JP2003319430A - 移動通信方法及び無線アクセスシステム - Google Patents

移動通信方法及び無線アクセスシステム

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JP2003319430A
JP2003319430A JP2002120447A JP2002120447A JP2003319430A JP 2003319430 A JP2003319430 A JP 2003319430A JP 2002120447 A JP2002120447 A JP 2002120447A JP 2002120447 A JP2002120447 A JP 2002120447A JP 2003319430 A JP2003319430 A JP 2003319430A
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JP
Japan
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handover
mobile terminal
base station
station apparatus
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Application number
JP2002120447A
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English (en)
Inventor
Shinkichi Ikeda
新吉 池田
Taisuke Matsumoto
泰輔 松本
Kyoya Kimura
恭也 木村
Hirokazu Kobayashi
広和 小林
Makoto Funabiki
誠 船引
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの基地局の範囲を出て次に移動したとき
に自動的に基地局を切り替えて通信を継続する際、アプ
リケーションや端末プロファイルに応じて、適切なハン
ドオーバ方式を選定して実施することを目的とする。 【解決手段】 移動端末と基地局装置が無線通信を行
い、基地局装置が移動端末とインターネットとの接続を
中継する無線アクセスシステムの通信方法において、前
記基地局装置は実施可能なOSIレイヤ3のハンドオー
バ方式の中から一つ以上を移動端末毎に提示し、移動端
末は提示されたハンドオーバ方式の中から一つを選択し
て、基地局装置に通知することを特徴とするものであ
り、移動端末特性に応じて必要な条件を満たすハンドオ
ーバ方式を個別に提供することにより、移動端末や基地
局はもとよりネットワーク負荷を軽減可能な効率的な無
線アクセスシステムの通信方法を提供することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局と移動端末
が無線交信することによってインターネットサービスを
提供する無線インターネットアクセスシステムに使用さ
れ、効率的なデータ伝送、特に移動端末に適したハンド
オーバを実施する移動通信方法及び無線アクセスシステ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】第3世代携帯電話をはじめとする通信網
において、通信インフラをインターネットプロトコル
(IP)で統一するオールIP化が進められている。オ
ールIP化により、アプリケーション開発の利便性や接
続性を向上することができる。
【0003】IPネットワークにおけるハンドオーバ
(Handover)は、一つの基地局の範囲を出て次に移動し
たときに自動的に基地局を切り替えて通信を継続する機
能で、端末がサブネット間を移動した場合に発生し、こ
のとき端末のIPアドレスが変更される。ここで、IP
アドレスの変更を通信相手のアプリケーションに隠蔽し
て移動透過性を確保する技術にMobile IPがあ
る(draft-ietf-ipv6-mobility-support等)。しかし、
Mobile IPをシステム導入する場合、処々の想
定される課題(ロスレス、低遅延等)があり、現在各々
の課題に対する解決方式が個別に検討されている(draf
t-ietf-mobileip-fast-mipv6、draft-ietf-mobileip-hmi
pv6、draft-ietf-mobileip-lowlatency-handoffs-v4、dra
ft-dommety-mobileip-min-handoffv4andv6、draft-domme
ty-mobileip-anchor-handoff等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】アプリケーション種別
が多種多様である以上、これらすべての課題を解決して
すべてのアプリケーションに適したハンドオーバ方式を
開発することは非常に困難であり、アプリケーションや
端末プロファイルに応じて、適切なハンドオーバ方式を
選定して実施することが必要となってくる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、基地局が複数IPハンドオーバ方式を具
備し、それらの中から移動端末特性に応じて選択的に実
施することで、常に高い負荷を伴う最良の方式を実施す
る必要がなくなり、基地局さらには通信ネットワーク全
体の処理負荷を軽減する方法について開示する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、移動端末と基地局装置が無線通信を行い、基地局装
置が移動端末とインターネットとの接続を中継する無線
アクセスシステムの通信方法において、前記基地局装置
は実施可能なOSIレイヤ3のハンドオーバ方式の中か
ら一つ以上を移動端末毎に提示し、移動端末は提示され
たハンドオーバ方式の中から一つを選択して、基地局装
置に通知することを特徴とするものであり、IPハンド
オーバに求められるすべての要件(低遅延、パケットロ
ス等)を満たす高負荷な方式をすべての端末に提供する
ことなく、移動端末特性に応じて必要な条件を満たすハ
ンドオーバ方式を個別に提供することにより、移動端末
や基地局はもとよりネットワーク負荷を軽減可能な効率
的な無線アクセスシステムの通信方法を提供することが
できるという作用を有する。
【0007】なお、選択されたハンドオーバ方式を実施
するに適したタイミングとは、例えばハンドオーバトリ
ガ発生時や、ハンドオーバトリガ発生以前の規定された
タイミング(下位層の状態変化によって与えられるタイ
ミング)を指す。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の移動通信方法において、移動端末に提示するハンドオ
ーバ方式の選択は、ネットワーク、基地局装置または移
動端末のリソースにより実施可能なハンドオーバ方式の
中から一つ以上選択することを特徴とするものであり、
ネットワーク、基地局装置または移動端末のリソースに
より適したハンドオーバ方式を選択することで、移動端
末や基地局はもとよりネットワーク負荷を軽減可能な効
率的な無線アクセスシステムの通信方法を提供すること
ができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の移動通信方法において、ネットワーク、基地局装置ま
たは移動端末のリソースは、アプリケーション種別、中
継パケットヘッダに記載された伝送品質情報、移動端末
の移動速度、または推定したハンドオーバ所要時間のい
ずれか一つをもとに実施可能なハンドオーバ方式の中か
ら一つ以上選択することを特徴とするもので、移動端末
や基地局はもとよりネットワーク負荷を軽減可能な効率
的な無線アクセスシステムの通信方法を提供することが
できる。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項2に記載
の移動通信方法において、移動端末に提示するハンドオ
ーバ方式の選択は、アプリケーション種別、中継パケッ
トヘッダに記載された伝送品質情報、移動端末の移動速
度、または推定したハンドオーバ所要時間のいずれか二
つ以上を組み合わせて、実施可能なハンドオーバ方式の
中から一つ以上選択することを特徴とするものであり、
通信中のアプリケーションと通信用途から総合的にハン
ドオーバ方式を選定し、効率的なハンドオーバ方式候補
を提示することができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の移動通信方法において、提示されたハンドオーバ方式
の選択は、ネットワーク、基地局装置または移動端末の
リソースにより提示されたハンドオーバ方式の中から一
つを選択することを特徴とするものであり、移動端末に
適したハンドオーバ方式を選択することができ、効率的
なハンドオーバを実施できる。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の移動通信方法において、アプリケーション種別、中継
パケットヘッダに記載された伝送品質情報、移動端末の
移動速度、または推定したハンドオーバ所要時間のいず
れか一つをもとに提示されたハンドオーバ方式の中から
一つ選択することを特徴とするものであり、移動端末の
