JP2008181777A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信用信号が重畳された光を出力する照明器具において、照明光の照度低下を抑制する。
【解決手段】照明装置1は、光源2と、光源2を収納する筐体6と、光源2から出射された光を透過させる調光部材4と、調光部材4に電圧を印加して、調光部材4の光透過率を変える調光コントローラ5と、を備える。調光部材4は、筐体6の光出射口60の一部にのみ取り付けられているので、光源2からの照明光の一部のみが通信用信号として利用されるので、可視光通信時及び非通信時において照明光の照度低下が抑制される。
【選択図】図1
【解決手段】照明装置1は、光源2と、光源2を収納する筐体6と、光源2から出射された光を透過させる調光部材4と、調光部材4に電圧を印加して、調光部材4の光透過率を変える調光コントローラ5と、を備える。調光部材4は、筐体6の光出射口60の一部にのみ取り付けられているので、光源2からの照明光の一部のみが通信用信号として利用されるので、可視光通信時及び非通信時において照明光の照度低下が抑制される。
【選択図】図1
Description
本発明は、可視光により通信用信号を送信することができる照明器具に関する。
従来から、照明装置の光源から出射される可視光を用いて通信用信号を送信する技術が知られている。例えば、特許文献1及び特許文献2に示される照明装置は、光源から出射される光の強度を変調する光変調器及び所定のID情報等を記憶する記憶装置を備え、記憶装置に記憶されるID情報等に従って光変調器を駆動して、光変調器を透過する光を繰り返し強度変調することにより、照明光に通信用信号を重畳することができる。
この種の照明装置に備えられる光変調器には、一般に液晶シャッタが用いられ、液晶シャッタを透過した光は、照明光の輝度変動周波数とは異なる変調周波数の強度変調を受ける。白熱ランプやハロゲンランプ等の熱放射性の光源は、発光の応答性が遅いため、光源の点灯制御による可視光通信は困難であるが、上記のような液晶シャッタを用いることにより、光源の種類や特性を問わず、既存の照明機器に追加する形で、照明光による可視光通信が可能となる。
特開2005−277809号公報
特開2005−277828号公報
しかしながら、上記のような液晶シャッタの光透過率は、透過時においても一般的に70〜80%程度であるので、光変調器による光の損失があり、非通信時において照明光としての照度が低下する。また、可視光通信は、可視光の高速点滅により実現されるため、通信時においては更に照度が低下してしまう。
上記の特許文献1及び特許文献2には、光源から出射された光が光変調器を介して照明装置の外部に放射されるようにした簡単な構成が記載されているが、光変調器の具体的な取り付け手段等については記載されておらず、可視光通信における照明光の照度低下について十分な対策が取られていない。
本発明は、上記課題を解決するものであり、光源の種類や特性を問わず、照明光による可視光通信を可能とし、かつ照明光としての照度低下が少ない照明器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、光源と、前記光源を収納する筐体と、を備え、通信用信号が重畳された光を出力する照明器具であって、前記光源から出射された光を透過させる調光部材と、前記調光部材に電圧を印加して、該調光部材の光透過率を変える調光コントローラと、を備え、前記調光部材は、前記筐体の光出射口の一部にのみ取り付けられているものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の照明器具において、前記調光部材は、前記筐体の光出射口の開口線に沿って配設されるものである。
請求項1の発明によれば、調光部材により照明光に通信用信号を重畳するので、任意の光源で可視光通信を可能とし、かつ光源の照明光の一部のみを通信用信号として利用するので、可視光通信時及び非通信時において照明光の照度低下が抑制される。
請求項2の発明によれば、開口線近傍は光出射口の中心付近よりも光出力レベルの低いので、通信時における照度低下を更に抑制することができる。また、非通信時においても、出射光が調光部材を透過する際の損失が低減されるので、調光部材の配設による照度低下を更に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る照明器具について、図1乃至図3を参照して説明する。本実施形態の照明器具1は、光源2と、光源2を点灯制御する点灯装置3と、光源2から出射された光を透過させる調光部材4と、調光部材4に電圧を印加して、調光部材4の光透過率を変える調光コントローラ5と、を備える。また、光源2、点灯装置3及び調光コントローラ5は、筐体6に収納され、上記点灯装置3及び調光コントローラ5は、外部電源7に接続される。なお、図1において、光源3から出射される光を実線矢印で、調光部材4を透過した光を点線矢印で示している。
