JP2008208368A - 単分散弱酸性カチオン交換体 - Google Patents

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Abstract

【課題】単分散弱酸性カチオン交換体を提供する。
【解決手段】本発明は、新規なポリ(メタ)アクリル酸タイプの単分散カチオン交換体を製造するための方法、そのイオン交換体そのもの、ならびにそれらの使用および酵素のための支持体としての中間生成物の使用、ならびにそれから得られる系の、燃料を調製するためならびにエステル交換反応およびエステル化反応における酵素触媒としての使用、に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリ(メタ)アクリル酸タイプの単分散カチオン交換体を調製するための方法およびさらにはそれらの利用、ならびにその合成において得られる中間生成物の酵素のための担体としての使用、ならびに燃料油を調製するための酵素触媒としておよびエステル交換反応およびエステル化反応におけるそれらの使用、に関する。
従来技術から、ポリ(メタ)アクリル酸タイプの複分散(heterodisperse)カチオン交換体はすでに公知である。それらは、多くの各種の用途のための実施において使用することが可能なタイプのカチオン交換体である。
ポリ(メタ)アクリル酸タイプの複分散カチオン交換体を使用する重要な領域は、水処理技術であって、そこでは、多価カチオンたとえばカルシウム、マグネシウム、鉛または銅だけでなく、炭酸塩アニオンも除去することが可能である。
ポリ(メタ)アクリル酸タイプの複分散カチオン交換体を調製するための公知の方法は、下記の文献に記載の酸またはアルカリを使用した、(メタ)アクリル系モノマーの架橋ビーズポリマーの加水分解である:(特許文献1)(=(特許文献2))、(特許文献3)、または(特許文献4)。
その加水分解に使用される架橋(メタ)アクリル系エステルまたは(メタ)アクリロニトリル樹脂ビーズポリマーは、従来技術によって、ゲルタイプまたはマクロポーラス樹脂として調製される。それらは、懸濁重合プロセスを用いた混合重合により調製される。それによって、約0.2mm〜約1.2mmの範囲の広い粒径分布を有する複分散ビーズポリマーが得られる。
ポリ(メタ)アクリル酸タイプの複分散カチオン交換体は、樹脂の荷電された形に依存、すなわち対イオンのタイプに依存して、各種の樹脂容積(resin volume)を示す。遊離酸形からナトリウム形への転換において、樹脂は大きく膨潤する。逆に、ナトリウム形から遊離酸形への転換では、それは収縮する。したがって、それらのポリ(メタ)アクリル酸タイプの複分散カチオン交換体を工業的に使用する際には、それぞれの荷電および再生には膨潤と収縮が伴う。しかしながら、長期間の使用の過程で、それらの複分散カチオン交換体では数百回の再生が行われる。これを実施する際に起きる収縮および膨潤の作用がビーズの安定性に大きな影響を与えるために、一部のビーズにクラックが入り、最後には破壊される。破片が生じて、それが使用機器、カラム内の閉塞、流動の妨害を招き、その結果、圧力損失が増大する。さらに、それらの破片が処理すべき媒体、好ましくは水を汚染して、媒体や水の品質を低下させる。
しかしながら、ビーズを充填したカラムを通る水の流れは、樹脂の破片だけではなく、微細なポリマービーズによっても妨害される。圧力損失の増大が起きる。しかしながら、粒径分布が存在するために、ポリ(メタ)アクリル酸タイプの複分散カチオン交換体には、各種の直径のビーズが含まれる。このように、微細なビーズが存在するために、圧力損失がさらに大きくなる。
カチオンによるポリ(メタ)アクリル酸タイプのカチオン交換体の荷電が完了した後で、その樹脂を希塩酸を用いて再生させて、新しく荷電ができるようにする。残存塩酸は、その樹脂から水を用いて洗い流す。樹脂の再生の際には、樹脂から流出する水(洗浄水)の導電率が低いことが望ましいが、その理由は、そうでない場合には汚染された水が存在しているからである。その目的は、少量の洗浄水を使用して低い導電率を得ることである。
したがって、圧力損失を低下させ、抽出性を改良するためには、狭い粒径分布を有するポリ(メタ)アクリル酸タイプのカチオン交換体が望ましい。
30〜500μmの範囲の、そのような狭い粒径分布のポリ(メタ)アクリル酸タイプのカチオン交換体は通常、広い粒径分布を有するポリ(メタ)アクリル酸タイプのカチオン交換体を分別することによって得られている。この方法の欠点は、単分散性を上げるほど、分別における所望の目標画分の収率が極端に下がってしまうことである。そのようにして得られたカチオン交換体では、機械的安定性および浸透安定性のいずれもが改良されない。
(特許文献5)(=(特許文献6))には、500μm未満の直径を有する単分散のゲルタイプのイオン交換体が開示されているが、これは、50〜99.9重量%のスチレンと、コモノマーとしての共重合性化合物、たとえばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸ヒドロキシエチルまたはアクリロニトリルとを含む単分散のゲルタイプのビーズポリマーから調製されたものである。(特許文献5)に記載の方法においては、非架橋のシードポリマーが使用されている。単分散のゲルタイプのビーズポリマーを加水分解させた後では、カチオン交換体が得られるが、それはポリ(メタ)アクリル酸タイプの官能基を有している。非官能性のスチレンの含量が高いために、そのようなカチオン交換体の全容量(樹脂の単位体積あたりの官能基の数、当量/リットルの単位)に限度があり、ほとんどの用途において不十分である。
独国特許出願公開第10 322 441A1号明細書 米国特許出願公開第2005 090 621A1号明細書 東独国特許第67583号明細書 米国特許第5 369 132号明細書 独国特許出願公開第10 237 601A1号明細書 国際公開第2004 022 611A1号パンフレット
従来技術から始まって、本発明の目的は、ビーズの機械的安定性さらには浸透安定性が高く、使用時のビーズベッドの圧力損失が低く、さらにカチオン交換体そのものでの洗浄水消費量が低いポリ(メタ)アクリル酸タイプのカチオン交換体を得ることであった。
