JP2008187090A - インダクタンス部品 - Google Patents
インダクタンス部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008187090A JP2008187090A JP2007020835A JP2007020835A JP2008187090A JP 2008187090 A JP2008187090 A JP 2008187090A JP 2007020835 A JP2007020835 A JP 2007020835A JP 2007020835 A JP2007020835 A JP 2007020835A JP 2008187090 A JP2008187090 A JP 2008187090A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inductance component
- coil
- element body
- element assembly
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
【課題】本発明は、樹脂からなる素体を有するインダクタンス部品において、その素体における機械的強度の向上を目的とする。
【解決手段】本発明は、素体4と、この素体4内に形成されたコイル5と、このコイル5に電気的に接続された端子6とを備え、素体4内には素体補強用導体7を設けたインダクタンス部品としたものである。その結果として、素体4の機械的強度を高めることができるという特徴を有し、携帯電話等の各種電気機器において有用である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、素体4と、この素体4内に形成されたコイル5と、このコイル5に電気的に接続された端子6とを備え、素体4内には素体補強用導体7を設けたインダクタンス部品としたものである。その結果として、素体4の機械的強度を高めることができるという特徴を有し、携帯電話等の各種電気機器において有用である。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば携帯電話の電源回路に用いられるインダクタンス部品に関するものである。
従来、この種のインダクタンス部品は、図6に示すごとく、樹脂からなるシート状の素体1内にはうずまき状のコイル2が形成され、このコイル2には素体1の外側面に設けられた端子3が電気的に接続されて構成されていた。
なお、この出願に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−203813号公報
このような従来のインダクタンス部品はコイル巻回平面方向からの応力に対する信頼性が低いことが問題となっていた。
すなわち、上記従来の構成においては、素体1の機械的強度が弱く、その結果としてインダクタンス部品全体としての信頼性が低くなってしまっていた。
そこで本発明は、コイルを内蔵した素体を有するインダクタンス部品において、その素体における機械的強度の向上を目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、素体と、この素体内に形成されたコイルと、このコイルに電気的に接続された端子とを備え、前記素体内には素体補強用導体を設けたインダクタンス部品としたものである。
本発明のインダクタンス部品は、素体内において素体補強用導体を設けたことにより、その機械的強度を高め、インダクタンス部品全体としての信頼性を向上させることができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1におけるインダクタンス部品について図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態1におけるインダクタンス部品について図面を参照しながら説明する。
図1に示すごとく、例えば樹脂からなるシート状の素体4内にはうずまき状のコイル5を形成、このコイル5の両端には素体4の外側面を掴み込むコの字形状の端子6を電気的に接続させてインダクタンス部品を構成している。
そして、素体4内におけるコイル5の下方には、素体補強用導体7を形成している。ここで、素体補強用導体7はコイル5の巻回平面に並走させるとともに、図1のA−AA断面図である図2に示すごとく、端子6を構成するコの字内部にまで形成される構成としている。
なお、素体補強用導体7は、コイル5の上面でも、同一平面でも設置することができる。
ここで端子6は図2に示すような形状としている。即ち、素体4の外側面を掴み込むようなコの字形状とするとともに、素体4との密着面においては、この素体4に埋め込まれる突起6Aを複数有する構成としている。このような突起6Aを複数設ける構成とすることにより、素体4と端子6との密着性を向上させている。
次に、素体補強用導体7の具体的な構成について説明する。
図2に示すごとく、素体補強用導体7は一方の端子6から他方の端子6のコの字内部にまで伸びる構成としている。
端子6のコの字内部にまで素体補強用導体7を設けることにより、両端子6間における素体4の撓み量を効果的に低減させることができ、その結果として、コイル巻回平面からの応力に対する信頼性を高めることができる。
このように、素体4内に素体補強用導体7を設けることにより、素体4の機械的強度を高め、インダクタンス部品全体としての信頼性を向上させることができる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2におけるインダクタンス部品について図面を参照しながら説明する。
以下、本発明の実施の形態2におけるインダクタンス部品について図面を参照しながら説明する。
実施の形態2を示す図3において、実施の形態1と相違する点は、端子6と素体補強用導体8とを非接続状態とする構成としたことである。
この構成により、Q値の向上を促すことができる。
