JP2008200072A - 超音波診断装置及び超音波診断装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

超音波診断装置及び超音波診断装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Toshiharu Terasawa
俊治 寺澤
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Abstract

【課題】 スキャン断面間の時相差を減らし、リアルタイムに最適なMPRスキャンがで
きる超音波診断装置を提供する。
【解決手段】 複数の超音波素子を2次元的に配列して形成された2次元アレイプローブ
と、前記2次元アレイプローブから被検体の複数の断面に対して超音波を送信させるため
の送信手段と、前記被検体内からの反射超音波を受信する受信手段と、前記被検体の複数
の断面に交互に超音波の送受信を行うタイミング制御をする送受信シーケンスと、前記送
受信シーケンスに基づいて前記被検体の複数の断面に対する送受信の制御をする制御手段
と、前記受信手段からの情報に基づいて超音波画像を生成する画像生成手段と、前記画像
生成手段によって生成された超音波画像をリアルタイムに表示する表示手段とを備えたこ
とを特徴とする
【選択図】 図2

Description

本発明は、被検体を超音波で走査して得られる受信信号に含まれる位相情報や振幅情報に
基づいて超音波画像の生成を行い、特に、超音波画像をリアルタイムに表示する超音波診
断装置に関する。
超音波診断装置は、超音波プローブに内蔵された超音波振動子から発生する超音波ビーム
を被検体内に照射し、被検体組織の音響インピーダンスの差異によって生ずる超音波反射
波を前記超音波振動子によって受信してモニタ上に表示するものである。この診断方法は
、超音波プローブを体表に接触させるだけの簡単な操作でリアルタイムの2次元画像が容
易に観察できるため、生体の各種臓器の機能診断や形態診断に広く用いられている。
このような超音波診断装置では、2次元アレイプローブを用いて複数の断面をスキャンし
、同時に表示するMPR表示が行われている。しかしながら、複数の断面をスキャンする
場合には、それぞれの断面毎にスキャンを行っていたため、スキャン断面間には時相差が
あり、動きが早い対象においては、スキャン断面が交差する部分で画像にズレが生じる可
能性がある等の問題があった。
そこで、3次元画像をスキャンして、その3次元画像から特定の断面を抽出するという方
法もある。この方法によれば、3次元で画像データを収集・表示するシステムの利点を活
用し、3次元画像から抽出して2次元の断面図をMPR表示できる。(例えば、特許文献
1参照。)。
特開2001−128975号公報
しかしながら、特許文献1に記載された超音波診断装置では、時相差は軽減できるもの
の、3次元画像をスキャンするので、必要な断面以外の部分についてもスキャンすること
になり、スキャン時間に無駄が生じてしまい、リアルタイム性が損なわれる恐れがあった
そこで本発明は、スキャン断面間の時相差を減らし、リアルタイムに最適な複数断面表
示ができる超音波診断装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の超音波診断装置は、複数の超音波素子を2次元的に
配列して形成された2次元アレイプローブと、前記2次元アレイプローブから被検体の複
数の断面に対して超音波を送信させるための送信手段と、前記被検体内からの反射超音波
を受信する受信手段と、前記被検体の複数の断面に交互に超音波の送受信を行うタイミン
グ制御をする送受信シーケンスと、前記送受信シーケンスに基づいて前記被検体の複数の
断面に対する送受信の制御をする制御手段と、前記受信手段からの情報に基づいて超音波
画像を生成する画像生成手段と、前記画像生成手段によって生成された超音波画像をリア
ルタイムに表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、スキャン断面間の時相差を減らし、リアルタイムに最適な複数断面表示
