JP2008180884A - 液体レンズ装置およびカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】被写界側の曲率と撮像側の曲率とが異なる液体レンズを形成する。
【解決手段】液体レンズ装置において、流体加圧口241が形成された円筒230と、円筒230の両端面231,232をそれぞれ塞ぎ、内部にレンズ室LCを形成する第1および第2の弾性膜210および220と、レンズ室LCを加圧する加圧手段250とを備え、加圧手段250により加圧されたレンズ室LC内の圧力により第1および第2の弾性膜210および220が変形する量を異なるように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体レンズ装置およびカメラに関する。
従来から、レンズ内部に液体を充填して、光学面の形状を変化させる液体レンズが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2002−147620号公報
しかしながら、従来の液体レンズは、被写界側の曲率と撮像側との曲率が同一であり、所望の光学特性を得ることが難しい場合がある。
請求項1の発明による液体レンズ装置は、流体加圧口が形成された円筒と、円筒の両端面をそれぞれ塞ぎ、内部にレンズ室を形成する第1および第2の弾性膜と、レンズ室を加圧する加圧手段とを備え、加圧手段により加圧されたレンズ室内の圧力により第1および第2の弾性膜が変形する量を異なるように構成したことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の液体レンズ装置において、第1および第2の弾性膜がレンズ室の圧力を受ける受圧面積を異なるように構成し、レンズ室内の圧力により第1および第2の弾性膜が変形する量を異なるようにしたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の液体レンズ装置において、第1および第2の弾性膜は、所定の異なった張力をそれぞれ与えて円筒の両端面に設けられ、レンズ室内の圧力により第1および第2の弾性膜が変形する量を異なるようにしたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1の液体レンズ装置において、第1および第2の弾性膜がレンズ室の圧力を受ける受圧面積を等しく、かつ、第1および第2の弾性膜の厚みおよびヤング率の少なくともいずれか一方を異なるように構成して、レンズ室内の圧力により第1および第2の弾性膜が変形する量を異なるようにしたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項の液体レンズ装置において、第1および第2の弾性膜は円筒の端面にそれぞれ接合され、円筒の端面は、液体レンズ装置の使用状態における第1および第2の弾性膜の曲率と等しい曲率に形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明によるカメラは、請求項1乃至5のいずれか一項の液体レンズ装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、被写界側の曲率と撮像側の曲率とを異ならせることができるので、所望の光学特性を得ることができる。
−第1の実施の形態−
図面を参照しながら、本発明の第1の実施の形態による液体レンズ装置を有するデジタルカメラについて説明する。
図1はデジタルカメラの正面斜視図である。カメラ本体1には、液体レンズ装置20を有するレンズ鏡筒2、電源スイッチ3、レリーズボタン4、および撮影モードの設定操作を行うモードダイヤル5が設けられている。レンズ鏡筒2は、電源スイッチ3のオン操作に応じて光軸方向へカメラ本体1から繰り出され、電源スイッチ3のオフ操作に応じてカメラ本体1内に格納される沈胴式レンズ鏡筒である。
図2を用いて、液体レンズ装置20について説明する。図2は液体レンズ装置20の光軸を含む面内の断面を示す。図2において、実線の矢印Cで示す方向が被写体側、破線の矢印Dで示す方向が撮像面側である。なお、図2の一点鎖線は光軸を示す。
液体レンズ装置20は、第1の透明部材210、第2の透明部材220、円筒状の筒部材230、管路240、液体供給量調節部250、および制御部260を有する。第1の透明部材210および第2の透明部材220は、弾性変形可能な透明な薄膜材である。これら第1の透明部材210と第2の透明部材220とが液体レンズ装置20の光学面を形成する。なお、この実施の形態では、第1の透明部材210および第2の透明部材220は、同一の厚みを有する同一材質で構成されている。
