JP2008181015A - 画像表示装置、画像表示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】予め定められた利用者が操作している画面を第三者が視認することを困難にする画像表示装置、及び画像表示プログラムを提供する。
【解決手段】撮像手段による撮像で得られた被写体を示す被写体像から顔を検出する顔領域検出手段と、顔領域検出手段により検出された顔の特徴量と、予め定められた利用者の顔の特徴情報とに基づき、顔領域検出手段により検出された顔が予め定められた利用者の顔か否かを、顔領域検出手段により検出された顔毎に判断する判断手段と、顔領域検出手段により検出された顔のうち、判断手段により予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することを検知した場合に、表示手段により表示されている画像に代えて、この画像に比べて視認性の低い画像を表示するように表示手段を制御する制御手段と、を有する。
【選択図】図6
【解決手段】撮像手段による撮像で得られた被写体を示す被写体像から顔を検出する顔領域検出手段と、顔領域検出手段により検出された顔の特徴量と、予め定められた利用者の顔の特徴情報とに基づき、顔領域検出手段により検出された顔が予め定められた利用者の顔か否かを、顔領域検出手段により検出された顔毎に判断する判断手段と、顔領域検出手段により検出された顔のうち、判断手段により予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することを検知した場合に、表示手段により表示されている画像に代えて、この画像に比べて視認性の低い画像を表示するように表示手段を制御する制御手段と、を有する。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像表示装置、及び画像表示プログラムに関する。
ディスプレイモニタなどの画像表示装置により、利用者に情報を提示し、それを視認した利用者が操作をすることにより、所望の目的を達成することが可能な画像表示装置がある。
このような装置として、例えば、店舗や公共の場においてサービスを提供する情報端末装置(写真プリント端末、ATMなど)、パーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯情報端末、デジタルカメラ、デジタルテレビなどの情報家電などがある。
これら画像表示装置には、写真のプレビュー画像やサムネイル画像、或いは口座の残高表示や振込先など、利用者のプライバシーやセキュリティに関わる情報を表示する可能性があるため、このようなプライバシー関連情報などの情報を保護するための技術が開発されている。
例えば、特許文献1には、コンピュータ作業者が椅子に座っているか否かを検出し、表示画面の表示または非表示のタイミングを制御することにより、コンピュータ中心の画面制御から作業者の行動に合った画面制御の方法が開示されている。
特許文献2には、オペレータの有無の検出およびオペレータの利用可否の識別を表示装置自体で行い、接続して使用する情報処理装置が限定されることを防ぐ技術が開示されている。
特許文献3には、携帯表示端末の非所持時に、重要なデータが第三者に見られてしまうことがないようにする技術が開示されている。
特許文献4には、情報の漏洩の防止することを可能にする表示制御装置、方法およびプログラムが開示されている。
特開平5−19707号公報
特開平10−97233号公報
特開2002−351444号公報
特開2004−110681号公報
上述した各特許文献に開示された技術は、予め定められた利用者が操作している画面を第三者が視認することができるという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、予め定められた利用者が操作している画面を第三者が視認することを困難にする画像表示装置、及び画像表示プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、画像を表示する表示手段と、前記表示手段により前記画像が表示される表示面側の被写体を撮像する撮像手段と、当該画像表示装置の予め定められた利用者の顔の特徴量を示すと共に、前記撮像手段による撮像画像に基づく情報である利用者特徴情報を記録する記録手段と、前記撮像手段による撮像で得られた被写体を示す被写体像から顔を検出する顔領域検出手段と、前記顔領域検出手段により検出された顔の特徴量と、前記記録手段により記録された前記利用者特徴情報とに基づき、前記顔領域検出手段により検出された顔が前記予め定められた利用者の顔か否かを、前記顔領域検出手段により検出された顔毎に判断する判断手段と、前記顔領域検出手段により検出された顔のうち、前記判断手段により前記予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することを検知する非利用者検知手段と、前記非利用者検知手段により、前記判断手段により前記予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することが検知されたとき、前記表示手段により表示されている前記画像に代えて、前記画像に比べて視認性の低い画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、を有する。
