JP2008180546A - 3端子コンデンサの耐電圧試験方法及びその耐電圧試験器 - Google Patents

3端子コンデンサの耐電圧試験方法及びその耐電圧試験器 Download PDF

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Abstract

【課題】簡便な装置で3端子コンデンサの耐電圧試験の試験工数を大幅に削減し、かつ被試験3端子コンデンサを1回の耐電圧試験工程で耐電圧試験を完了させる技術を提供する。
【解決手段】第1外部端子1aと第2外部端子1bとの間には抵抗や定電流ダイオード等でなるリーク電流制限素子5Bを介して試験電圧装置5Aを接続している。この試験電圧装置5Aは当該耐電圧試験器の中に組込まれており、前記第1外部端子1aと前記第2外部端子1bとの間に直流電圧を印加する装置である。前記第1外部端子1aと第3外部端子1cとの間にサージ吸収素子6を接続する。前記第2外部端子1bと前記第3外部端子1cとの間にサージ吸収素子7を接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、4輪車両や2輪車両に搭載される車両ホーン装置の接点に於けるアーク消弧用の3端子コンデンサの耐電圧試験方法及びその耐電圧試験器に関する。
この種、従来の技術の一つの例によれば、図6に示す特開2003−43098の公開特許公報に開示されたコンデンサの絶縁耐電圧試験方法及び試験装置の技術がある。これについて説明すれば、コンデンサの製造工程に於いて、焼成(S1)を経て断面研磨(S2)に入る。この断面研磨(S2)は、コンデンサを焼成した後にロット抜取りで製品を研磨し、その断面を顕微鏡で見て微小欠陥の有無を確認することにより該コンデンサ内部の異常を検出する。そして、該コンデンサの外部電極をメッキ処理し(S3)試験工程に入る。該試験工程では先づ、被試験コンデンサに破壊電圧を印加し、耐圧試験を行なう(S4)。ここで破壊した被試験コンデンサは不良品として除外される。破壊しなかった被試験コンデンサは良品として次の絶縁耐圧試験(S5)に入る。
絶縁耐圧試験(S5)は、先ずAC電圧あるいはDC電圧にAC電圧を重畳した電圧を被試験コンデンサに印加して劣化を加速させる(S51)。その後にDC定格電圧を被試験コンデンサに印加し一定時間経過後に漏れ電流の測定を開始する(S52)。そして所定の時間内でその測定値が第1の漏れ電流基準値を超えない場合は良品、また越えた場合は不良品と判定する(S53)。以上の各ステップから構成する第1の試験工程と、第1の試験工程で良品と判定された被試験コンデンサに対し、試験電圧としてDC定格電圧より低い電圧、例えば一般的な使用電圧の低電圧を印加し第1の試験工程と同様に漏れ電流を測定し(S54)、その漏れ電流が第2の漏れ電流基準値を超えない場合は良品、また越えた場合は不良品と判定する(S55)ステップから構成される第2の試験工程とを備えている。ここで、第1の試験工程において、ステップS51は、被試験コンデンサが無極性の場合はAC電圧、有極性の場合はDC電圧にAC電圧を重畳させた電圧を印加し、AC電圧でくり返しストレスを加えることにより劣化を加速させる。即ち、コンデンサ内部に微小欠陥などが存在する場合に、この欠陥をAC電圧を印加することにより顕在化させて次ステップS52、S53でこの種の不良品の検出を可能にし出荷後の製品品質を安定させる。
また、第2の試験工程において、本試験工程では第1の試験工程のDC定格電圧の代わりに低電圧、例えば一般的な使用電圧を印加し、漏れ電流値の波形を連続的にモニターする。印加電圧を下げると漏れ電流値が小さくなり、かつ波形が相対的に小さな振れとなることから、内部欠陥部に起因する漏れ電流の揺らぎが生じた場合、際だったピーク波形として観測することができる。つまり、このピーク値により絶縁層内部に存在する微小欠陥に起因する漏れ電流の揺らぎを容易に検出することができる、このピーク値を最適な基準値と比較して良否を判定することにより第1の試験工程で検出できなかった不良品を検出する。そして、ステップS54において、第1の試験工程が良品と判定された被試験コンデンサに対してDC低電圧を印加し漏れ電流を測定する。次にステップS55でこの漏れ電流の測定値が第2の基準値以内か判定する。DC低電圧を印加した時は充電電流が流れるので大きく、これが除々に減少し更に余裕を見た時間で安定する。不良品はピーク値が第2の基準値を越えているので不良品と判定する。良品はピークはあるが基準値を越えていないので良品と判定される。
次に静電容量、tanδ測定(S6)を実施する。そしてこの測定結果にも問題のないものが包装、出荷(S7)されることになる。
次に、この種、従来の技術の他の例として図7に示す3端子コンデンサに於いてその耐電圧試験方法について説明する。ここで、3端子コンデンサ1は図7に示すように、被試験コンデンサ素子1Aの両端面に第1及び第2外部端子1a、1bを設け、さらに該被試験コンデンサ素子1Aの側面に設けかつ該被試験コンデンサ素子1Aの外表面、すなわち外装ケースに接続する第3外部端子1cを備えている。図中、2、3は前記第1、第2外部端子1a、1bに接続されたリード線である。そして、該3端子コンデンサ1は例えば、4輪車両若しくは2輪車両に搭載されている車両ホーン装置の接点切換時に発生するアークを消弧するための電子部品として使用される。