筒部材230は、テーパー形状の円筒体であり、一方の端部231の径d1と他方の端部232の径d2とが異なる。なお、本実施の形態においては、径d1は径d2よりも大きいものとして説明する。筒部材230の端部231には、第1の透明部材210が接合される。端部231の第1の透明部材210との接合面231aは、光軸に沿って被写体側に凸面として所定の曲率に形成されたリング形状の面である。この接合面231aの曲率は、後述する液体レンズ装置20が加圧されて、使用状態になったときの第1の透明部材210の曲率とほぼ等しくなるように形成される。また、筒部材230の端部232には、第2の透明部材220が接合される。端部232の第2の透明部材との接合面232aは、端部231の接合面231aと同様に、光軸に沿って撮像面側に凸面として所定の曲率に形成されたリング形状の面である。この接合面232aの曲率についても、接合面231aの曲率と同様に、液体レンズ装置20が加圧されて、使用状態になったときの第2の透明部材220の曲率とほぼ等しくなるように形成される。本実施の形態においては、接合面231aと232aには、それぞれ異なる曲率が形成されている。筒部材230と第1の透明部材210、および筒部材230と第2の透明部材220は、たとえばシール材などを用いて接合され、内部にレンズ室LCが形成される。
第1の透明部材210、第2の透明部材220、および筒部材230により形成されたレンズ室LCに、所望の屈折率を有する所定量の液体200、たとえば水、油、アルコールなどが充填される。空間内に充填された液体200の圧力に応じて、第1の透明部材210および第2の透明部材220が変形する。レンズ室LCが加圧されると、第1の透明部材210は、筒部材230の端部231の径d1の範囲内で、光軸に沿う被写体側に凸に変形する。第2の透明部材220は、筒部材230の端部232の径d2の範囲内で、光軸に沿う撮像面側に凸に変形する。すなわち、第1の透明部材210は、接合面231aに形成された曲率とほぼ等しい曲率に変形する。同様に、第2の透明部材220についても、光軸方向に対して、接合面232aに形成された曲率とほぼ等しい曲率に変形する。
レンズ室LCが加圧された使用状態では、液体200の圧力が第1の透明部材210および第2の透明部材220のそれぞれの単位面積に対して均一に加わる。径d2よりも径d1のほうが大きいので、第1の透明部材210の変形可能な範囲に加わる圧力は、第2の透明部材220の変形可能な範囲に加わる圧力よりも大きい。したがって、第1の透明部材210の光軸に沿う被写体側への変形量は第2の透明部材220の光軸に沿う撮像面側への変形量よりも大きくなる。すなわち、第1の透明部材210は第2の透明部材220よりも大きな曲率で変形する。この結果、被写体側と撮像面側において曲率の異なる両凸の光学レンズが形成される。
筒部材230の周面には、注入口241が設けられ、この注入口241には可撓性の管路240の一端が接続されている。管路240の他端は、液体供給量調節部250に接続されている。
液体供給量調節部250は、シリンダ251およびピストン252を備え、液体レンズ装置20のレンズ室LCを加圧する加圧装置として機能する。ピストン252は、シリンダ251の内部に、図2における左右方向に往復可能に設けられる。ピストン252が図2の左方向へ駆動すると、ピストン252の駆動量に応じてレンズ室LCが加圧される。また、ピストン252が図2の右方向へ駆動すると、ピストン252の駆動量に応じてレンズ室LCが減圧される。
制御部260は、液体供給量調節部250によりピストン252の駆動量を制御して、レンズ室LC内の圧力を制御する。
電源スイッチ3から電源オン信号を入力すると、まず、制御部260はレンズモータ280を駆動してレンズ鏡筒2を沈胴位置から撮影位置へ繰り出す。その後、制御部260は液体供給量調節部250を駆動制御する。すなわち、液体供給量調節部250は、ピストン252を予め定めた量だけ伸長させてレンズ室LC内を加圧する。レンズ室LCの加圧により、第1の透明部材210と第2の透明部材220とが、光軸方向(図2の矢印Aの方向)に変形して、所定の曲率の凸面となる。この状態で、液体レンズ装置20は、上述したような両凸の光学レンズを形成して使用状態となる。
電源スイッチ3から電源オフ信号を入力すると、制御部260は液体供給量調節部250を駆動制御する。すなわち、液体供給量調節部250は、伸長していたピストン252を収縮させてレンズ室LC内を減圧する。レンズ室LCの減圧により、第1の透明部材210と第2の透明部材220とが、光軸方向(図2の矢印Bの方向)に変形して、略フラットな平面になる。その後、制御部260は、レンズモータ280を駆動してレンズ鏡筒2を撮影位置から沈胴位置へ駆動する。
