JP2008173457A - ニキビ治療用皮膚穿刺装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吹き出物を潰すことを安全に補助し、膿を除去する手段を提供する。
【解決手段】本発明は、穿刺要素を有する皮膚穿刺装置およびニキビの治療にそれを使用することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

開示の内容
〔発明の背景〕
ニキビは、顔、胸、および背中の吹き出物を特徴とする一般的な皮膚病である。ニキビは、皮膚の孔が油、壊死した皮膚細胞および細菌で詰まると生じる。炎症性病変は、疼痛、圧痛、そう痒または腫脹の原因となる場合がある。このような病変で最も問題なのは、美容上の悪影響である。
吹き出物を潰す行為は、隆起したニキビ、特に膿疱性病変が隆起するのを速やかに抑えるために広く行われているが感情的な行為である。現在、吹き出物を潰すには、指で吹き出物を強く圧迫するが、これは、感染症、炎症後色素沈着、さらには瘢痕化さえも伴う恐れがある。滅菌した皮下針を使用して吹き出物の先端を裂いて膿を出すことはできるが、この種の針は切る深さとサイズを調節しないため、不要な出血や皮膚の損傷を引き起こす場合がある。このため、吹き出物を潰し吹き出物の症状を抑えるために、安全で衛生的な方法を提供する必要があるのは明らかである。
本発明は、吹き出物を潰すことを安全に補助し、膿を除去する、および/または、ニキビや、口唇ヘルペス、いぼ、カミソリによる腫れ、染みなどの他の皮膚疾患を治療するための新規な方法および装置を開示するものである。
〔発明の概要〕
一態様において、本発明は皮膚穿刺装置の特徴に関するものであり、この皮膚穿刺装置は、皮膚接触面を有するハウジングであって、皮膚接触面に開口部を有するハウジングと、ハウジング内に配置された穿刺要素と、穿刺要素の先端部をハウジングの内部からハウジングの皮膚接触面にある開口部を通して突出させる方向に穿刺要素を押し動かす押圧アセンブリと、ハウジングの内部に含まれ、押圧アセンブリにエネルギーを蓄える後退位置に穿刺要素を保持するように構成された部分、および、ハウジングの外部にあり、穿刺要素を開放して先端部が開口部から突出した一時的な位置を取るように手動で動かすことができる第2の部分を有するトリガーアセンブリと、ハウジングの外側に取り付けられた流体吸収材とを有する。
別の態様において、本発明はニキビを治療する方法を特徴付けるものであり、この方法は、治療が必要な皮膚を皮膚穿刺装置の皮膚接触面と接触させる段階を含み、皮膚穿刺装置は、皮膚接触面を有するハウジングであって、皮膚接触面に開口部を有するハウジングと、ハウジング内に配置された穿刺要素と、穿刺要素の先端部をハウジングの内部からハウジングの皮膚接触面にある開口部を通して突出させる方向に穿刺要素を押し動かす押圧アセンブリと、ハウジングの内部に含まれ、押圧アセンブリにエネルギーを蓄える後退位置に穿刺要素を保持するように構成された部分、および、ハウジングの外部にあり、穿刺要素を開放して先端部が開口部から突出した一時的な位置を取るように手動で動かすことができる第2の部分を有するトリガーアセンブリと、を備えており、この方法は、穿刺要素を解放して先端部に皮膚を穿刺させるためにトリガー機構を作動させる段階を含む。
別の態様において、本発明は皮膚穿刺装置を含むキットを特徴付けるものであり、この皮膚穿刺装置は、皮膚接触面を有するハウジングであって、皮膚接触面に開口部を有するハウジングと、ハウジング内に配置された穿刺要素と、穿刺要素の先端部をハウジングの内部からハウジングの皮膚接触面にある開口部を通して突出させる方向に穿刺要素を押し動かす押圧アセンブリと、ハウジングの内部に含まれ、押圧アセンブリにエネルギーを蓄える後退位置に穿刺要素を保持するように構成された部分、および、ハウジングの外部にあり、穿刺要素を開放して先端部が開口部から突出した一時的な位置を取るように手動で動かすことができる第2の部分を有するトリガーアセンブリと、を備え、キットは、(i)抗ニキビ剤を含む組成物、(ii)穿刺要素を解放した後に、穿刺要素を後退位置に位置づけるための再セット要素、および(iii)穿刺すべき皮膚領域上に皮膚穿刺装置を位置付けるのを助ける照準装置、からなる品目のグループから選択される少なくとも1つの品目をさらに有する。
本発明の他の態様、特徴、および利益は、発明の詳細な説明および特許請求の範囲から明らかになるであろう。
〔発明の詳細な説明〕
当業者であれば本明細書の記載に基づいて最大限に本発明を利用することができると考えられる。以下の具体的な実施形態は、単なる例示と解釈することができ、方法を問わず他の開示内容を制限するものではない。
別途定義しない限り、本明細書で使用するすべての技術用語および科学用語は、本発明の属する分野の当業者が一般に理解しているのと同じ意味を有する。また、本明細書で言及するすべての出版物、特許出願、特許、その他の参考文献は、参照により組み込まれる。本明細書で用いる場合、すべての百分率は、別途指定がない限り重量パーセントを示す。
