JP2008184773A - 縁石及び縁石部を備えた側溝用ブロック - Google Patents

縁石及び縁石部を備えた側溝用ブロック Download PDF

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Abstract

【課題】集水桝内への落葉の流入を防止しつつ車道上に水溜りができるのを防ぐことができる縁石を提供する。
【解決手段】道路脇に埋設された集水桝2に隣接して配設される縁石1。この縁石1の車道側の側面1aには、前記集水桝2に連通する導水路5が設けられており、この導水路5の車道側の側面5aには、車道上の雨水を当該導水路5内に導く複数の開口部7が形成されている。前記複数の開口部7は、その下端位置が異なる少なくとも2種類の開口部群7a、7bからなっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は縁石及び縁石部を備えた側溝用ブロックに関する。さらに詳しくは、雨水を集水桝に導くための開口部を車道側の側面に有する縁石及び縁石部を備えた側溝用ブロックに関する。
道路上に降った雨は、通常、道路脇に配設(埋設)された集水桝に集められ、当該集水桝に接続された流末管を経由して河川などに放流される。前記集水桝の上部開口には、ごみなどが当該集水桝内に流れ込むのを防ぐために金属製のグレーチング蓋が嵌め込まれている。
ところで、道路に沿って植栽された街路樹からの落葉の一部は道路脇に落下し、雨水により道路端に沿って流されて前記集水桝のグレーチング蓋付近に堆積する。堆積する落葉の量が少ない間は、雨水は、この落葉の隙間から、又は落葉を避けるようにして前記集水桝内に流入することができるが、放置しておくと落葉が徐々に堆積し、前記グレーチング蓋を覆うとともに土手を形成するようになり、集水桝内への雨水の流入が阻害されてしまう。その結果、道路脇に水溜りができ、自動車通過時に歩道上の歩行者に水が飛び跳ねるという問題がある。また、タイヤがスリップし易くなることから、特に自転車などの2輪車で走行する場合には危険である。
特許文献1には、グレーチング蓋の表面にごみが詰まった場合でも集水能力の低下を来たすことのない道路用集水桝が開示されている。特許文献1記載の集水桝は、路面上に開口する平面集水部と、路面上に配設された歩車道境界ブロックの側面に開口する側面集水部とを備えており、各集水部にそれぞれグレーチングを取り付けるとともに、側面集水部の少なくとも上流側における歩車道境界ブロックの側面に集水用の溝が形成されている。そして、特許文献1記載の道路用集水桝によれば、平面集水部にごみが詰まった場合でも、このごみで堰きとめられた雨水が前記側面集水部及び溝へと流入することから、集水桝全体としての集水能力は低下しない、とされている。また、新たに流れてきたごみは、雨水の流れに沿って前記側面集水部及び溝に導かれ、これらの側面集水部及び溝を通じて排出される、とされている。
また、特許文献2には、縁石部を備えた側溝用ブロックが開示されており、前記縁石部に、ブロック上面の雨水を側溝内に導く通水孔を形成するとともに、前記ブロック上面の両端を前記縁石部と連結させて高強度化することが記載されている。この側溝用ブロックによれば、落葉などは前記通水孔を通過して側溝内に流れ込み集水桝内に溜まる、とされている。
実公平4−7269号公報 特開2004−278098号公報
特許文献1記載の集水桝及び特許文献2記載のブロックによれば、縁石部の側面より雨水を集水することで路面の冠水を防止することができるものの、落葉などのごみが雨水とともに集水桝内に導かれるため、今度は集水桝内が落葉などのごみで詰まってしまう惧れがある。また、集水桝内を清掃して当該集水桝内の落葉などのごみを回収するためには、グレーチング蓋の取外し及び取付け作業が必要であり、面倒である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、集水桝内への落葉の流入を防止しつつ車道上に水溜りができるのを防ぐことができる縁石及び縁石部を備えた側溝用ブロックを提供することを目的としている。
本発明の第1の観点に係る縁石は、道路脇に埋設された集水桝に隣接して配設される縁石であって、
この縁石の車道側の側面には、前記集水桝に連通する導水部が形成されており、
この導水部の開口には、車道上の雨水を当該導水部に導く複数の開口部が形成された蓋体が設けられており、且つ
前記複数の開口部は、その下端位置が異なる少なくとも2種類の開口部群からなることを特徴としている。