ができる超音波診断装置を提供することができる。
以下に、本発明による超音波診断装置の実施例を図1乃至図9を参照して説明する。
図1乃至図5を参照して、実施例1を説明する。
図1は、本発明に係る超音波診断装置のブロック構成図を示している。この超音波診断
装置は、装置本体1に、オペレータからの各種指示、条件、種々の画質条件設定指示等を
装置本体1にとりこむための入力装置2と、予め設定された条件に沿って超音波を被検体
P内の診断部位に向けてスキャンさせると共に、この送信した超音波に対して被検体内か
ら戻ってくる超音波エコー信号を微弱な電圧のエコー信号に変換して受信する2次元アレ
イプローブ3と、生体内の形態学的情報、血流情報等の画像、または患者情報などの文字
情報等を表示する表示部4が接続されている。
なお、2次元アレイプローブ3は、被検体Pからの反射波を電気信号に変換する複数の超
音波振動子、当該超音波振動子に設けられる被検体Pと超音波振動子との間の音響インピ
ーダンスの相違による超音波の反射を抑える整合層、当該超音波振動子から後方への超音
波の伝播を防止するバッキング材等を有している。また、入力装置2は各種スイッチ、ボ
タン、トラックボール、マウス、キーボード等を有している。
装置本体1内部には、入力装置2に入力された情報をインターフェース5を介して受け取
り、内部記憶部6から画像生成・表示等を実行するための制御プログラムを読み出して、
自身が有するメモリ上に展開し、各種処理に関する演算・制御等を実行する制御プロセッ
サ7を備えている。なお、内部記憶部6は、スキャンシーケンス、画像生成、表示処理を
実行するための制御プログラムや、診断情報(患者ID、医師の所見等)、診断プロトコ
ル、送受信条件、その他のデータ群が保管されている。なお、スキャンシーケンスとは、
超音波によるスキャンのあらかじめ定められた方法、順序、条件等をいう。
さらに、装置本体1内部には、制御プロセッサ7からの制御に基づいて、超音波のエコー
信号の送受信に関する具体的な制御をリアルタイムで行い、送受信に関するシーケンスを
有するRTC(リアルタイムコントローラ)8を備えている。そして、RTC8に従い、
2次元アレイプローブ3に対して電気信号の送受信を行う超音波送信ユニット9及び超音
波受信ユニット10と、超音波受信ユニット10から得られた受信信号に対して信号処理
を行い、Bモードデータ、カラードプラデータとしての画像の生成を行うBモード処理ユ
ニット11及びドプラ処理ユニット12を有しており、各処理ユニットからの走査線信号
列を、フリーズする直前の複数フレームに対応する超音波画像を保存するシネメモリ13
と、テレビなどに代表される一般的なビデオフォーマットの走査線信号列に変換し、表示
画像としての超音波診断画像を生成するスキャンコンバータ14とを備えている。
さらに、制御プロセッサ7からの制御に基づいて、スキャンコンバータ14から受け取っ
た画像を種々のパラメータの文字情報や目盛等と共に合成する画像合成部15を備えてい
る。
Bモード処理ユニット11は、超音波受信ユニット10からエコー信号を受け取り、対数
増幅、包絡線検波処理などを施し、信号検波が輝度の明るさで表現されるデータを生成し
、ドプラ処理ユニット12は、超音波受信ユニット10からエコー信号を受け取り、速度
情報を周波数分析し、ドプラ効果による血流や組織、造影剤エコー成分を抽出し、平均速
度、分散、パワー等の血流情報を多点について求めてデータを生成する。
スキャンコンバータ14は、画像データを格納する記憶メモリを搭載しており、例えば診
断の後に操作者が検査中記録された画像を呼び出すことが可能となっている。なお、当該
スキャンコンバータ14に入る以前のデータは「生データ」と呼ばれることがある。
図2は、実施例1に係るRTC8の構成を示す図である。
RTC8は、制御プロセッサ7からの情報に基づいて、スキャンする複数の断面に対して
超音波エコー信号の送受信を行うためのタイミングの制御を行う送受信シーケンス20を
有し、送受信シーケンス20は、1フレーム内にベクタ単位でどれだけ超音波を送受信す
るのか等のベクタ単位の制御をするベクタシーケンサ21と、フレームシーケンス内で断