通信用途に応じたハンドオーバを実施することができ
る。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求5に記載の
移動通信方法において、アプリケーション種別、中継パ
ケットヘッダに記載された伝送品質情報、移動端末の移
動速度、または推定したハンドオーバ所要時間のいずれ
か二つ以上を組み合わせて、提示されたハンドオーバ方
式の中から一つ選択することを特徴とするものであり、
通信中のアプリケーションと通信用途から総合的にハン
ドオーバ方式を選定し、効率的なハンドオーバを実施で
きるものである。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項3、4、
6,7のいずれかに記載の移動通信方法において、ハン
ドオーバ方式の選択は、各選定候補条件に優先度を付与
し、その優先度に基づいて選択することを特徴とするも
ので、複数の選定条件から総合的に判断してハンドオー
バ方式を選定し、効率的なハンドオーバを実施できるも
のである。
【0015】請求項9に記載の発明は、移動端末とイン
ターネットとの接続を中継する基地局装置であって、実
施可能なOSIレイヤ3のハンドオーバ方式を一つ以上
記憶する手段と、前記記憶されたハンドオーバ方式の中
から一つ以上を選択し、移動端末毎に提示する手段と、
前記移動端末が選択したハンドオーバ方式の通知を受け
る手段と、前記通知で受けたハンドオーバ方式で実施す
る手段とを有するものであり、実施可能なハンドオーバ
方式を一つ以上移動端末に提示し、その中から移動端末
が選択したハンドオーバ方式をその移動端末に対して実
施することを特徴とする請求項13乃至18のいずれか
に記載の基地局装置であり、移動端末に最終的に実施す
るハンドオーバ方式を選択させることにより、移動端末
性能に応じたハンドオーバを実施することができる。
【0016】請求項10に記載の発明は、移動端末とイ
ンターネットとの接続を中継する基地局装置であって、
実施可能なOSIレイヤ3のハンドオーバ方式を一つ以
上記憶する手段と、前記移動端末が選択したハンドオー
バ方式の通知を受ける手段と、前記通知で受けたハンド
オーバ方式で実施する手段とを有するもので、IPハン
ドオーバに求められるすべての要件(低遅延、パケット
ロス等)を満たす高負荷な方式をすべての端末に提供す
ることなく、移動端末特性に応じて必要な条件を満たす
ハンドオーバ方式を個別に提供することにより、移動端
末や基地局はもとよりネットワーク負荷を軽減可能な効
率的な移動通信システムを構成することができる。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項9また
は10に記載の基地局装置において、ハンドオーバ方式
を選択する手段は、ネットワーク、基地局装置または移
動端末のリソースにより、実施可能なハンドオーバ方式
の中から一つ以上を選択することを特徴とするもので、
ネットワーク、基地局装置または移動端末のリソースに
より適したハンドオーバ方式を選択することで、効率的
なハンドオーバ方式候補を提示することができる。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の基地局装置において、ハンドオーバ方式を選択す
る手段は、アプリケーション種別、中継パケットヘッダ
に記載された伝送品質情報、移動端末の移動速度、また
は推定したハンドオーバ所要時間のいずれか一つをもと
に実施可能なハンドオーバ方式の中から一つ以上選択す
ることを特徴とするものであり、通信用途に応じたハン
ドオーバ方式候補を提示することができる。
【0019】請求項13に記載の発明は、請求項11に
記載の基地局装置において、ハンドオーバ方式を選択す
る手段は、アプリケーション種別、中継パケットヘッダ
に記載された伝送品質情報、移動端末の移動速度、また
は推定したハンドオーバ所要時間のいずれか二つ以上を
組み合わせで、実施可能なハンドオーバ方式の中から一
つ以上選択することを特徴とするもので、通信中のアプ
リケーションと通信用途から総合的にハンドオーバ方式
を選定し、効率的なハンドオーバを実施できるものであ
る。
【0020】請求項14に記載の発明は、請求項12ま
たは13に記載の基地局装置において、ハンドオーバ方
式の選択は、各選定候補条件に優先度を付与し、その優
先度に基づいて、実施可能なハンドオーバ方式の中から
一つ以上選択することを特徴とするもので、複数の選定
条件から総合的に判断してハンドオーバ方式を選定し、
効率的なハンドオーバを実施できるものである。
【0021】請求項15に記載の発明は、基地局装置か
ら提示されたハンドオーバ方式の中から一つを選択する
手段と、前記選択されたハンドオーバ方式を基地局装置
に通知する手段と、前記選択されたハンドオーバ方式を
基地局装置に対して適したタイミングにて実施する手段
とを有するものであり、移動端末に最終的に実施するハ
ンドオーバ方式を選択させることにより、移動端末性能
に応じたハンドオーバを実施することができる。
【0022】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の移動端末において、ハンドオーバ方式を選択する
手段は、ネットワーク、基地局装置または移動端末のリ
ソースにより提示されたハンドオーバ方式の中から一つ
を選択することを特徴とするもので、通信端末に適した
ハンドオーバ方式を選択することができ、効率的なハン
ドオーバを実施できる。
【0023】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の移動端末において、ハンドオーバ方式を選択する
手段は、アプリケーション種別、中継パケットヘッダに
記載された伝送品質情報、移動端末の移動速度、または
推定したハンドオーバ所要時間のいずれか一つをもとに
提示されたハンドオーバ方式の中から一つを選択するこ
とを特徴とするもので、通信端末に適したハンドオーバ
方式を選択することができ、効率的なハンドオーバを実
施できる。
【0024】請求項18に記載の発明は、請求項16に
記載の移動端末において、ハンドオーバ方式を選択する
手段は、アプリケーション種別、中継パケットヘッダに
記載された伝送品質情報、移動端末の移動速度、または
推定したハンドオーバ所要時間のいずれか二つ以上を組
み合わせで、提示されたハンドオーバ方式の中から一つ
を選択することを特徴とするもので、通信中のアプリケ
ーションと通信用途から総合的にハンドオーバ方式を選
定し、効率的なハンドオーバを実施できるものである。
【0025】請求項19に記載の発明は、請求項17ま
たは18に記載の移動端末において、ハンドオーバ方式
を選択は、各選定候補条件に優先度を付与し、その優先
度に基づいて、ハンドオーバ方式を一つ以上選択するこ
とを特徴とするもので、複数の選定条件から総合的に判
断してハンドオーバ方式を選定し、効率的なハンドオー
バを実施できるものである。
【0026】請求項20に記載の発明は、請求項9乃至
14のいずれかに記載の基地局装置と請求項15乃至1
9のいずれかに記載の移動端末とを具備する無線アクセ
スシステムであり、移動端末特性ならびに基地局性能に
応じた最適なハンドオーバを実施可能な無線アクセスシ
ステムを実現することができる。
【0027】請求項21に記載の発明は、選択するハン
ドオーバ方式が一つである請求項9乃至14のいずれか
に記載の基地局装置と請求項15乃至19のいずれかに
記載の移動端末とを具備する無線アクセスシステムであ
り、基地局が移動端末に提示するハンドオーバ方式を一
つとすることにより、既存の移動端末を収容可能な基地
局装置を実現できるものである。
【0028】請求項22に記載の発明は、移動端末と基
地局装置が無線通信を行い、基地局装置が移動端末とイ
ンターネットとの接続を中継する無線アクセスシステム
の通信方法において、前記移動端末は実施可能なOSI
レイヤ3のハンドオーバ方式の中から一つ以上を基地局
装置に提示し、基地局装置は提示されたハンドオーバ方
式の中から一つを選択して、移動端末に通知することを
特徴とするであり、IPハンドオーバに求められるすべ
ての要件(低遅延、パケットロス等)を満たす高負荷な
方式を常に実施するのではなく、移動端末特性に応じて
必要な条件を満たすハンドオーバ方式を適宜実施するこ
とにより、移動端末や基地局はもとよりネットワーク負
荷を軽減可能な効率的な無線アクセスシステムを提供す
ることができる。
【0029】請求項23に記載の発明は、請求項22に
記載の移動通信方法において、基地局装置に提示するハ
ンドオーバ方式の選択は、ネットワーク、基地局装置ま
たは移動端末のリソースにより実施可能なハンドオーバ
方式の中から一つ以上選択することを特徴とするもの
で、ネットワーク、基地局装置または移動端末のリソー
スにより適したハンドオーバ方式を選択することで、効
率的なハンドオーバ方式候補を提示することができる。
【0030】請求項24に記載の発明は、請求項22に
記載の移動通信方法において、提示されたハンドオーバ
方式の選択は、ネットワーク、基地局装置または移動端
末のリソースにより提示されたハンドオーバ方式の中か
ら一つを選択することを特徴とするもので、ネットワー
ク、基地局装置または移動端末のリソースにより適した
ハンドオーバ方式を選択することで、効率的なハンドオ
