JP2008210745A - 漏電遮断器 - Google Patents
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Abstract
【課題】漏電遮断器の開閉部の付近で発生した短絡事故や漏電事故を確実に検出し、これらの事故に伴う漏電遮断器の焼損を未然に防止することのできる漏電遮断器を提供する。
【解決手段】多極構成の漏電遮断器の内部の開閉部付近に絶縁劣化を検出するために検出電極を設置し、この電極を、零相変流器を貫通しない接続線により任意の一つの極の主電路導体の零相変流器より負荷側端子側の箇所に接続して、開閉部の絶縁部材を通して検出電極と他の極の主電路導体の間に流れる漏洩電流を零相変流器で検出できるようにする。
【選択図】図1
【解決手段】多極構成の漏電遮断器の内部の開閉部付近に絶縁劣化を検出するために検出電極を設置し、この電極を、零相変流器を貫通しない接続線により任意の一つの極の主電路導体の零相変流器より負荷側端子側の箇所に接続して、開閉部の絶縁部材を通して検出電極と他の極の主電路導体の間に流れる漏洩電流を零相変流器で検出できるようにする。
【選択図】図1
Description
この発明は、電気回路における地絡や漏電の発生を検知して電気回路を遮断し、負荷および電気回路を漏電等から保護する漏電遮断器に関する。
図6に、特許文献1などに示された従来の一般的な2極構成の漏電遮断器の内部回路構成を示す。
この図おいて、1は漏電遮断器であり、両端に電源側端子R,Tおよび負荷側端子U,Wを有する主電路2、この主電路2を開閉する開閉部3、主電路2の過電流を検出する過電流検出部4、主電路2を流れる不平衡電流を検出する零相変流器5、零相変流器5の2次出力電流の大きさを判別して漏電の発生を検知する漏電検出回路6、過電流検出部4または漏電検出回路6の出力により駆動されて開閉部3の開閉接触子を開閉する図示しない開閉機構を引き外して、閉極された開閉接触子を開極させる引外し機構7、零相変流器5にテスト用不平衡電流を流すためのテスト抵抗81およびテストスイッチ82からなるテスト回路8により構成されている。
このような漏電遮断器1は、開閉部3を閉じて、負荷側端子に接続された図示しない負荷へ給電している状態で、主電路2の電流が過電流になると、過電流検出部4がこれを検出して、引外し機構7を作動させて、開閉部3を引き外して主電路2を遮断し、負荷および漏電遮断器1を過電流から保護する。
また、負荷回路に漏電が発生し、主電路2に不平衡電流が流れると、零相変流器5の2次側に出力が発生する。この零相変流器5の2次出力電流の大きさが規定の設定値を越えると、漏電検出回路6が漏電検出信号を発生し、引外し機構7に与える。これにより引外し機構7が作動し、開閉部3を引き外し、主電路2を遮断し、負荷回路を漏電から保護する。
漏電遮断器1の開閉部3は、規格に準拠した遮断性能を有し、過電流または漏電により遮断動作をした後も十分な絶縁性能を保つように構成されているが、開閉部3の内部の開閉接触子を保持する絶縁部材は、遮断動作に伴って発生するアークにより接点金属の溶融飛沫が表面に付着したり、表面が炭化されたりするダメージを受け、絶縁が劣化する。遮断条件が定格遮断容量を超えるような場合等においては、この開閉部の絶縁部材の受けるダメージがより大きくなる。
特開2000−276997号公報
このように開閉部の絶縁部材がダメージを受けた状態で、漏電遮断器1を、図7に示すように、開閉部3を閉じて負荷に給電を続け、高温多湿等の過酷な周囲環境で長期間使用した場合は、開閉部のホルダ等の絶縁部材により支持された各極の開閉接触子の対向する空間Aで絶縁劣化による漏電事故または相間短絡事故が発生する恐れが大きくなる。このような漏電事故や、短絡事故が発生しても、これらは過電流検出部4および零相変流器5より前(電源側)に配置された開閉部3の付近で起こるため、過電流検出部4、零相変流器5、漏電検出回路6のいずれも作動せず、漏電事故および短絡事項に対する遮断動作が行われないので、漏電遮断器1が焼損したり、場合によっては人身事故を起こしたりする危険がある。また、事故後、焼損した漏電遮断器の交換等のためのメンテナンスに多大の労力と費用を要する問題もある。
