JP2008176833A - 信号処理装置、信号処理装置の制御方法 - Google Patents

信号処理装置、信号処理装置の制御方法 Download PDF

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Naoya Yamakawa
尚哉 山川
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Abstract

【課題】同一ディスクが装填され続ける状況下での光ディスク装置の再起動時の起動時間の短縮化を図る。
【解決手段】光ディスクに対して信号の記録又は再生の処理を行う信号処理装置において、前記光ディスク装置に装填された前記光ディスクの種別に応じた記録又は再生条件を構成するパラメータ値を生成する条件設定回路と、前記パラメータ値を格納する揮発性メモリと、前記パラメータ値を格納する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリに前記パラメータ値が格納された後に、前記揮発性メモリに格納された前記パラメータ値に基づいて前記光ディスクの記録又は再生の処理を行う信号処理回路と、を備え、前記条件設定回路は、前記光ディスク装置に装填されている前記光ディスクの状態を示すステータス信号に基づいて、前記パラメータ値を生成して前記信号処理回路に前記パラメータ値を設定するか、又は、前記不揮発性メモリに格納された前記パラメータ値を読み出して前記信号処理回路に前記パラメータ値を設定するか、のいずれかの処理を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、信号処理装置、信号処理装置の制御方法に関する。
近年、CD系(CD−ROM、CD−R/RW)やDVD系(DVD−ROM、DVD−RAM、DVD±R/RW)のみならず、HDDVD系(HDDVD−ROM、HDDVD−RAM、HDDVD−R/RW)、BD系(BD−ROM、BD−RE)、複合系(DVD−HDDVD、DVD−BD)等といった多様な種別の光ディスクが提案されている。尚、これらの光ディスクは、種別毎にそれぞれ記録/再生条件が異なる。このため、光ディスクの記録/再生を行う光ディスク装置の起動時において、装填された光ディスクの種別を正確に判別して、その判別した種別に応じた記録/再生条件を適切に設定する必要がある。
そこで、従来の光ディスク装置は、図4に示すフローチャートに従って起動する。まず、光ディスク装置のシステム電源をオンし(501)、装填された光ディスクの種別毎の相違に基づいて、ディスク判別処理を行う(S502)。具体的には、光ディスクからの反射光量や光ディスクからの反射光を受光するまでの時間に基づいて、ディスク判別処理が行われる(例えば、以下に示す特許文献1、2を参照)。
ディスク判別処理(S502)の後、判別された光ディスクの種別毎に応じた記録/再生条件を構成する各種パラメータ値を初期調整するディスク毎調整処理を行う(S503)。具体的には、ディスク毎調整処理として、フォーカスサーボ系やトラッキングサーボ系といった各種サーボ系のゲイン調整やオフセット調整が行われる。尚、ディスク毎調整処理において初期調整される各種パラメータ値や、光ディスクから読み出したディスク情報等は、揮発性メモリに記憶される。そして、従来の光ディスク装置は、この揮発性メモリに記憶された各種パラメータ値を用いて、光ディスクの記録/再生処理を開始する(S504)。
特開2004−234772号公報 特開2006−277846号公報
ところで、光ディスク装置に供給されるシステム電源がオフすると、揮発性メモリに記憶されたディスク情報等は消去される。システム電源がオフする原因としては、光ディスク装置のパワーオフモードが挙げられる。例えば、パソコンのような複数の機能要素を有する情報処理装置に光ディスク装置が含まれるような場合、情報処理装置は駆動し続けているが、光ディスク装置はその不使用状態が継続するため、光ディスク装置へのシステム電源の供給を停止する。このとき、揮発性メモリに記憶されていた各種パラメータ値は消去される。