したがって、本発明およびその目的の解決は、ポリ(メタ)アクリル酸タイプのカチオン交換体を調製するための方法に関し、以下のようなことを特徴とする:
a)カプセル化された、ビーズタイプのモノマーの液滴を連続の、好ましくは水相の中で調製し、その相を、必要に応じて、重合が起きるであろう50℃以上の温度に加熱し、
b)それらのカプセル化されたビーズタイプのモノマーの液滴を、(メタ)アクリル系モノマー、架橋剤、重合開始剤および場合によってはポロゲン(porogen)の混合物に、場合によっては重合条件下で混合すると、その混合物が、そのカプセル化された液滴の中に浸透し、重合条件下で添加した場合には、重合し、
c)そのカプセル化された液滴を高温で重合させ、そして
d)得られた架橋(メタ)アクリル系ビーズポリマーを酸またはアルカリを用いて加水分解させて、ポリ(メタ)アクリル酸タイプの架橋されたビーズポリマーを得る。
本発明の各種の実施態様においては、工程b)およびc)は、1回だけまたは数回繰り返すこともできる。工程a)に従った手順が、その混合物を50℃以上に加熱するようなものであり、そして成分を工程b)において重合条件下で添加するならば、インサイチュー・シード/フィードプロセス(in situ seed/feed process)と呼ばれていることが起きる。
インサイチュー・シード/フィードプロセスの特徴は、モノマー/モノマー混合物(monomers/monomer mixture)を重合条件下でカプセル化されたモノマーの液滴に添加することである。
工程a)において使用されるカプセル化されたビーズタイプのモノマーの液滴は、単分散の形態で使用されるか、あるいはジェッティングとマイクロカプセル化との組合せによって生成する粒径分布で使用されるのが好ましい。
(メタ)アクリル酸タイプの本発明の単分散カチオン交換体の粒径分布の幅の尺度として、容積分布の90%値(Φ(90))と10%値(Φ(10))との比をとる。90%値(Φ(90))とは、粒子の90%が収まる直径である。それに対応して、粒子の10%が10%値(Φ(10))の直径に収まる。本発明の適用の文脈においては、単分散粒径分布とは、Φ(90)/Φ(10)≦1.5、好ましくはΦ(90)/Φ(10)≦1.25を表す。
ポリ(メタ)アクリル酸タイプの本発明によるカチオン交換体は弱酸性であって、アクリル酸またはメタクリル酸の重合単位を含む。
本発明においては、製造プロセスそのものの中で単分散が得られるような方法が好ましい。アトマイゼーションプロセスまたは「ジェッティング」においては、1種または複数のビニルモノマーおよびさらに1種または複数の架橋剤、ならびに1種または複数の重合開始剤からなるモノマー混合物を、そのモノマー混合物とは実質的に混和せず、均一な粒径の微小液滴が形成されるような液体の中にスプレーする。適切な周波数の縦方向の振動を与えることによって、単分散微小液滴の形成を助けることができる。その振動を励起させるのは、たとえば音波のような周期的な圧力変動を作用させることにより達成することが可能である。振動励起についてのさらに詳細なことは、欧州特許出願公開第0 046 535A2号明細書に記載がある。
本発明においては、アトマイゼーションおよび/または振動励起により生成した単分散微小液滴をマイクロカプセル化する。この方法では、特に高い単分散性を有するビーズポリマーを製造することが可能である。
モノマー微小液滴のカプセル化(マイクロカプセル化とも呼ばれる)のためには、複合コアセルベート(complex coacervate)として使用されることが知られている物質、特にポリエステル、天然もしくは合成のポリアミド、ポリウレタン、ポリウレアなどが考えられる。
天然ポリアミドとしては、たとえばゼラチンが特に好適である。これは特に、コアセルベートまたは複合コアセルベートとして使用される。ゼラチン含有複合コアセルベートは、本発明の文脈においては特に、ゼラチンと合成高分子電解質との組合せを意味していると解釈されたい。好適な合成高分子電解質は、たとえば、マレイン酸、アクリル酸、メタクリル酸、アクリルアミドまたはメタクリルアミドを組み込んだコポリマーである。アクリル酸またはアクリルアミドを使用するのが特に好ましい。ゼラチン含有カプセルは、慣用される硬化剤たとえば、ホルムアルデヒドまたはグルタルアルデヒドを使用して硬化させることができる。ゼラチン、ゼラチン含有コアセルベートおよびゼラチン含有複合コアセルベートを用いてモノマー微小液滴をカプセル化させることについては、欧州特許出願公開第0 046 535A3号明細書に詳しい記載がある。合成ポリマーを使用してカプセル化する方法は公知である。界面縮合法が極めて好適であるが、たとえばその方法においては、モノマー微小液滴中に溶解させた反応性成分(たとえばイソシアネートまたは酸塩化物)を、水相の中に溶解させた第二の反応性成分(たとえばアミン)と反応させる。
プロセス工程a)からのカプセル化されたビーズタイプのモノマーの液滴には、モノエチレン性不飽和化合物、ポリビニル芳香族化合物、1種または複数の重合開始剤、場合によっては1種または複数のポロゲンの混合物が、実質的に含まれていてよい。
モノエチレン性不飽和化合物として、スチレン、ビニルトルエン、エチルスチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、クロロメチルスチレン、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリロニトリル、アクリル酸アルキルエステル、およびメタクリル酸アルキルエステルを使用するのが好ましい。
(メタ)アクリル酸エステルとは、アクリル酸およびメタクリル酸のエステルを意味していると解釈されたい。好適に使用されるものとしては、アクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ベンジル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシルまたはメタクリル酸n−ヘキシルが挙げられる。メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−ブチルおよびアクリル酸メチルを使用するのが最も好ましい。
