JP2008210121A - ポイント処理装置およびポイント処理システム - Google Patents

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Mamoru Takanabe
守 高鍋
Yuichiro Nakagawa
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Abstract

【課題】店舗ごとにポイントを管理することができるようにする。
【解決手段】決済端末10およびセンターサーバ30とのそれぞれに接続される店舗サーバ20を設置する。店舗サーバ20は、ポイント情報テーブル252と販促情報テーブル253とを備える。店舗サーバ20は、会員IDと決済金額とを含む決済情報を決済端末10から受け付け、受け付けた決済情報に含まれている決済金額と販促情報とに基づいて、会員にポイントを加算するかどうかを判定する。店舗サーバ20は、ポイントを加算する場合、決済金額と販促情報とに基づいて加算するポイント数を決定し、決定したポイント数をポイント情報テーブル252のポイント数に加算する。店舗サーバ20は、ポイントを減算する場合、ポイント処理要求をセンターサーバ30に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポイント処理装置およびポイント処理システムに関する。
会員に対する販売促進の一環としてポイントを発行することが行われている。会員に付与されたポイントは、店舗に設置されるキオスク端末や、複数の店舗を集中管理するサーバ装置において管理される。特許文献1では、ポイント端末が取得したポイント処理に必要な情報に基づいて付与されるポイントが、ポイント処理装置において累積する仕組みが開示されている。
特開2005−85006号公報。
しかしながら、サーバ側でポイントを管理するようにすると、会員にポイントを発行する度にサーバにアクセスをする必要があり、サーバの処理負荷や通信路の通信負荷が高くなる。一方、ポイントを店舗ごとに管理すると、他の店舗で買い物をする場合などには、会員がポイントを使うことができなくなる。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、店舗ごとにポイントを管理することのできるポイント処理装置およびポイント処理システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明のうち主たる発明は、店舗ごとに設置され、会員に付与されたポイントの残高を管理する残高テーブルを有するポイント管理装置と通信可能に接続されるポイント処理装置であって、前記残高テーブルに記憶されている前記会員ごとの前記残高を取得する残高取得部と、前記会員を特定する会員IDに対応付けて、前記会員についての前記ポイントの前記残高を記憶する残高記憶部と、前記会員が利用した金額に応じて前記ポイントを加算するか減算するかを決定するための演算決定情報および前記金額に応じて加算するポイント数を決定するための加算数決定情報を含む販促情報を記憶する販促情報記憶部と、前記会員IDおよび前記会員が利用した金額を含む決済情報の入力を受け付ける決済情報入力部と、前記決済情報に含まれる前記金額および前記販促情報に含まれる前記演算決定情報に基づいて前記ポイントを加算するかどうかを判定する加算決定部と、前記ポイントを加算する場合、前記決済情報に含まれる前記金額および前記販促情報に含まれる前記加算数決定情報に基づいて前記ポイント数を決定し、決定した前記ポイント数を、前記決済情報に含まれる前記会員IDに対応する前記残高記憶部の前記残高に加算する加算処理部と、前記ポイントを減算する場合、前記決済情報に含まれる前記会員IDおよび前記金額を含む、前記ポイントを減算するように指示するポイント減算要求を前記ポイント管理装置に送信する減算処理部と、を備えることとする。
本発明によれば、店舗ごとにポイントを管理することができる。
==システム構成==
図1は、本実施形態に係るポイント処理システムの全体構成を示す図である。本実施形態のポイント処理システムは、ポイントを用いて会員に対する販促を行うためのものである。本実施形態では、会員が店舗において商品やサービスを購入した場合に、その購入額に応じてポイントを付与し、会員の購入額や累積のポイント数などが所定の条件を満たした場合には、クーポン券や商品券などのチケットを発行する。
図1に示すように、本実施形態のポイント処理システムは、決済端末10、店舗サーバ20およびセンターサーバ30を含んで構成されている。
決済端末10は、店舗において決済処理を行うコンピュータである。決済端末10は、例えば、POS(Point Of Sales)端末やレジスタとして機能する。決済端末10には、一般的なパーソナルコンピュータなどを用いることもできる。
店舗サーバ20は、店舗において会員のポイントを管理するコンピュータである。店舗サーバ20は、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどである。店舗サーバ20と決済端末10とは、LAN(Local Area Network)41を介して接続されている。LAN41は、例えば、イーサネット(登録商標)や構内電話回線網などにより構築される通信路である。LAN41は、有線であってもよいし、無線であってもよい。店舗サーバ20は、決済端末10から決済金額を受信して、決済金額に応じて、会員に付与するポイント数を決定する。また、後述するように、会員に対して発券を行う場合など、会員のポイントを減算する必要がある場合には、店舗サーバ20は、センターサーバ30にポイントの発行処理を委譲する。
センターサーバ30は、各店舗の会員のポイントを統括して管理するコンピュータである。センターサーバ30は、例えば、ワークステーションやパーソナルコンピュータであり、本部などに設置される。店舗サーバ20とセンターサーバ30とは通信ネットワーク42を介して接続されている。通信ネットワーク42は、例えば、インターネットやVAN(Value Added Network)であり、公衆電話回線網や専用電話回線、フレームリレー網などにより接続される。センターサーバ30は、後述するように、会員のポイントを管理するテーブルを有しており、会員に対して付与されたポイントを定期的に店舗サーバ20から受信して会員のポイントを更新する。また、発券を伴う販促がある場合、センターサーバ30は、店舗サーバ20からの要求に応じて、ポイントの減算処理を行う。
==決済端末10==
