JP2008190331A - インテークマニホールドの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続する相手部材が樹脂製か金属製か否かに拘わらず、同じ吸気パイプ部を用いるようにすること。
【解決手段】各吸気パイプ部7a〜7cの下流端に第1フランジ部15が全周に亘って形成されている一方、エンジン側部材の上流端に第2フランジ部25が全周に亘って形成されている。第1フランジ部15には、内底部に第2フランジ部25に対し溶着可能な溶着用突条39を有しかつ第2フランジ部25との間に第1収容空間41を形成する第1収容凹部43と、第1収容凹部43の内周側に、第2フランジ部25との間に第2収容空間49を形成する第2収容凹部51とが設けられている。エンジン側部材が樹脂製の吸気パイプ21であるときには、溶着に伴って発生するバリが第1収容空間41に収容される一方、エンジン側部材が金属製の吸気パイプ21又はエンジン本体であるときには、シール材が第2収容空間49に収容されるように構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンのインテークマニホールドの取付構造に関するものである。
従来より、エンジンのインテークマニホールドとして、例えば、特許文献1に示すように、エンジンへの空気が導入される樹脂製のサージタンクと、このサージタンクと一体に形成され、エンジンの各気筒に空気を導入するための樹脂製の吸気パイプ部と、この吸気パイプ部の下流端に接続され、下流端がエンジン本体としてのシリンダヘッドに締結される金属製の吸気パイプとを備えるものは知られている。これらの吸気パイプ部と吸気パイプとは、ガスケット等のシール材を介してボルトにより締結されており、取付精度をよくするためには、シール材が正しく位置決めされている必要がある。
特開2003−269271号公報
ところで、上記インテークマニホールドの吸気パイプ部の形状やエンジンの種類等によっては、上記特許文献1に示すようなアルミ等の金属製の吸気パイプに代えて、樹脂製の吸気パイプを用いたり、吸気パイプ部を直接エンジン本体に締結したりすることが考えられる。
上記吸気パイプを樹脂製にした場合、金属製の吸気パイプを用いる場合に比べてコストが低減され、さらにインテークマニホールドの軽量化をも図ることができる。このような樹脂製の吸気パイプと吸気パイプ部とは、一般的に、吸気パイプ部の接合面に形成された溶着用突条同士を振動溶着させて接続される。
しかし、この振動溶着の際に発生するバリが吸気パイプの内部に突出してしまうと、吸気の充填効率の低下に影響したり、吸気の通過に伴ってバリが剥がれてエンジン側のバルブ等に付着し、閉弁動作に支障が生じてしまうといった問題がある。そこで、吸気パイプ部の接合面に、吸気パイプの接合面との間に収容空間を形成するための収容凹部を設け、この収容空間に溶着時に発生するバリを収容することが考えられる。
一方、上記吸気パイプが金属製である場合や、吸気パイプ部を直接エンジン本体に締結する場合には、上述したように、シール材を正しく位置決めするために、吸気パイプ部の接合面にシール材を収容するためのシール材収容凹部を形成することが考えられる。
しかし、このようにすると、吸気パイプが樹脂製か金属製かによって、吸気パイプ部の接合面の形状が異なり、2種類の吸気パイプ部を用意しなくてはならないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、接続する相手部材が樹脂製か金属製か否かに拘わらず、同じ吸気パイプ部を用いることができるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明に係るインテークマニホールドの取付構造では、吸気パイプ部の下流端のフランジ部に、その吸気パイプ部が接合される相手側のエンジン側部材が樹脂製の吸気パイプであるときには、溶着時に発生するバリを収容するための第1収容凹部と、エンジン側部材が金属製の吸気パイプ又はエンジン本体であるときには、シール材を収容するための第2収容凹部とを設けるようにした。