この発明は、このような問題を解決するため、漏電遮断器の開閉部の付近で発生した漏電事故や短絡事故を確実に検出し、これらの事故に伴う漏電遮断器の焼損を未然に防止することのできる漏電遮断器を提供することを課題とするものである。
このような課題を解決するために、この発明の第1の発明は、多極の電源側端子と負荷側端子間を接続する主電路と、この主電路の各極電路を開閉する開閉接触子を備えた開閉部と、前記主電路の開閉部より負荷側端子側に設置されそれぞれ主電路の過電流および不平衡電流を検出する過電流検出部および零相変流器と、前記零相変流器の2次出力の大きさを判別して漏電の発生を検知する漏電検出回路と、前記過電流検出部および漏電検出回路の出力により作動され、前記開閉部の開閉機構を引き外して開閉接触子を開極させる引外し装置とを備えた漏電遮断器において、前記開閉部の少なくとも2極の開閉接触子の間の付近に絶縁劣化を検出するための検出電極を設置し、この検出電極を、前記零相変流器を貫通しない接続線により前記2極の内の一方の極の主電路の導体の前記零相変流器より負荷側端子側の個所に接続したことを特徴とするものである。
第2の発明は、第1の発明の漏電遮断器において、この漏電遮断器を2極構成の漏電遮断器としたことを特徴とするものである。
第3の発明は、第1の発明の漏電遮断器において、この漏電遮断器を3極構成の漏電遮断器で構成し、この漏電遮断器の開閉部の中央極の開閉接触子と両外側極の開閉接触子との間の付近にそれぞれ前記検出電極を設置し、これらの電極を、前記零相変流器を貫通しない接続線により両外側の極の何れか一方の極の導体の前記零相変流器より負荷側端子側の個所に接続したことを特徴とするものである。
第4の発明は、第1の発明の漏電遮断器において、この漏電遮断器を3極構成の漏電遮断器で構成し、前記開閉部の中央極の開閉接触子と両外側の極の開閉接触子との間の付近にそれぞれ前記検出電極を設置し、これらの検出電極を、前記零相変流器を貫通しない接続線により主回路の両外側極の導体の前記零相変流器より負荷側端子側の個所にそれぞれ接続したことを特徴とするものである。
第5の発明は、第1の発明の漏電遮断器において、漏電遮断器を3極構成の漏電遮断器で構成し、両外側の2極を単相の電源および負荷に接続し、中央極の主電路導体を検出電極とし、この検出電極を、前記零相変流器を貫通しない接続線により、両外側の何れか一方の極の主電路導体の前記零相変流器より負荷側端子側の個所に接続したことを特徴とするものである。
この発明によれば、開閉部の少なくとも2極の開閉接触子の間の付近に絶縁劣化を検出する検出電極を設置し、この電極を、零相変流器を貫通しない接続線により前記2極の内の一方の極の主電路の導体の零相変流器より負荷側端子側の個所に接続することにより、開閉部の開閉接触子を支持する絶縁材製のホルダ等の絶縁性能が、遮断動作、長時間の使用などによってダメージを受けて劣化している場合には、検出電極と開閉部の他方の極の開閉接触子との間で絶縁部材を通して漏れ電流または短絡電流が流れる。この漏れ電流は一方極の主電路導体側では、零相変流器を貫通するが、他方極の主電路導体側を流れる電流は、零相変流器を貫通しない接続線を介して零相変流器をバイパスして流れるため、零相変流器に対しては不平衡電流となり、この不平衡電流を零相変流器により検出することができるとともに、短絡電流のような過大電流の場合は、一方極の電路導体中の過電流検出部によりこれを検出することができる。
この零相変流器により検出された不平衡電流が設定値より大きい場合には、漏電検出回路が動作し、その出力信号により引外し装置を作動させ、開閉部の開閉接触子を引き外して開極させ主電路電流を遮断するように動作し、これにより漏電遮断器内部の、特に開閉部の絶縁部材を漏洩する漏れ電流による漏電遮断器の焼損を未然に防止することができる。また、短絡事故の場合は、過電流検出部の検出出力により、引外し装置を介して、開閉部が引き外され、開閉接触子が開極して短絡電流を遮断するので、漏電遮断器が内部の短絡電流により焼損されるのを防止することができる。
