JP2008186633A - 放電灯器具 - Google Patents

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Masahiro Naruo
誠浩 鳴尾
Koji Yamashita
浩司 山下
Jun Matsuzaki
純 松▲崎▼
Yoji Tateno
洋司 立野
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Abstract

【課題】冷陰極放電灯の電極に接続された接続端子と点灯装置に接続されたコネクタとの不完全な接続状態に起因した不具合の発生を防ぐ。
【解決手段】例えば、高電位側のコネクタ50Aと接続端子36が不完全な接続状態となった場合、一方の接触子36aと刃受51aの間では異常な放電の生じる虞があるが、他方の接触子36bと刃受51bの間では抵抗R1,R2が冷陰極蛍光灯3の等価インピーダンスよりも高インピーダンスであるために放電が生じない。すなわち、高電位側のコネクタ50Aの接触子36bと接続されている抵抗R1がオープン状態と等価になり、その結果、検出電圧Viが低下してウインド・コンパレータWCの下限値VL以下となるので、検出回路70の出力がHレベルになり、制御回路71が切換スイッチ部Sをオフすることで直流電源DCからの給電路を開放してインバータ回路INVを停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷陰極放電灯を光源とする放電灯器具に関するものである。
近年、各種の放電灯器具において、光源として熱陰極の蛍光灯に比べて小型で輝度の高い冷陰極放電灯(冷陰極蛍光灯)を用いたものが提供されている。例えば、放電灯器具の一種である誘導灯においては、光源として冷陰極蛍光灯を用いたいわゆる高輝度誘導灯が提供されている。
この種の高輝度誘導灯としては、図5〜図9に示すように、前面開口した器具本体10と、器具本体10の前面に取り付けられる表示ユニット20と、冷陰極蛍光灯3を保持したランプホルダユニット30とを備えた導光板式(若しくはパネル式と称される)のものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。ここにおいて、器具本体10内には、冷陰極蛍光灯3を点灯させる点灯装置4などが収納されている。また、表示ユニット20は、表示パネル21と、表示パネル21の後面側に配設された導光板22とを有し、導光板22の上端縁に対向配置した冷陰極蛍光灯3からの光を導光板22内での全反射により導光板22の下端縁側に導きながら導光板22の後面に設けた光拡散部に入射させ、光拡散部で拡散した光のうち、表示パネル21へ向かう光を表示パネル21の前方に出射するものである。また、ランプホルダユニット30は、冷陰極蛍光灯3と反射板32とこれらを保持するユニット本体たるランプホルダ31とを備えており、表示ユニット20が器具本体10に取り付けられた状態において、この隙間をなくし表示ユニット20と合わせて器具本体10の前面開口を覆う形で器具本体10の前面に着脱自在に取り付けられる(図6参照)。
ランプホルダユニット30は、器具本体10の前面側に位置する前板31aと、前面板31aの上端縁から後方に向かって連続一体に形成された上板31bと、前板31aの両側縁からそれぞれ後方に向かって突設された一対の側板31cと、上板31bの両端部において下方に突設され金属製(例えば、アルミニウム製)の反射板32および冷陰極蛍光灯3を支持する一対の支持台35,35とが連続一体に形成された合成樹脂製のユニット本体たるランプホルダ31を備えている。ランプホルダユニット30は、ランプホルダ31の一対の支持台35,35により直管形のランプである冷陰極蛍光灯3の両端部が支持され、冷陰極蛍光灯3の電極(図示せず)に接続され且つ両端部から突出したリード線3b,3bにそれぞれ接続された接続端子36,36が支持台35,35に下面側から着脱自在に結合される合成樹脂製のホルダブロック(図示せず)に保持され、ランプホルダ31の後方へ突出している。反射板32は、下面側が開放した断面U字状であって冷陰極蛍光灯3を囲む形で支持台35,35により支持される。ここにおいて、冷陰極蛍光灯3および反射板32は、一対のホルダブロックをランプホルダ31の支持台35,35に結合することにより、ランプホルダ31とホルダブロックとの間に保持されることになる。