面ごとに何フレーム分の超音波を送受信するのかを制御するフレームシーケンサ22と、
ベクタシーケンサ21及びフレームシーケンサ22の細かい動作条件を管理する動作条件
レジスタ23を備えている。ここでの、1回のフレームシーケンスとは、図3または図4
のような複数のベクタの集まりでなる、超音波の送受信の一連の流れの単位である。
次に、本発明に係る超音波診断装置における動作について図1乃至図5を用いて説明する
。ここではBモード画像で交差する2つの断面をスキャンし、リアルタイムに複数断面を
表示する場合を例として説明する。
まず、オペレータが入力装置2を用いて、Bモード画像生成を行う旨の入力をする。す
ると、その入力情報をインターフェース5を介して制御プロセッサ7が受け取り、Bモー
ド画像の生成のための制御を開始する。具体的には、超音波送信ユニット9、超音波受信
ユニット10、Bモード処理ユニット11、スキャンコンバータ14、画像合成部15、
モニタ4の起動や制御が行われる。
同様に、オペレータは入力装置2を用いて、超音波のスキャンシーケンスを設定する。
すると、入力情報をインターフェース5を介して制御プロセッサ7が受け取り、RTC8
を制御する。具体的には、図3のように、フレームシーケンス内の断面a、断面bのそれ
ぞれのベクタ数が同じであり、且つ1ベクタずつ交互にスキャンしていくシーケンスや、
図4のように、断面cは一度に2ベクタ分スキャンするのに対し、別の断面dは一度に1
ベクタ分スキャンするというように、1回のフレームシーケンス内の断面ごとのベクタの
総数が異なり、断面ごとのベクタ数が異なる間隔で交互にスキャンしていくシーケンスな
どがある。
ここでは、図3の場合を例にして、図5のフローチャートを用いて詳細を説明する。まず
、ステップS1でオペレータが予め設定されているいくつかのシーケンスプログラムから
、任意のプログラムを選択する。この例では、図3のような断面ごとに1フレームシーケ
ンスずつ交互にスキャンするという設定のプログラムを選択する。このプログラムには、
1回のフレームシーケンスで断面ごとに何フレームスキャンするのか、1フレームはいく
つのベクタで構成されるか等が組み込まれている。そして、選択されたプログラムに予め
登録されているスキャン条件を変更するのか、しないのかを決める(ステップS2)。変
更することなくスキャンを開始する場合は、ステップS5へ。登録されている内容をオペ
レータによって変更する場合は、ステップS3で入力装置2に、フレームシーケンス内の
フレーム数を入力する。なお、図3のプログラムの場合は、設定されたフレーム数は、断
面aと断面bの両方に同じように適用される。
図4のプログラムの場合には、断面cと断面dのスキャンの割合が2:1の割合であるた
め、1フレームのベクタ数が同じ場合でも、1フレームの表示速度が異なり、1回のフレ
ームシーケンスで断面cは断面dの2倍分のスキャンが行われることになる。このスキャ
ンの速度は、3:2や4:1等、任意に変更することが可能である。
そして、ステップS4で1つのフレームシーケンスのスキャンのベクタ数を設定する。図
3では1ベクタずつ交互にスキャンしていくプログラムだが、これを2ベクタずつ交互に
スキャンするように、ベクタ数を任意で変えて入力してもよい。
その後、入力された情報が間違いないかをステップS5で確認する。間違いがあった場合
はステップS2に戻って入力をやり直し、間違いがない場合は入力装置2の確定ボタン等
を操作することによって動作条件が決定される。なお、ステップS1では、シーケンスの
プログラムを選択したが、ステップS1で、「すべて変更」等の選択肢を選択することに
よって、最初から条件等を入力をしてスキャンを行うようにしてもかまわない。
ステップS6では、決定したシーケンスの動作条件をRTC8が受け取り、その情報に基
づいて動作条件レジスタ23を制御することによって、フレームシーケンサ22とベクタ
シーケンサ21が制御される。その後、ステップS7でオペレータは開始操作として、入
力装置2に具備されるボタンを押すこと等によって、自動的にオペレータの選択したシー
ケンスに基づくスキャンが行われる。そして、得られた受信信号は、Bモード処理ユニッ