ところで、前記3端子コンデンサを例えば、自動車用電装部品として所定品質を保持するためには、前記各外部端子1a、1b及び1c間で所定の耐電圧強度を備える必要があり、特に該3端子コンデンサ1の製造側としては所定の耐電圧試験を終了した後に良品として納入先に出荷することが要請される。ここで、従来の技術に於ける3端子コンデンサ1は図8に示すような耐電圧試験が実施されていた。すなわち、図8(a)は被試験3端子コンデンサ1Tの第1及び第2外部端子1a、1b間に例えば1200(V)程度の直流高圧試験電圧4を印加する構成を示している。
また、図8(b)は被試験3端子コンデンサ1Tの第1及び第3外部端子1a、1c間に例えば1200(V)程度の直流高圧試験電圧4を印加する構成を示している。
さらに、図8(c)は被試験3端子コンデンサ1Tの第3及び第1外部端子1c、1a間に例えば1200(V)程度の直流高圧試験電圧4を印加する構成を示している。
そして、上述の被試験3端子コンデンサ1Tに於ける良品有無の判定基準は前記第1及び第2外部端子1a、1b間、前記第1及び第3外部端子1a、1c間、さらに前記第3及び第1外部端子間にリーク電流が流れないか又はそのリーク電流が例えば5(mA)程度の規定値内の微小電流値であるとき良品とされ、それ以外は不良品と判断される。かかる場合、被試験3端子コンデンサ1Tの前記外部端子1a、1b、1c間の電気的絶縁が保証されたものとみなされる。
図中、4aは直流高圧試験電圧4のマイナス極側端子と被試験3端子コンデンサ1Tの第1外部端子1aとを接続するリード線である。4bは直流高圧試験電圧4のプラス極側端子と被試験3端子コンデンサ1Tの第2外部端子1bとを接続するリード線である。4cは直流高圧試験電圧4のプラス極側端子と被試験3端子コンデンサ1Tの第3外部端子1cとを接続するリード線である。4dは直流高圧試験電圧のマイナス極側端子と被試験3端子コンデンサ1Tの第3外部端子1cとを接続するリード線である。
特開2003−43098公開特許公報
前述した従来の技術に於ける一つの例によれば、被試験コンデンサの絶縁耐圧試験はその試験工程に於いて第1の試験工程及び第2の試験工程を行なう必要があり、試験工数が増大するうえにこの絶縁耐圧試験を実施するための装置が例えば試験台、被試験コンデンサの搬入機構、測定データを出力する測定部、被試験コンデンサの良品トレイや不良品トレイに類別して排出する排出機能、制御プログラムを記憶する第1記憶媒体、ロット別良否データを生成して出力する演算部及びロット別良否データを記憶する第2記憶媒体を備えており、大規模かつ大型化し、設備費用も嵩みコンデンサの簡便な耐電圧試験には不向きであるという問題点があった。
従来の技術に於ける他の例によれば、前記従来の技術に於ける一つの例と同様に被試験3端子コンデンサ1Tの耐電圧試験工数が増大し、特に該被試験3端子コンデンサ1Tの第1ないし第3外部端子1a、1b、1c間の耐電圧を別個に試験するので少なくとも3回の耐電圧試験を実施することが要請され、不馴れな作業員によるとき、耐電圧試験忘れのリスクも惹起され易く不良品が出荷されるという問題点があった。また、被試験3端子コンデンサ1Tの1個の耐電圧試験で完了する方法もあるが、耐電圧試験器の数が増大し、試験設備コストが従前に比べて余分にかかるという弊害もあった。
本発明は簡便な装置で3端子コンデンサの耐電圧試験の試験工数を大幅に削減し、かつ被試験3端子コンデンサを1回の耐電圧試験工程で耐電圧試験を完了させることを特徴とした3端子コンデンサの耐電圧試験方法及びその耐電圧試験器を提供することを目的としたものであって、次の構成、手段から成立する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と該被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との間、該被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間の耐電圧を実施する3端子コンデンサの試験方法に於いて、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間にそれぞれ単一又は複数個のサージ吸収素子を接続し、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子との間にリーク電流制限素子を介して被試験電圧を印加することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明に於いて、前記サージ吸収素子はバリスタ又はツェナーダイオードで構成されることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明に於いて、前記リーク電流制限素子は抵抗又は定電流ダイオードで構成されることを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と該被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との間、該被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間の耐電圧を実施する3端子コンデンサの試