JP2008206632A - 衣類収納庫と、そのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線ICタグを利用して日常携行品、あるいは、他人の衣類の混入を防止する。
【解決手段】物品100、110に添付された無線ICタグ120a、120bを読み取る読取手段5と、報知手段3と、記憶手段2と、制御手段4と、からなる衣類収納庫1であって、読取手段5で無線ICタグ120a、120bを読み取り、物品110が衣類以外であった場合は、制御手段4は報知手段6より異物混入の旨を報知して、物品100が衣類であって、記憶手段2に記憶されていない場合には、報知手段3より未登録衣類である旨を報知するようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線ICタグを利用して日常携行品、あるいは、他人の衣類の混入を防止する衣類収納庫と、そのプログラムに関するものである。
近年、無線ICタグ(非接触ICタグ)を物品に貼り付けておき、無線ICタグ読み取り/書込み手段を収納庫に設置して在庫管理を行うことが行なわれており、更には収納庫内の環境情報を無線ICタグに書込んで保存状態を記録する方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−316525号公報
しかしながら、前記従来の構成は、物品管理といった用途であって、一般的な家庭での使用を主眼においたものではない。
例えば、財布、定期入れ、名刺入れ、携帯電話のようにタンスなどの衣類収納庫に収納すべきではないものを検知して使用者に注意を喚起するといったような日常生活上の不便さを解消するようなことは提案されていない。
すなわち、財布などをズボンのポケットに入れたことに気がつかないまま衣類収納庫に収納してしまい、次の日の朝に慌ててそれらを探し回るといった経験は誰しも思い当たるところであり、衣類収納庫に収納すべきではない物品が衣類のポケットに間違って入れたままで衣類収納庫に収納されてしまうといった過ちを排除するものではなかった。
さらに、財布だけでなく、靴下、シャツなどのアンダーウエアなどは、本人以外には見分けがつけにくく、例えば、お母さんが洗濯物を衣類収納庫に収納する際に、息子さんの靴下をお父さんの衣類収納庫に収納してしまうといった間違いは日常的に起こりうるが、こういったことを防ぐような提案はなされていなかった。
そこで、前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類収納庫は、物品に添付された無線ICタグを読み取る読取手段と、報知手段と、記憶手段と、制御手段を具備した衣類収納庫において、前記読取手段で前記無線ICタグを読み取り、前記物品が衣類以外であった場合は、前記制御手段は前記報知手段より異物混入の旨を報知して、前記物品が衣類であって、前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記報知手段より未登録衣類である旨を報知するようにした。
これにより、衣類収納庫に収納すべきではない物品を衣類のポケットに間違って入れたままで衣類収納庫に収納されようとした場合に報知するので、財布、定期入れ、名刺入れ、携帯電話のように衣類収納庫に収納してはいけない物品をズボンのポケットに入れたことに気がつかないまま衣類収納庫に収納してしまい、次の日の朝に慌てて物品を探し回るといったことを、回避することができるものである。
さらに、財布だけでなく、靴下、シャツなどのアンダーウエアなどは、本人以外には見分けがつけにくく、例えば、お母さんが洗濯物を衣類収納庫に収納する際に、息子さんの
靴下をお父さんの衣類収納庫に収納してしまうといった間違いを未然に防ぐことが出来る。
第1の発明は、衣類収納庫は、物品に添付された無線ICタグを読み取る読取手段と、報知手段と、記憶手段と、制御手段を具備した衣類収納庫において、前記読取手段で前記無線ICタグを読み取り、前記物品が衣類以外であった場合は、前記制御手段は前記報知手段より異物混入の旨を報知して、前記物品が衣類であって、前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記報知手段より未登録衣類である旨を報知するようにした。