パワーオフモードの終了によって、システム電源が再投入(オン)されて光ディスク装置を再起動させる場合、システム電源をオフする前と同一の光ディスクが装填されているにも関わらず、従来の光ディスク装置は上記ディスク判別処理並びに上記ディスク毎調整処理を再度行う必要があった。これにより、光ディスク装置の起動時間が長引くので、ユーザビリティ悪化の一つの要因となっていた。
前述した課題を解決するための主たる本発明は、光ディスクに対して信号の記録又は再生の処理を行う信号処理装置において、前記光ディスク装置に装填された前記光ディスクの種別に応じた記録又は再生条件を構成するパラメータ値を生成する条件設定回路と、前記パラメータ値を格納する揮発性メモリと、前記パラメータ値を格納する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリに前記パラメータ値が格納された後に、前記揮発性メモリに格納された前記パラメータ値に基づいて前記光ディスクの記録又は再生の処理を行う信号処理回路と、を備え、前記条件設定回路は、前記光ディスク装置に装填されている前記光ディスクの状態を示すステータス信号に基づいて、前記パラメータ値を生成して前記信号処理回路に前記パラメータ値を設定するか、又は、前記不揮発性メモリに格納された前記パラメータ値を読み出して前記信号処理回路に前記パラメータ値を設定するか、のいずれかの処理を行うこと、とする。
本発明によれば、同一ディスクが装填され続ける状況下での光ディスク装置の再起動時間の短縮化を図ることができる。
<<情報処理装置の構成>>
図1は、本発明に係る情報処理装置100の筐体内部の構成を示した図である。
情報処理装置100は、光ディスク10に対して光学的に情報を記録/再生する光ディスク装置300を含め複数の機能機構を有して構成される。光ディスク装置300は、CD系、DVD系、HDDVD系、BD系若しくは複合系の光ディスク10のうち、少なくともいずれか2種類に対応したプレイヤー/レコーダである。例えば、情報処理装置100としては、光ディスク装置300を含んだパソコン、カーオーディオ機器、カーナビ装置等が該当する。
尚、本実施形態において、情報処理装置100は、光ディスク装置300の他、メインボード105上に、情報処理装置100全体を制御するCPU115を搭載したチップセット110、電源回路基板200、オーディオ信号処理回路基板400、ビデオ信号処理回路基板500等が実装されて構成される。
また、情報処理装置100は、電源回路基板200と接続される電源スイッチ210並びに電源端子220、オーディオ信号処理回路基板400とスピーカー410との間のインタフェースである音声出力端子405、ビデオ信号処理回路500と表示装置510との間のインタフェースであるビデオ出力端子505を具備する。
尚、電源回路基板200は、情報処理装置100全体にシステム電源を提供する。詳述すると、電源回路基板200は、電源スイッチ210をオンすることにより、電源端子220から供給される商用電源(AC電源)を、スイッチングレギュレータによって所定のDCレベルのシステム電源(DC電源)へと変換する。このシステム電源は、光ディスク装置300の他に、オーディオ信号処理回路400やビデオ信号処理回路500等の情報処理装置100に搭載される全機能機構に対して、電源ケーブル230、231、232等を介して分配供給される。
また、電源回路基板200は、チップセット110の制御により、光ディスク装置300、オーディオ信号処理回路400、ビデオ信号処理回路500に対してシステム電源を供給するか否かを制御できる。具体的には、情報処理装置100本体の操作又は光ディスク装置300本体の操作が所定期間行われない場合、システム電源を自動的にオフしてパワーオフモードに切り替える機能を具備する。この機能は、例えば、光ディスク装置300のみシステム電源をオフさせる制御とすることができる。
尚、本実施形態とは異なるが、光ディスク装置300専用の電源ユニットを設けてもよい。例えば、CDプレイヤー(光ディスク装置300)を搭載したパソコン(情報処理装置100)の場合、パソコン本体の電源ユニットとは別に、CDプレイヤー専用の電源ユニットを設けることができる。これにより、パソコン本体のシステム電源をオンにしなくても、CDプレイヤーのみ起動させることができる。
<<光ディスク駆動装置の構成>>
===トレーローディング方式===