験器に於いて、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間にそれぞれ単一又は複数個のサージ吸収素子を接続し、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子との間にリーク電流制限素子を介して被試験電圧装置を接続したことを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明に於いて、前記サージ吸収素子はバリスタ又はツェナーダイオードで構成されることを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、請求項4記載の発明に於いて、前記リーク電流制限素子は抵抗又は定電流ダイオードで構成されることを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、請求項4記載の発明に於いて、前記3端子コンデンサは試験台に備えたコンデンサ保持部材に吸着・取外しされて耐電圧試験を実施することを特徴とする。
本発明に係る3端子コンデンサの耐電圧試験方法及びその耐電圧試験器は叙上の構成を有するので次の効果がある。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と該被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との間、該被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間の耐電圧を実施する3端子コンデンサの試験方法に於いて、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間にそれぞれ単一又は複数個のサージ吸収素子を接続し、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子との間にリーク電流制限素子を介して被試験電圧を印加することを特徴とする3端子コンデンサの耐電圧試験方法を提供する。
このような構成としたので、被試験用の3端子コンデンサに於ける耐電圧試験の試験工数を大幅に削減し特に、当該3端子コンデンサを1回の耐電圧試験工程で耐電圧試験を完了させる試験方法を提供できるという効果がある。
請求項2記載の発明によれば、前記サージ吸収素子はバリスタ又はツェナーダイオードで構成されることを特徴とする請求項1記載の3端子コンデンサの耐電圧試験方法を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、当該3端子コンデンサの耐電圧試験に用いるサージ吸収素子を汎用のバリスタ又はツェナーダイオードで代替させることができ、その実施化が容易になるという効果がある。
請求項3記載の発明によれば、前記リーク電流制限素子は抵抗又は定電流ダイオードで構成されることを特徴とする請求項1記載の3端子コンデンサの耐電圧試験方法を提供する。
このような構成としたので、請求項1記載の発明の効果に加えて、リーク電流制限素子を汎用の抵抗又は定電流ダイオードで代替させることができ、その実施化が容易になるという効果がある。
請求項4記載の発明によれば、被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と該被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との間、該被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間の耐電圧を実施する3端子コンデンサの試験器に於いて、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間にそれぞれ単一又は複数個のサージ吸収素子を接続し、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子との間にリーク電流制限素子を介して被試験電圧装置を接続したことを特徴とする3端子コンデンサの耐電圧試験器を提供する。
このような構成としたので、被試験用の3端子コンデンサに於ける耐電圧試験の試験工数を大幅に削減し特に、当該3端子コンデンサを1回の耐電圧試験工程で耐電圧試験を完了させる試験器を提供できるという効果がある。
請求項5記載の発明によれば、前記サージ吸収素子はバリスタ又はツェナーダイオードで構成されることを特徴とする請求項4記載の3端子コンデンサの耐電圧試験器を提供する。
このような構成としたので、請求項4記載の発明の効果に加えて、当該3端子コンデンサの耐電圧試験に用いるサージ吸収素子を汎用のバリスタ又はツェナーダイオードで代替させることができ、その実施化が容易になる耐電圧試験器を提供する効果がある。
請求項6記載の発明によれば、前記リーク電流制限素子は抵抗又は定電流ダイオードで構成されることを特徴とする請求項4記載の3端子コンデンサの耐電圧試験器を提供する。
このような構成としたので、請求項4記載の発明の効果に加えて、リーク電流制限素子を汎用の抵抗又は定電流ダイオードで代替させることができ、その実施化が容易になる耐電圧試験器を提供する効果がある。