光源2は、蛍光ランプ、白熱ランプ、HIDランプ、LED又は有機EL等の任意の光源であり、特に限定されるものではない。また、点灯装置3は、外部電源7からの給電を受けて、光源2に対して適宜の電力供給を行う。
調光コントローラ5は、通信用信号に対応するよう予め設定された動作パターンを記憶する記憶部51及び調光部材4に対する印加電圧を制御する制御部52を備える。記憶部51は、EEPROM等の汎用のメモリから成り、この記憶部51に予め設定された動作パターンは、照明器具1によって送信される通信用信号に対応している。なお、この通信用信号とは、店舗広告、場所案内等の情報が一定の基準によって符号化された信号である。制御部52は、汎用のマイコン等から成り、記憶部51に予め設定された動作パターンに基づいて調光部材4に対する電圧をオンオフして、調光部材4の光透過率を変化させる。
調光部材4は、本実施形態においては、調光ガラス40が用いられる。調光ガラス40の種類は特に限定されないが、透明電極41を備えた2枚の透明ガラス42が対向配置され、この透明電極41間に液晶部材43を挟み合わせたものが用いられる。この調光ガラス40に対する印加電圧を制御することにより、調光ガラス40の光透過率が変化する。
具体的には、透明電極41に対する電圧がオフのとき、図2(a)に示されるように、液晶部材43は、矢印線で示される光の透過方向に対して並行となり、調光ガラス40に入射した光のほとんどが透過する。一方、透明電極41に対する電圧がオンのとき、図2(b)に示されるように、液晶部材43は光の通過方向に対して垂直となり、この液晶部材43により調光ガラス40に入射した光のほとんどが遮蔽される。
また、本実施形態において、調光部材4は、筐体6の光出射口60の一部にのみ配設されている。具体的には、調光部材4は、図3(a)に示されるように、筐体6の光出射口60の中心部近傍61にのみ配設されていてもよいし、図3(b)に示されるように、筐体6の光出射口60の開口線62に沿って配設されてもよい。
次に、本実施形態の照明器具1の動作について、上述の図面に加え、図4(a)乃至(d)及び図5(a)(b)を参照して説明する。なお、図4において、可視光通信は、所定期間Tに行われるものとする。まず、外部電源7から点灯装置3に電源が供給されると、点灯装置3は光源2に電力供給を行い、光源2は光(第1の出射光)を出射する。第1の出射光は、図4(a)に示されるように、一定出力に保持される。なお、図4(a)は、第1の出射光の出力を100%として例示しているが、これに限らず、ユーザが任意の出力に設定可能である。
照明器具1が可視光による通信用信号を送信するとき、調光コントローラ5内の制御部52は、記憶部51において予め記憶された動作パターンを読み込み、所定の制御信号を生成し、これを調光部材4へ出力する。この制御信号は、図4(b)に示されるように、調光部材4の透過率を変化させるための電圧のオンオフから成る。
調光部材4は、制御部52からの制御信号を受信すると、制御信号に基づき、図4(c)に示されるように、その光透過率が変化する。すなわち、制御信号がオンであるとき、液晶部材43は光の通過方向に対して垂直となり(図2(b)参照)、調光ガラス40に入射した光(第1の出射光)は遮蔽され、調光部材4の光透過率は0%となる。また、制御信号がオフであるとき、液晶部材43は光の通過方向に対して並行となり(図2(a)参照)、調光ガラス40に入射した光のほとんどが透過し、調光部材4の光透過率は80%となる。その結果、調光部材4を透過した光(第2の出射光)には、図4(d)に示されるように、制御信号のオンオフに従った所定の通信用信号が重畳される。
本実施形態において、調光部材4が、光出射口60の中心部近傍61にのみ配設されると、図5(a)に示されるように、調光部材4の光透過率の変化に応じた第2の出射光が照明器具1の直下(斜線で示されるエリアA)にのみ照射され、このエリアAが通信可能領域となる。このとき、ユーザはエリアAに可視光通信用の受信機8を移動させて、照明器具1から送信された通信用信号を受信することができる。また、調光部材4が、光出射口60の開口線62に沿って配設されると、図5(b)に示されるように、第2の出射光が照明器具1の周囲(斜線で示されるエリアA)に照射されるので、ユーザはこのエリアAにおいて上記と同様に通信用信号を受信することができる。