一方、器具本体10において両側壁の上部の内側には、点灯装置4にそれぞれ電線53,53を介して接続されランプホルダユニット30の接続端子36,36が前方から挿入接続されるコネクタ50,50が配置されている。各コネクタ50は直方体状に形成された絶縁性のカバー50aの長手方向の両端面に端子挿入口50bが開口されており、カバー50a内には、端子挿入口50bに対応する部位に端子挿入口50bから挿入された接続端子36を受ける刃受51が収納されている。各コネクタ50は2本の電線53を介して点灯装置4と接続されており、電線53とコネクタ50を介して冷陰極蛍光灯3が点灯装置4と電気的に接続される。そして、図9に示すように器具本体10の後壁の前面側に2本の電線53を漏れ電流が発生しないように離間させた状態で保持するリード線保持部14を適宜箇所に設けておくことで器具本体10内においてコネクタ50と点灯装置4との間を接続する電線53の配線位置を定型化することができ、施工性などを考慮して電線53の長さを余分に長くする必要がなく、工場出荷時に電線53を配線しておくことができるから、施工業者がランプホルダユニット30の取付時に配線処理をする必要がなく、施工が容易になるとともに、施工者によって漏れ電流が異なるようなことがなくなる。
点灯装置4は、図10に示すように商用交流電源ACの電源電圧(100V)よりも低い脈流電圧に変換する電圧変換回路4aと、電圧変換回路4aで変換された脈流電圧を平滑する平滑回路4bと、平滑回路4bから出力される直流電圧によって蓄電池4dを充電する充電回路4cと、平滑回路4b又は蓄電池4dから出力される直流電圧を電源周波数よりも高い周波数の交流電圧に変換するインバータ回路INVと、通常時はインバータ回路INVの入力端を平滑回路4bの出力端に接続し、商用交流電源ACが停電したときにインバータ回路INVの入力端を平滑回路4bの出力端から切り離して蓄電池4dの両極に接続する切換スイッチ部Sとを備えている。
インバータ回路INVは、例えば、図11に示すような自励発振型のプッシュプルインバータ回路で構成され、始動時にはトランスTの2次側に接続されたバラストコンデンサC0を介して高電圧(始動電圧)を印加することにより冷陰極蛍光灯3を始動し、始動後はバラストコンデンサC0が限流要素となって略一定の高周波交流電流を冷陰極蛍光灯3に供給できるものである。また、インバータ回路INVに供給する直流電圧を調整したり、あるいは直流電圧を数10〜数100Hzの周波数で断続すれば、冷陰極蛍光灯3を調光することも可能である。但し、このように自励発振型のプッシュプルインバータ回路で構成されるインバータ回路INVは従来周知であるから、詳細な構成並びに動作説明は省略する。
ところで、図11に示す回路構成においては、冷陰極蛍光灯3と点灯装置4の電気的な接続が解除された場合にインバータ回路INVを停止する保護回路4eが設けられている。この保護回路4eはインバータ回路INVから出力される電流を監視し、冷陰極蛍光灯3が接続されていないことで電流が流れなくなれば、切換スイッチ部Sを制御してインバータ回路INVへの直流電圧の給電路を開放することでインバータ回路INVを停止させるものである。しかしながら、冷陰極蛍光灯3と点灯装置4を電気的に接続している接続端子36とコネクタ50には高電圧が印加されるため、例えば、接続端子36とコネクタ50が微少な距離を隔てて離れているような状況において、火花放電やグロー放電などの異常放電が接続端子36とコネクタ50との間に発生し、点灯装置4から冷陰極蛍光灯3へ電流が流れ続けてしまうことで保護回路4eが動作しない虞がある。
これに対して特許文献2には、火花放電が発生したときに開放電圧よりも遙かに高くなるパルス状の高電圧がランプ電圧に重畳される点に着目し、かかるパルス状の高電圧を検出してインバータ回路を停止させるという技術が開示されている。また特許文献1には、ランプホルダユニット30が器具本体10に完全に取り付けられた際にクリック音を発生させることにより、ランプホルダユニット30が器具本体10に完全に取り付けられたことを施工者がクリック音で確認できるようにしている。
特開2002−23657号公報 特開2005−5059号公報
しかしながら、ランプホルダユニット30が器具本体10に不完全な状態で取り付けられる、つまり、接続端子36とコネクタ50が不完全な接続状態になることを完全に防止することはできない。しかも、冷陰極放電灯は熱陰極放電灯と違ってフィラメントを持たないため、例えば、始動前に微少な電流がフィラメントを介して流れるか否かで接続状態を確認することができず、点灯した後の特性及びその変化によって不完全な接続状態か否かを判断しなければならない。そして、接続端子36とコネクタ50が不完全な接続状態で点灯装置4を起動したときに冷陰極蛍光灯3が点灯してしまう場合があり、外見からは接続異常が生じていると気づかない虞がある。しかも、このような不完全な接続状態が長時間継続すると異常な発熱を引き起こすなどの不具合が生じてしまう。