JP2008200826A - ドレッシング装置およびドレス条件設定方法 - Google Patents

ドレッシング装置およびドレス条件設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製造後に廃棄されるドレス工具の数をできるかぎり減らす。
【解決手段】ドレッシング装置は、ドレス工具35を研磨パッド15のパッド面に当接した状態で両者を相対回転移動させてドレッシングを行う。このドレッシング装置は、ドレス工具による研磨パッドのドレス条件を調整するドレス制御部72と、ドレス工具を用いて研磨パッドのプロファイルを所望のプロファイルに仕上げるアジャスト工程を行ったときの研磨パッドのドレスレートを測定する測定制御部73とを備え、測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるようにドレス条件を自動調整する。
【選択図】図2

Description

本発明は、CMP装置のような研磨加工等を行う加工工具(研磨パッド)の加工面(パッド面)をドレッシングするドレッシング装置と、ドレッシングを行うときのドレス条件を設定する方法に関する。
半導体ウエハの製造工程において、ウエハ表面に形成された回路構成膜などの研磨加工を行うCMP装置(化学機械研磨装置)に用いられる研磨加工工具すなわち研磨パッドは、加工時間が増すに応じて加工面の目詰まりが進行して劣化するため、定期的なドレッシングを行って常に良好な加工が行われるようにメンテナンスされる。このようなドレッシング装置および方法については、従来から種々の提案がなされている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3等を参照)。
特開2003−80456号公報 特開2004−25413号公報 米国特許公報第5,609,718号公報
ところで、ドレッシング装置において研磨パッドのドレッシングを行うドレス工具は、研磨パッドのドレッシングを行ったときのドレスレートが基準の値となることが要求される。このため、ドレスレートが基準の範囲内に入るようにドレス工具を製造するのであるが、製造されたドレス工具毎にドレスレートのバラツキが生じることが避けられず、ドレスレートが基準の範囲内に入るようにドレス工具を製造するのは非常に難しい。このため従来においては、製造した全てのドレス工具についてドレッシング装置により研磨パッドのドレッシングを行ってドレスレートを測定し、これが基準の範囲内に入るドレス工具のみを採用し、基準の範囲から外れるドレス工具については廃棄されていた。しかしながら、これでは歩留まりが低くなり資源の無駄遣いとなるという問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、製造後に廃棄されるドレス工具の数をできるかぎり減らせるようなドレッシング装置およびドレス条件設定方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係るドレッシング装置は、ドレス工具を研磨パッドの研磨面に当接した状態で両者を相対移動させてドレッシングを行うドレッシング装置であって、前記ドレス工具による前記研磨パッドのドレス条件を調整するドレス条件調整装置と、前記ドレス工具を用いて前記研磨パッドのプロファイルを所望のプロファイルに仕上げるアジャスト工程を行ったときの前記研磨パッドのドレスレートを測定するドレスレート測定装置とを備え、前記ドレスレート測定装置により測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス条件調整装置によりドレス条件を自動調整するように構成される。
このドレッシング装置において、前記アジャスト工程が終了したときに前記ドレスレート測定装置により測定した前記研磨パッドのドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように前記ドレス条件調整装置によりドレス条件を自動調整するのが好ましい。
上記ドレッシング装置において、前記アジャスト工程の途中において前記ドレスレート測定装置により測定した前記研磨パッドのドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように前記ドレス条件調整装置によりドレス条件を自動調整し、このように自動調整されたドレス条件の下で残りの前記アジャスト工程を行うようにしても良い。
この場合には、前記残りのアジャスト工程を行った後に、前記ドレスレート測定装置により前記残りのアジャスト工程における前記研磨パッドのドレスレートを測定し、このように測定したドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように前記ドレス条件調整装置によりドレス条件を自動調整するのが好ましい。
また、上記ドレッシング装置において、前記ドレス条件調整装置は、前記ドレスレート測定装置により測定したドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように、前記ドレス条件としてドレス荷重を調整するのが好ましい。
上記ドレッシング装置において、前記ドレス条件調整装置は、前記ドレスレート測定装置により測定したドレスレートとそのドレス時間との積が前記基準ドレスレートと基準ドレス時間との積と等しくなるように、前記ドレス条件としてドレス時間を調整するようにしても良い。
