JP2008177082A - 接点開閉器 - Google Patents
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Abstract
【課題】可動接触子の材料歩留まりを改善するとともに、可動接触子の電流容量の減少を最小限にし、可動接触子及び接点ばねの組立性及び保持性を良くした接点開閉器を得ること。
【解決手段】可動鉄心に連結された可動台8の横孔8a内に接点ばね13と可動接触子12とを保持し、電磁コイルにより固定鉄心及び前記可動鉄心を励磁・非励磁させて前記可動台8を上下動させ、固定接触子と前記可動接触子12とを開閉させる接点開閉器100において、前記可動台8の横孔8aの両側壁に夫々設けられ、前記可動接触子12の前記横孔8a内での上下動をガイドする第1、第2の突条8d、8eを、互いに対向しないように横方向にずらして配置し、前記可動接触子12の両側部に、前記第1、第2の突条8d、8eに係合するように、夫々第1、第2の切欠き部12b、12cを配置した。
【選択図】 図5
【解決手段】可動鉄心に連結された可動台8の横孔8a内に接点ばね13と可動接触子12とを保持し、電磁コイルにより固定鉄心及び前記可動鉄心を励磁・非励磁させて前記可動台8を上下動させ、固定接触子と前記可動接触子12とを開閉させる接点開閉器100において、前記可動台8の横孔8aの両側壁に夫々設けられ、前記可動接触子12の前記横孔8a内での上下動をガイドする第1、第2の突条8d、8eを、互いに対向しないように横方向にずらして配置し、前記可動接触子12の両側部に、前記第1、第2の突条8d、8eに係合するように、夫々第1、第2の切欠き部12b、12cを配置した。
【選択図】 図5
Description
本発明は接点開閉器(接触器、継電器)に関するものである。
従来の接点開閉器として、両端に可動接点を有し、両側部に抜け止め用の突起部が形成された可動接触子と、この各々の可動接点に対峙した固定接点を有した固定接触子と、この可動接触子が差込まれるとともに、両側が貫通し、しかもその進行方向軸に対し傾斜する長孔を有する水平移行型の可動台と、でなしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、可動台の方形横孔にコイルバネとバネ受けを介して支持される基板部の両端に可動接点を有する板バネ部が形成された接点開閉器の可動接触子において、基板部の両側部に前記方形横孔の水平軸方向および垂直軸方向に対するガイド(突起部)を設け、基板部の中心位置にコイルバネ保持用の突起を設けたものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、接点開閉器の、両側部に抜け止め用の突起部が形成された可動接触子を、バネにより圧接して装着する可動台の可動接触子と対面する窓(方形横孔)の角部に、溝を設けたものがある(例えば、特許文献3参照)。
しかしながら、上記従来の技術によれば、可動接触子の両側部に、抜け止め用の突起部を形成したり、同じく両側部に、可動台の方形横孔の水平軸方向および垂直軸方向に対するガイド(突起部)を形成したりしているので、プレス打抜き等で製作される可動接触子の材料歩留まりが悪い、という問題がある。特に最近では、銅等の金属材料価格が高騰しており、この材料歩留まりの悪さが接点開閉器のコストアップを招いている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、可動接触子の材料歩留まりを改善するとともに、可動接触子の電流容量の減少を最小限にし、可動接触子及び接点ばねの組立性及び保持性を良くした接点開閉器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の接点開閉器は、可動鉄心に連結された可動台の横孔内に接点ばねと可動接触子とを保持し、電磁コイルにより固定鉄心及び前記可動鉄心を励磁・非励磁させて前記可動台を上下動させ、固定接触子と前記可動接触子とを開閉させる接点開閉器において、前記可動台の横孔の両側壁に夫々設けられ、前記可動接触子の前記横孔内での上下動をガイドする第1、第2の突条を、互いに対向しないように横方向にずらして配置し、前記可動接触子の両側部に、前記第1、第2の突条に係合するように、夫々第1、第2の切欠き部を配置したことを特徴とする。