また、本実施形態の照明器具1は、調光部材4を光出射口60の一部にのみ配設したので、光出射口60のうち、調光部材4が配設されていない部分からは第1の出射光が出射される。すなわち、図5(a)(b)における点描パターンで示されるエリアBには、第1の出射光が照射される。
本実施形態の照明器具1は、調光部材4を用いることにより、白熱ランプ等、光源の特性に依存することなく、任意の光源で可視光通信を可能とするだけでなく、光源2からの照明光の一部のみを通信用信号として利用するので、可視光通信時及び非通信時において照明光の照度低下が抑制される。
また、調光部材4が筐体6の開口線62に沿って配設されると(図3(b)参照)、開口線62近傍は光出射口60の中心部近傍61よりも光出力レベルの低いため、通信時における照度低下を更に抑制することができる。非通信時においても、出射光が調光部材4を透過する際の損失が低減されるので、調光部材4の配設による照度低下を更に抑制することができる。
なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。調光部材4は、必ずしも上述した光出射口60の中心部近傍61又は光出射口60の開口線62に沿って配設される必要はない。例えば、通信用信号の受信機が特定の場所に置かれているときには、この受信機の設置場所の方向にのみ第2の出射光が照射されるよう、調光部材4の配設位置が適宜に調整される。これにより、照明器具1の設置環境における通信可能領域が制御され、照明光の照度低下を効率的に抑制することができる。
1 照明器具
2 光源
3 点灯装置
4 調光部材
5 調光コントローラ
6 筐体
60 光出射口
62 開口線
2 光源
3 点灯装置
4 調光部材
5 調光コントローラ
6 筐体
60 光出射口
62 開口線
Claims (2)
- 光源と、前記光源を収納する筐体と、を備え、通信用信号が重畳された光を出力する照明器具であって、
前記光源から出射された光を透過させる調光部材と、
前記調光部材に電圧を印加して、該調光部材の光透過率を変える調光コントローラと、を備え、
前記調光部材は、前記筐体の光出射口の一部にのみ取り付けられていることを特徴とする照明器具。 - 前記調光部材は、前記筐体の光出射口の開口線に沿って配設されることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007014738A JP2008181777A (ja) | 2007-01-25 | 2007-01-25 | 照明器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007014738A JP2008181777A (ja) | 2007-01-25 | 2007-01-25 | 照明器具 |
Publications (1)
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JP2008181777A true JP2008181777A (ja) | 2008-08-07 |
Family
ID=39725503
Family Applications (1)
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JP2007014738A Withdrawn JP2008181777A (ja) | 2007-01-25 | 2007-01-25 | 照明器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008181777A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010283616A (ja) * | 2009-06-04 | 2010-12-16 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 照明光通信装置 |
CN104748060A (zh) * | 2015-03-09 | 2015-07-01 | 苏州昆仑工业设计有限公司 | 一种可旋转音乐灯 |
CN106384600A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-02-08 | 宁夏荣光电节能科技实业有限公司 | 一种音响与照明集成装置及其控制系统 |
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2007
- 2007-01-25 JP JP2007014738A patent/JP2008181777A/ja not_active Withdrawn
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