具体的には、第1の発明に係るインテークマニホールドの取付構造は、上流側のサージタンクと、該サージタンクに分岐するように一体に形成された下流側の複数の吸気パイプ部とを有する樹脂製のインテークマニホールドにおける上記各吸気パイプ部の下流端に、半径方向外側に向かって突出する第1フランジ部が全周に亘って形成されている一方、エンジン側部材の上流端に、半径方向外側に向かって突出する第2フランジ部が全周に亘って形成され、上記第1及び第2フランジ部同士を接合してインテークマニホールドをエンジン側部材に取り付けるようにしたインテークマニホールドの取付構造である。
そして、上記第1フランジ部の第2フランジ部との接合面には、内底部に第2フランジ部に対し溶着可能な溶着用突条を有しかつ第2フランジ部との間に第1収容空間を形成する第1収容凹部と、該第1収容凹部の内周側に環状の仕切り壁部を介して隣接し、第2フランジ部との間に第2収容空間を形成する第2収容凹部とが設けられており、上記エンジン側部材が樹脂製の吸気パイプであるときには、上記溶着用突条と第2フランジ部との溶着に伴って発生するバリが上記第1収容空間に収容される一方、上記エンジン側部材が金属製の吸気パイプ又はエンジン本体であるときには、上記第1及び第2フランジ部間をシールするシール材が上記第2収容空間に収容されるように構成されている。
第2の発明に係るインテークマニホールドの取付構造は、上流側のサージタンクと、該サージタンクに分岐するように一体に形成された下流側の複数の吸気パイプ部とを有する樹脂製のインテークマニホールドにおける上記各吸気パイプ部の下流端に、半径方向外側に向かって突出する第1フランジ部が全周に亘って形成されている一方、エンジン側部材の上流端に、半径方向外側に向かって突出する第2フランジ部が全周に亘って形成され、上記第1及び第2フランジ部同士を接合してインテークマニホールドをエンジン側部材に取り付けるようにしたインテークマニホールドの取付構造であって、上記第1フランジ部の第2フランジ部との接合面には、内底部に第2フランジ部に対し溶着可能な溶着用突条を有しかつ第2フランジ部との間に収容空間を形成する収容凹部が設けられており、上記収容空間には、上記エンジン側部材が樹脂製の吸気パイプであるときには、上記溶着用突条と第2フランジ部との溶着に伴って発生するバリが収容される一方、上記エンジン側部材が金属製の吸気パイプ又はエンジン本体であるときには、上記第1及び第2フランジ部間をシールするシール材が収容される。
第3の発明に係るインテークマニホールドの取付構造では、上記第1又は2の発明に係るインテークマニホールドの取付構造において、上記エンジン側部材は、下流端に半径方向外側に向かって突出する第3フランジ部が全周に亘って形成された吸気パイプであり、上記吸気パイプ部の第1フランジ部には複数の第1締結用孔が形成され、上記吸気パイプの第3フランジ部には、該吸気パイプの長さ方向から見て上記第1締結用孔と重ならない位置に第2締結用孔が形成されている。
上記第1の発明によれば、第1フランジ部と第2フランジとの間に、溶着に伴って発生するバリを収容する第1収容空間を形成するために、内底部に第2フランジ部に対し溶着可能な溶着用突条を有する第1収容凹部を第1フランジ部に設けた。さらに、第1フランジ部と第2フランジとの間に、シール材を収容する第2収容空間を形成するために、第1収容凹部の内周側に環状の仕切り壁部を介して隣接する第2収容凹部を第1フランジ部に設けた。このため、エンジン側部材が、樹脂製の吸気パイプであるときには、第1収容空間にバリを収容し、エンジン側部材が、金属製の吸気パイプ又はエンジン本体であるときには、第2収容空間にシール材を収容することができるので、エンジン側部材が樹脂製か金属製か否か、さらには吸気パイプかエンジン本体か否かに拘わらず、同じ吸気パイプ部を用いることができる。したがって、エンジン側部材の種類に合わせた種類の吸気パイプ部を用意せずに済み、その分コストを削減することができる。