一実施形態において、本発明は皮膚穿刺装置(skin-piercing device)と、ニキビのようなスキンコンディションを治療するためのその装置の使用法とを対象としている。治療には皮膚の角質層を破壊することが伴い、また、破壊した皮膚に浸透する組成物を塗布することがさらに伴ってもよいし、伴わなくてもよい。組成物は、抗ニキビ剤などである。このような治療法の利点としては、このような治療が必要である皮膚の特定の領域に治療が限定されることがある。
定義
「製品」とは、包装済みの形態の製品をいう。一実施形態において、パッケージは、このような皮膚穿刺装置および/またはキットを保管するためのプラスチック、金属または段ボールの箱などの容器である。一実施形態において、製品には、皮膚穿刺装置を皮膚に(例えば、ニキビなどのスキンコンディションを治療するために)当てることを使用者に指示する取扱い説明書が含まれる。
「プロモーティング(promoting)」とは、販売促進活動、広告、またはマーケティングをいう。プロモーティングの例としては、限定はしないが、製品上に、または店舗、雑誌、新聞、ラジオ、テレビ、インターネットなどでの記載された、視覚的、または言葉による表現(statement)がある。ニキビ治療のプロモーティングの場合、このような表現の例としては、限定はしないが、「ニキビを治療する」、「安全に吹き出物を潰す」、「ニキビおよび/または吹き出物/傷をなくす」、「吹き出物の症状および外観を視覚的に減じる」がある。同様の表現を他の皮膚障害(skin disorder)に関して行うこともできる。
皮膚障害を「治療する」または皮膚障害の「治療」という用語は、皮膚障害の治療(完全にもしくは部分的に症状を緩和もしくは除去するおよび/または治癒させる)および/または皮膚疾患の予防および/または抑制をいう。
本明細書で用いる場合、「組成物」は皮膚への投与に適した組成物をいう。
本明細書で用いる場合、「化粧品として許容できる」とは、この用語が説明している成分または組成物が皮膚と接触させて使用するのに適しており、甚だしい毒性、不適合性、不安定性、刺激、アレルギーの反応などを伴わないことをいう。この用語は、成分/組成物を化粧薬品としてのみ使用すると説明しているものに限定しようとするものではない(たとえば、成分/組成物が医薬品であってもよい)。
本明細書で用いる場合、「安全かつ有効な量」とは、望み通りの効果を誘導するのに十分であるが重度の副作用を防ぐのに十分少ない量の活性剤、化合物、担体、または、組成物を意味する。化合物または組成物の安全かつ有効な量は、治療する部位、最終使用者の年齢、健康および皮膚/組織の種類、治療の期間および性質、使用される具体的な化合物または組成物、利用する具体的な化粧品として許容できる担体や同様な要因によってさまざまである。
皮膚穿刺装置
(図1に示すように)一実施形態において、本発明の皮膚穿刺装置は、使い捨て式皮膚穿刺装置10である。他の構成の使い捨て式ランセット装置も用いることができ、たとえば米国特許第5,487,748号、第6,258,112号、第6,764,496号に記載されているものを用いてもよい。
皮膚穿刺装置10は、ハウジング15を有する。ハウジング15は、限定はしないが、プラスチックや金属を含むさまざまな剛体材料から作られていてもよい。ハウジング15は、2つの開口部、すなわち、ハウジング15の皮膚接触面25に設けられた穿刺要素開口部16(ここから穿刺要素先端部21がハウジング15を出る)と、トリガー開口部24(ここからハウジング15を通ってトリガーボタン26を利用することができる)とを有する。
一実施形態において、皮膚接触面25の表面積は、50mmより小さく、たとえば約0.5mmから約50mmであったり、約1mmから約25mmであったりする。このように表面積が小さいと、使用者は、どこで穿刺要素先端部21が皮膚穿刺装置から出るかを感じ、たとえば、穿刺要素開口部16を吹き出物の上に位置づけることができる。
一実施形態において、皮膚接触面25は凹形状をしており、穿刺要素開口部16がこの凹形状の中にある。このような形状により、使用者は、皮膚接触面を、そしてそれ故に穿刺要素開口部22を吹き出物の上に配置できる。一実施形態において、皮膚接触面25は穿刺要素開口部16の周りに(図6に示す)周囲隆起部68を有する。このような隆起部は、使用者が装置を皮膚表面に位置付けるのを助け、および/または、穿刺要素先端部21を皮膚に穿刺する前、最中、および後の皮膚への垂直圧を高め、これにより、(吹き出物からの膿のような)体液の除去に役立つ。
穿刺要素30は、皮膚穿刺装置10を作動させた後に皮膚を穿刺する少なくとも1つの穿刺要素先端部21を含む。一実施形態において、穿刺要素30は約2個から約10個の穿刺要素先端部を有する。穿刺要素先端部21は、(中実もしくは中空の)針または刃を含む形状に形成してもよい。一実施形態において、穿刺要素先端部は、少なくとも15ゲージを有する針であり、たとえば約18ゲージから約35ゲージの針などであり、たとえば約21ゲージから約30ゲージの針などである。穿刺要素先端部21は、皮膚を穿刺することができる剛体材料、たとえば金属などから形成してもよい。穿刺要素30は、ハウジング20内に配置されていて、図1に記載されているような未使用の、セットしていない位置(uncocked orientation)から、次に図2に記載されているようなセット位置へ、そして、図3に記載されるような穿刺位置へ(この穿刺位置にある間に先端21が一時的に穿刺要素開口部16を通過してハウジング15を出る)、そして、図4に記載されるような使用済み位置へ移動できるようになっている。