以上で説明した第1の実施の形態による液体レンズ装置20によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)液体レンズ装置20の筒部材230において、第1の透明部材210が固定される端部231の径d1と、第2の透明部材220が固定される端部232の径d2とを異なる大きさとした。レンズ室LCが加圧されると、径d1と径d2の大きさの違いにより、第1の透明部材210と第2の透明部材220とは曲率がそれぞれ異なった状態で凸に変形する。その結果、液体レンズ装置20は被写体側の曲率と撮像面側の曲率とが異なる両凸面形光学レンズを形成することができる。したがって、液体レンズ装置20で構成する光学系において、像面湾曲、歪曲収差(ディストーション)などを打ち消したり、主点の位置に関する設計をする際の自由度が向上した液体レンズを得ることができる。
(2)筒部材の端部231におけるリング状接合面231aの曲率を、レンズ室LCが加圧されて使用状態になった時の第1の透明部材210の曲率と略等しい形状とした。さらに、端部232におけるリング状接合面232aの曲率を、レンズ室LCが加圧されて使用状態になった時の第2の透明部材220の曲率と略等しい形状とした。図3(a)は接合面の曲率と透明部材の曲率とが異なる場合、図3(b)は接合面231aの曲率と第1の透明部材210の曲率とがほぼ等しい場合における接合面231a付近の拡大図である。図3(a)に示すように、接合面の曲率と透明部材の曲率とが異なると、透明部材の範囲Xと範囲Yとにおいてそれぞれ曲率が異なる。すなわち、透明部材の範囲X付近をレンズの光学面として使用することができなくなる。しかし、図3(b)に示すように、接合面231aの曲率と第1の透明部材210の曲率とが略等しい場合は、第1の透明部材210が全体として略同一の曲率を持つようになる。したがって、第1の透明部材210および第2の透明部材220は外周まで曲率を保つことができ、レンズの小型化に寄与する。
−第2の実施の形態−
図4を参照しながら、第2の実施の形態における液体レンズ装置30について、第1の実施の形態における液体レンズ装置20との相違点を主に説明する。
液体レンズ装置30は、第1の透明部材310、第2の透明部材320、筒部材330、管路340、液体供給量調節部350、および制御部360を有する。筒部材330は、一方の端部331の径d3の大きさと他方の端部332の径d4の大きさとが等しい円筒形の部材である。筒部材330の端部331には、第1の透明部材310が接合される。第1の透明部材310には、光軸中心から端部331により形成される円の外周の方向、すなわち図4に示す矢印Eの方向に向かって、所定の張力が付与される。
筒部材330の端部332には、第2の透明部材320が接合される。第2の透明部材320についても、第1の透明部材310と同様に、光軸中心から端部332により形成される円の外周の方向、すなわち図4に示す矢印Fの方向に向かって、所定の張力が付与される。なお、本実施の形態の液体レンズ装置30においては、第1の透明部材310に付与した張力よりも、第2の透明部材に付与した張力の方が大きいものとする。また、この実施の形態においても、第1の透明部材310および第2の透明部材320は、同一の厚みを有する同一材質で構成されている。
第1の透明部材310および第2の透明部材320のリング状接合面331a、332aは、第1の実施の形態と同様に、光軸方向に対して所定の曲率を持って形成される。接合面331aにおける曲率は、液体レンズ装置30の使用時における第1の透明部材310の曲率とほぼ等しい曲率となるように形成される。接合面332aにおける曲率についても同様に、液体レンズ装置30の使用時における第2の透明部材320の曲率とほぼ等しい曲率となるように形成される。
上述した構成を有する液体レンズ装置30のレンズ室LCに、管路340および注入口341を介して液体供給量調節部350から液体300により加圧すると、第1の透明部材310は光軸に沿う被写体側へ変形し、第2の透明部材320は光軸に沿う撮像面側へ変形する。第1の透明部材310および第2の透明部材320の受圧面積は等しいので、それぞれの部材に加わる圧力は等しくなる。このとき、第1の透明部材310に付与された張力は、第2の透明部材320に付与された張力よりも小さいので、第1の透明部材310は第2の透明部材320よりも光軸方向の変形量が大きくなる。したがって、第1の透明部材310の曲率は、第2の透明部材320の曲率よりも大きくなる。その結果、液体レンズ装置30は被写体側と撮像面側において曲率の異なる両凸の光学レンズを形成する。