この発明の実施の形態を図に示す実施例について説明する。
図1は、この発明を2極構成の漏電遮断器に適用した第1の実施例を示す回路構成図である。
図1において、1は、2極構成の漏電遮断器である。この漏電遮断器1は、2極の電源側端子R,Tと負荷側端子U,W間を接続する2極の主電路2、この主電路2を開閉する2極の開閉接触子3a、3cを備えた開閉部3、主電路2の過電流を検出する過電流検出部4、主電路2の2極の導体2a、2cを貫通させてこの主電路2に流れる不平衡電流を検出する零相変流器5、この零相変流器5の2次出力電流が設定値より大きくなるとこれを判別して漏電検出信号を発生する漏電検出回路6、過電流検出部4および漏電検出回路6の出力信号により作動され、開閉部3の図示しない開閉機構を引き外し投入された開閉接触子を開極させて、主電路2に流れる電流を遮断する引外し機構7を備えている。
また、2極の主電路導体の零相変流器5より電源側端子側の個所と負荷側端子側の個所とをテスト抵抗81とテストスイッチ82を直列接続してなるテスト回路8により接続して、漏電遮断器1の動作テストが行えるようにしている。
さらに、この発明にしたがって、開閉部3の付近のR相極の主電路導体2aとT相極の主電路導体2cとの間に絶縁劣化を検出するための検出電極10が設置されている。この検出電極10は、零相変流器5を貫通しないでこれをバイパスする接続線11により一方のR相極の主電路導体2aの零相変流器5より負荷側端子(U)側のPa点に接続され、R相極の主電路導体2aと同じ電位にされている。
このような漏電遮断器1において、図2に示すように開閉部3を投入して負荷へ給電している状態で、開閉部3の開閉接触子を保持する絶縁ホルダ等の絶縁部材の絶縁性能が劣化すると、検出電極10とT相極の主電路導体2cとの間に加わる電圧により、開閉部3の開閉接触子3cを保持する絶縁ホルダ等の絶縁部材を通して電流が漏洩するようになる。
この漏洩電流irは、図2に点線矢印で示すように、R相電源端子−開閉接触子3a−主電路導体2a−Pa点−接続線11−検出電極10−主電路導体2c−開閉接触子3c−T相電源端子の経路で流れる。この漏洩電流irは、主電路導体2aのみを介して零相変流器5を貫流することになるので、零相変流器5にとっては不平衡電流となり、零相変流器5の2次側にこの漏洩電流irの大きさに応じた大きさの出力電流が発生する。この2次出力電流が予め設定された設定値より多くなると、漏電検出回路6がこれを判別して、漏電検出信号を発生し、引外し装置7に与える。これにより、引外し装置7が作動し、開閉部3の図示しない開閉機構を引き外し、開閉接触子3a、3cを開極させ、主電路2の電流を遮断して漏電遮断器1を漏電電流から保護する。
この場合、開閉部3の部分を絶縁する絶縁部材の絶縁劣化が大きい場合には、検出電極10と主電路導体2cとの間が短絡されることになるので、図2に点線矢印で示す経路を流れる電流irが過大な短絡電流となる。このような過大な短絡電流は、過電流検出部4により検知されるので、ほぼ発生と同時に、引外し装置7が作動され、開閉部3を開極させて短絡電流を直ちに遮断し、漏電遮断器1を短絡電流から保護することができる。
次に、図3にこの発明の第2の実施例を示す。この実施例2は、3極構成の漏電遮断器に適用した例である。
この図3の漏電遮断器1は、電源側端子および負荷側端子、主電路2の導体、開閉部3の開閉接触子等がそれぞれ3個ずつ設けられている。構成的には、前記図1の2極構成の漏電遮断器のR相極とT相極の中間にS相極を構成する主電路導体2bおよび開閉接触子3bが追加された構成となっている。
この実施例2においては、中央のS相極の主電路導体2bと両外側のR相極およびT相極の間の開閉部3の付近にそれぞれ絶縁劣化を検出するための検出電極10a、10bを設置している。これらの検出電極は、零相変流器5を貫通しない接続線11により共通に両外側極の一方のR相極の主電路導体2aの零相変流器5より負荷側端子U側のPa点に接続され、R相極の主電路導体2aと同じ電位にされる。