穿刺要素30は、好適には実質的にまっすぐにハウジング15を通って移動する。一実施形態において、ハウジング15を通過する穿刺要素30の動きは、穿刺要素30からハウジング15の内壁内の1つ以上の直線軌道部(linear tracks)内へ延びる1つ以上の隆起部(図示せず)があることより、まっすぐに維持される。
皮膚穿刺装置10は、使用前に図1に記載したような未使用で、セットされていない位置にある状態で使用者が入手することが好ましいが、セットされた位置にある状態で使用者が入手することであってもよい。一実施形態では、先端カバー35が穿刺要素開口部16を通ってハウジング15内に延びており、そして少なくとも部分的に穿刺要素先端部21を覆っている。一実施形態において、先端カバー35は、穿刺要素先端部21の滅菌状態を維持するという目的を果たす。
先端カバー35は、穿刺要素30を穿刺要素開口部16からさらに離れて位置付け、これにより穿刺要素30を図2に記載したようなセット位置に位置付けるために、使用者がハウジング内部に向けて押し込むことができるように構成されている。このセット位置になったら、先端カバー30を穿刺要素30から外し(これによって穿刺要素先端部21のカバーを取り)、ハウジング15から取り去ることができる。
皮膚穿刺装置10は、先端部21が皮膚を穿刺できる十分な力で、穿刺要素先端部21をハウジング15内部から穿刺要素開口部16を通して突出させる方向に、穿刺要素30を押し動かすための押圧アセンブリ40をさらに有する。押圧アセンブリ40は、穿刺要素30を図2に記載したセット位置から図3に記載した穿刺位置まで移動させるように(この間に先端部21が一時的に穿刺要素開口部16を通ってハウジング15から出る)、ハウジング15の内部に構成されている。一実施形態において、押圧アセンブリ40は、図示のようにハウジング15と穿刺要素30の間に配置される。押圧アセンブリ38は、図示のように、ばねであってもよい。ただし、押圧アセンブリ38は、圧縮可能な弾性材料(固体シリコーン材料もしくはウレタンフォームなど)または空圧式(pneumatic)もしくは液圧式(hydraulic)のアセンブリであってもよい。
皮膚穿刺装置10はまた、穿刺要素先端部21が穿刺要素開口部16を通ってハウジングから出た後に、穿刺要素先端部21が(図4の使用済み位置において記載のように)ハウジング15内へ(たとえば押圧アセンブリ38によって)引き戻されるように、好適に構成される。このように配置すると、穿刺要素先端部21を誤って再利用することを防止する助けとなる。
一実施形態において、皮膚穿刺装置10は、穿刺要素先端部21がハウジング20から出るときに、穿刺要素先端部21の有効長さが1mm未満であり、たとえば約150ミクロンから約500ミクロンなどであり、たとえば約150ミクロンから約350ミクロンなどであるように構成されている。有効長さとは、皮膚を貫通するように構成した穿刺要素先端部21の長さ(たとえば、皮膚穿刺装置10を作動させた際に穿刺要素先端部21が皮膚を貫通する長さ)を意味する。
皮膚穿刺装置10は、トリガーアセンブリ50を有しており、このトリガーアセンブリ50は、押圧アセンブリ38にエネルギーを加える後退位置に穿刺要素30を維持する役割と、その後、セット位置から穿刺要素30を解放する役割との両方を果たす。さまざまなトリガーアセンブリをこの目的を果たすために皮膚穿刺装置で利用することができる。一実施形態において、トリガーアセンブリ50はトリガーボタン26を有し、このトリガーボタン26は、穿刺要素30に固定されており、また、一時的にトリガー開口部24を通ってハウジング15から突出し、これにより、図2に記載したセット位置に穿刺要素30を保持するように構成されている。他のトリガーアセンブリもまた使用してもよく、たとえば、米国特許第5,487,748号に記載のように、ハウジングに固定されるものなどを使用してもよい。(不図示の)一実施形態において、トリガーアセンブリ50が穿刺要素に固定されており、穿刺要素30をセット位置に位置付けるのにも用いられる。
穿刺要素30は、押圧アセンブリ38を使って、図2に記載したようなセット位置から、図3に記載したような穿刺位置まで、トリガーボタン26をトリガー開口部24に通してハウジング15内へ押し戻すことにより移動させてもよい。