以上で説明した第2の実施の形態における液体レンズ装置30によれば、第1の実施の形態により得られる作用効果の(2)で説明したものに加えて、以下の作用効果が得られる。
第1の透明部材310を筒部材330に接合する際に付与する張力と、第2の透明部材320を筒部材330に接合する際に付与する張力とを異ならせた。その結果、レンズ室LCが加圧されて液体レンズ装置30が使用状態になったときに、第1の透明部材310と第2の透明部材320とに加わる圧力は等しいが、それぞれに付与された張力が異なるため、第1の透明部材310と第2の透明部材320とは光軸方向への曲率がそれぞれ異なって変形する。すなわち、液体レンズ装置30は被写体側の曲率と撮像面側の曲率とが異なる両凸の光学レンズを形成することができる。したがって、液体レンズ装置30で構成する光学系において、像面湾曲、歪曲収差(ディストーション)などを打ち消したり、主点の位置に関する設計をする際の自由度を向上することができる。
−第3の実施の形態−
図5を参照しながら、第3の実施の形態における液体レンズ装置40について、第2の実施の形態における液体レンズ装置30との相違点を主に説明する。第3の実施の形態の液体レンズ装置40においては、厚みの異なる同一材質からなる第1の透明部材410と第2の透明部材420を円筒部材430の両端面に接合している。これにより、レンズ室LCが加圧されたとき、第1の透明部材410と第2の透明部材420は、異なる曲率にて変形する。
−第4の実施の形態−
図6を参照しながら、第4の実施の形態における液体レンズ装置50について、第1の実施の形態における液体レンズ装置20との相違点を主に説明する。第4の実施の形態の液体レンズ装置50においては、円筒部材530の両端の外径は等しいが、被写体側の開口の内径d7を撮像面側の開口の内径d8より大きくしている。これにより、第1の透明部材510の受圧面積A1は、第2の透明部材520の受圧面積A2より大きくなり、レンズ室LCが加圧されたとき、第1および第2の透明部材510および520は異なる曲率にて変形する。
なお、図7に示すような円筒部材630を使用して、第1の透明部材510の受圧面積A1を第2の透明部材520の受圧面積A2より大きくしてもよい。
以上では、液体レンズ装置で両凸レンズを構成するようにしたが、図8〜図11に示すような両凹レンズとしてもよい。
図8は、第1の実施の形態における液体レンズ装置20と同様な構成を採用して両凹面形光学レンズとして構成した液体レンズ装置を示す。第1の透明部材610の受圧面積A1は第2の透明部材620の受圧面積A2より大きい。制御部260によりピストン252を収縮してレンズ室LCを減圧すると、第1および第2の透明部材610および620がそれぞれ異なった曲率の凹形状に変形する。受圧面積A1の第1の透明部材610の曲率は、受圧面積A2の第2の透明部材620の曲率よりも大きくなる。
図9は、第2の実施の形態における液体レンズ装置30と同様な構成を採用して両凹面形光学レンズとして構成した液体レンズ装置を示す。この場合、制御部360によりピストン352を収縮してレンズ室LCを減圧すると、第1および第2の透明部材710および720がそれぞれ異なった曲率の凹形状に変形する。張力の小さい第1の透明部材710の曲率は、張力が大きな第2の透明部材720の曲率よりも大きくなる。
図10は、第3の実施の形態における液体レンズ装置40と同様な構成を採用して両凹面形光学レンズとして構成した液体レンズ装置を示す。この場合、制御部460によりピストン452を収縮してレンズ室LCを減圧して、第1および第2の透明部材810および820がそれぞれ異なった曲率の凹形状に変形する。厚みの薄い第1の透明部材810の曲率は、厚みが厚い第2の透明部材820の曲率よりも大きくなる。
図11は、第4の実施の形態における液体レンズ装置50と同様な構成を採用して両凹面形光学レンズとして構成した液体レンズ装置を示す。第1の透明部材910の受圧面積A1は2の透明部材920の受圧面積A2より大きい。制御部560によりピストン552を収縮してレンズ室LCを減圧すると、第1および第2の透明部材910および920がそれぞれ異なった曲率の凹形状に変形する。受圧面積A1の第1の透明部材910の曲率は、受圧面積A2の第2の透明部材920の曲率よりも大きくなる。
なお、図12に示すような円筒部材630を使用して、第1の透明部材910の受圧面積A1を第2の透明部材920の受圧面積A2より大きくしてもよい。