即ち、図1のB−BB断面図である図4に示すごとく、端子6と素体補強用導体7とが接続された状態(実施の形態1で示した状態)にあると、コイル5と素体補強用導体7との間に容量成分C1が存在し、このC1の存在によりインダクタンス部品のQ値が低下することとなってしまう。しかし、図1のB−BB断面図である図5に示すごとく、端子6と素体補強用導体8とを非接続状態とすると、コイル5と素体補強用導体8とが容量成分C1、C2により直列接続状態となり、全体としての容量成分は(式1)のようになる。
[式1]
(C1×C2)/(C1+C2)
従って、このC1とC2が同値であると仮定すると、コイル5と素体補強用導体8との間に存在する容量成分は、実施の形態1に示した端子6と接続状態時における容量成分の半分の値となり、その結果としてQ値の向上を実現することができる。
(C1×C2)/(C1+C2)
従って、このC1とC2が同値であると仮定すると、コイル5と素体補強用導体8との間に存在する容量成分は、実施の形態1に示した端子6と接続状態時における容量成分の半分の値となり、その結果としてQ値の向上を実現することができる。
本発明のインダクタンス部品は、素体4の機械的強度を高めることができるという特徴を有し、携帯電話等の各種電気機器において有用である。
4 素体
5 コイル
6 端子
7 素体補強用導体
5 コイル
6 端子
7 素体補強用導体
Claims (4)
- 素体と、
この素体内に形成されたコイルと、
このコイルに電気的に接続された端子とを備え、
前記素体内には素体補強用導体を設けたインダクタンス部品。 - 素体補強用導体は
コイルの上面、下面、同一平面の少なくとも一面に配置した
請求項1に記載のインダクタンス部品。 - 素体と、
この素体内に形成されたコイルと、
このコイルに電気的に接続された端子とを備え、
前記素体内には前記端子に非接続状態の
素体補強用導体を設けたインダクタンス部品。 - 素体補強用導体は
コイルの上面、下面、同一平面の少なくとも一面に配置した
請求項3に記載のインダクタンス部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007020835A JP2008187090A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | インダクタンス部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007020835A JP2008187090A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | インダクタンス部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008187090A true JP2008187090A (ja) | 2008-08-14 |
Family
ID=39729917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007020835A Pending JP2008187090A (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | インダクタンス部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008187090A (ja) |
-
2007
- 2007-01-31 JP JP2007020835A patent/JP2008187090A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1933051B (zh) | 电感器 | |
US10673049B2 (en) | Bus bar module and power supply device | |
DE602007014084D1 (de) | Trockentransformator mit geschirmter kern/spulen-anordnung und verfahren zu ihrer herstellung | |
US7358842B1 (en) | Wire-winding common mode choke | |
KR20140038781A (ko) | 권선형 인덕터 | |
JP5223509B2 (ja) | 電力変換伝送装置および非接触型被充電装置 | |
US9082536B2 (en) | Common mode filter | |
JP2010056101A (ja) | トランスとその製造方法 | |
JP6561460B2 (ja) | コイル部品 | |
JP2010219473A (ja) | チョークコイル | |
JP2006253279A (ja) | コンデンサユニット | |
US20140125169A1 (en) | Terminal housing for motor and motor employing the same | |
WO2011000575A3 (en) | Stator body of an electric motor | |
JP2008187090A (ja) | インダクタンス部品 | |
JP2004303816A (ja) | チョークコイル及びスイッチング電源装置 | |
KR101481412B1 (ko) | 몰드인덕터용 공심코일의 구조 | |
JP2015135926A (ja) | 電子部品 | |
CN104599821A (zh) | 线圈部件及其制造方法 | |
KR101101553B1 (ko) | 입력 플러그 어셈블리 및 이를 이용하는 아답터 | |
US20150107887A1 (en) | Electric-element mount seat | |
JP2020054232A (ja) | 電力変換装置 | |
US9570227B1 (en) | Magnetic excitation coil structure | |
KR101367951B1 (ko) | 코일 부품 및 이를 구비하는 전자 기기 | |
JP2006196731A (ja) | 巻線型インダクタ | |
JP2007081120A (ja) | インダクタ |