JP2008172766A - 電子機器の制御方法及び制御装置 - Google Patents
電子機器の制御方法及び制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008172766A JP2008172766A JP2007310228A JP2007310228A JP2008172766A JP 2008172766 A JP2008172766 A JP 2008172766A JP 2007310228 A JP2007310228 A JP 2007310228A JP 2007310228 A JP2007310228 A JP 2007310228A JP 2008172766 A JP2008172766 A JP 2008172766A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- edge pulse
- generated
- sound
- electronic device
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/41—Structure of client; Structure of client peripherals
- H04N21/422—Input-only peripherals, i.e. input devices connected to specially adapted client devices, e.g. global positioning system [GPS]
- H04N21/42203—Input-only peripherals, i.e. input devices connected to specially adapted client devices, e.g. global positioning system [GPS] sound input device, e.g. microphone
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/41—Structure of client; Structure of client peripherals
- H04N21/422—Input-only peripherals, i.e. input devices connected to specially adapted client devices, e.g. global positioning system [GPS]
- H04N21/42204—User interfaces specially adapted for controlling a client device through a remote control device; Remote control devices therefor
- H04N21/42206—User interfaces specially adapted for controlling a client device through a remote control device; Remote control devices therefor characterized by hardware details
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/43—Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
- H04N21/439—Processing of audio elementary streams
- H04N21/4394—Processing of audio elementary streams involving operations for analysing the audio stream, e.g. detecting features or characteristics in audio streams
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/43—Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
- H04N21/443—OS processes, e.g. booting an STB, implementing a Java virtual machine in an STB or power management in an STB
- H04N21/4436—Power management, e.g. shutting down unused components of the receiver
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/47—End-user applications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/47—End-user applications
- H04N21/482—End-user interface for program selection