これにより、衣類収納庫に収納すべきではない物品が衣類のポケットに間違って入れたままで衣類収納庫に収納されようとした場合に報知するので、財布、定期入れ、名刺入れ、携帯電話のように衣類収納庫に収納してはいけない物品をズボンのポケットに入れたことに気がつかないまま衣類収納庫に収納してしまい、次の日の朝に慌てて物品を探し回るといったことを、その場で回避することができるものである。
さらに、財布だけでなく、靴下、シャツなどのアンダーウエアなどは、本人以外には見分けがつけにくく、例えば、お母さんが洗濯物を衣類収納庫に収納する際に、息子さんの靴下をお父さんの衣類収納庫に収納してしまうといった間違いを未然に防ぐことが出来る。
第2の発明は、特に第1の発明において、一定時間を検知できる時計手段を具備し、未登録衣類であることを示す報知を行った一定時間後にも、継続して前記読取手段で前記無線ICタグを読み取れた場合、前記読み取れた情報を、記憶手段に登録衣類として記憶させるようにした。
これにより、全く新規に購入した衣類(当然ながら未登録衣類である)を検出した場合には、一旦未登録という旨の報知をしたとしても、(使用者がその報知を無視して、)そのまま衣類収納庫に収納しておけば、自動的に登録衣類として記憶されるので、次回からは報知されることがなくなる。
第3の発明は、特に第1〜2いずれかの発明において、前記無線ICタグに、衣類の適用年齢または性別に関する情報が含まれていて、前記記憶手段に登録されている他の衣類の情報と比較して差異があった場合には、前記報知手段より差異があった旨を報知するようにした。
これにより、衣類収納庫に間違った衣類が混入するのを防止することが期待できる。
第4の発明は、特に第1〜3いずれかの発明において、前記衣類収納庫が、衣類を出し入れするための開口部と、前記開口部を閉じるための扉と、前記扉の開閉状態を検知する開閉スイッチとを具備し、前記開閉スイッチで前記扉が開いていることを検知したときに前記読取手段を作動させるようにした。
これにより、衣類を収納するために、衣類収納庫の扉が閉じられた時点に、読取手段で無線ICタグの情報を読み出すので、的確な報知を使用者に対して行うことが出来る。
第5の発明は、特に第4の発明において、衣類収納庫と、扉を電磁波遮断物質で構成、あるいは、覆った。
これにより、衣類収納庫の庫外に存在する無線ICタグ(例えば、使用者が着用してい
る衣類の無線ICタグ)と通信して誤報を出すといったことが回避できる。
第6の発明は、特に第1〜5いずれかの発明において、少なくともひとつの動作をコンピュータに実行させるためのプログラムであり、CPU、RAM、ROM、記憶装置、I/Oなどを備えた電気情報機器、コンピュータ等のハードリソースを協働させて本発明の少なくとも一部をプログラムとして容易に実現することができる。また記録媒体に記録あるいは、通信回線を用いてプログラム配信することにより、プログラム配布が他の手段に比べて極めて簡単に実現できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて一実施形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の衣類収納庫の構成一例を示す図である。
衣類収納庫1は、読み込んだ無線ICタグの情報を記憶する記憶手段2と、使用者にさまざまな報知をする報知手段3と、全体の制御を行う制御手段4と、無線ICタグの情報を読み取る読取手段5と、一定時間経過したことを示す時計手段6と、扉9の開閉を検知する開閉スイッチ7と、衣類などを出し入れするための開口部8と、扉9とを具備している。
衣類100(例えばスラックス)には、無線ICタグ120aが添付されており、この無線ICタグ120aには、衣類(スラックス)であるといった情報が記録されている。
読取手段5によって、読み取られた無線ICタグ120aの情報は、制御手段4によって、衣類かどうか判定され、さらに記憶手段2の情報と比較されて、登録済みの情報と一致した場合には登録済み衣類として扱われ、もし、登録されていないということであれば、未登録の衣類が検知された旨を報知手段3より報知する。