ーバ方式候補を提示することができる。
【0031】請求項25に記載の発明は、実施可能なO
SIレイヤ3のハンドオーバ方式を二つ以上記憶する手
段と、前記記憶されたハンドオーバ方式の中から一つ以
上を選択し、基地局装置に提示する手段と、前記基地局
装置に選択されたハンドオーバ方式の通知を受ける手段
と、前記通知で受けたハンドオーバ方式で実施する手段
とを有することを特徴とするもので、IPハンドオーバ
に求められるすべての要件(低遅延、パケットロス等)
を満たす高負荷な方式を常に実施するのではなく、移動
端末特性に応じて必要な条件を満たすハンドオーバ方式
を適宜実施することにより、移動端末や基地局はもとよ
りネットワーク負荷を軽減可能な効率的な移動通信シス
テムを構成することができる。
【0032】請求項26記載の発明は、基地局装置と無
線交信を行ってインターネットアクセスを行う移動端末
であって、実施可能なOSIレイヤ3のハンドオーバ方
式を一つ以上記憶する手段と、前記記憶されたハンドオ
ーバ方式の中から一つを選択する手段と、前記選択した
ハンドオーバ方式で基地局に対して適したタイミングで
実施する手段とを有することを特徴とするもので、IP
ハンドオーバに求められるすべての要件(低遅延、パケ
ットロス等)を満たす高負荷な方式を常に実施するので
はなく、移動端末特性に応じて必要な条件を満たすハン
ドオーバ方式を適宜実施することにより、移動端末や基
地局はもとよりネットワーク負荷を軽減可能な効率的な
移動通信システムを構成することができる。
【0033】請求項27に記載の発明は、請求項25ま
たは26に記載の移動端末において、ハンドオーバ方式
を選択する手段は、ネットワーク、基地局装置または移
動端末のリソースにより、実施可能なハンドオーバ方式
の中から一つ以上を選択することを特徴とするもので、
移動端末特性に応じて必要な条件を満たすハンドオーバ
方式を適宜実施することにより、移動端末上で通信中の
アプリケーションに適したハンドオーバ方式を選択する
ことができ、効率的なハンドオーバ方式候補を提示する
ことができる。
【0034】請求項28に記載の発明は、移動端末とイ
ンターネットとの接続を中継する基地局装置であって、
移動端末から提示されたハンドオーバ方式の中から一つ
を選択する手段と、前記選択されたハンドオーバ方式を
移動端末に通知する手段と、前記選択されたハンドオー
バ方式を移動端末に対して適したタイミングにて実施す
る手段とを有することを特徴とする、基地局に最終的に
実施するハンドオーバ方式を選択させることにより、基
地局性能に応じたハンドオーバを実施することができ
る。
【0035】請求項29に記載の発明は、請求項28に
記載の基地局装置において、ハンドオーバ方式を選択す
る手段は、ネットワーク、基地局装置または移動端末の
リソースにより、提示されたハンドオーバ方式の中から
一つを選択することを特徴とする、ネットワーク、基地
局装置または移動端末のリソースにより基地局に最終的
に実施するハンドオーバ方式を選択させることにより、
基地局性能に応じたハンドオーバを実施することができ
る。
【0036】請求項30に記載の発明は、選択するハン
ドオーバ方式が一つである請求項25乃至27のいずれ
かに記載の移動端末と、請求項27乃至28のいずれか
に記載の基地局装置とを具備する無線アクセスシステム
であり、移動端末が基地局に提示するハンドオーバ方式
を一つとすることにより、既存の基地局との交信が可能
移動端末を実現できるものである。
【0037】請求項31に記載の発明は、請求項25乃
至27のいずれかに記載の移動端末と、請求項27乃至
28のいずれかに記載の基地局装置とを具備する無線ア
クセスシステムであり、移動端末特性ならびに基地局性
能に応じた最適なハンドオーバを実施可能な無線アクセ
スシステムを実現することができる。
【0038】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して詳細に説明する。
【0039】(実施の形態1)本発明の第1の実施の形
態について図1乃至5、9、13、14を用いて説明す
る。
【0040】図1は、本発明による無線アクセスシステ
ムの構成図である。図1において、60はインターネッ
トなどのネットワーク、20は基地局装置、5は基地局
装置20とネットワーク60を接続するルータ、1は基
地局装置20と接続されたアンテナ、2乃至4はアンテ
ナ1から照射された無線エリア、10−1乃至10−6
はアンテナ1を介して基地局装置20と無線交信を行う
移動端末を図示している。
【0041】移動端末10は、各無線エリア2乃至4へ
の進入退出を繰り返しながら移動していき、その都度基
地局装置20間のハンドオーバを実施する。
【0042】なお、図1では、無線エリアが重複しない
場合について図示したが、本発明はそのような構成に限
定されるものではない。
【0043】図2は、本発明による基地局装置20の構
成図である。図2において、21は無線側の通信インタ
フェース部であり、移動端末10と無線交信を行う。2
5は有線側の通信インタフェース部であり、有線回線を
介してルータ5と交信を行う。22は通信インタフェー
ス部21および25と接続されるIP処理部であり、通
信インタフェース部21、25から転送されたパケット
をインターネットプロトコルの規定に基づいて処理を行
い、またIP処理を行ったパケットを通信インタフェー
ス21、25に転送する。23はIP処理部22と接続
されたハンドオーバ処理部であり、ハンドオーバ処理を
行う。24はハンドオーバ方式制御部であり、ハンドオ
ーバ方式の選定や移動端末10との間のハンドオーバ方
式調整を行う。
【0044】移動端末10とのハンドオーバ方式調整
は、例えば図17に示すようなハンドオーバ方式通知電
文145を用いて行う。ハンドオーバ方式通知電文14
5は、電文識別コードフィールド(code:8bit)171
とハンドオーバ方式候補数フィールド(8bit)17
2、方式候補数分の方式識別子フィールド(32bi
t)174、拡張用途用の予約フィールド(reserved(1
6bit)173を少なくとも有する。
【0045】図3は、本発明による移動端末10の第一
の構成図である。図3において、11は基地局装置20
と無線交信を行う通信インタフェース部、12は通信イ
ンタフェース部との間でパケット転送を行い、インター
ネットプロトコルの規定に基づいて処理を行うIP処理
部、15はIP処理部12に接続され、IP層より上位
のプロトコル処理を行う上位層処理部、16は上位層処
理部15と接続され、アプリケーション処理を行うアプ
リケーション処理部である。13はIP処理部12と接
続されたハンドオーバ処理部であり、ハンドオーバ処理
を行う。14はハンドオーバ方式制御部であり、ハンド
オーバ方式の選定や基地局装置20との間のハンドオー
バ方式調整を行う。
【0046】図4は、本発明による移動端末10の第二
の構成図であり、移動端末10に外部機器を接続する際
の構成である。図4において、11は基地局装置20と
無線交信を行う通信インタフェース部、12は通信イン
タフェース部11との間でパケット転送を行い、インタ
ーネットプロトコルの規定に基づいて処理を行うIP処
理部、15はIP処理部12に接続され、IP層より上
位のプロトコル処理を行う上位層処理部である。17は
IP処理部12あるいは/および上位層処理部15と接
続された接続インタフェース部であり、例えばイーサネ
ット(登録商標)やシリアル通信、無線LAN、ブルー
トゥース等の有線あるいは無線メディアアクセス機能を
有する。接続インタフェース部17は、同等のメディア
アクセス機能を持った外部機器と物理的および論理的に
接続される。ここで外部機器とは、例えばイーサネット
やシリアル通信、無線LAN、ブルートゥースなどの通
信機能を具備するパソコンや携帯端末(PDA)、カー
ナビゲーション端末、携帯電話等を示す。13はIP処
理部12と接続されたハンドオーバ処理部であり、ハン
ドオーバ処理を行う。14はハンドオーバ方式制御部で
あり、ハンドオーバ方式の選定や基地局装置20との間
のハンドオーバ方式調整を行う。
【0047】なお、図4において、上位層処理部15と
接続されるように図3に図示したアプリケーション処理
部16を具備してもよい。
【0048】上記のように構成された移動端末10と基
地局装置20の動作について、以下詳しく説明する。
【0049】図9は基地局装置20の本発明に関する部
分の動作を示すフローチャートである。
【0050】ハンドオーバトリガを基地局装置20内の
ハンドオーバ処理部23で生成、あるいは移動端末10
からハンドオーバ処理部23が通信インタフェース部2
1を介して受信する(S901)。ハンドオーバが発生
していない状態においては、移動端末10宛のパケット
もしくは移動端末10が送信したパケットからハンドオ
ーバ方式を一つ以上選定する処理をハンドオーバ方式制
御部24が継続して行う(S905、S906)。
【0051】ハンドオーバ方式制御部24は先に選定し
た一つ以上のハンドオーバ方式をハンドオーバ方式候補
情報として移動端末10に通信インタフェース部21を
介して通知する(S902)。ここで、ハンドオーバト
リガを基地局装置20が生成する場合、ハンドオーバ方
式制御部24はハンドオーバ処理部23が生成するハン
ドオーバトリガに付加して(同一電文にて)ハンドオー