請求項7記載の発明によれば、前記3端子コンデンサは試験台に備えたコンデンサ保持部材に吸着・取外しされて耐電圧試験を実施することを特徴とする請求項4記載の3端子コンデンサの耐電圧試験器を提供する。
このような構成としたので、請求項4記載の発明の効果に加えて、試験作業員が簡単な設備で熟練を要することなく容易に耐電圧試験を実施することが可能となり、耐電圧試験工数及び設備費を大幅に削減するという効果がある。
以下、本発明に係る3端子コンデンサの耐電圧試験方法及びその耐電圧試験器に於ける実施の形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係る3端子コンデンサの耐電圧試験方法及びその耐電圧試験器に於ける実施の形態を示す電気回路構成図である。
1Tは被耐電圧試験3端子コンデンサであり、その外観構成図は図7に示している。そして、該被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tは被試験コンデンサ素子1Aの両端面に第1及び第2外部端子1a、1bを設け、さらに該被試験コンデンサ素子1Aの側面に設けかつ該被試験コンデンサ素子1Aの外表面、すなわち外装ケース1dに接続する第3外部端子1cを備えている。1dは該被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの外装ケースであり、例えば、鉄、Al等の金属製ハーメチック筒状ケース体であり、該被試験コンデンサ素子1Aを被包している。前記第1外部端子1aと前記第2外部端子1bとの間には抵抗や定電流ダイオード等でなるリーク電流制限素子5Bを介して試験電圧装置5Aを接続している。この試験電圧装置5Aは当該耐電圧試験器の中に組込まれており、前記第1外部端子1aと前記第2外部端子1bとの間に例えば1200(V)の直流電圧を印加する装置である。6は前記第1外部端子1aと前記第3外部端子1cとの間に接続されたサージ吸収素子であり、バリスタ又はツェナーダイオード等で構成され、その単一又は複数個を接続してなるものである。7は前記第2外部端子1bと前記第3外部端子1cとの間に接続されたサージ吸収素子であり、バリスタ又はツェナーダイオード等で構成され、その単一又は複数個を接続してなるものである。当該3端子コンデンサの耐電圧試験方法及びその耐電圧試験器は上述の構成に基づく試験方法であり、また耐電圧試験器である。
ここで被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの内部構造は図2に示す要部拡大断面図から明らかなように、外装ケース1dは導体で構成され、被試験コンデンサ素子1Aを被包している。該被試験コンデンサ素子1Aは該外装ケース1dの内側に隣接する部位に例えば図2に示すように3枚の絶縁体でなる外装フィルム1e、1e、1eを順次蒸着し若しくは積層しかつ重合せて構成し、その内側に絶縁体でなる例えば、誘電体フィルム1fと導体でなる例えばアルミニューム箔1gを順次・交互に複数枚又は多数枚を積層しかつ重合せ若しくは蒸着して構成する。
そして、3端子コンデンサの生産工場に於いて、良品として判断される3端子コンデンサは図2に示すように前記被試験コンデンサ素子1Aのアルミニューム箔1gの端部1g1は図2の実線で示すように前記外装フィルム1e、1e、1eにより前記外装ケース1dからしゃ断した状態を保持している。
然るに、該被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tを生産する過程の諸条件や悪環境の下に於いて、外装ケース1d内の例えば外装フィルム1e、1e、1eのずれ現象が惹起され、該アルミニューム箔1gの端部1g1が図2の仮想線1g2で示すように、例えば前記外装ケース1dの内壁に接触するか若しくは近接する状態になり、そのまま出荷する場合があり得る。かかる場合各種車両に搭載されたホーン装置にこれを使用すれば、上記第1、第2及び第3外部端子1a、1b及び1c間に著大なリーク電流が流れ、当該3端子コンデンサが破壊する。
そして、本発明は別の見方からすれば要するに被試験コンデンサ素子1Aに於いて、図2の実線で示す良品としての構造・形状を有するアルミニューム箔1gを検査・選定する方法若しくはその試験器を提供するものである。
而して、本発明に係る3端子コンデンサの耐電圧試験方法及び3端子コンデンサの耐電圧試験器は、被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と該被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との間、該被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間の耐電圧を実施する3端子コンデンサの試験方法に於いて、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間にそれぞれ単一又は複数個のサージ吸収素子を接続し、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子との間にリーク電流制限素子を介して被試験電圧を印加することを特徴とする3端子コンデンサの耐電圧試験方法、また、前記サージ吸収素子はバリスタ又はツェナーダイオードで構成されることを特徴とし、さらに、前記リーク電流制限素子は抵抗又は定電流ダイオードで構成されることを特徴とする3端子コンデンサの耐電圧試験方法である。