図2は、決済端末10のハードウェア構成を示す図である。同図に示すように、決済端末10は、CPU101、メモリ102、記憶装置103、通信インタフェース104、入力装置105、出力装置106、印刷装置107を備えている。記憶装置103は、各種のプログラムやデータを記憶する、例えば、ハードディスクドライブやCD−ROMドライブなどである。CPU101は、記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより各種の機能を実現する。通信インタフェース104は、LAN41に接続するためのインタフェースである。通信インタフェース104は、例えば、イーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタや、電話回線網に接続するためのモデムなどである。入力装置105は、データの入力を受け付ける、例えばキーボードやタッチパネル、マウス、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置106は、データを出力する、例えばディスプレイやスピーカなどである。印刷装置107は、チケットなどの印刷を行う。
図3は、決済端末10のソフトウェア構成を示す図である。同図に示すように、決済端末10は、決済処理部111、ポイント処理要求送信部112、ポイント発行情報受信部113、ポイント発行情報出力部114、タンキング情報送信部115、タンキング情報テーブル151を備えている。
決済処理部111は、会員に対する決済処理を行う。決済処理部111は、一般的なPOS端末などにおいて行われるレジスタ機能を実現し、少なくとも会員に対して決済された決済金額を取得する。また、決済処理部111は、会員の識別情報(以下、会員IDという。)を取得する。決済処理部111は、例えば、磁気カードやICカードなどの会員証から会員IDを読み出すようにしてもよいし、入力装置105を介して会員IDの入力を受け付けるようにしてもよい。
ポイント処理要求送信部112は、ポイントを用いた販促を行うように指示するコマンド(以下、ポイント処理要求という。)を店舗サーバ20に送信する。本実施形態では、決済金額に応じて会員にポイントが加算されるが、決済額やポイントの累積額などに応じて商品券などが発券される場合には、所定数のポイントが減算される。
ポイント発行情報受信部113は、ポイント処理要求に応じて店舗サーバ20から送信される、会員に対して発行されたポイント数を含む情報(以下、ポイント発行情報という。)を受信する。なお、ポイント発行情報には、会員に対して発券すべきチケットに関する情報(以下、発券情報という。)が含まれることもある。
ポイント発行情報出力部114は、ポイント発行情報に含まれるポイント数を出力する。また、ポイント発行情報出力部114は、ポイント発行情報に発券情報が含まれている場合、発券情報に基づいて印刷装置107を制御してチケットを印刷する。
タンキング情報テーブル151は、会員に対してポイントを発行した取引に係る情報(以下、タンキング情報という。)を記憶する。タンキング情報テーブル151に登録されるタンキング情報の構成例を図4に示す。同図に示すように、タンキング情報には、処理ID、会員ID、処理日付およびポイントが含まれている。取引IDは、会員に対するポイントの発行取引を識別する情報である。処理日付は、ポイントを発行した日付であり、ポイントは、発行されたポイント数である。
タンキング情報送信部115は、タンキング情報テーブル151に記憶されているタンキング情報を店舗サーバ20に送信する。タンキング情報送信部115は、例えば、日計処理などにおいて、店舗の従業員からの指示に応じてタンキング情報を送信する。これにより、店舗サーバ20において、タンキング情報と、店舗サーバ20で管理するポイントの発行履歴とを照合することができる。
なお、上述した決済処理部111、ポイント処理要求送信部112、ポイント発行情報受信部113、ポイント発行情報出力部114およびタンキング情報送信部115は、決済端末10が備えるCPU101が記憶装置103に記憶されているプログラムを実行することにより実現される。また、タンキング情報テーブル151は、決済端末10が備えるメモリ102や記憶装置103が提供する記憶領域として実現される。
==センターサーバ30==
図5は、センターサーバ30のハードウェア構成を示す図である。同図に示すように、センターサーバ30は、CPU301、メモリ302、記憶装置303、通信インタフェース304を備えている。記憶装置303は、各種のプログラムやデータを記憶する、例えば、ハードディスクドライブやCD−ROMドライブ、フラッシュメモリなどである。CPU301は、記憶装置303に記憶されているプログラムをメモリ302に読み出して実行することにより各種の機能を実現する。通信インタフェース304は、通信ネットワーク42に接続するためのインタフェースである。通信インタフェース304は、例えば、イーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタや、電話回線網に接続するためのモデムである。
図6は、センターサーバ30のソフトウェア構成を示す図である。同図に示すように、センターサーバ30は、ポイント処理要求受信部311、ポイント処理部312、ポイント発行情報送信部313、同期要求受信部314、更新情報送信部315、店舗情報テーブル351、会員情報テーブル352、ポイント情報テーブル353、販促情報テーブル354、券種情報テーブル355、履歴情報テーブル356を備えている。
店舗情報テーブル351は、店舗サーバ20が設置される店舗に関する情報(以下、店舗情報という。)を記憶する。店舗情報テーブル351に記憶される店舗情報の構成例を図7に示す。同図に示すように、店舗情報は、エリアID、企業ID、店舗ID、店舗名、会員数、発行ポイント数を含んでいる。店舗IDは、店舗の識別情報であり、エリアIDは、店舗が設置されている商圏を特定する情報である。企業IDは、店舗を運営する企業の識別情報である。会員数は、エリアIDが示す商圏に所属する会員の数である。発行ポイント数は、エリアIDが示す商圏に所属する会員に付与されたポイント数の合計である。
会員情報テーブル352は、会員に関する情報(以下、会員情報という。)が記憶される。会員情報テーブル352に記憶される会員情報の構成例を図8に示す。同図に示すように、会員情報は、会員が所属する商圏を示すエリアID、会員を識別する会員ID、会員の氏名、住所、年齢、性別が含まれている。
