JP2008190236A - 飛散防止伸縮自在型ウレタン吹付けガン及びその吹付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 この発明は、吹付け剤であるウレタンの付着や硬化が無く、且つ、吹付け時の飛散を防止し、綺麗な吹付けを可能した作業性・安全性・経済性・メインテナンス性の良い飛散防止伸縮自在型ウレタン吹付けガン及びその吹付け方法を開発・提供する事にある。
【解決手段】 吹付けガン本体に主剤と硬化剤をそれぞれ分離して供給し、前面中央左右に排出する、供給口と排出口をそれぞれ設け、且つ、該排出口部には、スタティックミキサー挿着部と螺着用ネジ部をそれぞれ設け、且つ、該スタティックミキサーの外周部には、エアー供給口と開閉バルブを有するリング状の容器本体を設け、且つ、該容器本体の前面周囲には複数の伸縮式ノズルを有し、先端ノズル部を截頭角錐状、又は、截頭円錐状に形成した飛散防止型伸縮式ノズルを設けたものである。
【選択図】 図6
【解決手段】 吹付けガン本体に主剤と硬化剤をそれぞれ分離して供給し、前面中央左右に排出する、供給口と排出口をそれぞれ設け、且つ、該排出口部には、スタティックミキサー挿着部と螺着用ネジ部をそれぞれ設け、且つ、該スタティックミキサーの外周部には、エアー供給口と開閉バルブを有するリング状の容器本体を設け、且つ、該容器本体の前面周囲には複数の伸縮式ノズルを有し、先端ノズル部を截頭角錐状、又は、截頭円錐状に形成した飛散防止型伸縮式ノズルを設けたものである。
【選択図】 図6
Description
この発明は、道路における隙間部にウレタン防草剤を吹付け、雑草繁殖を防止する飛散防止伸縮自在型ウレタン吹付けガン及びその吹付け方法に関するものである。
近年、道路維持修繕工事は、道路建設の進展及び社会情勢の変化に伴って、一般道路・高速道路共、繰り返し型の維持管理が目立つ様に成り、毎年膨大な予算が必要に成っている。
そして、これらの維持管理作業には、多大な経費を必要とすると同時に、管理作業に道路規制による車両の渋滞を招き、又、場合によっては作業中に、作業員が走行車両によって思わぬ人身事故に発展する場合もあった。
又、これまで使用されていたウレタン吹付けガンは、ガン先へウレタンが付着する事により、吹付けを中断してガン先の交換を行う必要があり、吹付けを中断するとスタティックミキサー内にあるウレタンは硬化してしまい、スタティックミキサーは使い捨てと成っていた為、作業性・メインテナンス性・経済性面で問題があった。
ここで、これまでに出願されている吹付けガンの特許文献を参考の為、紹介する。(特許文献1)
特開平9−096102
そこで、上記課題を解決する為に、この発明は、吹付け剤であるウレタンの付着や硬化が無く、且つ、吹付け時の飛散を防止し、綺麗な吹付けを可能した作業性・安全性・経済性・メインテナンス性の良い飛散防止伸縮自在型ウレタン吹付けガン及びその吹付け方法を開発・提供する事にある。
この課題を解決する為の手段として、吹付けガン本体に、主剤と硬化剤をそれぞれ分離し、これらを前面中央左右に排出する、供給口と排出口をそれぞれ設け、且つ、該排出口部には、スタティックミキサー挿着部と螺着用ネジ部をそれぞれ設け、且つ、該スタティックミキサーの外周部には、エアー供給口と開閉バルブを有するリング状の容器本体を設け、且つ、該容器本体の前面周囲には複数の伸縮式ノズルを有し、先端ノズル部を截頭角錐状、又は、截頭円錐状に形成した飛散防止型伸縮式ノズルを設けたものである。又、吹付け時は、混合・攪拌した主剤と硬化剤を、伸縮式ノズルの先端部から放出するエアー量とノズル先端部の位置調整により、吹付け幅を適度に調整し、且つ、主剤と硬化剤の吹付け剤とエアーの通路をそれぞれ分離する事で、エアー単独の作動停止を可能とし、スタティックミキサー内の主剤と硬化剤の排出を微量に調整する事で、吹付け剤を硬化させる事なく、吹付け場所の移動や一時作業停止を可能にしたものである。