一実施形態において、皮膚穿刺装置10は制限アセンブリ70をさらに有する。制限アセンブリ70の目的は、穿刺要素30が使用済み位置へ移動したら、セット位置に再位置づけされることを妨げることである。一実施形態において、制限アセンブリ70は、(穿刺要素30に固定されている)穿刺要素突起部72と、(ハウジング20に固定されている)ハウジング突起部74とを有する。制限アセンブリ70は、穿刺要素30が図2に示したようなセット位置から図3に示したような穿刺位置まで移動するときに、穿刺要素突起部72がハウジング突起部74を越えるように構成されている。しかし、穿刺要素30が図3に示したような穿刺位置(穿刺位置にある間、先端部21は一時的に穿刺要素開口部16を通ってハウジング15から出る)から図4に示したような使用済み位置まで移動すると、ハウジング突起部74は、図4に示すように、穿刺要素30がセット位置に移動することを穿刺要素突起部72に接触することによって妨げる。他の制限アセンブリを使用してもよく、例えばPCT特許出願WO02/43591号に開示されたものを使用してもよい。
図に示すように、穿刺要素突起72は、セットされた位置からハウジング突起部74越えて移動するときに、穿刺要素突起部72およびハウジング突起部64の傾斜した構成により穿刺要素突起部72が穿刺要素30の方へ曲がることができ、図2に示すようなセット位置から図3に示すような穿刺位置に移動するときに、穿刺要素突起部72がハウジング突起部74を越えることができるように構成されている。穿刺要素突起部72はまた、いったん使用済み位置になると、穿刺要素突起部72とハウジング突起74部とが互いに当たり、これにより、穿刺要素30が使用者によってセットされた位置に再度止められることが阻止される。
一実施形態において、本発明に係る皮膚穿刺装置は、流体吸収材60を有する。この流体吸収材60により、皮膚穿刺装置10は、膿などの体液を穿刺要素先端部34で穿刺した吹き出物から収集することができる。流体吸収材60は、皮膚穿刺装置の皮膚接触面に固定してもよいし、(図に示すように皮膚穿刺装置の反対側の端部など)皮膚穿刺装置の別の面に固定してもよい。
一実施形態において、流体吸収材の表面はガイド構造部67を含み、このガイド構造部67は、約0.5mmから約3mmの直径を有する。一実施形態において、ガイド構造部67は流体吸収材よりも硬い。このような構造は、使用者が治療すべき吹き出物に流体吸収材を位置付けるのに役立つ。
一実施形態において、流体吸収材60は、(たとえば、後述するような抗ニキビ剤を含有する)局所流体組成物(topical fluid composition)をこのような治療が必要な皮膚に投与するのに用いてもよい。皮膚穿刺装置は、組成物が(i)使用しようとする流体吸収材に加えられるか、または、(ii)保管中に流体吸収材に含有される、ように包装することができる。
流体吸収材とは、その重量の少なくとも25パーセントの量の流体を吸収できる材料をいう。吸収性圧縮性材料の例として、限定はしないが、織布および不織布、ヒドロゲル、親水コロイド、シリコーンゴム、セルロース(たとえば、綿およびレーヨンまたはこれらの誘導体)、ウール、ポリアミド類(たとえば、ナイロン)、ならびに絹がある。
(図5に示す)一実施形態では、流体吸収材60が流体組成物(fluid composition)の入った容器65を包み込んでおり、この流体組成物は、穿刺要素先端部で流体吸収材60に穴をあけると容器65から放出される。一実施形態において、流体組成物は抗ニキビ活性剤を含有する。
再度セットすることができる皮膚穿刺装置
一実施形態において、穿刺要素30は、いったん使用済み位置へ移動した後に、セット位置に再位置づけすることができる。図7の実施形態に示されているように、皮膚穿刺装置10はハウジング突起部74を含まない。このため、再セット要素36を皮膚穿刺装置10に挿入することにより、皮膚穿刺装置10を使用した後に、穿刺要素30をセット位置へ再位置づけ配置することができる。一実施形態では、再セット要素36の滅菌部37が穿刺要素30に連結する。滅菌部37は、吸収材(たとえば織材、不織材、多孔性ウレタンフォームなど)を備えていてもよく、この吸収剤は、さらに抗菌剤、たとえば、過酸化水素、グアニジウムチオシアン酸塩(guanidinium thiocyanate)、水酸化ナトリウム、(エタノール、プロパノールなどの)アルコール、塩化ベンザルコニウム(benzalkonium chloride)、塩化ベンゼトニウム(benzethonium chloride)、塩化メチルベンゼトニウム(methyl benzethonium chloride)、ラウリン酸アルゲイネート(lauric argainate)、シュガークワット(sugarquat)、塩化セチルピリジウム(cetylpyridiunium chloride)、2,4,4'−トリクロロ−2−ヒドロキシジフェニルエーテル(2,4,4'-trichloro-2-hydroxy diphenylether)などを含む。抗菌剤は、滅菌部37が穿刺要素先端部21に接触するときに、前の使用からの残留する血液、膿またはその他の流体があれば穿刺要素先端部21から除去する。
多目的皮膚穿刺装置
