JP2008211359A - 移動機のハンドオーバの支援方法、無線ネットワーク制御装置、無線基地局、およびコンピュータプログラム - Google Patents

移動機のハンドオーバの支援方法、無線ネットワーク制御装置、無線基地局、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数台の移動機のハンドオーバを従来よりも簡単に支援する。
【解決手段】
所定の期間に無線基地局2ABへのハンドオーバを行う携帯電話端末1A、1B、1Cを同一のグループにグループ化する処理を無線ネットワーク制御装置3Aに実行させる(図6の#328)。その後、携帯電話端末1Aが無線基地局2ACへのハンドオーバを行う際に、携帯電話端末1Aのグループに所属する全携帯電話端末1つまり1A、1B、1Cの識別情報を無線基地局2ACに通知する処理を無線ネットワーク制御装置3Aに実行させる(#310)。
【選択図】図7

Description

本発明は、無線通信システムにおける移動機のハンドオーバの支援方法、無線ネットワーク制御装置、および無線基地局などに関する。
近年、無線通信の移動機が普及している。特に、携帯電話端末の普及率は非常に高く、持っていない人のほうが珍しくなりつつある。
電車またはバスなどの乗物の走行中、乗客の移動機が一斉に、ある無線基地局から別の無線基地局へのハンドオーバを行う。一斉にハンドオーバを行う台数は、普及率の向上とともに増加している。
多数の移動局が同一の無線基地局へのハンドオーバの要求を一斉に行うと、その無線基地局および上位のノードに一時的に大きな負荷が掛かってしまう。
そこで、特許文献1、2に記載されるような方法を用いることが考えられる。特許文献1に記載される方法によると、乗物ごとに基地局対向送受信装置を設けておく。基地局対向送受信装置は、その乗物の空間内のn台の移動局から位置登録要求が発せられると、位置登録動作を、n台の移動局を代表して実行する。これにより、位置登録の回数を1/nに軽減する。
特許文献2に記載される方法によると、通信端末を通信端末同士の自律した通信によってグループ化し、それら複数の通信端末を1つの通信端末で代表させ、通信制御装置を介して実効的に管理する通信端末数を削減することで通信システムの処理量を削減する。各通信端末は前記通信制御装置を介さずに通信端末同士で情報を送受信する通信手段を有し、この送受信の結果予め定められた条件が充足すると通信端末は接続されている通信制御装置を介してサービス制御装置に格納されている通信を行うための接続情報を変更する。
特開平11−46380号公報 特開2002−165272号公報
しかし、特許文献1に記載される方法によると、乗物ごとに基地局対向送受信装置を設けなければならない。そのためには、多くの費用および工数を必要とする。しかも、乗物は日中、営業のために各地を移動しているので、基地局対向送受信装置のメンテナンスは、限られた時間帯にしか行うことができない。
特許文献2に記載される方法によると、移動機ごとに、移動機同士による自律した通信を行うための手段を設けなければならない。しかし、ユーザから移動機の小型化および省電力化が強く求められているので、移動機に設ける手段の数をあまり増やしたくない。しかも、移動機の台数は上述の乗物よりもはるかに多いので、メンテナンスを行うことが一層難しい。
本発明は、このような問題点に鑑み、従来よりも簡単に、複数台の移動機のハンドオーバを支援できるようにすることを、目的とする。
本発明に係る移動機のハンドオーバの支援方法は、無線ネットワーク制御装置に、所定の期間に同一の無線基地局へのハンドオーバを行う複数台の移動機を同一のグループにグループ化するグループ化処理と、移動機が無線基地局へのハンドオーバを行う際に、当該移動機の識別情報および当該移動機と同一のグループに所属する他の移動機の識別情報を当該無線基地局に通知する通知処理と、を実行させる、ことを特徴とする。
好ましくは、無線基地局に、無線ネットワーク制御装置から通知された複数の識別情報それぞれに係る移動機のためのリソースを確保するリソース確保処理を実行させる。
または、無線ネットワーク制御装置に、同一のグループに所属する一部の移動機が所定の期間に同一の無線基地局にハンドオーバを行ったが残りの移動機が当該所定の期間に当該無線基地局にハンドオーバを行わなかった場合に、当該一部の移動機または当該残りの移動機のいずれか一方を当該グループから除外する除外処理を実行させてもよい。
前記除外処理においては、同一のグループに所属する一部の移動機と残りの移動機とのうち、台数の少ないほうを当該グループから除外する。
無線基地局に、無線ネットワーク制御装置から通知された複数の識別情報それぞれに係る移動機のためのリソースを確保した後、所定の期間を経過しても当該無線基地局へのハンドオーバが行われない移動機がある場合は、当該移動機のためのリソースを開放するリソース開放処理を実行させてもよい。
本発明によると、従来よりも簡単に、複数台の移動機のハンドオーバを支援することができる。
図1は携帯電話システム100の全体的な構成の例を示す図、図2は無線基地局2の構成を例を示す図、図3は無線ネットワーク制御装置3の構成の例を示す図である。
図1に示すように、携帯電話システム100は、CDMA2000またはW−CDMAなどの規格に基づく無線通信システムであって、携帯電話端末1、無線基地局2、無線ネットワーク制御装置3、関門移動交換局4、移動交換局5、およびホームロケーションレジスタ6などによって構成される。
携帯電話端末1は、携帯電話システム100における移動局であって、従来通り、無線基地局2および無線ネットワーク制御装置3などを介して他の携帯電話端末または固定電話機などと接続し通信を行う。「移動機」、「UE(User Equipment)」、または「MS(Mobile Station)」などと呼ばれることもある。以下、各携帯電話端末1を「携帯電話端末1A」、「携帯電話端末1B」、「携帯電話端末1C」、…などと区別して記載することがある。