なお、本発明は、請求項2の発明のように、前記顔領域検出手段により検出された顔に対して、該顔と前記表示手段との距離を測定する測距手段を更に有し、前記非利用者検知手段は、更に該非利用者の顔に対して前記測距手段により測定された距離が所定の距離以下であることを検知し、前記制御手段は、前記非利用者検知手段により、更に該非利用者の顔に対して前記測距手段により測定された距離が所定の距離以下であることが検知されたとき、前記表示手段により表示されている前記画像に代えて、前記画像に比べて視認性の低い画像を表示するように前記表示手段を制御するようにしても良い。
なお、本発明は、請求項3の発明のように、前記顔領域検出手段により検出された顔に対して、該顔と前記表示手段とを結ぶ線分と、前記表示面とがなす角度を測定する角度測定手段を更に有し、前記非利用者検知手段は、更に該非利用者の顔に対して前記角度測定手段により測定された角度が所定の範囲内であることを検知し、前記制御手段は、前記非利用者検知手段により、更に該非利用者の顔に対して前記角度測定手段により測定された角度が所定の範囲内であることが検知されたとき、前記表示手段により表示されている前記画像に代えて、前記画像に比べて視認性の低い画像を表示するように前記表示手段を制御するようにしても良い。
なお、本発明は、請求項4の発明のように、前記制御手段は、前記画像の視認性を低下させて表示するように前記表示手段を制御する場合には、前記画像の内容に応じて視認性を低下させる度合いを定めるようにしても良い。
なお、本発明は、請求項5の発明のように、前記撮像手段による撮像範囲が、前記表示手段による表示画像を視認可能な位置の被写体を撮像できる範囲とされているようにしても良い。
また、上記課題を解決するために、請求項6の画像表示プログラムは、画像を表示する表示手段により前記画像が表示される表示面側の被写体を撮像する撮像手段による撮像で得られた被写体を示す被写体像から顔を検出する顔領域検出ステップと、前記顔領域検出ステップにより検出された顔の特徴量と、予め定められた利用者の顔の特徴量を示すと共に、前記撮像手段による撮像画像に基づく情報である利用者特徴情報とに基づき、前記顔領域検出ステップにより検出された顔が前記予め定められた利用者の顔か否かを、前記顔領域検出ステップにより検出された顔毎に判断する判断ステップと、前記顔領域検出ステップにより検出された顔のうち、前記判断ステップにより前記予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することを検知する非利用者検知ステップと、前記非利用者検知ステップにより、前記判断ステップにより前記予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することが検知されたとき、前記表示手段により表示されている前記画像に代えて、前記画像に比べて視認性の低い画像を表示するように前記表示手段を制御する制御ステップと、を有する処理をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、予め定められた利用者が操作している画面を第三者が視認することを困難にする画像表示装置、及び画像表示プログラムを提供することができるという効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、図1を用いて本実施の形態に係る画像表示装置10の外観について説明する。画像表示装置10は、カメラ32、表示部28、及び各種I/F部24が備わっている。カメラ32は、表示部28により画像が表示される表示面側の被写体を撮像するものである。また、カメラ32を上面から見た場合は、図2に示されるような構造となっており、撮像範囲は、画角に示されるように表示部28による表示画像を視認可能な位置の被写体を撮像できる範囲とされている。表示部28は、画像を表示するものである。各種I/F(インタフェース)部24は、メモリカードなど各種メディアとのインタフェースである。
上述した表示部28に表示される画像は、写真のプレビュー画像やサムネイル画像、或いは口座の残高表示や振込先など、当該画像表示装置10が適用されている形態に応じたものである。
次に、図3を用いて上記画像表示装置10のハードウェア構成について説明する。画像表示装置10は、CPU(Central Processing Unit)18と、HDD(Hard Disk Drive)20と、RAM22と、各種I/F部24と、ROM26と、表示部28と、操作入力部30と、カメラ32と、それらを電気的に接続するバス34とを含む。