一実施形態において、皮膚穿刺装置は複数の穿刺要素を有する。一実施形態において、皮膚穿刺装置は、各々の穿刺要素が一度しか使用できないように構成されている。このような皮膚穿刺装置の例としては、ACCU−CHEK(登録商標)マルチクリックス・ランセット装置(Roshe diagnostics, Basel, Switzerland)や米国特許出願第2004/0260325号に記載の装置がある。一実施形態において、装置は、穿刺要素を使用後に交換できるように構成されている(たとえば、使い捨て保管ケースには、欧州特許出願第638465号に記載されているような複数の穿刺要素が入っていてもよい)。
照準装置
一実施形態において、使用者は照準装置を使用して皮膚穿刺装置を穿刺すべき皮膚の領域(たとえば、吹き出物)に位置付けするのを助ける。一実施形態では、まず照準装置を最初に皮膚の領域上に位置付け、これに続いて、作動させたときに皮膚穿刺装置が皮膚の望み通りの領域を穿刺するように、皮膚穿刺装置をこのような照準装置に固定する。
このような照準装置の一例を図8Aおよび図8Bに記載した。図8Aに記載したように、照準装置100はハンドル部105と皮膚接触部106とを有する。皮膚接触部106の上部は、装置を照準装置100に固定できるように構成されていて、装置接触凹部115を有し、装置接触凹部115は、固定タブ116およびオリフィス110を含む。一実施形態において、照準装置100は、使用者がオリフィスを望み通りの位置(たとえば、治療すべき吹き出物の上)に位置付けられたことを確認できるように、プラスチックなどの透明材料から作られている。
図8Bに示すように、皮膚接触部106の底部は皮膚に接触するように構成されており、リング120内にオリフィス110を含む。リング120を吹き出物に押し付けることにより、リング120が吹き出物の側部に力を加え、これにより吹き出物から膿を除去するのを助ける。
図9は、皮膚穿刺装置10とともに使用されている照準装置100を示す図である。最初に照準装置100は、リング120、そしてその結果オリフィス110が吹き出物220の上に配置されるように皮膚200の表面に押し付けられる。次に、皮膚穿刺装置10の皮膚接触面25が装置接触凹部115内に配置され、穿刺要素開口部16がオリフィス110の上、そしてその結果として吹き出物220の上に位置付けられるように(不図示の)固定タブ116に固定される。皮膚穿刺装置10を作動させると、穿刺要素先端部21が皮膚穿刺装置10から出て、吹き出物220に入る。
局所組成物(Topical Compositions)
一実施形態において、皮膚穿刺装置は、局所組成物を含むか、局所組成物とともに使用される。この組成物は、固体、半固体、液体またはこれらの任意の組合せであってもよい。特に、固体の組成物の例は、限定はしないが、棒材、スティック、粉末、マスク、およびパッチを含む。半固体組成物の例は、限定はしないが、クリーム、ローション、ゲル、軟膏、ヒドロゲル、親水コロイド、フォーム、ムース、エマルジョン、およびマイクロエマルジョン類を含む。液体組成物の例は、限定はしないが、液体クレンザー、トナー、漿液、スプレー、およびエアロゾルを含む。
一実施形態において、局所組成物は抗ニキビ剤を含む。抗ニキビ剤とは、ニキビの局所治療用に米国食品医薬品局の承認を得た化合物をいう。抗ニキビ剤の例は、限定はしないが、サリチル酸(salicylic acid)、過酸化ベンゾイル、硫黄、レチノイン酸、イソトレチノイン、カンジダボンビコラ/グルコース/ナタネ油脂肪酸メチル発酵物(candida bombicola/glucose/methyl rapeseedate ferment)、ピート水(peat water)、レゾルシーノール(resorcinol)、微砂(silt)、ピート(peat)、ペルメチン(permethin)、アゼライン酸、タザロテン(tazorotene)、クリンダマイシン、アダパレン(adapalene)、エリスロマイシン、スルファセタミドナトリウム(sodium sulfacetamide)、およびこれらの組合せを含む。一実施形態において、組成物における抗ニキビ剤の量は、組成物の総重量に基づいて、約0.01重量%から約10重量%であり、たとえば約0.1重量%から約5重量%であり、または、約0.5重量%から約2重量%である。
一実施形態において、局所組成物としては、いぼ、染み、カミソリによる腫れの治療用の活性剤がある。このような活性剤の例としては、アスコルビン酸、サリチル酸、ならびにそれらの塩類およびエステル類がある。
一実施形態において、活性剤および/または組成物は皮膚穿刺装置を用いて皮膚に穿刺する直前直後(たとえば穿刺前後の約1時間以内であり、約15分以内または約5分以内など)に皮膚に塗布する。
事前軟化治療
一実施形態において、皮膚は穿刺前に軟らかくするので、皮膚をより容易に穿刺でき、および/または、(膿などの)流体をより容易に除去できる。このような事前軟化治療の例は、皮膚穿刺部位への(親水コロイド、ヒドロゲル、透明フィルム包帯などの)閉塞もしくは半閉塞包帯(occlusive or semi-occlusive dressing)を貼ること、またはその部位を水和させること(温水を用いての洗浄など)を含む。その他の事前軟化治療は、皮膚部位を(たとえば約35〜50℃の温度に)暖めること、または、酵素もしくは酸(たとえばヒドロキシル酸)などの皮膚軟化剤を塗ることを含む。