プロセス工程a)からのカプセル化されたビーズタイプのモノマーの液滴には、0.05〜80重量%、最も好ましくは0.1〜30重量%の架橋剤が含まれているのが好ましい。架橋ビーズポリマーのために好適な架橋剤は、多官能エチレン性不飽和化合物であって、好ましくはブタジエン、イソプレン、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、トリビニルベンゼン、ジビニルナフタレン、トリビニルナフタレン、ジビニルシクロヘキサン、トリビニルシクロヘキサン、トリアリルシアヌレート、トリアリルアミン、1,7−オクタジエン、1,5−ヘキサジエン、シクロペンタジエン、ノルボルナジエン、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、テトラエチレングリコールジビニルエーテル、ブタンジオールジビニルエーテル、エチレングリコールジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテル、ヘキサンジオールジビニルエーテル、またはトリメチロールプロパントリビニルエーテルである。多くの場合、特にジビニルベンゼン(DVB)が適している。ジビニルベンゼンの異性体に加えてさらにエチルビニルベンゼンを含んでいるような市販されているジビニルベンゼンの品質で充分である。異なった架橋剤の混合物、たとえば、ジビニルベンゼンとジビニルエーテルとの混合物を使用することもできる。
プロセス工程b)においては、そのカプセル化されたビーズタイプのモノマーの液滴を、(メタ)アクリル系モノマー、適切な架橋剤、重合開始剤、必要に応じてポロゲンと混合する。
本発明の文脈においては、(メタ)アクリル系モノマーとは、好ましくは(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、塩化アクリロイルまたは塩化メタクリロイルの単独もしくは混合物を意味していると解釈されたい。(メタ)アクリルアミドとは、好ましくは、アクリル酸およびメタクリル酸の置換および非置換のアミドを意味していると解釈されたい。アクリルアミド、メタクリルアミド、ジメチルアクリルアミド、ジメチルメタクリルアミド、ジエチルアクリルアミドまたはジエチルメタクリルアミドを使用するのが最も好ましい。アクリルアミドおよびメタクリルアミドが最も好ましい。(メタ)アクリロニトリルには、アクリロニトリルとメタクリロニトリルが含まれる。本発明の文脈においては、アクリロニトリルおよびアクリル酸メチルを使用するのが特に好ましい。
本発明の文脈においては、プロセス工程b)の架橋剤は、先にプロセス工程a)のところで記載した架橋剤である。
カプセル化されたモノマーの液滴と計量仕込みしたモノマー混合物のモノマー合計量の内の、架橋剤の割合は、好ましくは2〜50重量%、特に好ましくは4〜20重量%、最も特に好ましくは4〜10重量%である。
本発明の方法において好適な重合開始剤は、好ましくはペルオキシ化合物、たとえばジベンゾイルペルオキシド、ジラウロイルペルオキシド、ビス(p−クロロベンゾイル)ペルオキシド、ジシクロヘキシルペルオキシジカーボネート、tert−ブチルペルオクトエート、tert−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、2,5−ビス(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)−2,5−ジメチルヘキサン、またはtert−アミルペルオキシ−2−エチルヘキサン、ならびにアゾ化合物たとえば、2,2’−アゾビス(イソブチロニトリル)または2,2’−アゾビス(2−メチルイソブチロニトリル)などである。
重合開始剤は、モノマー混合物を基準にして、好ましくは0.05〜2.5重量%、特に好ましくは0.1〜1.5重量%の量で使用する。
モノマー混合物またはモノエチレン性不飽和化合物、適切な架橋剤および重合開始剤のカプセル化されたモノマーの液滴の中のさらなる添加剤として、ポロゲンを使用することにより、ビーズタイプのポリマーの中にマクロポーラス構造を発生させることもできる。このためには、モノエチレン性不飽和化合物(メタ)アクリル系モノマーと混合する有機溶媒が適している。ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、イソオクタン、イソドデカン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、n−ブタノール−2−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、オクタノール、またはメチルイソブチルカルビノールを単独または混合物として使用するのが好ましい。適切なポロゲンについてはさらに、独国特許出願公開第1 045 102号明細書、独国特許出願公開1 113 570号明細書、および米国特許第4 382 124号明細書にも記載がある。
本発明のマクロポーラスカチオン交換体を合成する場合に使用するポロゲンの割合は、モノマー混合物を基準にして3〜200重量%、好ましくは5〜20重量%である。マクロポーラスビーズポリマーを合成する際に、ポロゲンは、重合の前、あるいは重合の途中のいずれで添加してもよい。
「マクロポーラス」および「ゲルタイプ」という用語については、専門家による文献たとえば、セイドル(Seidl)、マリンスキー(Malinsky)、デュセック(Dusek)、ハイツ(Heitz)、アドバンシズ・イン・ポリマー・サイエンス(Adv.Polymer Sci.)、第5巻、113〜213頁(1967年)に詳細な記載がある。
プロセス工程b)におけるカプセル化されたモノマーの液滴へのモノマーフィードの添加は、モノマーの水性エマルションを、カプセル化されたモノマーの液滴の水性分散体へ添加するような方法で実施することも可能である。1〜10μmの中央粒径を有する微細に分散されたエマルションは極めて安定であるが、それらは、乳化助剤たとえばスルホコハク酸イソオクチルエステルナトリウム塩を用い、ローター−ステーターミキサー、ミキサー−ジェットノズル、または超音波分散ユニットを使用して製造することができる。