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N21/00—Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
- H04N21/40—Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
- H04N21/47—End-user applications
- H04N21/485—End-user interface for client configuration
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Software Systems (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
- Details Of Television Systems (AREA)
Abstract
【課題】電子機器の動作を拍手音等により制御する際に、ユーザが誤作動を少なく的確に制御できる、操作性に優れた電子機器の制御方法を提供する。
【解決手段】エッジ信号抽出器107は、電子機器を制御するために発生させられた音波に基づいて、エッジ信号を生成する。エッジパルス生成器108によりエッジ信号に基づいたエッジパルスが所定回数生成されると、制御部120は電子機器の表示部に複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の画像のうちのいずれか一つの画像をアクティブな状態で表示させる。また制御部120は、アクティブな状態で表示する画像を複数の画像間で所定の時間間隔で巡回させて表示する。更に制御部120は、エッジパルスが生成された時点で表示部に表示されているアクティブな状態の画像に対応した制御を行う。
【選択図】図1
【解決手段】エッジ信号抽出器107は、電子機器を制御するために発生させられた音波に基づいて、エッジ信号を生成する。エッジパルス生成器108によりエッジ信号に基づいたエッジパルスが所定回数生成されると、制御部120は電子機器の表示部に複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の画像のうちのいずれか一つの画像をアクティブな状態で表示させる。また制御部120は、アクティブな状態で表示する画像を複数の画像間で所定の時間間隔で巡回させて表示する。更に制御部120は、エッジパルスが生成された時点で表示部に表示されているアクティブな状態の画像に対応した制御を行う。
【選択図】図1
Description
本発明は電子機器の制御方法及び制御装置に係り、特に被操作対象の電子機器をリモートコントローラを用いることなく遠隔操作する電子機器の制御方法及び電子機器の制御装置に関する。
現在使われているテレビジョン受像機やオーディオ機器、エアコンなどの電子機器は、本体の操作ボタンに触れるか、リモートコントローラ(以下、リモコン)を使って遠隔操作するのが一般的である。前者の場合は被操作対象の電子機器の本体まで近付かなければならず、電子機器が操作者から遠くにある場合は操作が非常に面倒になる。この問題は後者のようにリモコンを用いることで解決される。
しかし、一度リモコンを手に取ってしまえばその後は操作者の移動を必要とせずに電子機器を操作できるが、リモコンが操作者の近くにない場合はリモコンのある場所を探して取りに行かなくてはならない。これは、継続して操作を行うわけではなく何か一つ手軽に操作をしたい場合、例えばとりあえず電源だけを入れたいという場合などでは、操作者に煩わしさを感じさせてしまう。また、リモコンを使いたいがリモコンが見つからないという状況も多々起こり得る。
特許文献1(特開平03−54989号公報)や特許文献2(特開平03−184497号公報)には、リモコンに代わって拍手音で電子機器を制御する方法が記載されている。
拍手音等で電子機器を制御する場合、電子機器に対して複数の制御をそれぞれ実行できることが好ましい。このためには、拍手音等の回数やリズムを変化させ、それぞれの制御に対応させることが考えられる。しかしながら、ユーザは各制御に対応した動作を覚えることが必要となり、これはユーザの所望の制御を正確に行うことを困難にする。さらに、各制御に対応させた拍手音を電子機器が正確に認識できず、誤動作が起こることも考えられる。
そこで本発明は、電子機器の動作を拍手音等により制御する際に、ユーザが誤操作を少なく的確に電子機器の動作を制御できる、操作性に優れた電子機器の制御方法及び電子機器の制御装置を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明は次の(a)〜(o)を提供する。
(a)電子機器の動作を制御するために発生させた音波を収音する収音ステップと、前記音波を音響−電気変換して音声信号として出力する音響−電気変換ステップと、前記音声信号に基づいて前記音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号生成ステップと、前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成ステップと、前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電子機器の表示部(40、405)に前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の画像のうちのいずれか一つの画像をアクティブな状態で表示する表示ステップと、アクティブな状態で表示する画像を前記複数の画像間で所定の時間間隔で巡回させる巡回表示ステップと、前記エッジパルスが生成された時点で前記巡回表示ステップにて前記表示部に表示されているアクティブな状態の画像に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御ステップとを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