キット
一実施形態において、本発明の皮膚穿刺装置と、オプションとして付属品は、一緒に包装され、キットとして市販される。キットのアイテムの例は、限定はしないが、(i)皮膚穿刺装置、(ii)皮膚穿刺装置を角質層穿刺に用いる前、最中、および後に使用すべき適当な容器/ディスペンサー(チューブ、ビン、ポンプ、ジャー、スポイト、単位量ディスペンサーなど)に入れられた局所組成物、(iii)照準装置、および/または(iv)再セット要素のいずれか1つ以上を含む。さらに、キットは、皮膚穿刺装置を用いる前に皮膚を消毒/滅菌するのに使用する洗浄製品を含んでいてもよい。キットは、治療済みの皮膚部位を保護し、さらに膿の除去に役立ち、治療済みの皮膚の治療効能を高めるために治療後に使用するフィルムを形成する組成物または包帯を含んでもよい。
当然のことながら、本発明をその詳細な説明とともに説明したが、以上の記載は、本発明の範囲を例示しようとするものであって、限定しようとするものではなく、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲の範囲によって定められる。他の態様、利点、および変更は特許請求の範囲内である。
〔実施の態様〕
(1)皮膚穿刺装置において、
皮膚接触面を有するハウジングであって、前記皮膚接触面に開口部を備えるハウジングと、
前記ハウジング内に配置された穿刺要素と、
押圧アセンブリであって、前記穿刺要素の先端部を前記ハウジングの内部から前記ハウジングの前記皮膚接触面に設けられた前記開口部を通して突出させる方向に前記穿刺要素を押し動かす、押圧アセンブリと、
トリガーアセンブリであって、
前記ハウジングの内部に含まれ、前記押圧アセンブリにエネルギーを蓄えさせる後退位置に前記穿刺要素を保持するように構成された部分、および、
前記ハウジングの外部にあり、前記穿刺要素を開放して前記先端部が前記開口部から突出した一時的な位置を取るように手動で作動させることができる第2の部分、
を有する、
トリガーアセンブリと、
前記ハウジングの外側に取り付けられた流体吸収材と、
を備えた、皮膚穿刺装置。
(2)実施態様1に記載の皮膚穿刺装置において、
制限アセンブリであって、前記先端部が前記開口部から突出した後に、前記穿刺要素が前記後退位置へと完全に移動することを実質的に防止するように構成された、制限アセンブリ、
をさらに備える、皮膚穿刺装置。
(3)実施態様1に記載の皮膚穿刺装置において、
前記押圧アセンブリが、ばねである、皮膚穿刺装置。
(4)実施態様1に記載の皮膚穿刺装置において、
前記皮膚接触表面の表面積は、約0.5mmから約25mmである、皮膚穿刺装置。
(5)実施態様1に記載の皮膚穿刺装置において、
前記皮膚接触面が、凹形状を備え、前記開口部が、前記凹形状内に位置する、皮膚穿刺装置。
(6)実施態様1に記載の皮膚穿刺装置において、
前記流体吸収材の表面は、直径が約0.5mmから約3mmの構造を備えている、皮膚穿刺装置。
(7)実施態様1に記載の皮膚穿刺装置において、
前記流体吸収材は、抗ニキビ剤を含んでいる、皮膚穿刺装置。
(8)実施態様6に記載の皮膚穿刺装置において、
前記抗ニキビ剤は、サリチル酸および過酸化ベンゾイルからなるグループから選択される、皮膚穿刺装置。
(9)実施態様1に記載の皮膚穿刺装置において、
前記皮膚穿刺装置から突出する前記穿刺要素の先端部の有効長さが、約100から約500ミクロンであるように構成されている、皮膚穿刺装置。
(10)実施態様1に記載の皮膚穿刺装置において、
前記流体吸収材が、前記開口部を覆っており、
前記流体吸収材は、前記穿刺要素先端部によって穿刺されることができる、皮膚穿刺装置。
(11)ニキビを治療する方法において、
前記方法は、
前記治療が必要な皮膚を皮膚穿刺装置の皮膚接触面と接触させる段階、
を含み、
前記皮膚穿刺装置は、
皮膚接触面を有するハウジングであって、前記皮膚接触面に開口部を備える、ハウジングと、
前記ハウジング内に配置された穿刺要素と、
押圧アセンブリであって、前記穿刺要素の先端部を前記ハウジングの内部から前記ハウジングの前記皮膚接触面に設けられた前記開口部を通して突出させる方向に前記穿刺要素を押し動かす、押圧アセンブリと、
トリガーアセンブリであって、
前記ハウジングの内部に含まれ、前記押圧アセンブリにエネルギーを蓄える後退位置に前記穿刺要素を保持するように構成された部分、および、
前記ハウジングの外部にあり、前記穿刺要素を開放して前記先端部が前記開口部から突出した一時的な位置を取るように手動で作動させることができる第2の部分、
を有する、
トリガーアセンブリと、
を備え、
前記方法は、前記穿刺要素を解放して前記先端部に前記皮膚を穿刺させるために前記トリガー機構を作動させる段階、
を含む、方法。
(12)実施態様11に記載の方法において、
前記皮膚穿刺装置が、前記ハウジングの外側に取り付けられた流体吸収材をさらに備え、
