JP2008177746A - 固体撮像素子、固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮像領域の微細化した場合でも、垂直電荷転送路で転送する信号電荷の容量を確保することができる固体撮像素子、固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置を提供する。
【解決手段】本発明の固体撮像素子は、半導体基板に行方向とこれに直行する列方向に配設された複数の光電変換部101と、光電変換部101で発生した信号電荷を列方向に転送するVCCDと、VCCDからの信号電荷を行方向に転送するHCCDとを備え、VCCDは、光電変換素部101同士の間を列方向に配設された複数の垂直電荷転送電極V1〜V6と、光電変換部101で発生した信号電荷を該光電変換部101に隣り合う両側のVCCDに読み出す電荷読み出し領域を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光電変換部から読み出した信号電荷を垂直電荷転送部によって水平電荷転送部に転送し、出力する固体撮像素子、固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置に関する。
一般に、CCD型イメージセンサとしては、半導体基板上に配列された複数の光電変換部と、光電変換部で発生した信号電荷を読み出し、撮像面の垂直方向に転送する垂直電荷転送部(以下、VCCDともいう。)と、VCCDの端部から転送された信号電荷を撮像面の水平方向に転送し、出力部に出力する水平電荷転送部(以下、HCCDともいう。)とを備えた固体撮像素子の構成のものがある。
現在、CCD型イメージセンサは、多画素化が進んでおり、これに伴って一画素あたりの画素サイズが微細化が進んでいる。画素を単純に微細化する場合に、フォトダイオードなどの光電変換部を極力小さくしないようにすると、代わりにVCCDの面積を縮小することとなり、VCCDにおいて転送できる信号電荷の容量が少なくなることが避けられなかった。信号電荷を転送する容量が小さくなると固体撮像素子の感度の低下の要因となってしまう。
そこで、従来は、図6に示す固体撮像素子のように、フォトダイオードから読み出す信号電荷を垂直方向に対して間引き、信号電荷が読み出さないフォトダイオードに対応するVCCDの領域も利用することで、転送できる信号電荷の容積を確保する方式(インターレース方式)の駆動方法が使用されている。なお、図6で網掛けの部分は信号電荷が蓄積している部分を示し、空白の部分は、信号電荷が蓄積していない部分を示している。図7は、図6に示す固体撮像素子においてインターレース方式で読み出す際にVCCDを構成する垂直電荷転送電極V1〜V12のそれぞれに印加する駆動パルス電圧のタイミングチャートである。
また、従来の固体撮像素子の読み出し方式としては、図8に示すように、各画素から同時に信号電荷をVCCDに読み出して転送するプログレッシブ方式のものもある。さらに、図6に示すように、VCCDは、12個の垂直電荷転送電極V1〜V12からなる構成以外に、例えば、図9に示すように、6個の垂直電荷転送電極V1〜V6からなる構成であって、配列したフォトダイオードの垂直方向に対して間引きいてインターレース方式の読み出しを行うものもある。
特開2004−214363号公報
ところで、固体撮像素子の微細化が進むと、読み出し時に間引きをする画素の数が多くなり、読み出した信号電荷を蓄積するVCCDの垂直方向の長さが長くなることでVCCDを駆動するための垂直電荷転送電極の数も多くする必要がある。つまり、同じ信号電荷を転送するとした場合に、微細化の固体撮像素子では、それまでの固体撮像素子よりも多くの垂直電荷転送電極を設ける必要があり、固体撮像素子をパッケージ化した固体撮像装置に設ける端子の数を増やす必要となり、また、垂直電荷転送電極の数の増加に応じて駆動回路の配線が複雑になる点で改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、撮像領域の微細化した場合でも、垂直電荷転送路で転送する信号電荷の容量を確保することができる固体撮像素子、固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成によって達成される。
