JP2008197926A - 道路用緊急警報装置 - Google Patents

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Minoru Okada
実 岡田
Shuichi Fukazawa
周一 深澤
Masanori Ito
正則 伊藤
Yutaka Igarashi
豊 五十嵐
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Abstract

【課題】見通しの悪い道路上において災害が発生した際、災害区域に進入しようとする後続車の運転手や周囲の注意を喚起でき、遠方からの視認性に優れ、且つ、部品交換、梱包、輸送、組立等といったメンテナンス性に優れた道路用緊急警報装置を提供すること。
【解決手段】視認性向上のため、燃焼し着色炎を発生する発炎筒を具備した道路用警報装置。好ましくは内側が鏡張りになった箱状体内に発炎筒を直立させてなる警報部を有する。また、前記警報部が複数、支柱に取り付けられた道路用警報装置。該道路用警報装置はトンネル入口やカーブ入口の手前などに設置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、トンネル内やカーブ付近など、見通しの悪い道路上で車両火災等の事故が発生した場合に、後続車が不用意に事故区域に進入しないようトンネル入口またはカーブ入口の手前などにおいて警告を発し、周囲に注意を喚起するための道路用緊急警報装置に関するものである。
従来、高速道路や一般道路のトンネル内で火災や事故が発生した場合に、後続車が同トンネル内に進入し、二次災害が発生するのを防止する手段として、事故発生時にトンネル入口の手前に設置された警報表示板において、「トンネル内、事故発生」等の文字を表示すると共にサイレンを鳴らして警告し、後続車両の運転手に事故発生を知らしめていた。
しかし、そのような警報表示板による警報では、視認性が悪く、後続車両による二次災害を完全に防止するには至っていない。何故ならば、トンネルに進入しようとする運転手の目には普段と変わらないトンネル入口やトンネル内の景色が映っており、警報表示板の表示を見過ごしたり、表示を見たとしても誤報であるかも知れないとして何ら警戒心も抱かず、また、通常のサイレン音は付近の住民に対する騒音公害を考慮して音量を抑えられており、密閉した車内では聞こえづらく、注意喚起の効果が不十分であるからである。
この問題に対して例えば特許文献1には、トンネル入口付近において発煙装置を駆動して、恰もトンネル内で火災が発生しているように見せかけ、後続車が不用意にトンネル内に進入しないようにしたトンネル用警報装置が開示されている。進入しようとする後続車の運転手にとってトンネル入口から煙が出ているかのような景色が目に映るために、従来の警報表示板による警報のみの場合と比べてより高い注意喚起効果が期待できる。しかし発煙を利用しているため、時には風向や風速の程度により煙が拡散してしまい視認しにくい場合が生じる、あるいは通行中の車両の運転手の視界を妨げ、危険を生じる等の問題があった。また、発煙による警報は特に曇天時や薄暮時、あるいは夜間時は著しく見えにくいという欠点がある。
特開2002−42296号公報
本発明は、以上の点を鑑みなされたものであり、見通しの悪い道路上において災害が発生した際、災害区域に進入しようとする後続車の運転手や周囲の注意を喚起でき、遠方からの視認性に優れ、且つ、部品交換、梱包、輸送、組立等といったメンテナンス性に優れた道路用緊急警報装置を提供することを課題とする。
本発明は視認性向上のため、燃焼し着色炎を発生する発炎筒を利用し、該発炎筒を具備した警報部を有する道路用警報装置が前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は以下の(1)〜(5)に示すものである。
(1)トンネル入口、又はカーブ入口の手前等の見通しの悪い道路上に設置され、事故や火災等の災害発生に応答して出力される駆動信号によって起動し、災害区域に接近する車両に注意を喚起する警報部を具備した道路用緊急警報装置であって、該警報部が発炎筒を具備した警報部であることを特徴とする道路用警報装置。
(2)前記警報部が、側面の少なくとも一部が開口もしくは透過され、かつ内側が鏡張りされた箱状体内に発炎筒を直立させてなる警報部である前記1に記載の道路用警報装置。
(3)前記警報部が複数、支柱に取り付けられてなる前記2に記載の道路用警報装置。
(4)災害発生に応答して出力される駆動信号により作動し前記発炎筒に着火するための着火機構が備えられた前記1〜3のいずれか一つに記載の道路用警報装置。
(5)前記発炎筒が、酸素供給剤、発色剤および可燃剤よりなる発炎筒用組成物を含有してなり、高光度の着色炎を発する発炎筒である前記1〜4のいずれか1つに記載の道路用警報装置。
本発明の道路用緊急警報装置をトンネル入口やカーブ入口の手前等、見通しの悪い道路に沿って路肩に設置し、駆動信号によって警報部を起動させれば、事故や火災発生時等に接近中の後続車の運転手や周囲に警告することが可能となる。さらに、道路両側の路肩に複数設置すれば、複数の車線に対する警告が可能である。
また本発明によれば、前記効果に加え、警報部に着色炎を発する発炎筒を使用することにより、優れた視認性を有することが可能となる。また従来の電光表示を用いた警報表示板による警報と比較して、炎および煙による警報であることから装置構成、動作機構が簡素化可能である。加えて、優れた光度が発揮されるため、昼夜、天候を問わず、遙か前方から運転者や周囲の者が視認可能であり、判断するための時間的猶予を与えることが可能である。また発炎筒の炎が発する不規則な閃光のちらつきにより、優れた視認性を有するとともに注意喚起効果が増大することになる。さらに、規格品である発炎筒を使用すれば、使用済の発炎筒のみを交換するだけで直ちに使用可能となり、装置全体を回収するなどの場合と比較して著しくメンテナンス性を向上させることが出来る。
また、複数個の警報部を備えることにより、タイマー制御で連動させることが可能であるため、例えば10分間燃焼する発炎筒を順次着火させることにより、長時間に渡り連続稼働させることができ、あるいは複数個を同時に一定時間起動させることにより光源が複数箇所になるために、更に視認性を向上させることが可能となる。
