JP2008190708A - 弛み防止固定ナット - Google Patents

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Abstract

【課題】 被締結材Aに対して側面から容易に所定位置に係合し、弛み防止を兼用とした補助締結具4で固定することで作業効率を向上できるようにした弛み防止固定ナット1を提供する。
【解決手段】 被締結材Aに螺合される弛み防止固定ナット1において、外周から筒内に向けて略台形状の嵌め込み口3を形成し、その両端部に設けた突起部受溝8付き蟻溝Bを有する筒状胴部2と、前記嵌め込み口3の周囲を跨いだ状態をなし、前記締結材Aと係合可能で内周面にネジ山の寸法調整することにより、弛み防止を可能とする雌ネジ6’が刻設され、その両端部に設けられた突起部7付き蟻柄Cで前記筒状胴部2の両端部に係止・固定できる補助締結具4からなることを特徴とする。従って、被締結材Aに対して側面から容易に着脱できることで解決できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワンタッチに着脱できる締結具に関するものである。
従来の締結具は、被締結材に対して取り付け部材を配置し、被締結材の先端頂部から螺合操作しながら前記取り付け部材を抜け止め固定するものである。
また、近年形状的に工夫がなされ金属以外の弾性体からなり、被締結材の側面より螺合操作できる製品も用いられている。
特開平10−4731公報 特開2002−31119公報
従来の締結具構造では、被締結材に対して締結具をその被締結材軸の先端頂部から係合して、螺合状態で回転移動操作しなければならないので、長い被締結材の場合、時間が係り過ぎ作業効率が悪かった。それ以外に多数の被締結材に締結具で装着する場合なども同様の問題がある。また、弾性体等の締結具に嵌め込み口を開口形成し、被締結材の側面から係合可能にして上記問題点を解決する製品もある。しかし、地震等による横方向の荷重や側圧等により嵌め込み口の拡径やボルト等の弛みによる、被締結材からの脱落等の可能性がある。
本発明の目的は、上記問題点を解消すると共に、被締結材に対して側面から容易に所定位置に係合し、弛み防止を兼用とした補助締結具で固定することで作業効率を向上できるようにした弛み防止固定ナットを提供する。
上記課題を解決するために請求項1に係る発明は、被締結材Aに螺合される弛み防止固定ナット1において、外周から筒内に向けて略台形状の嵌め込み口3を開口形成し、その両端部に設けた突起部受溝8付き蟻溝Bを有する筒状胴部2と、前記嵌め込み口3の周囲を跨いだ状態をなし、前記締結材Aと螺合可能で内周面にネジ山の寸法調整することにより、弛み防止を可能とする雌ネジ6’が刻設され、さらに、両端部に設けた突起部7付き蟻柄Cで前記筒状胴部2の両端部に係止・固定できる補助締結具4からなることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る筒状胴部2の、片方端部の外周面に回転する支点軸5を設けた補助締結具4を有することで着脱作業を行うのが容易に行える。
請求項1〜2の構成によれば、弛み防止固定ナット1は、被締結材Aに対し側面から係合した後、通常の固定ナットと同様に係合し螺合操作される。従って、前記締結材Aが長い場合などには、前記締結材A軸の所定位置に筒状胴部2の略台形状の嵌め込み口3を介して係合する。次に、その状態で螺合操作を行い、その後、前記筒状胴部2の前記嵌め込み口3に補助締結具4で係合・係止する。また、弛み防止を兼用できる構成としたので広範囲の用途に、効率良く迅速なナット締付け作業が行える。
また、弛み防止固定ナット1は、被締結材Aに側面より係合する際、略台形状の嵌め込み口3の開口幅を弾性的に拡径・縮径可能にする構成なので、この嵌め込み口3を有することで、半径方向への拡径等による剛性不足を補うためと、弛み防止を兼ね備えた補助締結具4を装着する。従って、筒状胴部2と前記補助締結具4を係合・係止操作することで、剛性不足と弛み防止等を通常の固定ナット同様の効果を発揮できる。
以上説明したとおり、本発明に係る弛み防止固定ナットにあっては、被締結材に対し前記固定ナットを側面から、略台形状の嵌め込み口を通じて容易に係合ないしは螺合し、その状態から回転移動することが可能であることから、前記締結材に沿って移動する範囲をより少なくでき、これによって作業効率を向上できる。また、前記締結材に対する係合ないし螺合操作後においては、筒状胴部と補助締結具の両端部に設けられた突起部付き蟻柄と、突起部受溝付き蟻溝で前記嵌め込み口を固定することで、半径方向への拡径等による剛性不足と、前記締結材の軸圧力に対しての固定強度と弛み防止にも対応できる。さらに、前記筒状胴部と前記補助締結具を前記締結材に係合することで、ダブルナット等を用いる複数の弛み防止措置と同様の効果もある。また、前記補助締結具の内周面の雌ネジ山を弾性体としたことで、円筒状からなる複数の被締結材等にネジ山を抵触させることで、この被締結材等の表面等を損傷させることなく用いることもできる。使用例として各種配管類などに通常の六角レンチ・スパナ等の締結具でも使用できる構成なので多用途の目的に利用できる。
以下、本発明の請求項1実施の形態について説明する。図1から図7は本発明の実施例に係る弛み防止固定ナットを示している。