(1)半導体基板と、前記半導体基板に行方向とこれに直行する列方向に配設された複数の光電変換部と、前記光電変換部で発生した信号電荷を前記行方向に転送する垂直電荷転送部と、前記垂直電荷転送部からの信号電荷を前記列方向に転送する水平電荷転送部とを備え、前記垂直電荷転送部は、前記光電変換部同士の間を行方向に配設された複数の垂直電荷転送電極と、前記光電変換部で発生した信号電荷を該光電変換部に隣り合う両側の前記垂直電荷転送電極に読み出す電荷読み出し領域を有することを特徴とする固体撮像素子。
(2)前記水平電荷転送部が、水平方向に順に並べられた4つ以上の水平電荷転送電極を有し、2相の駆動電圧を印加される構成であることを特徴とする上記(1)に記載の固体撮像素子。
(3)前記垂直電荷転送部から転送された信号電荷を一時的に蓄積するラインメモリを有し、することを特徴とする上記(1)に記載の固体撮像素子。
(4)半導体基板と、前記半導体基板に行方向とこれに直行する列方向に配設された複数の光電変換部と、前記光電変換部で発生した信号電荷を前記行方向に転送する垂直電荷転送部と、前記垂直電荷転送部からの信号電荷を前記列方向に転送する水平電荷転送部とを備えた固体撮像素子の駆動方法であって、前記垂直電荷転送部が前記光電変換部同士の間を行方向に配設された複数の垂直電荷転送電極を有し、駆動時に、前記光電変換部で発生した信号電荷を該光電変換部に隣り合う両側の前記垂直電荷転送電極に読み出すことを特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
(5)駆動時に、前記水平電荷転送部において、同じ前記光電変換部から読み出された信号電荷を加算することを特徴とする上記(4)に記載の固体撮像素子の駆動方法。
(6)駆動時に、前記水平電荷転送部から信号電荷を出力した後、同じ前記光電変換部から読み出された信号電荷を信号処理部によって加算することを特徴とする上記(4)に記載の固体撮像素子の駆動方法。
(7)被写体からの光を光電変換する固体撮像素子を備えた撮像装置であって、前記固体撮像素子が、半導体基板と、前記半導体基板に行方向とこれに直行する列方向に配設された複数の光電変換部と、前記光電変換部で発生した信号電荷を前記列方向に転送する垂直電荷転送部と、前記垂直電荷転送部からの信号電荷を前記行方向に転送する水平電荷転送部とを備え、
前記垂直電荷転送部は、前記光電変換部同士の間を行方向に配設された複数の垂直電荷転送電極と、前記光電変換部で発生した信号電荷を該光電変換部に隣り合う両側の前記垂直電荷転送電極に読み出す電荷読み出し領域を有することを特徴とする撮像装置。
本発明は、駆動時に、光電変換部に蓄積された信号電荷を、その光電変換部に対して両側に隣り合うように配設された垂直電荷転送部のそれぞれに同時に転送することができる。従来の固体撮像素子は、光電変換部に対して片側の垂直電荷転送部にのみ信号電荷を読み出していたため、微細化した場合に、間引く光電変換部の数の増加に伴って垂直電荷転送部を構成する垂直電荷転送電極の数を増やす必要があった。これに対して、本発明の固体撮像素子は、光電変換部の両側の垂直電荷転送部に読み出すことで、それぞれの垂直電荷転送部を構成する垂直電荷転送電極に信号電荷を蓄積することができるため、従来の固体撮像素子に比べてより多い容量の信号電荷を蓄積することで、それぞれの垂直電荷転送部において同時に垂直方向へ転送することができる。また、同じ光電変換部の信号電荷は、水平電荷転送部や信号処理部によって加算することができるため、固体撮像素子の微細化に応じて垂直電荷転送電極の数を増加させることなく、信号電荷の容量を確保することができる。
本発明によれば、撮像領域を微細化した場合でも、垂直電荷転送路で転送する信号電荷の容量を確保することができる固体撮像素子、固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、本実施形態の固体撮像素子を備えた撮像装置の一例であるデジタルカメラの機能ブロック図である。図示するデジタルカメラは、撮影レンズ20と、CCD型の固体撮像素子100と、この両者の間に設けられた絞り22と、赤外線カットフィルタ23と、光学ローパスフィルタ24とを備える。
デジタルカメラの電気制御系全体を統括制御するCPU25は、フラッシュ発光部26及び受光部27を制御し、レンズ駆動部28を制御して撮影レンズ20の位置をフォーカス位置に調整したりズーム調整を行い、絞り駆動部29を介し絞り22の開口量を制御して露光量調整を行う。