無線基地局2は、携帯電話端末1の接続を制御する無線局であって、従来の無線基地局と同様に、携帯電話端末1から発信されたデータを上位装置に中継しまたは上位装置から転送されてきたデータを携帯電話端末1に中継する。「Node−B」、「BS(Base Station)」、または「BTS(Base Transfer Station)」などと呼ばれることもある。
無線基地局2は、図2に示すように、電波送信部201、電波受信部202、信号送信部203、信号受信部204、無線制御部205、受信信号解析部206、および信号編集部207などによって構成される。
電波送信部201、電波受信部202、信号送信部203、信号受信部204、および無線制御部205は、従来と同様に、携帯電話端末1および無線ネットワーク制御装置3と通信を行うための処理を行う。
すなわち、電波送信部201は、携帯電話端末1に対して制御信号または中継の対象のデータを電波によって送信する。信号送信部203は、無線ネットワーク制御装置3に対して制御信号を送信する。または、携帯電話端末1からのデータを無線ネットワーク制御装置3に中継する。
電波受信部202は、携帯電話端末1から発信された電波を受信する。信号受信部204は、無線ネットワーク制御装置3から送信された制御信号を受信する。または、携帯電話端末1に中継するデータを無線ネットワーク制御装置3から受信する。
無線制御部205は、電波受信部202または信号受信部204によって受信された制御信号に基づいて、携帯電話端末1または無線ネットワーク制御装置3に対して制御信号または中継の対象のデータが送信されるように電波送信部201または信号送信部203を制御する。
さらに、無線制御部205は、上記の従来の処理に加え、グループのための制御信号が送信されるように電波送信部201または信号送信部203を制御する。
ところで、「グループ」とは、所定の期間におけるセルからセルへの移動が同一である複数の携帯電話端末1によって構成されるグループである。どの携帯電話端末1を1つのグループにグループ化するのかは、後述するユーザグループ制御部32によって決められる。通常は、例えば、同じ乗物(列車またはバスなど)に乗車している乗客の携帯電話端末1が1つのグループにグループ化される。
受信信号解析部206は、受信された制御信号を解析する処理を行う。信号編集部207は、送信用の信号またはデータを編集する処理を行う。本実施形態では、受信信号解析部206および信号編集部207は、従来の制御信号に加えて、複数台の携帯電話端末1からなるグループのための制御信号に関する処理を行う。
無線制御部205、受信信号解析部206、および信号編集部207におけるグループのための処理の内容は、後にフローチャートを参照しながら説明する。
図1に戻って、無線ネットワーク制御装置3は、無線基地局2の制御および携帯電話端末1のハンドオーバの制御などを行う。「RNC(Radio Network Controller)」または「基地局制御装置」などと呼ばれることもある。
無線ネットワーク制御装置3は、無線基地局2、関門移動交換局4、および他の無線ネットワーク制御装置3と通信を行うための通信モジュールのほか、図3に示す端末制御部31、ユーザグループ制御部32、対向ノード制御部33、およびタイマ34などの機能を実現するためのハードウェアおよびソフトウェアによって構成される。
端末制御部31は、端末データ記憶部311、端末データ制御部312、グループ処理要求部313、セル変更端末通知部314、および信号送信制御部315などによって構成され、携帯電話端末1の制御に関する処理を行う。
端末データ記憶部311は、その無線ネットワーク制御装置3の配下の無線基地局2を接続先としている携帯電話端末1ごとの端末データ7Tを記憶する。端末データ7Tには、その携帯電話端末1の識別子、接続先としている無線基地局2の識別子、および所属するグループの識別子などが示される。そのほか、後述する無線制御IDが示されることもある。以下、携帯電話端末1の識別子、無線基地局2の識別子、およびグループの識別子を、それぞれ、「端末ID」、「セルID」、および「グループID」と記載する。
端末データ制御部312は、端末データ記憶部311に記憶されている端末データ7Tを呼び出し、更新し、または削除したり、新たな端末データ7Tを端末データ記憶部311に記憶させたりするなど、端末データ7Tの制御を行う。
グループ処理要求部313は、グループに関する処理を開始するようにユーザグループ制御部32に対して要求する。
セル変更端末通知部314は、ハンドオーバを行う携帯電話端末1の端末IDを、新たに接続先となる無線基地局2に通知する。
信号送信制御部315は、携帯電話端末1を制御するための制御信号がその携帯電話端末1に送信されるように通信モジュールを制御する。
端末データ記憶部311ないし信号送信制御部315が具体的にどのようなタイミングでどのような処理の内容を行うのかは、後にフローチャートを参照しながら説明する。
ユーザグループ制御部32は、グループデータ記憶部321、グループデータ制御部322、同一グループ端末判別部323、およびタイマ管理部324などによって構成され、グループに関する処理を行う。
グループデータ記憶部321は、グループごとのグループデータ7Gを記憶する。グループデータ7Gには、そのグループのグループID、そのグループに所属する各携帯電話端末1の端末ID、および使用するタイマ34の識別情報などが示される。さらに、グループデータ7Gには、そのグループに所属する携帯電話端末1の現在の管理状態(接続先の無線基地局2のセルIDおよび無線制御IDなど)が示されることがある。
グループデータ制御部322は、グループデータ記憶部321に記憶されているグループデータ7Gを呼び出し、更新し、または削除したり、新たなグループデータ7Gをグループデータ記憶部321に記憶させたりするなど、グループデータ7Gの制御を行う。
同一グループ端末判別部323は、タイマ管理部324およびタイマ34と連携し、同一のグループに所属する携帯電話端末1を判別する。