上記ドレッシング装置において、前記ドレス条件調整装置により前記測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定したときに、この設定ドレス条件が調整可能範囲外であるときには、再度のドレス条件設定作業を指示するのが好ましい。
上記ドレッシング装置において、前記ドレス条件調整装置により前記測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定したときに、この設定ドレス条件が調整可能範囲外であるときには、前記ドレス工具が使用不可である旨指示するようにしても良い。
本発明に係るドレス条件設定方法は、研磨パッドのドレッシングを行うドレス工具のドレス条件を設定する方法であって、前記ドレス工具を用いて前記研磨パッドのプロファイルを所望のプロファイルに仕上げるアジャスト工程を行い、前記アジャスト工程により前記研磨パッドのドレスレートを測定し、前記測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定する。
このドレス条件設定方法において、前記アジャスト工程が終了したときに前記研磨パッドのドレスレートを計算して求めるのが好ましい。
上記ドレス条件設定方法において、前記アジャスト工程の途中において前記研磨パッドのドレスレートを測定し、この測定したドレスレートとそのドレス時間との積が前記基準ドレスレートと基準ドレス時間との積と等しくなるようにドレス条件を変更して残りの前記アジャスト工程を行うようにしても良い。
この場合、前記残りのアジャスト工程を行った後に、この工程における前記研磨パッドのドレスレートを測定し、このように測定したドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定するのが好ましい。
上記ドレス条件設定方法において、前記測定したドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように、前記ドレス条件としてドレス荷重を設定するのが好ましい。
上記ドレス条件設定方法において、前記測定したドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように、前記ドレス条件としてドレス時間を設定しても良い。
上記ドレス条件設定方法において、前記測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定したときに、この設定ドレス条件が調整可能範囲外であるときには、再度のドレス条件設定作業を指示するのが好ましい。
上記ドレス条件設定方法において、前記測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定したときに、この設定ドレス条件が調整可能範囲外であるときには、前記ドレス工具が使用不可である旨指示するようにしても良い。
本発明に係るドレッシング装置によれば、研磨パッドのプロファイルを所望のプロファイルに仕上げるアジャスト工程を行ったときに研磨パッドのドレスレートを測定するとともにこの測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるようにドレス条件調整装置によりドレス条件を自動調整するので、この自動調整可能な範囲内であれば、このドレス工具を自動調整したドレス条件の下で使用することが可能となる。このため、従来のように、測定ドレスレートが基準の範囲内に入るドレス工具のみを採用し、基準の範囲から外れるドレス工具を廃棄するということがなくなり、使用可能なドレス工具の数が多くなって歩留まりが高くなり、資源の有効活用を図ることができる。
また、本発明に係るドレス条件設定方法によれば、アジャスト工程による研磨パッドのドレスレートを測定し、この測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるようにドレス工具のドレス条件を設定するので、このように設定されたドレス条件でこのドレス工具を使用することが可能となる。このため、この方法によれば、従来のようにドレスレートが基準の範囲から外れるものを廃棄するということが無くなり、ドレス工具の製造歩留まりが高くなって資源の有効活用を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るドレッシング装置を有して構成されるCMP研磨装置1を示している。このCMP研磨装置1は、半導体ウエハの製造工程においてウエハ表面の化学機械的研磨を行うCMP装置であり、ウエハ表面の化学機械的研磨(CMP)を行う研磨ステーションST1と、研磨パッドのドレッシングを行うドレスステーションST2と、研磨パッドの表面プロファイル測定を行う測定ステーションST3とを備えて構成される。
研磨ステーションST1は、ウエハ研磨装置10を用いて半導体ウエハWの表面研磨を行う作業ステーションであり、ウエハWを載置する回転台22および回転台22を回転させる回転駆動装置21からなるウエハ回転装置20を備え、ウエハ回転装置20はこの研磨ステーションST3に移動したウエハ研磨装置10の下方に位置するように構成されている。回転駆動装置21は研磨制御部71からの制御信号を受けて回転台22を回転駆動させる。回転台22の上面には図示しない真空吸着チャック機構が設けられており、この真空チャック機構により半導体ウエハWを回転台22上に吸着保持させるようになっている。