本実施形態において、光ディスク装置300は、光ディスク10の装填方式として、トレーローディング方式を採用しており、トレー310を具備する。トレー310は、光ディスク10を光ディスク装置300内部に収納するための容器であり、排出ボタン330、ローディング用モータ312等を具備する。
トレー310が、図1中のX方向に排出されて、トレー310の載置台311に光ディスク10が載置された状態とする。
この状態で、排出ボタン330が押下されるか、又はトレー310が一定距離押し込まれた時点で、ローディング用モータ312が、所定方向に回転を開始する。これにより、トレー310は、光ディスク装置300内部の方向(図1中のX’方向)に引き込まれた状態となる。
そして、光ディスク10の中心孔にスピンドルモータ323のスピンドルが磁気回路(不図示)によって挿入され、光ディスク10の回転駆動や光ディスク10に対する光ピックアップ324からレーザ光の出射等が可能な状態となる。
その後、排出ボタン330を再度押下すると、ローディング用モータ312はローディング時とは逆方向に回転し、トレー310は、再び、図1中に示すX方向に排出される。
===ブロック構成===
図2は、本発明に係る光ディスク装置300のブロック構成を示した図である。
光ディスク装置300は、トレー310の他に、スピンドルモータ323、光ピックアップ324、信号処理回路325、ドライバ326、揮発性メモリ327、不揮発性メモリ328、CPU329等を収納する。
開閉センサ3121は、光ディスク装置300のトレー310収納奥に設けられ、トレー310の開閉状況を検出するセンサである。例えば、位置センサ又はリミットスイッチによって実施される。尚、開閉センサ3221は、CPU329と接続されており、開閉センサ3221によって検出されたトレー310の開閉状況を示す第1のステータス信号が、CPU329へと供給される。
スピンドルモータ323は、ドライバ326を介して光ディスク10を回転駆動するモータである。
回転数センサ3231は、スピンドルモータ323と接続され、光ディスク10を回転駆動した際の発生トルクや回転速度等といった回転情報を検出するセンサである。尚、回転数センサ3231は、CPU329とハードワイヤード接続されており、回転数センサ3231によって検出された回転情報を示す第2のステータス信号が、CPU329へと供給される。
光ピックアップ324は、装填後の光ディスク10に対してレーザ光を出射することによって情報を記録/再生する。光ピックアップ324は、半導体レーザから出射するレーザ光を光ディスク10上に集光させるための対物レンズ、光ディスク10からの反射光を受光する光検出器、フォーカスサーボ制御やトラッキングサーボ制御を行うためのアクチュエータ(いずれも不図示)等を有する。
信号処理回路325は、エンコーダ/デコーダ3251、エラー信号生成部3252、エラーアンプ3253、サーボ制御部3254を有する。
エンコーダ/デコーダ3251は、CPU329によるディスク判別結果に従って、判別された光ディスク10の種別に応じたエンコード/デコード処理を行う。例えば、光ディスク10の種別毎のデコード処理としては、つぎのような処理となる。
光ディスク10がCD系と判別された場合、エンコーダ/デコーダ3251は、EFM(Eight to Fourteen Modulation)変調/復調処理や、CIRC(Cross Interleaved Reed Solomon Code)方式の誤り訂正、ECC(Error Correcting Code)方式の誤り訂正を行う。
また、光ディスク10がDVD系と判別された場合、エンコーダ/デコーダ3251は、EFM+(Eight to Fourteen Modulation Plus)変調/復調処理やECC(Error Correcting Code)方式の誤り訂正処理等を行う。
さらに、光ディスク10がHDDVD系と判別された場合には、8−12変調/復調処理や、PRML(Partial Response Maximum Likelihood)方式に従って、パーシャルレスポンス等化処理(PR)やビタビ復号処理(ML)を行った後、ECC方式の誤り訂正処理等を行う。