タイマ管理部324は、タイマ34が示す時間をリセットし、タイマ34に計時を開始させ、または、グループのメンバを判断するための基準の時間(以下、「グループ基準時間Ta」と記載する。)がタイマ34によって計時されたことを検知するなど、タイマ34の管理の処理を行う。
グループデータ記憶部321ないしタイマ管理部324が具体的にどのようなタイミングでどのような処理を行うのかは、後にフローチャートを参照しながら説明する。
対向ノード制御部33は、信号編集処理部331、信号送信制御部332、および受信信号解析部333などによって構成され、携帯電話端末1の新たな接続先である無線基地局2またはその無線基地局2を配下に置く他の無線ネットワーク制御装置3を制御する。以下、携帯電話端末1の新たな接続先である無線基地局2またはその無線基地局2を配下に置く他の無線ネットワーク制御装置3を「対向ノード」と記載する。
信号編集処理部331は、対向ノードに送信するための制御信号の編集を行う。信号送信制御部332は、信号編集処理部331によって編集された制御信号が対向ノードに送信されるように通信モジュールを制御する。
受信信号解析部333は、対向ノードからの制御信号を解析することによって、ハンドオーバを行う携帯電話端末1のためのリソースがその対向ノードにおいて捕捉(確保)されたことを確認する。
そのほか、無線基地局2および無線ネットワーク制御装置3には、従来通り、ハンドオーバを行う携帯電話端末1を新たに管理するためのリソースを捕捉するための手段が設けられている。さらに、この手段は、グループに所属する複数の携帯電話端末1を新たに管理するためのリソースをまとめて捕捉する。
以下、各無線ネットワーク制御装置3を「無線ネットワーク制御装置3A」、「無線ネットワーク制御装置3B」、…などと区別して記載することがある。また、無線ネットワーク制御装置3Aの配下の無線基地局2を「無線基地局2AA」、「無線基地局2AB」、「無線基地局2AC」、…などと区別して記載することがある。他の無線ネットワーク制御装置3の配下の無線基地局2についても同様に、区別して記載することがある。
関門移動交換局4、移動交換局5、およびホームロケーションレジスタ6として、それぞれ、従来の関門移動交換局、移動交換局、およびホームロケーションレジスタが用いられる。それぞれ、「MSC(Mobile Switching Center)」、「GSN(GPRS Support Node)」、および「HLR(Home Location Register)」と呼ばれることがある。
次に、図2に示す無線基地局2の各部および図3に示す無線ネットワーク制御装置3の各部の処理の詳細を、具体例に基づいてフローチャートを参照しながら説明する。
〔新規のグループの設定およびグループ単位のハンドオーバ〕
図4は携帯電話端末1の移動の例を説明する図、図5ないし図8は新規のグループの設定およびグループ単位のハンドオーバのための処理の流れの例を説明するフローチャートである。
今、ある1台のバスに、携帯電話端末1A、1B、1Cを携帯している3人の乗客が乗り込んだとする。携帯電話端末1A、1B、1Cの現在の接続先は、無線基地局2AAであり、無線基地局2AAを介して通信を行うことができる。
このとき、無線基地局2AAを配下に有する無線ネットワーク制御装置3つまり無線ネットワーク制御装置3Aにおいて、端末制御部31(図3参照)の端末データ記憶部311には、携帯電話端末1A、1B、1Cそれぞれの端末データ7Tが記憶されている。
バスが発車すると、携帯電話端末1A、1B、1Cは、同一の方向に進む(図4の丸数字1)。やがて、携帯電話端末1A、1B、1Cは、無線基地局2ABのセルに進入するとともに、無線基地局2AAのセルの外へ出ようとする(図4の丸数字2)。
携帯電話端末1A、1B、1Cは、そのことを検知すると、従来通り、無線基地局2ABへのハンドオーバの制御信号を無線ネットワーク制御装置3Aに発信する。
まず、携帯電話端末1Aは、無線基地局2AAのセルを出ようとしていることおよび無線基地局2ABのセルに進入したことを検知すると(図5の#101)、ハンドオーバの制御信号を発信する(#102)。
無線基地局2AAを配下に有する無線ネットワーク制御装置3つまり無線ネットワーク制御装置3Aにおいて、その制御信号が受信されると(#301)、端末制御部31のグループ処理要求部313は、発信元が現在所属しているグループを、その発信元の端末データ7T(つまり、携帯電話端末1Aの端末データ7T)に基づいて検知し(#302)、その発信元のためのグループの処理を行うようにユーザグループ制御部32に対して要求する(#303)。この際に、発信元の現在のグループをユーザグループ制御部32に通知する。今回は、いずれのグループにも所属していないことを通知する。
発信元つまり携帯電話端末1Aがいずれのグループにも所属おらずかつタイマ34がスタートしていない場合は、ユーザグループ制御部32のグループデータ制御部322およびタイマ管理部324は、次のような処理を行う。
グループデータ制御部322は、新たなグループを生成し(#304)、そのグループのグループデータ7Gをグループデータ記憶部321に記憶させる(#305)。そのグループデータ7Gには、そのグループのグループIDおよび携帯電話端末1Aの端末IDが示される。これにより、携帯電話端末1Aがそのグループに登録される。タイマ管理部324は、タイマ34をリセットしスタートさせる(#306)。
生成されたグループのグループIDが端末制御部31に通知されると(#307)、端末制御部31の端末データ制御部312は、携帯電話端末1Aの端末データ7Tを、そのグループIDおよびハンドオーバ先(つまり、新たな接続先となる無線基地局2AB)のセルID示されるように、更新する(#308)。
以下、携帯電話端末1Aのハンドオーバのための処理は、従来通りに行われる。つまり、セル変更端末通知部314が携帯電話端末1Aの端末IDを対向ノード制御部33に対して通知すると(#309)、対向ノード制御部33の信号編集処理部331は携帯電話端末1Aとの接続を行うように要求する信号(方路無線接続制御信号)を編集し、信号送信制御部332はそれが無線基地局2ABに送信されるように通信モジュールを制御する(#310)。
