JP2008197509A - 液晶表示装置及び電気機器 - Google Patents

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JP2008197509A JP2007034375A JP2007034375A JP2008197509A JP 2008197509 A JP2008197509 A JP 2008197509A JP 2007034375 A JP2007034375 A JP 2007034375A JP 2007034375 A JP2007034375 A JP 2007034375A JP 2008197509 A JP2008197509 A JP 2008197509A
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Ryutaro Nitobe
隆太郎 二藤部
Takashi Otome
孝史 大留
Kenichi Tajiri
憲一 田尻
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Abstract

【課題】複数の光センサの検出信号に基づいてバックライトの輝度調整を行う際に、配線
抵抗に起因する、光センサ間での検出誤差の発生を防止する。
【解決手段】液晶パネル1に配置された光センサ3a、3bのTFTセンサ31及びコン
デンサ32間のそれぞれの配線長さを略同一となるように形成し、且つ、コンデンサ32
と信号処理部4との間のそれぞれの配線長さを略同一となるように形成する。TFTセン
サ31a、31bのそれぞれと信号処理部4との間の配線抵抗が略同一となり、信号処理
部4に入力される各光センサ3a、3bの検出信号のそれぞれには、配線抵抗による検出
誤差が同等に含まれることになる。よって、光センサ3a、3bの検出信号間の、配線抵
抗による検出誤差のずれの発生を回避することができ、この検出誤差に対する補正処理等
といった処理を行う必要はなく、その分、処理負荷の軽減を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、光検知手段で検知した外光照度に応じてバックライト等の光源を自動調光す
るようにした液晶表示装置及びこれを用いた電気機器に関する。
従来、暗所における画像の視認性向上或いは、バックライトの消費電力を抑える目的で
周囲の明るさに応じてバックライト輝度を調整する液晶表示装置が開発されており、液晶
パネルのパネル上に光センサを配置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照
)。この液晶表示装置においては、光センサとしてTFTを用いており、このTFTを用
いたTFT光センサは、液晶パネルに形成されるTFTと同時に基板上に作製することが
できるため、作製工程を増やすことなく光センサを液晶パネル内に形成することができる
そして、TFT光センサによりTFTの光リーク電流を検出し、この光リーク電流から
周囲の明るさを推測することで、バックライト輝度調整を行っている。つまり、TFT光
センサは、光照射のない場合には、ゲートオフ領域において僅かな暗電流が流れ、一方、
光照射がある場合にはその照度に応じたリーク電流が流れるという光リーク特性を有する
。したがって、このリーク電流から、周囲の明るさを推測することができる。
一方、精度の良い照度検出を目的として、複数の光センサを有するバックライト輝度の
調光システムも提案されている。例えば、複数の光センサにより、複数の外光照度データ
を算出し、その結果に応じてバクライトを調光させるようにしたものが提案されている(
例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
特開2002−131719号公報 特開平9−146073号公報 特開2005−121997号公報
ところで、携帯電話等の小型パネルでは液晶パネル面内の輝度ばらつきが小さいと考え
られるため、1つの光検知部があれば十分である。しかしながら、液晶パネル内に設けた
光検知部が遮光されないような商品設計が必要とされ、商品設計の自由度を高めるため光
検知部を複数個設ける必要があると考えられる。
このように光検知部を複数個設けた場合、それぞれの光検知部の配置位置によっては光
検知部の検出値に差が生じる可能性がある。すなわち、液晶パネル上の光検知部と、光検
知部の検出値をもとに処理を行う処理部との間の配線の引き回しによる配線抵抗、或いは
寄生容量等のため、同一の照度が照射されたとしても、処理部で認識する複数の光検出部