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、冷陰極放電灯の電極に接続された接続端子と点灯装置に接続されたコネクタとの不完全な接続状態に起因した不具合の発生を防ぐことができる放電灯器具を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、冷陰極放電灯を光源とする放電灯器具であって、冷陰極放電灯を保持するランプホルダと、冷陰極放電灯を点灯する点灯装置と、点灯装置を支持するとともにランプホルダが着脱自在に取り付けられる器具本体と、冷陰極放電灯の電極と電気的に接続されランプホルダに支持された接続端子と、点灯装置の出力側に電気的に接続され、ランプホルダが器具本体に取り付けられたときに接続端子が電気的に接続されるコネクタとを備え、接続端子は、互いに電気的に導通した複数の接触子を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、器具本体への取付向きに沿ってランプホルダから突出するとともに互いの突出寸法が異なる前記複数の接触子と、突出寸法が短い方の接触子とコネクタとの接続状態を検出し当該接触子とコネクタが不完全な接続状態であるときに点灯装置を停止させる保護手段とを備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、冷陰極放電灯が直管形であって、冷陰極放電灯の軸方向に沿って複数の接触子が一列に配置されるとともに突出寸法の短い方の接触子が突出寸法の長い方の接触子よりも冷陰極放電灯から遠い位置に配置されたことを特徴とする。
請求項4の発明は、上記目的を達成するために、冷陰極放電灯を光源とする放電灯器具であって、冷陰極放電灯を保持するランプホルダと、冷陰極放電灯を点灯する点灯装置と、点灯装置を支持するとともにランプホルダが着脱自在に取り付けられる器具本体と、冷陰極放電灯の電極と電気的に接続され器具本体への取付向きに沿ってランプホルダから突出する接続端子と、点灯装置の出力側に電気的に接続され、ランプホルダが器具本体に取り付けられたときに先に接続端子と電気的に接続される第1刃受並びに第1刃受に接続された後の接続端子と電気的に接続される第2刃受を有するコネクタと、接続端子と第2刃受との接続状態を検出し当該接続端子と第2刃受が不完全な接続状態であるときに点灯装置を停止させる保護手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、互いに電気的に導通した複数の接触子のうちの少なくとも何れか一つがコネクタと完全に接続されていれば、例え他の接触子が不完全な接続状態であっても冷陰極放電灯と点灯装置を正常に電気的に接続することができるため、冷陰極放電灯の電極に接続された接続端子と点灯装置に接続されたコネクタとの不完全な接続状態に起因した不具合の発生を防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、突出寸法の短い方の接触子とコネクタとの接続状態が不完全であることを検出した保護手段が点灯装置を停止させるので、不完全な接続状態のままで冷陰極放電灯が点灯され続けるのを防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、直管形の冷陰極放電灯の軸方向に沿って複数の接触子が一列に配置されるとともに突出寸法の短い方の接触子が突出寸法の長い方の接触子よりも冷陰極放電灯から遠い位置に配置されているので、保護手段による不完全な接続状態の検出が容易になる。
請求項4の発明によれば、接続端子とコネクタの第2刃受との接続状態が不完全であることを検出した保護手段が点灯装置を停止させるので、不完全な接続状態のままで冷陰極放電灯が点灯され続けるのを防ぐことができる。
以下、従来技術で説明した誘導灯に本発明の技術思想を適用した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。但し、本発明に係る放電灯器具は誘導灯に限定されるものではなく、誘導灯以外の放電灯器具全般に本発明の技術思想が適用可能である。
(実施形態1)
本実施形態の誘導灯の基本構成は図5〜図11に示した従来例と共通である。したがって、従来例と共通の構成要素については同一の符号を付して適宜図示並びに説明を省略する。