尚、エンコーダ/デコーダ3251は、揮発性メモリ327とアクセス可能に接続されており、揮発性メモリ327を、エンコード/デコード処理の際の中間データを格納するバッファメモリとして用いる。
エラー信号生成部3252は、光ピックアップ324によって光ディスク10から再生された再生信号に基づいて、光ピックアップ324のアクチュエータ向けのサーボエラー信号を生成する。尚、サーボエラー信号は、例えば、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号である。
エラーアンプ3253は、エラー信号生成部3252において生成されたサーボエラー信号を増幅するアンプである。また、エラーアンプ3253は、オフセット調整機能及びゲイン調整機能を具備したAGC(Automatic Gain Control)付きVGA(Variable Gain Amplifier)とする。
サーボ制御部3254は、エラーアンプ3253より出力されるサーボエラー信号に基づき、光ピックアップ324のアクチュエータを、ドライバ326を介して駆動する。
揮発性メモリ327は、例えば、SRAMやSDRAM等が該当し、電源がオフすると記憶内容が失われるが、アクセス速度が高速であることに特徴がある。尚、本発明に係る揮発性メモリ327は、つぎの二つの記憶領域3271、3272を提供する。
記憶領域3271は、エンコーダ/デコーダ3251がエンコード/デコード処理を実施する際の中間データを格納する領域である。例えば、中間データは、CD系の場合のCIRC方式のリードソロモン符号や、DVD系やHDDVD系の場合のECC方式のECCブロックが該当する。
記憶領域3272は、光ディスク10から読み出したディスク情報や、起動時に初期調整がなされる記録/再生条件を構成する各種パラメータ値を格納する領域である。尚、ディスク情報とは、例えば、光ディスク10のリードインエリアに記録されたTOC(Table Of Contents)情報である。また、パラメータ値とは、例えば、エラーアンプ3253やRFアンプのオフセット調整値/ゲイン調整値、光ピックアップ324のチルト調整値、半導体レーザ素子の発光レベル調整値、信号処理回路325の制御レジスタや状態レジスタに格納する初期値等である。
不揮発性メモリ328は、例えば、ページ単位アクセスが可能なフラッシュメモリや、バイト単位アクセスが可能なEEPROM等が該当し、電源を切っても記憶内容が失われないことに特徴がある。尚、本発明に係る不揮発性メモリ328は、つぎの二つの記憶領域3281、3282を提供する。
記憶領域3281は、CPU329が実行するファームウェアを格納する領域である。即ち、CPU329は、不揮発性メモリ328の記憶領域3281から読み出したファームウェアを実行することで、光ディスク装置300全体の制御を行う。
記憶領域3282は、揮発性メモリ327の記憶領域3272に記憶されたディスク情報及びパラメータ値のバックアップ先となる領域である。
尚、本実施形態の不揮発性メモリ328は、CPU329より直接的にアクセス可能であり、CPU329が実行するファームウェアを格納するプログラムメモリを流用する。これにより、光ディスク装置300の装置規模の増加を抑えつつ、CPU329は、不揮発性メモリ328からディスク情報及びパラメータ値を高速に読み出すことが可能となる。尚、不揮発性メモリ328以外に新たに用意した不揮発性メモリを別途備え、これを記憶領域3282とすることもできる。
CPU329は、光ピックアップ324、信号処理回路325、ドライバ326、揮発性メモリ327、不揮発性メモリ328等、光ディスク装置300全体の制御を司るシステムコントローラである。
尚、本発明の「信号処理装置」は、少なくとも、信号処理回路325、揮発性メモリ327、不揮発性メモリ328、CPU329により構成されるシステムに係るものとする。
また、本発明の「条件設定部」は、エラーアンプ3253のゲイン調整部/オフセット調整部や、CPU329並びに信号処理回路325の制御レジスタ/状態レジスタに係るものとする。
<<光ディスク装置の動作>>
===光ディスクを新たに装填する場合の動作==
図3に示すフローチャートを参照しつつ、新たに光ディスク10を装填する場合の光ディスク装置300の起動時の動作について説明する。