位置における検出値は、光検出部の配置位置によって異なる可能性がある。
これを回避するために、光検出部の配置位置による検出値の差を見積もり、これに基づ
き光検知部の検出値を補正する等の方法も考えられるが、回路規模の増大につながること
になる。
そこで、この発明は、上記従来の未解決の課題に着目してなされたものであり、光検知
部の配置位置に起因する検出誤差の発生を容易に回避することの可能な液晶表示装置及び
これを用いた電気機器を提供することを目的としている。
上記した課題を解決するために、本発明の液晶表示装置は、光源と、液晶パネルと、当
該液晶パネルに設けられた複数の光検知手段と、前記複数の光検知手段の検出値に基づい
て前記光源の輝度調整を行う輝度調整手段と、を備えた液晶表示装置において、前記複数
の光検知手段のそれぞれと前記輝度調整手段とを結ぶ配線間において、配線抵抗調整用の
配線抵抗調整部を有することを特徴としている。
したがって、配線抵抗調整部により、光検知手段及び輝度調整手段間の配線抵抗を調整
し、これら間の配線抵抗が基準配線の配線抵抗と同等となるように調整することによって
、光検知手段及び輝度調整手段間の配線抵抗を光検知手段間で同等とすることができ、配
線抵抗の差に起因する光検知手段間の検出誤差の発生を防止することができる。
また、上記した液晶表示装置において、前記光検知手段を複数有し、当該複数の光検知
手段と前記輝度調整手段とを結ぶ複数の配線のうち、配線長さが最長のものを基準配線と
し、当該基準配線以外の配線の配線抵抗調整部は、前記基準配線の配線抵抗と同一となる
長さに調整することを特徴としている。
このように配線長さを調整することによって、複数の光検知手段のそれぞれと輝度調整
手段との間の配転抵抗を容易に同一とすることができる。
また、上記した液晶表示装置において、前記光検知手段を複数有し、当該複数の光検知
手段と前記輝度調整手段とを結ぶ複数の配線のうち、配線長さが最短のものを基準配線と
し、当該基準配線以外の配線の配線抵抗調整部は、前記基準配線の配線抵抗と同一となる
幅に調整することを特徴としている。
このように配線幅を調整することによって、複数の光検知手段のそれぞれと輝度調整手
段との間の配線抵抗を容易に同一とすることができる。
また、上記した液晶表示装置において、前記光検知手段のそれぞれは、光検知用のTF
Tと当該TFTのソース及びドレイン間に接続されるコンデンサとを有し、前記TFTと
前記コンデンサとの間の配線長は、前記光検知手段間で同一であることを特徴としている

これによって、TFTとコンデンサまでの配線の抵抗及び寄生容量を光検知手段間で同
等とすることができ、コンデンサの放電特性を一致させることができる。
また、上記した液晶表示装置において、前記液晶パネルの周囲に配置される2つの光検
知手段を有し、これら光検知手段の2つのコンデンサは、前記液晶パネルに配置された2
つのTFT間を、前記液晶パネルの前記配線を形成可能な領域に沿って結ぶ線分の中点に
相当する位置に配置され、前記輝度調整手段及び前記2つのコンデンサのそれぞれを結ぶ
配線は、前記液晶パネルの同じ領域を通って形成されることを特徴としている。
これによって、TFT及びコンデンサ間の配線長さを、2つの光検知手段間で容易に同
等とすることができる。
さらに、上記した液晶表示装置において、前記2つの光検知手段は、1つのコンデンサ
を共有するようになっていることを特徴としている。
これによって、コンデンサの数を削減することができ、コスト削減を図ることができる
また、本発明に係る電気機器は、前記請求項1乃至6の何れか1項に記載の液晶表示装
置を備えることを特徴としている。
これによって、液晶表示装置を備えた電気機器において、複数の光検知手段のそれぞれ
と輝度調整手段との間の配線抵抗の差に起因する、光検知手段間での検出誤差が発生する
ことのない電気機器を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
まず、第1の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した液晶表示装置100の概略構成図である。
この液晶表示装置100は、液晶パネル1と、液晶パネル1の背面に配置されるバック
ライト(光源)2と、液晶パネル1に配置された光センサ(光検知手段)3a及び3bと
、この光センサ3a及び3bの検出信号をA/D変換する信号処理部4と、この信号処理
部4からの、周囲の照度に応じた検出信号に基づいてバックライト輝度を調整するバック
ライト制御部5とを備えている。なお、前記信号処理部4とバックライト制御部5とが輝