この発明によれば、可動接触子の材料歩留まりを改善するとともに、電流容量の減少を最小限にし、可動接触子及び接点ばねの組立性及び保持性の良い接点開閉器が得られる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる接点開閉器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の接点開閉器の実施の形態を示す縦断面図であり、図2は、実施の形態1の可動台の要部を示す側面図であり、図3は、実施の形態1の可動台に可動接触子及び接点ばねを組み込んだ状態を示す側面図であり、図4は、図3と同様の状態を示す斜視図であり、図5は、図3のA−A線に沿う断面図であり、図6は、可動接触子のみが組み込まれた状態を示す図5と同様の図であり、図7は、従来技術の一例を示す図6と同様の図である。
図1は、本発明の接点開閉器の実施の形態を示す縦断面図であり、図2は、実施の形態1の可動台の要部を示す側面図であり、図3は、実施の形態1の可動台に可動接触子及び接点ばねを組み込んだ状態を示す側面図であり、図4は、図3と同様の状態を示す斜視図であり、図5は、図3のA−A線に沿う断面図であり、図6は、可動接触子のみが組み込まれた状態を示す図5と同様の図であり、図7は、従来技術の一例を示す図6と同様の図である。
図1に示すように、接点開閉器100のケースは、固定鉄心1及び電磁コイル2等を設置する背面側ケース3と、接触子等を収容し背面側ケース3に被せる正面側ケース4とから成る。正面側ケース4の中段には、内側端に固定接点5が固着され、外側端に端子ねじ6を備えて外部接続端子となる一対の固定接触子7、7が、所定距離離間して固定されている。
一対の固定接触子7、7の間、すなわち接点開閉器100の中央には、可動台8が設置されている。可動台8は、その外側端が正面側ケース4のガイド孔4aにガイドされ、図の上下方向に往復動(上下動)可能となっている。可動台8の内側端には、可動鉄心9が連結されている。
また、電磁コイル2が巻かれた巻枠2aが中央磁極1aに嵌挿された固定鉄心1が、背面側ケース3内に設置されている。巻枠2aの正面側の鍔と可動鉄心9の凹部との間には、電磁コイル2の非通電時(固定鉄心1の非励磁時)に固定鉄心1と可動鉄心9とを離間させ、可動鉄心9を復帰させるための円錐状に巻かれた復帰ばね10が装着されている。
可動台8の図示左右方向を向く方形横孔8aには、固定接点5、5のそれぞれに接触、離間する可動接点11、11を両端に設けた細長板状の可動接触子12が、その中央部を方形横孔8a中央部に位置させるように挿入され、方形横孔8aの底面に保持されている。可動接触子12の中央部には、円錐突起状のばね受け部12aが形成され(後述するように、ばね受け部12aを形成しなくてもよい。)、可動接触子12は、ばね受け部12aを介して接点ばね13の下端に係合し、接点ばね13により方形横孔8aの底面に押圧されている。
接点ばね13は圧縮され、その上端が方形横孔8aの天面の円柱突起状の接点ばね係合部8bに係合されている。以上のようにして、接点ばね13の上端及び可動接触子12の中央部は、可動台8に保持されている。
固定鉄心1及び可動鉄心9は、三叉状に形成され、それぞれ対向する中央磁極1a、9a及び二つの側部磁極1b、1b、9b、9bを有している。
図1に示すように、電磁コイル2が非通電の非励磁状態では、可動接触子12は、接点ばね13により方形横孔8aの底面に押付けられている。また、復帰ばね10の復帰力により、可動台8の当接面8cが、正面側ケース4の当接面4bに当接している。
電磁コイル2が通電されて固定鉄心1及び可動鉄心9が励磁され、可動鉄心9が固定鉄心1に吸引されて可動台8が下方へ駆動され、可動接点11、11が固定接点5、5に接触した後、可動鉄心9の対向面が固定鉄心1の吸引面に吸着されるまでの接点ばね13の圧縮距離(接点のワイピング量)Cは、1.5mm程度である。
次に、図1を参照して、実施の形態の接点開閉器100の動作を説明する。図1に示す電磁コイル2が、非通電の状態から通電の状態になると、固定鉄心1が励磁され、可動鉄心9に対して吸引力を発生する。復帰ばね10の復帰力は、吸引力より小さいので、可動鉄心9は復帰ばね10に抗して可動台8とともに固定鉄心1の方向(下方)へ吸引される。
可動鉄心9が下方へ吸引され、3mm程度動くと、可動接点11、11は固定接点5、5に接触して回路が閉じられて固定接触子7と可動接触子12の間に電流が流れ、可動鉄心9が固定鉄心1に近づき、接点ばね13の圧縮距離(接点のワイピング量)が1.5mm程度となると、可動鉄心9が固定鉄心1に吸着される。
次に、図2〜図6を参照して実施の形態1の可動台8及び可動接触子12の形状について説明する。図5及び図6に示すように、樹脂製の可動台8の方形横孔8aの幅Wは、W=5.4mm程度に形成されている。方形横孔8aの右側壁の奥と左側壁の手前には、断面形状が方形の第1の突条8d、第2の突条8eが上下方向に夫々設けられ、第1、第2の突条8d、8eの幅Vは、V=0.7mm程度となっている。
以上説明したように、第1、第2の突条8d、8eは、方形横孔8aの両側壁に上下方向に夫々設けられ、方形横孔8aの奥行き方向(横方向)に、互いに対向しないようにずらして配置され、方形横孔8aの対角位置に形成されている。