この発明の効果として、吹付けガン本体に、主剤と硬化剤をそれぞれ分離し、これらを前面中央左右に排出する、供給口と排出口をそれぞれ設け、且つ、該排出口部には、スタティックミキサー挿着部と螺着用ネジ部をそれぞれ設け、且つ、該スタティックミキサーの外周部には、エアー供給口と開閉バルブを有するリング状の容器本体を設け、且つ、該容器本体の前面周囲には複数の伸縮式ノズルを有し、先端ノズル部を截頭角錐状、又は、截頭円錐状に形成した飛散防止型伸縮式ノズルを設けたものである。又、吹付け時は、混合・攪拌した主剤と硬化剤を、伸縮式ノズルの先端部から放出するエアー量とノズル先端部の位置調整により、吹付け幅を適度に調整し、且つ、主剤と硬化剤の吹付け剤とエアーの通路をそれぞれ分離する事で、エアー単独の作動停止を可能とし、スタティックミキサー内の主剤と硬化剤の排出を微量に調整する事で、吹付け剤を硬化させる事なく、吹付け場所の移動や一時作業停止を可能にした事で、吹付け剤の削減や部品点数の削減や重量軽減や製作工数・養生費等の削減が可能と成り、作業性・メインテナンス性・経済性の改善や、仕上がり性能(品質)の向上等、極めて有益なる効果を奏するものである。
この発明の最良の形態として、飛散防止型伸縮式ノズルの数は、吹付けガン本体の先端部に挿着したスタティックミキサーの外周部に挿着し、且つ、前後調整移動可能にする為、エアーの排出量や製造コスト等を考慮すると、4本程度が最適で、材質も作業性、操作性、メインテナンス性に優れた軽量のアルミを使用している。しかし、使用する環境や条件に応じて、適宜変更する事も可能である。
そこで、この発明の一実施例を図1〜図5に基づいて詳述すると、道路における隙間部、例えば、コンクリートとアスファルトの隙間部に、充填物を充填して、雑草の繁殖を防止する吹付けガンにおいて、該吹付けガンは、吹付けガン本体(1)に、主剤(U)と硬化剤(H)をそれぞれ分離し、これらを前面中央左右に排出する、供給口(1b)(1c)と排出口(1b’)(1c’)をそれぞれ設け、且つ、該排出口(1b’)(1c’)部には、スタティックミキサー挿着部(1d)と螺着用ネジ部(1d’)をそれぞれ設け、且つ、該スタティックミキサー(2)の外周部には、エアー供給口と開閉バルブ(V2)を有するリング状の容器本体(3a)を設け、且つ、該容器本体(3a)の前面周囲には複数の伸縮式ノズルを有し、先端ノズル部を截頭角錐状、又は、截頭円錐状に形成した飛散防止型伸縮式ノズル(3)を設けた事を特徴とする飛散防止伸縮自在型ウレタン吹付けガンから構成される。
次に、この発明の寸法形状・材質等、詳細について説明すると、まず、吹付けガン本体(1)は、図1(A)(B)(C)に示す様に、従来品の先端部分(充填物の給・排出口の部分)のみを使用し、寸法形状は縦・横約50mm×全長約85mmの鋼製で、本体の後端左右には、主剤のウレタン(U)と硬化剤(H)を供給する為の供給口(1b)(1c)をそれぞれ設け、供給されたウレタン(U)と硬化剤(H)は、吹付けガン本体の先端部に設けた、スタティックミキサー(2)挿着部(1d)前面左右二箇所には、Φ5mm程度の排出口(1b’)(1c’)と、螺着用ネジ部(1d’)と、中央部に仕切り板(1e)をそれぞれ設け、そこからウレタン(U)と硬化剤(H)がそれぞれ排出される様に形成されている。
次に、飛散防止型伸縮式ノズル(3)について概要を説明すると、材質は全てアルミ製で、主に容器本体(3a)と容器本体の前面4箇所に大径ノズル(3b)を溶着して一体に形成し、且つ、該大径ノズルの前後方向中程二箇所にガイドプレート(3e)を溶着して設け、小径ノズル(3c)部は大径ノズル部(3b)に嵌挿し、外周部前後二箇所に補強材(3c’)を溶着し、前後方向に伸縮移動可能に設けられ、先端部は、截頭角錐状、又は、截頭円錐状に形成され、前後に約100mm程度伸縮出来るように成っている。又、小径ノズル(3c)先端部は、切断角度を変える事により、エアーの排出角度を変える事が可能で、現場の状況に合わせてその都度変更出来る。