(b)前記電子機器の電源がオフの際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電源をオンとし、前記電源がオンの際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電源をオフとする電源オン・オフ制御ステップを含むことを特徴とする(a)記載の電子機器の制御方法。
(c)前記巡回表示ステップにて前記複数の画像の全てを巡回させて表示する時間を越える第1の設定時間に前記エッジパルスが生成されないとき前記表示部への前記複数の画像の表示を停止する表示停止ステップを含むことを特徴とする(b)記載の電子機器の制御方法。
(d)前記表示部にアクティブな状態の画像が表示されている際、前記エッジパルスが生成されると前記巡回表示ステップによる前記複数の画像の巡回を停止する巡回停止ステップと、前記巡回停止ステップにて前記複数の画像の巡回が停止した時点より第2の設定時間の間前記エッジパルスが生成されない時は、前記巡回表示ステップを再び実行させる再実行ステップとを含むことを特徴とする(a)または(b)記載の電子機器の制御方法。
(e)前記表示部にアクティブな状態の画像が表示されている際、前記エッジパルスが生成されると前記巡回表示ステップによる前記複数の画像の巡回を停止する巡回停止ステップと、前記巡回停止ステップにて前記複数の画像の巡回が停止した以降に前記エッジパルスが生成され、最後のエッジパルスが生成された時点より第2の設定時間の間エッジパルスが生成されない時は、前記巡回表示ステップを再び実行させる再実行ステップとを含むことを特徴とする(a)または(b)記載の電子機器の制御方法。
(f)前記音響−電気変換ステップにて出力された前記音声信号を、その音声信号の平均レベルを基準に絶対値化して出力する絶対値化ステップを含み、前記エッジ信号生成ステップは、前記絶対値化ステップで出力された音声信号から、所定周波数以上の高周波数成分を有し、かつ、予め定めた第1の閾値以上のレベルを有する音声信号に基づいて前記エッジ信号を生成し、前記エッジパルス生成ステップは、前記エッジ信号生成ステップで生成された前記エッジ信号のレベルが、予め定めた第2の閾値以上となったときに、前記エッジパルスを生成することを特徴とする(a)記載の電子機器の制御方法。
(g)電子機器の動作を制御するために発生させた音波を収音する収音ステップと、前記音波を音響−電気変換して音声信号として出力する音響−電気変換ステップと、前記音声信号に基づいて前記音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号生成ステップと、前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成ステップと、前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の音声信号のうちのいずれか一つの音声信号をスピーカから出力させる出力ステップと、前記出力ステップにて出力させる音声信号を前記複数の音声信号間で所定の時間間隔で巡回させる巡回出力ステップと、前記エッジパルスが生成された時点で前記巡回出力ステップにて出力されている前記音声信号に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御ステップとを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
(h)電子機器の動作を制御するために発生させた互いに所定の時間間隔を設けた一連の音波を収音して音響−電気変換する収音器(101)と、前記収音器から出力された音声信号に基づいて前記一連の音波における個々の音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号抽出器(107)と、前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成器(108)と、表示部(40,405)と、前記表示部に前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の画像のうちのいずれか一つの画像をアクティブな状態で表示すると共に、アクティブな状態で表示する画像を前記複数の画像間で所定の時間間隔で巡回させて表示する表示制御部(120、401)と、前記エッジパルスが生成された時点で前記表示部に表示されたアクティブな状態の画像に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御部(120、401)とを備えることを特徴とする電子機器の制御装置。
(i)前記表示制御部は、前記エッジパルスが所定回数生成されると前記表示部にアクティブな状態の画像を表示させることを特徴とする(h)記載の電子機器の制御装置。