バ方式候補情報を送信してもよいし、改めて別電文にて
送信してもよい。ハンドオーバ方式候補情報は、直接通
信インタフェース部21を介して取得してもよいし、通
信インタフェース部21とIP処理部22を介して取得
してもよい。なお、以下ハンドオーバ方式候補あるいは
決定方式を通知する際、例えば図17に示すようなハン
ドオーバ方式通知電文145を用いてもよいし、異なる
フォーマットの電文を用いてもよい。
【0052】ハンドオーバ方式制御部24は、移動端末
10から通信インタフェース部21を介して決定方式情
報を取得すると(S903)、決定方式を用いてハンド
オーバ処理部23がハンドオーバ処理を実施できるよう
に、後述する図13〜図15の方式選定テーブル(20
0、210、220、230のいずれか)を更新する。
ハンドオーバ処理部23は、方式選定テーブル(20
0、210、220、230のいずれか)を参照する
か、ハンドオーバ方式制御部24から直接通知を受ける
ことにより、決定方式にしたがってハンドオーバ処理を
開始する。ここで、決定方式情報が先に選定した方式候
補以外から選定された場合には、処理S903の後に改
めて処理S902、S903を実施することにより、確
実なハンドオーバ方式選定を実現することができる。
【0053】図5は移動端末10の本発明に関する部分
の動作を示すフローチャートである。
【0054】移動端末10は、ハンドオーバトリガをハ
ンドオーバ処理部13で生成あるいは基地局装置20か
ら受信すると(S501)、ハンドオーバ方式制御部1
4は、基地局装置10から基地局装置10が選定したハ
ンドオーバ方式候補情報を通信インタフェース部11を
介して取得する(S502)。ここで、ハンドオーバト
リガを基地局装置20から受信する場合、同時に(同一
電文にて)ハンドオーバ方式候補情報を受信取得しても
よいし、改めて別電文にて受信取得してもよい。また、
ハンドオーバ方式候補情報は、直接通信インタフェース
部11を介して取得してもよいし、通信インタフェース
部11とIP処理部12を介して取得してもよい。
【0055】基地局装置20から取得したハンドオーバ
方式候補が複数ある場合は、ハンドオーバ方式制御部1
4がその中から一つを選択決定し(S503)、通信イ
ンタフェース部11を介して(さらにはIP処理部12
を介して)決定したハンドオーバ方式を基地局装置20
に通知(S504)した後、決定した方式にてハンドオ
ーバ処理部13がハンドオーバ処理を開始する(S50
5)。
【0056】なお、処理504で、基地局装置20から
取得したハンドオーバ方式候補が一つである場合は、移
動端末10の性能(プロファイル)を確認し、提示され
た方式を実行可能である場合にのみ提示方式を決定方式
として基地局装置20に通知する。
【0057】提示された方式の数に関わらず、実行可能
なハンドオーバ方式が提示されなかった場合、決定方式
を無し(NULL)として基地局に通知し、標準的なハ
ンドオーバ方式を実行するか、提示方式には存在しない
が実行可能なハンドオーバ方式を基地局装置20に通知
するなどの方法により、移動端末10の性能に応じたハ
ンドオーバ方式を協調的に選択することができる。な
お、後者の場合、処理S504の後にさらに処理S50
2乃至処理504を繰り返すことにより、確実なハンド
オーバ方式選定を実現することができる。
【0058】次に、移動端末10および基地局装置20
がハンドオーバ方式を選定する処理手順について詳しく
説明する。
【0059】移動端末10と基地局装置20の違いは、
移動端末10が最終的な決定方式を一つ選択するのに対
し、基地局装置20は一つ以上の方式を選定して(例え
ば方式XとZ)移動端末10の最終決定を仰ぐ点と、ネ
ットワークおよび基地局リソースを考慮して方式選定す
る点であり、移動端末10と基地局装置20はそれぞれ
独立に選定する。例えば、高負荷ハンドオーバ方式を選
定した移動端末10を多く収容する基地局装置20は、
以降に選定を実施しようとするハンドオーバ方式を、移
動端末10が要求した通信品質を必ずしも満足するもの
ではないが、比較的低負荷のものを選定することによ
り、リソース異常を回避することができる。
【0060】ハンドオーバ方式を選定する処理として、
例えば以下のような五つの方法があげられる。
【0061】一つ目は、送受信パケットヘッダに記載さ
れた伝送品質情報をもとに選定する方法である。伝送品
質情報は、例えばIPヘッダのTOSフィールドやフロ
ーラベルなどに記載されるものであり、統計上多数を占
める伝送品質あるいは最も要求の厳しい伝送品質に合わ
せてハンドオーバ方式を選定することができる。
【0062】例えば、基地局装置20はハンドオーバ方
式制御部24において、図13(b)に示すような方式
リスト201を具備し、方式選定対象とする移動端末1
0に対してリアルタイム性を必要とする伝送品質が要求
されるパケットが統計上多数伝送されている場合、低遅
延を保証する方式Xを選定することができる(もしくは
方式Z)。あるいは、統計上はベストエフォート型の伝
送品質が与えられたパケットが多く伝送されているが、
時にパケット無欠損を要求する伝送品質が与えられたパ
ケットが伝送されることが確認できる場合は、パケット
無欠損を保証する方式Y(もしくは方式Z)を選定する
ことができる。ここで後者の場合において、要求されて
いない保証項目を達成するためにシステム負荷を高める
ことが明らかである場合は、方式Zを選定しなくてもよ
い。
【0063】多少のパケットロスは許容しながらも、パ
ケット到着間隔のゆらぎがないことを重視するリアルタ
イムアプリケーションに適したハンドオーバ方式Xの一
例として、ハンドオーバ前およびハンドオーバ後の基地
局装置20に同一パケットをコピーして配信するbicast
方式(draft-elmalki-mobileip-bicasting-v6)があげ
られる。
【0064】パケットロスによる影響が無視できないT
CPを用いたデータ通信アプリケーションに適したハン
ドオーバ方式Yの一例として、ハンドオーバ前の基地局
装置20でハンドオーバ中のパケットをバッファリング
しておき、ハンドオーバ後にバッファリングされたパケ
ットを順次移動端末10に転送するfast handoff方式
(draft-ietf-mobileip-fast-mipv6)があげられる。な
お、fast handoff方式では、ハンドオーバ発生時にハン
ドオーバ前の基地局装置20経由で、ハンドオーバ後は
ネットワークで使用可能なアドレスを取得することで、
ハンドオーバ完了時点で即座に転送パケットを受信でき
るようになる。
【0065】高速移動する移動端末10がリアルタイム
アプリケーションを動作させている場合、あるいは移動
端末10がリアルタイムアプリケーションとTCPを用
いたデータ通信アプリケーションを同時に動作させてい
る場合に適したハンドオーバ方式Zの一例として、fast
handoff方式とbicast方式を組み合わせた複合方式があ
げられるが、ハンドオーバ処理のためネットワーク負荷
が著しく増加する点が課題である。
【0066】基地局装置20は、ハンドオーバ方式制御
部24において、例えば図13(a)に示す項目を少な
くとも有する方式選定テーブル200を具備し、ハンド
オーバ方式制御部24が任意のタイミングにおいて更新
しながら、ハンドオーバ処理部23がハンドオーバ処理
時に参照する。あるいはハンドオーバ方式制御部24が
参照して、ハンドオーバ処理時にハンドオーバ処理部2
3に通知し、ハンドオーバ処理部23がハンドオーバ処
理を実施する。方式選定テーブル200は、収容する移
動端末10各々が要求する通信品質(要求通信品質)と
要求通信品質をもとに選定したハンドオーバ方式(選定
方式)に関する項目を有する。図13(a)では3台の
移動端末A、B、CのうちA、Bがリアルタイム性を要
求するアプリケーションを動作しており、通信品質とし
て低遅延を要求している。また、移動端末Cはリアルタ
イム性を要求するアプリケーションとTCP上のデータ
通信アプリケーションを同時に実行しており、低遅延と
パケット無欠損を保証する最高品質の通信品質を要求し
ている。
【0067】このとき、基地局装置20は、図13
(b)に示した方式リスト201にしたがって、移動端
末A、B、Cの各々に対して実施するハンドオーバ方式
を選定する。方式選定テーブル200では、移動端末A
とBに対して方式XおよびZを選定し、移動端末Cに対
して方式Zを選定している。各移動端末A、B、Cは基
地局装置20より後述する手順にしたがって選定された
方式を取得すると、同様に移動端末10が具備する図1
3(c)に示すような方式リスト202にしたがって基
地局装置20が選定提示した方式に対する最終決定を行
う。
【0068】例えば、移動端末Aがハンドオーバ方式制
御部14において、方式リスト202を具備する場合、
ハンドオーバ方式制御部14は提示された二方式X、Z
のうち移動端末Aが実施可能な方式Xを選定する。な
お、移動端末Aは方式Zを実装していないか、処理を行
うためのリソースを有していないために、方式リスト2
02には方式Zが記載されていない。また、移動端末B
が基地局装置20と同じ方式リスト201を具備する場
合、提示された二方式X、Zのうち移動端末Bはいずれ
も実施可能であるので、どちらの方式を最終決定方式と
してもよい。なお、移動端末10においても、基地局装