CPU18は、画像表示装置10の全体の動作を司るものであり、後述する画像表示装置10の処理の流れを示すフローチャートは、CPU18により実行される。HDD20は、各種プログラム、後述する顔の特徴情報、そしてOS(Operating System)などが記録される不揮発性の記憶装置である。RAM22は、OS、プログラムなどが展開される揮発性の記憶装置である。
各種I/F部24は、上述した通り、各種メディアとのインタフェースであるが、それに加え、例えばLANに接続するためのNICやそのドライバ、又はUSBデバイスを含んで構成されていても良い。ROM26は、画像表示装置10の起動時に動作するブートプログラムなどが記憶されている不揮発性の記憶装置である。操作入力部30は、例えば表示部28に設けられたタッチパネルなどであり、利用者が画像表示装置10の操作指示や各種情報を入力する際に用いられるものである。バス34は、以上の各部間で情報のやりとりが行われる際に使用される。
なお、上述したHDD20には、CPU18により実行される後述するプログラムやそのプログラムが用いるデータなどが記録されるが、このプログラムは、必ずしもHDD20に記録されたプログラムでなくても良い。HDD20以外の記録媒体として、具体的には可搬型の記録媒体にプログラムを記録したものが挙げられる。この場合、画像表示装置10に、可搬型の記録媒体を読み取るための読み取り装置を設け、可搬型の記録媒体は読み取り装置に対して、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こし、それに対応する信号の形式で、読み取り装置にプログラムの記述内容を伝達できるものである。
可搬型の記録媒体として、例えば光磁気ディスク、光ディスク(CDやDVDなどを含む)、磁気ディスク、メモリ(ICカード、メモリカードなどを含む)などが挙げられる。
以上説明した構成で実行される処理の説明に先立ち、まず本実施の形態に係る処理の概要について、図4を用いて説明する。画像表示装置10は、まず(A)に示されるように、利用者の顔を撮像し、その顔の特徴量を求め、HDD20に記録する。次に、利用者が操作中は、(B)に示されるように、カメラ32により一定間隔で被写体を撮像し、その撮像により得られた画像に存在する顔を検出する。顔を検出すると、各顔毎に、(C)に示されるように、距離と角度を測定する。この(C)に示される扇形内部は表示面を視認可能な範囲を示している。(C)では、Xのみが視認可能な範囲に存在する。従って、(D)に示されるように視認可能な範囲に存在する顔が1つ以上存在するので、その場合に画像の視認性を低下させて表示する。
この視認性を低下させた表示とは、図5に示されるように、「モザイク」、「ぼかし」、「スケッチ」、「輪郭抽出」、「ソラリゼーション」などの画像処理をされた画像を表示することを示す。いずれも「通常表示」と比較すると、視認性が低下することが分かる。
これら視認性の低下であるが、画像表示装置10は、画像の内容に応じて視認性を低下させる方法や度合いを選択して定めることが可能である。例えば、画像の内容が文字からなる場合、上述した「モザイク」で画像処理をされた場合は、利用者さえも視認できないものとなってしまう。そのため、「モザイク」ではなく、「ぼかし」の度合いを低めに定めた画像処理をする、或いは、表示している文字の色と背景の色とのコントラストを低下させる、表示している文字のフォントの大きさを小さくする、というように制御する方法と度合いを選択する。これらの方法によっても、非利用者の視認性を低下させることが可能である。
以上が画像表示装置10で実行される処理の概要である。次に、処理の詳細をフローチャートを用いて説明する。なお、以下で説明されるフローチャートは、CPU18が実行するものである。
まず、図6を用いて、画像表示装置10の予め定められた利用者の顔の特徴量を示すと共に、カメラによる撮像画像に基づく情報である利用者特徴情報を記録する処理について説明する。
まず、ステップ101で被写体を示す画像内から顔を検出する。次のステップ102で、顔が存在するか否か判断する。ステップ102で否定判断した場合には、再びステップ101の処理を実行する。
一方、ステップ102で肯定判断した場合には、ステップ103で検出された顔が、所定範囲内に存在するか否か判断する。この所定範囲内とは、例えば、図4(A)に示されている点線内を意味する。この範囲は、通常の利用者であれば、画像表示装置10の正面、かつ近距離に立つことを根拠としている。もちろん、この範囲に限るものではなく、また範囲を設定できるようにしても良い。或いは記録する顔を利用者が設定できるようにしても良い。
次のステップ104で、所定範囲内に存在する顔の特徴量を抽出し、ステップ105で、特徴量を利用者特徴情報としてHDD20に記録する。