(j)前記電子機器の電源がオフの際に、前記エッジパルスが所定回数生成されると前記電源をオンとし、前記電源がオンの際に、前記エッジパルスが所定回数生成されると前記電源をオフとする電源制御部を更に備えることを特徴とする(h)記載の電子機器の制御装置。
(k)前記表示制御部は、前記複数の画像の全てを巡回させて表示する時間を越える第1の設定時間に前記エッジパルス生成器が前記エッジパルスを生成しないときは、前記表示部へ前記複数の画像を巡回させて表示することを停止することを特徴とする(h)記載の電子機器の制御装置。
(l)前記表示制御部は、前記表示部にアクティブな状態の画像を表示している際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記複数の画像の巡回を停止し、前記複数の画像の巡回を停止した時点より第2の設定時間の間前記エッジパルスが生成されない時は、前記複数の画像の巡回を再び実行することを特徴とする(i)記載の電子機器の制御装置。
(m)前記表示制御部は、前記表示部にアクティブな状態の画像を表示している際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記複数の画像の巡回を停止し、前記複数の画像の巡回を停止した以降に前記エッジパルスが生成され、最後のエッジパルスが生成された時点より第2の設定時間の間エッジパルスが生成されない時は、前記複数の画像の巡回を再び実行することを特徴とする(h)記載の電子機器の制御装置。
(n)前記収音器から出力された前記音声信号を、その音声信号の平均レベルを基準に絶対値化して出力する絶対値化手段(105)を更に備え、前記エッジ信号抽出器は、前記絶対値化手段から出力された音声信号において、所定周波数以上の高周波数成分を有し、かつ、予め定めた第1の閾値以上のレベルを有する音声信号に基づいて前記エッジ信号を生成し、前記エッジパルス生成器は、前記エッジ信号抽出器で生成された前記エッジ信号のレベルが、予め定めた第2の閾値以上となったときに前記エッジパルスを生成することを特徴とする(g)記載の電子機器の制御装置。
(o)電子機器の動作を制御するために発生させた互いに所定の時間間隔を設けた一連の音波を収音して音響−電気変換する収音器(101)と、前記収音器から出力された音声信号に基づいて前記一連の音波における個々の音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号抽出器(107)と、前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成器(108)と、音声信号を電気−音響変換して音響信号として出力するスピーカ(201)と、前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の音声信号のうちのいずれか一つの音声信号を前記スピーカより出力させると共に、前記スピーカより出力させる音声信号を前記複数の音声信号間で所定の時間間隔で巡回させる音声信号制御部(120、401)と、前記エッジパルスが生成された時点で前記スピーカより出力される音声信号に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御部(120、401)とを備えることを特徴とする電子機器の制御装置。
(a)電子機器の動作を制御するために発生させた音波を収音する収音ステップと、前記音波を音響−電気変換して音声信号として出力する音響−電気変換ステップと、前記音声信号に基づいて前記音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号生成ステップと、前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成ステップと、前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電子機器の表示部(40、405)に前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の画像のうちのいずれか一つの画像をアクティブな状態で表示する表示ステップと、アクティブな状態で表示する画像を前記複数の画像間で所定の時間間隔で巡回させる巡回表示ステップと、前記エッジパルスが生成された時点で前記巡回表示ステップにて前記表示部に表示されているアクティブな状態の画像に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御ステップとを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
(b)前記電子機器の電源がオフの際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電源をオンとし、前記電源がオンの際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電源をオフとする電源オン・オフ制御ステップを含むことを特徴とする(a)記載の電子機器の制御方法。
(c)前記巡回表示ステップにて前記複数の画像の全てを巡回させて表示する時間を越える第1の設定時間に前記エッジパルスが生成されないとき前記表示部への前記複数の画像の表示を停止する表示停止ステップを含むことを特徴とする(b)記載の電子機器の制御方法。