置20が有するような方式選定テーブル200を具備
し、実施するハンドオーバ方式を管理することができ
る。
【0069】なお、基地局装置20は、リソースに余裕
がある場合、ベストエフォート通信を実施する特に通信
品質を要求しない移動端末10に対して、本来であれば
通常のハンドオーバ方式を選定するところ、例外的に任
意の通信品質保証を行うハンドオーバ方式を選定しても
よい。
【0070】以下、その他の選定処理方法においても、
同様に方式リストにもとづいて選定したハンドオーバ方
式は方式選定テーブルを用いて管理し、ハンドオーバ処
理時に参照するが、方式選定テーブル200が有する要
求通信品質に関する項目を関係する選定基準対象項目に
置き換えてもよいし、新たに関連する項目を追加しても
よい。
【0071】二つ目は、動作アプリケーション種別より
選定する方法である。この場合も、図13(b)に示す
ような方式リスト201が与えられ、例えばリアルタイ
ム性を要求するアプリケーションが動作している時には
方式Xもしくは方式Zを選定するが、要求されていない
保証項目を達成するためにシステム負荷を高めることが
明らかである場合は、方式Zを選定することはしない。
また、複数アプリケーションが動作している場合は、最
も厳しい伝送品質に合わせてハンドオーバ方式を選定す
ることができる。
【0072】三つ目は、移動端末10の移動速度にした
がって選定する方法である。例えば、高速移動時はハン
ドオーバ以前にIPハンドオーバ処理を実施しておき、
ハンドオーバ後の迅速な通信再開を達成するfast hando
ff方式を選択し、それ以外は通常のハンドオーバ方式を
選択する。
【0073】図14(a)は、基地局装置20がハンド
オーバ方式制御部24において具備する方式選定テーブ
ル210であり、同図(b)は同じく方式リスト211
である。同図(c)は移動端末10がハンドオーバ方式
制御部14において具備する方式リスト212である。
移動端末10および基地局装置20に関する動作は図1
3の説明において記述したのと同じであるが、異なるの
は移動端末10の移動速度についてハンドオーバ方式を
選定する点である。基地局装置20は、高速で移動する
移動端末Aに対して高速移動時の通信を保証する方式X
を、静止している移動端末Bに対して少なくとも静止時
の通信を保証するすべての方式X、Y、Zを選定してい
る。
【0074】ここで、高速、中速、低速、静止を識別す
る手段の一例としては、移動端末10から取得あるいは
別途計測して平均化等の加工を施した移動速度を、高
速、中速、低速、静止の4種類の閾値に照し合わせて判
断することができる。移動端末Bは、図14(c)に示
す方式リスト212を具備しており、基地局装置20か
ら提示された三方式X、Y、Zの中から実施可能な方式
Yを基地局装置20に決定方式として通知する。
【0075】四つ目は、ハンドオーバ推定所要時間にし
たがって選定する方法である。例えば、推定所要時間が
長い場合はパケットロスを保証するハンドオーバ方式を
選択し、それ以外は通常のハンドオーバ方式を選択す
る。パケットロスを保証する方法としては、基地局装置
20やホームエージェント等のネットワークエンティテ
ィが移動端末10ごとにパケットをバッファリングする
方法が有効である。ハンドオーバ推定所要時間は、移動
速度、ハンドオーバエリア長等から移動端末10が算
出、あるいは基地局装置20が算出して移動端末10に
通知してもよいし、規定の数値を用いてもよい。
【0076】図15(a)は、基地局装置20がハンド
オーバ方式制御部24において具備する方式選定テーブ
ル220であり、同図(b)は同じく方式リスト221
である。同図(c)は移動端末10がハンドオーバ方式
制御部14において具備する方式リスト222である。
移動端末10および基地局装置20に関する動作は図1
3の説明において記述したのと同じであるが、異なるの
は移動端末10に実施するハンドオーバ所要時間につい
てハンドオーバ方式を選定する点である。基地局装置2
0は、ハンドオーバ所要時間が大きいと推定した移動端
末Aに対してハンドオーバ処理時間を長く要する際の通
信を保証する方式Xを、ハンドオーバ所要時間が小さい
と推定した移動端末B、Cに対してハンドオーバ処理時
間が短い場合の通信を保証する方式Yを選定している。
ここで、ハンドオーバ所要時間の大小の識別は、例えば
閾値を設けて判断することができる。
【0077】移動端末Cは、図15(c)に示す方式リ
スト222を具備しており、基地局装置20から提示さ
れた方式Yに合致するものではないが、提示方式とは異
なる基地局装置20が実装していて実施可能である方式
に方式Xが含まれている場合は、移動端末Cが唯一実施
できる方式Xを決定方式として基地局装置20に通知す
ることができる。あるいは、方式Xを決定方式とせず
に、通常のハンドオーバ方式を通知してもよい。
【0078】基地局装置20が実装する方式、すなわち
選定方式を含むすべての実施可能方式を取得する手段
は、例えば図17を拡張した図18のようなハンドオー
バ方式通知電文146を用いて行うことができる。ハン
ドオーバ方式通知電文146は、電文識別コードフィー
ルド(code:8bit)181とハンドオーバ方式候補数フ
ィールド(8bit)182、方式候補数分の候補方式識別
子フィールド(32bit)185、実施可能ハンドオーバ
方式数フィールド(8bit)183、実施可能ハンドオー
バ方式数分の実施可能方式識別子フィールド(32bit)
186を少なくとも有する。
【0079】ハンドオーバ方式通知電文146を用いる
と、選定方式については方式候補数フィールド182お
よび候補方式識別子フィールド185に記載し、その他
の実施可能方式については実施可能方式数フィールド1
83および実施可能方式識別子フィールド186に記載
することができ、同一電文にてすべての実施可能なハン
ドオーバ方式を転送することができる。
【0080】基地局装置20から選定方式以外の実施可
能方式を取得して、その中から決定方式を選択する手段
については、ハンドオーバ推定所要時間をもとに方式選
定する以外の方式選定方法においても同様に実施するこ
とができる。
【0081】五つ目は、上記四方式から二つ以上組み合
わせた方式であり、より柔軟な方式選定を可能とするも
のである。例えば、基地局装置20が図16(b)に示
す方式リスト231と、同図(a)に示すような方式選
定テーブル230を具備する場合、基地局装置20は通
信品質とハンドオーバ推定所要時間をもとに方式選定を
行う。
【0082】すなわち、低遅延の通信品質を要求してハ
ンドオーバ所要時間が大きい移動端末Aに対しては、各
項目が相反する事象であり、同時に満たす方式は存在し
ないことから各項目に該当する方式XとYを選定してい
る。移動端末Bに対しては、該当する方式Yを選定して
いる。移動端末Cに対しては、該当する方式を基地局装
置20が有していないので、実施し得る方式XとYを選
定している。図16(c)は移動端末Cが具備する方式
リスト232であり、移動端末Cが実施可能なハンドオ
ーバ方式は方式Xのみである。このとき基地局装置20
から提示された二方式X、Yから方式Xを決定方式とし
て基地局装置20に通知する。
【0083】なお、基地局装置20は、図16(d)に
示すように各選定条件項目に優先度234〜236を付
与した方式選定リスト233を用いてもよい。この場
合、移動端末Aに対しては低遅延が優先度5で他の項目
よりも高いことから方式Yを選定方式として通知する。
移動端末Cについても、ハンドオーバ所要時間の優先度
が他に比べて高いことから方式Yを選定方式として通知
する。なお、優先度を付与しない場合において、常に二
つ以上の選定条件を同時に評価するのではなく、その時
々においていずれか一つを最終的な選定条件として扱っ
てもよい。
【0084】なお、移動端末10は、基地局装置20か
ら取得した選定方式の中に実施可能な方式が含まれてい
ない場合、基地局装置20あるいはその他の通信手段あ
るいは電子記憶手段を通じて、選定方式のうち一つ以上
を動作プログラムとして取得実行することができる。
【0085】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、基地局装置が複数IPハンドオーバ方式を具備し、
それらの中から移動端末特性に応じて選択的に実施する
ことで、常に高い負荷を伴う最良の方式を実施する必要
がなくなり、基地局装置はさらには通信ネットワーク全
体の処理負荷を軽減することができる。
【0086】(実施の形態2)本発明の第2の実施の形
態について図1乃至4、6、10、13、14を用いて
説明する。
【0087】本実施の形態における基本的な構成および
動作は、第1の実施の形態と同じものであり、以下、第
1の実施の形態と異なる点についてのみ説明する。
【0088】本実施の形態が第1の実施の形態と異なる
のは、移動端末が最初に一つ以上のハンドオーバ方式を
選定した後に、基地局装置が最終的に一つの方式に決定
する点である。
【0089】図6は、移動端末10の本発明に関する部
分の動作を示すフローチャートである。
【0090】ハンドオーバトリガを移動端末10内のハ
ンドオーバ処理部13で生成、あるいは基地局装置20
からハンドオーバ処理部13が通信インタフェース部1
1を介して受信する(S601)。ハンドオーバが発生
していない状態においては、送受信パケットからハンド