上記第2の発明によれば、1つの収容空間に、エンジン側部材が樹脂製の吸気パイプであるときにはバリを収容し、エンジン側部材が金属製の吸気パイプ又はエンジン本体であるときにはシール材を収容することができるので、エンジン側部材が樹脂製か金属製か否か、さらには吸気パイプかエンジン本体か否かに拘わらず、同じ吸気パイプ部を用いることができる。したがって、エンジン側部材の種類に合わせた種類の吸気パイプ部を用意せずに済み、その分コストを削減することができる。
また、溶着時のバリを収容する空間とシール材を収容する空間とを共通の収容空間とするので、2つの収容空間を設ける場合に比べて第1及び第2フランジ部をコンパクトにすることができる。
上記第3の発明によれば、吸気パイプ部の第1フランジ部の第1締結用孔と、吸気パイプの下流端の第3フランジ部の第2締結用孔とが重ならない位置に形成されているため、吸気パイプを、下流端の第3フランジ部における第2締結用孔に締結部材を挿入してエンジン本体に締結するときに、第1フランジ部の第1締結用孔が形成された部分が邪魔にならず、その第2締結用孔への締結部材の挿入が容易となり、吸気パイプのエンジン本体への締結を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《使用形態1》
(インテークマニホールド)
図1は、本発明の実施形態に係るインテークマニホールド1を示し、このインテークマニホールド1は、例えば3気筒エンジン用のものであり、エンジン側部材としての接続部材21(吸気パイプ21a〜21c)に接続されている。このインテークマニホールド1は、樹脂製のサージタンク5と、エンジンの各気筒(図示せず)に連通する吸気通路(図示せず)が内部に形成された第1〜第3の3つの吸気パイプ部7a〜7cとを備えている。
(サージタンク)
上記サージタンク5は、内部に吸気通路が形成された略直方体形状のものであり、その上流側端部(図1において左上側)には上流側管部9が一体に接続され、この上流側管部9の上流側面部には、外周側に張り出したスロットルボディ(図示せず)への取付用フランジ11が形成されている。この取付用フランジ11には、複数のボルト孔13が貫通形成されている。
(吸気パイプ部)
上記各吸気パイプ部7a〜7cは樹脂製の断面略円形状のもので、各々一端が上記サージタンク5の下流側面部5aに接続されている。これらの吸気パイプ部7a〜7cは、図1における手前側から奥側に向かってほぼ等間隔となるように並んで配設されている。各吸気パイプ部7a〜7cは、下流側に向かって下流側面部5aに対し略垂直に延びた後、エンジン本体側(図1の下側)に向けて折れ曲がるとともに、互いの間隔がやや広がるように延び、その下流側では断面が略楕円形状となるように形成されている。各吸気パイプ部7a〜7cの下流側端部には、半径方向外側に向かって突出して、各吸気パイプ部7a〜7cをつなぐように連続した第1フランジ部15が一体に形成されている。
上記第1フランジ部15には、複数の第1締結用孔17a〜17dが貫通形成されている。これらの第1締結用孔17a〜17dは、吸気パイプ部7a〜7cが並ぶ吸気パイプ部列方向に沿って、サージタンク5側とサージタンク5の反対側とに交互に位置するようにジグザグ状に設けられている。
具体的には、第1フランジ部15の第1吸気パイプ部7a側端部は、サージタンク5の反対側部分が側方に張り出し、この張り出した部分に第1締結用孔17aが設けられている。また、第1及び第2吸気パイプ部7a,7b間の第1フランジ部15には、サージタンク5側に位置する第1締結用孔17bが設けられ、さらに、第2及び第3吸気パイプ部7b,7c間の第1フランジ部15には、サージタンク5と反対側に位置する第1締結用孔17cが設けられている。そして、第1フランジ部15における第3吸気パイプ部7c側端部は、サージタンク5側部分が側方に張り出し、この張り出した部分に第1締結用孔17dが設けられている。
