JP2008174298A - 飲料物用2層容器 - Google Patents

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紀章 鹿田
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Abstract

【課題】 缶やペットボトルで販売されているコーヒーやお茶は、酸化し味が劣化しやすいので、容器を工夫することで従来製品よりも香り高いコーヒーやお茶を提供すること。
【解決手段】 水等の液体とコーヒーやお茶の粉体とを別々に用意し、水等の液体を充填する部分とはアルミ箔等の膜で隔離された空間を容器底に設け、そこにコーヒーやお茶等の粉体と開封具とを収納する。飲用時には容器底を一押しすれば液体と粉体とを隔離する為の膜を切り開くことができるが、この時点では飲み口は未開封なので、容器全体を振ることで簡単に混ぜ合わせることができる。
【選択図】図1

Description

本発明はコーヒーやお茶を酸化しにくく保存する為、水等の液体と、コーヒーやお茶の粉体もしくは濃縮液体等の飲料物の素を別々に収納できる容器に関するものである。
従来の缶やペットボトルで販売されているコーヒーやお茶は、容器が単層のため原材料を全て混ぜ合わせて充填してあった。
その為酸化し味が劣化しやすく、また乳成分が分離しやすい等の欠点があった。
それを防止する為様々な工夫がなされているが、中には香料や乳化剤等の添加物を添加している製品も少なくなく健康上あまり好ましくない。
そこで容器を工夫することによって上記問題を解決しようとした例として、特許文献1から特許文献4に開示されているものがある。
特開2003−072822号 公報 実開H05−061075号 公報 実開S62−80871号 公報 特開H09−124078号 公報
缶やペットボトルで販売されているコーヒーやお茶は酸化し味が劣化しやすいので、インスタントコーヒーや粉茶の状態のまま、水等の液体と別々に収納でき、飲む直前に簡単に混ぜ合わせることができるようになれば、香料等の添加物に頼ることなく香り高いコーヒーやお茶を提供することができるので、容器を工夫することでこれを可能にすることを課題とする。
特許文献1、特許文献3の欠点としてまず、粉体の収納量が少ないことがあげられる。コーヒーやお茶の粉体がこれだけの量では、一般的に市販されているコーヒーやお茶の濃度に達しないのではないか。
次に特許文献1、特許文献2、特許文献4に共通しているのが、開封方法に細い突起物を利用している点である。このため開封部が小さくしか確保できず、液体で湿った粉体が詰まり、その粉体が液体中に落下するのを妨げてしまう。
特許文献3のもう一つの欠点は、突起を押すだけで隔壁を開封出来るようであるが実際に生産する場合の具体的な技術が記されていない点である。容器の気密性を保ち、尚かつひと押しでつぶれ、また突起がつぶされた圧力のみで隔壁を開封せしめるのは、現在の製缶技術では不可能である。
また、特許文献2、特許文献4の欠点として、飲み口を開封した後に缶を振らなくてはいけない構造なので中身が漏れる為、しっかり振ることが出来ず混ざりにくいことがあげられる。
また、特許文献2、特許文献4は部品点数や製作工程が多くコストがかかり過ぎる。
上記理由からどれも商業、工業的に見て現実的ではなく今だ製品化されていないようである。
本発明は上記課題を解決する為、容器底に、底面よりの高さが全周にわたり等しい縁を有し該縁上面に平らなものを接着可能な下面が容器外側に向かい膨らんだ凹みを設け、該凹みは下面膨らみを容器外側から押すと平らになった状態を経て容器内側にペコンとへこみ、逆から押さないと復元しないような形状にする。
そして、該凹みの中に金属またはプラスチック等の硬く変型しにくい素材を用い該凹み縁上面以下にきっちり納まるが上下に移動可能な寸法の盆型に成形した外周上端部にギザギザの刃部を有する開封具と、該開封具上部に乗せたコーヒーやお茶の粉体もしくは濃縮液体等の飲料物の素となる内容物とを収納したのち、凹み縁上面にアルミ箔等の不浸透性の膜を平らに接着することで密閉し、その後容器上部空間に充填した水等の液体と隔離し保存しておく。
飲用時には容器上部に設けた飲み口を開ける前に凹み下面膨らみを容器内側に向かってへこむまで押しきることにより、開封具が凹みから押し出され、隔壁となっているアルミ箔等の不浸透性の膜を切り開き、容器全体を振っても内容物が飛び散ることなくコーヒーやお茶の粉体もしくは濃縮液体等の飲料物の素となる内容物と水等の液体とを混合できる。