ト11で処理され、スキャンコンバータ14で処理及び記憶され、画像合成部15によっ
て付帯情報が合成され、表示部4に表示される。つまり、送受信を所定回数繰り返して複
数の走査線の映像を得ることにより、リアルタイムに被検体内部の形態を表すBモード画
像が表示される(ステップS8)。
スキャンの終了に関しては、ステップS9にて、オペレータが入力装置に具備されるボタ
ンを押すこと等によって終了となる。なお、スキャンの終了はオペレータの入力でなく、
予めスキャンする総フレーム数またはフレームシーケンスの繰り返し数を決めておいて、
すべてのスキャンが終わった場合に自動で終了するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の実施例1においては、1つの送受信シーケンス20で、
複数の断面を交互にスキャンすることができるため、リアルタイムに表示する場合に重な
る部分の時相差をほぼ無くすことができる。
また、フレームシーケンスの設定が、図3のように、ベクタのスキャンを交互に行うだ
けでなく、図4のように、断面cは2ベクタ分スキャンするのに対し別の断面dは1ベク
タ分スキャンするというように、一度にスキャンするベクタ数が断面ごとに異なるスキャ
ンの設定も可能であるため、よりリアルタイム性を求められる断面は一度にスキャンする
ベクタ数を多くするなど、状況に合わせてスキャンの条件を変えることが出来るため、よ
りスキャンしたい患部に合わせた設定ができる。
さらに、上述したようなリアルタイムで断面ごとの時相差のほぼないスキャンが、送受
信シーケンスが1つの状態でできるため、今までの装置からの大幅な変更をせずに、実施
することができる。
図1及び図6乃至図9を参照して、実施例2を説明する。
図6は、実施例2に係るRTC58の概念図である。なお、実施例2に係る超音波診断装
置の全体構成は図1と同様であり、その構成及び動作については実施例1にて説明したの
で ここでは省略する。
実施例2において、実施例1と異なる点は、実施例1では図2にあるように、RTC8の
送受信シーケンス20が1つであるのに対し、実施例2では、図6にあるように、RTC
58に2つの送受信シーケンス50及び51があり、さらにそれらを制御するMPRタイ
ミングシーケンサ52を備え、MPRタイミングシーケンサ52はMPR動作条件レジス
タ53とMPR制御カウンタ54を有しているという点である。なお、送受信シーケンス
50及び51は、実施例1と同様に、それぞれ動作条件レジスタ55a及び55b、フレ
ームシーケンサ56a及び56b、ベクタシーケンサ57a及び57bを有している。
MPR動作条件レジスタ53は、送受信シーケンス50及び51の細かい動作条件を管理
するものであり、MPR制御カウンタ54は送受信シーケンス50及び51の切替えのタ
イミングなどを計算して管理する。
この構成のMPRスキャンの制御に関して、図1、図6乃至図8を参照し、図9のフロー
チャートを用いて説明する。図6は、実施例2におけるMPRスキャンの場合、図6及び
図7のような断面ごとに送受信シーケンスを持っている。図7は、実施例2における送受
信シーケンスの一例を示す図である。まず、ステップS100でオペレータが予め設定さ
れているいくつかのプログラムから、任意のプログラムを選択する。
図8は、実施例2におけるフレームシーケンスの流れを示す図である。この場合、図8の
ように1回のフレームシーケンスで、1フレームにスキャンするベクタ数が、断面eが8
ベクタ分であるのに対し、断面fは5ベクタ分のスキャンするというプログラムを選択す
る。選択されたプログラムに予め登録されているスキャン条件を変更するのか、しないの
かを決める(ステップS101)。変更することなくスキャンを開始する場合は、ステッ
プS105へ。登録されている内容をオペレータによって変更する場合は、ステップS1
02で入力装置2にMPRタイミングシーケンサ52の設定をする。つまり、フレームご
とのスキャンベクタ数等を変更することが出来る。
さらに、ステップS103で、1フレームのベクタ数を入力する。設定されたベクタ数は
、断面eと断面fのそれぞれで入力し、別々に適用される