このフローチャートでは、1人の顔のみを記録することを前提としているが、例えば同時に画像表示装置10を利用する家族の顔など、複数人の顔を記録するようにしても良い。また、ここでの特徴量は、顔が同一の顔か否か判断可能なものであれば良い。具体的に上記特徴量として例えば顔の重心位置と、その重心位置からの顔の各パーツの相対位置などからなる情報が挙げられる。
次に、上述した処理により特徴量が記録された利用者が、画像表示装置10を利用中に実行される処理について説明する。
図7に示されるフローチャートは、視認可能範囲内に、利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在した場合に、表示部28により表示されている画像の視認性を通常の画像と比較して低下させて表示する処理を示している。
まず、ステップ201で、被写体を示す画像内に存在する全ての顔を検出する。次に、ステップ202で、検出した各顔の特徴量を取得する。次のステップ203で、検出した顔の特徴量と利用者特徴情報とに基づき、検出された顔が予め定められた利用者の顔か否かを検出された顔毎に判断する。このステップ203は、ステップ201により検出された顔の特徴量と、HDD20により記録された利用者特徴情報とに基づき、ステップ201により検出された顔が予め定められた利用者の顔か否かを、ステップ201により検出された顔毎に判断する処理である。
そしてステップ204で、予め定められた利用者の顔と異なる顔と判断された顔が1つ以上存在するか否か判断する。このステップ204は、ステップ201により検出された顔のうち、ステップ203により予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することを検知する処理である。このステップ204で否定判断した場合、再びステップ201の処理を実行する。
一方、ステップ204で肯定判断した場合、ステップ205で、画像の視認性を低下させて表示する。このステップ205の処理は、ステップ204により、ステップ203により予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することが検知されたとき、表示部28により表示されている画像に代えて、その画像に比べて視認性の低い画像を表示するように表示部28を制御する処理である。
以上説明した処理により、予め定められた利用者が操作している画面を第三者が視認することを困難にすることが可能となる。
次に、上述した処理に、さらに距離を考慮して視認性を低下するか否か判断する処理を、図8のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップ301で、被写体を示す画像内に存在する全ての顔を検出する。次に、ステップ302で、検出した各顔の特徴量を取得する。次のステップ303で、検出した顔の特徴量と利用者特徴情報とに基づき、検出された顔が予め定められた利用者の顔か否かを検出された顔毎に判断する。
そしてステップ304で、予め定められた利用者の顔と異なる顔と判断された顔が1つ以上存在するか否か判断する。このステップ304で、否定判断した場合、再びステップ201の処理を実行する。
一方、ステップ304で肯定判断した場合、ステップ305で、予め定められた利用者の顔と異なる顔と判断された顔と、表示部28との距離を測定する。この距離の測定は、カメラ32から得られた画像に基づき行われる。具体的に例えば画像における顔の大きさから大体の距離を測定することができる。或いは測距センサを画像表示装置10に設け、その測距センサを用いるようにすることで、より正確な距離を測定することができる。
次に、ステップ306で、距離が所定距離内か否か判断する。このステップ306で、否定判断した場合、再びステップ301の処理を実行する。
一方、ステップ306で肯定判断、すなわち、測定された距離が所定の距離以下であることを検知した場合、ステップ307で、画像の視認性を低下させて表示する。
以上説明した処理により、予め定められた利用者が操作している画面を第三者が視認することを困難にすることが可能となる。また、視認可能な距離内に非利用者が存在する場合にのみ視認性を低下させるので、利用者の使い勝手が向上する。
また、上述した所定距離内における距離であるが、表示画像の内容が視認できるものとみなせる距離として、予め実機による実験や実機の仕様に基づき、コンピュータシミュレーション等によって得られた距離を適用することができる。
次に、図7で説明した処理に、さらに角度を考慮して視認性を低下するか否か判断する処理を、図9のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップ401で、被写体を示す画像内に存在する全ての顔を検出する。次に、ステップ402で、検出した各顔の特徴量を取得する。次のステップ403で、検出した顔の特徴量と利用者特徴情報とに基づき、検出された顔が予め定められた利用者の顔か否かを検出された顔毎に判断する。