度調整手段に対応している。
前記光センサ3a及び3bは、図2に示すように、ソース側が基準電圧Vs(例えば2
〔V〕)、ドレイン側が接地電位に接続されるTFTからなるTFTセンサ31と、TF
Tセンサ31のソース及びドレイン間に接続されるコンデンサ32と、TFTセンサ31
のソースと基準電圧との間に介挿されるスイッチ素子33とから構成され、コンデンサ3
2の両端の電位を検出信号として出力する。
すなわち、TFTセンサ31は光照射のない場合はゲートオフ電流において僅かな暗電
流が流れ、一方、光照射があればその照度に応じたリーク電流が流れるといったリーク特
性を有する。したがって、このリーク電流を検出することにより照度を検出する。図2に
おいて、TFTセンサ31のゲートに一定の逆バイアス電圧(例えば、−10〔V〕)を
印加しておく。スイッチ素子33をオンとし、一定の基準電圧VsをTFTセンサ31及
びコンデンサ32の両端に印加してから所定時間の後に、スイッチ素子33をオフとする
。これにより、コンデンサ32に充電された電圧はTFTセンサ31の周囲の明るさに応
じて時間と共に低下する。
図3は、コンデンサ32の放電特性を示したものである。図3において、横軸は時間、
縦軸は電圧〔V〕である。コンデンサ32の充電電圧は経過時間が増加するほど低下し、
且つ、照度が高いときほど光リーク電流が流れることから、照度が高いときほど電圧の減
少度合が大きい。
したがって、スイッチ素子33をOFFし、TFTセンサ31への基準電圧の印加を停
止した時点から、所定時間経過後のコンデンサ32の両端の電圧を測定すれば、図3に示
す特性から、液晶パネル1周囲の明るさを推定することができることになる。
信号処理部4は、光センサ3a、3bの検出信号をA/D変換する。また、スイッチ素
子33のON/OFF制御を行うと共に、スイッチ素子33をオフとした後、所定時間経
過後のコンデンサ32の両端電圧を入力し、これをTFTセンサ31の配置位置における
照度に応じた照度信号としてバックライト駆動部5に出力する。
また、バックライト駆動部5は、信号処理部4からの照度信号を入力し、これに応じて
バックライト2の輝度を決定し、この輝度となるようにバックライト2を調整し、周囲の
明るさに応じた輝度となるようにバックライトの輝度を調整する。
液晶パネル1には、図1に示すように、画素領域11が形成され、また、画素領域11
の一端側(図1の場合には、下側)には、この画素領域11に形成される公知の画素回路
を駆動するためのドライバIC12が搭載され、このドライバIC12と対向する位置に
FPC(フレキシブルプリント基板)13が実装されている。そして、前記信号処理部4
及びバックライト駆動部5は、このFPC13に実装されている。
また、各光センサ3a、3bのTFTセンサ31a及び31b、コンデンサ32a、3
2bは、液晶パネル1上の画素領域11を除く空き領域上に形成され、隣り合う2辺にそ
れぞれ配置される。例えば、光センサ3aのTFTセンサ31aは、図1において画素領
域11の上側に配置され、このTFTセンサ31aと信号処理部4との間にコンデンサ3
2aが配置されている。また、光センサ3bのTFTセンサ31b及びコンデンサ32b
は、図1において、画素領域11の右側の、TFTセンサ31a及び信号処理部4間を接
続する配線よりも画素領域11側に配置される。そして、TFTセンサ31b及び信号処
理部4間を結ぶ配線Lbの長さは、TFTセンサ31a及び信号処理部4間を結ぶ配線L
aの長さと略同一となる長さに形成され、途中で配線が折り返して形成される。また、コ
ンデンサ32bは、TFTセンサ31b及び信号処理部4間を結ぶ配線Lbの途中の、T
FTセンサ31a及びコンデンサ32a間の配線Latの長さと、TFTセンサ31b及
びコンデンサ32b間の配線Lbtの長さとが略同一となる位置に配置される。
そして、各光センサ3a、3bの、TFTセンサ31及びコンデンサ32間を結ぶ配線
Lat、Lbtと、コンデンサ32及び信号処理部4を結ぶ配線Lac、Lbcとは、同
一の配線抵抗を有する配線で形成されている。つまり、本来TFTセンサ31bとコンデ
ンサ32bとの間は最短距離で配線すればよいにも関わらず、配線Lbt(配線抵抗調整
部)によって、配線Lb全体の長さが、配線Laの長さと同等となるように配線Lbt相
当だけ延長して接続している。
このように、本実施形態では、TFTセンサ31及びコンデンサ32間の配線長さと、
コンデンサ32及び信号処理部4間の配線長さとは、光センサ3a、3b間で略同一長さ
に形成され、且つ、各光センサ3a、3bにおいて、TFTセンサ31及びコンデンサ3