本発明の第1の観点に係る縁石の車道側の側面には、集水桝に連通する導水部が形成されており、この導水部の開口に複数の開口部が形成された蓋体が設けられている。前記複数の開口部は、その下端位置が異なる少なくとも2種類の開口部群からなっている。すなわち、前記複数の開口部は、車道端における雨水の流路面(ガッター)の縁石側側縁を基準として、開口部の下端位置が前記側縁に近い低開口部群と、開口部の下端位置が低開口部群よりも前記側縁から遠い高開口部群とを少なくとも含んでいる。
したがって、落葉堆積の初期段階においては、集水桝上のグレーチング蓋には落葉が堆積しておらず、当該グレーチング蓋を介してスムーズに雨水が集水桝内に流入することから、前記ガッター上を流れる雨水の水深は前記低開口部群の下端位置よりも浅い。このため、前記低開口部群より前記導水部に集水されないので、雨水及び落葉は、ガッター上をグレーチング蓋まで流下して、雨水はグレーチング蓋を介して集水桝内に落下し、一方、落葉はグレーチング蓋上に徐々に堆積していく。
ついで、グレーチング蓋が落葉で徐々に閉塞され当該落葉により堰が形成されると、雨水の水深が上がり、前記低開口部群の下端位置を越えるようになる。そうすると、当該低開口部群の開口部から雨水が前記導水部に集水され始め、これにより落葉が低開口部の前面に堆積し始める。道路には、縦断勾配があることから、下流から順次落葉が堆積し、落葉の堰が上流に向かって成長していく。それに従って、低開口部群に属する開口部による集水位置も上流方向に順次移動していく。
前記低開口部群に属する開口部付近への落葉の堆積が終了すると、当該低開口部群に属する開口部だけでは集水能力不足となり、ガッター上に雨水が溜まり始めるが、このとき前記高開口部群に属する開口部から集水され始めるので、前記ガッター上に水溜りが形成されるのが防止される。
前記複数の開口部が、前記蓋体の上下方向に沿って形成された複数のスリットであるのが好ましい。この場合、スリットの長さを調整することにより、簡単に開口部の下端位置を調整することができる。
また、本発明の第2の観点に係る縁石は、道路脇に埋設された集水桝に隣接して配設される縁石であって、
この縁石には、前記集水桝に連通する導水路が設けられており、
前記縁石の車道側の側面には、車道上の雨水を前記導水路内に導く複数の開口部が形成されており、且つ
前記複数の開口部は、その下端位置が異なる少なくとも2種類の開口部群からなることを特徴としている。
この第2の観点に係る縁石においても、前記第1の観点に係る縁石と同様にして、ガッター上に水溜りが形成されるのが防止される。
また、本発明の第1及び第2の観点に係る縁石では、雨水の水位に応じて当該雨水を集水する開口部の種類及び位置が変わることから、落葉の堆積を、グレーチング蓋上から順番に上流方向に縁石に沿って分散させることができる。したがって、グレーチング蓋及び縁石開口部が落葉などのごみで閉塞するまでの時間を延ばすことができる。また、集水桝を大きくしなくても、集水量を増やすことができる。さらに、落葉などのごみはガッター上に残っているので、簡単に清掃、回収することができる。
また、既存の施設についても、縁石を取り替えるとともに、集水桝に小改造(縁石の導水部からの雨水を集水桝内に導くための改造)を加えるだけで、本発明を適用することができる。
前記導水路が、前記縁石の車道側側面の下部において当該縁石の長手方向に沿って形成された切欠きに固設された角柱状の管体からなるのが好ましい。この構成によれば、縁石の車道側側面の下部を長手方向に切り欠いて、この切欠きに角柱状の管体を固設することにより、簡単に導水路を形成することができる。
前記複数の開口部が、前記管体の側面に上下方向に沿って形成された複数のスリットであるのが好ましい。この場合、スリットの長さを調整することにより、簡単に開口部の下端位置を調整することができる。
本発明の第1の観点に係る側溝用ブロックは、道路脇に埋設された集水桝に隣接して配設される、縁石部を備えた側溝用ブロックであって、
前記縁石部の車道側の側面には、前記集水桝に連通する導水部が形成されており、
この導水部の開口には、車道上の雨水を当該導水部に導く複数の開口部が形成された蓋体が設けられており、且つ
前記複数の開口部は、その下端位置が異なる少なくとも2種類の開口部群からなることを特徴としている。
また、本発明の第2の観点に係る側溝用ブロックは、道路脇に埋設された集水桝に隣接して配設される、縁石部を備えた側溝用ブロックであって、
前記縁石部には、前記集水桝に連通する導水路が設けられており、
前記縁石部の車道側の側面には、車道上の雨水を前記導水路内に導く複数の開口部が形成されており、且つ
前記複数の開口部は、その下端位置が異なる少なくとも2種類の開口部群からなることを特徴としている。
