JP2008194136A - 酸素濃縮装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンプレッサのシール部材や軸受の耐久性を向上でき、冷却ファンの小型化,低回転化により省エネルギー化と静音化が図れ、酸素濃縮ガスの酸素濃度の低下を防止できる酸素濃縮装置を提供する。
【解決手段】コンプレッサ2により圧縮された空気中から窒素を、第1,第2吸着筒4A,4Bの吸着剤により選択的に吸着する。第1,第2吸着筒4A,4B内から酸素濃縮ガスを酸素濃縮ガス取出部(5A,5B)を介して酸素タンク7に溜める。上記第1,第2吸着筒4A,4B内を減圧することにより吸着剤から脱着された窒素を含むガスを上記第1,第2吸着筒4A,4B内からガス排出部(3c,3d)により排出する。上記第1,第2吸着筒4A,4Bから排出された窒素を含むガスを、排出ガス流路Lを介してコンプレッサ2のケーシング内部に導いた後に外部に排出する。
【選択図】図1

Description

この発明は、酸素濃縮装置に関し、詳しくは空気中の窒素を吸着剤に吸着させて酸素濃縮ガスを生成する酸素濃縮装置に関する。
従来より、揺動する偏心軸に連結されたピストンヘッド部が往復動することにより圧縮動作を行うコンプレッサがある(例えば、特開平10−89253号公報(特許文献1)参照)。
このようなコンプレッサを用いた酸素濃縮装としては、空気中の窒素を吸着剤に吸着させて酸素濃縮ガスを生成するPSA(Pressure Swing Adsorption;圧力スイング吸着)方式の酸素濃縮装置がある。
上記酸素濃縮装置は、防音ボックス内にコンプレッサが配置されており、コンプレッサの熱は、ボックス外から冷却ファンにより冷却されて放熱される。
しかしながら、ボックス外からの冷却用ファンによる冷却効果は十分ではなく、コンプレッサ全体の放熱が困難で、特に密閉型のコンプレッサの内部部品が高温になりやすく、圧縮空気の温度が上昇するために吸着剤の能力が低下して酸素濃度が低下したり、シール部材や軸受性能が低下してコンプレッサの耐久性が低下したりするという問題がある。
このような冷却構造において、冷却効果を高めるために冷却用ファンを高回転化したり大型化したりすることが考えられるが、騒音や消費電力が増大する。また、コンプレッサ内部を冷却するために密閉構造をやめて、開放部分から冷却用ファンの風を内部に供給することによりコンプレッサの内部を直接冷却する方法もあるが、この場合、コンプレッサの機械音が外部に漏れて、騒音が増大する。
特に、呼吸器疾患患者等に対して高濃度酸素を提供する在宅酸素療法において用いられる酸素濃縮装置では、静音化は重要である。
特開平10−89253号公報
そこで、この発明の課題は、コンプレッサのシール部材や軸受の耐久性を向上でき、冷却ファンの小型化,低回転化により省エネルギー化と静音化が図れ、酸素濃縮ガスの酸素濃度の低下を防止できる酸素濃縮装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の酸素濃縮装置は、
密閉型のケーシング内で往復動するピストンにより空気を圧縮するコンプレッサと、
上記コンプレッサにより圧縮された空気が供給され、その空気中から窒素を選択的に吸着する吸着剤が収納された吸着容器と、
上記吸着容器内から酸素濃縮ガスを取り出す酸素濃縮ガス取出部と、
上記酸素濃縮ガス取出部を介して上記吸着容器からの上記酸素濃縮ガスを溜める酸素タンクと、
上記吸着容器内を減圧することにより上記吸着剤から脱着された窒素を含むガスを上記吸着容器内から排出するガス排出部と、
を備え、