図5及び図6に示すように、可動接触子12の両側部には、第1、第2の突条8d、8eにそれぞれ係合する方形の第1、第2の切欠き部12b、12cが形成されている。第1、第2の突条8d、8eと第1、第2の切欠き部12b、12cとの間には所定の隙間が設けられている。
第1、第2の突条8d、8eは、第1、第2の切欠き部12b、12cにそれぞれ係合し、可動接触子12の方形横孔8a内での上下動をガイドし、可動接触子12が方形横孔8aから抜け出ないように保持する。
従来の技術では、可動接触子が方形横孔から抜け出ないように、可動接触子の両側部に突起を設けるので、可動接触子の材料歩留まりが悪くなっていたが、実施の形態1では、可動接触子12の側部に切欠き部12b、12cを設けるようにしたので、材料歩留まりが悪くなることはない。
方形の第1、第2の切欠き部12b、12cの両隅部には、小切欠き部12d、12dが設けられ、小切欠基部12d、12dを設けることにより、可動接触子12の上下動中に第1、第2の突条8d、8eの角部と接触し、角部に残るバリを削り取って粉塵が接点開閉器100のケース内を浮遊し、接点の接触不良を起こすのを防止している。これにより、組立前に可動台8のバリ取り(ブラスト等)を行う必要はない。
なお、図示しないが、方形の第1、第2の突条8d,8eの両角部を円形に面取りすれば、小切欠き部12d、12dを設けなくてもよい。また、図示しないが、方形の第1、第2の突条8d,8eの先端部及び第1、第2の切欠き部12b、12cの底部を半円形に形成すれば、バリの発生を防ぐことができる。
小切欠き部12dから可動接触子12の他の側部までの幅(可動接触子の最小幅)Uは、U=4.1mm程度となっている。図7に示す従来技術の一例では、突条8d及び8eが方形横孔8aの中央部に設けられているので、小切欠き部12d、12d間の幅(可動接触子の最小幅)Uが、U=3.2mm程度と狭くなり、可動接触子12の電流容量が小さくなっているが、実施の形態1では、可動接触子12の第1、第2の切欠き部12b、12cを、互いに対向しないように横方向にずらして配置しているので、可動接触子の最小幅Uは、U=4.1mm程度となっていて、切欠き部の形成(可動接触子の有効幅の減少)による電流容量の減少を最小限に抑えている。
図2に示すように、可動台8の方形横孔8aの天面に設けられた接点ばね係合部8bの下端と、第1の突条8dの上端との上下方向隙間Tは、可動接触子12の底面から円錐突起状のばね受け部12aの上端までの高さ(可動接触子12の最大高さ)よりも大きく形成している。また、接点ばね係合部8bの下端と、第2の突条8eの上端との上下方向隙間Sは、接点ばね13の最圧縮長よりも大きく形成している。
隙間Tが可動接触子12の最大高さよりも大きいので、可動接触子12を水平にして方形横孔8aの上部に挿入し、第1、第2の切欠き部12b、12cを、夫々第1、第2の突条8d、8eに嵌合(係合)させ、可動接触子12を方形横孔8aの底部に落とし込むことができる。
隙間Sが接点ばね13の最圧縮長よりも大きいので、接点ばね13を最圧縮状態にして方形横孔8aの上部の中央部まで水平に挿入し(組立ロボットで行うことができる)、拘束を解いて伸張させれば、接点ばね13の下端が可動接触子12のばね受け部12aに係合し、接点ばね13の上端が方形横孔8aの天面の接点ばね係合部8bに係合する。このように、隙間T及び隙間Sを設けたので、可動接触子12及び接点ばね13の組立性が良い。
なお、隙間Tは、接点ばね13の最圧縮長よりも小さくなっていて、接点ばね13の挿入時に、接点ばね13が隙間Tから方形横孔8aの外に飛び出してしまうことはない。
また、図5に示すように、第1、第2の突条8d、8eと、これに対向する横孔8aの側壁との距離Nは、接点ばね13の外径Mより小さく形成されていて、方形横孔8a内に挿入されて伸張した接点ばね13が方形横孔8aから外へ飛び出してしまうことはない。
図7に示すように、従来の技術では、接点ばねを保持するために、可動接触子12に円錐突起状のばね受け部12aを設ける必要があった。ばね受け部12aは、板状の可動接触子12の中央部を円錐状に押出し成形して形成されるが、押出し成形された部分は電流の流れが悪くなり、可動接触子12の電流容量を低下させていた。
図5に示すように、実施の形態1の接点開閉器は、互いに対向しないように横方向にずらして配置した第1、第2の突条8d、8e及び方形横孔8aの側壁により、接点ばね13を囲い込んで保持することができるので、可動接触子12にばね受け部12aを設けておらず(図6には、ばね受け部を設けるときの形状と位置を説明するために、ばね受け部12aを記載している。)、可動接触子12の電流容量は低下していない。
実施の形態2.