無線基地局2ABにおいて携帯電話端末1Aとの接続のためのリソースが捕捉され、制御信号が返信されてくると(#311)、受信信号解析部333はそれを解析することによって、携帯電話端末1Aが無線基地局2ABにハンドオーバできることを確認し、その旨を端末制御部31に通知する(#312)。
端末制御部31の信号送信制御部315は、無線基地局2ABにハンドオーバを行うように指令する制御信号を、携帯電話端末1Aに宛てて送信させる(#313)。そして、携帯電話端末1Aは、無線基地局2AAから無線基地局2ABへのハンドオーバを完了する。
携帯電話端末1Bも、携帯電話端末1Aと同様に、無線基地局2AAのセルを出ようとしていることおよび無線基地局2ABのセルに進入したことを検知すると(#103)、ハンドオーバの制御信号を発信する(#104)。
無線ネットワーク制御装置3Aにおいて、その制御信号が受信されると(#314)、端末制御部31のグループ処理要求部313は、携帯電話端末1Aの場合と同様に、発信元が現在所属しているグループを、その発信元の端末データ7T(つまり、携帯電話端末1Bの端末データ7T)に基づいて検知し(#315)、その発信元のためのグループの処理を行うようにユーザグループ制御部32に対して要求する(#316)。この際に検知結果を通知するが、今回は、携帯電話端末1Bがいずれのグループにも所属していないことを通知する。
ユーザグループ制御部32のグループデータ制御部322は、携帯電話端末1Aの場合(つまり、タイマ34がスタートしておらず、かつ、いずれのグループにも所属していない場合)は、新たにグループを生成し、そのグループに発信元を所属させた。しかし、タイマ34が計時中であり、かつ、発信元(ここでは、携帯電話端末1B)が携帯電話端末1Aと同一のハンドオーバを行おうとしている場合は、同一グループ端末判別部323によって携帯電話端末1Bが携帯電話端末1Aと同一のグループであると判別される。そして、グループデータ制御部322は、携帯電話端末1Bをそのグループに登録する(図6に進んで#317)。つまり、そのグループのグループデータ7Gに、携帯電話端末1Bの端末IDを追記する。
そのグループのグループIDが端末制御部31に通知されると(#318)、携帯電話端末1Aの場合と同様に、端末データ制御部312は、携帯電話端末1Bの端末データ7Tを、ハンドオーバ先(つまり、新たな接続先となる無線基地局2AB)のセルIDおよびそのグループIDが示されるように、更新する(#319)。それ以降の処理も、携帯電話端末1Aの場合と同様に行われる(#320〜#324)。そして、携帯電話端末1Bは、無線基地局2AAから無線基地局2ABへのハンドオーバを完了する。
携帯電話端末1Cも、タイマ34による計時が継続している間に、携帯電話端末1Bと同様に、無線基地局2AAのセルを出ようとしていることおよび無線基地局2ABのセルに進入したことを検知すると(#105)、ハンドオーバの制御信号を発信する(#106)。
すると、無線ネットワーク制御装置3Aおよび無線基地局2ABの各部は、携帯電話端末1Bの場合と同様の処理を行う(#325〜図7の#334)。そして、携帯電話端末1Cは、無線基地局2AAから無線基地局2ABへのハンドオーバを完了する。
タイマ管理部324は、タイマ34がグループ基準時間Taを計時したことを検知すると、タイマ34を停止させる(#335)。
つまり、グループ基準時間Taの間に、無線基地局2AAのセルから無線基地局2ABのセルへのハンドオーバを行う携帯電話端末1を、1つのグループにグループ化する。
さらにバスが走り続けると(図4の丸数字3)、やがて、携帯電話端末1A、1B、1Cは、無線基地局2ACのセルに進入するとともに、無線基地局2ABのセルの外へ出ようとする(図4の丸数字4)。
携帯電話端末1A、1B、1Cは、そのことを検知すると、従来通り、無線基地局2ACへのハンドオーバの制御信号を無線ネットワーク制御装置3Aに発信する。
まず、携帯電話端末1Aは、無線基地局2ABのセルを出ようとしていることおよび無線基地局2ACのセルに進入したことを検知すると(図7の#141)、ハンドオーバの制御信号を発信する(#142)。
無線ネットワーク制御装置3Aにおいて、その制御信号が受信されると(#341)、端末制御部31のグループ処理要求部313は、発信元が現在所属しているグループを、その発信元の端末データ7T(つまり、携帯電話端末1Aの端末データ7T)に基づいて検知し(#342)、その発信元のためのグループの処理を行うようにユーザグループ制御部32に対して要求する(#343)。この際に、発信元の現在のグループをユーザグループ制御部32に通知する。
発信元つまり携帯電話端末1Aがいずれかのグループに所属しているが、タイマ34がスタートしていない場合は、ユーザグループ制御部32のタイマ管理部324は、タイマ34をリセットしスタートさせ(#344)、グループデータ制御部322は、そのグループのグループデータ7Gをグループデータ記憶部321から呼び出し端末制御部31に与える(#345)。
すると、セル変更端末通知部314は、ハンドオーバを行う携帯電話端末1の端末IDとして、そのグループデータ7Gに示される端末ID(ここでは、携帯電話端末1A、1B、1Cの各端末ID)を対向ノード制御部33に通知する(#346)。
それらの端末IDに係る携帯電話端末1との接続を行うように要求する信号(方路無線接続制御信号)が、対向ノード制御部33の信号編集処理部331によって編集され、信号送信制御部332によって無線基地局2ACに送信される(#347)。
無線基地局2ACにおいて、受信信号解析部206(図2参照)は、無線ネットワーク制御装置3Aからの方路無線接続制御信号を解析することによって、無線基地局2ACにハンドオーバしようとしている携帯電話端末1(1A、1B、1C)を検知する。すると、それらと接続するためのリソースが捕捉され、接続が可能になった旨を知らせる制御信号が信号編集部207によって編集され信号送信部203によって無線ネットワーク制御装置3Aに返信される(#348)。