そして、第1フランジ部15には、第1吸気パイプ部7aと第2吸気パイプ部7bとの間のサージタンク5と反対側の縁部から、第1締結用孔17bに向かって凹陥した第1凹部19aが形成されている。一方、第1フランジ部15における第2吸気パイプ部7bと第3吸気パイプ部7cとの間のサージタンク5側の縁部からは、第1締結用孔17cに向かって凹陥した第1凹部19bが形成されている。
(吸気パイプ)
本使用形態1においては、上記吸気パイプ部7a〜7cの第1フランジ部15に接続される接続部材21は、アルミニウム、マグネシウム等の金属製の3つの吸気パイプ21a〜21cを備えている。これらの吸気パイプ21a〜21cは断面略楕円形状であり、上記各吸気パイプ部7a〜7cにそれぞれ連通して、エンジンの各気筒に連通する吸気通路23a〜23cが内部に形成されている。これらの各吸気パイプ21a〜21cの下流側端部は、エンジン本体としての金属製のシリンダヘッド(図示せず)に接続されるようになっており、内部には、吸気量を調整するためのバルブ(図示せず)が設けられている。
図2に示すように、上記接続部材21の上流側(図2の上側)の端部には、半径方向外側に向かって突出して、各吸気パイプ21a〜21cをつなぐように連続した第2フランジ部25が形成されている。この第2フランジ部25は、吸気パイプ21a〜21cの長さ方向から見て上記吸気パイプ部7a〜7cの第1フランジ部15と重なるように同じ形状に形成されている。この第2フランジ部25には、複数の上流側第2締結用孔27a〜27dが貫通形成され、これらの上流側第2締結用孔27a〜27dは、吸気パイプ21a〜21cの長さ方向から見て上記第1フランジ部15の第1締結用孔17a〜17dと重なる同じ位置に設けられている。そして、第2フランジ部25の上流側面は、フラットに形成されている。
また、接続部材21の下流側端部には、半径方向外側に向かって突出して、各吸気パイプ21a〜21cをつなぐように連続した第3フランジ部29が一体に形成されている。この第3フランジ部29には、複数の下流側第2締結用孔31a〜31dが貫通形成され、これらの下流側第2締結用孔31a〜31dは、吸気パイプ21a〜21cの長さ方向から見て上記第1フランジ部15の第1締結用孔17a〜17d及び第2フランジ部25の上流側第2締結用孔27a〜27dと重ならない位置に設けられている。また、これらの下流側第2締結用孔31a〜31dは、吸気パイプ部列方向に沿って、サージタンク5側とサージタンク5の反対側とに交互に位置するように、第1締結用孔17a〜17dとは逆向きのジグザグ状に設けられている。
具体的には、第3フランジ部29の第1吸気パイプ21a側端部は、サージタンク5側にさらに張り出し、この張り出した部分に下流側第2締結用孔31aが設けられている。また第3フランジ部29における第1吸気パイプ21aと第2吸気パイプ21bとの間には、サージタンク5と反対側に下流側第2締結用孔31bが設けられ、さらに、第3フランジ部29における第2吸気パイプ21bと第3吸気パイプ21cとの間には、サージタンク5側に下流側第2締結用孔31cが設けられている。そして、第3フランジ部29における第3吸気パイプ21c側端部は、サージタンク5と反対側にさらに張り出し、この張り出した部分に下流側第2締結用孔31dが設けられている。
そして、第3フランジ部29における各吸気パイプ21a〜21cのサージタンク5と反対側の部分には、サージタンク5と反対側に突出して、インジェクタ(図示せず)を取り付けるための取付部33がそれぞれ設けられている。これらの取付部33には、インジェクタ取付孔33aが吸気パイプ21a〜21c内に連通するようにそれぞれ貫通形成されている。
(接合面)