(d)前記表示部にアクティブな状態の画像が表示されている際、前記エッジパルスが生成されると前記巡回表示ステップによる前記複数の画像の巡回を停止する巡回停止ステップと、前記巡回停止ステップにて前記複数の画像の巡回が停止した時点より第2の設定時間の間前記エッジパルスが生成されない時は、前記巡回表示ステップを再び実行させる再実行ステップとを含むことを特徴とする(a)または(b)記載の電子機器の制御方法。
(e)前記表示部にアクティブな状態の画像が表示されている際、前記エッジパルスが生成されると前記巡回表示ステップによる前記複数の画像の巡回を停止する巡回停止ステップと、前記巡回停止ステップにて前記複数の画像の巡回が停止した以降に前記エッジパルスが生成され、最後のエッジパルスが生成された時点より第2の設定時間の間エッジパルスが生成されない時は、前記巡回表示ステップを再び実行させる再実行ステップとを含むことを特徴とする(a)または(b)記載の電子機器の制御方法。
(f)前記音響−電気変換ステップにて出力された前記音声信号を、その音声信号の平均レベルを基準に絶対値化して出力する絶対値化ステップを含み、前記エッジ信号生成ステップは、前記絶対値化ステップで出力された音声信号から、所定周波数以上の高周波数成分を有し、かつ、予め定めた第1の閾値以上のレベルを有する音声信号に基づいて前記エッジ信号を生成し、前記エッジパルス生成ステップは、前記エッジ信号生成ステップで生成された前記エッジ信号のレベルが、予め定めた第2の閾値以上となったときに、前記エッジパルスを生成することを特徴とする(a)記載の電子機器の制御方法。
(g)電子機器の動作を制御するために発生させた音波を収音する収音ステップと、前記音波を音響−電気変換して音声信号として出力する音響−電気変換ステップと、前記音声信号に基づいて前記音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号生成ステップと、前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成ステップと、前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の音声信号のうちのいずれか一つの音声信号をスピーカから出力させる出力ステップと、前記出力ステップにて出力させる音声信号を前記複数の音声信号間で所定の時間間隔で巡回させる巡回出力ステップと、前記エッジパルスが生成された時点で前記巡回出力ステップにて出力されている前記音声信号に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御ステップとを含むことを特徴とする電子機器の制御方法。
(h)電子機器の動作を制御するために発生させた互いに所定の時間間隔を設けた一連の音波を収音して音響−電気変換する収音器(101)と、前記収音器から出力された音声信号に基づいて前記一連の音波における個々の音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号抽出器(107)と、前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成器(108)と、表示部(40,405)と、前記表示部に前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の画像のうちのいずれか一つの画像をアクティブな状態で表示すると共に、アクティブな状態で表示する画像を前記複数の画像間で所定の時間間隔で巡回させて表示する表示制御部(120、401)と、前記エッジパルスが生成された時点で前記表示部に表示されたアクティブな状態の画像に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御部(120、401)とを備えることを特徴とする電子機器の制御装置。
(i)前記表示制御部は、前記エッジパルスが所定回数生成されると前記表示部にアクティブな状態の画像を表示させることを特徴とする(h)記載の電子機器の制御装置。
(j)前記電子機器の電源がオフの際に、前記エッジパルスが所定回数生成されると前記電源をオンとし、前記電源がオンの際に、前記エッジパルスが所定回数生成されると前記電源をオフとする電源制御部を更に備えることを特徴とする(h)記載の電子機器の制御装置。
(k)前記表示制御部は、前記複数の画像の全てを巡回させて表示する時間を越える第1の設定時間に前記エッジパルス生成器が前記エッジパルスを生成しないときは、前記表示部へ前記複数の画像を巡回させて表示することを停止することを特徴とする(h)記載の電子機器の制御装置。
(l)前記表示制御部は、前記表示部にアクティブな状態の画像を表示している際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記複数の画像の巡回を停止し、前記複数の画像の巡回を停止した時点より第2の設定時間の間前記エッジパルスが生成されない時は、前記複数の画像の巡回を再び実行することを特徴とする(i)記載の電子機器の制御装置。
(m)前記表示制御部は、前記表示部にアクティブな状態の画像を表示している際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記複数の画像の巡回を停止し、前記複数の画像の巡回を停止した以降に前記エッジパルスが生成され、最後のエッジパルスが生成された時点より第2の設定時間の間エッジパルスが生成されない時は、前記複数の画像の巡回を再び実行することを特徴とする(h)記載の電子機器の制御装置。