無線ネットワーク制御装置3Aにおいて、対向ノード制御部33の受信信号解析部333は無線基地局2ACからの制御信号を解析することによって、携帯電話端末1A、1B、1Cが無線基地局2ACにハンドオーバできることを確認し、その旨を、無線制御IDとともに端末制御部31およびユーザグループ制御部32に通知する(#349、#350)。
端末制御部31の端末データ制御部312は、携帯電話端末1Aの端末データ7Tに現在示されるセルIDをハンドオーバ先(つまり、無線基地局2AC)のセルIDに書き換えるとともに、その端末データ7Tに無線制御IDを追記する(図8の#351)。
ユーザグループ制御部32のグループデータ制御部322は、携帯電話端末1Aが所属するグループのグループデータ7Gに無線制御IDを追記する(#352)。
端末制御部31の信号送信制御部315は、無線基地局2ACにハンドオーバを行うように指令する制御信号が携帯電話端末1Aに宛てて送信されるように通信モジュールを制御する(#353)。そして、携帯電話端末1Aは、無線基地局2ABから無線基地局2ACへのハンドオーバを完了する。
携帯電話端末1Bも、携帯電話端末1Aと同様に、無線基地局2ABのセルを出ようとしていることおよび無線基地局2ACのセルに進入したことを検知すると(#143)、ハンドオーバの制御信号を発信する(#144)。
無線ネットワーク制御装置3Aにおいて、その制御信号が受信されると(#354)、グループ処理要求部313は、発信元つまり携帯電話端末1Bが現在所属しているグループを、携帯電話端末1Bの端末データ7Tに基づいて検知し(#355)、その発信元のためのグループの処理を行うようにユーザグループ制御部32に対して要求する(#356)。
ユーザグループ制御部32のグループデータ制御部322は、グループ処理要求部313からの要求があると、タイマ34が計時中であり、かつ、発信元(つまり、携帯電話端末1B)が所属するグループのグループデータ7Gに無線制御IDが示される場合は、その無線制御IDを端末制御部31に返答する(#357)。
端末制御部31の端末データ制御部312は、無線制御IDが返答された場合は、携帯電話端末1Bの端末データ7Tを、携帯電話端末1Aの端末データ7Tと同様に更新する。つまり、現在のセルIDをハンドオーバ先である無線基地局2ACのセルIDに書き換えるとともに、その無線制御IDを追記する(#358)。
信号送信制御部315は、無線基地局2ACにハンドオーバを行うように指令する制御信号が携帯電話端末1Bに宛てて送信されるように通信モジュールを制御する(#359)。そして、携帯電話端末1Bは、無線基地局2ABから無線基地局2ACへのハンドオーバを完了する。
携帯電話端末1Cも、タイマ34による計時が継続している間に、携帯電話端末1Bと同様に、無線基地局2ABのセルを出ようとしていることおよび無線基地局2ACのセルに進入したことを検知すると(#145)、ハンドオーバの制御信号を発信する(#146)。
すると、無線ネットワーク制御装置3Aおよび無線基地局2ACの各部は、携帯電話端末1Bの場合と同様の処理を行う(#360〜#365)。そして、携帯電話端末1Cは、無線基地局2ABから無線基地局2ACへのハンドオーバを完了する。
タイマ管理部324は、タイマ34がグループ基準時間Taを計時したことを検知すると、タイマ34を停止させる(#366)。これ以降に無線基地局2ACにハンドオーバしようとする携帯電話端末1があった場合については、後にで説明する。
このように、グループ化の後、グループに所属する複数台の携帯電話端末1がグループ基準時間Taにハンドオーバする場合は、従来のように携帯電話端末1がハンドオーバを行おうとしている旨を1台ごとにハンドオーバ先の無線基地局2に通知するのではなく、グループの携帯電話端末1すべてがハンドオーバを行おうとしている旨を通知する。
〔既存のグループへの携帯電話端末1の追加〕
図9ないし図12は既存のグループへの携帯電話端末1の追加の処理の流れの例を説明するフローチャートである。
携帯電話端末1A、1B、1Cを有する乗客を乗せたバスが、あるバス停に向かう。そのバス停は、無線基地局2ACのセルの中に位置する。そのバスがそのバス停に停車するまでには、携帯電話端末1A、1B、1Cは、前に図5〜図8で説明したような手順で、既に無線基地局2ACにハンドオーバされている。
その後、そのバスに乗車するために、ある乗客がそのバス停にやってくると、その乗客が携帯している携帯電話端末1Eも、無線基地局2ACのセルに進入したことを検知し(図9の#171)、無線基地局2ACへのハンドオーバの制御信号を無線ネットワーク制御装置3Aに発信する(#172)。
無線ネットワーク制御装置3Aにおいて、その制御信号が受信されると(#371)、端末制御部31のグループ処理要求部313は、前述の通り、発信元が現在所属しているグループを、その発信元の端末データ7T(つまり、携帯電話端末1Eの端末データ7T)に基づいて検知し(#372)、その発信元のためのグループの処理を行うようにユーザグループ制御部32に対して要求する(#373)。今回は、携帯電話端末1Eがいずれのグループにも所属していないことを通知する。
ユーザグループ制御部32のグループデータ制御部322は、携帯電話端末1Eが現在いずれのグループにも所属していないが、既にそのセルの無線基地局2(ここでは、無線基地局2AC)と接続されているグループが存在する場合は、携帯電話端末1Eをそのグループに仮登録する(#374)。つまり、携帯電話端末1Eの端末IDをそのグループのグループデータ7Gに追記する。ただし、携帯電話端末1Eが仮登録である旨を付記しておく。
そのグループのグループIDが端末制御部31に通知されると(#375)、図5〜図8の場合と同様に、端末データ制御部312は、携帯電話端末1Eの端末データ7Tを、ハンドオーバ先(つまり、新たな接続先となる無線基地局2AC)のセルIDおよびそのグループIDが示されるように、更新する(#376)。そして、それ以降の処理も、図5〜図8の場合と同様に行われる(#377〜#381)。そして、携帯電話端末1Eは、無線基地局2ACへのハンドオーバを完了する。