ポイント情報テーブル353(本発明の残高テーブルに該当する。)は、会員に付与されたポイントに関する情報(以下、ポイント情報という。)を記憶する。ポイント情報テーブル353に記憶されるポイント情報の構成例を図9に示す。同図に示すように、ポイント情報は、会員ID、ポイント残高、累積ポイント数、累積買上金額、累積来店回数が含まれている。ポイント残高は、現在会員に付与されているポイントの残高であり、累積ポイント数は、会員に対して発行されたポイント数の類型である。累積買上金額は、会員が決裁を行った金額の累積値である。
販促情報テーブル354は、会員に対して行う販促に関する情報(以下、販促情報という。)を記憶する。本実施形態では、販促情報には、会員に対して発行するポイントのポイント数を決定する情報と、会員に対してチケットを発行する場合に減算するポイント数を決定する情報とが含まれる。販促情報テーブル354に記憶される販促情報の構成例を図10に示す。同図に示すように、販促情報には、販促ID、店舗ID、対象期間、累積条件、金額条件、券種ID、ポイントレートが含まれている。販促IDは、販促情報の識別情報である。対象期間は、会員に対する販促を行う期間であり、金額条件は、会員の決裁金額に対する条件である。後述するように、決済時点が対象期間内であり、累積のポイント数が累積条件にマッチし、かつ、決済金額が金額条件にマッチした場合に、ポイントまたはチケットが発行される。券種ID(本発明の演算決定情報に対応する。)は、発行するチケットに関する後述の券種情報を特定する情報である。券種IDが設定されていない場合に会員にポイントが加算され、設定されている場合には、ポイントが減算されて、チケットが印刷される。なお、クーポン券のように、チケットによってはポイントが減算されないこともある。ポイントレート(本発明の加算数決定情報に対応する。)は、発行するポイント数または使用するポイント数を決定するための情報である。本実施形態では、決済金額に対する割合であるものとする。なお、販促情報には、上記の条件以外にも各種の条件を設定するようにすることができる。また、発行するポイント数は、所定の定数としてもよいし、会員の累積ポイント数に対する割合などとしてもよい。
券種情報テーブル355は、発行するチケットに関する情報(以下、券種情報という。)を記憶する。券種情報テーブル355に記憶される券種情報の構成例を図11に示す。同図に示すように、券種情報は、券種IDに対応付けて、印字情報、発券ポイント数、バーコード情報、画像情報が含まれている。印字情報は、チケットに印刷する文字列である。発券ポイント数は、チケットを発行する場合に消費するポイント数である。発券ポイント数に値が設定されていない場合(図11の例では「−」が設定されている場合)には、ポイントの減算なしにチケットが印刷される。バーコード情報は、バーコードとして印刷するデータである。画像情報は、チケットに印刷する画像を示す画像データである。
履歴情報テーブル356は、会員に対して行われたポイントに関する処理の履歴情報が記憶される。履歴情報テーブル356に記憶される履歴情報の構成例を図12に示す。同図に示すように、履歴情報は、取引ID、端末ID、エリアID、会員ID、電文区分、処理日時、ポイント数が含まれている。取引IDは、ポイントを発行する取引を特定する情報である。端末IDは、決済処理を行った決済端末の端末IDであり、エリアID、決裁を行った会員の所属する商圏を示す情報である。電文区分は、履歴情報がセンターサーバ30で作成されたかどうかを示す。センターサーバ30で作成された履歴情報には「1」が設定され、後述する店舗サーバ20で作成された履歴情報には「0」が設定される。
ポイント処理要求受信部311は、店舗サーバ20から送信される、ポイントの発行処理を行うように指示するコマンド(以下、ポイント処理要求という。)を受信する。ポイント処理要求には、端末IDや会員ID、決済金額などが設定される。ポイント処理部312(本発明の減算処理部に該当する。)は、ポイント処理要求に応じて、販促情報に基づき、会員に発行するポイント数を算出する。ポイント発行情報送信部313は、ポイント処理部312が算出したポイント数などを含むポイント発行情報を店舗サーバ20に送信する。なお、ポイント処理要求に応じてポイント数を算出する処理の詳細については後述する。
同期要求受信部314は、店舗サーバ20から送信される、店舗サーバ20とセンターサーバ30との間でデータを同期するように指示するコマンド(以下、同期要求という。)を受信する。後述するように、同期要求には、店舗サーバ20で発行されたポイントに関する履歴情報などが設定され、同期要求受信部314は、同期要求に設定されている履歴情報を履歴情報テーブル356に追加登録する。
更新情報送信部315は、同期要求に応じて、同期要求の送信元の店舗サーバ20が設置されている商圏に対応する会員情報、ポイント情報、販促情報および券種情報を各テーブルから読み出し、読み出した情報を含む更新情報を店舗サーバ20に送信する。
なお、上述したポイント処理要求受信部311、ポイント処理部312、ポイント発行情報送信部313、同期要求受信部314および更新情報送信部315は、センターサーバ30が備えるCPU301が記憶装置303に記憶されているプログラムをメモリ302に読み出して実行することにより実現される。また、店舗情報テーブル351、会員情報テーブル352、ポイント情報テーブル353、販促情報テーブル354、券種情報テーブル355および履歴情報テーブル356の各テーブルは、センターサーバ30が備えるメモリ202や記憶装置203が提供する記憶領域として実現される。
==店舗サーバ20==
図13は、店舗サーバ20のハードウェア構成を示す図である。同図に示すように、店舗サーバ20は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204および205を備えている。記憶装置203は、各種のプログラムやデータを記憶する、例えばハードディスクドライブやCD−ROMドライブ、フラッシュメモリなどである。CPU201は、記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することで各種の機能を実現する。通信インタフェース204は、LAN41に接続するためのインタフェースであり、通信インタフェース205は、通信ネットワーク42に接続するためのインタフェースである。通信インタフェース204および205は、例えば、イーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタや電話回線網に接続するためのモデムである。