まず、情報処理装置100本体の主電源が投入された場合とする。この場合、電源回路基板200は、システム電源を生成して光ディスク装置300等に供給する。即ち、光ディスク装置300は、システム電源が投入され(S400)、光ディスク10の装填が可能な状態となる。
つぎに、トレー310の排出ボタン330の押下によりトレー310が排出された後、トレー310の載置台311に光ディスク10が載置され、排出ボタン330が再度押下されるか、トレー310が一定距離押し込まれる。これにより、光ディスク10が光ディスク装置300内に装填される。
つぎに、CPU329は、トレー310の開閉状況(トレー310が排出されたか否か)と、トレー310に光ディスク10が収納されているか否か(光ディスク10の有無)を検出する(S401)。
具体的には、CPU329は、開閉センサ3121によって検出された第1のステータス信号に基づき、トレー310の開閉状況を判定する。具体的には、第1のステータス信号は、トレー310が開いていればLレベル、トレー310が閉じていればHレベルとなる。CPU329は、第1のステータス信号のレベルに基づいて、トレー310の開閉状況を判定できる。
また、CPU329は、回転センサ3231から得られる回転情報、もしくは光ピックアップ324からレーザ光を出射した際にディスク面から反射する戻り光の有無を示す第2のステータス信号に基づき、トレー310における光ディスク10の有無を判定する。具体的には、トレー310に光ディスク10が有る場合、回転トルクは大きくなり、回転数は減少し、ディスク面から反射する戻り光が有ることになる。トレー310に光ディスク10が無い場合には、上記とは逆の現象が起こる。そこで、CPU329は、第2のステータス信号に基づき、トレー310に光ディスク10が有るか否かを判別できる。
この場合、CPU329は、トレー310の開閉が有り、且つ、トレー310に光ディスク10が有る旨を検出する(S401:NO)。従って、CPU329は、装填された光ディスク10の記録/再生処理の開始(S409)が可能な状態とするために、以下のように、S402〜S408までの処理を順次実行する。
まず、CPU329は、光ディスク10の種別毎の相違に基づいて、装填された光ディスク10の種別を判別するディスク判別処理を行う(S402)。具体的には、CPU329は、光ディスク10にレーザ光を出射し、光ディスク10からの戻り光の量やその戻り光が得られるまでの時間に基づいて、装填された光ディスク10の大枠となる種別を所定の順番で判別していく。例えば、CD系であるか否かをまずは判別し、CD系でない場合に今度はDVD系であるか否かを判別する。
つぎに、CPU329は、ディスク判別処理(S402)によりディスク種別が判別された後(S403)、その判別された種別毎に応じた記録/再生条件を構成するパラメータ値を初期調整するディスク毎調整処理を行う(S405)。
尚、ディスク毎調整処理(S405)の実行過程において、信号処理回路325は、揮発性メモリ327の記憶領域3272(又は内蔵キャッシュメモリ)にパラメータ値を格納する。ディスク毎調整処理(S405)の終了後では、揮発性メモリ327の記憶領域3272に格納されたパラメータ値が確定する(S406)。
つぎに、CPU329は、判別された光ディスク10の所定領域からディスク情報を読み出すディスク情報取得処理を行う(S407)。尚、ディスク情報取得処理(S407)の実行過程において、信号処理回路325は、揮発性メモリ327の記憶領域3272にディスク情報を格納する。CPU329は、光ディスク10から読み出されたディスク情報を信号処理回路325を介して取得し、この取得したディスク情報に基づいて装填された光ディスク10の詳細な種別を判別する。例えば、CD系と判別された場合、CPU329は、リードインエリアから読み出されたTOC情報に基づいて、CD−ROM、CD−R、CD−RWのいずれであるかを判別する。
つぎに、CPU329は、ディスク情報取得処理(S407)により取得したディスク情報と、ディスク毎調整処理の際に揮発性メモリ327の記憶領域3272に記憶しておいたパラメータ値と、を不揮発性メモリ328の記憶領域3282にも記憶(バックアップ)する(S408)。