上記ガス排出部により上記吸着容器から排出された窒素を含むガスを、上記コンプレッサの上記ケーシング内部に導いた後に外部に排出するための排出ガス流路を設けると共に、
上記コンプレッサの上記ピストンは、ピストンヘッド部とピストンロッド部とを有し、
上記ピストンヘッド部に上記ピストンロッド部を介して連結された偏心軸が上記ケーシング内に配置され、
上記吸着容器から排気された窒素を含むガスを、上記排出ガス流路を介して上記ケーシング内の上記偏心軸に導いた後に外部に排出することを特徴とする
上記構成の酸素濃縮装置によれば、上記ガス排出部により吸着容器から排出された窒素を含むガスを、排出ガス流路を介してコンプレッサのケーシング内部に導いた後に外部に出すことによって、コンプレッサの密閉構造を保ちつつ、コンプレッサのケーシング内のシール部材や軸受などを冷却することが可能となる。これによって、コンプレッサのシール部材や軸受の耐久性を向上でき、冷却ファンの小型化,低回転化により省エネルギー化と静音化が図れ、酸素濃縮ガスの酸素濃度の低下を防止できる。また、上記吸着容器から排気された窒素を含むガスを、排出ガス流路を介して偏心軸に導いた後に外部に排出することによって、コンプレッサのケーシング内の偏心軸が集中的に冷却され、特に高熱が発生する偏心軸の軸受の耐久性を向上できる。
また、この発明の酸素濃縮装置は、
密閉型のケーシング内で往復動するピストンにより空気を圧縮するコンプレッサと、
上記コンプレッサにより圧縮された空気が供給され、その空気中から窒素を選択的に吸着する吸着剤が収納された吸着容器と、
上記吸着容器内から酸素濃縮ガスを取り出す酸素濃縮ガス取出部と、
上記酸素濃縮ガス取出部を介して上記吸着容器からの上記酸素濃縮ガスを溜める酸素タンクと、
上記吸着容器内を減圧することにより上記吸着剤から脱着された窒素を含むガスを上記吸着容器内から排出するガス排出部と、
を備え、
上記ガス排出部により上記吸着容器から排出された窒素を含むガスを、上記コンプレッサの上記ケーシング内部に導いた後に外部に排出するための排出ガス流路を設けると共に、
上記コンプレッサの上記ピストンは、ピストンヘッド部とピストンロッド部とを有し、
上記ピストンヘッド部に上記ピストンロッド部を介して連結された偏心軸が上記ケーシング内に配置され、
上記吸着容器から排気された窒素を含むガスを、上記排出ガス流路を介して上記ケーシング内の上記ピストンヘッド部に導いた後に外部に排出することを特徴とする
上記構成の酸素濃縮装置によれば、上記ガス排出部により吸着容器から排出された窒素を含むガスを、排出ガス流路を介してコンプレッサのケーシング内部に導いた後に外部に出すことによって、コンプレッサの密閉構造を保ちつつ、コンプレッサのケーシング内のシール部材や軸受などを冷却することが可能となる。これによって、コンプレッサのシール部材や軸受の耐久性を向上でき、冷却ファンの小型化,低回転化により省エネルギー化と静音化が図れ、酸素濃縮ガスの酸素濃度の低下を防止できる。また、上記吸着容器から排気された窒素を含むガスを、排出ガス流路を介してピストンヘッド部に導いた後に外部に排出することによって、コンプレッサのケーシング内のピストンヘッド部が集中的に冷却され、特に高熱が発生するピストンヘッド部のシール部材の耐久性を向上できる。
また、この発明の酸素濃縮装置は、
密閉型のケーシング内で往復動するピストンにより空気を圧縮するコンプレッサと、
上記コンプレッサにより圧縮された空気が供給され、その空気中から窒素を選択的に吸着する吸着剤が収納された吸着容器と、
上記吸着容器内から酸素濃縮ガスを取り出す酸素濃縮ガス取出部と、
上記酸素濃縮ガス取出部を介して上記吸着容器からの上記酸素濃縮ガスを溜める酸素タンクと、
上記吸着容器内を減圧することにより上記吸着剤から脱着された窒素を含むガスを上記吸着容器内から排出するガス排出部と、