2間を結ぶ配線と、コンデンサ32及び信号処理部4を結ぶ配線とは、同一の配線抵抗を
有する線で接続されている。
したがって、信号処理部4で光センサ3a、3bの検出信号、つまり、コンデンサ32
の両端電圧を入力するまでの間に、光センサ3a、3bの検出信号が、配線抵抗の影響を
受けたとしても、光センサ3a及び3bにおいて、配線長さは略同一であり且つ配線抵抗
は略同一であることから、一方の検出信号値が配線抵抗の影響を受けたならば他方の検出
信号値も同等の配線抵抗の影響を受けることになり、配線抵抗による検出誤差は同等とな
る。
したがって、光センサ3a、3b間での、配線抵抗に起因する検出誤差の発生を防止す
ることができ、配線抵抗による検出誤差が光センサ3a、3bに同等に生じているものと
して処理を行うことができるから、配線抵抗に起因する、光センサ3a、3b間における
検出誤差の調整等を行う必要はない。したがって、その分、光センサ3a、3bの検出信
号に対する処理を削減することができ、処理負荷の低減することができる。
また、単に配線長さを調整するだけで実現することができるから、大幅な改造を伴うこ
となく容易に実現することができる。
また、TFTセンサ31及び信号処理部4間の長さを略同一とするだけでなく、TFT
センサ31及びコンデンサ32間の配線長さが略同一となるようにしているから、TFT
センサ31及びコンデンサ32間の配線抵抗及び寄生容量によるコンデンサ32の放電特
性を一致させることができ、より確実に検出誤差のずれを回避することができる。
なお、ここでは、光センサとして、2つの光センサ3a、3bを配置した場合について
説明したが、これに限るものではなく、3つ以上の光センサを配置することも可能である
。この場合には、各光センサ3のTFTセンサ31それぞれと信号処理部4とを結ぶ複数
の配線のうち、最も長い配線を基準とし、各光センサ3及びTFTセンサ31を結ぶ配線
長さを基準の配線長さと略同一として、光センサ3の各部を配置すればよい。
また、上記実施の形態においては、隣り合う2辺のそれぞれに光センサ3を配置する場
合について説明したがこれに限るものではなく、任意の位置に配置することができ、この
場合も、各光センサ3のTFTセンサ31それぞれと信号処理部4とを結ぶ複数の配線の
うち、長い方の配線を基準とし、各光センサ3及びTFTセンサ31を結ぶ配線長さを基
準の配線長さと略同一として、光センサ3の各部を配置すればよい。
また、上記実施の形態においては、配線を1度折り返すように形成した場合について説
明したが、これに限るものではなく、配線を複数回折り返すようにしてもよく、空き領域
の形状に応じて、任意の形状に配置することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
この第2の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、光センサ3a、3bの配置
位置が異なること以外は同様であるので、同一部には同一符号を付与しその詳細な説明は
省略する。
この第2の実施の形態における光センサ3a、3bは、図4に示すように、液晶パネル
1の隣り合う2辺のそれぞれに、光センサ3のTFTセンサ31a、31bがそれぞれ配
置され、TFTセンサ31a、31bのそれぞれと信号処理部4との間にコンデンサ32
a、32bがそれぞれ配置されている。そして、TFTセンサ31a及びコンデンサ32
a間の配線Lat長さと、TFTセンサ31b及びコンデンサ32b間の配線Lbtの長
さとは略同一に形成され、これら配線Lat、Lbt及び、光センサ3bのTFTセンサ
31b及びコンデンサ32b間の配線Lbtは、略同一の配線抵抗を有する線で接続され
ている。一方、光センサ3aのTFTセンサ31a及びコンデンサ32a間の配線Lac
(配線抵抗調整部)の長さは、光センサ3bのコンデンサ32b及び信号処理部4間の配
線Lbcの長さよりも長いが、その配線幅は、コンデンサ32b及び信号処理部4間の配
線Lbcの配線幅よりも広くなるように形成されている。つまり、光センサ3aは、その
コンデンサ32a及び信号処理部4間の配線Lacが、これに対応する光センサ3bにお
ける配線Lbcの長さよりも長くその分、配線抵抗の影響を受けるが、配線幅が光センサ
3bよりも広く配線抵抗が小さくなるため、結果的に、光センサ3a、3bにおいて、コ
ンデンサ32及び信号処理部4間の配線抵抗が略同等となる。
したがって、この場合も上記第1の実施の形態と同等の作用効果を得ることができる。
また、この場合、配線幅を替えることで配線長さを短くすることができることから、配線