(n)前記収音器から出力された前記音声信号を、その音声信号の平均レベルを基準に絶対値化して出力する絶対値化手段(105)を更に備え、前記エッジ信号抽出器は、前記絶対値化手段から出力された音声信号において、所定周波数以上の高周波数成分を有し、かつ、予め定めた第1の閾値以上のレベルを有する音声信号に基づいて前記エッジ信号を生成し、前記エッジパルス生成器は、前記エッジ信号抽出器で生成された前記エッジ信号のレベルが、予め定めた第2の閾値以上となったときに前記エッジパルスを生成することを特徴とする(g)記載の電子機器の制御装置。
(o)電子機器の動作を制御するために発生させた互いに所定の時間間隔を設けた一連の音波を収音して音響−電気変換する収音器(101)と、前記収音器から出力された音声信号に基づいて前記一連の音波における個々の音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号抽出器(107)と、前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成器(108)と、音声信号を電気−音響変換して音響信号として出力するスピーカ(201)と、前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の音声信号のうちのいずれか一つの音声信号を前記スピーカより出力させると共に、前記スピーカより出力させる音声信号を前記複数の音声信号間で所定の時間間隔で巡回させる音声信号制御部(120、401)と、前記エッジパルスが生成された時点で前記スピーカより出力される音声信号に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御部(120、401)とを備えることを特徴とする電子機器の制御装置。
電子機器の動作を拍手音等により制御する際に、ユーザは誤操作を少なく的確に、優れた操作性により制御を実行できる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。本発明の電子機器は、操作者により発生させられた互いに所定の時間間隔を設けた一連の音波(例えば拍手音)により制御される。
図1は本発明の第一実施形態となる電子機器を示すブロック図である。第1の実施形態の電子機器は、例えばテレビジョン受像機(テレビ)である。図1において電子機器は、操作者の拍手音を収音するマイクロフォン101と、マイクロフォン101からのアナログ音声信号を増幅するアンプ102と、電子機器内の公知の音声検波回路からの音声信号(テレビデコード音)を増幅する本体アンプ202と、本体スピーカ201と、本体アンプ202からの音声信号を増幅するアンプ203とを備える。更に、アンプ102から出力されたアナログ音声信号と、アンプ203で増幅されたテレビデコード音とが入力される拍手音認識部100を備える。拍手音認識部100は、後述するように拍手音認識を行い、その判定結果である判定信号を出力する。
拍手音認識部100は、A/Dコンバータ103、204と、A/Dコンバータ103、204から出力されたデジタル音声信号のオフセット成分を除去するオフセット成分除去部104、205と、オフセット成分が除去されたデジタル音声信号を絶対値化した音声信号(絶対値信号)を出力する絶対値化回路105、206と、絶対値化回路105及び206から供給された絶対値信号に基づいて電子機器本体から発生された音声信号(本体音)を除去した音声信号(拍手音成分)を生成する本体音除去部106とを備える。更に、本体音除去部106から出力された音声信号が供給されるエッジ信号抽出器107及び騒音状態検出部110と、エッジ信号抽出器107から出力されるエッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成器108と、エッジパルスと騒音状態検出部110からの出力信号と後述する制御部120からの判定モードとに基づいて拍手音の回数、タイミング等を判定する判定処理部109とを備える。
次に、本実施形態の電子機器の動作について説明する。マイクロフォン101はテレビの所定位置に設けられており、操作者の拍手音を収音して音響−電気変換してアナログ音声信号を出力する。アナログ音声信号は、アンプ102で後段のA/Dコンバータ103によるA/D変換のダイナミックレンジに対して最適な振幅レベルに増幅された後、A/Dコンバータ103に供給される。A/Dコンバータ103は、入力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、オフセット成分除去部104に供給する。A/Dコンバータ103にてデジタル化された音声信号の処理については、ソフトウェア処理またはハードウェア処理にて以降の機能ブロックの内容に添って信号処理される。ただし、本発明はその処理手法に限定されるものではない。
A/D変換される前のアナログ信号、及びA/D変換された後のデジタル信号は、図2に示すA/Dコンバータ103の入力ダイナミックレンジ303に合わせて、信号成分にオフセット成分304がオフセットされている。図2に示す例では、ダイナミックレンジ303は0Vから3.3Vである。しかしながら、以降の処理では、オフセット成分304は処理の対象外なので不要である。