また、CPU25は、撮像素子駆動部30を介して固体撮像素子100を駆動し、撮影レンズ20を通して撮像した被写体からの光を色信号として出力させる。CPU25には、操作部31を通してユーザからの指示信号が入力され、また、固体撮像素子100の温度を検出する温度センサ32からの検出信号が入力され、CPU25はこれらの信号に従って各種制御を行う。
デジタルカメラの電気制御系は、更に、固体撮像素子100の出力に接続されたアナログ信号処理部33と、このアナログ信号処理部33から出力されたRGBの色信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路34とを備え、これらはCPU25によって制御される。
更に、このデジタルカメラの電気制御系は、メインメモリ(フレームメモリ)36に接続されたメモリ制御部37と、補間演算やガンマ補正演算,RGB/YC変換処理等を行うデジタル信号処理部38と、撮像画像をJPEG画像に圧縮したり圧縮画像を伸張したりする圧縮伸張処理部39と、測光データを積算しデジタル信号処理部38が行うホワイトバランス補正のゲインを求める積算部40と、着脱自在の記録媒体41が接続される外部メモリ制御部42と、カメラ背面等に搭載された液晶表示部43が接続される表示制御部44とを備え、これらは、制御バス46及びデータバス47によって相互に接続され、CPU25からの指令によって制御される。
図2は、本発明にかかる固体撮像素子100の第1実施形態を示す平面図である。図2に示すように、本実施形態の固体撮像素子100は、半導体基板と、半導体基板に行方向(図2において左右方向)とこれに直行する列方向(図2において上下方向)に配設された光電変換部101を備えている。複数の光電変換部は、行方向及び列方向に対して等間隔に格子状に配置されている。光電変換部101は、例えば、フォトダイオードを使用することができる。
また、固体撮像素子100は、駆動時に光電変換部101で発生した信号電荷を読み出して列方向に転送するVCCD102と、VCCD102からの信号電荷を行方向に転送し、出力アンプ104へ出力するHCCD103とを備えている。
VCCD102は、列方向に配設された複数の垂直電荷転送電極を有している。本実施形態のVCCD102は、6つの垂直電荷転送電極V1〜V6を列方向に順に、また、繰り返して配設している。駆動時には、垂直電荷転送電極V1〜V6に、それぞれ所定のタイミングで駆動パルス電圧が印加され、光電変換部101から読み出した信号電荷が列方向に転送される。
HCCD103は、VCCD102の列方向の端部に接続し、行方向に配設された複数の水平電荷転送電極を有している。本実施形態では、HCCD103は、4つの水平電荷転送電極H1〜H4を有し、これら水平電荷転送電極H1〜H4を列方向に順に、且つ、繰り返し配設している。また、駆動時には、4つの水平電荷転送電極H1〜H4に、それぞれ所定のタイミングで駆動パルス電圧が印加され、信号電荷が行方向に転送される。
また、VCCD102の列方向端部同士の電極を水平方向に並べてなるラインメモリを有していもよい。ラインメモリは、VCCD102から転送された信号電荷を一時的に蓄積し、所定のタイミングでHCCD103へ蓄積した信号電荷を転送する機能を有し、このラインメモリによって、HCCD103における水平混合を実行することができる。なお、本実施形態のようにラインメモリを備えていない構成とする場合には、HCCD103を構成する水平電荷転送電極H1〜H4に所定のタイミングの駆動パルス電圧を印加することで、HCCD103において水平混合を行うことができる。本実施形態では、HCCD103の4つの水平電荷転送電極H1〜H4を2相駆動することで、ラインメモリを用いることなく、HCCD103における水平混合を行っている。
なお、信号電荷の加算は、HCCD103における水平混合に限定されない。例えば、駆動時に、HCCD103から信号電荷を出力した後、同じ光電変換部から読み出された信号電荷をアナログ信号処理部33(図1参照)によって加算処理を実行してもよい。