この実施例2における漏電遮断器において、開閉部3を投入して負荷へ給電している際に、開閉部3付近の開閉接触子を保持する絶縁ホルダ等の絶縁部材の絶縁が劣化し、この絶縁部材に漏電が生じるようになると、図3に点線矢印で示すようにR相極の主電路導体2aから接続線11を介して漏洩電流irが流れる。この漏洩電流irは、検出電極10a、10bから開閉接触子3b、3c付近の絶縁部材を通して主電路導体2b、2cへ流れる。この漏洩電流irは、主電路導体2aのみを介して零相変流器5を貫流することになるので、零相変流器にとっては不平衡電流となり、零相変流器5によって検出することができる。零相変流器5から漏洩電流irの大きさに応じた2次出力電流が得られ、この2次出力電流の大きさが漏電検出回路6で判別され、予め設定された設定値より大きくなったとき、漏電検出信号が発生される。
漏電検出回路6から漏電検出信号が与えられることにより、引外し装置7が作動し、開閉部3の図示しない開閉機構を引き外し、全極の開閉接触子を開極させる。これにより主電路2を流れる電流が遮断されるので、漏電遮断器1がその内部で発生した漏洩電流により焼損されるのを防止することができる。
図4にこの発明の第3の実施例を示す。この実施例3も3極構成の漏電遮断器に適用した例である。
この実施例3においては、図4に示すように、中央のS相極の主電路導体2bと両外側のR相極およびT相極の主電路導体2aおよび2cの間に設置された絶縁劣化を検出するための検出電極10aおよび10bがそれぞれ零相変流器を貫通しない接続線11aおよび11bにより、両外側極の主電路導体2aおよび2cの零相変流器5より負荷側端子側のPa点およびPc点に接続され、主電路導体2aおよび2cと同じ電位に置かれる。
この実施例3の漏電遮断器1において、開閉部3付近の絶縁部材の絶縁が劣化した場合には、検出電極10aおよび10bと中央極の主電路導体2bとの間で絶縁部材を通して電流が漏洩し、点線矢印で示すように漏洩電流ira、ircが流れる。主電路導体2bに流れる漏洩電流iraおよびircは零相変流器5を貫流しないので、零相変流器5には不平衡電流となる。このため、零相変流器5から漏洩電流iraおよびircに応じた2次出力電流が得られる。この2次出力電流が予め設定された設定値より大きいことが判別されると、漏電検出回路6から漏電検出信号が発生されて引外し装置7に与えられる。これにより引外し装置が作動し、開閉部3の図示しない開閉機構が引き外されて開閉接触子が開極し、主電路2が遮断され、内部に発生した漏電電流により漏電遮断器1が焼損されるのを防止することができる。
図5は、この発明の第4の実施例を示すものである。この実施例4は、3極構成の漏電遮断器を2極(単相)回路に使用した例である。
この3極構成の漏電遮断器1は、ここでは、両外側極の電源側端子R、Tおよび負荷側端子U、Wに単相の電源および負荷を接続し、中央極の端子SおよびVには何も接続しないでこれを空けておく。そして、中央極の主電路導体2bの零相変流器5より開閉部3側のPb点を零相変流器5を貫通しない接続線11により両外側極のうちの一方のR相極の主電路導体2aの零相変流器5より負荷側端子側のPa点に接続し、主電路導体2bを主電路導体2aと同じ電位にして、絶縁劣化を検出するための検出電極として利用するようにしている。
このような漏電遮断器1により開閉部3を閉じて負荷へ給電している状態で、開閉部3の絶縁部材に絶縁劣化が生じると、主電路導体2aと同電位にある主電路導体2bからT相極の主電路導体2c上の開閉部3の絶縁部材を通して漏電するようになるため、図5に点線矢印で示すように漏電電流irが流れる。この電流は、接続線11が零相変流器5を貫通しないため、零相変流器5には不平衡電流となり、零相変流器5の2次側にはこの漏電電流irに対応した出力電流が生じる。この零相変流器5の2次出力電流の大きさが漏電検出回路6で判別され、予め設定した設定値より大きい場合にはこの漏電検出回路6から漏電検出信号が発生され、引外し装置7に与えられる。これにより引外し装置7が開閉部3の図示しない開閉機構を引き外し、開閉接触子3a〜3cを開極して主電路2の電流を遮断するので、漏電電流irによる漏電遮断器1の焼損を防止することができる。