そしてステップ404で、予め定められた利用者の顔と異なる顔と判断された顔が1つ以上存在するか否か判断する。このステップ404で、否定判断した場合、再びステップ201の処理を実行する。
一方、ステップ404で肯定判断した場合、ステップ405で、異なる顔とディスプレイとを結ぶ線分と、表示面とがなす角度を測定する。この角度の測定は、カメラ32から得られた画像に基づき行われる。具体的に例えば画像における顔の大きさと、顔の位置が画像の中央からどれだけ離れているかで大体の角度を測定することができる。或いは指向性のある測距センサを所定角度毎に画像表示装置10に複数個設け、センシングした測距センサの画像表示装置10における位置から角度が測定できるため、このような測距センサを用いるようにすることで、より正確な角度を測定することができる。
次に、ステップ406で、角度が所定範囲内か否か判断する。この角度の所定範囲として、例えば表示部28の視野角が挙げられる。近年の液晶ディスプレイは、所定の視野角となるように設計できるため、その視野角に応じた範囲とする。このステップ406で、否定判断した場合、再びステップ401の処理を実行する。
一方、ステップ406で肯定判断、すなわち、非利用者の顔に対して測定された角度が所定の範囲内であることを検知した場合、ステップ407で、画像の視認性を低下させて表示する。
以上説明した処理により、予め定められた利用者が操作している画面を第三者が視認することを困難にすることが可能となる。また、視認可能な角度の範囲内に非利用者が存在する場合にのみ視認性を低下させるので、利用者の使い勝手が向上する。
なお、図8で説明した距離を考慮した処理と、上述した図9で説明した角度を考慮した処理とを組み合わせて実行することも可能である。すなわち、図8のステップ306で、所定距離内に非利用者が存在すると判断された場合、次に図9のステップ405の処理で角度を測定し、ステップ406を実行することで、距離と角度とを考慮した処理を実行することができる。
次に、画像の視認性を低下させて表示するように表示部28を制御する場合には、画像の内容に応じて視認性を低下させる度合いを定める処理を、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、このフローチャートでは、「ぼかし」を例にしているが、上述した視認性を低下させる他の画像処理であっても良い。
まず、ステップ501で、画像の内容に文字を含むか否か判断する。ステップ501で肯定判断した場合には、ステップ503で、ぼかしの度合いを低めに定める。文字は多少ぼかしても利用者には視認できるが、少し離れた非利用者には視認不可能となる。
一方、ステップ501で否定判断した場合、次のステップ502で、サムネイル表示か否か判断する。ステップ502で肯定判断した場合には、上記ステップ503で、ぼかしの度合いを低めに定める。サムネイル表示における各画像は多少ぼかしても利用者には視認できるが、少し離れた非利用者は、各画像が小さいため視認不可能となる。
一方、ステップ502で否定判断した場合、ぼかしの度合いを高めに定める。これは、画像がサムネイル表示と比較して大きいため、ぼかしの度合いを高めに定めなければ非利用者が視認不可能とならないためである。
このように、画像の内容に応じて視認性を低下させることで、利用者の使い勝手を向上することができる。なお、非利用者の距離を考慮して視認性を低下させる度合いを定めるようにしても良い。
以上説明した画像処理装置10の応用例を、図11に示す。図11は、画像処理装置10と画像形成装置50とを例えばLANケーブルなどで接続した例を示している。この構成は、例えばメディアに記録された画像データを画像形成装置50が印刷するもので、その印刷する画像データを、利用者は画像表示装置10で選択することができる。
このとき、画像が表示されるため、上述した画像表示装置10の処理を適用することができる。
なお、図11に示されるように、この構成では測距センサ40が設けられている。この測距センサ40は、下面から見ると図12に示されるようになっており、画像表示装置の下面に設けられることで、利用者及び非利用者の身長に考慮されたものとなっている。
以上、本実施の形態で説明した各フローチャートにおける処理の流れは一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で処理順序を入れ替えたり、新たなステップを追加したり、不要なステップを削除したりすることができることは言うまでもない。
10 画像処理装置
20 HDD
28 表示部
32 カメラ
34 バス
40 測距センサ
20 HDD
28 表示部
32 カメラ
34 バス
40 測距センサ
Claims (6)
- 画像を表示する表示手段と、
前記表示手段により前記画像が表示される表示面側の被写体を撮像する撮像手段と、