本実施形態の固体撮像素子100は、光電変換部101で発生した信号電荷を該光電変換部101に隣り合う両側の垂直電荷転送電極に読み出す読み出し領域105を有している。電荷読み出し領域105は、光電変換部101と該光電変換部101に対して行方向両側に隣り合い、互いに信号電荷を転送する方向が反対向きとなるように配設されている。また、同一の光電変換部101に隣り合う読み出し領域同士は、同じ垂直電荷転送電極に接続されている。
図2では、固体撮像素子100の駆動時の状態の一例を示しており、信号電荷が蓄積されている部分を網掛けで示しており、また、信号電荷が蓄積されていない部分を網掛けを付せず空白にして示している。図2では、VCCD102の垂直電荷転送電極V5に読み出しパルスを印加したときに、図中左側から第1列及び第3列の光電変換部101のうち1個おきに間引いた残りの光電変換部101から信号電荷を該光電変換部101に隣り合う垂直電荷転送電極V2〜V5に読み出している。ここで、各VCCD102における垂直電荷転送電極V1,6をバリアとして機能させることで、他の光電変換部101の信号電荷と分離させている。
図2において、左側から第N列(Nは、1以上の自然数とする。)の光電変換部101において、電荷読み出し領域105が垂直電荷転送電極V2,V5に接続され、第N+1列(Nは、1以上の自然数とする。)の光電変換部101において、電荷読み出し領域105が垂直電荷転送電極V1,V4に接続されている。こうすることで、偶数列と奇数列との光電変換部101が同時に読み出されることがないため、VCCD102へ交互に読み出すことで、各光電変換部101が両側のVCCD102を使用することができる。
次に、本実施形態の固体撮像素子100の駆動の状態を図面に基づいて説明する。
図3は、図2に示す固体撮像素子100を駆動する際に、垂直電荷転送電極に印加する駆動パルス電圧のタイミングチャートを示している。
1フィールド目では、読み出し期間に、垂直電荷転送電極V2に読み出しパルスを印加し、図2中左側から第1列及び第3列の光電変換部101のうち、上側から偶数個目の光電変換素子101から両側に隣り合うVCCD102に信号電荷を読み出す。その後、垂直転送期間において、垂直電荷転送電極に駆動パルスを印加し、バリアを徐々に移動させることによって、VCCD102に沿って信号電荷をHCCD103に転送する。
2フィールド目では、読み出し期間に、垂直電荷転送電極V5に読み出しパルスを印加し、図2中左側から第1列及び第3列の光電変換部101のうち、上側から奇数個目の信号電荷101から両側に隣り合うVCCD102に信号電荷を読み出す。その後、垂直転送期間において、垂直電荷転送電極に駆動パルスを印加し、バリアを徐々に移動させることによって、VCCD102に沿って信号電荷をHCCD103に転送する。
3フィールド目では、読み出し期間に、垂直電荷転送電極V1に読み出しパルスを印加し、図2中左側から第2列及び第4列の光電変換部101のうち、上側から奇数個目(又は偶数個目)の信号電荷101から両側に隣り合うVCCD102に信号電荷を読み出す。その後、垂直転送期間において、垂直電荷転送電極に駆動パルスを印加し、バリアを徐々に移動させることによって、VCCD102に沿って信号電荷をHCCD103に転送する。
4フィールド目では、読み出し期間に、垂直電荷転送電極V4に読み出しパルスを印加し、図2中左側から第2列及び第4列の光電変換部101のうち、上側から偶数個目(又は奇数個目)の信号電荷101から両側に隣り合うVCCD102に信号電荷を読み出す。その後、垂直転送期間において、垂直電荷転送電極に駆動パルスを印加し、バリアを徐々に移動させることによって、VCCD102に沿って信号電荷をHCCD103に転送する。
上記のように、1フィールド目から4フィールド目の手順を行うことで、全ての光電変換部101の信号電荷をVCCD102へ読み出して転送することができる。
本実施形態では、第N番目(Nは、1以上の自然数。)のVCCD102の下端部が、HCCD103の水平電荷転送電極H1に接続され、第N+1番目(Nは、1以上の自然数。)のVCCD102の下端部が、HCCD103の水平電荷転送電極H3に接続されている。このため、VCCD102で転送された信号電荷が水平電荷転送電極H1,H3に蓄積され、水平電荷転送電極H1〜H4に2相の駆動電圧を印加することで、水平混合を行ったうえで信号電荷が水平方向(図2中左側)に転送され、出力部104に出力される。なお、読み出した信号電荷の加算は、アナログ信号処理部33において信号処理を実行してもよい。