警報部の少なくとも上部から両側にかけてフードを突出させることにより、例えば発炎筒の閃光が反対車線を走行中の運転手の視界を妨げるなどといった事が防止可能となる。また風雨に対する防護壁となるために、例えば発炎筒からの閃光や煙が拡散してしまうのを抑制する事が可能である。警報部から突出するフードの表面に、例えば鏡面などのような光線反射性を持たせることにより、発炎筒の閃光などを反射、若しくは乱反射することができ、より視認性を向上させることが可能である。警報部を主に板状部品で構成させることにより、梱包時や輸送のための積載時にコンパクトに収納が可能で、成型品等の部品で構成された場合よりも作業性に優れ、設置場所に於いて必要な箇所のみの部品交換や組立が可能となる。
以下、本発明に係る道路用緊急警報装置の実施の形態を、図面と共に説明する。なお本発明は、以下の説明により何ら限定されるものではない。
図1はトンネル周辺の模式図である。図中、符号1は2車線の高速道路や一般道路を示しており、走行車両3は右方向からトンネル2に進入するものとする。トンネル2内において、例えば事故や火災等の災害が発生しているものとする。
また、図2はカーブ周辺の模式図である。図中、符号1は2車線の高速道路や一般道路を示しており、走行車両3は図中下方向からカーブ5に進入するものとする。さらに、走行車両3が進入しようとするカーブ5の先において、例えば事故車両4が車線を塞いでいるものとする。
符号6は、図4に詳細図を示す道路用緊急警報装置であり、支柱32、複数個の警報部7及び制御回路31から構成されている。この制御回路31は災害発生に応答して出力される駆動信号により作動し、前記発炎筒に着火するための着火機構を制御するためのものである。
警報部7は図3に詳細図を示すように、フード21、発炎筒22及び通電コネクタ23から構成されている。フード21の内側は鏡張りとなっており、発炎筒22が発する閃光を反射することができる。
次に、動作を説明すると、例えばトンネル2内において事故や火災が発生したことを道路管理事務所モニターで見た係員が前記トンネル2付近に設置されている道路用緊急警報装置6に駆動信号を出力すると、制御回路31により通電コネクタ23に通電される。通電コネクタ23に接続された発炎筒22は、一定値以上の電流が流れると着火するように設計されており、その結果、入力された駆動信号により発炎筒22が着火する。さらに、図示しないが制御部31にはタイマー回路が内蔵されており、これと連動させることにより、複数個の警報部2内の発炎筒22が順次着火していく仕組みが完成する。なお、本発明においては災害発生に応答して出力される駆動信号により作動し前記発炎筒に着火するための着火機構が備えられていればよく、前記の通電による着火機構に限定されるものでない。
従って、走行車両3の運転手の視点からすれば、これから進入しようとしているトンネルの手前の一定区間に設置された複数機の道路用緊急警報装置から、発炎筒22による高光度の閃光が目に映ることになる。この閃光はフード21による反射によって、恰も各警報部2内で数本の発炎筒22が発火しているかのように見えるために視認性に優れ、運転手に対して強力に注意喚起することができる。しかも、前記のようにタイマー回路により発炎筒22が順次着火させることができるため、長時間に渡って後続車に警告を与えることが可能である。
なお、前記した実施の形態においては、駆動信号として道路管理事務所でモニター監視の結果、事故や火災が発生したことに応答して駆動信号を出力して道路用緊急警報装置を駆動するものについて説明したが、トンネル内に設置された火災検知器や、事故が発生して車両が停止していることを検知する車両検知器、事故発生等の緊急時に運転手等が操作する押ボタン式通報装置など、また通常の走行区間にあっては路肩に設置された通報装置や、事故現場に急行中の係員が携帯している発信器などからの駆動信号によって、道路用緊急警報装置を駆動するようにしても良い。
警報部を起動させるための駆動信号を何重にも送信可能とすることにより、事故や火災の発生時に迅速な警報を行うことが可能である。例えば、トンネル内での事故や火災などでは、監視カメラや火災検知器などの情報から異常を検知する事ができるが、通常の区間ではこれらの監視装置は必ずしも設置されておらず、発見者等が非常電話など何らかの通報手段で道路管理事務所などに知らせるのが現実であろう。これらの通報手段を駆動信号として利用すれば、係員等を経由せず、迅速な警報を行うことが可能となる。さらに、例えば、通報を受けて事故現場に急行中の係員等が、特に高速道路の反対車線が現場であった場合などに、無線機などの遠隔操作による駆動信号を発信することにより、従来、事故現場に回り込んでから車線規制をするために必要であった時間も、先行して後続車や周囲への警報に利用することが可能となる。
本発明に用いる発炎筒としては、高光度の着色炎を発する発炎筒を用いることが好ましい。そのような発炎筒としては酸素供給剤、発色剤及び可燃剤よりなる発炎筒用組成物を含有したものが好ましい。ここで高光度とは150カンデラ以上を示すものであり、さらに好ましくは200カンデラ以上を示すものである。
前記酸素供給剤としては過塩素酸塩類であって主としてカリウム又はアンモニウム塩、あるいは両者の混合物を用いることが好ましい。また、発色剤としては炎色反応によって着色炎を発し、信号効果を向上させるものであって、赤色炎とする場合にはストロンチウムの、緑色炎とする場合にはバリウムの、黄色炎とする場合にはナトリウムの硝酸塩、炭酸塩、シュウ酸塩等を単独あるいは混合して用いる。硝酸塩を用いる場合、発色剤と同時に酸素供給剤の役目も果たし好ましい。
前記酸素供給剤、発色剤及び可燃剤よりなる発炎筒用組成物を可燃剤兼バインダーとして不飽和ポリエステル樹脂と混合し硬化させてなる組成物を有した発炎筒が、耐衝撃性、耐湿熱性、耐振動性、燃焼時間、光度、色度、耐雨性、耐風性などの面からより好ましい。
本発明は、トンネル内やカーブなど、見通しの悪い道路上において車両火災等の事故が発生した場合に、トンネル入口またはカーブ入口の手前などにおいて警告を発することにより、後続車が不用意に事故区域に進入しないよう、また同時に周囲の注意を喚起する道路用緊急警報装置として利用可能である。
本発明の道路用緊急警報装置の実施の一形態を示す概略図。 本発明の道路用緊急警報装置の実施の他の一形態を示す概略図。 本発明の道路用緊急警報装置における警報部の透視斜視図。 本発明の道路用緊急警報装置の斜視図。
符号の説明
1 道路
2 トンネル
3 走行車両
4 事故車両
5 カーブ
6 道路用緊急警報装置
7 警報部
21 フード
22 発炎筒
23 通電コネクタ
31 制御回路
32 支柱

