JP2008195367A - 後輪駆動式足動車 - Google Patents

Abstract

【課題】 有限資源であるガソリンが高騰し、ガソリン、軽油などの化石燃料をその動力源として走る自動車は、燃料の浪費もとより地球温暖化に大きく影響を及ぼすＣＯ２問題でも多大な悪影響を及ぼしております。このままでは何時の日か人類は地球上から姿を消すようなことが起こるかもしれないほどの環境汚染が拡大しております。本発明はこれらの悪影響を少しでも逓減することができるよう、化石燃料を一切使用しない動力を提供するものである。
【解決手段】化石燃料を一切使用せず小型で自転車のように気楽に乗れ、練習無しでも最初から運転可能であり、座席を付加することによって長距離の運転をも可能とし、装置の規模次第では小型自動車並みの加速性能を付加することが出来るフライホイール付き後輪駆動式足動車。
【選択図】図１

Description

本発明は、蒸気機関やジーゼル車やガソリン車などのように他のエネルギーを消費せず、人力パワーのみで人力の数倍の能力や安定性の高い速度、並びに加速可能な装置に関するものである。

有限資源である石炭で蒸気を発生しその蒸気で走る機関車や、ガソリン、軽油などの化石燃料で走る自動車の燃料はいずれも有限資源であり、いずれは枯渇するものであり、ましてやこれら化石燃料は、地球温暖化に大きな影響を及ぼすＣＯ２問題でも、多大な悪影響を及ぼしておりますが、本発明はこれらの問題にも少なからずや影響をあたえる発明であり、特許文献１に開示されている発明や、普及度の高い自転車よりも安定性や加速性能に優れた技術を提供するものである。
実用新案２００４−３１０３６３２号公報

本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、小型で自転車のように気軽く乗れ、練習無しでも最初から運転可能であり、装置の規模次第では一部自動車並みの機能を持ちスクーター波のスピードが人力のみで可能であり、化石燃料を使うこと無く、加速可能な装置を提供することである。

人間の歩足や加速に関する上記問題点は、下記構成の本発明によって解決することができる。すなわち、本発明足動車の構造は、本体底部を前後に走る胴体部分前側には運転方向を決めるハンドル機能付き一輪又は二輪の前輪車と、胴体後部を支える左右両輪と、前後に走る胴体後方部分、又は後方躯体部分を支点として、人の足により上下又は前後する、スプリング機能付きの加速ペダルと、クランク機構により加速ペダルの上下運動又は前後運動を回転運動に変換すると同時に、回転力に加速機能を持つフライホイール、並びにフライホイールの回転を後輪に伝える伝導機構、及び本発明足動車のスピード調節を加減するブレーキ機構を備えた安定性の高い三輪車若しくは４輪車を提供する。

石炭やガソリン、軽油などの化石燃料をその動力源とする動力車は、化石燃料の浪費はもとより地球温暖化問題でも、多大な影響を及ぼしており本発明はこれらの悪影響を少しでも逓減することができるよう鑑みてなされたもので、その目的は、小型で自転車のように気軽く乗れ、練習無しでも最初から運転可能であり、装置の規模化次第では一部自動車並みの機能を持ち、スクーター並のスピードが人力のみで可能であり、加速において一切の化石燃料を使う事無く、人力を元として速度の出せる装置を提供することである。

本発明のペタル式足動車の構造とその作用機能を図面で説明する。
図１は、本発明の断面図である。
図２は本発明の上面全体図である。
図３は加速ペタルとフライホイールの側面図である。
運転方向を決めるハンドル１機能付きの前輪（一輪又は二輪でも良い）３と、胴体後部を支える左右の後輪６と、胴体の後部躯体又は後輪軸１１を支点として、足を踏み込むことにより上下する、スプリング１１付き左右の加速ペダル２と、加速ペタルの上下運動又は前後運動（図１の２−１）を回転運動に変換するクランク機構１０と、前進並びに加速機能の元となるフライホイール４からなり、座席に座した運転者は左右両足交合で加速ペタル４を踏み込むことにより加速ペダルの上下運動はフライホイール４に組み込まれたクランク１０により回転運動に変換され、その回転はプーリー並びにベルト５によって後輪軸プーリー７に伝わり、後輪６が回転し本発明足動車の前進並びに加速機能が備わる。尚ハンドルの形状は自転車式の横バー型でも円形でも構わないし、フライホイールの回転を後輪に伝える伝動機構は、歯車やその他の伝動機構でも構わないが出来るだけ静穏装置が好ましい。また加速ペタルのスプリング機構はスプリング式、ゴム式、イタバネ、或いはエアークッションなど反発機能が強く、劣化の少ない材質であればその機能並びに材質を問わない。