プロセス工程c)においては、単分散(メタ)アクリル系ビーズポリマーを、高温の水相中で対応するモノマー混合物を重合させることにより製造する。本発明の目的においては、高温とは、50〜140℃、好ましくは60〜135℃である。
この場合、また別な実施態様においては、その水相に溶解させて、重合禁止剤を加えておくことも可能である。重合禁止剤としては、無機物質だけではなく有機物質も考えられる。好適な無機重合禁止剤は、窒素化合物たとえばヒドロキシルアミン、ヒドラジン、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、亜リン酸の塩たとえば亜リン酸水素ナトリウム、および硫黄化合物たとえば亜ジチオン酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸ナトリウム、チオシアン酸ナトリウム、またはチオシアン酸アンモニウムである。好適な有機重合禁止剤は、フェノール系化合物たとえば、ヒドロキノン、ヒドロキノンモノメチルエーテル、レソルシノール、カテコール、tert−ブチルカテコール、ピロガロール、またはフェノールとアルデヒドとの縮合反応生成物である。その他の好適な有機重合禁止剤は窒素化合物である。そのようなものとしては、ヒドロキシルアミン誘導体たとえば、N,N−ジエチルヒドロキシルアミン、N−イソプロピルヒドロキシルアミンおよびスルホン化もしくはカルボキシル化N−アルキルヒドロキシルアミン誘導体もしくはN,N−ジアルキルヒドロキシルアミン誘導体、ヒドラジン誘導体たとえばN,N−ヒドラジノ二酢酸、ニトロソ化合物たとえば、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミン、N−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアンモニウム塩もしくはN−ニトロソフェニルヒドロキシルアミンアルミニウム塩などが挙げられる。重合禁止剤の濃度は、好ましくは5〜1000ppm(水相基準)、特に好ましくは10〜500ppm、最も特に好ましくは10〜250ppmである。
モノマー混合物は、場合によっては、水相中で1種または複数の保護コロイドの存在下に重合させる。使用される保護コロイドは、好ましくは天然もしくは合成の水溶性ポリマーたとえば、ゼラチン、デンプン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、または(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリル酸エステルのコポリマーである。特に好適な保護コロイドとしてはさらに、セルロース誘導体、特にセルロースエステルおよびセルロースエーテル、たとえばカルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロースおよびヒドロキシエチルセルロースなどが挙げられる。ゼラチンまたはメチルヒドロキシエチルセルロースが特に好ましい。使用される保護コロイドの量は、水相を基準にして好ましくは0.05〜1重量%、特に好ましくは0.05〜0.5重量%である。
単分散架橋(メタ)アクリル系ポリマーを得るための重合は、場合によっては、緩衝系の存在下で実施することもできる。重合の開始時の水相のpHを14〜6の間、特に好ましくは13〜8の間に設定できる緩衝系が好ましい。それらの条件下では、カルボン酸基を含有する保護コロイドは、全面的または部分的に塩として存在する。この方法では、保護コロイドの作用が好ましい影響を与える。特に好適な緩衝系には、リン酸塩またはホウ酸塩が含まれる。本発明の文脈においては、「リン酸塩」および「ホウ酸塩」という用語には、対応する塩および酸のオルトの形態の縮合反応生成物も含まれる。水相中のリン酸塩またはホウ酸塩の濃度は、0.5〜500mmol/L、好ましくは2.5〜100mmol/Lである。
重合の際の攪拌機の速度は、通常のビーズ重合の場合とは異なって、あまり重要ではなく、粒径に影響を与えることはほとんどない。懸濁液中に懸濁されたモノマー微小液滴を保持し、重合熱を除去するのに充分な低い攪拌機速度を用いる。この役目のためには、各種のタイプの攪拌機を使用することができる。特に好適なタイプは、軸方向の動作が可能なゲート攪拌機である。
シードビーズポリマーおよびモノマー混合物を合計したものの水相に対する容積比は、1:0.75から1:20まで、好ましくは1:1から1:6までである。
重合温度は、重合開始剤の分解温度に依存する。それは、好ましくは50〜180℃の間、特に好ましくは55〜130℃の間である。重合には0.5時間〜数時間かかる。重合を低い温度たとえば60℃で開始させ、重合の転化率が上がるにつれて反応温度を上げていくような、温度プログラムを採用するのが有用であることが判明した。この方法では、たとえば、安全な反応で高い重合度を得るという目的を、極めて効率よく達成することができる。重合させた後で、慣用される方法たとえば、濾過やデカントでビーズポリマーを単離し、必要に応じて洗浄する。
本発明のまた別な実施態様は、プロセス工程d)に相当する多段フィードプロセスである。このプロセスにおいては、複数の個々の工程で、(メタ)アクリル系ポリマーを製造する。たとえば、スチレン−ジビニルベンゼンをベースとするカプセル化されたモノマーの液滴の水性懸濁液を製造するには、これを、(メタ)アクリル系モノマー、架橋剤および重合開始剤の第一の混合物と混合し、重合させて、コポリマーIを得る。コポリマーIを、(メタ)アクリル系モノマー、架橋剤および重合開始剤のさらなるモノマー混合物と混合し、重合させて、本発明の単分散架橋(メタ)アクリル系ビーズポリマーを形成させる。本発明の文脈においては「混合する(admixing)」という用語は「フィードする(feeding)」ことを意味しており、そのため、「添加した(added)」の代わりに「フィードした(fed)」という用語が使用されることもある。したがって、「シード/フィードプロセス」についても語っていることとなる。