この場合の報知は警報音であっても構わないし、光を発する視覚的なものであっても構わないし、バイブレーターのような振動であっても構わないし、衣類の情報を含む文字情報、あるいは、音声情報であっても構わない。
なお、これらの処理に関する詳細は、後ほど、図4を用いて説明する。
図2は、本発明の衣類収納庫の構成一例を示す図である。
図1と類似しているが、衣類100のポケットには、定期入れ110が入っており、この定期入れ110には無線ICタグ120bが添付されており、無線ICタグ120bには、定期入れ(衣類以外)であるという情報が記録されている。
読取手段5に読み取られた情報は、制御手段4によって、衣類かどうか判定され、無線ICタグ120bには、衣類以外(定期入れ)という情報が記録されているので、衣類以外の異物が混入された旨を報知手段3より報知する。
この場合の報知は、前述した未登録の衣類が検知された旨を報知する場合とは、明確に異なることが望ましく、混入した物品が定期入れであったといった情報を含めて、文字情報、あるいは、音声情報で報知しても構わない。
なお、上記同様にこれらの処理に関する詳細は、後ほど、図4を用いて説明する。
図3は、本発明の衣類収納庫の構成一例を示す図である。
衣類収納庫1の壁面、天井、底部のすべてと、扉9とを、アルミ箔、あるいは、金属などの電磁波遮断物質で覆った状態を示している。このようにしておくと、扉9が閉じられた時点で、衣類収納庫1の庫外とは電磁的に完全に遮断される。
すなわち、衣類収納庫1の外部に存在する衣類100に添付された無線ICタグ120aとは、電磁的に遮断されてしまうので電磁波で通信することが出来なくなり、誤って衣類収納庫1の庫外に存在する無線ICタグ120a(例えば、使用者が着用している衣類に添付された無線ICタグ)を読み込んでしまうといった誤検出を回避することができる。
扉9が閉じられている時には、衣類収納庫1の中に収納されている無線ICタグ120a、120bだけと通信可能となる。つまり、扉9が閉じられている時にだけ読取手段6を作動させて無線ICタグ120a、120bの情報を読み取ることは、収納されている衣類100だけを確実に検知するといった点でも非常に有効な手段である。
もちろん、扉9の開閉とは関係なく定期的(例えば1時間おき)に読み込むといった方法も考えられなくはないが、当方式のように衣類の保管状況が変わった時(扉9の開閉時)にだけ読み込むという方が、無駄な動作が減り効率的であり、省エネルギーなどにも貢献すると考えている。また、扉9が閉じられた直後に、迅速に判定を下して報知することが好ましい。
図4は本発明の衣類収納庫処理の流れを示しており、以下、図1と図2と図4を用いて、処理の流れを詳しく説明していく。
まず、図1のように無線タグ120aだけが添付された物品(ここではスラックス)が、衣類収納庫1に収納されるケースを考えてみる。
無線ICタグ120aが添付された衣類100を衣類収納庫1に収納するために、使用者は扉9を開く。この時、扉9の開閉に連動して開閉スイッチ5が作動して、扉9が開けられたことを検知して制御手段4に伝達される。扉9が開かれ、次に閉じられた時点で(ステップ31)、読取手段5が作動して、無線ICタグ120aから情報の一括読取りを行う(ステップ32)。
この一括読み取りとは、衣類収納庫1の中に存在する全ての無線ICタグからの情報を繰り返して読み出すことであり、無線ICタグの読取手段では一般的に行なわれていることである。
制御手段4は、読み出した情報の中身をひとつずつ調べていき、衣類かどうかの判定を行っていく(ステップ33)。
無線ICタグ120aの情報は、それが添付されている物品に関する情報を含んでおり、どのような衣類であるか(例えば、シャツ、パンツ、スーツ、スラックス)、あるいは、衣類以外の情報(例えば、定期入れ、財布、携帯電話)であるかということを知ることが出来るようになっている。
もちろん、この限りではなく、無線ICタグ120aから得られる情報が、128ビット長のコードであって、そのコードを元に、制御手段が外部のデータベース(図示せず)よ
り、前述のような具体的な情報を得るといったことでももちろん構わないが、少なくとも無線ICタグ120aが添付されている物品が衣類であるか、否かが明確にわかるようになっていることが必要である。