を備え、
上記ガス排出部により上記吸着容器から排出された窒素を含むガスを、上記コンプレッサの上記ケーシング内部に導いた後に外部に排出するための排出ガス流路を設けると共に、
上記コンプレッサの上記ピストンは、ピストンヘッド部とピストンロッド部とを有し、
上記ピストンヘッド部に上記ピストンロッド部を介して連結された偏心軸が上記ケーシング内に配置され、
上記吸着容器から排気された窒素を含むガスを、上記排出ガス流路を介して上記ケーシング内の上記ピストンヘッド部および上記偏心軸に夫々導いた後に外部に排出することを特徴とする
上記構成の酸素濃縮装置によれば、上記ガス排出部により吸着容器から排出された窒素を含むガスを、排出ガス流路を介してコンプレッサのケーシング内部に導いた後に外部に出すことによって、コンプレッサの密閉構造を保ちつつ、コンプレッサのケーシング内のシール部材や軸受などを冷却することが可能となる。これによって、コンプレッサのシール部材や軸受の耐久性を向上でき、冷却ファンの小型化,低回転化により省エネルギー化と静音化が図れ、酸素濃縮ガスの酸素濃度の低下を防止できる。また、上記吸着容器から排気された窒素を含むガスを、排出ガス流路を介してピストンヘッド部および偏心軸に導いた後に外部に排出することによって、コンプレッサのケーシング内のピストンヘッド部および偏心軸が集中的に冷却され、特に高熱が発生するピストンヘッド部のシール部材や偏心軸の軸受の耐久性を向上できる。
以上より明らかなように、この発明の酸素濃縮装置によれば、コンプレッサのシール部材や軸受の耐久性を向上でき、冷却ファンの小型化,低回転化により省エネルギー化と静音化が図れ、酸素濃縮ガスの酸素濃度の低下を防止できる酸素濃縮装置を実現することができる。
また、吸着容器から排気された窒素を含むガスを、コンプレッサの偏心軸に導いて外部に排出する排出ガス流路を設けることによって、コンプレッサのケーシング内の偏心軸が集中的に冷却され、特に高熱が発生する偏心軸の軸受の耐久性を向上できる。
また、吸着容器から排気された窒素を含むガスを、コンプレッサのピストンヘッド部に導いて外部に排出する排出ガス流路を設けることによって、コンプレッサのケーシング内のピストンヘッド部が集中的に冷却され、特に高熱が発生するピストンヘッド部のシール部材の耐久性を向上できる。
また、吸着容器から排気された窒素を含むガスを、コンプレッサのピストンヘッド部および偏心軸に導いて外部に排出する排出ガス流路を設けることによって、コンプレッサのケーシング内のピストンヘッド部および偏心軸が集中的に冷却され、特に高熱が発生するピストンヘッド部のシール部材や偏心軸の軸受の耐久性を向上できる。
以下、この発明の酸素濃縮装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の酸素濃縮装置のブロック図である。この酸素濃縮装置は、呼吸器疾患患者等に対して高濃度酸素を提供する在宅酸素療法において用いられる。
この第1実施形態の酸素濃縮装置は、図1に示すように、外部から吸い込む空気中の塵を除去するための防塵フィルタ1と、上記防塵フィルタ1を介して吸い込んだ空気を圧縮するコンプレッサ2と、上記コンプレッサ2の圧縮空気が吐出される側のガス流路に配設された制御弁3と、上記制御弁3を介してコンプレッサ2から圧縮空気が供給され、その圧縮空気中の窒素を吸着する吸着剤が収納された吸着容器の一例としての第1吸着筒4Aと、上記第1吸着筒4Aの下流側のガス流路に配設された逆止弁5Aと、上記制御弁3を介してコンプレッサ2から供給された空気中の窒素を吸着する吸着剤が収納された吸着容器の一例としての第2吸着筒4Bと、上記第