プロセス工程c)からの架橋(メタ)アクリル系ビーズポリマーの平均粒径は、10〜1000μm、好ましくは100〜1000μm、特に好ましくは200〜800μmである。
本発明の方法のプロセス工程d)においては、プロセス工程c)からの単分散架橋(メタ)アクリル系ビーズポリマーを加水分解させる。
このプロセスに好適な加水分解剤は、強塩基または強酸たとえば、水酸化ナトリウム溶液または硫酸である。加水分解剤の濃度は5〜50重量%が好ましい。加水分解は、好ましくは50℃〜200℃、特に好ましくは80℃〜180℃の温度で進行させる。加水分解時間は、好ましくは1〜24時間、特に好ましくは1〜12時間である。
加水分解させた後で、加水分解生成物と残存加水分解剤との反応混合物を冷却して室温とし、まず水で希釈して洗浄する。
加水分解剤として水酸化ナトリウム溶液を使用した場合には、弱酸性カチオン交換体がナトリウム形で生じる。いくつかの用途においては、カチオン交換体をナトリウム形から酸形へ転換させるのが好都合である。この交換は、鉱酸たとえば塩酸または硫酸を、5〜50重量%、好ましくは10〜20重量%の濃度で使用して実施するのが好ましい。
所望により、本発明において得られる弱酸性カチオン交換体を、精製のために、70〜180℃、好ましくは105〜150℃の温度で水またはスチームで処理する。
本発明はさらに、以下の工程により得られるポリ(メタ)アクリル酸タイプの単分散カチオン交換体に関する:
a)連続の、好ましくは水相の中でカプセル化された、ビーズタイプのモノマーの液滴を調製し、必要に応じて、この相を加熱して50℃以上の温度とする工程、
b)それらのカプセル化されたビーズタイプのモノマーの液滴を、(メタ)アクリル系モノマー、適切な架橋剤、重合開始剤、および場合によってはポロゲンの混合物と、場合によっては重合条件下で混合して、その混合物をカプセル化された液滴の中に浸透させ、場合によっては共重合させる工程、
c)そのカプセル化された液滴を高温で重合させる工程、および
d)得られた単分散架橋(メタ)アクリル系ビーズポリマーを、酸またはアルカリを用いて加水分解させて、(メタ)アクリル酸タイプの架橋単分散ビーズポリマーを得る工程。
意外なことには、本発明の単分散カチオン交換体は、優れた浸透性と機械的安定性とを有している。この有益な性質と単分散性のために、これらのカチオン交換体は各種の用途に適している。
したがって本発明はさらに、本発明のポリ(メタ)アクリル酸タイプの単分散カチオン交換体の、以下の目的に対する使用にも関する:
・水性溶液または有機溶液からカチオン、染料粒子、または有機成分を除去するため、
・水性溶液または有機溶液の中性交換における軟化(softening)をするため、
・化学工業、電子工業、および発電所からの水の精製および処理(workup)のため、
・生物学的活性成分たとえば、抗生物質、酵素、ペプチド、および核酸をそれらの溶液から、たとえば反応混合物から、および発酵ブロスから分離および精製するため。
さらに、本発明のカチオン交換体は、水溶液および/または凝集液を脱イオンさせるための、特に飲料水処理のための、ゲルタイプおよび/またはマクロポーラスアニオン交換体と組み合わせて使用することも可能である。
本発明はさらに、本発明のポリ(メタ)アクリル酸タイプのカチオン交換体を使用した、
・化学工業、電子工業、および発電所からの水を精製および処理するための方法、
・水性溶液または有機溶液からカチオン、染料粒子、または有機成分を除去するための方法、
・水性溶液または有機溶液の中性交換における軟化(softening)をするための方法、
・生物学的活性成分たとえば、抗生物質、酵素、ペプチド、および核酸をそれらの溶液から、たとえば反応混合物から、および発酵ブロスから分離、および、精製するための方法、に関する。
酵素のための支持体としての工程c)から得られる架橋マクロポーラス単分散(メタ)アクリル系ビーズポリマー、およびそれから得られる系の酵素触媒としての利用は、新規であって、さらには本発明の主題でもある。
したがって、本発明は、酵素支持体としての架橋、マクロポーラス、単分散(メタ)アクリル系ビーズポリマーの使用、および酵素触媒としてのその系の使用に関する。
先に説明したように、(メタ)アクリル酸エステルをベースとする単分散、マクロポーラス、架橋、ビーズタイプのビーズポリマーは、工程b)におけるインサイチュー・シード/フィードプロセスによって製造することができる。その製造において、スチレン、ジビニルベンゼン、ポロゲン、および重合開始剤のモノマー混合物を含むカプセル化混合物を使用し、フィードの後に重合条件下にさらなるモノマー混合物を用いる場合には、単分散、マクロポーラス、架橋ビーズポリマーが生成するが、それはたとえば以下のような組成を有している:
20部のDVB(純度100%)
4部のエチルスチレン
14部のスチレン
60部のメタクリル酸メチル
20部のメタクリル酸n−ブチル。
このためには、スチレン、ジビニルベンゼンおよびポロゲンをベースとする混合物のカプセル化を使用するのが好ましいが、その理由は、(メタ)アクリル酸エステル/ポロゲン/架橋剤単独をベースとする混合物をカプセル化する方法が現在のところ使えないからである。
得られるビーズポリマーは、酵素の支持体として使用することもできる。酵素のための支持体としては、(メタ)アクリル酸エステルの混合物と、場合によってはアクリル系エステルを添加したものをベースにして製造したビーズポリマーを使用するのが好ましい。
メタクリル酸メチルと、メタクリル酸n−ブチルまたはメタクリル酸n−ヘキシルまたはメタクリル酸2−エチルヘキシルの混合物を使用するのが好ましい。
架橋剤、ポロゲン、およびさらには他の重合性物質としては、先に挙げた物質が使用される。
マクロポーラス、単分散ビーズポリマーを製造(重合)した後で、蒸留によってビーズの中に存在する残存量のポロゲンから分離する。さらに、ポロゲンは、他のプロセスたとえば、アルコール好ましくはメタノール、プロパノール、イソプロパノールもしくはその他のアルコールを用いたビーズポリマーの溶出によるか、そうでなければ水蒸気蒸留によって、除去することも可能である。