そして、ステップS104で1つのフレームシーケンスのスキャンするフレーム数を設定
する。この場合、断面eと断面fのベクタのスキャン数や、1フレームのベクタ数によっ
て、フレーム数は左右する。その後、入力された情報が間違いないかをステップS105
で確認する。間違いがあった場合はステップS101に戻って入力をやり直し、間違いが
ない場合は動作条件が決定される。ステップS106では、決定したシーケンスの動作条
件をRTC58が受け取り、ステップS107ではその情報に基づいて、MPRタイミン
グシーケンサ52の動作条件レジスタ23を制御することによって、MPR制御カウンタ
54が、送受信シーケンス50及び51を制御し、各フレームシーケンサ56a、56b
とベクタシーケンサ57a、57bが制御される。
その後、ステップS108でオペレータは開始操作として、入力装置2に具備されるボタ
ンを押すこと等によって、自動的にオペレータの選択したシーケンスに基づくスキャンが
行われる。そして、得られた受信信号は、Bモード処理ユニット11で処理され、スキャ
ンコンバータ14で処理及び記憶され、画像合成部15によって付帯情報が合成され、表
示部4に表示される。つまり、送受信を所定回数繰り返して複数の走査線の映像を得るこ
とにより、リアルタイムに被検体内部の形態を表すBモード画像が表示される(ステップ
S109)。スキャンの終了に関しては、ステップS110にて、オペレータが入力装置
に具備されるボタンを押すこと等によって終了となる。なお、スキャンの終了はオペレー
タの入力でなく、予めスキャンする総フレーム数またはフレームシーケンスの繰り返し数
を決めておいて、すべてのスキャンが終わった場合に自動で終了するようにしてもよい。
さらに、変形例として図9は実施例2のフレームシーケンスを表す例であり、断面eは一
回のスキャンで2ベクタ分スキャンするのに対して、断面fは1ベクタ分のみスキャンす
るという例であり。さらに、このスキャンを交互に行う場合のベクタ数を変更することが
可能であり、それぞれの断面に対して1回目は交互にスキャンし、2回目以降に断面eが
3ベクタ分スキャンしたら次に断面fが1ベクタ分スキャンするような設定にしてもよい
。また、断面eがスキャンする間の、どのタイミングで断面fがスキャンするのかを変更
できるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明の実施例2においては、送受信シーケンス50及び51を、
スキャンする断面の数だけ用いて、複数の断面を交互にスキャンすることができるため、
リアルタイムに表示する場合に重なる部分の時相差をほぼ無くすことができる。
また、送受信シーケンス50及び51の設定が、図7及び図8のように、ベクタのスキ
ャンを交互に行うだけでなく、複雑なスキャンの設定が可能であるために、例えば交差し
ない断面同士をスキャンする場合に、より高いリアルタイム性の求められる断面を多くス
キャンするなど、状況に合わせてスキャンの条件を変えることが出来るため、よりスキャ
ンしたい患部に合わせた設定ができる。
さらに、実施例2では、送受信シーケンス50及び51を断面ごとに割り当てていること
から、画像のフレームレートがそれぞれ独立しているため、断面ごとのスキャンタイミン
グを自由に設定したり、断面ごとのベクタ数を変えたりすることが出来る。これにより、
画像自体を拡大・縮小等の変形作業によって変更する場合は、シーケンスが独立している
ことによって、同じシーケンスで画像化する場合はお互いの画像がそれぞれの操作に影響
しあうのに対して、お互いに画像同士が影響しあわないため、それぞれの画像を最適な形
で表示することが出来る。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変形して実施することが可能である。
例えば、ここではBモード表示の場合を例として説明したが、その他のモード(カラーモ
ード、パルスドプラモード、連続波ドプラモード、Mモード等)でも同様に適応が可能で
あることは言うまでもない。
また、ここではスキャン断面数は2つで説明したが、スキャン断面数は3つ以上でも構わ
ない。