前記方法が、前記穿刺した皮膚からの体液を前記流体吸収材内に吸収する段階を含む、方法。
(13)実施態様11に記載の方法において、
前記皮膚穿刺装置は、
制限アセンブリであって、前記先端部が前記開口部から突出した後に、前記穿刺要素が前記後退位置へと完全に移動することを実質的に防止するように構成された、制限アセンブリ、
をさらに備える、方法。
(14)実施態様11に記載の方法において、
前記穿刺要素の解放後、前記穿刺要素を前記後退位置に再位置付けする段階と、
前記穿刺要素を解放して前記先端で前記皮膚を穿刺するために、前記トリガー機構を再作動させる段階と、
をさらに含む、方法。
(15)実施態様11に記載の方法において、
前記穿刺要素を用いて皮膚を穿刺する前後(proximate)に、前記皮膚に抗ニキビ活性剤を塗布する段階、
をさらに含む、方法。
(16)実施態様11に記載の方法において、
最初に照準装置を前記皮膚上に位置付けし、その後、前記トリガー機構を作動させる前に前記皮膚穿刺装置を前記照準装置に固定する段階、
を含む、方法。
(17)皮膚穿刺装置を備えるキットにおいて、
前記皮膚穿刺装置が、
皮膚接触面を有するハウジングであって、前記皮膚接触面に開口部を備える、ハウジングと、
前記ハウジング内に配置された穿刺要素と、
押圧アセンブリであって、前記穿刺要素の先端部を前記ハウジングの内部から前記ハウジングの前記皮膚接触面に設けられた前記開口部を通して突出させる方向に前記穿刺要素を押し動かす、押圧アセンブリと、
トリガーアセンブリであって、
前記ハウジングの内部に含まれ、前記押圧アセンブリにエネルギーを蓄えさせる後退位置に前記穿刺要素を保持するように構成された部分、および、
前記ハウジングの外部にあり、前記穿刺要素を開放して前記先端部が前記開口部から突出した一時的な位置を取るように手動で作動させることができる第2の部分、
を有する、
トリガーアセンブリと、
を備え、
前記キットは、
(i)抗ニキビ剤を含む組成物、
(ii)前記穿刺要素を解放した後に、前記穿刺要素を前記後退位置に位置づけるための再セット要素、および
(iii)穿刺すべき皮膚領域上に前記皮膚穿刺装置を位置付けるのを助ける照準装置、
からなる品目のグループから選択される少なくとも1つの品目をさらに備える、キット。
(18)実施態様17に記載のキットにおいて、
前記組成物の少なくとも1つ、
をさらに含み、
前記抗ニキビ剤は、サリチル酸、過酸化ベンゾイル、レチノイン酸、アゼライン酸、タザロテン、クリンダマイシン、アダプレネ、エリスロマイシン、スルファセタミンドナトリウム、およびこれらの組合せからなるグループから選択される、キット。
(19)実施態様17に記載のキットにおいて、
少なくとも1つの前記再セット要素、
をさらに含む、キット。
(20)実施態様17に記載のキットにおいて、
少なくとも1つの前記標準装置、
をさらに含む、キット。
(21)実施態様17に記載のキットにおいて、
前記皮膚穿刺装置が、前記ハウジングの外側に取り付けられた流体吸収材を有する、キット。
未使用でセットされていない位置にある本発明の皮膚穿刺装置を示す横断面図である。 セットされた位置にある本発明の皮膚穿刺装置を示す横断面図である。 穿刺位置にある本発明の皮膚穿刺装置を示す横断面図である。 使用済み位置にある本発明の皮膚穿刺装置を示す横断面図である。 皮膚接触面に流体吸収材を有する本発明の皮膚穿刺装置の一部の横断面図である。 皮膚接触面上の隆起部を有する本発明の皮膚穿刺装置の一部の横断面図である。 セットされた位置に再配置できる本発明の皮膚穿刺装置の横断面図である。 本発明に係る照準装置を示す平面図である。 本発明に係る照準装置を示す底面図である。 本発明に係る皮膚穿刺装置および照準装置の使用法を示す側面図である。

Claims (16)

  1. 皮膚穿刺装置において、
    皮膚接触面を有するハウジングであって、前記皮膚接触面に開口部を備える、ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置された穿刺要素と、
    押圧アセンブリであって、前記穿刺要素の先端部を前記ハウジングの内部から前記ハウジングの前記皮膚接触面に設けられた前記開口部を通して突出させる方向に前記穿刺要素を押し動かす、押圧アセンブリと、
    トリガーアセンブリであって、
    前記ハウジングの内部に含まれ、前記押圧アセンブリにエネルギーを蓄えさせる後退位置に前記穿刺要素を保持するように構成された部分、および、
    前記ハウジングの外部にあり、前記穿刺要素を開放して前記先端部が前記開口部から突出した一時的な位置を取るように手動で作動させることができる第2の部分、
    を有する、
    トリガーアセンブリと、
    前記ハウジングの外側に取り付けられた流体吸収材と、
    を備えた、皮膚穿刺装置。
  2. 請求項1に記載の皮膚穿刺装置において、
    制限アセンブリであって、前記先端部が前記開口部から突出した後に、前記穿刺要素が前記後退位置へと完全に移動することを実質的に防止するように構成された、制限アセンブリ、