実際の波形信号は、波形信号301で示すように様々な周波数成分と振幅からなっているが、簡単に図示するため図1及び図3に示す波形信号は波形信号301の包絡線302に相当するものとする。ただし、実際の信号処理は、包絡線302ではなく実際の波形信号301に対して行われている。
A/Dコンバータ103でアナログ信号をデジタル信号に変換する際、A/Dコンバータの種類にもよるが、図2のように無音時のレベル305が、A/Dコンバータ103のダイナミックレンジ303の中央になるように、電圧レベルを抵抗分割して設定する。無音時のレベル305は、波形信号301の振幅のおおよその平均値である。
実際の波形信号は、波形信号301で示すように様々な周波数成分と振幅からなっているが、簡単に図示するため図1及び図3に示す波形信号は波形信号301の包絡線302に相当するものとする。ただし、実際の信号処理は、包絡線302ではなく実際の波形信号301に対して行われている。
A/Dコンバータ103でアナログ信号をデジタル信号に変換する際、A/Dコンバータの種類にもよるが、図2のように無音時のレベル305が、A/Dコンバータ103のダイナミックレンジ303の中央になるように、電圧レベルを抵抗分割して設定する。無音時のレベル305は、波形信号301の振幅のおおよその平均値である。
図1に戻り説明を続ける。オフセット成分除去部104は、デジタル音声信号に対して高域フィルタ(HPF)で低周波数成分を減衰させた信号を生成し、オフセット成分を除去する。
オフセット成分除去部104から出力されたデジタル音声信号は、絶対値化回路105により絶対値化される。波形#1は絶対値化回路105から出力される絶対値信号を示す。波形#1の絶対値信号は、マイクロフォン101により収音されて得られるアナログ音声信号の平均レベルを基準に絶対値化した信号である。
オフセット成分除去部104から出力されたデジタル音声信号は、絶対値化回路105により絶対値化される。波形#1は絶対値化回路105から出力される絶対値信号を示す。波形#1の絶対値信号は、マイクロフォン101により収音されて得られるアナログ音声信号の平均レベルを基準に絶対値化した信号である。
一方、テレビにおいてデコードされたテレビ放送信号の音声信号(テレビデコード音)は、本体スピーカ201から出力するのに適したレベルに本体アンプ202で増幅され、本体スピーカ201で電気−音響変換されて出力される。
マイクロフォン101は、本体スピーカ201から発せられた音声信号に基づく音波に電子機器を制御するために発生させた拍手音の音波が重畳した音波を収音する。従って、絶対値化回路105から出力される波形#1の絶対値信号は、マイクロフォン101で収音された拍手音とテレビデコード音とが混合された音声信号に基づくものである。
マイクロフォン101は、本体スピーカ201から発せられた音声信号に基づく音波に電子機器を制御するために発生させた拍手音の音波が重畳した音波を収音する。従って、絶対値化回路105から出力される波形#1の絶対値信号は、マイクロフォン101で収音された拍手音とテレビデコード音とが混合された音声信号に基づくものである。
また、本体アンプ202で増幅された音声信号は更にアンプ203で増幅され、A/Dコンバータ204に供給される。A/Dコンバータ204は、入力されたアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、オフセット成分除去部205に供給する。オフセット成分除去部205は、デジタル音声信号に対して高域フィルタ(HPF)で低周波数成分を減衰させた信号を生成し、オフセット成分を除去する。オフセット成分除去部205から出力されたデジタル音声信号は、絶対値化回路206により絶対値化される。
波形#2は絶対値化回路206から出力される絶対値信号を示す。波形#2の絶対値信号は、本体アンプ202より出力されるアナログ音声信号の平均レベルを基準に絶対値化した信号である。
波形#2は絶対値化回路206から出力される絶対値信号を示す。波形#2の絶対値信号は、本体アンプ202より出力されるアナログ音声信号の平均レベルを基準に絶対値化した信号である。
波形#2の絶対値信号は、波形#1の絶対値信号における拍手音に基づく信号を含まない信号の波形に近いものとなる。
本体音除去部106は、波形#1の絶対値信号から波形#2の絶対値信号を減算することにより、波形#1の絶対値信号に含まれるマイクロフォン101で収音した本体音(テレビデコード音)成分に基づく音声信号をキャンセルする。キャンセルは、波形#2の絶対値信号に基づいて本体スピーカ201からマイクロフォン101に至る伝送路の伝搬特性を考慮した信号を生成し、生成した信号より波形#1の絶対値信号を減算すればよい。
本体音除去部106は、波形#1の絶対値信号から波形#2の絶対値信号を減算することにより、波形#1の絶対値信号に含まれるマイクロフォン101で収音した本体音(テレビデコード音)成分に基づく音声信号をキャンセルする。キャンセルは、波形#2の絶対値信号に基づいて本体スピーカ201からマイクロフォン101に至る伝送路の伝搬特性を考慮した信号を生成し、生成した信号より波形#1の絶対値信号を減算すればよい。