次に、組立要領について説明すると、図5(A)(B)に示すように、まず、最初に吹付けガン本体(1)先端部に設けたスタティックミキサー挿着部(1d)にスタティックミキサーの螺着用ネジキャップ(2c)でスタティックミキサー(2)を螺着し、次に、スタティックミキサー(2)の外周部に飛散防止型伸縮式ノズル(3)のガイドプレート(3e)部を嵌挿し、ストッパー(3d)で吹付けガン本体(1)の先端ネジ付根部へ固着する。
又、吹付け時は、混合・攪拌した主剤(U)と硬化剤(H)を、伸縮式ノズルの先端部から放出するエアー量とノズル先端部の位置調整により、吹付け幅を適度に調整し、且つ、主剤(U)と硬化剤(H)の吹付け剤とエアーの通路をそれぞれ分離する事で、エアー単独の作動停止を可能とし、スタティックミキサー(2)内の主剤と硬化剤の排出を微量に調整する事で、吹付け剤を硬化させる事なく、吹付け場所の移動や一時作業停止を可能にした事を特徴とする吹付け方法である。
次に、使用方法及び調整方法について説明すると、図6に示す様に、まず、最初に主剤のウレタン(U)及び硬化剤(H)供給用ホースと、エアー供給用ホースをそれぞれ接続し、ウレタン(U)及び硬化剤(H)圧送用ポンプを作動させ、スタティックミキサー(2)の先端部から混合・攪拌されたウレタン(U)と硬化剤(H)が排出し始めたら、エアーの開閉バルブ(V2)を開いて、除々にエアー排出量を調整しながら小径ノズル(3c)を前後に動かし、エアーの広がり具合を調整し、最適位置に設定する。前記吹付け幅を15mm程度に調整すると効果的で、色はトップコート塗布によりどんな着色でも可能である。
本発明のその他の事例として、道路以外にプールや建築物の屋上やフェンスや競技場等、多用途に使用する事も可能である。
この発明の飛散防止伸縮自在型ウレタン吹付けガン及びその吹付け方法は、吹付け剤であるウレタンの付着・硬化が無く、且つ、吹付け時の飛散を防止して、綺麗な吹付けを可能にし、作業性・安全性・経済性・メインテナンス性が良い為、多くの土木建築関係市場に寄与する点で産業上の利用可能性を有する。
1 吹付けガン本体
1’ 従来品の吹付けガン本体
1a ガン本体
1b 主剤供給口
1b’ 主剤排出口
1c 硬化剤供給口
1c’ 硬化剤排出口
1d スタティックミキサー挿着部
1d’ スタティックミキサー螺着用ネジ部
1e 仕切り板
2 スタティックミキサー
2a スタティックミキサー本体
2b スタティックミキサーの螺旋板
2c スタティックミキサーの螺着用ネジキャップ
3 飛散防止型伸縮式ノズル
3a 容器本体
3b 大径ノズル
3c 小径ノズル
3c’ 補強材
3d ストッパー
3e ガイドプレート
4 従来型吹付けガンのノズル先端部
AR エアー
AH エアーホース
V1 エアー供給用開閉バルブ
V2 エアー供給用開閉バルブ
U 主剤(ウレタン)
H 硬化剤
1’ 従来品の吹付けガン本体
1a ガン本体
1b 主剤供給口
1b’ 主剤排出口
1c 硬化剤供給口
1c’ 硬化剤排出口
1d スタティックミキサー挿着部
1d’ スタティックミキサー螺着用ネジ部
1e 仕切り板
2 スタティックミキサー
2a スタティックミキサー本体
2b スタティックミキサーの螺旋板
2c スタティックミキサーの螺着用ネジキャップ
3 飛散防止型伸縮式ノズル
3a 容器本体
3b 大径ノズル
3c 小径ノズル
3c’ 補強材
3d ストッパー
3e ガイドプレート
4 従来型吹付けガンのノズル先端部
AR エアー
AH エアーホース
V1 エアー供給用開閉バルブ
V2 エアー供給用開閉バルブ
U 主剤(ウレタン)
H 硬化剤
Claims (2)
- 道路における隙間部、例えば、コンクリートとアスファルトの隙間部に、充填物を充填して、雑草の繁殖を防止する吹付けガンにおいて、該吹付けガンは、吹付けガン本体(1)に、主剤(U)と硬化剤(H)をそれぞれ分離し、これらを前面中央左右に排出する、供給口(1b)(1c)と排出口(1b’)(1c’)をそれぞれ設け、且つ、該排出口(1b’)(1c’)部には、スタティックミキサー挿着部(1d)と螺着用ネジ部(1d’)をそれぞれ設け、且つ、該スタティックミキサー(2)の外周部には、エアー供給口と開閉バルブ(V2)を有するリング状の容器本体(3a)を設け、且つ、該容器本体(3a)の前面周囲には複数の伸縮式ノズルを有し、先端ノズル部を截頭角錐状、又は、截頭円錐状に形成した飛散防止型伸縮式ノズル(3)を設けた事を特徴とする飛散防止伸縮自在型ウレタン吹付けガン。