を途中で折り返す必要がない。したがって、液晶パネル1と画素領域11との間の限られ
た空き領域に光センサ3a、3bを配置する場合であっても、配線を折り返さずに配置す
ることができ、空き領域の幅が比較的狭い場合であっても、この光センサ3を液晶パネル
1上に配置することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
この第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態において、コンデンサ32の配置位置
に関するものである。
まず、図5に示すように、光センサ3a、3bのTFTセンサ31a、31bを、液晶
パネル1の空き領域の所望の位置に配置する。例えば、液晶パネル1の右側の辺の両端近
傍に配置する。
次に、液晶パネル1の空き領域に沿って、これらTFTセンサ31a及び31b間を結
ぶ線分を設定し、その中点位置を特定する。そして、この中点位置を中心にして、光セン
サ3a、3bのコンデンサ32a、32bを形成する。
ここで、TFTセンサ31a、31bの中点にコンデンサ32a、32bを配置してい
る。したがって、TFTセンサ31a及びコンデンサ32a間の長さと、TFTセンサ3
1b及びコンデンサ32b間の長さとは略同等となる。そして、コンデンサ32a、32
bの配置位置は略同一であり、これらそれぞれと信号処理部4との間の長さは略同一であ
る。よって、TFTセンサ31a、31bのそれぞれと信号処理部4との間の配線La、
Lbの長さが略同一となり、且つ、TFTセンサ31a、31bとコンデンサ32a、3
2bとの間のそれぞれの配線Lat、Lbtの長さが略同一となるコンデンサ32a、3
2bの配置位置を、容易に決定することができる。
また、例えば、図6に示すように、TFTセンサ31a、31bを、隣り合う2辺のそ
れぞれに配置する場合も同様であって、まず、TFTセンサ31a、31bをそれぞれ所
望の位置に配置する。次に、これらTFTセンサ31a及び31b間を、液晶パネル1の
空き領域に沿って結ぶ線分を想定し、その中点位置を特定する。この場合、TFTセンサ
31a、31bが2辺に渡って配置されていることから、これらを結ぶ線分は、液晶パネ
ル1の角に沿って折れ曲がった線分となる。そして、この折れ曲がった線分の中点位置を
特定し、この中点位置を中心にして、光センサ3a、3bのコンデンサ32a、32bを
形成する。これによって、TFTセンサ31a、31bのそれぞれと信号処理部4との間
の配線La、Lbの長さが略同一となり、且つ、TFTセンサ31a、31bとコンデン
サ32a、32bとの間の配線Lat、Lbtの長さが略同一となるコンデンサ32a、
32bの配置位置を、容易に決定することができる。
特に、中小型液晶パネルにおいて、液晶パネル1の調光システムとして機能するのに十
分なセンサ数は液晶パネル1の1辺あたりに多くても2つあれば十分であると考えられる
。したがって、2つの光センサが配置される中小型液晶パネルに適用することによって、
そのコンデンサ32の配置位置を容易に決定することができる。
なお、上記第3の実施の形態においては、TFTセンサ31a、31bの中点位置に、
2つのコンデンサ32a、32bを配置する場合について説明したが、光センサ3a及び
3bにおいて、コンデンサ32a、32bを共通として前記中点位置に一つのコンデンサ
32を形成し、さらに、コンデンサ32a、32bのそれぞれと信号処理部4とを結ぶ配
線Lac、Lbcを共通とし、輝度測定を行うタイミングをずらすことによって、光セン
サ3a及び3b間でコンデンサ32を共有するようにしてもよい。
また、上記第3の実施の形態においては、2つの光センサを配置する場合について説明
したが、3つの光センサを配置する場合には、3番目の光センサのTFTセンサ31及び
コンデンサ32を、TFTセンサ31a及びコンデンサ32a間の配線Latの長さと略
同一となる位置に、このコンデンサ32と信号処理部4とを結ぶ配線の、配線幅を、配線
抵抗が他の光センサ3a、3bにおける、コンデンサ32及び信号処理部4間の配線抵抗
と同等となるように、形成するようにしてもよい。
この場合、TFTセンサ31とコンデンサ32との間の配線長さは、各光センサ3間で
略同一であることから、コンデンサ32の放電特性を略同等とすることができる。
なお、上記各実施の形態においては、光センサ3としてTFTセンサ31を用いた場合
について説明したが、これに限るものではなく、複数の光センサ3の検出信号を、液晶パ
ネル1に形成した配線により信号処理部4に伝達し、この信号処理部4で信号処理を行う