図1・3・5に示す本発明の請求項1の弛み防止固定ナット1は、通常の固定ナットに対して、筒状胴部2の一部を欠如した略台形状の嵌め込み口3と、その両端部に設けた突起部受溝8付き蟻溝Bを有する点と、その周囲に前記嵌め込み口3を跨いだ状態となる部分に、被締結材Aと係合可能で内周面に弛み防止ができるネジ山の寸法調整をした雌ネジ6’を有し、前記筒状胴部2の両端部に設けた突起部7付き蟻柄Cに係止・固定できる補助締結具4で形成される。
なお、弛み防止固定ナット1の雌ネジ6は、図1・2に示す構造で、被締結材Aの雄ネジに係合し、その状態で回転可能になっている。また、略台形状の嵌め込み口3の最大幅は、前記被締結材Aに対し、多少の弾性変形を伴いながら前記締結材Aの側面から押圧し拡径しながら係合できる範囲とする。また、前記固定ナット1の前記嵌め込み口3に請求項1の補助締結具4で、前記筒状胴部2の両端部に多少の弾性変形を伴いながら係止・固定する。具体的には、前記補助締結具4の両端部に設けられている、図7に示す蟻柄Cを前記筒状胴部2の両端部の蟻溝Bに係合し、前記蟻柄Cに形成された突起部7により、前記蟻溝Bに形成されている突起部受溝8に係止・固定できる。これにより構造的に補助締結具4は外れることはない。また、同時に固定強度等や半径方向への拡径防止も兼用でき相乗効果を生ずるように形成されている。
以下、弛み防止固定ナット1の構造及び使用方法について説明する。
まず、被締結材Aに弛み防止固定ナット1を固定するため、筒状胴部2の略台形状の嵌め込み口3を係合し、前記筒状胴部2の両端部に形成してある蟻溝Bと突起部受溝8に、蟻柄Cと突起部7を両端部に設けてある補助締結具4で、前記筒状胴部2の蟻溝Cを前記突起部7で押圧し一時的に拡径して、突起部受溝8に収納し反押圧方向に戻らないように係止する。従って、前記補助締結具4を前記嵌め込め口3に係合することで双方一体化となり、前記締結材Aに確実に固定できると同時に、弛み防止も兼用できるように形成されている。
また、略台形状の嵌め込み口3を有することで筒状胴部2の雌ネジ6と、補助締結具4雌ネジ6’で通常の固定ボルトと同様に被締結材Aの雄ネジに固定できる。なお、前記嵌め込み口3の係合部の最大幅は、前記締結材Aに対して双方が係合できる範囲内に径小設定される。従って、前記筒状胴部2に前記補助締結具4を側面から押圧すると、多少の弾性変形を伴いながら拡径して係合可能になるように形成されている。さらに、前記補助締結具4の前記雌ネジ6’を前記締結材Aの雄ネジに対し、係合できる範囲内でネジ山等の横幅および深さ等を寸法調整することにより、前記締結材Aにネジ山が抵触し、摩擦力を増大させネジ山の遊びをなくすることで弛み防止が可能となる。
次に、図2・4・6に示す本発明の請求項2の弛み防止固定ナット1は、通常の固定ナットに対し筒状胴部2の一部を欠如した略台形状の嵌め込み口3を有する点と、その周囲に、前記嵌め込み口3を跨いだ状態となる部分に被締結材Aと螺合可能で内周面にネジ山の寸法調整することにより、弛み防止を可能とする雌ネジ6’が刻設され、前記筒状胴部2からなる前記嵌め込み口3の片方端部の外周面に回転できる支点軸5を設けてある。さらに、対向する片方端部には請求項1同様の突起部7付き蟻柄Cが設けられ、前記筒状胴部2の片方端部に突起部受溝8付き蟻溝Bに係止・固定できる補助締結具4で形成される。
以上、請求項2は、外周面に回転する支点軸5を設けた特徴を有する点以外は、請求項1に記載した内容に準ずるものである、
(応用例)請求項1〜2の共通事項として図1・6に示すように筒状胴部2の両端部、または、片方端部に挿入孔を設けて割りピン・ネジ類で固定することでさらに確実性を持たせることができる。なお、本発明の弛み防止固定ナット1は上記使用例に限定されるものではなく、従来の複数の円筒形状からなる被締結材であれば使用用途(パイプ等や、そのジョイント類)に関係なく利用できる。また、材質・形状・寸法等も特別に限定するものでない。
請求項1の弛み防止固定ナットの実施形態を示す斜視図である。 請求項2の弛み防止固定ナットの実施形態を示す斜視図である。 図1に示す弛み防止固定ナットの平面図である。 図2に示す弛み防止固定ナットの平面図である。 図1に示す弛み防止固定ナットの正面図である。 図2に示す弛み防止固定ナットの正面図である。 図1・2に示す弛み防止固定ナットの蟻柄・蟻溝の部分詳細図である。
符号の説明
1 弛み防止固定ナット
2 筒状胴部
3 略台形状の嵌め込み口
4 補助締結具
5 支点軸
6 雌ネジ
6’ 雌ネジ
7 突起部
8 突起部受溝
A 被締結材
B 蟻溝
C 蟻柄

Claims (2)

  1. 被締結材Aに螺合される弛み固定ナット1において、外周から筒内に向けて略台形状の嵌め込み口3を開口形成し、その両端部に設けた突起部受溝8付き蟻溝Bを有する筒状胴部2と、前記嵌め込み口3の周囲を跨いだ状態をなし、前記締結材Aと螺合可能で内周面にネジ山の寸法調整することにより、弛み防止を可能とする雌ネジ6’が刻設され、さらに、両端部に設けた突起部7付き蟻柄Cで前記筒状胴部2の両端部に係止・固定できる補助締結具4からなることを特徴とする弛み防止固定ナット。
  2. 前記筒状胴部2の、片方端部の外周面に回転する支点軸5を設けたことを特徴とする請求項1に記載の弛み防止固定ナット。
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