ウエハ研磨装置10は、CMP研磨を行うときには、研磨ステーションST1に移動して図示のようにウエハ回転装置20の上方に位置して回転台22と上下に対向する。ウエハ研磨装置10は上下方向に延びた回転軸11と、この回転軸11の下端部に取り付けられた工具本体12とから構成されている。この工具本体12の下面に、両面テープ等で研磨パッド15が下面に取り付けられた円盤状の支持プレート13が真空吸着されて取り付けられている。このため、真空吸着を解除して、研磨パッド15を支持プレート13とともに工具本体12から取り外して交換可能になっている。
研磨パッド15は発泡性のポリウレタン等から作られており、その形状は単純な円盤状のほか、中央に穴の開いた薄厚のドーナツ型等に形成されている。本実施形態では研磨パッド15は薄厚のドーナツ型である。ウエハ研磨装置10の回転軸11は図示しないモータによって駆動され、そのモータの駆動は研磨制御部71によって制御される。そして、半導体ウエハWの表面に研磨パッド15を上方から接触させた状態で、研磨制御部71による制御の下で、回転台22とウエハ研磨装置10との双方を回転させ、かつウエハ研磨装置10を回転台22に対して水平方向に揺動移動させることにより、半導体ウエハWの表面全体について研磨パッド15により研磨を行う。
ウエハ研磨装置10はドレスステーションST2に移動可能に構成されており、ドレスステーションST2においては、ここに設けられたドレッシング装置30によりウエハ研磨装置10の下面に取り付けられた研磨パッド15のドレッシングを行う。ドレッシング装置30は、ドレス駆動装置31と、ドレス駆動装置31から上方に延びた駆動軸32と、駆動軸32の上部にジンバル機構33を介して支持された円盤状のドレス工具35とを備える。ドレス駆動装置31は、駆動軸32を回転駆動するモータと、駆動軸32に上下方向に押圧力を付与するアクチュエータとを内蔵しており、これらモータおよびアクチュエータの作動を制御するドレス制御部72も備えている。
ドレス工具35の上面がドレス面であり、ドレスステーションST2に移動してきたウエハ研磨装置10の研磨パッド15の下面(パッド面)とドレス工具35のドレス面とが、図示のように上下に対向する。このように上下に対向した状態で、ドレス駆動装置31により駆動軸32が上動されてドレス工具35のドレス面が研磨パッド15のパッド面と当接し、ドレス制御部72による制御の下でアクチュエータによりこのときの当接力が所定の力となるように設定され、モータが駆動されてドレス工具35が回転駆動される。このとき同時にウエハ研磨装置10も回転駆動され、ドレス工具35により研磨パッド15の研磨面のドレッシングが行われる。
ウエハ研磨装置10はドレスステーションST2から測定ステーションST3に移動可能であり、ドレスステーションST2において研磨パッド15のパッド面のドレッシングが行われると、ウエハ研磨装置10が測定ステーションST3に移動されてパッド面のプロファイルを測定して、ドレスレート等の測定が行われる。このため、測定ステーションST3にはパッド形状測定器50が備えられており、このパッド形状測定器50により研磨パッドのプロファイル測定が行われる。
パッド形状測定器50はセンサ保持部51とこのセンサ保持部51に保持された測定センサ52とからなり、内部の移動機構により測定センサ52はセンサ保持部51に対して水平面内で移動される。測定センサ52は発光素子と受光素子からなる光学式の(すなわち非接触型の)変位センサからなり、この変位センサによりパッド形状測定器50と研磨パッド15上のパッド面の測定位置との間の距離を測定する。従ってこのパッド形状測定器50によれば、研磨パッド15のパッド面上の領域内での相対高さを算出して、プロファイル等の測定を行う。なお、この実施形態では、センサ22は光学式の変位センサとしているが、これは一例に過ぎず、非接触型であれば超音波式の変位センサ等であってもよいし、接触型であればプローブを用いたもの等であっても構わない。
このようにして行われる研磨パッド15のプロファイル測定を行うために測定制御部73を有しており、測定制御部73により測定センサ52を移動させるとともに上記距離測定が行われる。このようにしてパッド形状測定器50により測定された結果は測定制御部73に送られ、プロファイル測定が行われるとともにドレスレート(ドレッサーが研磨パッドを削る割合であり、例えば、μm/minという単位で表される)が測定される。なお、この測定結果はドレス制御部72に送られ、ドレス条件の設定および調整が行われるようになっている。
次に、以上のように構成されたCMP研磨装置1において、ドレス工具35を交換する等、新たにドレス工具を用いるときのドレス条件の設定について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
このドレス条件設定は、まずステップS1に示すように、ウエハ研磨装置10を測定ステーションST3に移動させ、ここでパッド形状測定器50によりドレッシングを行う前の研磨パッド15の表面プロファイル測定を行い、その測定結果を測定制御部73に記憶しておく。そして、ウエハ研磨装置10をドレスステーションST2に移動させる。このとき、ドレスステーションST2においては、ドレッシング装置30の駆動軸32の上に交換された新しいドレス工具35を取り付けておき、この新しいドレス工具35を用いてアジャスト作業を行う。なお、アジャストとは、アジャストシーケンスの略語であり、研磨パッド15のプロファイルを、予め決められたプロファイル状に仕上げる一連のドレッシング工程作業を言う。具体的には、例えば、研磨パッド面を0.1mm以上削り、平面度が所定値以上となることを完了条件とする。なお、完了条件となったかの判断はプロファイル測定を行って決める。