そして、あらかじめ開封具における刃部の相対する2ケ所に5ミリ幅くらいの刃が無い切り欠きを設け、隔壁となっている不浸透性の膜に切り残しを2箇所つくれば、該不浸透性の膜が浮遊するのを防止し、かつ開封具の浮遊も防止することができるので、不浸透性の膜および開封具が飲み口を塞ぐこともない。
また、アルミ箔等の不浸透性の膜に、切断後は水等の液体側に反ってめくれるように残存応力を与えておくことにより、コーヒーやお茶の粉体もしくは濃縮液体等の内容物と水等の液体とが混合しやすくできる。
上述したように本発明は水等の液体とコーヒーやお茶の粉体もしくは濃縮液体等の飲料物の素とを一つの容器に別々に収納できるのでそれらを劣化しにくくし、乳成分を入れる場合も水等の液体と隔離しておけば、分離を防止するため現在添加されている乳化剤等を添加しなくてよいので、安全で香り高いコーヒーやお茶を提供できる。
さらに、インスタントコーヒー、ミルク、砂糖、チョコレート、ココア等の多種多様なものを保存性のメリット、デメリットや風味を考慮して分離充填すれば、従来製品より美味しい多種類のコーヒーを提供することができる。
それに、従来発明よりも部品数や組立工数が少ないので安価なコストで製作することができるし、開封操作が簡単なので消費者への負担が少なく普及しやすい。
しかも、ひと押しで素早く広い面積の隔壁を切り開くことができるので、別々に収納されたもの同士を容器全体を振ることで確実に混ぜ合わせることができる。
また、本発明は単純な構造の為、スチールやアルミ、PET樹脂等のいずれの素材でも製作することが可能なので多くの種類のものが充填可能になり、利用範囲が広い。
また、必要に応じて製缶技術が許す限り凹みの体積を大きくとれるので様々な製品条件に対応出来る。
もし、飲むことができないカスが残る挽いたコーヒー豆や茶葉等を凹みの内容物として使用する場合には、半球状の金網のフィルターを飲み口と不浸透性の膜との間に取り付ければ簡単に飲み口からのカスの流出を防止できる。
なので、例えば挽いたコーヒー豆を使用すれば、隔壁となっている不浸透性の膜を切り開いた後しばらく放置すると美味しい水出しコーヒーができるし、事前に容器ごと温めておけば不浸透性の膜を切り開いてから短時間でいれたての美味しいレギュラーコーヒーができる。
また、玉露茶葉を使用すれば同じような効果が期待出来る。
発明を実施する為の最良の形態
以下、本発明の実施の形態を図1〜図7に基づいて説明する。
本容器はアルミ、スチールやPET樹脂等の素材で製作可能だが、ここで示す図はスチールで製作した3ピース缶を例に製図した。
図1は膜(5)を切り開く前の状態で、プレス成形で缶底に設けた凹み(2)の中に、開封具(3)とその上部に乗せた内容物(4)とを収納した後、隔壁となる膜(5)を縁(1)に接着し、上部空間に液体(6)を充填した状態である。
図2は下面膨らみ(7)を容器内側に向かってへこむまで押しきることにより、開封具(3)が凹み(2)から押し出され、隔壁となっている膜(5)を切り開いた状態である。
図3は開封具(3)が凹み(2)から押し出され、隔壁となっている膜(5)を切り開いたところの斜視図であるが、図4のように開封具(3)に切り欠き(8)を設けておいた為、膜(5)に切り残しが2箇所でき、開封具(3)と膜(5)が液体(6)中を浮遊しないことを表している。
また、膜(5)に、切断後は液体(6)側に反ってめくれるように残存応力を与えておくことにより、内容物(4)と液体(6)とがより混合しやすくできる。
図4で表した開封具(3)の形状では剛性が不十分な場合、図5のように補強リブ(9)を設けてもよい。
もし飲むことができないカスが残る挽いたコーヒー豆や茶葉等を凹み(2)の内容物(4)として使用する場合には、図7のように半球状の金網のフィルター(10)を飲み口と膜(5)の間に取り付ければ飲み口からのカスの流出を防止できる。
この場合、インスタントコーヒーと比べると内容物(4)の量が多くなるので、凹み(2)の体積を製缶技術の許す範囲で大きくとる必要がある。
缶底の断面からの横視図である 隔壁である膜を切り開いた状態の缶底の断面からの横視図である 隔壁である膜を切り開いた状態の缶底内部の斜視図である 開封具の斜視図である 補強リブをいれた開封具の一例の斜視図である 容器を逆さまにした状態の斜視図である 缶底にフィルターを取り付けた状態の断面図である
符号の説明
1 縁
2 凹み
3 開封具
4 コーヒーやお茶の粉体もしくは濃縮液体等の飲料物の素となる内容物
5 アルミ箔等の不浸透性の膜
6 水等の液体
7 下面膨らみ
8 切り欠き
9 補強リブ
10 フィルター