図14は、店舗サーバ20のソフトウェア構成を示す図である。同図に示すように、店舗サーバ20は、ポイント処理要求受信部211、ポイント処理部212、通信障害検知部213、ポイント処理要求送信部214、ポイント発行情報受信部215、ポイント発行情報送信部216、同期要求送信部217、更新情報受信部218、タンキング情報受信部219、取引出力部220、会員情報テーブル251、ポイント情報テーブル252、販促情報テーブル253、券種情報テーブル254、履歴情報テーブル255を備えている。
会員情報テーブル251、ポイント情報テーブル252(本発明の残高記憶部に該当する。)、販促情報テーブル253、券種情報テーブル254および履歴情報テーブル255は、それぞれ上述したセンターサーバ30が備える会員情報テーブル352、ポイント情報テーブル353、販促情報テーブル354、券種情報テーブル355および履歴情報テーブル356と同様の構成である。ここで、センターサーバ30の各テーブルに記憶されている情報のうち、店舗サーバ20が設置されている店舗が属する商圏に関するものだけが店舗サーバ20の各テーブルに記憶される。すなわち、会員情報テーブル251には、店舗の商圏を示すエリアIDに対応する会員情報のみが記憶され、ポイント情報テーブル353には、会員情報テーブル251に登録されている会員情報に対応するポイント情報のみが記憶される。販促情報テーブル253には、店舗を示す店舗IDに対応する販促情報のみが記憶され、券種情報テーブル254には、販促情報テーブル253に記憶されている販促情報の券種IDが示す券種情報のみが登録されている。また、履歴情報テーブル255には、店舗サーバ20において発行されたポイントに関する履歴情報のみが登録される。なお、履歴情報テーブル255に登録される履歴情報の詳細については後述する。
ポイント処理要求受信部211は、決済端末10から送信されるポイント処理要求を受信する。
ポイント処理部212(本発明の加算決定部、および加算処理部に該当する。)は、会員に対するポイントの発行処理を行う。具体的には、ポイント処理部212は、ポイント処理要求に応じて会員に発行するポイントを決定し、発行するポイントに関する情報(以下、ポイント発行情報という。)を生成する。なお、ポイント処理部212によるポイントの発行処理の詳細については後述する。
通信障害検知部213は、店舗サーバ20とセンターサーバ30との間の通信の異常を検知する。通信障害検知部213は、例えば、定期的にセンターサーバ30に対してリクエストを送信し、センターサーバ30から応答があるかどうかを判断することにより、通信の障害を検知することができる。
ポイント処理要求送信部214は、決済端末10から受信したポイント処理要求に、新たに生成した取引IDや、店舗サーバ20が設置されている店舗を示す店舗IDを設定してセンターサーバ30に送信する。後述するように、ポイント処理要求送信部214は、チケットの発券を伴う販促を行う場合に、ポイント処理要求をセンターサーバ30に送信する。
ポイント発行情報受信部215は、ポイント処理要求に応じてセンターサーバ30から送信されるポイント発行情報を受信する。
ポイント発行情報送信部216は、ポイント処理部212が生成したポイント発行情報またはポイント発行情報受信部215がセンターサーバ30から受信したポイント発行情報を決済端末10に送信する。
同期要求送信部217は、同期要求をセンターサーバ30に送信する。後述するように、同期要求には、店舗IDと、履歴情報テーブル255に記憶されている履歴情報のうち、電文区分が「1」であるものとが含まれる。同期要求に含まれる履歴情報は、センターサーバ30の履歴情報テーブル356に追加登録される。
更新情報受信部218は、同期要求に応じてセンターサーバ30から送信される更新情報を受信する。更新情報には、後述するように、最新の会員情報、ポイント情報、販促情報および券種情報が含まれる。更新情報受信部218は、会員情報テーブル251、ポイント情報テーブル252、販促情報テーブル253および券種情報テーブル254のレコードを削除して、更新情報に含まれる情報を各テーブルに登録する。
タンキング情報受信部219は、決済端末10から送信されるタンキング情報を受信する。
取引出力部220は、タンキング情報と履歴情報とを一覧表示する。取引出力部220は、タンキング情報受信部219が受信したタンキング情報のそれぞれについて、タンキング情報に含まれる取引IDに対応する履歴情報を履歴情報テーブル255から読み出し、読み出した履歴情報とタンキング情報とを対応付けて出力する。これにより、決済端末10において処理されたポイントの履歴と、店舗サーバ20で処理されたポイントの履歴とが対応付けて出力される。したがって、店舗の管理者などはこの出力を参考にして、処理が適切に行われたかどうかを監査することができる。
なお、上述したポイント処理要求受信部211、ポイント処理部212、通信障害検知部213、ポイント処理要求送信部214、ポイント発行情報受信部215、ポイント発行情報送信部216、同期要求送信部217、更新情報受信部218、タンキング情報受信部219および取引出力部220はそれぞれ、店舗サーバ20が備えるCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現される。また、上述した会員情報テーブル251、ポイント情報テーブル252、販促情報テーブル253、券種情報テーブル254および履歴情報テーブル255の各テーブルは、店舗サーバ20が備えるメモリ202や記憶装置203が提供する記憶領域として実現される。
==ポイントの発行処理==
以下、本実施形態のポイント処理システムの処理について説明する。
まず、図15〜21は、本実施形態のポイント処理システムにおけるポイントの発行処理の流れを説明するための図である。本実施形態では、会員が店舗において商品やサービスを購入した際に、決済金額に応じてポイントが発行され、また会員のポイントを使ってチケットが発行される。
図15は、決済時における決済端末10の処理の流れを示す図である。
決済端末10は、会員IDの入力を受け付ける(S501)。会員IDは、例えば、磁気カードやICカードなどから読み取るようにしてもよいし、タッチパネルやキーボードなどの入力装置105から入力するようにしてもよい。
決済端末10は、入力された会員IDと、決済端末10の端末IDおよび商品やサービスの決済金額を設定したポイント処理要求を店舗サーバ20に送信し(S502)、ポイント処理要求に応じて店舗サーバ20から送信されるポイント発行情報を受信する(S503)。