2吸着筒4Bの下流側のガス流路に配設された逆止弁5Bと、第1,第2吸着筒4A,4Bの下流側のガス流路間に配設されたパージ弁6と、上記第1,第2吸着筒4A,4Bに逆止弁5A,5Bを介して接続された酸素タンク7と、上記酸素タンク7からの酸素濃縮ガスを減圧する減圧弁8と、上記酸素タンク7から減圧弁8を介して供給する酸素濃縮ガスの流量を調整するための流量調整器9と、上記流量調整器9により流量が調整された酸素濃縮ガスを人に提供するためのカニューラ(図示せず)が接続される吐出口カプラ10とを備えている。
上記コンプレッサ2は、防音ボックス22内に配置されており、その防音ボックス22の側面に冷却用のファン23を取り付けている。この冷却用のファン23により防音ボックス22内のコンプレッサ2を冷却する。また、上記酸素濃縮装置は、制御弁3とパージ弁6および冷却用のファン23等を制御する制御部20とを備えている。上記制御部20により、コンプレッサ2内のモータ(図示せず)を駆動する。
また、上記制御弁3は、一端がコンプレッサ2の圧縮空気流路に接続され、他端が第1吸着筒4Aに接続された第1ポート3aと、一端がコンプレッサ2の圧縮空気流路に接続され、他端が第2吸着筒4Bに接続された第2ポート3bと、一端がコンプレッサ2の排出ガス流路Lに接続され、他端が第1吸着筒4Aに接続された第3ポート3cと、一端がコンプレッサ2の排出ガス流路Lに接続され、他端が第2吸着筒4Bに接続された第4ポート3dとを有する。
また、上記制御部20は、マイクロコンピュータと入出力回路等からなり、パージ弁6およびファン23を制御する。上記制御部20は、第1切換部と第2切換部を制御する切換制御部の機能を備えている。
上記構成の酸素濃縮装置において、制御部20により、制御弁3の第1ポート3aと第4ポート3dを開き、第2ポート3bと第3ポート3cを閉じて、コンプレッサ2を運転する(第1吸着筒4Aの加圧工程、第2吸着筒4Bの減圧工程)。そして、コンプレッサ2は、防塵フィルタ1を介して吸い込んだ空気を圧縮する。上記コンプレッサ2により圧縮された空気は、制御弁3の第1ポート3aを通って第1吸着筒4Aにおいて加圧され、空気中の窒素を吸着剤に吸着させて高濃度酸素を生成する。上記第1吸着筒4Aで生成された高濃度酸素は、逆止弁5Aを通って酸素タンク7に貯留する。そうして、酸素タンク7に溜めた酸素濃縮ガスは、減圧弁8により減圧した後、流量調整器9により流量が調整されて吐出口カプラ10から吐出される。
このとき、第2吸着筒4B側は、減圧により吸着剤から窒素を脱着させて、脱着させた窒素を含むガスを、制御弁3の第4ポート3dとコンプレッサ2を介して外部に排気する。
ここで、第1吸着筒4Aの加圧工程中に、第2吸着筒4Bには、第1吸着筒4Aで生成された高濃度酸素の一部がパージ弁6を介して供給され、第2吸着筒4B内の圧力を少し上げた状態で、制御部20により、制御弁3の第2ポート3bと第3ポート3cを開き、第1ポート3aと第4ポート3dを閉じて、第2吸着筒4Bの加圧工程に切り換える。このようにして、第1,第2吸着筒4A,4B内の吸着剤を用いた窒素の吸着と脱着を交互に行うサイクルが繰り返される。
図2は上記酸素濃縮装置に用いられるコンプレッサ2の縦断面図である。
上記コンプレッサ2は、図2に示すように、ピストンヘッド部32aとピストンロッド部32bからなるピストン32と、上記ピストン32のピストンロッド部32bに内嵌された偏心軸33と、上記ピストン32および偏心軸33が収納されたケーシング30と、上記偏心軸33を回転軸41を介して回転駆動するモータ40とを有している。上記ピストン32のピストンヘッド部32a上に押板31を取り付けている。