本実施形態の固体撮像素子100は、駆動時に、光電変換部101に蓄積された信号電荷を、その光電変換部101に対して両側に隣り合うように配設されたVCCD102のそれぞれに同時に転送することができる。従来の固体撮像素子は、光電変換部に対して片側のVCCDにのみ信号電荷を読み出していたため、微細化した場合に、間引く光電変換部の数の増加に伴ってVCCDを構成する垂直電荷転送電極の数を増やす必要があった。これに対して、本発明の固体撮像素子は、光電変換部101の両側のVCCD102に読み出すことで、それぞれのVCCD102を構成する垂直電荷転送電極V2〜V5に信号電荷を蓄積することができるため、従来の固体撮像素子に比べてより多い容量の信号電荷を蓄積することで、それぞれのVCCD102において同時に垂直方向へ転送することができる。また、同じ光電変換部101の信号電荷は、HCCD103やアナログ信号処理部33によって加算することができるため、固体撮像素子100の微細化に応じて垂直電荷転送電極V1〜V6の数を増加させることなく、信号電荷の容量を確保することができる。
次に、本発明にかかる固体撮像素子100の第2実施形態を説明する。
図4は、本実施形態の固体撮像素子100の平面図である。固体撮像素子100の基本的な構成は上記第1実施形態のものと同じであり、すなわち、半導体基板上の垂直方向とこれに直交する水平方向に配列された複数の光電変換素子201と、複数の光電変換素子201の各々で発生した電荷を垂直方向に転送する複数のVCCD202と、複数のVCCD202の各々を転送されてきた電荷を水平方向に転送するHCCD203と、を備えている。なお、本実施形態では、半導体基板の垂直方向を列方向とし、水平方向を行方向としている。
多数の光電変換素子201は、水平方向に並ぶn個(nは2以上の自然数)の光電変換素子201からなる光電変換素子行を垂直方向にm(mは2以上の自然数)個配列した構成、又は、垂直方向に並ぶm個の光電変換素子201からなる光電変換素子列を水平方向にn個配列した構成となっている。奇数番目の光電変換素子行は、偶数番目の光電変換素子行に対して、各光電変換素子行の光電変換素子配列ピッチの略1/2だけ水平方向にずらして配置された、所謂、ハニカム配列となっている。
VCCD202は、列方向に配設された複数の垂直電荷転送電極を有している。本実施形態のVCCD202は、8つの垂直電荷転送電極V1〜V8を列方向に順に、また、繰り返して配設している。駆動時には、垂直電荷転送電極V1〜V8に、それぞれ所定のタイミングで駆動パルス電圧が印加され、光電変換部201から読み出した信号電荷が行方向に転送される。
HCCD203は、VCCD202の列方向の端部に接続し、行方向に配設された複数の水平電荷転送電極を有している。本実施形態では、HCCD203は、4つの水平電荷転送電極H1〜H4を有し、これら水平電荷転送電極H1〜H4を行方向に順に、且つ、繰り返し配設している。また、駆動時には、4つの水平電荷転送電極H1〜H4に、それぞれ所定のタイミングで駆動パルス電圧が印加され、信号電荷が行方向に転送される。
また、VCCD202の列方向端部同士の電極を水平方向に並べてなるラインメモリを有していもよい。
本実施形態の固体撮像素子100は、光電変換部201で発生した信号電荷を該光電変換部201に隣り合う両側の垂直電荷転送電極に読み出す読み出し領域205を有している。電荷読み出し領域205は、光電変換部201と該光電変換部201に対して行方向両側に隣り合い、互いに信号電荷を行方向反対のVCCD側に転送するように配設されている。また、同一の光電変換部201に隣り合う読み出し領域同士は、同じ垂直電荷転送電極に接続されている。
図4では、固体撮像素子100の駆動時の状態の一例を示しており、信号電荷が蓄積されている部分を網掛けで示しており、また、信号電荷が蓄積されていない部分を網掛けを付せず空白にして示している。図4では、VCCD202の垂直電荷転送電極V7に読み出しパルスを印加したときに、図中左側から第1列及び第3列の光電変換部201のうち垂直方向に1個おきに間引いた残りの光電変換部201から、信号電荷を該光電変換部201に隣り合う垂直電荷転送電極V4〜V8に読み出している。ここで、各VCCD202における垂直電荷転送電極V1〜V3をバリアとして機能させることで、他の光電変換部201から読み出された信号電荷と分離させている。