その情報解析の結果、定期入れなどであって衣類ではないということが判定できれば(ステップ33)、報知手段3より、衣類保管庫1の庫内に異物が混入した旨を報知することになる(ステップ34)。
逆に、その情報解析の結果、衣類であると判定すれば(ステップ33)、次に記憶手段2に記憶されている衣類かどうかを調査する(ステップ35)。
その結果、登録されている衣類であるということがわかれば、登録済み衣類が収納されたということで何ら報知することもなく、次の無線ICタグの情報を調べていく(ステップ39)。
衣類であったが、未登録の衣類であったと判断した場合(ステップ35)、報知手段3より、未登録の衣類を検知した旨を報知する(ステップ36)。
この状態では、自分の所有物ではない衣類が混入した場合と、新規購入した未登録の衣類が収納された場合とが考えられる。
もし、前者であれば数秒程度で使用者が該当する衣類を取り出すことになるので、その衣類は一定時間経過後(例えば30秒)には読めなくなるので、記憶手段2に登録せずに、次の処理に戻る(ステップ37)。
もし、後者の場合であれば、使用者は報知を無視してそのままにしておくことで、その衣類は一定時間経過後(例えば30秒)にも読めるので、記憶手段2に(新規衣類として)登録されることになり(ステップ38)、それ以後は、その衣類に関しては報知しなくなる。
次に、図2のように無線タグ120aと、無線ICタグ120bが添付された物品(ここではスラックス100と、定期入れ110)が、衣類収納庫1に収納されるケースを考えてみる。
上記で述べてきた情報の一括読み取りを行う(ステップ32)時に、ここでは無線ICタグ120aと、無線ICタグ120bとの情報が得られることになる。無線ICタグ120aに関する処理は上記で詳しく記述してきたとおりであるので省略し、以下では、定期入れ110と、無線ICタグ120bについて述べていく。
無線ICタグ120bの情報では、衣類以外の情報(例えば、定期入れ、財布、携帯電話)であるかということを知ることが出来る(ステップ33)ので、報知手段3より、衣類保管庫1の庫内に異物が混入した旨を報知する(ステップ34)。
以上が、本発明の衣類収納庫処理の流れに関する説明である。
この他にも、衣類に添付された無線ICタグの情報として、適用年齢、あるいは、性別に関する情報が含まれていた場合には、既に記憶手段2に登録済みの情報と比較して、男性用衣類しか記憶されていないのに女性用衣類が収納されようとした場合、あるいは、大人用衣類しか記憶されていないのに子供用衣類が収納されようとした場合のように、明らかに、収納されようとしている衣類だけが異質であるといった場合にも、その旨を報知す
るといったことを行っても構わない。
もちろん、例えば制御手段4に、その衣類収納庫1を使用する人の年齢、あるいは、性別に関する情報が記録されていて、その情報と、無線ICタグ120aから読み出した情報とを比較して、矛盾点があれば、その旨を報知するといったことでもかまわないし、同様の効果が期待できる。
衣類収納についてのシステム化の範疇に属するので、ここでは詳しく述べないし、図示もしないが、複数の衣類収納庫が存在し、他の衣類収納庫の記憶手段に記憶されている衣類かどうかを、ネットワーク接続機能により問い合わせ、もし他の衣類収納庫の記憶手段に記憶されている衣類であれば、その旨を報知して、一定時間経過したとしても、自分の記憶手段に取り込まずに、報知を継続するといった複数連携型のサービスを行うような構成も考えられる。
読取手段5は電波を発して、その電波を受けた無線ICタグ120は励起して情報を返答する所謂パッシブ型の無線ICタグを想定しており、通信距離はUHF帯を用いた業務用の強力なもので10メートル以下であり、一般的に用いられる13.56MHz、あるいは、2.54GHz帯のものであれば数十センチ以下であることが多い。
読取手段5の読み取り能力を良くすることが好ましい場合には、読取手段5に接続するアンテナ部分を複数個設けて、開口部8、あるいは扉9の周辺に配置していき、通信領域を広げるといったことも考えられる。
もちろん、パッシブ型の無線ICタグだけではなく、電池を内蔵したアクティブ型の無線ICタグであっても構わないが、このようなアクティブ型の無線ICタグを用いた場合には、通信距離は数十メートル以上に達することもあるので、衣類収納庫1から離れた場所にある無線ICタグのID情報を読み取ってしまうような誤動作が生じてしまう。