その後、CPU329は、揮発性メモリ327に記憶しておいたディスク情報並びにパラメータ値に基づき、光ディスク10の記録/再生を開始する指令を信号処理回路325に出す。これにより、信号処理回路325は、光ディスク10の記録/再生処理を開始する(S409)。
尚、トレー310が排出された後、トレー310の載置台311に光ディスク10を載置されなかった場合、CPU329は、トレー310の開閉は有ったが、トレー310に光ディスク10が無い旨を検出する(S401:NO)。この場合、ディスク判別処理(S402)において“ディスク無し”と判別される(S404)。
===パワーオフモード移行時の動作===
図3を参照して、パワーオフモード移行時の動作について説明する。
まず、上記のS400〜S409までの処理が完了して、光ディスク10の記録/再生処理が開始(S409)された場合とする。この場合、トレー310は装置内部に収納され続ける状態であり、トレー310には光ディスク10が有り続ける状態である。即ち、トレー310の開閉(光ディスク10の出し入れ)が無く、且つ、トレー310に同一の光ディスク10が有る場合である。また、この場合、揮発性メモリ327と不揮発性メモリ328の双方に、光ディスク10の種別に応じたディスク情報及びパラメータ値が記憶された状態である。
その後、システム電源がオンの状態で、光ディスク10の記録/再生処理が所定期間停止した場合(S410:YES)、光ディスク装置300のみシステム電源がオフするパワーオフモードへと移行する(S411)。情報処理装置100全体の待機電力を抑えるべく、光ディスク装置300の待機電力を最小にするためである。例えば、DVDドライブ(光ディスク装置300)を搭載したDVDレコーダ(情報処理装置100)は起動しているが、DVDドライブ(光ディスク装置300)は停止する場合が該当する。
尚、パワーオフモードがこのまま解除されない限り(S412:NO)、光ディスク装置300のシステム電源がオフの状態にあるので、揮発性メモリ327に記憶されたディスク情報及びパラメータ値は消去される。一方、不揮発性メモリ328に記憶されたディスク情報及びパラメータ値はそのままの状態で保持され続ける。
その後、光ディスク装置300を操作して記録/再生処理を再開する場合、光ディスク装置300のシステム電源がオンとなり、パワーオフモードが解除される(S412:YES)。
===パワーオフモード解除後の動作===
図3を参照して、パワーオフモード解除後の動作について説明する。
CPU329は、パワーオフモードを解除するか否かを決定し、パワーオフモードが解除される場合(S412:YES)、光ディスク装置300のシステム電源が投入される(S400)。そして、CPU329は、トレー310の開閉状況と、トレー310における光ディスク10の有無を判定する。この場合、CPU329は、パワーオフモードの移行から解除までの間、トレー310の開閉(光ディスク10の出し入れ)が無く、且つ、トレー310に光ディスク10が有る旨を判定する(S401:YES)。
つぎに、CPU329は、不揮発性メモリ328に記憶されたパラメータ値、ディスク情報を読み出す(S413)。その後、読み出されたパラメータ値を用いて光ディスク10の所定領域からディスク情報を読み出すディスク情報取得処理(S414)が行われる。そして、CPU329は、不揮発性メモリ328からの読み出したディスク情報との整合性を判定する(S415)。即ち、トレー310に有る光ディスク10がパワーオフモードに移行する前と同一の光ディスク10であるか否かを判別する。
不揮発性メモリ328にパラメータ値のみを格納する場合、CPU329は、不揮発性メモリ328からパラメータ値を読み出してレジスタに設定でき、光ディスク10に対して信号の記録又は再生の処理を速やかに開始できる。さらに、パワーオフモード移行前のディスク判別処理(S402)から不揮発性メモリ328にパラメータ値とディスク情報を書き込む(S408)までの処理を省略できる。これにより、同一ディスクが装填され続ける状況下での光ディスク装置300の再起動時間の短縮化が図れる。
<<その他の実施形態>>
以上、本発明の実施形態について説明したが、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