その乗客が乗車し、バスが発車すると、携帯電話端末1A、1B、1C、1Eは、同一の方向に進む。やがて、携帯電話端末1A、1B、1C、1Eは、無線基地局2ADのセルに進入するとともに、無線基地局2ACのセルの外へ出ようとする。
携帯電話端末1A、1B、1C、1Eは、そのことを検知すると、従来通り、無線基地局2ADへのハンドオーバの制御信号を無線ネットワーク制御装置3Aに発信する。すると、これらの携帯電話端末1を無線基地局2ADにハンドオーバさせるための処理が実行される。
既に正式にグループ化されている携帯電話端末1A、1B、1Cに関しては、前に図5〜図8で説明した無線基地局2ABから無線基地局2ACへのハンドオーバの場合と同様の手順で、処理が行われる(図10の#173、#174、#382〜#394、図11の#175〜#178、#395〜#3a6、図12の#3a7)。
今回も、1台目の携帯電話端末1(本例では、携帯電話端末1A)についてグループの処理の要求がユーザグループ制御部32に対してなされた後(#384)、タイマ34がリセットしスタートする(#385)。
一方、そのグループに仮登録されている携帯電話端末1Eについても、タイマ管理部324がグループ基準時間Taが経過したことを検知するまでにハンドオーバの制御信号が無線ネットワーク制御装置3Aで受信されれば(#3a8)、携帯電話端末1B、1Cの場合と同様に、無線基地局2ADへのハンドオーバが行われる(#3a9〜#3b5)。そして、携帯電話端末1Eは、そのグループに正式に登録される(#3b2)。
〔既存のグループからの携帯電話端末1の離脱〕
図13および図14は既存のグループからの携帯電話端末1の離脱のための処理の流れの例を説明するフローチャートである。
図9〜図12では、携帯電話端末1A、1B、1Cからなるグループに携帯電話端末1Eが追加される場合を説明した。次に、携帯電話端末1A、1B、1Cのうちのいずれかがグループから離脱する場合について説明する。
図5〜図8の手順で携帯電話端末1A、1B、1Cがグループ化された後、あるバス停にバスが停車する。そのバス停は、無線基地局2ACのセルの中に位置する。図9〜図12の例では、携帯電話端末1Eを有する乗客が乗車する場合を説明したが、ここでは、携帯電話端末1A、1B、1Cのいずれかを有する乗客が下車する場合について、図13および図14のフローチャートを参照しながら説明する。
そのバスがそのバス停に停車するまでに、携帯電話端末1A、1B、1Cは無線基地局2ACへのハンドオーバを完了している。よって、携帯電話端末1A、1B、1Cそれぞれの端末データ7Tには、無線基地局2ACのセルIDが示されている。また、そのグループのグループデータ7Gには、携帯電話端末1A、1B、1Cそれぞれの端末IDが示されている。
携帯電話端末1Cを有する乗客が下車し、バスが発車すると、やがて、携帯電話端末1A、1Bは、無線基地局2ADのセルに進入するとともに、無線基地局2ACのセルの外へ出ようとする。
携帯電話端末1A、1Bは、そのことを検知すると、従来通り、無線基地局2ADへのハンドオーバの制御信号を無線ネットワーク制御装置3Aに発信する(図13の#1c1、#1c2、図14の#1c3、#1c4)。
無線ネットワーク制御装置3Aおよび対向ノード(ここでは、無線基地局2AD)は、前に図7、図8のステップ#341〜#359で説明した手順で、そのグループの携帯電話端末を無線基地局2ADにハンドオーバさせるための処理を行う(#3c1〜#3e1)。今回も、1台目の携帯電話端末1(本例では、携帯電話端末1A)についてグループの処理の要求がユーザグループ制御部32に対してなされた後(#3c3)、タイマ34がリセットしスタートする(#3c4)。ただし、今回は、携帯電話端末1A、1Bのみがハンドオーバの制御信号を発信しているので、携帯電話端末1A、1Bのみのハンドオーバが完了する。
一方、携帯電話端末1Cは、タイマ34によってグループ基準時間Taが計測されるまでには(#3e2)、無線基地局2ADへのハンドオーバの制御信号を発信しない。
タイマ34がスタートしてからグループ基準時間Taが経過すると、その旨が端末制御部31に通知される(#3e3)。
端末制御部31のセル変更端末通知部314は、ハンドオーバの制御信号を未送信である携帯電話端末1つまり携帯電話端末1Cの端末IDを対向ノード制御部33に対して通知する(#3e4)。対向ノード制御部33の信号編集処理部331は携帯電話端末1Cのハンドオーバが不要である旨を示す制御信号を編集し、信号送信制御部332はそれが無線基地局2ADに送信されるように通信モジュールを制御する(#3e5)。
無線基地局2ADにおいて携帯電話端末1Cとの接続のためのリソースが開放され、制御信号が返信されてくると(#3e6)、受信信号解析部333はそれを解析することによって、携帯電話端末1Cが無線基地局2ADにハンドオーバしないことを確認し、その旨を端末制御部31に通知する(#3e7)。
ユーザグループ制御部32の同一グループ端末判別部323は、そのグループの携帯電話端末1のうち、グループ基準時間Taの間にハンドオーバを行ったものとそうでないものとをそれぞれカウントし、台数が少ない方の携帯電話端末1を、そのグループから離脱したと判別する(#3e8)。そして、グループデータ制御部322は、離脱した携帯電話端末1の端末IDをそのグループのグループデータ7Gから削除する(#3e9)。ここでは、携帯電話端末1Cの端末IDを削除する。さらに、携帯電話端末1Cの端末データ7TからそのグループのグループIDを削除する(#3f1)。
図15および図16は既存のグループからの携帯電話端末1の離脱のための処理の流れの例を説明するフローチャートである。