このアジャスト作業が完了条件を満たして完了(ステップS3)すると、ステップS4において、測定制御部73に記憶されているアジャスト工程の前のプロファイルとアジャスト工程中に最後に測定したプロファイルを比較してドレスレートを算出する。このことから分かるように、測定制御部73およびパッド形状測定器50が特許請求の範囲に規定するドレスレート測定装置の一例に該当する。この後、ステップS5に進んでドレス制御部72において、このドレスレートを基準ドレスレートとするために必要なドレス条件を算出する。なお、当然ながら、算出したドレスレートが基準ドレスレート範囲内であれば、今回のドレス条件をそのまま使用する。
このように算出するドレス条件は、ドレス駆動装置31により駆動軸32の先端に取り付けたドレス工具35を研磨パッド15に押しつける荷重(ドレス荷重という)や、ドレス時間等であり、これらのいずれかもしくはこれら両方を、ドレスレートを基準ドレスレート範囲内の値に設定できる値に設定する。なお、この設定は、例えば、予めドレス荷重およびドレス時間とドレスレートとの関係を試験して互いの相関関係を求めておき、この相関関係に基づいて行われる。また、算出したドレスレートとそのドレス時間との積が、基準ドレスレートと基準ドレス時間との積と等しくなるようにドレス時間を設定しても良い。
このようにしてドレス条件が算出されると、この算出されたドレス条件値が調整可能範囲もしくは許容範囲内の値であるか否かが判断され(ステップS6)、この範囲内であれば、算出されたドレス条件をこのドレス工具35のドレス条件として設定し(ステップS7)、これがドレス制御部72において更新記憶される。そして、以下におけるこのドレス工具35を用いたドレッシング作業が、ドレス制御部72により更新記憶された設定条件の下でドレッシング装置30により行われる。このことから分かるように、ドレス制御部72およびドレッシング装置30が特許請求の範囲に規定するドレス条件調整装置の一例に該当する。
一方、算出されたドレス条件値が調整可能範囲外の値であるときには、ステップS8に進み、再度のドレス条件設定作業を行う指示もしくはこのドレス工具が使用不可である旨の指示を行う。この指示は、例えば、ドレス制御部72により、図示しない表示器に表示して行われる。再度のドレス条件設定作業を行う指示をしたときには、このドレス工具35について、上述のステップS1〜S5の作業を行い、ステップS7で調整可能範囲内に入ったときにはステップS7に進んで、再度算出されたドレス条件を設定する。一方、再度の作業でも調整可能範囲内に入らないときには、再々度のドレス条件設定作業をしても良いが、このドレス工具が使用不可である旨の表示をしても良い。このように使用不可である旨の指示があった場合には、このドレス工具は廃却処分される。
ステップS8において指示される再度のドレス条件設定作業は、繰り返し回数を例えば3回と予め設定しておき、3回のドレス条件設定作業でも調整可能範囲に入らないときにこのドレス工具が使用不可である旨の表示を行うようにするのが好ましい。また、再度のドレス条件設定作業を指示することなく、いきなりこのドレス工具が使用不可である旨の表示を行うようにしても良い。
なお、図2のフローにおいては、アジャスト作業(ステップS2)が完了した後にステップS4以下に進んでドレスレートの算出およびドレス条件の算出が行われているが、アジャスト作業工程の途中においてステップS4以下に進んでドレスレートを算出してドレス条件を算出するようにしても良い。この場合には、算出したドレス条件を用いて残りのアジャスト作業が行われ、アジャスト作業が完了すると再度ステップS4以下のステップが行われて、ドレス条件が更新設定される。このようにすれば、より精度の高いドレス条件設定が可能である。
以上の説明においては、CMP研磨装置1においてドレス工具35を交換する時などにおいてこの交換するドレス工具に合ったドレス条件を設定しているが、ドレス工具毎に予めドレス条件を設定しておき、このドレス工具をCMP研磨装置1に用いるときにこのように設定されたドレス条件でのドレッシングを行うようにドレス条件を変更設定するようにしても良い。このようにすれば、例えば、ドレス工具を製造したときに、このドレス工具に適したドレス条件を測定しておけば、この条件を付けた上でドレス工具を出荷することにより、このドレス工具の出荷先ではドレス工具の交換とともに予め設定されているドレス条件を更新設定し直すことにより、出荷先での新たな設定を行うことなくこれをそのまま使用することができる。
本発明に係るドレッシング装置を有して構成される研磨装置を示す概略説明図である。 上記研磨装置におけるドレス条件設定作業内容を示すフローチャートである。
符号の説明
1 CMP研磨装置
10 ウエハ研磨装置
15 研磨パッド
20 ウエハ回転装置
30 ドレッシング装置
35 ドレス工具
50 パッド形状測定器

Claims (16)

  1. ドレス工具を研磨パッドの研磨面に当接した状態で両者を相対移動させてドレッシングを行うドレッシング装置であって、
    前記ドレス工具による前記研磨パッドのドレス条件を調整するドレス条件調整装置と、
    前記ドレス工具を用いて前記研磨パッドのプロファイルを所望のプロファイルに仕上げるアジャスト工程を行ったときの前記研磨パッドのドレスレートを測定するドレスレート測定装置とを備え、
    前記ドレスレート測定装置により測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス条件調整装置によりドレス条件を自動調整するように構成されたことを特徴とするドレッシング装置。