決済端末10は、受信したポイント発行情報に含まれている取引ID、会員ID、発行ポイント数と、現在の日付とを設定したタンキング情報を生成し、生成したタンキング情報をタンキング情報テーブル151に登録する(S504)。決済端末10は、を出力装置106に出力する(S505)。具体的には、決済端末10は、ポイント発行情報に含まれるポイント数を出力装置106に出力する。また、決済端末10は、ポイント発行情報にチケット用の券種情報のリストが含まれている場合には、リストに含まれている券種情報に基づいてチケットを印刷する。
図16は、店舗サーバ20がポイント処理要求を受信したときの処理の流れを示す図である。
店舗サーバ20は、ポイント処理要求に含まれている会員IDに対応する会員情報を会員情報テーブル251から読み出し、会員IDに対応するポイント情報をポイント情報テーブル252から読み出して(S521)、ポイント情報の累積買上金額にポイント処理要求に含まれている決済金額を加算する(S522)。
ここで店舗サーバ20は、センターサーバ30との間の通信に異常がないかどうかを判定する(S523)。センターサーバ30との間の通信に異常がある場合(S523:YES)、販促情報テーブル253から、券種IDに値が設定されていない販促情報を読み出し(S524)、異常がない場合には(S523:NO)、販促情報テーブル253から全ての販促情報を読み出す(S525)。
店舗サーバ20は、履歴情報テーブル255において連番となる新規の取引IDを生成し(S526)、各変数の初期化を行う。すなわち、店舗サーバ20は、チケット発行フラグを偽に設定し、発行数を0に設定し、累積発行数を0に設定する(S527)。
次に、店舗サーバ20は、図17に示す、決済金額に応じた発行数の算出処理を行う(S528)。
店舗サーバ20は、上記の読み出した販促情報のそれぞれについて、現在の日付が販促情報の対象期間内であるかどうかを判定し(S541)、決済金額が販促情報の金額条件を満たすかどうかを判定する(S542)。店舗サーバ20は、現在の日付が販促情報の対象期間内であり(S541:YES)、かつ決済金額が販促情報の金額条件を満たす場合に(S542:YES)、販促情報の券種IDに値が設定されていたときは(S543:NO)、券種情報テーブル254から券種IDに対応する券種情報を読み出し(S544)、読み出した券種情報の発券ポイント数が正の数であるかどうかを判定する(S545)。ここで発券ポイント数が正の値である場合には(S545:YES)、ポイントを使用したチケットが発行されることになり、店舗サーバ20は、チケット発行フラグを真に設定して(S546)、処理を終了する。
一方、券種IDに値が設定されていない場合(S543:YES)、または券種情報の発券ポイント数が0以下であった場合には(S545:NO)、決済金額に販促情報のポイントレートを乗じた値を発行数に加算する(S547)。
店舗サーバ20は、以上の処理を各販促情報について繰り返した後、ポイント情報のポイント数および累積ポイント数のそれぞれに発行数を加算する(S548)。
以上の処理により発行処理フラグが真のままであった場合(S529:YES)、店舗サーバ20は、図18に示す累積ポイント数に応じた累積発行数の算出処理を行う(S530)。
店舗サーバ20は、上記の販促情報のそれぞれについて、現在の日付が販促情報の対象期間内であるかどうかを判定し(S561)、決済金額が販促情報の金額条件を満たすかどうかを判定する(S562)。店舗サーバ20は、現在の日付が販促情報の対象期間内であり(S561:YES)、かつ決済金額が販促情報の金額条件を満たす場合に(S562:YES)、決済金額に販促情報のポイントレートを乗じた数を累積発行数に加算する(S563)。
店舗サーバ20は、以上の処理を繰り返すことにより算出された累積発行数を、ポイント情報のポイント数および累積ポイント数のそれぞれに加算する(S564)。
以上のようにして累積発行数が算出される。
店舗サーバ20は、発行数および累積発行数を加算して発行ポイント数とし(S531)、生成した取引ID、ポイント処理要求に含まれる端末ID、会員情報に含まれるエリアID、ポイント処理要求に含まれる会員ID、現在の日時、電文区分としての「0」、およびポイント数としての発行ポイント数を設定した履歴情報を生成し、生成した履歴情報を履歴情報テーブル255に登録する(S532)。
また、店舗サーバ20は、上述の取引ID、会員IDおよび発行ポイント数を設定したポイント発行情報を生成し、生成したポイント発行情報を決済端末10に送信する(S533)。
一方、上述した図17の処理において、チケット発行フラグが真となった場合(S529:YES)、店舗サーバ20は、生成した取引IDと店舗IDとをポイント処理要求に設定してセンターサーバ30に送信して(S534)、センターサーバ30でポイントの処理を行うようにする。
店舗サーバ20は、ポイント処理要求に応じてセンターサーバ30から送信されるポイント発行情報を受信し(S535)、取引IDと電文区分としての「1」のみを設定した履歴情報を生成して履歴情報テーブル255に登録するとともに(S536)、受信したポイント発行情報を決済端末10に送信する(S537)。
図19は、店舗サーバ20からのポイント処理要求に応じてセンターサーバ30が行う処理の流れを示す図である。
センターサーバ30は、ポイント処理要求に含まれている会員IDに対応する会員情報を会員情報テーブル352から読み出し、会員IDに対応するポイント情報をポイント情報テーブル353から読み出す(S581)。センターサーバ30は、ポイント処理要求に含まれている決済金額をポイント情報の累積買上金額に加算する(S582)。
センターサーバ30は、券種情報を格納するリストを空にして(S583)、図20に示す発行数の算出処理を行う(S584)。
センターサーバ30は、発行数を0に初期化し(S601)、販促情報テーブル354に記憶されている販促情報のそれぞれについて以下の処理を行う。
センターサーバ30は、現在の日付が販促情報の対象期間内であり(S602:YES)、かつ決済金額が販促情報の金額条件を満たす場合に(S603:YES)、販促情報に券種IDが設定されているときは(S604)、券種IDに対応する券種情報を券種情報テーブル355から読み出す(S605)。センターサーバ30は、読み出した券種情報をリストに追加し(S606)、券種情報の発券ポイント数を発行数から減算する(S607)。
また、センターサーバ30は、決済金額に販促情報のポイントレートを乗じた数を発行数に加算する(S608)。
以上の処理を繰り返した後、センターサーバ30は、ポイント情報のポイント数および累積ポイント数のそれぞれに発行数を加算する(S609)。
センターサーバ30は、以上のようにして発行数を算出した後、図21に示す累積発行数の算出処理を行う(S585)。