図8は、本発明の接点開閉器の実施の形態2を示す、実施の形態1の図6と同様の図である。図8を参照して実施の形態2の可動台8及び可動接触子12の形状について説明する。図8に示すように、樹脂製の可動台8の方形横孔8aの右側壁の手前と左側壁の奥には、断面形状が方形の第1の突条8d、第2の突条8eが上下方向に夫々設けられている。
図8は、本発明の接点開閉器の実施の形態2を示す、実施の形態1の図6と同様の図である。図8を参照して実施の形態2の可動台8及び可動接触子12の形状について説明する。図8に示すように、樹脂製の可動台8の方形横孔8aの右側壁の手前と左側壁の奥には、断面形状が方形の第1の突条8d、第2の突条8eが上下方向に夫々設けられている。
可動接触子12の両側部には、第1、第2の突条8d、8eにそれぞれ係合する方形の第1、第2の切欠き部12b、12cが形成されている。第1、第2の突条8d、8eと第1、第2の切欠き部12b、12cとの間には所定の隙間が設けられている。
図6に示す実施の形態1の可動台8及び可動接触子12の形状と比較して明らかなように、実施の形態2の第1、第2の突条8d、8e及び第1、第2の切欠き部12b、12cの、方形横孔8a中央部からのずらし方向を、実施の形態1のずらし方向と逆にしている。図示はしないが、ずらし方向を逆にするのではなく、中央部からのずらし量を異ならせてもよい。
可動接触子12及び可動台8以外の部品を略同一部品として、例えば、定格電流容量が10Aと15Aのように異なる定格の接点開閉器を製造するときに、実施の形態1と実施の形態2の形状で区別するようにすれば、可動接触子12の誤組立を防止することができる。
実施の形態3.
図9は、本発明の接点開閉器の実施の形態3を示す、実施の形態1の図6と同様の図である。図9を参照して実施の形態3の可動台8及び可動接触子12の形状について説明する。図9に示すように、樹脂製の可動台8の方形横孔8aの右側壁の奥と左側壁の手前には、断面形状が三角形の第1の突条8d、第2の突条8eが上下方向に夫々設けられている。
図9は、本発明の接点開閉器の実施の形態3を示す、実施の形態1の図6と同様の図である。図9を参照して実施の形態3の可動台8及び可動接触子12の形状について説明する。図9に示すように、樹脂製の可動台8の方形横孔8aの右側壁の奥と左側壁の手前には、断面形状が三角形の第1の突条8d、第2の突条8eが上下方向に夫々設けられている。
可動接触子12の両側部には、第1、第2の突条8d、8eにそれぞれ係合する三角形の第1、第2の切欠き部12b、12cが形成されている。第1、第2の突条8d、8eと第1、第2の切欠き部12b、12cとの間には所定の隙間が設けられている。
三角形の第1、第2の切欠き部12b、12cの頂部には、小切欠き部12d、12dが設けられ、小切欠基部12d、12dを設けることにより、可動接触子12の上下動中に第1、第2の突条8d、8eの角部と接触し、角部に残るバリを削り取って粉塵が接点開閉器100のケース内を浮遊し、接点の接触不良を起こすのを防止している。これにより、組立前に可動台8のバリ取り(ブラスト等)を行う必要はない。
切欠き部12b、12c(小切欠き部12d)から可動接触子12の他の側部までの幅(可動接触子の最小幅)Uは、U=4.1mm程度であり、図6に示す実施の形態1の可動接触子の最小幅Uと同等としているが、切欠き部12b、12cが電流の流れ方向に対して傾斜しているので、電流抵抗が実施の形態1のものより小さくなり、切欠き部の形成(可動接触子の有効幅の減少)による電流容量の減少をさらに小さくしている。
実施の形態4.