図13および図14では、バスから下車した乗客の携帯電話端末1よりも引き続き乗車している乗客の携帯電話端末1のほうが先にハンドオーバを行う場合について説明した。しかし、バスから下車した乗客の携帯電話端末1のほうが先にハンドオーバを行う場合がある。ここで、携帯電話端末1Aを有する乗客が下車し、携帯電話端末1Aが携帯電話端末1B、1Cよりも先にハンドオーバを行う場合のグループの管理の手順を、図15および図16のフローチャートを参照して説明する。
図5〜図8の手順で携帯電話端末1A、1B、1Cがグループ化された後、あるバス停にバスが停車する。そのバス停は、無線基地局2ACのセルの中に位置する。
携帯電話端末1A、1B、1Cは既に無線基地局2ACへのハンドオーバを完了している。よって、携帯電話端末1A、1B、1Cそれぞれの端末データ7Tには、無線基地局2ACのセルIDが示されている。また、そのグループのグループデータ7Gには、携帯電話端末1A、1B、1Cそれぞれの端末IDが示されている。
携帯電話端末1Aを有する乗客は、バスから下車し、すぐに別の自動車に乗り換えてそのバスとは異なる方向に発進する。そして、携帯電話端末1Aは、無線基地局2ADのセルに進入するとともに、無線基地局2ACのセルの外へ出ようとする。
携帯電話端末1Aは、そのことを検知すると、従来通り、無線基地局2ADへのハンドオーバの制御信号を無線ネットワーク制御装置3Aに発信する(図15の#1g1、#1g2)。以下、携帯電話端末1Bからのハンドオーバの制御信号の発信の有無を除き、図13、図14のステップ#3c1〜#3e1と同様の処理が、無線ネットワーク制御装置3Aおよび対向ノード(ここでは、無線基地局2AD)において実行される(#3g1〜#3h4)。これにより、携帯電話端末1Aのハンドオーバが完了する。今回も、グループの処理の要求がユーザグループ制御部32に対してなされた後(#3g3)、タイマ34がリセットしスタートする(#3g4)。
しかし、携帯電話端末1B、1Cは、タイマ34によってグループ基準時間Taが計測されるまでには(#3e2)、無線基地局2ADへのハンドオーバの制御信号を発信しない。そこで、図13、図14の場合と同様に、対向ノードにおいて捕捉されている携帯電話端末1B、1Cのためのリソースを開放するための処理が行われる(#3h6〜#3i1)。
ユーザグループ制御部32の同一グループ端末判別部323は、ハンドオーバを行った携帯電話端末1とそうでない携帯電話端末1とをそれぞれカウントし、台数が少ない方を、グループから離脱したと判別する(#3i2)。そして、グループデータ制御部322は、離脱した携帯電話端末1(ここでは、携帯電話端末1A)の端末IDをそのグループのグループデータ7Gから削除するとともに、グループIDを1つ前の状態に戻す(#3i3)。端末制御部31の端末データ制御部312は、携帯電話端末1Aの端末データ7TからそのグループのグループIDを削除する(#3i4)。
本実施形態によると、基地局対向送受信装置を乗物ごとに設けることなく、かつ、自律した通信を行うための手段を携帯電話端末1ごとに設けることなく、複数台の携帯電話端末1が同一の無線基地局2に一斉にハンドオーバする際のリソースの捕捉を円滑に行うことができる。しかも、そのための手段を、無線基地局2および無線ネットワーク制御装置3における従来の制御方法を変更するだけで、実現することができる。よって、従来よりも簡単に、複数台の移動機のハンドオーバを支援することができる。
グループ基準時間Taは、任意に設定することができる。無線ネットワーク制御装置3ごとにグループ基準時間Taの値が異なってもよい。例えば、新幹線のような高速の乗物の通る地域の無線ネットワーク制御装置3のグループ基準時間Taを短めに設定し、スピードをあまり出せない繁華街の無線ネットワーク制御装置3のグループ基準時間Taを長めに設定してもよい。または、グループ化の際に使用するグループ基準時間Taとグループ化後のグループ基準時間Taとを異なるようにしてもよい。
本実施形態では、無線基地局2は、無線ネットワーク制御装置3からの通知に従って、ハンドオーバを行わない携帯電話端末1のために捕捉(確保)しておいたリソースを開放したが、無線基地局2自身でリソースを捕捉してからの時間を計測し、所定の時間を経過してもハンドオーバして来ない携帯電話端末1があればその携帯電話端末1のためのリソースを開放してもよい。
図17は2台の無線ネットワーク制御装置3A、3Bを跨いでハンドオーバが行われる場合の例を説明するための図である。
本実施形態では、同一の無線ネットワーク制御装置3の配下にある一方の無線基地局2から他方の無線基地局2へのハンドオーバを例に説明したが、互いの異なる無線ネットワーク制御装置3の配下にある一方の無線基地局2から他方の無線基地局2へのハンドオーバを行う場合にも、本発明を適用することができる。
例えば、図17に示すように、同じグループに所属する3台の携帯電話端末1が無線ネットワーク制御装置3Aの配下の無線基地局2ABから無線ネットワーク制御装置3Bの配下の無線基地局2BAへのハンドオーバを行う際は、無線ネットワーク制御装置3Aは、対向ノードとして無線ネットワーク制御装置3Bを選択する。そして、無線ネットワーク制御装置3Bに対して、無線基地局2BAへのハンドオーバのためのリソースの捕捉を要求するとともに、このグループの管理を無線ネットワーク制御装置3Bに引き継げばよい。つまり、これらの携帯電話端末1についての無線リンクの要求のメッセージを一括して無線ネットワーク制御装置3Bに送信すればよい。
本実施形態では、CDMA2000またはW−CDMAなどの規格に基づく無線通信システムを例に説明したが、本発明は、無線LANまたはPHSなど、他の方式の無線通信システムにも、適用可能である。
本実施形態では、タイマ34による計時の開始および終了を、グループ処理要求部313からの要求があったタイミングで行ったが、他のタイミングで行ってもよい。例えば、携帯電話端末1からのハンドオーバの制御信号が受信されたタイミングで行ってもよい。いずれにせよ、グループ基準時間Taの期間中にハンドオーバを行う携帯電話端末1を特定できればよい。