次に、本発明に係る3端子コンデンサの耐電圧試験方法等の実施の形態に基づき、その作用等について説明する。
工場で生産される被試験コンデンサ素子1Aが例えば、0.3(μF)であるとき、図1に示す構成に基づく耐電圧試験方法による試験電圧装置5Aは約1200(V)を適用する。当該被試験コンデンサ素子1Aが良品であれば、上述した図1に示す構成回路には通電しなく、つまりリーク電流が全く流れない。そして、当該被試験コンデンサ素子1Aが良品として保証された範囲内のコンデンサ素子としては、図1に示すように、一方において試験電圧装置5Aのプラス極側、リーク電流制限素子5B、リード線12、第2外部端子1b、リード線13、サージ吸収素子7、第3外部端子1c、リード線2、第1外部端子1a、リード線9及び試験電圧装置5のマイナス極側でなる閉回路にリーク電流I1が流れるが、このリーク電流I1は規格内の約5(mA)程度以下であることが望ましい。
図示しないが当該被試験コンデンサ素子1Aの耐電圧試験を実施する作業員は別置した又はこの回路構成に備えたリーク電流計測メータの表示部を目視によりリーク電流I1の該リーク電流値を認知し、該被試験コンデンサ素子1Aの良否を試験・判定する。
他方、試験電圧装置5Aのプラス極側、リーク電流制限素子5B、リード線12、第2外部端子1b、リード線3、第3外部端子1c、リード線11、サージ吸収素子6、リード線10、第1外部端子1a、リード線9及び試験電圧装置5Aのマイナス極側でなる閉回路にリーク電流I2が流れるが、このリーク電流I2も前述したリーク電流I1と同一条件及び同一の作業手順で当該被試験コンデンサ素子1Aの良否を試験・判定する。
次に、本発明に係る3端子コンデンサの耐電圧試験器の具体例について実施例1として図3に基づき説明する。
8は耐電圧試験器であり、試験台8A、該試験台8Aの上面に立設した電子部品収納兼補助部品設置台8B及び該試験台8Aの上面に備えたコンデンサ保持部材8C等で構成されている。前記コンデンサ保持部材8Cは被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tを載置し、例えば図3に示すように試験台8Aの上面に装着した略矩形でなる導体板8aと、該導体板8aの上面に固定されかつ導体でなる支持脚8bと、該支持脚8bの上面に固定されたマグネット製保持体8cとで構成される。該マグネット製保持体8cは上面の前・後に前記被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの長さ方向に適合しかつ相互間隔を有して2本の突起8d、8dを形成している。そして、この2本の突起8d、8d間に試験の際に、該被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tを吸着し又は試験終了後にこの吸着した状態から取外す。かくして、第3外部端子1cは被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの外装ケース1d、マグネット製保持体8c、支持脚8b及び導体板8aに電気的導通状態となる。
前記電子部品収納兼補助部品設置台8Bは上板8eと、該上板8eの左・右下面に立設した端部支持部材8f、8fと、中間支持部材8gとで構成されている。該上板8eの下面と、前記試験台8Aの上面間の空間(スペース)S内には電子部品や補助部品等が収納できるように構成している。前記端部支持部材8f、8f、中間支持部材8gは、上板8eの上面からねじ等の緊締部品8hを挿入し、該上板8eの下面に固定される。
前記第1外部端子1aは例えば、図3に示すように鉄やアルミニュームの金属材料でなる略L字状導体ブラケットで構成し、その底部1a1をリード線9で試験電圧装置5Aのマイナス極側に接続している。一方、該第1外部端子1aの底部1a1はリード線10で単一又は複数のサージ吸収素子6としてのバリスタの一方側に接続している。該サージ吸収素子6の他方側はリード線11でコンデンサ保持部材8Cの導体板8aの上面に接続し、前記第3外部端子1cと電気的に導通状態を形成している。また、前記第1外部端子1aの立設部1a2はリード線差込孔又はリード線係止部1a3を形成している。被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tのコンデンサ素子の一方端面に接続したリード線2はその自由端を裸線にして該リード線差込孔(リード線係止部)1a3に接続し又は係止する。このようにすると、前記第1外部端子1aと被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tのコンデンサ素子の一方端面が電気的に導通状態に形成される。