例えば、前述した実施形態では、同一ディスクが装填され続ける状況下で光ディスク装置300の再起動が行われる場合として、パワーオフモード解除後の場合を例に挙げて説明した。この場合以外にも、例えば、光ディスク装置300が、各種ソフトウェア割り込み等に起因したシステムリセットによりシステム電源を一旦オフした後に再起動する場合であっても、本発明を適用できる。また、突発的な停電等でシステム電源がオフした後に光ディスク装置300の再起動をかける場合であっても、本発明を適用できる。
また、前述した実施形態では、光ディスクの装填方式として、トレーローディング方式の場合を例に挙げて説明した。この場合以外にも、光ディスク装置300は、ディスク挿入口に光ディスク10を押し込むと装置内部に光ディスク10が自動的に引き込まれるスロットローディング方式を採用してもよい。あるいは、複数枚の光ディスク10を収納したケースを光ディスク駆動装置100と電気的/機械的に接続して、光ディスク10を切り替えて使用するディスクチェンジャー方式を採用してもよい。
さらに、前述した実施形態では、パワーオフモード解除後に、CPU329は、不揮発性メモリ328からパラメータ値を読み出して(S413)、各種サーボの調整データを格納するレジスタに設定した場合を例に挙げて説明した。この場合以外にも、CPU329は、不揮発性メモリ328からパラメータ値やディスク情報を読み出した後、揮発性メモリ327に転送して格納してもよい。尚、この場合、CPU3297は、揮発性メモリ327に格納されたパラメータ値やディスク情報に基づいて、エラーアンプ3253のオフセットやゲインの調整、光ディスクの再生処理を行う。
本発明に係る情報処理装置の筐体内部の構成を示した図である。 本発明に係る光ディスク装置の構成を示した図である。 本発明に係る光ディスク装置の動作を示すフローチャートである。 従来の光ディスク装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 光ディスク
100 情報処理装置
105 メインボード
110 チップセット
115 CPU
200 電源回路基板
210 電源スイッチ
220 電源端子
230、231、232 電源ケーブル
300 光ディスク装置
310 トレー
311 載置台
312 ローディング用モータ
3121 開閉センサ
320 システム基板
323 スピンドルモータ
3231 回転数センサ
324 光ピックアップ
325 信号処理回路
3251 エンコーダ/デコーダ
3252 エラー信号生成部
3253 エラーアンプ
3254 サーボ制御部
326 ドライバ
327 揮発性メモリ
3271、3272 記憶領域
328 不揮発性メモリ
3281、3282 記憶領域
329 CPU
330 排出ボタン
400 オーディオ信号処理回路基板
405 音声出力端子
410 スピーカー
500 ビデオ信号処理回路基板
505 ビデオ出力端子
510 表示装置

Claims (9)

  1. 光ディスクに対して信号の記録又は再生の処理を行う信号処理装置において、
    前記光ディスク装置に装填された前記光ディスクの種別に応じた記録又は再生条件を構成するパラメータ値を生成する条件設定回路と、
    前記パラメータ値を格納する揮発性メモリと、
    前記パラメータ値を格納する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリに前記パラメータ値が格納された後に、前記揮発性メモリに格納された前記パラメータ値に基づいて前記光ディスクの記録又は再生の処理を行う信号処理回路と、
    を備え、前記条件設定回路は、前記光ディスク装置に装填されている前記光ディスクの状態を示すステータス信号に基づいて、前記パラメータ値を生成して前記信号処理回路に前記パラメータ値を設定するか、又は、前記不揮発性メモリに格納された前記パラメータ値を読み出して前記信号処理回路に前記パラメータ値を設定するか、のいずれかの処理を行うこと、を特徴とする信号処理装置。