ようになっている光センサであれば、TFTセンサに限らず適用することができる。
次に、上述した液晶表示装置100を適用した電子機器について説明する。
図7は、液晶表示装置100を適用した携帯電話120の構成を示す斜視図である。
この図7に示すように、携帯電話120は、複数の操作ボタン121のほか、受話口1
22、送話口123と共に、上述した液晶表示装置100を備えるものである。なお、液
晶表示装置100のうち、液晶パネル1の画素領域11及びTFTセンサ31以外の構成
要素については電話機に内蔵されるので、外観としては現れない。
また、液晶表示装置100が適用される電気機器としては、図7に示される携帯電話の
他にも、デジタルスチルカメラや、ノートパソコン、液晶テレビ、ビューファインダ型(
またはモニタ直視型)のビデオレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳
、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネ
ルを備えた機器等が挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示装置として、上述
した液晶表示装置100が適用可能であることはいうまでもない。
本発明の実施の形態の一例を示す液晶表示装置の概略構成図である。 光センサの一例を示す等価回路である。 光センサの放電特性を表す特性図である。 第2の実施形態における光センサの構成を示す説明図である。 第3の実施形態における光センサの構成を示す説明図である。 第3の実施形態における光センサの、その他の構成を示す説明図である。 本発明の液晶表示装置を適用した携帯電話の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 液晶パネル、2 バックライト、3a、3b 光センサ、4 信号処理部、5 バ
ックライト制御部、31a、31b TFTセンサ、32a、32b コンデンサ

Claims (7)

  1. 光源と、
    液晶パネルと、
    当該液晶パネルに設けられた複数の光検知手段と、
    前記複数の光検知手段の検出値に基づいて前記光源の輝度調整を行う輝度調整手段と、
    を備えた液晶表示装置において、
    前記複数の光検知手段のそれぞれと前記輝度調整手段とを結ぶ配線間において、配線抵
    抗調整用の配線抵抗調整部を有することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記光検知手段を複数有し、当該複数の光検知手段と前記輝度調整手段とを結ぶ複数の
    配線のうち、配線長さが最長のものを基準配線とし、
    当該基準配線以外の配線の配線抵抗調整部は、前記基準配線の配線抵抗と同一となる長
    さに調整することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記光検知手段を複数有し、当該複数の光検知手段と前記輝度調整手段とを結ぶ複数の
    配線のうち、配線長さが最短のものを基準配線とし、
    当該基準配線以外の配線の配線抵抗調整部は、前記基準配線の配線抵抗と同一となる幅
    に調整することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 前記光検知手段のそれぞれは、光検知用のTFTと当該TFTのソース及びドレイン間
    に接続されるコンデンサとを有し、
    前記TFTと前記コンデンサとの間の配線長は、前記光検知手段間で同一であることを
    特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記液晶パネルの周囲に配置される2つの光検知手段を有し、
    これら光検知手段の2つのコンデンサは、前記液晶パネルに配置された2つのTFT間
    を、前記液晶パネルの前記配線を形成可能な領域に沿って結ぶ線分の中点に相当する位置
    に配置され、
    前記輝度調整手段及び前記2つのコンデンサのそれぞれを結ぶ配線は、前記液晶パネル
    の同じ領域を通って形成されることを特徴とする請求項4記載の液晶表示装置。
  6. 前記2つの光検知手段は、1つのコンデンサを共有するようになっていることを特徴と
    する請求項5記載の液晶表示装置。
  7. 前記請求項1乃至6の何れか1項に記載の液晶表示装置を備えることを特徴とする電気
    機器。
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