本発明の第1及び第2の観点に係る側溝用ブロックにおいても、前述した本発明の縁石同様に、ガッター上に水溜りが形成されるのが防止されるなどの効果を奏する。
本発明の縁石及び縁石部を備えた側溝用ブロックによれば、集水桝内への落葉の流入を防止しつつ車道上に水溜りができるのを防ぐことができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の縁石及び縁石部を備えた側溝用ブロックの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る縁石を車道側から見た正面図であり、図2は、図1に示される縁石の横断面図である。縁石1は、横断面がほぼ台形状を呈する長さ1m程度のコンクリート製品であり、道路における歩道と車道とを区画する歩車道境界ブロックとして機能する。縁石1は、図3に示されるように、道路脇に配設された集水桝2の上流側に隣接して配設される。配設される個数は、落葉などのごみの量、雨水の量、及び雨水の流路面を構成するガッター3の幅や縦断勾配などに応じて選定することができるが、通常、2〜3個程度である。
前記縁石1の両側面のうち、車道側に配置される側面1aには、前記集水桝2に連通する導水路5が設けられている。この導水路5は、前記縁石1の側面1aの下部において当該縁石1の長手方向に沿って形成された切欠き6に固設された、角柱状の管体である角形鋼管からなっている。この角形鋼管は、例えばエポキシ系接着剤を用いて前記切欠き6に固着することができるが、ボルトなどの固定手段を用いて切欠き6に固定することもできる。本実施の形態のように角形鋼管を採用する場合、縁石1に形成した切欠き6に当該角形鋼管を固設することにより、簡単に導水路5を形成することができる。
角形鋼管の寸法(縦×横)は、縁石1のサイズや流れ込む雨水の量などにより異なるが、100〜150mm×40〜100mmのものを採用することができる。角形鋼管の厚さは、当該角形鋼管の寸法により異なるが、例えば2.3mm、3.2mm、4.5mmとすることができる。なお、角形鋼管の断面形状は、長方形であってもよいし、正方形であってもよい。
前記導水路5を構成する角形鋼管の車道側の側面5aには、前記ガッター3上を流れる雨水を当該導水路5内に導く複数の開口部であるスリット7が形成されている。このスリット7は、前記導水路5の側面5aにおいて上下方向(縁石1が道路上に配置された状態において上下方向)に沿って形成されている。スリット7には、前記ガッター3の縁石側の側縁3a(図1〜2参照)を基準として、その下端位置7a1が前記側縁3aに近い(換言すれば、下端位置7a1と側縁3aとの間の距離が小さい)スリット7aと、その下端位置7b1が前記スリット7aよりも前記側縁3aから遠い(換言すれば、下端位置7b1と側縁3aとの間の距離が大きい)スリット7bとの2種類があり、本実施の形態では、スリット7aとスリット7bが交互に形成されている。雨水導入のための開口部として、スリット7を用いる場合、当該スリット7の長さを調整することにより、簡単に開口部の下端位置を調整することができるという利点がある。
スリット7の長さは、本発明において特に限定されるものではないが、例えばスリット7aの長さを45〜75mmとし、スリット7bの長さを40〜70mmとすることができる。また、スリット7の幅は、例えば3〜15mmとすることができる。
長い方のスリット7aの下端位置7a1と側縁3aとの間の距離dは、ガッター3の道路横断方向の傾斜角αや、ガッター3上における雨水の車道中心方向への広がりw1の許容寸法などにより異なるが、通常、5〜20mmの範囲で選定することができる。また、短い方のスリット7bの下端位置7b1と側縁3aとの間の距離Dも、ガッター3の道路横断方向の傾斜角αや、ガッター3上における雨水の車道中心方向への広がりw2の許容寸法などにより異なるが、通常、10〜30mmの範囲で選定することができる。
図3は、図1に示される縁石1の使用状態を示しており、集水桝2に嵌め込まれたグレーチング蓋8上に落葉が徐々に堆積して堰を形成すると、この堰により堰き止められた雨水は、前記集水桝2の上流側に隣接して配置された縁石1のスリット7から、当該縁石1の導水路5を経由して集水桝2内に集水される。
図4〜7は、落葉の堆積状況をその段階毎に説明する図である。まず、落葉堆積の初期段階(図4参照)においては、集水桝2上のグレーチング蓋8には落葉がほとんど堆積しておらず、ガッター3上を集水桝1に向かって流下してきた雨水は当該グレーチング蓋8を介してスムーズに当該集水桝1内に流入する。したがって、前記ガッター3上を流れる雨水の水深は前記スリット7のうち長い方のスリット7aの下端位置7a1よりも浅いため、前記スリット7aより縁石1の導水路5に集水されない。その結果、雨水及び落葉は、ガッター3上をグレーチング蓋8まで流下して、雨水はグレーチング蓋8を介して集水桝2内に落下し、一方、落葉はグレーチング蓋8上に徐々に堆積していく。