  2. 前記アジャスト工程が終了したときに前記ドレスレート測定装置により測定した前記研磨パッドのドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように前記ドレス条件調整装置によりドレス条件を自動調整することを特徴とする請求項1に記載のドレッシング装置。
  3. 前記アジャスト工程の途中において前記ドレスレート測定装置により測定した前記研磨パッドのドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように前記ドレス条件調整装置によりドレス条件を自動調整し、このように自動調整されたドレス条件の下で残りの前記アジャスト工程を行うことを特徴とする請求項1に記載のドレッシング装置。
  4. 前記残りのアジャスト工程を行った後に、前記ドレスレート測定装置により前記残りのアジャスト工程における前記研磨パッドのドレスレートを測定し、このように測定したドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように前記ドレス条件調整装置によりドレス条件を自動調整することを特徴とする請求項3に記載のドレッシング装置。
  5. 前記ドレス条件調整装置は、前記ドレスレート測定装置により測定したドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように、前記ドレス条件としてドレス荷重を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のドレッシング装置。
  6. 前記ドレス条件調整装置は、前記ドレスレート測定装置により測定したドレスレートとそのドレス時間との積が前記基準ドレスレートと基準ドレス時間との積と等しくなるように、前記ドレス条件としてドレス時間を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のドレッシング装置。
  7. 前記ドレス条件調整装置により前記測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定したときに、この設定ドレス条件が調整可能範囲外であるときには、再度のドレス条件設定作業を指示することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のドレッシング装置。
  8. 前記ドレス条件調整装置により前記測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定したときに、この設定ドレス条件が調整可能範囲外であるときには、前記ドレス工具が使用不可である旨指示することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のドレッシング装置。
  9. 研磨パッドのドレッシングを行うドレス工具のドレス条件を設定する方法であって、
    前記ドレス工具を用いて前記研磨パッドのプロファイルを所望のプロファイルに仕上げるアジャスト工程を行い、
    前記アジャスト工程により前記研磨パッドのドレスレートを測定し、
    前記測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定することを特徴とするドレス条件設定方法。
  10. 前記アジャスト工程が終了したときに前記研磨パッドのドレスレートを計算して求めることを特徴とする請求項9に記載のドレス条件設定方法。
  11. 前記アジャスト工程の途中において前記研磨パッドのドレスレートを測定し、この測定したドレスレートが前記基準ドレスレートとなるようにドレス条件を変更して残りの前記アジャスト工程を行うことを特徴とする請求項9に記載のドレス条件設定方法。
  12. 前記残りのアジャスト工程を行った後に、この工程における前記研磨パッドのドレスレートを測定し、このように測定したドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定することを特徴とする請求項11に記載のドレス条件設定方法。
  13. 前記測定したドレスレートが前記基準ドレスレートとなるように、前記ドレス条件としてドレス荷重を設定することを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載のドレス条件設定方法。
  14. 前記測定したドレスレートとそのドレス時間との積が前記基準ドレスレート基準とドレス時間との積と等しくなるように、前記ドレス条件としてドレス時間を設定することを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載のドレス条件設定方法。
  15. 前記測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定したときに、この設定ドレス条件が調整可能範囲外であるときには、再度のドレス条件設定作業を指示することを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載のドレス条件設定方法。
  16. 前記測定したドレスレートが基準ドレスレートとなるように前記ドレス工具のドレス条件を設定したときに、この設定ドレス条件が調整可能範囲外であるときには、前記ドレス工具が使用不可である旨指示することを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載のドレス条件設定方法。
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