本実施形態では、図1(a)に示すように接続端子36,36が各々2つの接触子36a,36bを有する二股のフォーク状に形成されるとともに、各コネクタ50には接続端子36の2つの接触子36a,36bを択一的に受ける一対の刃受51a,51bが設けられている。2つの接触子36a,36bは冷陰極蛍光灯3の軸方向(図1(a)における左右方向)に沿って一列に配置されている。またコネクタ50の一対の刃受51a,51bも冷陰極蛍光灯3の軸方向に沿って一列に配置されている。ここで、一方の刃受51aは電線53を介して点灯装置4のインバータ回路INVの出力端に接続され、他方の刃受51bは電線54を介して点灯装置4の検出回路70と接続されている。
点灯装置4は、図1(b)に示すにように直流電源DCと、切換スイッチ部Sと、インバータ回路INVと、検出回路70と、制御回路71とを備えている。直流電源DCは、図10に示した従来例の回路図における電圧変換回路4a、平滑回路4b、蓄電池4d、充電回路4cで構成される。また切換スイッチ部Sについては図示を簡略化している。尚、以下の説明ではインバータ回路INVの高電位側の出力端に接続されているコネクタ50を50Aと表記し、インバータ回路INVの低電位側の出力端に接続されているコネクタ50を50Bと表記する。
検出回路70は、高電位側のコネクタ50Aの刃受51bと低電位側のコネクタ50Bの刃受51bとの間に直列接続された抵抗R1,R2と、抵抗R1,R2の接続点と低電位側のコネクタ50Bの刃受51aとの電位差を整流するダイオードD1と、整流された電圧を平滑するコンデンサC1と、コンデンサC1で平滑された検出電圧Viを基準電圧と比較するウインド・コンパレータWCとを有し、検出電圧Viが下限値VLよりも高く且つ上限値VHよりも低いときにウインド・コンパレータWCの出力をLレベルとし、検出電圧Viが下限値VL以下若しくは上限値VH以上のときにウインド・コンパレータWCの出力をHレベルとするものである。但し、抵抗R1,R2の抵抗値は点灯時における冷陰極蛍光灯3の等価インピーダンスに比べて十分に高い値に設定されている。また、整流用のダイオードD1と平滑用のコンデンサC1の接続点をダイオードD2を介して制御電源Vccに接続することにより、低電位側のコネクタ50Bに接続不良が生じた際の検出電圧Viの上昇をクランプしている。なお、ダイオードD2の代わりにツェナーダイオードなどを使ってクランプしても構わない。
制御回路71は、検出回路70の出力(ウインド・コンパレータWCの出力)がHレベルになると切換スイッチ部Sをオフすることで直流電源DCからの給電路を開放してインバータ回路INVを停止させ、検出回路70の出力がLレベルになると切換スイッチ部Sをオンすることで直流電源DCからの給電路を閉結してインバータ回路INVを動作させる。すなわち、本実施形態においては検出回路70と制御回路71と切換スイッチ部Sによって保護手段が構成されている。
例えば、高電位側のコネクタ50Aと接続端子36が不完全な接続状態となった場合、一方の接触子36aと刃受51aの間では異常な放電の生じる虞があるが、他方の接触子36bと刃受51bの間では抵抗R1,R2が冷陰極蛍光灯3の等価インピーダンスよりも高インピーダンスであるために放電が生じない。すなわち、高電位側のコネクタ50Aの接触子36bと接続されている抵抗R1がオープン状態と等価になり、その結果、検出電圧Viが低下してウインド・コンパレータWCの下限値VL以下となるので、検出回路70の出力がHレベルになり、制御回路71が切換スイッチ部Sをオフすることで直流電源DCからの給電路を開放してインバータ回路INVを停止させる。また、低電位側のコネクタ50Bと他方の接続端子36が不完全な接続状態となった場合、同様に低電位側のコネクタ50Bの接触子36bと接続されている抵抗R2がオープン状態と等価になり、その結果、検出電圧Viが上昇してウインド・コンパレータWCの上限値VH以上なるので、検出回路70の出力がHレベルになり、制御回路71が切換スイッチ部Sをオフすることで直流電源DCからの給電路を開放してインバータ回路INVを停止させる。よって、何れのコネクタ50A,50Bと接続端子36,36が不完全な接続状態になったとしても保護手段(検出回路70、制御回路71、切換スイッチ部S)がインバータ回路INVを停止するため、不完全な接続状態のままで冷陰極蛍光灯3が点灯され続けるのを防ぐことができる。
ここで、保護手段を備える代わりに、図2に示すようにコネクタ50の一対の刃受51a,51bを並列接続するだけでも構わない。つまり、互いに電気的に導通した複数の接触子36a,36bのうちの少なくとも何れか一つがコネクタ50(刃受51a,51b)と完全に接続されていれば、例え他の接触子36a又は36bが不完全な接続状態であっても冷陰極蛍光灯3と点灯装置4を正常に電気的に接続することができるため、コネクタ50と接続端子36が不完全な接続状態になり難くいものである。