    をさらに備える、皮膚穿刺装置。
  3. 請求項1に記載の皮膚穿刺装置において、
    前記押圧アセンブリが、ばねである、皮膚穿刺装置。
  4. 請求項1に記載の皮膚穿刺装置において、
    前記皮膚接触表面の表面積は、約0.5mmから約25mmである、皮膚穿刺装置。
  5. 請求項1に記載の皮膚穿刺装置において、
    前記皮膚接触面が、凹形状を備え、前記開口部が、前記凹形状内に位置する、皮膚穿刺装置。
  6. 請求項1に記載の皮膚穿刺装置において、
    前記流体吸収材の表面は、直径が約0.5mmから約3mmの構造を備えている、皮膚穿刺装置。
  7. 請求項1に記載の皮膚穿刺装置において、
    前記流体吸収材は、抗ニキビ剤を含んでいる、皮膚穿刺装置。
  8. 請求項6に記載の皮膚穿刺装置において、
    前記抗ニキビ剤は、サリチル酸および過酸化ベンゾイルからなるグループから選択される、皮膚穿刺装置。
  9. 請求項1に記載の皮膚穿刺装置において、
    前記皮膚穿刺装置から突出する前記穿刺要素の先端部の有効長さが、約100から約500ミクロンであるように構成されている、皮膚穿刺装置。
  10. 請求項1に記載の皮膚穿刺装置において、
    前記流体吸収材が、前記開口部を覆っており、
    前記流体吸収材は、前記穿刺要素先端部によって穿刺されることができる、皮膚穿刺装置。
  11. ニキビを治療する方法において、
    前記方法は、
    前記治療が必要な皮膚を皮膚穿刺装置の皮膚接触面と接触させる段階、
    を含み、
    前記皮膚穿刺装置は、
    皮膚接触面を有するハウジングであって、前記皮膚接触面に開口部を備える、ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置された穿刺要素と、
    押圧アセンブリであって、前記穿刺要素の先端部を前記ハウジングの内部から前記ハウジングの前記皮膚接触面に設けられた前記開口部を通して突出させる方向に前記穿刺要素を押し動かす、押圧アセンブリと、
    トリガーアセンブリであって、
    前記ハウジングの内部に含まれ、前記押圧アセンブリにエネルギーを蓄える後退位置に前記穿刺要素を保持するように構成された部分、および、
    前記ハウジングの外部にあり、前記穿刺要素を開放して前記先端部が前記開口部から突出した一時的な位置を取るように手動で作動させることができる第2の部分、
    を有する、
    トリガーアセンブリと、
    を備え、
    前記方法は、
    前記穿刺要素を解放して前記先端部に前記皮膚を穿刺させるために前記トリガー機構を作動させる段階、
    を含む、方法。
  12. 皮膚穿刺装置を備えるキットにおいて、
    前記皮膚穿刺装置が、
    皮膚接触面を有するハウジングであって、前記皮膚接触面に開口部を備える、ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置された穿刺要素と、
    押圧アセンブリであって、前記穿刺要素の先端部を前記ハウジングの内部から前記ハウジングの前記皮膚接触面に設けられた前記開口部を通して突出させる方向に前記穿刺要素を押し動かす、押圧アセンブリと、
    トリガーアセンブリであって、
    前記ハウジングの内部に含まれ、前記押圧アセンブリにエネルギーを蓄えさせる後退位置に前記穿刺要素を保持するように構成された部分、および、
    前記ハウジングの外部にあり、前記穿刺要素を開放して前記先端部が前記開口部から突出した一時的な位置を取るように手動で作動させることができる第2の部分、
    を有する、
    トリガーアセンブリと、
    を備え、
    前記キットは、
    (i)抗ニキビ剤を含む組成物、
    (ii)前記穿刺要素を解放した後に、前記穿刺要素を前記後退位置に位置付けるための再セット要素、および
    (iii)穿刺すべき皮膚領域上に前記皮膚穿刺装置を位置付けるのを助ける照準装置、
    からなる品目のグループから選択される少なくとも1つの品目をさらに備える、キット。
  13. 請求項12に記載のキットにおいて、
    前記組成物の少なくとも1つ、
    をさらに含み、
    前記抗ニキビ剤は、サリチル酸、過酸化ベンゾイル、レチノイン酸、アゼライン酸、タザロテン、クリンダマイシン、アダプレネ、エリスロマイシン、スルファセタミンドナトリウム、およびこれらの組合せからなるグループから選択される、キット。
  14. 請求項12に記載のキットにおいて、
    少なくとも1つの前記再セット要素、
    をさらに含む、キット。
  15. 請求項12に記載のキットにおいて、
    少なくとも1つの前記標準装置、
    をさらに含む、キット。
  16. 請求項17に記載のキットにおいて、
    前記皮膚穿刺装置が、前記ハウジングの外側に取り付けられた流体吸収材を有する、キット。
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