上記ケーシング30は、モータ40がモータ取付部55を介して一端に取り付けられ、モータ40の回転軸41を回転自在に支持する軸受42が内側に設けられた本体部51と、上記本体部51の開口に配置され、回転軸41に対して軸が直交する円筒形状のシリンダ部52と、上記シリンダ部52の一端に取り付けられた弁板53と、上記弁板53を覆うヘッドカバー部54と、上記本体部51の他端に取り付けられ、モータ40の回転軸41の先端側を回転自在に支持する軸受43が設けられた端板56とを有している。上記ケーシング30のシリンダ部52内をピストン32が往復動する。上記ピストン32の外周にシール部材35を設けている。上記弁板53に吸気ポートと吐出ポートを設けている。
図3は図2に示すII−II線から見た断面図を示しており、回転軸41に対して直交しかつピストン32の往復動の方向に対して直交する線上であって、本体部51の一方の側(図3中の右側)に、窒素を含むガスが流入するようにチューブ61の一端を接続している。上記本体部51に対してチューブ61と反対の側に出口63を設け、その出口63と排出口24(図1に示す)とを排出チューブ62により接続している。
上記チューブ61と本体部51および排出チューブ62によって、図1に示す酸素濃縮装置の第1,第2吸着筒4A,4Bから排気された窒素を含むガスを、電磁弁3の第3ポート3cと第4ポート3dを介してコンプレッサ2のケーシング30内部に導いた後に外部に排出する排出ガス流路L(図1に示す)を形成している。
上記構成の酸素濃縮装置において、酸素濃縮装置の第1,第2吸着筒4A,4Bから排気された窒素を含むガスは、チューブ61を介してコンプレッサ2のケーシング30内に流入した後、偏心軸33の軸受34,軸受42,43およびピストン32を冷却して外部に排出される。
したがって、上記第1実施形態の酸素濃縮装置によれば、密閉型のコンプレッサ2内を冷却することにより耐久性を向上でき、冷却用のファン23の小型化,低回転化により省エネルギー化と静音化が図れる。また、コンプレッサ2の内部温度を下げることにより、第1,第2吸着筒4A,4Bに供給される圧縮空気の温度上昇が抑えられるので、第1,第2吸着筒4A,4B内の吸着剤への窒素の吸着効率の低下を防いで、酸素濃縮ガスの酸素濃度の低下を防止することができる。
また、上記第1,第2吸着筒4A,4Bから排気された窒素を含むガスを、偏心軸33に導いて外部に排出する排出ガス流路Lを設けることによって、コンプレッサ2のケーシング30内の偏心軸33が集中的に冷却され、特に高熱が発生する偏心軸33の軸受34の耐久性を向上できる。
〔第2実施形態〕
図4はこの発明の第2実施形態の酸素濃縮装置のコンプレッサの断面図しており、この第2実施形態の酸素濃縮装置は、排出ガス流路を除いて第1実施形態の酸素濃縮装置と同一の構成をしている。
図4に示すように、回転軸41に対して直交しかつピストン32の往復動の方向に対して直交する線上であって、本体部51の一方の側(図4中の右側)に、ピストン32のピストンヘッド部32aに向かって窒素を含むガスが流入するようにチューブ71の一端を接続している。上記本体部51に対してチューブ71と反対の側に出口73を設け、その出口73と排出口24(図1に示す)とを排出チューブ72により接続している。
上記チューブ71と本体部51および排出チューブ72によって、図1に示す酸素濃縮装置の第1,第2吸着筒4A,4Bから排気された窒素を含むガスを、コンプレッサ2のケーシング30内部に導いた後に外部に排出する排出ガス流路L(図1に示す)を形成している。