ついで、グレーチング蓋8が落葉で徐々に閉塞され当該落葉により堰が形成されると、雨水の水深が上がり、前記複数のスリット7aのうち最も下流側(最もグレーチング蓋8側)に位置するものの下端位置7a1を越えるようになる(図5参照)。そうすると、当該スリット7aから雨水が前記導水路5に集水され始め、これにより落葉がスリット7aの前面に堆積し始める。道路には、縦断勾配があることから、下流から順次落葉が堆積し、落葉の堰が上流に向かって成長していく。それに従って、スリット7aによる集水位置も上流方向に順次移動していく(図6参照)。
長い方のスリット7aへの落葉の堆積が終了すると、当該長い方のスリット7aだけでは集水能力不足となり、ガッター3上に雨水が溜まり始めるが、このとき短い方のスリット7bのうち最も下流側に位置するものから集水され始めるので、前記ガッター3上に水溜りが形成されるのが防止される(図7参照)。短い方のスリット7bについても、長い方のスリット7aと同様に、下流から順次落葉が堆積し、落葉の堰が上流に向かって成長していく。それに従って、スリット7bによる集水位置も上流方向に順次移動していく。
本実施の形態では、2種類の長さのスリットが導水路5の車道側側面に形成されており、雨水の水位に応じて当該雨水を集水するスリットの種類及びその位置(道路縦断方向の位置)が変わることから、落葉の堆積を、グレーチング蓋8上だけでなく縁石1に沿って分散させることができる。したがって、グレーチング蓋8及びスリット7が落葉などのごみで閉塞するまでの時間を延ばすことができる。また、集水桝2を大きくしなくても、集水量を増やすことができる。さらに、落葉などのごみはガッター3上に残っているので、簡単に清掃、回収することができる。
また、既存の施設についても、縁石を取り替えるとともに、集水桝に小改造(縁石の導水部からの雨水を集水桝内に導くための改造)を加えるだけで、本実施の形態を適用することができる。
なお、前述した実施の形態では、縁石の側面に固設した鋼管により導水路を構成したが、かかる鋼管を用いることなく、縁石の車道側側面の下部を長手方向に切り欠いた切欠き部を導水部とし、この導水部の開口(車道側の開口)に複数のスリット(開口部)が形成された蓋体(図示せず)を設けることもできる。前記複数のスリットは、前記スリット7a、7bと同じく、その下端位置が異なる2種類のスリット群とすることができる。蓋体は、例えば鋼板などで作製することができ、接着剤やボルトなどの固定手段によって前記導水部の開口に取り付けられる。この実施の形態においても、ガッター上を流下する雨水は、前述した実施の形態と同様にして前記導水部に導かれ、当該導水部を経由して集水桝内に集水される。
また、例えば縁石の中央付近又は車道側側面寄りに導水路を形成し、当該縁石の車道側側面に、車道上の雨水を前記導水路内に導く複数の開口部を形成することもできる。この場合は、前記鋼管及び蓋体を省略することができる。
図8は、本発明の一実施の形態に係る縁石部を備えた側溝用ブロックの断面説明図である。この側溝用ブロック10は、前記縁石1と同様に、道路脇に埋設された集水桝に隣接して配設され、上面にガッター12を有するブロック本体11からなっている。本実施の形態では、車道と歩道とを区画する歩車道境界ブロックとして機能する縁石部13が、前記ガッター12の歩道側の側縁に沿って、前記ブロック本体11と一体に形成されている。また、ブロック本体11の内部には、雨水排出のための断面円形の流路14が形成されている。
この実施の形態においては、縁石部13の車道側側面13aの下部において長手方向に形成された溝部を導水部15とし、この導水部15の開口(車道側の開口)に複数のスリット17(開口部)が形成された蓋体16が設けられている。前記複数のスリット17は、前記スリット7a、7bと同じく、その下端位置が異なる2種類のスリット群とすることができる。蓋体16は、例えば鋼板などで作製することができ、接着剤やボルトなどの固定手段によって前記導水部15の開口に取り付けられる。前記導水部15と流路14は、接続路18により接続されている。