なお、図3に示すように2つの接触子36a,36bのうちで検出回路70に接続されている接触子36bの突出寸法を接触子36aの突出寸法よりも短くすれば、ランプホルダユニット30を器具本体10から取り外す際、突出寸法が長い方の接触子36aが刃受51aと接触導通した状態で突出寸法が短い方の接触子36bが刃受51bから離れるため、保護手段によってインバータ回路INVの動作が停止するまでの期間に接続端子36とコネクタ50の間に異常な放電が生じるのを防ぐことができる。また、ランプホルダユニット30を器具本体10から取り外す場合、両端の接続端子36が各コネクタ50から略同時に外されることはごく稀であり、大概は、一方の接続端子36とコネクタ50が先に外された後に他方の接続端子36とコネクタ50が外されるため、片側の接続端子36とコネクタ50のみが不完全な接続状態となる場合が多い。したがって、図3に示すように検出回路70に接続されている接触子36bを接触子36aに対して冷陰極蛍光灯3から遠い位置(ランプホルダユニット30における外側の位置)に配置すれば、不完全な接続状態をより早く且つ確実に検出してインバータ回路INVの動作を停止させることができる。
ところで、従来技術で説明したように、冷陰極放電灯(冷陰極蛍光灯3)は熱陰極放電灯と違ってフィラメントを持たないため、例えば、始動前に微少な電流がフィラメントを介して流れるか否かで接続状態を確認することができず、点灯した後の特性及びその変化によって不完全な接続状態か否かを判断しなければならない。しかしながら、始動時には点灯装置4から定常点灯時よりも高い始動電圧が冷陰極蛍光灯3の各電極に印加されるため、接続端子36とコネクタ50が不完全な接続状態であると異常な放電を引き起こす虞があり、よって、冷陰極蛍光灯3の始動前に接続状態を検出することが望ましい。
ここで、本実施形態における点灯装置4においては、ランプホルダユニット30を器具本体10に取り付けた状態でインバータ回路INVの出力端と検出回路70の入力端とが接続端子36並びにコネクタ50を介して並列接続されるはずであるから、例えば、冷陰極蛍光灯3の始動前に直流電源DCの電源電圧を通常時よりも低い電圧とすることでインバータ回路INVの出力電圧を始動電圧よりも十分に低い電圧とし、この状態で検出回路70に入力する電圧(検出電圧Vi)を基準電圧(上限値VH’並びに下限値VL’)と比較し、検出電圧Viが下限値VL’よりも高く且つ上限値VH’よりも低ければ完全な接続状態であると判断して直流電源DCの電源電圧を通常時の電圧に上げることでインバータ回路INVの出力電圧を始動電圧まで上昇させて冷陰極蛍光灯3を始動し、反対に検出電圧Viが下限値VL’以下又は上限値VH’以上であれば制御回路71が切換スイッチ部Sをオフすることで直流電源DCからの給電路を開放してインバータ回路INVを停止させる。このようにすれば、冷陰極蛍光灯3の始動前に接続状態を検出し、不完全な接続状態であれば保護手段によってインバータ回路INVの動作を停止させ、より安全性を高めることができる。なお、始動前と始動後(点灯中)では抵抗R1,R2の抵抗値やウインド・コンパレータWCの基準電圧の適正値が異なるので、点灯後も保護手段を機能させる場合には、抵抗R1,R2の抵抗値やウインド・コンパレータWCの基準電圧を始動前と始動後で切り換える回路構成を設ければよい。なお、インバータ回路INVを他励式のインバータ回路とした場合であれば、インバータ回路INVの発振周波数(スイッチング素子Q1,Q2のスイッチング周波数)を変化させることで出力調整すればよく、図1(b)に示したインバータ回路INVの回路構成に限定されるものではない。
(実施形態2)
実施形態1ではランプホルダユニット30の接続端子36の構造と器具本体10のコネクタ50の構造の双方を従来例から変更する必要がある。これに対して本実施形態は、ランプホルダユニット30の接続端子36を単一の接触子のみからなる従来例と共通の構造とし、器具本体10のコネクタ50の構造のみを変更することで実施形態1に対してコストダウンを図ったものである。以下、図4を参照して本実施形態の特徴となるコネクタ50の構造について説明する。但し、コネクタ50以外の構成については実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して図示並びに説明を省略する。
本実施形態におけるコネクタ50は、図4に示すようにコネクタ50における一対の刃受51a,51bが接続端子36の挿入向きに沿って一列に配置されており、挿入向きの手前側に配置された第1刃受51aが最初に接続端子36と電気的に接続され、挿入向きの奥側に配置された第2刃受51bが第1刃受51aを貫通した接続端子36と電気的に接続される。