図4において、左側から第N列(Nは、1以上の自然数とする。)の光電変換部201において、電荷読み出し領域205が垂直電荷転送電極V3,V7に接続され、第N+1列(Nは、1以上の自然数とする。)の光電変換部201において、電荷読み出し領域205が垂直電荷転送電極V1,V5に接続されている。こうすることで、偶数列と奇数列との光電変換部201が同時に読み出されることがないため、VCCD202へ交互に読み出すことで、各光電変換部201が両側のVCCD202を使用することができる。
次に、本実施形態の固体撮像素子100の駆動の状態を図面に基づいて説明する。
図5は、図4に示す固体撮像素子100を駆動する際に、垂直電荷転送電極に印加する駆動パルス電圧のタイミングチャートを示している。
1フィールド目では、読み出し期間に、垂直電荷転送電極V1〜V4に図5に示すタイミングで駆動パルス電圧を印加することによって、図2中左側から第2列及び第4列の光電変換部201のうち、上側から奇数個目の光電変換素子201から両側に隣り合うVCCD202に信号電荷を読み出す。その後、垂直転送期間において、垂直電荷転送電極に駆動パルスを印加し、バリアを徐々に移動させることによって、VCCD202に沿って信号電荷をHCCD203の水平電荷転送電極H3に転送する。
2フィールド目では、読み出し期間に、垂直電荷転送電極V1,V5,V7に図5に示すタイミングで駆動パルス電圧を印加することによって、図2中左側から第2列及び第4列の光電変換部201のうち、上側から偶数個目の光電変換素子201から両側に隣り合うVCCD202に信号電荷を読み出す。その後、垂直転送期間において、垂直電荷転送電極に駆動パルスを印加し、バリアを徐々に移動させることによって、VCCD202に沿って信号電荷をHCCD203の水平電荷転送電極H3に転送する。
3フィールド目では、読み出し期間に、垂直電荷転送電極V1,V3,V5,V6,V7,V8に図5に示すタイミングで駆動パルス電圧を印加することによって、図2中左側から第1列及び第3列の光電変換部201のうち、上側から奇数個目の光電変換素子201から両側に隣り合うVCCD202に信号電荷を読み出す。その後、垂直転送期間において、垂直電荷転送電極に駆動パルスを印加し、バリアを徐々に移動させることによって、VCCD202に沿って信号電荷をHCCD203の水平電荷転送電極H1に転送する。
4フィールド目では、読み出し期間に、垂直電荷転送電極V2,V7,V8に図5に示すタイミングで駆動パルス電圧を印加することによって、図2中左側から第1列及び第3列の光電変換部201のうち、上側から偶数個目の光電変換素子201から両側に隣り合うVCCD202に信号電荷を読み出す。その後、垂直転送期間において、垂直電荷転送電極に駆動パルスを印加し、バリアを徐々に移動させることによって、VCCD202に沿って信号電荷をHCCD203の水平電荷転送電極H1に転送する。
上記のように、1フィールド目から4フィールド目の手順を行うことで、全ての光電変換部201の信号電荷をVCCD202へ読み出して転送することができる。
本実施形態では、第N番目(Nは、1以上の自然数。)のVCCD202の下端部が、HCCD203の水平電荷転送電極H1に接続され、第N+1番目(Nは、1以上の自然数。)のVCCD202の下端部が、HCCD203の水平電荷転送電極H3に接続されている。このため、VCCD202で転送された信号電荷が水平電荷転送電極H1,H3に蓄積され、水平電荷転送電極H1〜H4に2相の駆動電圧を印加することで、水平混合を行ったうえで信号電荷が水平方向(図2中左側)に転送され、出力部104に出力される。なお、読み出した信号電荷の加算は、アナログ信号処理部33において信号処理を実行してもよい。
本実施形態の固体撮像素子100は、上記実施形態の固体撮像素子100と同様に、駆動時において、光電変換部201に蓄積された信号電荷を、その光電変換部201に対して両側に隣り合うように配設されたVCCD202のそれぞれに同時に転送することができる。このため、光電変換部201の両側のVCCD202に読み出すことで、それぞれのVCCD202を構成する垂直電荷転送電極V4〜V8に信号電荷を蓄積することができるため、従来の固体撮像素子に比べてより多い容量の信号電荷を蓄積することで、それぞれのVCCD202において同時に垂直方向へ転送することができる。また、同じ光電変換部201の信号電荷は、HCCD203やアナログ信号処理部33によって加算することができるため、固体撮像素子100の微細化に応じて垂直電荷転送電極V1〜V8の数を増加させることなく、信号電荷の容量を確保することができる。