この発明によれば、以上説明したように、多極構成の漏電遮断器の内部の開閉部付近に絶縁劣化を検出するために検出電極を設置し、この電極を零相変流器を貫通しない接続線により任意の一つの極の主電路導体の零相変流器より負荷側端子側の箇所に接続して、開閉部の絶縁部材を通して検出電極と他の極の主電路導体の間に流れる漏洩電流を零相変流器で検出できるようにしているので、開閉部付近の絶縁部材に絶縁劣化により漏電が生じたとき、これを確実に検出して主電路を遮断することができるので、遮断器内部における漏電事故や短絡事故から遮断器自身を保護することができる。
1:漏電遮断器
2:主電路
3:開閉部
4:過電流検出部
5:零相変流器
6:漏電検出回路
7:引外し装置
8:テスト回路
10:検出電極
11:接続線
2:主電路
3:開閉部
4:過電流検出部
5:零相変流器
6:漏電検出回路
7:引外し装置
8:テスト回路
10:検出電極
11:接続線
Claims (5)
- 多極の電源側端子と負荷側端子間を接続する主電路と、この主電路の各極電路を開閉する開閉接触子を備えた開閉部と、前記主電路の開閉部より負荷側端子側に設置されそれぞれ主電路の過電流および不平衡電流を検出する過電流検出部および零相変流器と、前記零相変流器の2次出力の大きさを判別して漏電の発生を検知する漏電検出回路と、前記過電流検出部および漏電検出回路の出力により作動され、前記開閉部の開閉機構を引き外して開閉接触子を開極させる引外し装置とを備えた漏電遮断器において、前記開閉部の少なくとも2極の開閉接触子の間の付近に絶縁劣化を検出するための検出電極を設置し、この検出電極を、前記零相変流器を貫通しない接続線により前記2極の内の一方の極の主電路の導体の前記零相変流器より負荷側端子側の個所に接続したことを特徴とする漏電遮断器。
- 請求項1記載の漏電遮断器において、この漏電遮断器を2極構成の漏電遮断器としたことを特徴とする漏電遮断器。
- 請求項1に記載の漏電遮断器において、この漏電遮断器を3極構成の漏電遮断器で構成し、この漏電遮断器の開閉部の中央極の開閉接触子と両外側極の開閉接触子との間の付近にそれぞれ前記検出電極を設置し、これらの電極を、前記零相変流器を貫通しない接続線により両外側の極の何れか一方の極の導体の前記零相変流器より負荷側端子側の個所に接続したことを特徴とする漏電遮断器。
- 請求項1に記載の漏電遮断器において、この漏電遮断器を3極構成の漏電遮断器で構成し、前記開閉部の中央極の開閉接触子と両外側の極の開閉接触子との間の付近にそれぞれ前記検出電極を設置し、これらの検出電極を、前記零相変流器を貫通しない接続線により主回路の両外側極の導体の前記零相変流器より負荷側端子側の個所にそれぞれ接続したことを特徴とする漏電遮断器。
- 請求項1に記載の漏電遮断器において、漏電遮断器を3極構成の漏電遮断器で構成し、両外側の2極を単相の電源および負荷に接続し、中央極の主電路導体を検出電極とし、この検出電極を、前記零相変流器を貫通しない接続線により、両外側の何れか一方の極の主電路導体の前記零相変流器より負荷側端子側の個所に接続したことを特徴とする漏電遮断器。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108321767A (zh) * | 2018-02-28 | 2018-07-24 | 厦门大学嘉庚学院 | 伴地线电气防火方法 |
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2007
- 2007-02-28 JP JP2007048728A patent/JP2008210745A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108321767A (zh) * | 2018-02-28 | 2018-07-24 | 厦门大学嘉庚学院 | 伴地线电气防火方法 |
CN108321767B (zh) * | 2018-02-28 | 2023-10-27 | 厦门大学嘉庚学院 | 伴地线电气防火方法 |
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