JP2008188729A - エンドミル - Google Patents

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JP2008188729A
JP2008188729A JP2007027143A JP2007027143A JP2008188729A JP 2008188729 A JP2008188729 A JP 2008188729A JP 2007027143 A JP2007027143 A JP 2007027143A JP 2007027143 A JP2007027143 A JP 2007027143A JP 2008188729 A JP2008188729 A JP 2008188729A
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Satoshi Komuro
智 小室
Hideaki Sawamura
秀明 沢村
Koji Shida
浩次 志田
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】簡単な構成で、刃部の損傷等の発生を良好に抑制することができ、長期間にわたって高品質なざぐり加工を安定して行うことを可能にする。
【解決手段】エンドミル10は、本体12と、前記本体12の軸心回りに設けられる複数のねじれ溝14と、各ねじれ溝14に沿って形成される外周刃16と、前記本体12の先端に形成される底刃18とを有し、前記本体12にシャンク20が一体に設けられる。エンドミル10では、各外周刃16が底刃18に対して軸方向後方に離間した位置から設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、本体と、前記本体の軸心回りに設けられるねじれ溝と、前記ねじれ溝に沿って形成される外周刃と、前記本体の先端部に形成される底刃とを有し、傾斜乃至湾曲する被加工面にざぐり加工を施すためのエンドミルに関する。
通常、機械加工作業において、種々の金属部品に対してざぐり加工を行うために、エンドミルを装着したフライス盤が採用されている。このフライス盤では、主軸の先端に取り付けたエンドミルを回転させるとともに、テーブル上に固定された被加工物又は前記エンドミルを、前記エンドミルの回転中心軸方向に移動させることにより、前記被加工物にざぐり加工を行っている。
例えば、特許文献1に開示されているエンドミルが知られている。図8に示すように、エンドミル1は、本体2と、その本体2の軸心回りにねじれて凹設されるねじれ溝3と、そのねじれ溝3に沿って形成される外周刃4と、前記本体2の底部に形成される底刃5とを有している。
そこで、底刃5のすくい角が略2°以上且つ略15°以下の範囲とされ、外周刃4のねじれ角が略15°以上且つ略35°以下の範囲とされ、ねじれ溝3の溝底を連ねた円の直径である溝径が前記外周刃4の外径の略15%以上且つ略40%以下の範囲とされている。
特開2005−111642号公報
ところで、被加工物は、種々の異なる加工面形状を有しており、例えば、加工面である傾斜面にさぐり加工を施す場合がある。図9に示すように、例えば、コネクティングロッド6の傾斜面6aに、エンドミル1を介してざぐり加工を施す際、このエンドミル1の外周刃4が前記傾斜面6aに片当たりする。このため、外周刃4の先端コーナ部に比較的小さなチッピング(欠け)が発生し易い。
特に、コネクティングロッド6は、鍛造時の合わせ部であるパーティングラインが傾斜面6aに沿って設けられている。これにより、パーティングラインの硬度が高く、エンドミル1のチッピングの発生が顕著になるという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、刃部の損傷等の発生を良好に抑制することができ、長期間にわたって高品質なざぐり加工を安定して行うことが可能なエンドミルを提供することを目的とする。
本発明は、本体と、前記本体の軸心回りに設けられるねじれ溝と、前記ねじれ溝に沿って形成される外周刃と、前記本体の先端に形成される底刃とを有し、傾斜乃至湾曲する被加工面にざぐり加工を施すためのエンドミルに関するものである。このエンドミルでは、外周刃が底刃に対して軸方向後方に離間した位置から設けられている。
本発明によれば、エンドミルを介して傾斜乃至湾曲する被加工面にざぐり加工を開始すると、本体の先端コーナ部が前記被加工面に片当たりする。その際、先端コーナ部には、外周刃が設けられておらず、片当たりによるチッピングの発生を阻止することができる。これにより、刃先強度が良好に向上し、刃部の損傷等の発生を良好に抑制することができ、長期間にわたって高品質なざぐり加工を安定して行うことが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係るエンドミル10の側面説明図であり、図2は、前記エンドミル10の正面説明図である。
エンドミル10は、本体12と、前記本体12の軸心(矢印A方向)回りに設けられる複数、例えば、4本のねじれ溝14と、前記各ねじれ溝14に沿って形成される4つの外周刃16と、前記本体12の先端に形成される底刃18とを有し、前記本体12には、シャンク20が一体に設けられる。