したがって、上記第2実施形態の酸素濃縮装置によれば、密閉型のコンプレッサ2内を冷却することにより耐久性を向上でき、冷却用のファン23の小型化,低回転化により省エネルギー化と静音化が図れる。また、コンプレッサ2の内部温度を下げることにより、第1,第2吸着筒4A,4Bに供給される圧縮空気の温度上昇が抑えられるので、第1,第2吸着筒4A,4B内の吸着剤への窒素の吸着効率の低下を防いで、酸素濃縮ガスの酸素濃度の低下を防止することができる。
また、上記第1,第2吸着筒4A,4Bから排気された窒素を含むガスを、ピストンヘッド部32aに導いて外部に排出する排出ガス流路Lを設けることによって、コンプレッサ2のケーシング30内のピストンヘッド部32aが集中的に冷却され、特に高熱が発生するピストンヘッド部32aのシール部材35の耐久性を向上できる。
〔第3実施形態〕
図5はこの発明の第3実施形態の酸素濃縮装置のコンプレッサの断面図しており、この第2実施形態の酸素濃縮装置は、排出ガス流路を除いて第1実施形態の酸素濃縮装置と同一の構成をしている。
図5に示すように、回転軸41に対して直交しかつピストン32の往復動の方向に対して直交する線上であって、本体部51の一方の側(図5中の右側)に、窒素を含むガスが流入するようにチューブ81の一端を接続している。また、このチューブ81には、ピストン32のピストンヘッド部32a側に向かって上記窒素を含むガスの一部が流入するように分岐部81aを設けている。上記本体部51に対してチューブ81と反対の側に出口83を設け、その出口83と排出口24(図1に示す)とを排出チューブ82により接続している。
上記チューブ81と本体部51および排出チューブ72によって、図1に示す酸素濃縮装置の第1,第2吸着筒4A,4Bから排気された窒素を含むガスを、コンプレッサ2のケーシング30内部に導いた後に外部に排出する排出ガス流路L(図1に示す)を形成している。
したがって、上記第3実施形態の酸素濃縮装置によれば、密閉型のコンプレッサ2内を冷却することにより耐久性を向上でき、冷却用のファン23の小型化,低回転化により省エネルギー化と静音化が図れる。また、コンプレッサ2の内部温度を下げることにより、第1,第2吸着筒4A,4Bに供給される圧縮空気の温度上昇が抑えられるので、第1,第2吸着筒4A,4B内の吸着剤への窒素の吸着効率の低下を防いで、酸素濃縮ガスの酸素濃度の低下を防止することができる。
また、上記第1,第2吸着筒4A,4Bから排気された窒素を含むガスを、ピストンヘッド部32aおよび偏心軸33に導いて外部に排出する排出ガス流路Lを設けることによって、コンプレッサ2のケーシング30内のピストンヘッド部32aおよび偏心軸33が集中的に冷却され、特に高熱が発生するピストンヘッド部32aのシール部材35や偏心軸33の軸受34の耐久性を向上できる。
上記第1〜第3実施形態では、2つの第1,第2吸着筒を備えた酸素濃縮装置について説明したが、1または3以上の吸着筒を備えた酸素濃縮装置にこの発明を適用してもよい。しかしながら、吸着容器として2以上の吸着筒を備えて、複数の吸着筒を切り換えて交互に吸着と脱着を繰り返すことにより連続して脱着された窒素を含むガスが排気されるので、密閉型のコンプレッサ内を効率よく冷却することができる。
また、第1〜第3実施形態では、呼吸器疾患患者等に対して在宅酸素療法を行うために用いる酸素濃縮装置について説明したが、酸素濃縮装置はこれに限らず、高濃度の酸素を提供する全ての分野にこの発明を適用してもよい。
図1はこの発明の第1実施形態の酸素濃縮装置のブロック図である。 図2は上記酸素濃縮装置に用いられるコンプレッサの縦断面図である。 図3は図2に示すII−II線から見た断面図である。 図4はこの発明の第2実施形態の酸素濃縮装置のコンプレッサの断面図である。 図5はこの発明の第3実施形態の酸素濃縮装置のコンプレッサの断面図である。
符号の説明