前記第2外部端子1bは、例えば図3に示すように第1外部端子1aと同一の材料でなる略L字状導体ブラケットで構成し、その底部1b1をリード線12で試験電圧装置5Aのプラス極側に抵抗等でなるリーク電流制限素子5Bを介して接続している。一方、該第2外部端子1bの底部1b1はリード線13で単一又は複数のサージ吸収素子7としてのバリスタの他方側に接続している。該サージ吸収素子7の一方側はリード線14でコンデンサ保持部材8Cの導体板8aの上面に接続し、前記第3外部端子1cと電気的に導通状態を形成している。また、前記第2外部端子1bの立設部1b2はリード線差込孔又はリード線係止部1b3を形成している。被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tのコンデンサ素子の他方端面に接続したリード線3はその自由端の裸線を該リード線差込孔(リード線係止部)1b3に接続し又は係止する。このように、前記第2外部端子1bと被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tのコンデンサ素子の他方端面が電気的に導通状態に形成される。
尚、リード線差込孔又はリード線係止部1b3は孔や係止部を必ずしも設けなくてもよい。
次に、上述した本発明に係る3端子コンデンサの耐電圧試験器等の具体例について、その取扱い手順や作用等について説明する。
工場等で生産された該3端子コンデンサは図3に示す被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tとしてコンデンサ保持部材8Cのマグネット製保持体8c上に載置する。このとき、被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの外装ケース1dは2本の突起8d、8d間に嵌込まれかつ該マグネット製保持体8cの吸引力によりマグネット製保持体8cの上面に吸着・固定される。そして、試験作業者は一方のリード線2及び他方のリード線3を手で掴み、その先端2a及び3aを第1外部端子1a及び第2外部端子1bのそれぞれのリード線差込孔(リード線係止部)1a3、1b3に例えば0.5秒間程度挿入して接触させまたは係止する。ここでリード線2、3の先端2a、3aは裸線となっており被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tのコンデンサ素子の両端は該第1外部端子1a及び第2外部端子1bに電気的導通状態となり、併せて第3外部端子1cにも電気的導通状態となる。又、リード線差込孔(リード線係止部)1a3、1b3が孔や係止部がない場合、試験作業者はリード線3を手で掴み第1外部端子1aの立設部1a2と第2外部端子1bの立設部1b2に、リード線2、3の先端2a、3aの裸線部を当接することで試験作業性を向上することができる。
而して、図1に示すように試験電圧装置5Aは約1200(V)を適用する。当該被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tが良品であれば、上述した図1に示す構成回路には通電しなく、つまりリーク電流が全く流れない。そして、当該被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tが良品として保証された範囲内のコンデンサ素子としては、図1及び図3に示すように、一方において試験電圧装置5Aのプラス極側、リーク電流制限素子5B、リード線12、第2外部端子1b、リード線13、サージ吸収素子7、コンデンサ保持部材8C、第3外部端子1c、リード線2、第1外部端子1a、リード線9及び試験電圧装置5のマイナス極側でなる閉回路にリーク電流I1が流れるが、このリーク電流I1は規格内の約5(mA)程度以下であることが望ましい。
図示しないが当該被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの耐電圧試験を実施する作業員は別置した又はこの回路構成に備えたリーク電流計測メータの表示部を目視によりリーク電流I1の該リーク電流値を認知し、該被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの良否を試験・判定する。
他方、試験電圧装置5Aのプラス極側、リーク電流制限素子5B、リード線12、第2外部端子1b、リード線3、第3外部端子1c、リード線11、サージ吸収素子6、リード線10、第1外部端子1a、リード線9及び試験電圧装置5Aのマイナス極側でなる閉回路にリーク電流I2が流れるが、このリーク電流I2も前述したリーク電流I1と同一条件及び同一の作業手順で当該被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの良否を試験・判定する。そこで、被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの良否の試験・判定を行なった後、試験済みの被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tは試験作業員によりマグネット製保持体8cの上面から取外し、良品は出荷用箱に、不良品は廃棄箱にそれぞれ区分けし投入する。次に、順次新規の被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの良否の試験・判定を同様な作業で繰返し行なう。このように、マグネット製保持体8cを配備したので該被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの着脱動作が容易かつ円滑になり、作業性が向上すると共に試験作業員にとって煩わしくないという特異点が存在する。また、試験台8Aの上面に空間(スペース)Sを設け、この中に定電流ダイオードやツェナーダイオード等の予備の電子部品や諸工具等を収納し、リーク電流制限素子5Bやサージ吸収素子6、7の代替用品としてその個数設定又は回路変更に際し、迅速に対応させることもできる。