Claims (5)

  1. トンネル入口、又はカーブ入口の手前等の見通しの悪い道路上に設置され、事故や火災等の災害発生に応答して出力される駆動信号によって起動し、災害区域に接近する車両に注意を喚起する警報部を具備した道路用緊急警報装置であって、該警報部が発炎筒を具備した警報部であることを特徴とする道路用警報装置。
  2. 前記警報部が、側面の少なくとも一部が開口もしくは透過され、かつ内側が鏡張りされた箱状体内に発炎筒を直立させてなる警報部である請求項1に記載の道路用警報装置。
  3. 前記警報部が複数、支柱に取り付けられてなる請求項2に記載の道路用警報装置。
  4. 災害発生に応答して出力される駆動信号により作動し前記発炎筒に着火するための着火機構が備えられた請求項1〜3のいずれか一項に記載の道路用警報装置。
  5. 前記発炎筒が、酸素供給剤、発色剤および可燃剤よりなる発炎筒用組成物を含有してなり、高光度の着色炎を発する発炎筒である請求項1〜4のいずれか一項に記載の道路用警報装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014170553A (ja) * 2014-03-13 2014-09-18 Hochiki Corp トンネル火災告知設備
JP2016076245A (ja) * 2015-12-02 2016-05-12 ホーチキ株式会社 トンネル火災告知設備

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