実施例によって本発明を説明する。
前方躯体をアルミ板で、胴体部分をＬ型チャンネルで作り前輪には中古の小型自転車のハンドル付きの前輪をそのまま利用し、胴体後部を支える左右の後輪も中古の小型自転車の後輪を利用し、後方躯体後輪軸を支点とし、両足交合に踏み込んだ場合に、踏み込みにより左右交合に上下するスプリング付きの反発機能を付加した、左右の加速ペダルを取り付け、フライホイールは２２ｍｍ厚の鉄板を直径４００ｍｍのサイズに溶断し、後輪と中間プーリーとフライホイールのプーリー比１対１対２で組み込み、特注したクランク機構により、加速ペタルの上下運動は予定通り回転運動に変換され、ベルト機構によりその回転は後輪軸のプーリーーに伝わり、自転車並みもしくはそれ以上の走行と加速性能があることが判明した。又ブレーキについては約１０ｋｇ重量の石をロープで結わえ後方で対地接触させブレーキ代わりのした処、十分ブレーキ性能の可能性があることが分かった。

以上詳記したように、本発明は石炭やガソリン、軽油などの化石燃料を一切使用しない為、加速の為の化石燃料の浪費は一切無く、地球温暖化に大きく影響を及ぼすＣＯ２問題でも、出来るだけ悪影響を及ぼすことの無いよう鑑みてなされたもので、その目的は、小型で自転車のように気軽く乗れ、練習無しでもお年寄りでも最初から運転可能であり、付加装置の規模次第では一部自動車並みの機能を持ち、スクーター並のスピードが人力のみで可能な装置であり、省エネ効果など産業上でも多大の貢献をなし得るものである。

本発明外観状の後部駆動式足動車の断面構造の説明図 本発明上面からの全体図 同ペタル側面図 同対地接触ブレーキ 同手動式の図

符号の説明

１ ハンドル
２ ペタル
２−１ アクセル式ペタル
３ 前輪
４ フライホイール（弾み車）
５ 回転伝導ベルト
６ 後輪
７ 後輪プ−リー
８
１０ クランク
１１ スプリング
１２ 後輪軸
１３ 手動用ハンドル軸
１４ 手動用握り
１５−１ 手動ギア
１５−２ プーリー側ギア

Claims (11)

1. ハンドル機能を兼ねる前輪と、前輪に接続する胴体部と、同胴体後部を支える左右の後輪と、胴体部後方躯体又は後輪軸を支点としたスプリングによる跳躍機能を持つ加速ペダルと、加速ペダルに連動して回転するフライホイール、並びに同フライホイールに組み込まれたフライホイール一体型プーリーと、同プーリーと連動する中間プーリー及び後輪軸に固定されたプーリー並びに各プーリーを連結する回転伝道機構からなり、後輪軸の固定プーリーは、加速ペダルの踏み込みによってフライホイールの回転が後輪に伝わり、後輪は前後進回転並びに加速機能を持つと同時に、ブレーキ機能をも兼ね備え、且つ人体の手足を起動力としフライホイールを加速源とすることを特徴とする二輪車若しくは三輪車又は４輪車。
2. フライホイールの回転がチェーン機構や歯車機構やタイミングベルト、Ｖベルト等を含んだベルト類などの回転式伝導装置、若しくは摩擦力によって、回転が伝わる機構をそなえた請求項１に記載の二輪車若しくは三輪車又は４輪車。
3. フライホイールー体型プーリ若しくは後輪軸プーリーのいずれか一方の回転がペタル踏み込みの場合のみに回転が伝わり、ペタルを踏み込まない場合には空転するフリーホイールや一方向ギア、若しくはラチェット機構で構成されている請求項１に記載の二輪車若しくは三輪車又は４輪車。
4. 後輪軸が変速機能付きであることを特徴とする請求項１に記載の二輪車若しくは三輪車又は４輪車。
5. 前輪または後輪軸の回転を利用した発電装置並びにバッテリー付きであることを特徴とする請求項１に記載の二輪車若しくは三輪車又は４輪車。
6. 上り坂における後輪の加速性を補足するため、バッテリー電源を利用した電動モーター付きであることを特徴とする請求項１に記載の二輪車若しくは三輪車又は４輪車。
7. ２箇所以上の加速ペタルと１箇所以上のフライホイールを備えることにより、二人以上の人力による踏み込みが可能で、且つ前進の為の起動力並びに加速能力が可能であることを特徴とする請求項１に記載の二輪車若しくは三輪車又は４輪車。
8. 左右２箇所の加速ペタルを連結させることにより、片方の加速ペタルを踏むだけで前進ならびに加速機能を備えることを特徴とする請求項１に記載の二輪車若しくは三輪車又は４輪車。
9. ギアー付きハンドルを手で回すだけで前後進可能な請求項１に記載の二輪車若しくは三輪車又は４輪車。
10. 急ブレーキの際に生じるフライホイールが前進しょうとする慣性の法則性向を抑える為に装着した対地接触ブレーキを後輪に装着した請求項１に記載の二輪車若しくは三輪車又は４輪車。
11. 急ブレーキの際に生じるフライホイールが前進しょうとする慣性の法則性向を抑える為に装着した対風力抵抗ブレーキを本体に装着した請求項１に記載の二輪車若しくは三輪車又は４輪車。

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