オーバ方式を一つ以上選定する処理をハンドオーバ方式
制御部14が継続して行う(S605、S606)。
【0091】ハンドオーバ方式制御部14は、先に選定
した一つ以上のハンドオーバ方式をハンドオーバ方式候
補情報として基地局装置20に通知する(S602)。
ここで、ハンドオーバトリガを移動端末10が生成する
場合、ハンドオーバ方式制御部14はハンドオーバ処理
部13が生成するハンドオーバトリガに付加して(同一
電文にて)ハンドオーバ方式候補情報を送信してもよい
し、改めて別電文にて送信してもよい。
【0092】移動端末10がハンドオーバ方式を選定す
る方法は、第1の実施の形態において説明したのと同様
の方法で行うことができるが、異なるのは、本実施の形
態における移動端末10は複数方式を選定して、基地局
装置20の最終決定を仰ぐ点である。
【0093】基地局装置20から決定方式情報を取得す
ると(S603)、決定方式を用いてハンドオーバ処理
部13がハンドオーバ処理を開始する(S604)。こ
こで、決定方式情報が先に選定した方式候補以外から選
定された場合には、処理S603の後に改めて処理S6
02、S603を実施することにより、確実なハンドオ
ーバ方式選定を実現することができる。
【0094】図10は、基地局装置20の本発明に関す
る部分の動作を示すフローチャートである。ハンドオー
バトリガを基地局装置20内のハンドオーバ処理部23
で生成、あるいは移動端末10からハンドオーバ処理部
23が通信インタフェース部21を介して受信すると
(S1001)、ハンドオーバ方式制御部24は通信イ
ンタフェース部11を介して移動端末10から移動端末
10が選定したハンドオーバ方式候補情報を取得する
(S1002)。
【0095】ここで、ハンドオーバトリガを移動端末1
0から受信する場合、同時に(同一電文にて)ハンドオ
ーバ方式候補情報を受信取得してもよいし、改めて別電
文にて受信取得してもよい。また、ハンドオーバ方式候
補情報は、直接通信インタフェース部21を介して取得
してもよいし、通信インタフェース部21とIP処理部
22を介して取得してもよい。
【0096】なお、以下ハンドオーバ方式候補あるいは
決定方式を通知する際、例えば図17あるいは図18に
示すようなハンドオーバ方式通知電文145あるいは1
46を用いてもよいし、異なるフォーマットの電文を用
いてもよい。
【0097】取得したハンドオーバ方式候補が複数ある
場合は、ハンドオーバ方式制御部24がその中から一つ
を選択決定し(S1003)、決定したハンドオーバ方
式を移動端末に通知(S1004)した後、決定した方
式にてハンドオーバ処理部23がハンドオーバ処理を開
始する(S1005)。
【0098】ここで、複数提示されたハンドオーバ方式
から一つを選定する処理は、第一の実施の形態において
説明したのと同様の方法で行うことができるが、異なる
のは、本実施の形態における基地局装置20は複数方式
の中から一つを選定する点である。
【0099】なお、処理1004は、移動端末10から
取得したハンドオーバ方式候補が一つである場合は、基
地局装置20の性能(プロファイル)を確認し、提示さ
れた方式を実行可能である場合にのみ提示方式を決定方
式として移動端末10に通知しても良い。
【0100】提示された方式の数に関わらず、実行可能
なハンドオーバ方式が提示されなかった場合、決定方式
を無し(NULL)として移動端末10に通知し、標準
的なハンドオーバ方式を実行するか、提示方式には存在
しないが実行可能なハンドオーバ方式を移動端末10に
通知するなどの方法により、基地局装置20の性能に応
じたハンドオーバ方式を協調的に選択することができ
る。なお、後者の場合、処理S1004の後にさらに処
理S1002乃至処理1003の処理を繰り返すことに
より、確実なハンドオーバ方式選定を実現することがで
きる。
【0101】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、基地局装置が複数IPハンドオーバ方式を具備し、
それらの中から移動端末特性に応じて選択的に実施する
ことで、常に高い負荷を伴う最良の方式を実施する必要
がなくなり、基地局さらには通信ネットワーク全体の処
理負荷を軽減することができる。
【0102】(実施の形態3)本発明の第3の実施の形
態について図1乃至4、7、11、13、14を用いて
説明する。
【0103】本実施の形態における基本的な構成および
動作は、第1、第2の実施の形態と同じものであり、以
下、第1、第2の実施の形態と異なる点についてのみ説
明する。
【0104】本実施の形態が第1、第2の実施の形態と
異なるのは、移動端末が最初に一つ以上のハンドオーバ
方式を選定した後に、基地局装置が最終的に一つの方式
に決定する動作を移動端末の初期接続時に実施する点で
ある。
【0105】図7は、移動端末10の本発明に関する部
分の動作を示すフローチャートである。移動端末10と
基地局装置20との間で通信に先立って初期接続処理が
行われると(S701)、ハンドオーバ方式制御部14
はハンドオーバ方式候補を一つ以上選定して(S70
2)、ハンドオーバ方式情報として基地局装置20に通
知する(S703)。ここで、通常の初期接続処理は移
動端末10の通信インタフェース部11と基地局装置2
0の通信インタフェース部21との間で無線プロトコル
の一手段として実施されるものであるが、上位層を含め
て実施する場合もある。
【0106】続けて、ハンドオーバ方式制御部14は、
基地局装置20がハンドオーバ方式候補の中から選択し
た一つのハンドオーバ方式をハンドオーバ方式情報とし
て通信インタフェース部11を介して取得し、その内容
を保持する(S704)。
【0107】後にハンドオーバトリガが発生したときに
(S705)保持しておいたハンドオーバ方式にてハン
ドオーバ処理部23がハンドオーバ処理を実施する(S
706)。なお、ハンドオーバ方式制御部24がハンド
オーバ方式候補あるいは決定方式を通知する際、例えば
図17あるいは図18に示すようなハンドオーバ方式通
知電文145あるいは146を用いてもよいし、異なる
フォーマットの電文を用いてもよい。
【0108】移動端末10がハンドオーバ方式を選定す
る方法は、第1の実施の形態において説明したのと同様
の方法で行うことができるが、異なるのは、本実施の形
態における移動端末10は複数方式を選定して基地局の
最終決定を仰ぐ点と、パケットやアプリケーションは通
信前であるため、送信待ちパケットや初期化完了アプリ
ケーション種別を評価対象とする点である。
【0109】図11は、基地局装置20の本発明に関す
る部分の動作を示すフローチャートである。
【0110】移動端末10と基地局装置20との間で通
信に先立って初期接続処理が行われると(S110
1)、ハンドオーバ方式制御部24は移動端末10から
ハンドオーバ方式候補をハンドオーバ方式情報として通
信インタフェース部21を介して取得し(S110
2)、方式候補の中から一つを選択決定した(S110
3)後に、決定方式を移動端末10に通信インタフェー
ス部21を介して通知すると同時にその内容を保持する
(S1104)。
【0111】後にハンドオーバトリガが発生したときに
(S1105)保持しておいたハンドオーバ方式にてハ
ンドオーバ処理部23がハンドオーバ処理を実施する
(S1106)。なお、ハンドオーバ方式候補あるいは
決定方式を通知する際、例えば図17あるいは図18に
示すようなハンドオーバ方式通知電文145あるいは1
46を用いてもよいし、異なるフォーマットの電文を用
いてもよい。
【0112】ここで、複数提示されたハンドオーバ方式
から一つを選定する処理は、第1の実施の形態において
説明したのと同様の方法で行うことができるが、異なる
のは、本実施の形態における基地局装置20は複数方式
の中から一つを選定する点と、パケットやアプリケーシ
ョンは通信前であるため、送信待ちパケットや初期化完
了アプリケーション種別を評価対象とする点である。
【0113】なお、処理S1104は、移動端末10か
ら取得したハンドオーバ方式候補が一つである場合は、
基地局装置20の性能(プロファイル)を確認し、提示
された方式を実行可能である場合にのみ提示方式を決定
方式として移動端末10に通知しても良い。
【0114】提示された方式の数に関わらず、実行可能
なハンドオーバ方式が提示されなかった場合、決定方式
を無し(NULL)として移動端末10に通知し、標準
的なハンドオーバ方式を実行するか、提示方式には存在
しないが実行可能なハンドオーバ方式を移動端末10に
通知するなどの方法により、基地局装置20の性能に応
じたハンドオーバ方式を協調的に選択することができ
る。なお、後者の場合、処理S1104の後にさらに処
理S1102乃至処理S1103の処理を繰り返すこと
により、確実なハンドオーバ方式選定を実現することが
できる。
【0115】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、基地局が複数IPハンドオーバ方式を具備し、それ
らの中から移動端末特性に応じて選択的に実施すること
で、常に高い負荷を伴う最良の方式を実施する必要がな
くなり、基地局さらには通信ネットワーク全体の処理負
荷を軽減することができる。
【0116】(実施の形態4)本発明の第4の実施の形
態について図1乃至4、8、12乃至14を用いて説明