液体供給量調節部250はシリンダ251およびピストン252により構成されるものに限定されず、レンズ室LCを所定の圧力に加圧および減圧できるものであればどのようなものでもよい。たとえば、ポンプと液体を溜めておくタンクなどにより構成されるものでもよい。
液体レンズ装置40において、厚みの異なる同一材質からなる第1の透明部材410と第2の透明部材420を円筒部材430の両端面に接合するものに代えて、材質の異なる第1の透明部材410aと第2の透明部材420aを用いてもよい。この場合、材質の違いにより、第1の透明部材410aと第2の透明部材420aの有するヤング率はそれぞれ異なる。したがって、第1の透明部材410aと第2の透明部材420aは同一圧力が加わったときの弾性変形による変形量が異なるので、レンズ室LCが加圧されると、第1の透明部材410aと第2の透明部材420aは、異なる曲率にて変形する。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
実施の形態によるカメラの外観を示す図である。 第1の実施の形態における液体レンズ装置の構成を説明する図である。 透明部材と筒部材の接合面付近の拡大図である。 第2の実施の形態における液体レンズ装置の構成を説明する図である。 第3の実施の形態における液体レンズ装置の構成を説明する図である。 第4の実施の形態における液体レンズ装置の構造を変形した例を示す図である。 第4の実施の形態の液体レンズ装置において筒部材の構造を変形した例を示す図である。 第1の実施の形態の液体レンズ装置を両凹面形光学レンズとして構成する場合を示す図である。 第2の実施の形態の液体レンズ装置を両凹面形光学レンズとして構成する場合を示す図である。 第3の実施の形態の液体レンズ装置を両凹面形光学レンズとして構成する場合を示す図である。 第4の実施の形態の液体レンズ装置を両凹面形光学レンズとして構成する場合を示す図である。 図11に示す液体レンズ装置において筒部材の構造を変形した例を示す図である。
符号の説明
20、30、40、50 液体レンズ装置
200、300、400、500 液体
210、310、410、510 第1の透明部材
220、320、420、520 第2の透明部材
230、330、430、530 筒部材
231、331、431,540 端部
231a、331a、431a、531a 接合面
232、332、432、532 端部
232a、332a、432a、532a 接合面
241、341、441、541 注入口
250、350、450、550 液体供給量調節部
LC レンズ室

Claims (6)

  1. 流体加圧口が形成された円筒と、
    前記円筒の両端面をそれぞれ塞ぎ、内部にレンズ室を形成する第1および第2の弾性膜と、
    前記レンズ室を加圧する加圧手段とを備え、
    前記加圧手段により加圧された前記レンズ室内の圧力により前記第1および第2の弾性膜が変形する量を異なるように構成したことを特徴とする液体レンズ装置。
  2. 請求項1に記載の液体レンズ装置において、
    前記第1および第2の弾性膜が前記レンズ室の圧力を受ける受圧面積を異なるように構成し、前記レンズ室内の圧力により前記第1および第2の弾性膜が変形する量を異なるようにしたことを特徴とする液体レンズ装置。
  3. 請求項1に記載の液体レンズ装置において、
    前記第1および第2の弾性膜は、所定の異なった張力をそれぞれ与えて前記円筒の両端面に設けられ、前記レンズ室内の圧力により前記第1および第2の弾性膜が変形する量を異なるようにしたことを特徴とする液体レンズ装置。
  4. 請求項1に記載の液体レンズ装置において、
    前記第1および第2の弾性膜が前記レンズ室の圧力を受ける受圧面積を等しく、かつ、前記第1および第2の弾性膜の厚みおよびヤング率の少なくともいずれか一方を異なるように構成して、前記レンズ室内の圧力により前記第1および第2の弾性膜が変形する量を異なるようにしたことを特徴とする液体レンズ装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の液体レンズ装置において、
    前記第1および第2の弾性膜は前記円筒の端面にそれぞれ接合され、前記円筒の端面は、液体レンズ装置の使用状態における前記第1および第2の弾性膜の曲率と等しい曲率に形成されていることを特徴とする液体レンズ装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液体レンズ装置を備えることを特徴とするカメラ。
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