次に、上述した本発明に係る3端子コンデンサの耐電圧試験方法及び耐電圧試験器で試験・判定した後、良品として出荷された3端子コンデンサを車両用ホーン装置に適用した場合について実施例2として説明する。
図4及び図5は2輪又は4輪の車両用ホーン装置の回路構成図であって、図4(a)は動作前の状態を示す当該車両用ホーン装置の回路構成図、図4(b)はコアがホーン、例えば平形ホーンのアマチュア(電機子)を吸引する状態を示す車両用ホーン装置の回路構成図、図5(a)は該アマチュアがコアに衝当した状態を示す車両用ホーン装置の回路構成図及び図5(b)は該アマチュアがコアから離開した状態を示す車両用ホーン装置の回路構成図である。
以下、良品としての3端子コンデンサ1Kを車両用ホーン装置に適用したときの回路構成に於いて説明する。
15は2輪又は4輪の車両用直流電流であって、例えば12(V)〜48(V)の電圧値を有する。16は該車両の運転席付近に備えたホーンスイッチである。17は励磁コイル17aを巻装したコアであり、ブレーカ接点18に接続されている。該ブレーカ接点18は固定接点18aと可動接点18bで構成され、前記励磁コイル17aが起磁力を発生したとき吸引されるアマチュア19の動作により開放する。20aはダイヤフラム20を構成するバイブレータであり、該アマチュア19がコア17に衝突したとき加振し音を発生する。そして、良品としての3端子コンデンサ1Kは第1外部端子1aが励磁コイル17aとブレーカ接点18の可動接点18bとの接続点に接続され、第2外部端子1b及び第3外部端子1cは車両用直流電源15の負極側と共に接地されている。
次に、前述した本発明の実施例2としての車両用ホーン装置の動作等を説明する。
車両のドライバーが必要に応じてホーンスイッチ16を押圧すればスイッチオンとなる(図4(b)に示す)。そこで、車両用直流電源15、ホーンスイッチ16、励磁コイル17a、ブレーカ接点8及び車両用直流電源15でなる閉回路が形成され導通状態となり、該励磁コイル17aが励起し、励磁力が発生する。このとき、コア17が図4(b)の矢印P1方向にアマチュア19を動作させ、該アマチュア19の変移によりダイヤフラム20も仮想線に示すように変化する。
そこで、該アマチュア19がある位置までコア17により吸引されると、該アマチュア19の係止部19aがブレーカ接点8の可動接点18bを押下げ、固定接点18aから離閉させる(図5(a)に示す)。
従って、前期励磁コイル17aに逆起電力が発生し、該ブレーカ接点18の可動、固定接点18a、18b間に図5(a)の矢印Fに示すような火花放電が誘発される。この火花放電現象は3端子コンデンサKにより吸収される。そして、前記励磁コイル17aが消磁されるが、前記ダイヤフラム20は慣性によりさらに図5(a)の実線で示すように変化し続け、該アマチュア19の先端がコア17に衝突する。この衝突による該アマチュア19の衝撃力は、該アマチュア19、該コア17を通じてダイヤフラム20及びハウジング(図示せず)を加振させ、音が発生する。そして、該アマチュア19の衝突後は衝突の跳ね返りとそれ自身のばね力により、該アマチュア19は図5(b)の矢印P2方向に動作し、該ダイヤフラム20は仮想線に示すように位置反発方向に変移し元の位置に復帰する。
かくして再びブレーカ接点18の可動点18bは固定接点18aに復元し接触する。この繰返し動作で車両用ホーン装置は警告音等を連続的に発生する。この音の高低は前記ダイヤフラム20の振動の周波数で決定される。
本発明に係る3端子コンデンサの耐電圧試験方法及びその耐電圧試験器に於ける実施の形態を示す電気回路構成図である。 本発明に係る被耐電圧試験3端子コンデンサ1Tの内部構造を示す要部拡大断面図である。 本発明に係る3端子コンデンサの耐電圧試験器の具体例であって、実施例1としての斜視図である。 本発明に係る良品としての3端子コンデンサを適用した車両用ホーン装置の回路構成図であって、(a)は動作前の状態を示す当該車両用ホーン装置の回路構成図、(b)はコアがホーン、例えば平形ホーンのアマチュア(電機子)を吸引する状態を示す車両用ホーン装置の回路構成図である。 本発明に係る良品としての3端子コンデンサを適用した車両用ホーン装置の回路構成図であって、(a)は該アマチュアが可動コアに衝当した状態を示す車両用ホーン装置の回路構成図、(b)は該アマチュアがコアから離開した状態を示す車両用ホーン装置の回路構成図である。 従来の技術に於ける一つのコンデンサの絶縁耐電圧試験方法を示すフローチャートである。 従来の技術の他の例としての3端子コンデンサの外観構成を示す斜視図である。 従来の技術に於ける3端子コンデンサの耐電圧試験方法であって、(a)は被試験3端子コンデンサの第1及び第2外部端子間、(b)は被試験3端子コンデンサの第1及び第3外部端子間、(c)は被試験3端子コンデンサの第2及び第3外部端子間の試験方法を示す図である。
符号の説明
1T 被耐電圧試験3端子コンデンサ
1K 良品としての3端子コンデンサ
1A 被試験コンデンサ素子
1a 被試験コンデンサ素子の第1外部端子(略L字状導体ブラケット)
1a1 被試験コンデンサ素子の第1外部端子の底部
1a2 被試験コンデンサ素子の第1外部端子の立設部