する。本実施の形態における基本的な構成および動作
は、第3の実施の形態と同じものであり、以下、第3の
実施の形態と異なる点についてのみ説明する。
【0117】本実施の形態が第3の実施の形態と異なる
のは、基地局が最初に一つ以上のハンドオーバ方式を選
定した後に、移動端末10が最終的に一つの方式に決定
する点である。
【0118】図8は、移動端末10の本発明に関する部
分の動作を示すフローチャートである。移動端末10と
基地局装置20との間で通信に先立って初期接続処理が
行われると(S801)、ハンドオーバ方式制御部14
は基地局装置20からハンドオーバ方式候補をハンドオ
ーバ方式情報として通信インタフェース部11を介して
取得し(S802)、方式候補の中から一つを選択決定
した(S803)後に、決定方式を移動端末10に通信
インタフェース部11を介して通知すると同時にその内
容を保持する(S804)。
【0119】後にハンドオーバトリガが発生したときに
(S805)保持しておいたハンドオーバ方式にてハン
ドオーバ処理部13がハンドオーバ処理を実施する(S
806)。なお、ハンドオーバ方式候補あるいは決定方
式を通知する際、例えば図17あるいは図18に示すよ
うなハンドオーバ方式通知電文145あるいは146を
用いてもよいし、異なるフォーマットの電文を用いても
よい。
【0120】ここで、複数提示されたハンドオーバ方式
から一つを選定する処理は、第一の実施の形態において
説明したのと同様の方法で行うことができるが、異なる
のは、本実施の形態における移動端末10は複数方式の
中から一つを選定する点と、パケットやアプリケーショ
ンは通信前であるため、送信待ちパケットや初期化完了
アプリケーション種別を評価対象とする点である。
【0121】なお、処理S804は、基地局装置20か
ら取得したハンドオーバ方式候補が一つである場合は、
基地局装置20の性能(プロファイル)を確認し、提示
された方式を実行可能である場合にのみ提示方式を決定
方式として基地局装置20に通知しても良い。
【0122】提示された方式の数に関わらず、実行可能
なハンドオーバ方式が提示されなかった場合、決定方式
を無し(NULL)として基地局装置20に通知し、標
準的なハンドオーバ方式を実行するか、提示方式には存
在しないが実行可能なハンドオーバ方式を基地局装置2
0に通知するなどの方法により、移動端末10の性能に
応じたハンドオーバ方式を協調的に選択することができ
る。なお、後者の場合、処理S804の後にさらに処理
S802乃至処理S803の処理を繰り返すことによ
り、確実なハンドオーバ方式選定を実現することができ
る。
【0123】図12は、基地局装置20の本発明に関す
る部分の動作を示すフローチャートである。
【0124】移動端末10と基地局装置20との間で通
信に先立って初期接続処理が行われると(S120
1)、ハンドオーバ方式制御部24はハンドオーバ方式
候補を一つ以上選定して(S1202)、ハンドオーバ
方式情報として通信インタフェース部21を介して移動
端末10に通知する(S1203)。続けて、ハンドオ
ーバ方式制御部24は移動端末10がハンドオーバ方式
候補の中から選択した一つのハンドオーバ方式をハンド
オーバ方式情報として通信インタフェース部21を介し
て取得して、その内容を保持する(S1204)。
【0125】後にハンドオーバトリガが発生したときに
(S1205)保持しておいたハンドオーバ方式にてハ
ンドオーバ処理部23がハンドオーバ処理を実施する
(S1206)。なお、ハンドオーバ方式候補あるいは
決定方式を通知する際、例えば図17あるいは図18に
示すようなハンドオーバ方式通知電文145あるいは1
46を用いてもよいし、異なるフォーマットの電文を用
いてもよい。
【0126】基地局装置20がハンドオーバ方式を選定
する方法は、第1の実施の形態において説明したのと同
様の方法で行うことができるが、異なるのは、本実施の
形態における基地局装置20は複数方式を選定して移動
端末10の最終決定を仰ぐ点と、パケットやアプリケー
ションは通信前であるため、送信待ちパケットや初期化
完了アプリケーション種別を評価対象とする点である。
【0127】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、基地局が複数IPハンドオーバ方式を具備し、それ
らの中から移動端末特性に応じて選択的に実施すること
で、常に高い負荷を伴う最良の方式を実施する必要がな
くなり、基地局さらには通信ネットワーク全体の処理負
荷を軽減することができる。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の移動通信
方法によれば、基地局が複数IPハンドオーバ方式を具
備し、それらの中から移動端末特性に応じて選択的に実
施することで、常に高い負荷を伴う最良の方式を実施す
る必要がなくなり、基地局さらには通信ネットワーク全
体の処理負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による無線アクセスシステムの構成図
【図2】本発明による基地局装置の構成図
【図3】本発明による移動端末の第一の構成を示す構成
【図4】本発明による移動端末の第二の構成を示す構成
【図5】本発明による移動端末の処理手順を示すフロー
チャート
【図6】本発明による移動端末の第二の処理手順を示す
フローチャート
【図7】本発明による移動端末の第三の処理手順を示す
フローチャート
【図8】本発明による移動端末の第四の処理手順を示す
フローチャート
【図9】本発明による基地局装置の第一の処理手順を示
すフローチャート
【図10】本発明による基地局装置の第二の処理手順を
示すフローチャート
【図11】本発明による基地局装置の第三の処理手順を
示すフローチャート
【図12】本発明による基地局装置の第四の処理手順を
示すフローチャート
【図13】本発明による第一のハンドオーバ方式テーブ
ルを示す図
【図14】本発明による第二のハンドオーバ方式テーブ
ルを示す図
【図15】本発明による第三のハンドオーバ方式テーブ
ルを示す図
【図16】本発明による第四のハンドオーバ方式テーブ
ルを示す図
【図17】第一のハンドオーバ方式通知電文を示す図
【図18】第二のハンドオーバ方式通知電文を示す図
【符号の説明】
1 基地局アンテナ 2、3、4 無線エリア 5 ルータ 10 移動端末 11 通信インタフェース部 12 IP処理部 13 ハンドオーバ処理部 14 ハンドオーバ方式制御部 15 上位層処理部 16 アプリケーション処理部 17 接続インタフェース部 20 基地局 21 通信インタフェース部(無線側) 22 通信インタフェース部(有線側) 23 ハンドオーバ処理部 24 ハンドオーバ方式制御部 60 インターネット(ネットワーク) 145 ハンドオーバ方式通知電文
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 恭也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 小林 広和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 船引 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA02 AA09 CB02 CB15 DA01 DA19 EA07 EC01 5K067 AA21 BB04 BB21 DD11 FF02 HH22 JJ71 JJ76

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動端末と基地局装置が無線通信を行
    い、基地局装置が移動端末とインターネットとの接続を
    中継する無線アクセスシステムの通信方法において、前
    記基地局装置は実施可能なOSIレイヤ3のハンドオー
    バ方式の中から一つ以上を移動端末毎に提示し、移動端
    末は提示されたハンドオーバ方式の中から一つを選択し
    て、基地局装置に通知することを特徴とする移動通信方
    法。
  2. 【請求項2】 移動端末に提示するハンドオーバ方式の
    選択は、ネットワーク、基地局装置または移動端末のリ
    ソースにより実施可能なハンドオーバ方式の中から一つ
    以上選択することを特徴とする請求項1に記載の移動通
    信方法。
  3. 【請求項3】 移動端末に提示するハンドオーバ方式の
    選択は、アプリケーション種別、中継パケットヘッダに
    記載された伝送品質情報、移動端末の移動速度、または
    推定したハンドオーバ所要時間のいずれか一つをもとに
    実施可能なハンドオーバ方式の中から一つ以上選択する
    ことを特徴とする請求項2に記載の移動通信方法。
  4. 【請求項4】 移動端末に提示するハンドオーバ方式の
    選択は、アプリケーション種別、中継パケットヘッダに
    記載された伝送品質情報、移動端末の移動速度、または
    推定したハンドオーバ所要時間のいずれか二つ以上を組
    み合わせて、実施可能なハンドオーバ方式の中から一つ
    以上選択することを特徴とする請求2に記載の移動通信
    方法。
  5. 【請求項5】 提示されたハンドオーバ方式の選択は、