架橋(メタ)アクリル酸エステルをベースとする前記マクロポーラス、単分散ビーズポリマーを、酵素のための基材(支持体)として使用することができる。得られる(固定化)酵素担持ビーズポリマーは、エステル化反応およびエステル交換反応のための触媒として使用することができる。たとえば、芳香剤として使用されるテルペンアルコールエステルは、触媒としてのアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)リパーゼを使用して、テルペンアルコールたとえば、ゲラニオール、L−メントール、フィトールまたはリナロオールを、酸たとえば酢酸、プロピオン酸、n−酪酸と反応させることにより製造される。この方法で、触媒としてのリパーゼを使用して、グリセリドおよび脂肪酸から、脂肪酸のグリセリドが製造される。
酵素を用いたエステル合成は、室温から約80℃の間の温度、大気圧下、生理学的環境で実施することができる。各種の酵素を触媒として使用することができる。具体的には、加水分解酵素のタイプの酵素が使用されるが、これにはリパーゼの群も含まれる。それらの酵素は、動物、植物、または微生物由来のリパーゼであってよい。それらには、チゾムコール(Thizomucor)、フミカラー(Humicolar)またはカンジダ・ルゴーサ(Candida rugosa)有機体のリパーゼが含まれる。
酵素は、本発明のビーズポリマー(支持体)の上に、吸着によるか、酵素によるか、グルタルジアルデヒドまたはその他の架橋剤との反応によって固定化することが可能であって、それら自体と支持体の間で架橋された結果として、その支持体に結合される。
エステル化(エステル交換)反応は、バッチで撹拌しながら、またはカラムプロセスで進行させることが可能であるが、その場合、カラムの中で支持体の上に固定化された酵素の中に、反応物質を連続的に通過させる。
現在、燃料および自動車用石油の代替物として、新規なプロセスが全世界的に開発されつつある。バイオディーゼルもまたそれに含まれる。バイオディーゼルは、長鎖脂肪酸のメチルエステルである。これは、植物から得られる脂肪酸のグリセロールエステルを、メタノールを用いてエステル交換反応させることにより得られる。この反応の触媒としては、水酸化ナトリウム溶液が使用される。
バイオディーゼルの出発物質は、植物由来の油分たとえばナタネ油である。ナタネ油は、各種の脂肪酸たとえば、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、およびエルカ酸のグリセロールエステルの混合物である。
バイオディーゼルを得るための、メタノールを用いた、脂肪酸のグリセロールエステルのエステル交換反応のための触媒である水酸化ナトリウム溶液に代えて、本発明の架橋(メタ)アクリル酸エステルをベースとする単分散、マクロポーラス、ビーズポリマーを用いた酵素触媒を使用することが可能であることが見出された。
したがって、本発明は、燃料、好ましくは自動車用石油またはバイオディーゼルの製造、ならびにエステル化反応およびエステル交換反応における架橋(メタ)アクリル酸エステルをベースとする単分散、マクロポーラスビーズポリマーの使用にも関する。
[実施例]
実施例1(インサイチュー・シード/フィードプロセスによる)
プロセス工程a〜c)
1a)80重量%のアクリロニトリル単位を含むコポリマーの製造(DVBはエマルションとして計量仕込み)
4Lのガラス製反応器の中に、103.4gの脱イオン水と、溶解された1.8gのゼラチン、0.91gのリン酸水素二ナトリウムおよび0.134gのレソルシノールを含む53.6gの水溶液とを仕込んだ。これに室温で、21.86グラムのアクリロニトリルと333.8gの脱イオン水を続けて添加した。
この初期仕込み物に、113.4gのスチレン、7.58gの工業グレードジビニルベンゼン(純度80.0%)、64gのイソドデカン、および0.75gのトリゴノックス(Trigonox)(登録商標)21sを含む、195gの単分散マイクロカプセル化されたモノマーの液滴の、水性単分散カプセル化混合物分散体の627.9gを添加した。
その分散体を窒素で覆った。2時間の内に、その分散体を加熱して73℃とし、その温度でさらに8時間撹拌した。73℃で30分間撹拌してから、さらなる6時間の間、2種のフィードを同時に計量仕込みした。
フィード1は、706.7gのアクリロニトリルからなっていた。
フィード2は、47.8gのジビニルベンゼン(DVB)(純度80%)、71.8gの脱イオン水、および0.24gのエーロゾル(Aerosol)OTからなっていた。ウルトラトラックスを用いてその分散体を分散させてから、759gのさらなる脱イオン水を用いて希釈した。全部の溶液を計量仕込みした。
計量仕込みが完了したら、その混合物を1時間で95℃にまで加熱し、95℃でさらに2時間加熱した。
ジビニルベンゼンは、市販されている通常の80.0重量%のジビニルベンゼンと20.0重量%エチルスチレンの異性体混合物として用いた。
単分散マイクロカプセル化モノマーの液滴は、欧州特許出願公開第0 046 535A1号明細書に従って製造したが、そのシードポリマーのカプセルの壁面は、ホルムアルデヒドで硬化させたゼラチンとアクリルアミド/アクリル酸コポリマーとの複合コアセルベートからなっていた。マイクロカプセル化モノマーの液滴の中央粒径は450μmであった。
その混合物を、攪拌機速度220rpmで撹拌した。冷却した後で、脱イオン水を用いて100μmの篩の上でそのバッチを洗浄してから、乾燥キャビネットの中で80℃で18時間かけて乾燥させた。これにより、585μmの中央粒径を有する球状のコポリマーIが898.5g得られた。
そのビーズポリマーの窒素含量は18.75重量%であった。
そのことから、その架橋コポリマー中に80.1重量%のアクリロニトリル単位が含まれていることが計算される。
1b)弱酸性カチオン交換体を得るためのアクリロニトリル含有コポリマーの反応
装置:圧力保持バルブ、攪拌機、サーモスタット、ポンプつきの6Lの圧力反応器