而して、接続端子36とコネクタ50が不完全な接続状態、つまり、接続端子36が第1刃受51aとのみ接続されて第2刃受51bと接触導通していない状態になると、実施形態1で説明したように保護手段(検出回路70、制御回路71、切換スイッチ部S)がインバータ回路INVを停止するため、不完全な接続状態のままで冷陰極蛍光灯3が点灯され続けるのを防ぐことができる。また、ランプホルダユニット30を器具本体10から取り外す際、手前側の第1刃受51aが接続端子36と接触導通した状態で奥側の第2刃受51bが接続端子36から離れるため、保護手段によってインバータ回路INVの動作が停止するまでの期間に接続端子36とコネクタ50の間に異常な放電が生じるのを防ぐことができる。
本発明の実施形態1を示し、(a)はランプホルダユニットと器具本体の要部を示す断面図、(b)は概略回路構成図である。 同上の他の構成におけるランプホルダユニットと器具本体の要部を示す断面図である。 同上のさらに他の構成におけるランプホルダユニットと器具本体の要部を示す断面図である。 本発明の実施形態2におけるランプホルダユニットと器具本体の要部を示す断面図である。 従来例の分解斜視図である。 同上におけるランプホルダユニットと器具本体の要部を示す分解斜視図である。 同上の要部を示す断面図である。 同上におけるランプホルダユニットと器具本体の要部を示す断面図である。 同上の一部破断した正面図である。 同上における点灯装置の回路図である。 同上におけるインバータ回路の回路図である。
符号の説明
3 冷陰極蛍光灯(冷陰極放電灯)
4 点灯装置
10 器具本体
30 ランプホルダユニット
36 接続端子
36a,36b 接触子
50 コネクタ
51a,51b 刃受
70 検出回路(保護手段)
71 制御回路(保護手段)
S 切換スイッチ部(保護手段)
INV インバータ回路

Claims (4)

  1. 冷陰極放電灯を光源とする放電灯器具であって、冷陰極放電灯を保持するランプホルダと、冷陰極放電灯を点灯する点灯装置と、点灯装置を支持するとともにランプホルダが着脱自在に取り付けられる器具本体と、冷陰極放電灯の電極と電気的に接続されランプホルダに支持された接続端子と、点灯装置の出力側に電気的に接続され、ランプホルダが器具本体に取り付けられたときに接続端子が電気的に接続されるコネクタとを備え、接続端子は、互いに電気的に導通した複数の接触子を有することを特徴とする放電灯器具。
  2. 器具本体への取付向きに沿ってランプホルダから突出するとともに互いの突出寸法が異なる前記複数の接触子と、突出寸法が短い方の接触子とコネクタとの接続状態を検出し当該接触子とコネクタが不完全な接続状態であるときに点灯装置を停止させる保護手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の放電灯器具。
  3. 冷陰極放電灯が直管形であって、冷陰極放電灯の軸方向に沿って複数の接触子が一列に配置されるとともに突出寸法の短い方の接触子が突出寸法の長い方の接触子よりも冷陰極放電灯から遠い位置に配置されたことを特徴とする請求項2記載の放電灯器具。
  4. 冷陰極放電灯を光源とする放電灯器具であって、冷陰極放電灯を保持するランプホルダと、冷陰極放電灯を点灯する点灯装置と、点灯装置を支持するとともにランプホルダが着脱自在に取り付けられる器具本体と、冷陰極放電灯の電極と電気的に接続され器具本体への取付向きに沿ってランプホルダから突出する接続端子と、点灯装置の出力側に電気的に接続され、ランプホルダが器具本体に取り付けられたときに先に接続端子と電気的に接続される第1刃受並びに第1刃受に接続された後の接続端子と電気的に接続される第2刃受を有するコネクタと、接続端子と第2刃受との接続状態を検出し当該接続端子と第2刃受が不完全な接続状態であるときに点灯装置を停止させる保護手段とを備えたことを特徴とする放電灯器具。
JP2007017090A 2007-01-26 2007-01-26 放電灯器具 Withdrawn JP2008186633A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010192168A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明装置
JP2010277734A (ja) * 2009-05-26 2010-12-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 表示灯

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