エンドミル10では、各外周刃16が、底刃18に対して軸方向後方(矢印A1方向)に距離Sだけ離間した位置から設けられる(図1及び図3参照)。具体的には、各ねじれ溝14は、本体12に対し、底刃18から軸方向後方に距離Sだけ離間した位置に始端(又は、終端)を有する。これにより、各外周刃16の先端位置は、底刃18から距離Sだけ軸方向後方に離間している。各ねじれ溝14のねじれ角αは、例えば、30°に設定される。
このように構成されるエンドミル10の動作について、以下に説明する。
エンドミル10は、シャンク20が図示しないフライス盤の主軸に取り付けられる一方、例えば、図8に示すコネクティングロッド6が、テーブル(図示せず)上に固定される。
次いで、主軸の回転作用下に、エンドミル10が回転されるとともに、前記エンドミル10と前記コネクティングロッド6とが相対的に近接変位する。このため、エンドミル10は、コネクティングロッド6の傾斜面6aに対してざぐり加工を開始する。その際、エンドミル10の本体12では、先端コーナ部が傾斜面6aに片当たりする。
ここで、本実施形態では、各外周刃16の先端部は、底刃18に対して軸方向後方に(図1中、矢印A1方向)に距離Sだけ離間した位置から設けられている。従って、本体12の先端コーナ部には、外周刃16が設けられておらず、傾斜面6aとの片当たりによるチッピングの発生を阻止することができる。
これにより、エンドミル10は、本体12の刃先強度が良好に向上し、刃部の損傷等の発生を良好に抑制することができ、長期間にわたって高品質なざぐり加工を安定して行うことが可能になるという効果が得られる。
次に、従来例のエンドミル1と、本実施形態に係るエンドミル10とを用いてチッピングの発生を比較する。図4には、エンドミル10の図3中、IV−IV線断面図が示されている。一方、図5には、従来のエンドミル1の先端部拡大図が示されており、図6には、前記エンドミル1の先端部の図5中、VI−VI線断面図が示されている。
図4に示すように、本実施形態に係るエンドミル10では、外周刃16の先端が、平面刃先を構成しており、この先端部強度が有効に向上する。これに対し、従来のエンドミル1では、図6に示すように、外周刃4の先端部が鋭角刃先を構成しており、チッピングの発生が顕著になっている。
ここで、図5に示すように、エンドミル1の各領域R1、R2及びR3において、前記エンドミル1による傾斜面6aのざぐり加工を行った際のチッピングの発生自体を検出した。その結果、領域R3で、特に顕著なチッピングの発生が確認され、次いで、領域R2にチッピングが発生し、領域R1では、チッピングの発生はなかった。
そして、刃具寿命を比較したところ、従来のエンドミル1では、コネクティングロッド6の許容される加工個数が1300個であったのに対し、本実施形態のエンドミル10では、5000個のコネクティングロッド6に良好なざぐり加工を施すことができた。これにより、本実施形態のエンドミル10は、従来のエンドミル1に比べて刃具寿命が大幅に向上し、極めて経済的であるという効果が得られる。
次いで、底刃18からの距離Sと、チッピングの発生及びスラスト抵抗との関係を検出したところ、図7に示す結果が得られた。なお、図7中、「○」は良好であることを示し、「△」はやや不良であることを示し、「×」は不良であることを示している。
距離Sが0.2mm以下では、チッピングが発生してしまう一方、距離Sが0.8mm以上では、スラスト抵抗が大きくなり過ぎてしまう。従って、距離Sは、0.2mm<距離S<0.8mmの範囲内に設定されることが好ましい。
本発明の実施形態に係るエンドミルの側面説明図である。 前記エンドミルの正面説明図である。 前記エンドミルの先端部拡大説明図である。 前記エンドミルの、図3中、IV−IV線断面図である。 従来のエンドミルの先端部拡大説明図である。 前記エンドミルの、図5中、VI−VI線断面図である。 距離Sと、チッピングの発生及びスラスト抵抗との関係を示す図である。 従来技術に係るエンドミルの側面説明図である。 前記エンドミルによりコネクティングロッドを加工する際の説明図である。
符号の説明
6…コネクティングロッド 6a…傾斜面
10…エンドミル 12…本体
14…ねじれ溝 16…外周刃
18…底刃 20…シャンク

Claims (1)

  1. 本体と、前記本体の軸心回りに設けられるねじれ溝と、前記ねじれ溝に沿って形成される外周刃と、前記本体の先端に形成される底刃とを有し、傾斜乃至湾曲する被加工面にざぐり加工を施すためのエンドミルであって、
    前記外周刃は、前記底刃に対して軸方向後方に離間した位置から設けられることを特徴とするエンドミル。
JP2007027143A 2007-02-06 2007-02-06 エンドミル Pending JP2008188729A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013151056A (ja) * 2011-12-28 2013-08-08 Hitachi Tool Engineering Ltd ラジアスエンドミル
CN113967755A (zh) * 2020-07-22 2022-01-25 上海飞机制造有限公司 一种螺旋锪窝-铣孔的制孔方法

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