図3に示すように、上記各吸気パイプ部7a〜7cと各吸気パイプ21a〜21cとは、第1フランジ部15の下面と第2フランジ部25の上面とを接合面としてシール材として例えばガスケット37を介して接合される。
具体的には、第1フランジ部15の接合面(下面)には、外周側から順に、環状の外周壁45、仕切り壁部47及び内周壁53が間隔を空けて立設されている。これらの外周壁45と仕切り壁部47との間には第1収容凹部43が設けられ、この第1収容凹部43の内底部に第2フランジ部25に対して溶着可能な溶着用突条39が形成されている。また、仕切り壁部47と内周壁53との間には第2収容凹部51が設けられている。そして、第1収容凹部43と第2フランジ部25との間に第1収容空間41が形成され、第2収容凹部51と第2フランジ部25との間に第2収容空間49が形成されている。この第1収容空間41は、第1収容凹部43の外周側の外周壁45及び内周側の仕切り壁部47の下流端が第2フランジ部25に当接して閉じられることで形成される。上記溶着用突条39は、外周壁45及び仕切り壁部47よりも短くなるように形成されている。また第2収容空間49は、仕切り壁部47及び第2収容凹部51の内周側の内周壁53の下流端が第2フランジ部25に当接して閉じられることで形成される。
そして、上記収容空間41,49のうち、第2収容空間49にガスケット37が収容されて、第1フランジ部15と第2フランジ部25との間がシールされる。これにより、吸気パイプ部7a〜7cの吸気通路及び吸気パイプ21a〜21cの吸気通路23a〜23cを流通するエアが漏れないようになっている。
そして、図1に示すように、第1フランジ部15と第2フランジ部25とが接合されて、位置の一致した各第1締結用孔17a〜17dと各上流側第2締結用孔27a〜27dとに締結部材としてのボルト(図示せず)がそれぞれ挿通され、これらのボルトによって、吸気パイプ部7a〜7cと吸気パイプ21a〜21cとが締結されるようになっている。
そして、上記接続部材21(吸気パイプ21a〜21c)の第3フランジ部29の下端面には、エンジン本体との間に第3収容空間61を形成する第3収容凹部63が設けられ、この第3収容空間61にガスケット(図示せず)が収容されて、第3フランジ部29とエンジン本体との間がシールされるようになっている。さらに、位置の一致した各下流側第2締結用孔31a〜31dとエンジン本体の各締結用孔(図示せず)とに締結部材としてのボルト(図示せず)がそれぞれ挿通され、これらのボルトによって、接続部材21とエンジン本体とが締結されるようになっている。
《使用形態2》
図4に示すように、使用形態2に係るインテークマニホールド1の取付構造は、接続部材21が樹脂製の吸気パイプ21a〜21cであり、この接続部材21(吸気パイプ21a〜21c)の第2フランジ部25には、使用形態1のような上流側第2締結用孔が設けられておらず、吸気パイプ21a〜21cの長さ方向から見て第1フランジ部15と第2フランジ部25とは異なる形状となっている。そして、第2フランジ部25の各吸気パイプ21a〜21cにおける第1フランジ部15の溶着用突条39に対応する位置には、この溶着用突条39と溶着可能な環状の下流側溶着用突条71が設けられている。
そして、図5に示すように、上記吸気パイプ部7a〜7cと接続部材21(吸気パイプ21a〜21c)とは、これらの溶着用突条39と下流側溶着用突条71(第2フランジ部25)とを振動溶着により溶着させることにより接合される。この溶着の際に発生するバリは、第1フランジ部15の第1収容凹部43と第2フランジ部25とによって形成される第1収容空間41に収容されるようになっている。
(実施形態の効果)