- 吹付け時は、混合・攪拌した主剤(U)と硬化剤(H)を、伸縮式ノズルの先端部から放出するエアー量とノズル先端部の位置調整により、吹付け幅を適度に調整し、且つ、主剤(U)と硬化剤(H)の吹付け剤とエアーの通路をそれぞれ分離する事で、エアー単独の作動停止を可能とし、スタティックミキサー(2)内の主剤と硬化剤の排出を微量に調整する事で、吹付け剤を硬化させる事なく、吹付け場所の移動や一時作業停止を可能にした事を特徴とする吹付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007026482A JP2008190236A (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | 飛散防止伸縮自在型ウレタン吹付けガン及びその吹付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007026482A JP2008190236A (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | 飛散防止伸縮自在型ウレタン吹付けガン及びその吹付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008190236A true JP2008190236A (ja) | 2008-08-21 |
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---|---|---|---|
JP2007026482A Pending JP2008190236A (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | 飛散防止伸縮自在型ウレタン吹付けガン及びその吹付け方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008190236A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101132326B1 (ko) * | 2009-11-19 | 2012-04-03 | 최동훈 | 스프레이시스템 |
KR101760058B1 (ko) * | 2017-01-12 | 2017-07-20 | 주식회사 포스코건설 | 숏크리트 분사장치 및 이를 이용한 숏크리트 타설공법 |
KR101760059B1 (ko) * | 2017-01-12 | 2017-07-20 | 주식회사 포스코건설 | 숏크리트 분사장치 및 이를 이용한 숏크리트 타설공법 |
-
2007
- 2007-02-06 JP JP2007026482A patent/JP2008190236A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101132326B1 (ko) * | 2009-11-19 | 2012-04-03 | 최동훈 | 스프레이시스템 |
KR101760058B1 (ko) * | 2017-01-12 | 2017-07-20 | 주식회사 포스코건설 | 숏크리트 분사장치 및 이를 이용한 숏크리트 타설공법 |
KR101760059B1 (ko) * | 2017-01-12 | 2017-07-20 | 주식회사 포스코건설 | 숏크리트 분사장치 및 이를 이용한 숏크리트 타설공법 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090811 |
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