Claims (8)

  1. 容器底に、底面よりの高さが全周にわたり等しい縁を有し該縁上面に平らなものを接着可能な下面が容器外側に向かい膨らんだ凹みを設け、該凹みの中に金属またはプラスチック等の硬く変型しにくい素材を用い該凹み縁上面以下にきっちり納まるが上下に移動可能な寸法の盆型に成形した外周上端部にギザギザの刃部を有する開封具と、該開封具上部に乗せたコーヒーやお茶の粉体もしくは濃縮液体等の飲料物の素となる内容物とを収納したのち、凹み縁上面にアルミ箔等の不浸透性の膜を平らに接着することで密閉し、その後容器上部空間に充填した水等の液体と隔離保存しておき、飲用時には容器上部に設けた飲み口を開ける前に凹み下面膨らみを容器内側に向かってへこむまで押しきることにより、開封具が凹みから押し出され、隔壁となっているアルミ箔等の不浸透性の膜を切り開き、容器全体を振ることでコーヒーやお茶の粉体もしくは濃縮液体等の飲料物の素となる内容物と水等の液体とを混合できることを特徴とした飲料物用2層容器
  2. 開封具における刃部の相対する2ケ所に5ミリ幅くらいの刃が無い切り欠きを設け、隔壁となっている不浸透性の膜に切り残しを2箇所つくることにより該不浸透性の膜が浮遊するのを防止し、かつ開封具の浮遊も防止することで、不浸透性の膜および開封具が飲み口を塞がないことを特徴とした請求項1に記載の飲料物用2層容器
  3. アルミ箔等の不浸透性の膜に、切断後は水等の液体側に反ってめくれるように残存応力を与えておくことにより、コーヒーやお茶の粉体もしくは濃縮液体等の飲料物の素となる内容物と水等の液体とが混合しやすくした請求項1及至請求項2のいずれか一に記載の飲料物用2層容器
  4. 凹み下面膨らみを一度最後まで押しきると剥離するようなコーティングを、該下面膨らみに施し、アルミ箔等の不浸透性の膜が未開封なのか開封済みであるかを外部より識別できるようにした請求項1及至請求項3のいずれか一に記載の飲料物用2層容器
  5. 飲むことができないカスが残るレギュラーコーヒーや茶葉等を凹みの内容物として使用する場合には、容器内部に金網のフィルターを取り付け飲み口からのカスの流出を防止できることを特徴とした請求項1及至請求項4のいずれか一に記載の飲料物用2層容器
  6. 凹み下面膨らみを容器外側から押すと平らになった状態を経て容器内側にペコンとへこみ、逆から押さないと復元しないような形状を特徴とした請求項1及至請求項5のいずれか一に記載の飲料物用2層容器
  7. 飲料水用の缶やペットボトル等の容器の素材に従来から使用されてきたスチールやアルミ、PET樹脂のいずれでも製作可能な請求項1及至請求項6のいずれか一に記載の飲料物用2層容器
  8. 2種類のものを別々に保存したほうが好結果を得られるものであれば、当容器の素材を吟味することでそのすべてのものに対応可能な請求項1及至請求項7のいずれか一に記載の飲料物用2層容器
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