この実施の形態においても、ガッター12上を流下する雨水は、前述した実施の形態と同様にして前記導水部15に導かれ、当該導水部15、接続路18及び流路14を経由して集水桝内に集水される。なお、本発明において「連通」とは、このような接続路18及び流路14を介して、導水部15が集水桝と間接的に連通する場合も含まれるものとする。また、前記接続路18を省略して、導水部15を直接集水桝に接続する構成とすることもできる。
また、図8に示される実施の形態において、前記蓋体16を用いることなく、図1〜3に示されるような管体を、縁石部13の車道側側面13aの下部において長手方向に形成された溝部に固着することで、雨水の導水路を形成するようにしてもよい。この場合は、前記管体の車道側の側面に前記スリット7a、7bと同じく、その下端位置が異なる2種類のスリット群を形成すればよい。さらに、例えば縁石部13の中央付近又は車道側側面寄りに導水路を形成し、当該縁石部の車道側側面に、車道上の雨水を前記導水路内に導く複数の開口部を形成することもできる
さらに、前述した実施の形態では、雨水を集水する開口部としてスリットを採用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、その下端位置が異なる限り、孔や楕円形など他の形状の開口部を用いることができる。また、長いスリットと短いスリットの2種類の開口部群を例示したが、その下端位置が異なる3種類以上の開口部群を用いることもできる。
本発明の縁石の一実施の形態の正面図である。 図1に示される縁石の横断面図である。 図1に示される縁石の使用状態を説明する斜視図である。 落葉の初期の堆積状況を説明する図である。 落葉の中期の堆積状況を説明する図である。 落葉の中期の堆積状況を説明する図である。 落葉の終期の堆積状況を説明する図である。 本発明の縁石部を備えた側溝用ブロックの一実施の形態の断面説明図である。
符号の説明
1 縁石
2 集水桝
3 ガッター
5 導水路
6 切欠き
7、7a
7b スリット
8 グレーチング蓋
10 側溝用ブロック
11 ブロック本体
12 ガッター
13 縁石部
14 流路
15 導水部
16 蓋体
17 スリット
18 接続路

Claims (7)

  1. 道路脇に埋設された集水桝に隣接して配設される縁石であって、
    この縁石の車道側の側面には、前記集水桝に連通する導水部が形成されており、
    この導水部の開口には、車道上の雨水を当該導水部に導く複数の開口部が形成された蓋体が設けられており、且つ
    前記複数の開口部は、その下端位置が異なる少なくとも2種類の開口部群からなることを特徴とする縁石。
  2. 前記複数の開口部が、前記蓋体の上下方向に沿って形成された複数のスリットである請求項1に記載の縁石。
  3. 道路脇に埋設された集水桝に隣接して配設される縁石であって、
    この縁石には、前記集水桝に連通する導水路が設けられており、
    前記縁石の車道側の側面には、車道上の雨水を前記導水路内に導く複数の開口部が形成されており、且つ
    前記複数の開口部は、その下端位置が異なる少なくとも2種類の開口部群からなることを特徴とする縁石。
  4. 前記導水路が、前記縁石の車道側側面の下部において当該縁石の長手方向に沿って形成された切欠きに固設された角柱状の管体からなる請求項3に記載の縁石。
  5. 前記複数の開口部が、前記管体の側面に上下方向に沿って形成された複数のスリットである請求項4に記載の縁石。
  6. 道路脇に埋設された集水桝に隣接して配設される、縁石部を備えた側溝用ブロックであって、
    前記縁石部の車道側の側面には、前記集水桝に連通する導水部が形成されており、
    この導水部の開口には、車道上の雨水を当該導水部に導く複数の開口部が形成された蓋体が設けられており、且つ
    前記複数の開口部は、その下端位置が異なる少なくとも2種類の開口部群からなることを特徴とする、縁石部を備えた側溝用ブロック。
  7. 道路脇に埋設された集水桝に隣接して配設される、縁石部を備えた側溝用ブロックであって、
    前記縁石部には、前記集水桝に連通する導水路が設けられており、
    前記縁石部の車道側の側面には、車道上の雨水を前記導水路内に導く複数の開口部が形成されており、且つ
    前記複数の開口部は、その下端位置が異なる少なくとも2種類の開口部群からなることを特徴とする、縁石部を備えた側溝用ブロック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021161852A (ja) * 2020-03-31 2021-10-11 正剛 大嶋 街渠用歩車道境界庇縁石付き落し蓋掛けプレキャストコンクリート側溝

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