    ネットワーク、基地局装置または移動端末のリソースに
    より提示されたハンドオーバ方式の中から一つを選択す
    ることを特徴とする請求項1に記載の移動通信方法。
  6. 【請求項6】 提示されたハンドオーバ方式の選択は、
    アプリケーション種別、中継パケットヘッダに記載され
    た伝送品質情報、移動端末の移動速度、または推定した
    ハンドオーバ所要時間のいずれか一つをもとに提示され
    たハンドオーバ方式の中から一つ選択することを特徴と
    する請求項5に記載の移動通信方法。
  7. 【請求項7】 提示されたハンドオーバ方式の選択は、
    アプリケーション種別、中継パケットヘッダに記載され
    た伝送品質情報、移動端末の移動速度、または推定した
    ハンドオーバ所要時間のいずれか二つ以上を組み合わせ
    て、提示されたハンドオーバ方式の中から一つ選択する
    ことを特徴とする請求5に記載の移動通信方法。
  8. 【請求項8】 ハンドオーバ方式の選択は、各選定候補
    条件に優先度を付与し、その優先度に基づいて選択する
    ことを特徴とする請求項3、4、6,7のいずれかに記
    載の移動通信方法。
  9. 【請求項9】 移動端末とインターネットとの接続を中
    継する基地局装置であって、実施可能なOSIレイヤ3
    のハンドオーバ方式を一つ以上記憶する手段と、前記記
    憶されたハンドオーバ方式の中から一つ以上を選択し、
    移動端末毎に提示する手段と、前記移動端末が選択した
    ハンドオーバ方式の通知を受ける手段と、前記通知で受
    けたハンドオーバ方式で実施する手段とを有することを
    特徴とする基地局装置。
  10. 【請求項10】 移動端末とインターネットとの接続を
    中継する基地局装置であって、実施可能なOSIレイヤ
    3のハンドオーバ方式を一つ以上記憶する手段と、前記
    移動端末が選択したハンドオーバ方式の通知を受ける手
    段と、前記通知で受けたハンドオーバ方式で実施する手
    段とを有することを特徴とする基地局装置。
  11. 【請求項11】 ハンドオーバ方式を選択する手段は、
    ネットワーク、基地局装置または移動端末のリソースに
    より、実施可能なハンドオーバ方式の中から一つ以上を
    選択することを特徴とする請求項9または10に記載の
    基地局装置。
  12. 【請求項12】 ハンドオーバ方式を選択する手段は、
    アプリケーション種別、中継パケットヘッダに記載され
    た伝送品質情報、移動端末の移動速度、または推定した
    ハンドオーバ所要時間のいずれか一つをもとに実施可能
    なハンドオーバ方式の中から一つ以上選択することを特
    徴とする請求項11に記載の基地局装置。
  13. 【請求項13】 ハンドオーバ方式を選択する手段は、
    アプリケーション種別、中継パケットヘッダに記載され
    た伝送品質情報、移動端末の移動速度、または推定した
    ハンドオーバ所要時間のいずれか二つ以上を組み合わせ
    で、実施可能なハンドオーバ方式の中から一つ以上選択
    することを特徴とする請求項11に記載の基地局装置。
  14. 【請求項14】 ハンドオーバ方式の選択は、各選定候
    補条件に優先度を付与し、その優先度に基づいて、実施
    可能なハンドオーバ方式の中から一つ以上選択すること
    を特徴とする請求項12または13に記載の基地局装
    置。
  15. 【請求項15】 基地局装置から提示されたハンドオー
    バ方式の中から一つを選択する手段と、前記選択された
    ハンドオーバ方式を基地局装置に通知する手段と、前記
    選択されたハンドオーバ方式を基地局装置に対して適し
    たタイミングにて実施する手段とを有することを特徴と
    する移動端末。
  16. 【請求項16】 ハンドオーバ方式を選択する手段は、
    ネットワーク、基地局装置または移動端末のリソースに
    より提示されたハンドオーバ方式の中から一つを選択す
    ることを特徴とする請求項15に記載の移動端末。
  17. 【請求項17】 ハンドオーバ方式を選択する手段は、
    アプリケーション種別、中継パケットヘッダに記載され
    た伝送品質情報、移動端末の移動速度、または推定した
    ハンドオーバ所要時間のいずれか一つをもとに提示され
    たハンドオーバ方式の中から一つを選択することを特徴
    とする請求項16に記載の移動端末。
  18. 【請求項18】 ハンドオーバ方式を選択する手段は、
    アプリケーション種別、中継パケットヘッダに記載され
    た伝送品質情報、移動端末の移動速度、または推定した
    ハンドオーバ所要時間のいずれか二つ以上を組み合わせ
    で、提示されたハンドオーバ方式の中から一つを選択す
    ることを特徴とする請求項16に記載の移動端末。
  19. 【請求項19】 ハンドオーバ方式を選択は、各選定候
    補条件に優先度を付与し、その優先度に基づいて、ハン
    ドオーバ方式を一つ以上選択することを特徴とする請求
    項17または18に記載の移動端末。
  20. 【請求項20】 請求項9乃至14のいずれかに記載の
    基地局装置と請求項15乃至19のいずれかに記載の移
    動端末とを具備する無線アクセスシステム。
  21. 【請求項21】 選択するハンドオーバ方式が一つであ
    る請求項9乃至14のいずれかに記載の基地局装置と請
    求項15乃至19のいずれかに記載の移動端末とを具備
    する無線アクセスシステム。
  22. 【請求項22】 移動端末と基地局装置が無線通信を行
    い、基地局装置が移動端末とインターネットとの接続を
    中継する無線アクセスシステムの通信方法において、前
    記移動端末は実施可能なOSIレイヤ3のハンドオーバ
    方式の中から一つ以上を基地局装置に提示し、基地局装
    置は提示されたハンドオーバ方式の中から一つを選択し
    て、移動端末に通知することを特徴とする移動通信方
    法。
  23. 【請求項23】 基地局装置に提示するハンドオーバ方
    式の選択は、ネットワーク、基地局装置または移動端末
    のリソースにより実施可能なハンドオーバ方式の中から
    一つ以上選択することを特徴とする請求項22に記載の
    移動通信方法。
  24. 【請求項24】 提示されたハンドオーバ方式の選択
    は、ネットワーク、基地局装置または移動端末のリソー
    スにより提示されたハンドオーバ方式の中から一つを選
    択することを特徴とする請求項22に記載の移動通信方
    法。
  25. 【請求項25】 基地局装置と無線交信を行ってインタ
    ーネットアクセスを行う移動端末であって、実施可能な
    OSIレイヤ3のハンドオーバ方式を一つ以上記憶する
    手段と、前記記憶されたハンドオーバ方式の中から一つ
    以上を選択し、基地局装置に提示する手段と、前記基地
    局装置に選択されたハンドオーバ方式の通知を受ける手
    段と、前記通知で受けたハンドオーバ方式で実施する手
    段とを有することを特徴とする移動端末。
  26. 【請求項26】 基地局装置と無線交信を行ってインタ
    ーネットアクセスを行う移動端末であって、実施可能な
    OSIレイヤ3のハンドオーバ方式を一つ以上記憶する
    手段と、前記記憶されたハンドオーバ方式の中から一つ
    を選択する手段と、前記選択したハンドオーバ方式で基
    地局に対して適したタイミングで実施する手段とを有す
    ることを特徴とする移動端末。
  27. 【請求項27】 ハンドオーバ方式を選択する手段は、
    ネットワーク、基地局装置または移動端末のリソースに
    より、実施可能なハンドオーバ方式の中から一つ以上を
    選択することを特徴とする請求項25または26に記載
    の移動端末。
  28. 【請求項28】 移動端末とインターネットとの接続を
    中継する基地局装置であって、移動端末から提示された
    ハンドオーバ方式の中から一つを選択する手段と、前記
    選択されたハンドオーバ方式を移動端末に通知する手段
    と、前記選択されたハンドオーバ方式を移動端末に対し
    て適したタイミングにて実施する手段とを有することを
    特徴とする基地局装置。
  29. 【請求項29】 ハンドオーバ方式を選択する手段は、
    ネットワーク、基地局装置または移動端末のリソースに
    より、提示されたハンドオーバ方式の中から一つを選択
    することを特徴とする請求項28に記載の基地局装置。
  30. 【請求項30】 選択するハンドオーバ方式が一つであ
    る請求項25乃至27のいずれかに記載の移動端末と、
    請求項27乃至28のいずれかに記載の基地局装置とを
    具備する無線アクセスシステム。
  31. 【請求項31】 請求項25乃至27のいずれかに記載
    の移動端末と、請求項27乃至28のいずれかに記載の
    基地局装置とを具備する無線アクセスシステム。
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