本発明の実施の形態に係る超音波診断装置の構成を示す図。 本発明の実施例1に係るRTC(リアルタイムコントローラ)の構成を示す図。 本発明の実施例1に係る交互スキャンのフレームシーケンスを示す図。 本発明の実施例1に係る交互スキャンのフレームシーケンスの変形例を示す図。 本発明の実施例1に係るMPRスキャンに関するフロー図。 本発明の実施例2に係るRTC(リアルタイムコントローラ)の構成を示す図。 本発明の実施例2に係る2つの送受信シーケンスを示す図。 本発明の実施例2に係るフレームシーケンスの流れの一例を示す図。 本発明の実施例2に係るフレームシーケンスの流れの一例を示す図。 本発明の実施例2に係るMPRスキャンに関するフロー図。
符号の説明
3 2次元アレイプローブ
4 表示部
8 RTC
9 超音波送信ユニット
10 超音波受信ユニット
11 Bモード処理ユニット
20、50、51 送受信シーケンス
52 MPRタイミングシーケンサ

Claims (4)

  1. 複数の超音波素子を2次元的に配列して形成された2次元アレイプローブと、
    前記2次元アレイプローブから被検体の複数の断面に対して超音波を送信させるための送
    信手段と、
    前記被検体内からの反射超音波を受信する受信手段と、
    前記被検体の複数の断面に交互に超音波の送受信を行うタイミング制御をする送受信シー
    ケンスと、
    前記送受信シーケンスに基づいて前記被検体の複数の断面に対する送受信の制御をする制
    御手段と、
    前記受信手段からの情報に基づいて超音波画像を生成する画像生成手段と、
    前記画像生成手段によって生成された超音波画像をリアルタイムに表示する表示手段と、
    を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記制御手段は、前記被検体の少なくとも2つの異なる断面ごとにそれぞれ前記送受信
    シーケンスを有し、
    前記送受信シーケンス及び断面ごとの走査の条件を制御する手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1記載の超音波診断装置。
  3. 複数の超音波素子を2次元的に配列して形成された2次元アレイプローブから被検体の
    複数の断面に対して超音波を送信し、
    前記被検体内からの反射超音波を受信し、
    前記複数の断面への走査の条件に基づいて交互に複数の断面に超音波の送受信のタイミン
    グ制御をする送受信シーケンスに基づいて前記被検体の複数の断面に対する送受信を制御
    し、
    前記受信した情報に基づいて超音波画像を生成し、
    生成された超音波画像をリアルタイムに表示することを特徴とする超音波診断装置の制御
    方法。
  4. 複数の超音波素子を2次元的に配列して形成された2次元アレイプローブから被検体の
    少なくとも2つの断面に対して超音波を送信する送信機能と、
    前記送信機能からの超音波が前記被検体内を走査し、前記被検体内からの反射を受信する
    受信機能と、
    前記送信機能と前記受信機能を制御し、前記被検体の少なくとも2つの断面に対する送受
    信を制御する制御機能と、
    前記受信手段からの情報に基づいて超音波画像を生成する画像生成機能と、
    前記画像生成手段によって生成された超音波画像をリアルタイムに表示する表示機能とを
    コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011004949A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Toshiba Corp 超音波画像診断装置

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JP2011004949A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Toshiba Corp 超音波画像診断装置

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