図10は、本発明の接点開閉器の実施の形態4の可動接触子を示す斜視図であり、図11は、可動台に実施の形態4の可動接触子及び接点ばねを組み込んだ状態を示す斜視図であり、図12は、図11と同様の状態を示す側面図である。
図10は、本発明の接点開閉器の実施の形態4の可動接触子を示す斜視図であり、図11は、可動台に実施の形態4の可動接触子及び接点ばねを組み込んだ状態を示す斜視図であり、図12は、図11と同様の状態を示す側面図である。
図10〜図12に示すように、実施の形態4の可動接触子12の両側部には、可動台8の第1、第2の突条8d、8eにそれぞれ係合する略方形の第1、第2の切欠き部12b、12cが形成されている。第1、第2の切欠き部12b、12cの側辺部を円弧状に上方へ折曲げ、第1、第2の突条8d、8eに接触して摺動する折曲げ湾曲面12f、12fを形成している。
滑らかな折曲げ湾曲面12f、12fを第1、第2の突条8d、8eに接触させて摺動させることにより、第1、第2の突条8d、8eの摺動磨耗を抑えることができる。
1 固定鉄心
2 電磁コイル
2a 巻枠
3 背面側ケース
4 正面側ケース
4a ガイド孔
5 固定接点
6 端子ねじ
7 固定接触子
8 可動台
8a 方形横孔(横孔)
8b 接点ばね係合部
8d 第1の突条
8e 第2の突条
9 可動鉄心
10 復帰ばね
11 可動接点
12 可動接触子
12a ばね受け部
12b 第1の切欠き部
12c 第2の切欠き部
12d 小切欠き部
12f 折曲げ湾曲面
13 接点ばね
100 接点開閉器
2 電磁コイル
2a 巻枠
3 背面側ケース
4 正面側ケース
4a ガイド孔
5 固定接点
6 端子ねじ
7 固定接触子
8 可動台
8a 方形横孔(横孔)
8b 接点ばね係合部
8d 第1の突条
8e 第2の突条
9 可動鉄心
10 復帰ばね
11 可動接点
12 可動接触子
12a ばね受け部
12b 第1の切欠き部
12c 第2の切欠き部
12d 小切欠き部
12f 折曲げ湾曲面
13 接点ばね
100 接点開閉器
Claims (9)
- 可動鉄心に連結された可動台の横孔内に接点ばねと可動接触子とを保持し、電磁コイルにより固定鉄心及び前記可動鉄心を励磁・非励磁させて前記可動台を上下動させ、固定接触子と前記可動接触子とを開閉させる接点開閉器において、
前記可動台の横孔の両側壁に夫々設けられ、前記可動接触子の前記横孔内での上下動をガイドする第1、第2の突条を、互いに対向しないように横方向にずらして配置し、
前記可動接触子の両側部に、前記第1、第2の突条に係合するように、夫々第1、第2の切欠き部を配置したことを特徴とする接点開閉器。 - 前記横孔の天面に設けられた接点ばね係合部の下端と前記第1の突条の上端との上下方向隙間が、前記可動接触子の最大高さよりも大きく、前記接点ばね係合部の下端と前記第2の突条の上端との上下方向隙間が、前記接点ばねの最圧縮長よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の接点開閉器。
- 前記横孔の第1、第2の突条とこれに対向する側壁との間の距離は、前記接点ばねの外径よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の接点開閉器。
- 前記横孔の第1、第2の突条及び前記可動接触子の第1、第2の切欠き部のずらし方向又はずらし量を、接点開閉器の定格電流容量等により異ならせたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の接点開閉器。
- 前記横孔の突条の断面形状及び前記可動接触子の切欠き部の形状は方形であり、該方形の切欠き部の両隅部に小切欠き部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の接点開閉器。
- 前記横孔の突条の断面形状及び前記可動接触子の切欠き部の形状は方形であり、該方形の突条の両角部が面取りされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の接点開閉器。
- 前記横孔の突条の先端部及び前記可動接触子の切欠き部の底部が半円形に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の接点開閉器。
- 前記横孔の突条の断面形状及び前記可動接触子の切欠き部の形状は三角形であり、該三角形の切欠き部の頂部に小切欠き部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の接点開閉器。
- 前記可動接触子の切欠き部の側辺部を円弧状に折曲げ、折曲げ湾曲面が前記突条に接触するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の接点開閉器。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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