1800mLの脱イオン水と500gの1a)からの架橋コポリマーとを反応器に仕込んだ。その懸濁液を加熱して150℃とした。2時間の間に、50重量%強度の水酸化ナトリウム溶液135mLを計量仕込みした。次いで、1時間15分の間に、50重量%強度の水酸化ナトリウム溶液をさらに708mL計量仕込みした。次いで、その混合物を150℃でさらに6時間撹拌した。そのバッチを冷却した。鹸化されたポリマーを排出させ、真空フィルター上で脱イオン水を用いてアルカリが無くなるまで洗浄した。
容積収量:1980mL
その樹脂をカラムに移し替えた。上部から、4重量%強度の硫酸水溶液の10リットルを4時間かけて通して濾過させた。次いでその樹脂を、脱イオン水を用いて硫酸が無くなるまで洗浄した。
容積収量:1220mL
全容量:5.16モル/L
元素組成:
炭素:60.0重量%
水素:6.4重量%
酸素:32.5重量%
残存窒素:1.1重量%
初期安定性:99%全ビーズ
膨潤安定性:98%全ビーズ
注入安定性:99%全ビーズ
回転安定性:98%全ビーズ
中央ビーズ直径:0.82mm
1c)オートクレーブ中スチームによる弱酸性カチオン交換体のクリーニング
1165mLの脱イオン水と、1165mLの水素形にある弱酸性カチオン交換体とをオートクレーブ中に仕込んだ。そのバッチを加熱して150℃とし、その温度でさらに5時間撹拌した。次いで、フリットチューブを用いてオートクレーブから水を強制排出させ、同量のフレッシュな水を用いて置換した。その混合物を150℃でさらに5時間撹拌した。
このクリーニングを3回繰り返した。
オートクレーブを冷却した。篩の上で脱イオン水を用いて、その樹脂を洗浄した。
樹脂容積:1100mL
実施例2(インサイチュー・シード/フィードプロセスによる)
2a)70重量%のアクリロニトリル単位を含むコポリマーの製造(DVBは、アクリロニトリル相に計量仕込み)
103.4gの脱イオン水と、溶解させた1.8gのゼラチン、0.91gのリン酸水素二ナトリウムおよび0.134gのレソルシノールを含む水溶液の53.6gとを、4Lのガラス製反応器の中に仕込む。これに、室温で、16.12グラムのアクリロニトリルと333.8gの脱イオン水とを連続的に計量仕込みする。
この仕込み物に、113.4gのスチレン、7.58gの工業グレードジビニルベンゼン(純度80.0%)、64gのイソドデカン、および0.75gのトリゴノックス(Trigonox)(登録商標)21Sを含む、195gの単分散マイクロカプセル化されたモノマーの液滴の、水性単分散カプセル化混合分散体の627.9gを添加した。
その分散体を窒素で覆った。その分散体を加熱して2時間かけて73℃とし、その温度でさらに8時間撹拌した。73℃で30分間撹拌してから、さらなる6時間の間に、521.25gのアクリロニトリルと35.3gのDVB(純度81.1重量%)の混合物をそれに計量仕込みした。
計量仕込みが完了したら、その混合物を1時間かけて80℃にまで加熱し、80℃でさらに1時間撹拌した。次いでその混合物を加熱して95℃とし、95℃でさらに2時間撹拌した。
ジビニルベンゼンは、市販されている通常の81.1重量%のジビニルベンゼンと18.9重量%エチルスチレンとの異性体混合物として用いた。
単分散マイクロカプセル化モノマーの液滴は、欧州特許出願公開第0 046 535A2号明細書に従って製造したが、そのシードポリマーのカプセルの壁面は、ホルムアルデヒドで硬化させた、ゼラチンとアクリルアミド/アクリル酸コポリマーとの複合コアセルベートからなっていた。マイクロカプセル化モノマーの液滴の中央粒径は450μmであった。
その混合物を、攪拌機速度220rpmで撹拌した。冷却した後で、脱イオン水を用いて100μmの篩の上でそのバッチを洗浄してから、乾燥キャビネットの中で80℃で18時間かけて乾燥させた。これにより、557μmの中央粒径を有する球状のコポリマー701.7gが得られた。
そのビーズポリマーの窒素含量は17.70重量%であった。
そのことから、その架橋コポリマー中に67.05重量%のアクリロニトリル単位が含まれていることが計算される。
2b)弱酸性カチオン交換体を得るためのアクリロニトリル含有コポリマーの反応
装置:圧力保持バルブ、攪拌機、サーモスタット、ポンプつきの6Lの圧力反応器
1800mLの脱イオン水と500gの2a)からの架橋コポリマーとを反応器に仕込んだ。その懸濁液を加熱して150℃とした。2時間の間に、50重量%強度の水酸化ナトリウム溶液127mLを計量仕込みした。次いで、1.15時間の間に、50重量%強度の水酸化ナトリウム溶液をさらに666mL計量仕込みした。その後、その混合物を150℃でさらに6時間撹拌した。そのバッチを冷却した。鹸化されたポリマーを排出させ、真空フィルター上で脱イオン水を用いてアルカリが無くなるまで洗浄した。
容積収量:2000mL
その樹脂をカラムの中に移し替えた。上部から、4重量%強度の硫酸水溶液の10リットルを4時間かけて通して濾過させた。次いでその樹脂を、脱イオン水を用いて硫酸が無くなるまで洗浄した。
容積収量:1280mL
全容量:3.41モル/L
元素組成:
炭素:61.9重量%
水素:6.4重量%
酸素:30.4重量%
残存窒素:1.1重量%
初期安定性:99%全ビーズ
膨潤安定性:99%全ビーズ
注入安定性:99%全ビーズ
回転安定性:99%全ビーズ
中央ビーズ直径:0.76mm
2c)オートクレーブ中スチームによる弱酸性カチオン交換体のクリーニング
1225mLの脱イオン水と、1225mLの水素形にある弱酸性カチオン交換体とをオートクレーブ中に仕込んだ。そのバッチを加熱して150℃とし、その温度でさらに5時間撹拌した。次いで、フリットチューブを用いてオートクレーブから水を強制排出させ、同量のフレッシュな水を用いて置換した。その混合物を150℃でさらに5時間撹拌した。
このクリーニングを3回繰り返した。
オートクレーブを冷却した。その樹脂を篩の上で脱イオン水を用いて洗浄した。
樹脂容量:1160mL
全容量:3.54モル/L
検討方法:
樹脂の全容量の測定