1a3 被試験コンデンサ素子の第1外部端子の立設部のリード線差込孔(リード線係止部)
1b 被試験コンデンサ素子の第2外部端子(略L字状導体ブラケット)
1b1 被試験コンデンサ素子の第2外部端子の底部
1a2 被試験コンデンサ素子の第2外部端子の立設部
1a3 被試験コンデンサ素子の第2外部端子の立設部のリード線差込孔(リード線係止部)
1c 被試験コンデンサ素子の第3外部端子(略L字状導体ブラケット)
1d 被耐電圧試験3端子コンデンサの外装ケース
1e 被耐電圧試験3端子コンデンサの外装フィルム
1f 被耐電圧試験3端子コンデンサの誘電体フィルム
1g 被耐電圧試験3端子コンデンサのアルミニューム箔
1g1 被耐電圧試験3端子コンデンサのアルミニューム箔の端部
1g2 被耐電圧試験3端子コンデンサのアルミニューム箔の端部の仮想線
2 一方のリード線
3 他方のリード線
4 直流高圧試験電圧
5A 試験電圧装置
5B リーク電流制限素子
6 サージ吸収素子
7 サージ吸収素子
8 耐電圧試験器
8A 耐電圧試験器の試験台
8B 耐電圧試験器の電子部品収納兼補助部品設置台
8C 耐電圧試験器のコンデンサ保持部材
8a 耐電圧試験器のコンデンサ保持部材の導体板
8b 耐電圧試験器のコンデンサ保持部材の支持部
8c 耐電圧試験器のコンデンサ保持部材のマグネット製保持体
8d 耐電圧試験器のコンデンサ保持部材のマグネット製保持体の突起
8e 耐電圧試験器の電子部品収納兼補助部品設置台の上板
8f 耐電圧試験器の電子部品収納兼補助部品設置台の端部支持部材
8g 耐電圧試験器の電子部品収納兼補助部品設置台の中間支持部材
8h 耐電圧試験器の電子部品収納兼補助部品設置台の緊締部品
9 リード線
10 リード線
11 リード線
12 リード線
13 リード線
14 リード線
15 車両用電源
16 ホーンスイッチ
17 コア
17a コアの励磁コイル
18 ブレーカ接点
18a ブレーカ接点の固定接点
18b ブレーカ接点の可動接点
19 アマチュア
20 ダイヤフラム
20a ダイヤフラムのバイブレータ
S 空間(スペース)
I1 リーク電流
I2 リーク電流

Claims (7)

  1. 被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と該被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との間、該被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間の耐電圧を実施する3端子コンデンサの試験方法に於いて、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間にそれぞれ単一又は複数個のサージ吸収素子を接続し、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子との間にリーク電流制限素子を介して被試験電圧を印加することを特徴とする3端子コンデンサの耐電圧試験方法。
  2. 前記サージ吸収素子はバリスタ又はツェナーダイオードで構成されることを特徴とする請求項1記載の3端子コンデンサの耐電圧試験方法。
  3. 前記リーク電流制限素子は抵抗又は定電流ダイオードで構成されることを特徴とする請求項1記載の3端子コンデンサの耐電圧試験方法。
  4. 被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と該被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との間、該被試験コンデンサ素子の一方端面に有した第1外部端子と被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び被試験コンデンサ素子の他方端面に有した第2外部端子との被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間の耐電圧を実施する3端子コンデンサの試験器に於いて、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間及び前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の外装ケースの外表面に有した第3外部端子との間にそれぞれ単一又は複数個のサージ吸収素子を接続し、前記被試験コンデンサ素子の一端面に有した第1外部端子と、前記被試験コンデンサ素子の他端面に有した第2外部端子との間にリーク電流制限素子を介して被試験電圧装置を接続したことを特徴とする3端子コンデンサの耐電圧試験器。
  5. 前記サージ吸収素子はバリスタ又はツェナーダイオードで構成されることを特徴とする請求項4記載の3端子コンデンサの耐電圧試験器。
  6. 前記リーク電流制限素子は抵抗又は定電流ダイオードで構成されることを特徴とする請求項4記載の3端子コンデンサの耐電圧試験器。
  7. 前記3端子コンデンサは試験台に備えたコンデンサ保持部材に吸着・取外しされて耐電圧試験を実施することを特徴とする請求項4記載の3端子コンデンサの耐電圧試験器。
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