JP2008179071A - 液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体収容容器から取り込んだ液体を、拡大通路を経由してフィルタを通過させた後、液体導入通路を介して圧力室に供給し、圧力室内で加圧することによって、ノズルから液体を噴射する。拡大通路では、通路内の断面積が拡大しているために、主流領域と非主流領域とが形成されるが、主流領域内の気泡が非主流領域に移動することを防止する気泡防止部材を拡大通路内に設けておく。こうすれば、クリーニング動作中に、気泡が主流領域から非主流領域に移動することを防止することができるので、インクの流れによって気泡をフィルタに押しつけて、フィルタの上流側の溜まった気泡を効率よく排出することが可能となる。
【選択図】図8
Description
液体が収容された液体収容容器から圧力室に液体を導いて加圧することにより、該圧力室の下流側に設けられたノズルから液体を噴射する液体噴射装置において、
前記液体収容容器内の液体を取り込む液体取込口と、
前記液体取込口から取り込まれた液体を、少なくとも該液体取込口よりも大きな断面積を有する開口部に導く拡大通路と、
前記拡大通路の前記開口部に設けられて、前記液体内の異物を濾過するフィルタと、
前記フィルタを通過した液体を前記圧力室に導く液体導入通路と
を備え、
前記拡大通路には、該通路内で断面積が拡大していることに伴って、前記液体が断面内での平均流速以上の速さで流れる主流領域と、該平均流速未満の速さで流れる非主流領域とが内部に形成されるとともに、該主流領域内の気泡が該非主流領域に移動することを防止する気泡防止部材が設けられていることを特徴とする。
A.装置構成:
A−1.液体噴射装置の構成:
A−2.吐出ヘッドの構造:
A−3.クリーニング動作の概要:
B.本実施例のインク取込部:
B−1.インク取込部の構造:
B−2.効率よく気泡を排出可能な原理:
C.変形例:
C−1.第1の変形例:
C−2.第2の変形例:
C−3.第3の変形例:
C−4.第4の変形例:
C−5.第5の変形例:
A−1.液体噴射装置の構成 :
図1は、いわゆるインクジェットプリンタを例に用いて本実施例の液体噴射装置の大まかな構成を示した説明図である。図示されているように、インクジェットプリンタ10は、主走査方向に往復動しながら印刷媒体2上にインクドットを形成するキャリッジ20と、キャリッジ20を往復動させる駆動機構30と、印刷媒体2の紙送りを行うためのプラテンローラ40と、正常に印刷可能なようにメンテナンスを行うメンテナンス機構50などから構成されている。キャリッジ20には、インクを収容したインクカートリッジ26や、インクカートリッジ26が装着されるキャリッジケース22、キャリッジケース22の底面側(印刷媒体2に向いた側)に搭載されてインク滴を吐出するインク吐出ヘッド24などが設けられており、インクカートリッジ26内のインクがインク吐出ヘッド24からインク滴として吐出されて、印刷媒体2上にインクドットが形成されるようになっている。
図2は、キャリッジ20に搭載されたインク吐出ヘッド24の構造を示す分解斜視図である。図示されるようにインク吐出ヘッド24は、硬質樹脂によって形成された基台240の下面側に、回路基板242と、硬質樹脂製のヘッドベース244と、流路ユニット246と、ステンレス製の薄板によって形成されたヘッドカバー248とが、取付ネジ249によって共締めされて構成されている。尚、図示が煩雑となることを避けるために、図2では、シール用の部材については表示を省略している。
クリーニング動作は、キャリッジ20をホームポジションまで移動させた状態で行われる。図1を用いて説明したように、印刷を行わないときには、印字領域の外側に設けられたホームポジションにキャリッジ20を退避させておき、ホームポジションに設けられたキャップ部54でインク吐出ヘッド24のノズル面を封止して、インクの乾きを防止するようになっている。また、印字領域とホームポジションとの間にはワイパーブレード52が設けられており、キャリッジ20をホームポジションに退避させる際には、インク吐出ヘッド24のノズル面に付着した異物や余分なインクなどを、ワイパーブレード52で拭い取るようになっている。
B−1.インク取込部の構造 :
図8は、本実施例のインク取込部241の構造を示す断面図である。図8(a)には、インク取込部241の中心軸上で取った断面図が示されている。図示されているようにインク取込部241は、大まかには円柱の下側が円錐形に拡大したような外観形状をしており、その内側の形成された空間に突設してリブが設けられた構造となっている。図8(a)では、理解の便宜を図って、内側に設けられたリブ241bの部分には粗いハッチングを施し、インク取込部241の本体部241aには、細かいハッチングを施して表示してある。
以下では、先端が左右方向に延びたT字型のリブ241bを設けることにより、クリーニング動作において効率よく気泡を排出可能な理由について説明するが、その準備として、リブ241bが設けられていない通常のインク取込部241で、クリーニング動作を行って気泡を排出する様子について、簡単に説明しておく。
上述した本実施例のインク取込部241には、種々の変形例が存在している。以下では、これら変形例について簡単に説明する。
上述した実施例では、T字型断面のリブ241bは、インク取込部241と一体に成形されているものとして説明した。しかし、リブ241bを、インク取込部241とは別部品として形成しても良い。図11には、T字型断面のリブ241bが別部品として形成された第1の変形例のインク取込部241を概念的に示した説明図である。図示した例では、リブ241bの無いインク取込部241に、別部品として形成されたリブ241bを組み付けた後、フィルタ240fを介して、基台240に取り付ける。図11(a)には、リブ241bをインク取込部241に組み付けた後、基台240に取り付ける様子が概念的に示されている。また、図11(b)には、別部品として形成されたリブ241bの外観形状が例示されている。
上述した実施例では、リブ241bの断面形状は、単純なT字型であるものとして説明した。しかし、リブ241bの断面形状を工夫することによって、種々の効果を得ることができる。図12には、第2の変形例として、リブ241bの断面形状に工夫を加えた3つの例が示されている。例えば、図12(a)では、T字型の断面の角に丸みが付けられている。通路の壁面からリブ241bが突設された根本の部分や、リブ241bの先端から左右に延びる板状部材の根本の部分のような、面と面とが交わる角の部分には、気泡が付着し易い傾向がある。そこで、図12(a)に例示したように、このような隅の部分にまるみをつけておけば、非主流領域の気泡が引っ掛かってしまい、主流領域に還流できなくなる事態を回避することが可能となる。