  2. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    前記ステータス信号は、前記光ディスク装置に対して前記光ディスクの出し入れが行われたか否かを示す第1のステータス信号と、前記光ディスク装置に前記光ディスクがあるか否かを示す第2のステータス信号と、を含み、
    前記条件設定回路は、前記第1のステータス信号又は前記第2のステータス信号に基づいて、前記パラメータ値を生成して前記信号処理回路に前記パラメータ値を設定するか、又は、前記不揮発性メモリに格納された前記パラメータ値を読み出して前記信号処理回路に前記パラメータ値を設定するか、のいずれかの処理を行うこと、を特徴とする信号処理装置。
  3. 請求項2に記載の信号処理装置において、
    前記条件設定回路は、前記第1のステータス信号が前記光ディスクの出し入れが行われていないことを示す場合に、前記不揮発性メモリに格納された前記パラメータ値を読み出して前記信号処理回路に前記パラメータ値を設定すること、を特徴とする信号処理装置。
  4. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    前記条件設定回路は、前記揮発性メモリを用いて前記パラメータ値を生成し、前記パラメータ値の生成が完了したときに前記揮発性メモリに格納された前記パラメータ値を前記不揮発性メモリに転送し、
    前記信号処理回路は、前記パラメータ値を前記不揮発性メモリに転送した後に、前記光ディスクの記録又は再生の処理を行うこと、を特徴とする信号処理装置。
  5. 請求項1に記載の信号処理装置において、
    前記不揮発性メモリは前記パラメータ値を格納するとともに前記光ディスク装置を制御するファームウェアを格納すること、を特徴とする信号処理装置。
  6. 光ディスクに対して信号の記録又は再生の処理を行う信号処理装置の制御方法において、
    前記光ディスク装置に装填された前記光ディスクの種別に応じた記録又は再生条件を構成するパラメータ値を設定するパラメータ値設定ステップと、
    前記パラメータ値を揮発性メモリに格納する揮発性メモリ格納ステップと、
    前記パラメータ値を不揮発性メモリに格納する不揮発性メモリ格納ステップと、
    前記不揮発性メモリ格納ステップの後に、前記パラメータ値に基づいて前記光ディスクの記録又は再生の処理を行う信号処理ステップと、
    を備え、前記パラメータ値設定ステップは、前記パラメータ値の生成処理を行うパラメータ値生成ステップと、前記不揮発性メモリに格納された前記パラメータ値を読み出すパラメータ値転送ステップと、を含み、前記光ディスク装置に装填されている前記光ディスクの状態を示すステータス信号に基づいて前記パラメータ値生成ステップ又は前記パラメータ値転送ステップのいずれかを行うこと、を特徴とする信号処理装置の制御方法。
  7. 請求項6に記載の信号処理装置の制御方法において、
    前記ステータス信号は、前記光ディスク装置に対して前記光ディスクの出し入れが行われたか否かを示す第1のステータス信号と、前記光ディスク装置に前記光ディスクがあるか否かを示す第2のステータス信号と、を含み、
    前記パラメータ値設定ステップは、前記第1のステータス信号又は前記第2のステータス信号に基づいて、前記パラメータ値生成ステップ又は前記パラメータ値転送ステップのいずれかを行うこと、を特徴とする信号処理装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の信号処理装置の制御方法において、
    前記パラメータ値転送ステップは、前記第1のステータス信号が前記光ディスクの出し入れが行われていないことを示す場合に行われること、を特徴とする信号処理装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載に信号処理装置の制御方法において、
    前記パラメータ値設定ステップにおいて前記パラメータ値生成ステップが行われる場合、前記不揮発性メモリ格納ステップは、前記揮発性メモリ格納ステップの後に行われ、前記揮発性メモリに格納された前記パラメータ値を前記不揮発性メモリに転送すること、を特徴とする信号処理装置の制御方法。
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