センターサーバ30は、累積発行数を0に初期化し(S621)、販促情報テーブル354に記憶されている販促情報のそれぞれについて以下の処理を行う。
センターサーバ30は、現在の日付が販促情報の対象期間内であり(S622:YES)、かつポイント情報の累積ポイント数が販促情報の累積条件を満たす場合(S623:YES)、決済金額に販促情報のポイントレートを乗じた値を累積発行数に加算する(S624)。
センターサーバ30は、以上の処理を繰り返して累積発行数を算出した後、ポイント情報のポイント数および累積ポイント数のそれぞれに累積発行数を加算する(S625)。
次に、センターサーバ30は、上述のようにして算出した発行数および累積発行数の和を発行ポイント数として(S586)、ポイント処理要求に含まれる取引IDおよび端末ID、会員情報に含まれるエリアID、ポイント処理要求に含まれる会員ID、現在の日時、電文区分としての「0」、並びに発行ポイント数を設定した履歴情報を生成し、生成した履歴情報を履歴情報テーブル356に登録する(S587)。また、センターサーバ30は、上記の取引ID、会員ID、発行ポイント数、および券種情報のリストを設定したポイント発行情報を店舗サーバ20に送信する(S588)。
==同期処理==
図22は、店舗サーバ20とセンターサーバ30との間でデータを同期する処理の流れを示す図である。図22に示す同期処理は、所定の時間ごとに定期的に行われるものとする。
店舗サーバ20は、履歴情報テーブル255に記憶されている履歴情報を読み出し(S701)、読み出した履歴情報から電文区分が「1」であるものを除外する(S702)。店舗サーバ20は、店舗IDと、上記の履歴情報とを含む同期要求をセンターサーバ30に送信する(S703)。
センターサーバ30は、同期要求を受信すると、同期要求に含まれている履歴情報を履歴情報テーブル356に追加登録する(S704)。また、センターサーバ30は、同期情報に含まれている履歴情報に基づいて、会員IDごとにポイント数を合計し(S705)、各会員IDについて、会員IDに対応するポイント情報を取得し、合計したポイント数をポイント情報のポイント数および累積ポイント数に加算する(S706)。
センターサーバ30は、同期要求に設定されている店舗IDに対応する店舗情報を店舗情報テーブル351から読み出し(S707)、読み出した店舗情報のエリアIDに対応する会員情報を会員情報テーブル352から読み出す(S708)。センターサーバ30は、読み出した会員情報の会員IDに対応するポイント情報をポイント情報テーブル353から読み出す(S709)。
また、センターサーバ30は、店舗IDに対応する販促情報を販促情報テーブル354から読み出し(S710)、読み出した販促情報の券種IDに対応する券種情報を券種情報テーブル355から読み出す(S711)。
センターサーバ30は、上記のようにして読み出した会員情報、ポイント情報、販促情報および券種情報を含む更新情報を店舗サーバ20に送信する(S712)。
店舗サーバ20は、センターサーバ30から更新情報を受信すると、会員情報を会員情報テーブル251から削除し、ポイント情報をポイント情報テーブル252から削除し、販促情報を販促情報テーブル253から削除し、券種情報を券種情報テーブル254から削除する(S713)。店舗サーバ20は、受信した更新情報に含まれている会員情報を会員情報テーブル251に登録し、更新情報に含まれているポイント情報をポイント情報テーブル252に登録し、更新情報に含まれている販促情報を販促情報テーブル253に登録し、更新情報に含まれている券種情報を券種情報テーブル254に登録する(S714)。
以上のようにして、店舗サーバ20において発行されたポイントの履歴がセンターサーバ30に登録されるとともに、他の店舗の店舗サーバ20で発行されたポイントや、センターサーバ30で発行されたポイントなどを反映したポイント情報や、最新の販促情報などが店舗サーバ20のテーブルに登録される。したがって、会員が他の店舗においてポイントの付与を受けていても、定期的に店舗においてもそのポイントが反映されるようになる。
以上説明したように、本実施形態のポイント処理システムによれば、センターサーバ30においてポイントが集中管理されるとともに、店舗サーバ20においてもポイントが管理され、ポイントを発行するときには店舗サーバ20においてポイントが加算処理され、ポイントが使われるときにはセンターサーバ30においてポイントが減算処理されるようにすることができる。
したがって、ポイントを発行する場合には、センターサーバ30にアクセスすることなくポイントの発行処理を行うことができるので、ポイントの発行処理にかかるセンターサーバ30の処理負荷を低減し、またセンターサーバ30にアクセスするための通信負荷を低減することができる。これにより、より効率的にポイントの発行処理を行うことができる。よって、多くの店舗が存在する場合でも、効率的なポイントの処理を行うことが可能となる。
一方、ポイントを使う場合には、センターサーバ30においてポイントの処理を行うようにすることができる。ポイントの使用をセンターサーバ30で集中的に行うことで、複数の店舗において会員がポイントを利用するような場合でも、会員に付与されたポイント以上のポイントが利用されることを防ぐことができる。
また、本実施形態のポイント処理システムでは、店舗サーバ20とセンターサーバ30との間の通信に異常が発生した場合には、ポイントを使う販促を行わないようにして、通信を行わないようにする一方、ポイントの発行による販促は継続することができる。したがって、仮設の店舗など、通信状況が悪い環境であっても、ポイントを用いた販促を効果的に行うことが可能となる。また、店舗サーバ20とセンターサーバ30との間は常に接続されていなくてもよいので、通信コストを低減することができる。
また、本実施形態のポイント処理システムでは、センターサーバ30と店舗サーバ20との間で定期的にデータの同期を行うことができるので、同一商圏内の他の店舗においても、会員に対するポイントを正確に把握することができる。
また、本実施形態のポイント処理システムでは、決済端末10において蓄積されるタンキング情報と、店舗サーバ20で蓄積される履歴情報とを対応付けて出力することができる。したがって、店舗の管理者は、ポイント処理システムにおけるポイントの発行処理が適切になされたかどうかを監査することができる。