また、上述した各種の実施例では、リブ241bの断面形状は、何れもほぼT字型であるものとして説明した。しかし、クリーニング動作中に、インクの主流領域から非主流領域へと気泡が移動することを防止(あるいは抑制)することができるのであれば、リブ241bの形状はどのような形状であってもよく、リブとは呼べないような形状とすることも可能である。
また、上述した各種の実施例では、インク取込部241は、フィルタ240fのほぼ中央位置に、そして垂直に取り付けられているものとして説明した。しかし、インク取込部241をフィルタ240fに対して偏心させたり、あるいは傾けて取り付けるようにしてもよい。
また、インク取込部241内の主流領域が、拡径部241eの内壁面の近傍に形成される場合には、内壁面の一部を、気泡の移動を防止するリブ241bの代わりに流用しても良い。図15には、このような第5の変形例のインク取込部241の構造を概念的に示した説明図である。図示されている例では、一部のリブ241bを、拡径部241eの内壁面で流用しているために、インク取込部241の構造を簡素なものとすることが可能である。
22…キャリッジケース、 24…インク吐出ヘッド、
26…インクカートリッジ、 26h…取付孔、 30…駆動機構、
32…タイミングベルト、 40…プラテンローラ、
50…メンテナンス機構、 54…キャップ部、 56…吸引ポンプ、
240…基台、 240f…フィルタ、 241…インク取込部、
241a…本体部、 241b…リブ、 241e…拡径部、
241g…溝、 241h…気泡捕捉部、 241i…インク取込口、
241s…直管部、 242…回路基板、 242h…インク通過穴、
242p…圧電素子アセンブリ、 244…ヘッドベース、
244g…貫通穴、 244h…インク通路、 246…流路ユニット、
246g…共通インク室、 246h…連通孔、 246i…島、
246n…ノズルプレート、 246p…圧力室、 246s…キャビティ、
246t…突起、 246u…シート、 246z…ノズル
Claims (6)
- 液体が収容された液体収容容器から圧力室に液体を導いて加圧することにより、該圧力室の下流側に設けられたノズルから液体を噴射する液体噴射装置において、
前記液体収容容器内の液体を取り込む液体取込口と、
前記液体取込口から取り込まれた液体を、少なくとも該液体取込口よりも大きな断面積を有する開口部に導く拡大通路と、
前記拡大通路の前記開口部に設けられて、前記液体内の異物を濾過するフィルタと、
前記フィルタを通過した液体を前記圧力室に導く液体導入通路と
を備え、
前記拡大通路には、該通路内で断面積が拡大していることに伴って、前記液体が断面内での平均流速以上の速さで流れる主流領域と、該平均流速未満の速さで流れる非主流領域とが内部に形成されるとともに、該主流領域内の気泡が該非主流領域に移動することを防止する気泡防止部材が設けられていることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記拡大通路には、前記開口部の少なくとも近傍に、前記気泡防止部材が設けられていることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記拡大通路には、該通路内の断面積が前記開口部に向かって次第に拡大する拡大部と、該拡大部の上流側に設けられて該通路内の断面積が略同一の直管部とが設けられており、
前記気泡防止部材は、前記拡大部が開始された近傍から前記開口部の近傍に亘る範囲に設けられていることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、
前記拡大通路には、前記非主流領域内の気泡を、前記主流領域内に還流させる気泡還流部が形成されていることを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項4に記載の液体噴射装置において、
前記拡大通路は、前記非主流領域の断面積が、反重力方向に向かって次第に減少する形状に形成されており、該非主流領域を構成する該拡大通路の内面が、前記気泡還流部として機能することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1ないし請求項5の何れか一項に記載の液体噴射装置において、
前記拡大通路には、前記非主流領域を構成する該拡大通路の内面から前記主流領域に向かってリブが突設されており、該リブの略先端に左右方向に延びる板状の前記気泡防止部材が設けられていることを特徴とする液体噴射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007014674A Pending JP2008179071A (ja) | 2007-01-25 | 2007-01-25 | 液体噴射装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012177341A (ja) * | 2011-02-25 | 2012-09-13 | Mitsubishi Heavy Industries Compressor Corp | オイルコンソール設備 |
JP2015134435A (ja) * | 2014-01-16 | 2015-07-27 | 株式会社キーエンス | インクジェット記録装置 |
US9862202B2 (en) | 2016-03-22 | 2018-01-09 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005186494A (ja) * | 2003-12-26 | 2005-07-14 | Seiko Epson Corp | 液体噴射装置 |
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2007
- 2007-01-25 JP JP2007014674A patent/JP2008179071A/ja active Pending
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US9862202B2 (en) | 2016-03-22 | 2018-01-09 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus |
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