本実施形態の固体撮像素子を備えた固体撮像装置として機能するデジタルカメラの機能ブロック図である。 本発明の固体撮像素子の第1実施形態を示す平面図である。 図2に示す固体撮像素子を駆動する際に、垂直電荷転送電極に印加する駆動パルス電圧のタイミングチャートである。 本発明の固体撮像素子の第2実施形態を示す平面図である。 図4に示す固体撮像素子を駆動する際に、垂直電荷転送電極に印加する駆動パルス電圧のタイミングチャートである。 従来の固体撮像素子の構成を示す平面図である。 図6に示す固体撮像素子においてインターレース方式で読み出す際にVCCDを構成する垂直電荷転送電極に印加する駆動パルス電圧のタイミングチャートである。 固体撮像素子のプログレッシブ方式の読み出しを示す図である。 固体撮像素子の別のインターレース方式の読み出しを示す図である。
符号の説明
30 撮像素子駆動部
100 固体撮像素子
101,201 光電変換部
102,202 垂直電荷転送部(VCCD)
103,203 水平電荷転送部(HCCD)

Claims (7)

  1. 半導体基板と、前記半導体基板に行方向とこれに直行する列方向に配設された複数の光電変換部と、前記光電変換部で発生した信号電荷を前記列方向に転送する垂直電荷転送部と、前記垂直電荷転送部からの信号電荷を前記行方向に転送する水平電荷転送部とを備え、
    前記垂直電荷転送部は、前記光電変換部同士の間を列方向に配設された複数の垂直電荷転送電極と、前記光電変換部で発生した信号電荷を該光電変換部に隣り合う両側の前記垂直電荷転送電極に読み出す電荷読み出し領域を有することを特徴とする固体撮像素子。
  2. 前記水平電荷転送部が、水平方向に順に並べられた4つ以上の水平電荷転送電極を有し、2相の駆動電圧を印加される構成であることを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記垂直電荷転送部から転送された信号電荷を一時的に蓄積するラインメモリを有し、することを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子。
  4. 半導体基板と、前記半導体基板に行方向とこれに直行する列方向に配設された複数の光電変換部と、前記光電変換部で発生した信号電荷を前記列方向に転送する垂直電荷転送部と、前記垂直電荷転送部からの信号電荷を前記行方向に転送する水平電荷転送部とを備えた固体撮像素子の駆動方法であって、
    前記垂直電荷転送部が前記光電変換部同士の間を列方向に配設された複数の垂直電荷転送電極を有し、駆動時に、前記光電変換部で発生した信号電荷を該光電変換部に隣り合う両側の前記垂直電荷転送電極に読み出すことを特徴とする固体撮像素子の駆動方法。
  5. 駆動時に、前記水平電荷転送部において、同じ前記光電変換部から読み出された信号電荷を加算することを特徴とする請求項4に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  6. 駆動時に、前記水平電荷転送部から信号電荷を出力した後、同じ前記光電変換部から読み出された信号電荷を信号処理部によって加算することを特徴とする請求項4に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  7. 被写体からの光を光電変換する固体撮像素子を備えた撮像装置であって、
    前記固体撮像素子が、半導体基板と、前記半導体基板に行方向とこれに直行する列方向に配設された複数の光電変換部と、前記光電変換部で発生した信号電荷を前記列方向に転送する垂直電荷転送部と、前記垂直電荷転送部からの信号電荷を前記行方向に転送する水平電荷転送部とを備え、
    前記垂直電荷転送部は、前記光電変換部同士の間を列方向に配設された複数の垂直電荷転送電極と、前記光電変換部で発生した信号電荷を該光電変換部に隣り合う両側の前記垂直電荷転送電極に読み出す電荷読み出し領域を有することを特徴とする撮像装置。
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