1…防塵フィルタ
2…コンプレッサ
3…制御弁
4A…第1吸着筒
4B…第2吸着筒
5A,5B…逆止弁
6…パージ弁
7…酸素タンク
8…減圧弁
9…流量調整器
10…吐出口カプラ
20…制御部
22…防音ボックス
23…ファン
24…排出口
30…ケーシング
31…押板
32…ピストン
32a…ピストンヘッド部
32b…ピストンロッド部
33…偏心軸
34…軸受
35…シール部材
40…モータ
41…回転軸
42,43…軸受
51…本体部
52…シリンダ部
53…弁板
54…ヘッド部
55…モータ取付部
56…端板
61,71,81…チューブ
62,72,82…排出チューブ
L…排出ガス流路

Claims (4)

  1. 密閉型のケーシング(30)内で往復動するピストン(32)により空気を圧縮するコンプレッサ(2)と、
    上記コンプレッサ(2)により圧縮された空気が供給され、その空気中から窒素を選択的に吸着する吸着剤が収納された吸着容器(4A,4B)と、
    上記吸着容器(4A,4B)内から酸素濃縮ガスを取り出す酸素濃縮ガス取出部(5A,5B)と、
    上記酸素濃縮ガス取出部(5A,5B)を介して上記吸着容器(4A,4B)からの上記酸素濃縮ガスを溜める酸素タンク(7)と、
    上記吸着容器(4A,4B)内を減圧することにより上記吸着剤から脱着された窒素を含むガスを上記吸着容器(4A,4B)内から排出するガス排出部(3c,3d)と、
    を備え、
    上記ガス排出部(3c,3d)により上記吸着容器(4A,4B)から排出された窒素を含むガスを、上記コンプレッサ(2)の上記ケーシング(30)内部に導いた後に外部に排出するための排出ガス流路(L)を設けたことを特徴とする酸素濃縮装置。
  2. 請求項1に記載の酸素濃縮装置において、
    上記コンプレッサ(2)の上記ピストン(32)は、ピストンヘッド部(32a)とピストンロッド部(32b)とを有し、
    上記ピストンヘッド部(32a)に上記ピストンロッド部(32b)を介して連結された偏心軸(33)が上記ケーシング(30)内に配置され、
    上記吸着容器(4A,4B)から排気された窒素を含むガスを、上記排出ガス流路(L)を介して上記ケーシング(30)内の上記偏心軸(33)に導いた後に外部に排出することを特徴とする酸素濃縮装置。
  3. 請求項1に記載の酸素濃縮装置において、
    上記コンプレッサ(2)の上記ピストン(32)は、ピストンヘッド部(32a)とピストンロッド部(32b)とを有し、
    上記ピストンヘッド部(32a)に上記ピストンロッド部(32b)を介して連結された偏心軸(33)が上記ケーシング(30)内に配置され、
    上記吸着容器(4A,4B)から排気された窒素を含むガスを、上記排出ガス流路(L)を介して上記ケーシング(30)内の上記ピストンヘッド部(32a)に導いた後に外部に排出することを特徴とする酸素濃縮装置。
  4. 請求項1に記載の酸素濃縮装置において、
    上記コンプレッサ(2)の上記ピストン(32)は、ピストンヘッド部(32a)とピストンロッド部(32b)とを有し、
    上記ピストンヘッド部(32a)に上記ピストンロッド部(32b)を介して連結された偏心軸(33)が上記ケーシング(30)内に配置され、
    上記吸着容器(4A,4B)から排気された窒素を含むガスを、上記排出ガス流路(L)を介して上記ケーシング(30)内の上記ピストンヘッド部(32a)および上記偏心軸(33)に夫々導いた後に外部に排出することを特徴とする酸素濃縮装置。
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