また、本実施形態のポイント処理システムでは、センターサーバ30において処理されたポイントについても、連番となる取引IDを設定した履歴情報を店舗サーバ20に蓄積することができる。したがって、店舗サーバ20に蓄積される履歴情報の取引IDの連続性を担保することができるので、決済端末10に蓄積されるタンキング情報と、店舗サーバ20に蓄積される履歴情報との間で取引IDによる照合を行うことができる。よって、管理者は、正確な監査を行うことができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、本実施形態では、ポイントやチケットを発行する条件として、日付と決済金額と累積ポイント数に対する条件を販促情報に管理するようにしたが、これに限らず各種の条件をつけるようにすることができる。例えば、会員の住所や年齢、性別、ポイントの残高、累積売上金額などに対しての条件を販促情報に含まるようにすることができる。これらの組み合わせに対しての条件を含めるようにしてもよい。
また、本実施形態では、同一商圏内の会員についての情報のみを同期するものとしたが、これに限らず、全ての会員についての会員情報やポイント情報などを同期するようにしてもよい。
また、本実施形態では、センターサーバ30から店舗サーバ20への更新情報には、簡単のため、対応する情報を全て含めるようにしたが、センターサーバ30において追加や更新された情報だけを含めるようにしてもよい。
なお、本発明には以下の態様も含まれる。
複数種類のポイントを用意し、それぞれの種類のポイントの付与(算出)を、それぞれ異なる装置で実行する。この場合、装置ごとに、自身で付与(算出)するポイントの種類に対応するポイント付与率を格納しておき、各装置が、自身が格納しているポイント付与率と購入金額とに基づいてポイントを算出する。
この態様を上述した図1のシステム構成で実現する場合、決済金額に比例するポイント(以下、基本ポイントという。)や、店舗ごとに顧客に対して付与するポイント(以下、ローカルポイントという。)は、決済端末10または店舗サーバ20において算出するようにする。この際、基本ポイントのように決済金額などの要素に応じて変更するポイントについては、店舗サーバ20で算出し、ローカルポイントのうち、顧客に一律に付与するようなポイントについては、決済端末10で算出するようにしてもよい。
また、上客に手厚くポイントを付与するなど、利用者に異なるポイント付与率を設定する場合には、センターサーバ30の会員情報テーブル352に記憶される会員情報は、会員ごとのポイント付与率を含み、センターサーバ30は、購入金額や累積ポイント、累積買上金額などと、会員情報に含まれるポイント付与率とに基づいてポイントを算出する。
さらに、当該態様については、以下のいずれのように制御してもよい。
(1)決済端末10および店舗サーバ20は、ポイント算出要求がある場合、ポイント算出要求に含まれる、ポイントの種別を識別するポイント識別子に基づいて、自身でポイントの算出処理を行うべきかどうかを判断し、自身で算出すべきときにはポイントの算出処理を実行し、そうでなければ、決済端末10は店舗サーバ20にポイント算出要求を送信し、店舗サーバ20はセンターサーバ30にポイント算出要求を送信する。
(2)決済端末10および店舗サーバ20の少なくともいずれかは、ポイント算出要求がある場合、例えば店舗IDなど、センターサーバ30でのポイント算出に必要な情報を特定し、この情報を特定する処理と並行して、自身でポイントの算出処理を行うべきかどうかを判断する処理を行う。
本実施形態に係るポイント処理システムの全体構成を示す図である。 決済端末10のハードウェア構成を示す図である。 決済端末10のソフトウェア構成を示す図である。 タンキング情報の構成例を示す図である。 センターサーバ30のハードウェア構成を示す図である。 センターサーバ30のソフトウェア構成を示す図である。 店舗情報の構成例を示す図である。 会員情報の構成例を示す図である。 ポイント情報の構成例を示す図である。 販促情報の構成例を示す図である。 券種情報の構成例を示す図である。 履歴情報の構成例を示す図である。 店舗サーバ20のハードウェア構成を示す図である。 店舗サーバ20のソフトウェア構成を示す図である。 決済時における決済端末10の処理の流れを示す図である。 店舗サーバ20がポイント処理要求を受信したときの処理の流れを示す図である。 店舗サーバ20による発行数の算出処理の流れを示す図である。 店舗サーバ20による累積発行数の算出処理の流れを示す図である。 ポイント処理要求に応じてセンターサーバ30が行う処理の流れを示す図である。 センターサーバ30による発行数の算出処理の流れを示す図である。 センターサーバ30による累積発行数の算出処理の流れを示す図である。 店舗サーバ20とセンターサーバ30との間でデータを同期する処理の流れを示す図である。
符号の説明
10 決済端末 20 店舗サーバ
30 センターサーバ 101 CPU
102 メモリ 103 記憶装置
104 通信インタフェース 105 入力装置
106 出力装置 107 印刷装置
111 決済処理部 112 ポイント処理要求送信部
113 ポイント発行情報受信部 114 ポイント発行情報出力部
115 タンキング情報送信部 151 タンキング情報テーブル
201 CPU 202 メモリ
203 記憶装置 204 通信インタフェース
205 通信インタフェース 211 ポイント処理要求受信部
212 ポイント処理部 213 通信障害検知部
214 ポイント処理要求送信部 215 ポイント発行情報受信部
216 ポイント発行情報送信部 217 同期要求送信部
218 更新情報受信部 219 タンキング情報受信部
220 取引出力部 251 会員情報テーブル
252 ポイント情報テーブル 253 販促情報テーブル
254 券種情報テーブル 255 履歴情報テーブル
301 CPU 302 メモリ
303 記憶装置 304 通信インタフェース
311 ポイント処理要求受信部 312 ポイント処理部
313 ポイント発行情報送信部 314 同期要求受信部
315 更新情報送信部 351 店舗情報テーブル
352 会員情報テーブル 353 ポイント情報テーブル
354 販促情報テーブル 355 券種情報テーブル
356 履歴情報テーブル

Claims (5)

  1. 店舗ごとに設置され、会員に付与されたポイントの残高を管理する残高テーブルを有するポイント管理装置と通信可能に接続されるポイント処理装置であって、
    前記残高テーブルに記憶されている前記会員ごとの前記残高を取得する残高取得部と、
    前記会員を特定する会員IDに対応付けて、前記会員についての前記ポイントの前記残高を記憶する残高記憶部と、