したがって、本実施形態のインテークマニホールド1の取付構造においては、第1フランジ部15に、内底部に第2フランジ部25に対し溶着可能な溶着用突条39を有する第1収容凹部43と、この第1収容凹部43の内周側に環状の仕切り壁部47を介して隣接する第2収容凹部51とを設けた。このため、エンジン側部材が、上記使用形態1のように金属製の吸気パイプ21a〜21c(接続部材21)であるときには、第2収容凹部51と第2フランジ部25とで形成される第2収容空間49にガスケット37(シール材)を収容することができる。一方、エンジン側部材が、上記使用形態2のように樹脂製の吸気パイプ21a〜21c(接続部材21)であるときには、第1収容凹部43と第2フランジ部25との間に形成される第1収容空間41に、溶着用突条39と下流側溶着用突条71(第2フランジ部25)との振動溶着に伴って発生するバリを収容することができる。したがって、吸気パイプ21a〜21cが金属製か樹脂製か否かに拘わらず、同じ吸気パイプ部7a〜7cを用いることができ、2種類の吸気パイプ部を用意せずに済み、その分コストを削減することができる。
また、吸気パイプ部7a〜7cの第1フランジ部15の第1締結用孔17a〜17dと、第3フランジ部29の下流側第2締結用孔31a〜31dとが、吸気パイプ21a〜21cの長さ方向から見て逆向きのジグザグ状となるように、互いに重ならない位置に形成されている。このため、接続部材21をエンジン本体に締結するときに、第1フランジ部15の第1締結用孔17a〜17dが形成された部分が邪魔にならず、下流側第2締結用孔31a〜31dへのボルトの挿入が容易となり、接続部材21のエンジン本体への締結を容易に行うことができる。
(その他の実施形態)
なお、上述の実施形態は、本発明の例示であって、本発明はこの例に限定されるものではない。例えば、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、吸気パイプ部7a〜7cを吸気パイプ21a〜21cに接続し、吸気パイプ21a〜21cの下流端をエンジン本体に接続させたが、エンジンの種類等によっては、吸気パイプ21a〜21cを介さずに吸気パイプ部7a〜7cを直接エンジン本体に接続することもできる。第1フランジ部15には第2収容凹部51が形成されているため、エンジン側部材がエンジン本体であっても、第2収容凹部51とエンジン本体との間に形成される空間に収容されるガスケット37によって第1フランジ部15とエンジン本体との間をシールし、各第1締結用孔17a〜17dとエンジン本体側の各締結用孔とに締結部材を挿通して、第1フランジ部15とエンジン本体とを締結することができる。
また、上記実施形態では、第1収容空間41と第2収容空間49とをそれぞれ別々の空間としたが、第1収容空間41と第2収容空間49とを共通の1つの収容空間としてもよい。このように、第1及び第2収容空間41,49を共通にすることにより、第1及び第2フランジ部15,25をコンパクトにすることができる。
具体的には、第1フランジ部15の内周壁53と仕切り壁部47とを共通のものとして、第1収容空間41は第2収容空間49を兼ねる空間とし、エンジン側部材が金属製の吸気パイプ21a〜21c又はエンジン本体であるときにも、この第1収容空間41の溶着用突条39よりも内周側部分に、例えば断面L字状等のガスケットを収容することができる。また、溶着用突条39を先端が第2フランジ部25に当接するように成形し、第1収容空間41のうち、この溶着用突条39と仕切り壁部47又は外周壁45とで仕切られた空間に、使用形態1と同様のガスケット37を収容するようにしてもよい。このように、収容空間とほぼ同じ大きさのシール材でシールすることにより、シール性をより向上させることができる。
また、上記実施形態では、インテークマニホールド1は3気筒エンジン用としたが、これには限定されず、吸気パイプ部の本数を調節することにより、4気筒等にも利用することができる。
以上説明したように、本発明は、エンジンのインテークマニホールドの取付構造について有用である。