当該画像表示装置の予め定められた利用者の顔の特徴量を示すと共に、前記撮像手段による撮像画像に基づく情報である利用者特徴情報を記録する記録手段と、
前記撮像手段による撮像で得られた被写体を示す被写体像から顔を検出する顔領域検出手段と、
前記顔領域検出手段により検出された顔の特徴量と、前記記録手段により記録された前記利用者特徴情報とに基づき、前記顔領域検出手段により検出された顔が前記予め定められた利用者の顔か否かを、前記顔領域検出手段により検出された顔毎に判断する判断手段と、
前記顔領域検出手段により検出された顔のうち、前記判断手段により前記予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することを検知する非利用者検知手段と、
前記非利用者検知手段により、前記判断手段により前記予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することが検知されたとき、前記表示手段により表示されている前記画像に代えて、前記画像に比べて視認性の低い画像を表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、
を有する画像表示装置。 - 前記顔領域検出手段により検出された顔に対して、該顔と前記表示手段との距離を測定する測距手段を更に有し、
前記非利用者検知手段は、更に該非利用者の顔に対して前記測距手段により測定された距離が所定の距離以下であることを検知し、
前記制御手段は、前記非利用者検知手段により、更に該非利用者の顔に対して前記測距手段により測定された距離が所定の距離以下であることが検知されたとき、前記表示手段により表示されている前記画像に代えて、前記画像に比べて視認性の低い画像を表示するように前記表示手段を制御する請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記顔領域検出手段により検出された顔に対して、該顔と前記表示手段とを結ぶ線分と、前記表示面とがなす角度を測定する角度測定手段を更に有し、
前記非利用者検知手段は、更に該非利用者の顔に対して前記角度測定手段により測定された角度が所定の範囲内であることを検知し、
前記制御手段は、前記非利用者検知手段により、更に該非利用者の顔に対して前記角度測定手段により測定された角度が所定の範囲内であることが検知されたとき、前記表示手段により表示されている前記画像に代えて、前記画像に比べて視認性の低い画像を表示するように前記表示手段を制御する請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。 - 前記制御手段は、前記画像の視認性を低下させて表示するように前記表示手段を制御する場合には、前記画像の内容に応じて視認性を低下させる度合いを定める請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 前記撮像手段による撮像範囲が、前記表示手段による表示画像を視認可能な位置の被写体を撮像できる範囲とされている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
- 画像を表示する表示手段により前記画像が表示される表示面側の被写体を撮像する撮像手段による撮像で得られた被写体を示す被写体像から顔を検出する顔領域検出ステップと、
前記顔領域検出ステップにより検出された顔の特徴量と、予め定められた利用者の顔の特徴量を示すと共に、前記撮像手段による撮像画像に基づく情報である利用者特徴情報とに基づき、前記顔領域検出ステップにより検出された顔が前記予め定められた利用者の顔か否かを、前記顔領域検出ステップにより検出された顔毎に判断する判断ステップと、
前記顔領域検出ステップにより検出された顔のうち、前記判断ステップにより前記予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することを検知する非利用者検知ステップと、
前記非利用者検知ステップにより、前記判断ステップにより前記予め定められた利用者の顔と異なる非利用者の顔と判断された顔が1つ以上存在することが検知されたとき、前記表示手段により表示されている前記画像に代えて、前記画像に比べて視認性の低い画像を表示するように前記表示手段を制御する制御ステップと、
を有する処理をコンピュータに実行させるための画像表示プログラム。
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JP2007015468A JP2008181015A (ja) | 2007-01-25 | 2007-01-25 | 画像表示装置、画像表示プログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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