このような誤動作を避けるために、衣類収納庫1と、扉9を電磁波遮断物質(例えばアルミ箔のような金属)で構成する、あるいはそのような物質で覆って、遠くまで電波が飛ばないようにすることも考えられる。
アクティブ型の無線ICタグに限らず、パッシブ型の無線ICタグであっても、前述したUHF帯の業務用で用いるような読取手段5(条件によっては10m程度離れていても通信する)を用いるのであればもちろんのこと、たとえ数十センチでしか通信できないような場合でも、同様の誤動作が起こる可能性は残るので、衣類収納庫1と、扉9を電磁波遮断物質(例えばアルミ箔のような金属)で構成する、あるいは、そのような物質で覆ってしまい、出来るだけ衣類収納庫1から外部へ電波が飛び散らないように考慮することが好ましい。
また、物品11自身がクレジットカードやICカード型定期券であって、それ自身が無線ICタグの機能を具備していても、これまで述べてきた方式は有効であり、同等の効果が期待できる。
なお、開閉スイッチとは別に、重量センサを設けて、重量の変化を見るようにして読取手段を動作させても良い。
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、
磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録、もしくはインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明は、衣類収納庫に収納すべきではない物品が衣類のポケットに間違って入れたままで衣類収納庫に収納されようとした場合に報知する環境を使用者に提供することができる。なお、衣類の洗濯機、乾燥機であってもよい。
本発明の実施の形態1の衣類収納庫の構成を示す図 本発明の実施の形態1の衣類収納庫の構成を示す図 本発明の実施の形態1の衣類収納庫の構成を示す図 本発明の実施の形態1の衣類収納庫の処理の流れを示す図
符号の説明
1 衣類収納庫
2 記憶手段
3 報知手段
4 制御手段
5 読取手段
6 時計手段
7 開閉スイッチ
8 開口部
9 扉
100 衣類
110 定期入れ
120a、120b 無線ICタグ

Claims (6)

  1. 物品に添付された無線ICタグを読み取る読取手段と、報知手段と、記憶手段と、制御手段を具備した衣類収納庫において、前記読取手段で前記無線ICタグを読み取り、前記物品が衣類以外であった場合は、前記制御手段は前記報知手段より異物混入の旨を報知して、前記物品が衣類であって前記記憶手段に記憶されていない場合には、前記報知手段より未登録衣類である旨を報知する衣類収納庫。
  2. 時間を検知する時計手段を具備し、前記未登録衣類であることを示す報知を行った一定時間後にも継続して前記読取手段で前記無線ICタグを読み取れた場合、前記読み取れた情報を、前記記憶手段に登録衣類として記憶させる請求項1記載の衣類収納庫。
  3. 前記無線ICタグには、前記衣類の適用年齢または性別に関する情報が含まれていて、前記記憶手段に登録されている他の衣類の情報と比較して差異があった場合には、前記報知手段より差異があった旨を報知する請求項1〜2のいずれか1項に記載の衣類収納庫。
  4. 前記衣類収納庫が、衣類を出し入れするための開口部と、前記開口部を閉じるための扉と、前記扉の開閉状態を検知する開閉スイッチとを具備し、前記開閉スイッチで前記扉が閉じられたことを検知したときに前記読取手段を作動させる請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類収納庫。
  5. 前記衣類収納庫と前記扉とを電磁波遮断物質で構成、あるいは、覆った請求項4項に記載の衣類収納庫。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣類収納庫の少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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