本発明のインテークマニホールドを使用形態1に係る吸気パイプに取り付けた状態を示す斜視図である。 使用形態1に係る金属製の吸気パイプを示す斜視図である。 図1のIII−III線断面図である。 使用形態2に係る樹脂製の吸気パイプを示す斜視図である。 使用形態2に係る図3相当図である。
符号の説明
1 インテークマニホールド
5 サージタンク
7a〜7d 吸気パイプ部
15 第1フランジ部
17 第1締結用孔
21 接続部材(吸気パイプ)
21a〜21d 吸気パイプ
25 第2フランジ部
29 第3フランジ部
31a〜31d 下流側第2締結用孔(第2締結用孔)
37 ガスケット(シール材)
39 溶着用突条
41 第1収容空間
43 第1収容凹部
47 仕切り壁部
49 第2収容空間
51 第2収容凹部

Claims (3)

  1. 上流側のサージタンクと、該サージタンクに分岐するように一体に形成された下流側の複数の吸気パイプ部とを有する樹脂製のインテークマニホールドにおける上記各吸気パイプ部の下流端に、半径方向外側に向かって突出する第1フランジ部が全周に亘って形成されている一方、
    エンジン側部材の上流端に、半径方向外側に向かって突出する第2フランジ部が全周に亘って形成され、
    上記第1及び第2フランジ部同士を接合してインテークマニホールドをエンジン側部材に取り付けるようにしたインテークマニホールドの取付構造であって、
    上記第1フランジ部の第2フランジ部との接合面には、内底部に第2フランジ部に対し溶着可能な溶着用突条を有しかつ第2フランジ部との間に第1収容空間を形成する第1収容凹部と、該第1収容凹部の内周側に環状の仕切り壁部を介して隣接し、第2フランジ部との間に第2収容空間を形成する第2収容凹部とが設けられており、
    上記エンジン側部材が樹脂製の吸気パイプであるときには、上記溶着用突条と第2フランジ部との溶着に伴って発生するバリが上記第1収容空間に収容される一方、上記エンジン側部材が金属製の吸気パイプ又はエンジン本体であるときには、上記第1及び第2フランジ部間をシールするシール材が上記第2収容空間に収容されるように構成されていることを特徴とするインテークマニホールドの取付構造。
  2. 上流側のサージタンクと、該サージタンクに分岐するように一体に形成された下流側の複数の吸気パイプ部とを有する樹脂製のインテークマニホールドにおける上記各吸気パイプ部の下流端に、半径方向外側に向かって突出する第1フランジ部が全周に亘って形成されている一方、
    エンジン側部材の上流端に、半径方向外側に向かって突出する第2フランジ部が全周に亘って形成され、
    上記第1及び第2フランジ部同士を接合してインテークマニホールドをエンジン側部材に取り付けるようにしたインテークマニホールドの取付構造であって、
    上記第1フランジ部の第2フランジ部との接合面には、内底部に第2フランジ部に対し溶着可能な溶着用突条を有しかつ第2フランジ部との間に収容空間を形成する収容凹部が設けられており、
    上記収容空間には、上記エンジン側部材が樹脂製の吸気パイプであるときには、上記溶着用突条と第2フランジ部との溶着に伴って発生するバリが収容される一方、上記エンジン側部材が金属製の吸気パイプ又はエンジン本体であるときには、上記第1及び第2フランジ部間をシールするシール材が収容されるように構成されていることを特徴とするインテークマニホールドの取付構造。
  3. 請求項1又は2のインテークマニホールドの取付構造において、
    上記エンジン側部材は、下流端に半径方向外側に向かって突出する第3フランジ部が全周に亘って形成された吸気パイプであり、
    上記吸気パイプ部の第1フランジ部には複数の第1締結用孔が形成され、
    上記吸気パイプの第3フランジ部には、該吸気パイプの長さ方向から見て上記第1締結用孔と重ならない位置に第2締結用孔が形成されていることを特徴とするインテークマニホールドの取付構造。
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