成部
22 ベースバンドプロセッサ
23 移動速度算出部
R 移動路

Claims (5)

  1. 移動端末と、前記移動端末が移動する路の所定区間に沿って配置され、当該所定区間を通信エリアに含む複数の基地局装置と、を備えた通信システムにおける通信方法であって、
    前記移動端末が前記路の所定区間内へ移動した場合、当該移動端末と前記複数の基地局装置の内の第1の基地局装置との間でセッションを確立する第1のセッション確立ステップと、
    前記セッションが確立された場合には、前記第1の基地局装置が、前記セッション確立時に取得した前記移動端末に関する情報を、前記複数の基地局装置の内の第2の基地局装置へ送信する移動端末情報送信ステップと、
    前記第2の基地局装置が、前記送信された前記移動端末に関する情報を取得する移動端末情報取得ステップと、
    前記移動端末が前記路の所定区間内を移動し、前記第2の基地局装置へ通信開始要求を行った場合には、前記第2の基地局装置で取得された前記移動端末に関する情報を用いて、前記移動端末と前記第2の基地局装置との間でセッションを確立する第2のセッション確立ステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  2. 前記移動端末と前記第1の基地局装置との間でセッションが確立された場合、前記移動端末の移動速度を把握する移動速度把握ステップを更に含み、
    前記把握した移動端末の移動速度が所定値を越えた場合に、前記移動端末情報送信ステップ、前記移動端末情報取得ステップ及び前記第2のセッション確立ステップとを実行する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記移動端末に関する情報は、当該移動端末の端末番号及び移動加入者識別子(International Mobile Subscriber Identity:IMSI)を含む、ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
  4. 前記移動端末情報取得ステップの後、前記第2の基地局装置から、前記第1の基地局装置へ、前記第2の基地局装置に関する情報及び通信データ暗号化用の鍵情報を送信する基地局情報送信ステップと、
    前記第1の基地局装置が、前記送信された第2の基地局装置に関する情報及び通信データ暗号化用の鍵情報を取得し、前記移動端末へ送信する別の基地局情報送信ステップと、
    前記移動端末が前記第2の基地局装置に関する情報及び通信データ暗号化用の鍵情報を取得する基地局情報取得ステップと、を更に含み、
    前記第2のセッション確立ステップでは、前記移動端末で取得された前記第2の基地局装置に関する情報及び通信データ暗号化用の鍵情報と、前記第2の基地局装置で取得された前記移動端末に関する情報と、を用いて、前記移動端末と前記第2の基地局装置との間でセッションを確立する、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の通信方法。
  5. 移動端末と、前記移動端末が移動する路の所定区間に沿って配置され、当該所定区間を通信エリアに含む複数の基地局装置と、を備えた通信システムであって、
    前記移動端末は、
    当該移動端末が前記路の所定区間内へ移動した場合、前記複数の基地局装置の内の第1の基地局装置との間でセッションを確立するための処理を行う第1のセッション確立処理手段を有し、
    前記第1の基地局装置は、
    前記セッションが確立された場合には、前記セッション確立時に取得した前記移動端末に関する情報を、前記複数の基地局装置の内の第2の基地局装置へ送信する移動端末情報送信手段と、を有し、
    前記第2の基地局装置は、
    前記移動端末に関する情報を取得する移動端末情報取得手段と、
    前記移動端末から前記第2の基地局装置に対して通信開始要求が行われた場合には、当該第2の基地局装置で取得された前記移動端末に関する情報を用いて、前記移動端末と前記第2の基地局装置との間でセッションを確立するための処理を実行する第2のセッション確立処理手段と、を含むことを特徴とする通信システム。
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