    前記会員が利用した金額に応じて前記ポイントを加算するか減算するかを決定するための演算決定情報および前記金額に応じて加算するポイント数を決定するための加算数決定情報を含む販促情報を記憶する販促情報記憶部と、
    前記会員IDおよび前記会員が利用した金額を含む決済情報の入力を受け付ける決済情報入力部と、
    前記決済情報に含まれる前記金額および前記販促情報に含まれる前記演算決定情報に基づいて前記ポイントを加算するかどうかを判定する加算決定部と、
    前記ポイントを加算する場合、前記決済情報に含まれる前記金額および前記販促情報に含まれる前記加算数決定情報に基づいて前記ポイント数を決定し、決定した前記ポイント数を、前記決済情報に含まれる前記会員IDに対応する前記残高記憶部の前記残高に加算する加算処理部と、
    前記ポイントを減算する場合、前記決済情報に含まれる前記会員IDおよび前記金額を含む、前記ポイントを減算するように指示するポイント減算要求を前記ポイント管理装置に送信する減算処理部と、
    を備えることを特徴とするポイント処理装置。
  2. 請求項1に記載のポイント処理装置であって、
    連番となる番号に対応付けて、前記会員IDおよび処理したポイント数を含む履歴情報を記憶する履歴情報記憶部を備え、
    前記加算処理部は、前記決済情報に含まれる前記会員IDと前記決定したポイント数とを設定した前記履歴情報を生成し、生成した前記履歴情報に、連番となる新たな前記番号を割り当て、割り当てた前記番号に対応付けて前記履歴情報を前記履歴情報記憶部に登録し、
    前記減算処理部は、前記決済情報に含まれる前記会員IDのみを設定した前記履歴情報を生成し、生成した前記履歴情報に、連番となる新たな前記番号を割り当て、割り当てた前記番号に対応付けて前記履歴情報を前記履歴情報記憶部に登録すること、
    を特徴とするポイント処理装置。
  3. 請求項1に記載のポイント処理装置であって、
    前記履歴情報記憶部から前記ポイント数が設定されている前記履歴情報を抽出し、抽出した前記履歴情報に含まれる前記ポイント数の履歴を設定した、前記ポイントを加算するように指示するポイント加算要求を前記ポイント管理装置に送信する同期処理部を備えること、
    を特徴とするポイント処理装置。
  4. 請求項1に記載のポイント処理装置であって、
    前記販促情報記憶部は、複数の前記販促情報を記憶しており、
    前記ポイント管理装置との間の通信の異常を検知する通信異常検知部と、
    前記通信異常検知部が前記通信の異常を検知した場合、前記販促情報記憶部に記憶されている前記販促情報のうち、前記ポイントが加算されると判定したもののみを抽出する販促情報抽出部と、
    を備え、
    前記加算決定部は、抽出された前記販促情報のそれぞれについて前記ポイント数を決定すること、
    を特徴とするポイント処理装置。
  5. 会員に付与されるポイントを処理するポイント処理システムであって、
    店舗ごとに設置される店舗装置と、前記店舗装置と通信可能に接続されるポイント管理装置とを含んで構成され、
    前記ポイント管理装置は、前記会員を特定する会員IDに対応付けて、前記ポイントの残高を管理する残高テーブルを備え、
    前記店舗装置は、
    前記会員ごとの前記残高を前記残高テーブルから取得する残高取得部と、
    取得した前記残高を、前記会員を特定する前記会員IDに対応付けて記憶する残高記憶部と、
    前記会員が利用した金額に応じて前記ポイントを加算するか減算するかを決定するための演算決定情報、および前記金額に応じて加算するポイント数を決定するための加算数決定情報を含む販促情報を記憶する販促情報記憶部と、
    前記会員IDおよび前記会員が利用した金額を含む決済情報の入力を受け付ける決済情報入力部と、
    前記決済情報に含まれる前記金額と前記販促情報に含まれる前記演算決定情報とに基づいて前記ポイントを加算するかどうかを決定する加算決定部と、
    前記ポイントを加算する場合、前記決済情報に含まれる前記金額と前記販促情報に含まれる前記加算数決定情報とに基づいて前記ポイント数を決定し、決定した前記ポイント数を、前記決済情報に含まれる前記会員IDに対応する前記残高記憶部の前記残高に加算する加算処理部と、
    前記会員IDに対応付けて、前記会員の残高に加算された前記ポイント数の履歴を記憶するポイント発行履歴記憶部と、
    所定のタイミングで、前記ポイント発行履歴記憶部に記憶されている前記ポイント数の履歴を前記ポイント管理装置に送信する発行履歴送信部と、
    前記ポイントを減算する場合、前記決済情報に含まれる前記会員IDおよび前記金額を含む、前記ポイントを減算するように指示するポイント減算要求を前記ポイント管理装置に送信する減算処理部と、
    を備え、
    前記ポイント管理装置は、
    前記店舗装置から受信した前記会員ごとの前記ポイント数の履歴に基づいて、前記会員ごとに前記ポイント数の合計を算出し、算出した前記合計を、前記会員を特定する前記残高テーブルの前記残高に加算する同期処理部と、
    前記会員が利用した金額に応じて、減算するポイント数を決定するための減算数決定情報を記憶する減算数決定情報記憶部と、
    前記店舗装置から受信した前記減算要求に応じて、前記減算要求に含まれる前記金額および前記減算数決定情報に基づいて前記ポイント数を決定し、決定した前記ポイント数を、前記減算要求に含まれる前記会員IDに対応する前記残高テーブルの前記残高から減算する減算処理部と、
    を備えること、
    を特徴とするポイント処理システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010191788A (ja) * 2009-02-19 2010-09-02 Toshiba Corp ポイント処理システム及び方法
JP2012208816A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Seikatsu Kyodo Kumiai Coop Sapporo 取引管理システム、取引管理サーバ及び取引管理プログラム
JP2015184890A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 ジー・アンド・ジーファルマ株式会社 特典消費システム
JP2016181125A (ja) * 2015-03-24 2016-10-13 東芝テック株式会社 決済端末およびプログラム

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