その他、携帯電話システム100、無線基地局2、無線ネットワーク制御装置3、関門移動交換局4の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、端末データ7T、グループデータ7Gの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
携帯電話システムの全体的な構成の例を示す図である。 無線基地局の構成を例を示す図である。 無線ネットワーク制御装置の構成の例を示す図である。 携帯電話端末の移動の例を説明する図である。 新規のグループの設定およびグループ単位のハンドオーバのための処理の流れの例を説明するフローチャートである。 新規のグループの設定およびグループ単位のハンドオーバのための処理の流れの例を説明するフローチャートである。 新規のグループの設定およびグループ単位のハンドオーバのための処理の流れの例を説明するフローチャートである。 新規のグループの設定およびグループ単位のハンドオーバのための処理の流れの例を説明するフローチャートである。 既存のグループへの携帯電話端末の追加の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 既存のグループへの携帯電話端末の追加の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 既存のグループへの携帯電話端末の追加の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 既存のグループへの携帯電話端末の追加の処理の流れの例を説明するフローチャートである。 既存のグループからの携帯電話端末の離脱のための処理の流れの例を説明するフローチャートである。 既存のグループからの携帯電話端末の離脱のための処理の流れの例を説明するフローチャートである。 既存のグループからの携帯電話端末の離脱のための処理の流れの例を説明するフローチャートである。 既存のグループからの携帯電話端末の離脱のための処理の流れの例を説明するフローチャートである。 2台の無線ネットワーク制御装置を跨いでハンドオーバが行われる場合の例を説明するための図である。
符号の説明
1 携帯電話端末(移動機)
2 無線基地局
3 無線ネットワーク制御装置
322 グループデータ制御部(グループ化処理手段)
323 同一グループ端末判別部(グループ化処理手段)
332 信号送信制御部(通知手段)

Claims (8)

  1. 無線ネットワーク制御装置に、
    所定の期間に同一の無線基地局へのハンドオーバを行う複数台の移動機を同一のグループにグループ化するグループ化処理と、
    移動機が無線基地局へのハンドオーバを行う際に、当該移動機の識別情報および当該移動機と同一のグループに所属する他の移動機の識別情報を当該無線基地局に通知する通知処理と、
    を実行させる、
    ことを特徴とする移動機のハンドオーバの支援方法。
  2. 無線基地局に、
    無線ネットワーク制御装置から通知された複数の識別情報それぞれに係る移動機のためのリソースを確保するリソース確保処理を実行させる、
    請求項1記載の移動機のハンドオーバの支援方法。
  3. 無線ネットワーク制御装置に、
    同一のグループに所属する一部の移動機が所定の期間に同一の無線基地局にハンドオーバを行ったが残りの移動機が当該所定の期間に当該無線基地局にハンドオーバを行わなかった場合に、当該一部の移動機または当該残りの移動機のいずれか一方を当該グループから除外する除外処理を実行させる、
    請求項2記載の移動機のハンドオーバの支援方法。
  4. 前記除外処理においては、同一のグループに所属する一部の移動機と残りの移動機とのうち、台数の少ないほうを当該グループから除外する、
    請求項3記載の移動機のハンドオーバの支援方法。
  5. 無線基地局に、
    無線ネットワーク制御装置から通知された複数の識別情報それぞれに係る移動機のためのリソースを確保した後、所定の期間を経過しても当該無線基地局へのハンドオーバが行われない移動機がある場合は、当該移動機のためのリソースを開放するリソース開放処理を実行させる、
    請求項2ないし請求項4のいずれかに記載の移動機のハンドオーバの支援方法。
  6. 複数の無線基地局を制御する無線ネットワーク制御装置であって、
    前記無線基地局のうちの特定の1台へのハンドオーバを所定の期間に行う複数台の移動機を同一のグループにグループ化するグループ化処理手段と、
    移動機が前記無線基地局へのハンドオーバを行う際に、当該移動機の識別情報および当該移動機と同一のグループに所属する他の移動機の識別情報を当該無線基地局に通知する通知手段と、
    を有することを特徴とする無線ネットワーク制御装置。
  7. 無線ネットワーク制御装置から通知された複数の識別情報それぞれに係る移動機のためのリソースを確保するリソース確保手段と、
    前記無線ネットワーク制御装置から通知された複数の識別情報それぞれに係る移動機のためのリソースを確保した後、所定の期間を経過してもハンドオーバを行わない移動機がある場合は、当該移動機のためのリソースを開放する、リソース開放処理手段と、
    を有することを特徴とする無線基地局。
  8. 複数の無線基地局を制御する無線ネットワーク制御装置のために用いられるコンピュータプログラムであって、
    当該無線ネットワーク制御装置に、
    前記無線基地局のうちの特定の1台へのハンドオーバを所定の期間に行う複数台の移動機を同一のグループにグループ化する処理を実行させ、
    移動機が前記無線基地局へのハンドオーバを行う際に、当該移動機の識別情報および当該移動機と同一のグループに所属する他の移動機の識別情報を当該無線基地局に通知する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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