100mLのメスシリンダーの中で、55mLの放出形の交換体を振動ベンチ上で脱イオン水中で振盪させ、フィルターチューブの中に流し込んだ。15%強度の塩酸300mLを、60分かけて計量仕込みした。次いで、脱イオン水を用いて流出液が中性となるまでその樹脂を洗浄した。50mLの樹脂をバイブレータにかけて、フィルターチューブの中に流し込んだ。1Nの水酸化ナトリウム溶液の600mLを60分かけて計量仕込みし、その流出液を1リットルのエルレンマイヤーフラスコに集めた。200mLの脱イオン水を用いてその樹脂を洗浄したが、その流出液を同様に1リットルのエルレンマイヤーフラスコに集めた。そのエルレンマイヤーフラスコの標線まで脱イオン水を加え、混合した。50mLの溶液をガラスビーカーの中で50mLの脱イオン水を用いて希釈し、pH電極を使用してpH4.3になるまで0.1Nの塩酸を用いて滴定した。
全容量(TC):全容量はその樹脂中の酸基の量の目安である。
次元:樹脂1リットル当たりの酸基のモル
TCの測定
(30−消費量)/2.5=モル/酸形の樹脂1リットル
本発明の目的においては、脱イオン水は0.1〜10μSの導電率を有することが特徴であるが、ここで溶解または不溶の金属イオンの含量が、個々の成分としてのFe、Co、Ni、Mo、Cr、Cuが1ppm以下、好ましくは0.5ppm以下であり、かつ前記金属を合計したものが10ppm以下、好ましくは1ppm以下である。

Claims (14)

  1. ポリ(メタ)アクリル酸タイプのカチオン交換体を製造するための方法であって、
    a)カプセル化された、ビーズタイプのモノマーの液滴を、連続の、好ましくは水相の中で調製し、必要に応じて、この相を加熱して50℃以上の温度とし、
    b)それらのカプセル化されたビーズタイプのモノマーの液滴を、(メタ)アクリル系モノマー、架橋剤、重合開始剤および場合によってはポロゲンの混合物に、場合によっては重合条件下で混合し、前記混合物が前記カプセル化された液滴の中に浸透し、重合条件下で添加した場合には、共重合し、
    c)前記カプセル化された液滴を高温で重合させ、
    d)得られた架橋(メタ)アクリル系ビーズポリマーを酸またはアルカリを用いて加水分解させて、ポリ(メタ)アクリル酸タイプの架橋されたビーズポリマーを得る、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記工程b)およびc)を1回または複数回繰り返すことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. プロセス工程a)において使用される前記モノマーの液滴が単分散の形態で使用され、前記ポリ(メタ)アクリル酸タイプの架橋単分散ビーズポリマーが得られることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. プロセス工程a)において調製される前記単分散、ビーズタイプのカプセル化されたモノマーの液滴を、ジェッティングおよび/または振動励起と、マイクロカプセル化との組合せにより発生させることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記単分散ビーズタイプのモノマーの液滴が、複合コアセルベートによってマイクロカプセル化されることを特徴とする、請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記ビーズタイプのカプセル化されたモノマーの液滴が、スチレンおよびジビニルベンゼンを含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. (メタ)アクリル系モノマーとして、(メタ)アクリレート、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、アクリル酸、メタクリル酸、塩化アリーロイル、塩化メタクリロイルを単独または混合物中で使用することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 架橋剤として、多官能エチレン性不飽和化合物を使用することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. ポロゲンとして、メチルイソブチルケトン、ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、イソオクタン、イソドデカン、n−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、t−ブタノール、オクタノールを単独または混合物中で使用することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 容積分布の90%値(Φ(90))対10%値(Φ(10))の比率であるΦ(90)/Φ(10)が1.25以下であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に従って得られるポリ(メタ)アクリル酸タイプの単分散カチオン交換体。
  11. ・水性溶液または有機溶液からカチオン、染料粒子、または有機成分を除去するため、
    ・水性溶液または有機溶液の中性交換における軟化をするため、
    ・化学工業、電子工業、および発電所からの水の精製および処理のため、
    ・ホエー、薄ゼラチン培地、フルーツジュース、果実汁、および糖類の水溶液の脱色および脱塩のため、
    ・生物学的活性成分、たとえば、抗生物質、酵素、ペプチド、および核酸をそれらの溶液から分離および精製するため、
    の請求項10に記載のポリ(メタ)アクリル酸タイプの単分散カチオン交換体の使用。
  12. 工程c)からの架橋、マクロポーラス、単分散(メタ)アクリル系ビーズポリマーの酵素のための支持体としての使用、およびそれから得られる系の酵素触媒としての使用。
  13. 燃料の製造における、さらにはエステル化反応およびエステル交換反応における、請求項12からの酵素触媒の使用。
  14. 前記燃料が自動車用石油またはバイオディーゼルであることを特徴とする請求項13に記載の使用。
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