以上のようにして、絶対値化回路105から出力された絶対値信号に含まれる本体音は、本体音除去部106でキャンセルされる。従って本体音除去部106から出力される音声信号は、拍手音と拍手音以外の音及びキャンセルできなかった微少な残留本体音が混入した音声信号である。拍手音のような破裂したような音はインパルス性の音のため、エネルギーが大きく音の周波数が全帯域に渡っている。そのため拍手音に基づくエッジ成分を捉え、拍手音以外の音及びキャンセルできなかった微少な残留本体音から拍手音を区別することができる。
エッジ信号抽出器107は、本体音除去部106から入力される音声信号からエッジ成分を抜き出し、波形#3のエッジ信号を出力する。エッジ信号抽出器107は、例えば、所定周波数以上の高周波数成分で、かつ、所定の第1の閾値以上のレベルを持つ信号成分をエッジ信号として抽出する。
エッジ信号抽出器107は、本体音除去部106から入力される音声信号からエッジ成分を抜き出し、波形#3のエッジ信号を出力する。エッジ信号抽出器107は、例えば、所定周波数以上の高周波数成分で、かつ、所定の第1の閾値以上のレベルを持つ信号成分をエッジ信号として抽出する。
エッジパルス生成器108は、波形#3のエッジ信号をトリガとして波形#4のエッジパルスを生成する。例えばエッジパルス生成器108は、波形#3のエッジ信号のレベルが予め定めた第2の閾値以上となったときにエッジパルス(エッジ検出フラグ)Fpを生成し、拍手音を検出したことを示す検出信号としてエッジパルスFpを判定処理部109へ出力する。
騒音状態検出部110は、本体音除去部106の出力信号に基づいて操作者がいる環境下の騒音レベルを評価し、拍手音を認識するにあたり不適切な環境である場合、騒音状態フラグを発生させて判定処理部109へ出力する。
騒音状態検出部110は、例えば、本体音除去部106から絶対値信号を受け取り、絶対値信号と予め定めた第3の閾値とを逐次比較するものである。騒音状態検出部110は、絶対値信号のレベルが第3の閾値以上であるときは絶対値信号の値を累積加算し、第3の閾値未満であるときは絶対値信号の値を累積減算して累積演算値を求める。騒音状態検出部110は、累積演算値が第3の閾値より大きな第4の閾値以上の値となったときに、騒音状態であると判断して所定値の騒音状態フラグを発生させる。
騒音状態検出部110は、例えば、本体音除去部106から絶対値信号を受け取り、絶対値信号と予め定めた第3の閾値とを逐次比較するものである。騒音状態検出部110は、絶対値信号のレベルが第3の閾値以上であるときは絶対値信号の値を累積加算し、第3の閾値未満であるときは絶対値信号の値を累積減算して累積演算値を求める。騒音状態検出部110は、累積演算値が第3の閾値より大きな第4の閾値以上の値となったときに、騒音状態であると判断して所定値の騒音状態フラグを発生させる。
判定処理部109は、エッジパルス生成器108からエッジパルスFpを得て判定アルゴリズムに添って評価し、判定条件と合致したとき、判定信号を出力する。判定の条件は、入力される判定モードに応じて切り替えられるものである。また判定処理部109は、騒音状態検出部110から騒音状態フラグを受け取ったときは、認識操作を停止させて判定信号の出力を禁止する。これにより、騒音状態のときに大音量のテレビ音や環境音などの騒音を拍手音と誤認識して誤動作することを防止できる。
なお、騒音状態検出部110は誤動作の耐性を高めるので設けることが望ましいが、必ずしも設ける必要はない。
なお、騒音状態検出部110は誤動作の耐性を高めるので設けることが望ましいが、必ずしも設ける必要はない。
本発明の一実施形態である判定処理部109のブロック図を図3に示す。また、判定処理部109の判定アルゴリズムを説明するためのタイミングチャートを図4と図5に示す。
図3に示すように、判定処理部109は、判定処理器111とカウンタ110とを備える。判定処理器111にはエッジパルスFpと騒音状態フラグと判定モードが入力される。カウンタ110はカウント値を発生させ、判定処理器111に入力される複数のエッジパルス間の周期や特定の領域をゲートするゲートパルスなどを発生させる時間軸を管理する。
図3に示すように、判定処理部109は、判定処理器111とカウンタ110とを備える。判定処理器111にはエッジパルスFpと騒音状態フラグと判定モードが入力される。カウンタ110はカウント値を発生させ、判定処理器111に入力される複数のエッジパルス間の周期や特定の領域をゲートするゲートパルスなどを発生させる時間軸を管理する。
本実施形態の判定処理器111のアルゴリズムは、入力される判定モードによって切り替わる。本実施形態では、ユーザが所定回数の拍手音を発生させる前後に、拍手音や拍手音に類似したノイズが未発生状態である静寂な期間を設定し、更に所定回数の拍手音が発生されたことを認識すると判定信号が出力されるオン−オフモードと、1回の拍手音を認識する毎に判定信号が出力される選択アップダウンモードとの2種類の判定モードを設定する。なお本実施形態では、拍手音の所定回数は3回または4回とする。
図4は、拍手を3回行って電子機器を制御するオンーオフモードについて示し、図5は、拍手1回で電子機器を制御する選択アップダウンモードについて示す。
図4は、拍手を3回行って電子機器を制御するオンーオフモードについて示し、図5は、拍手1回で電子機器を制御する選択アップダウンモードについて示す。
図4に示すオンーオフモードのアルゴリズムは、拍手音の回数に係わらず、所定の回数、等間隔で拍手音を検出し、更にその前後に一定期間拍手音が検出されないこと、を電子機器の制御を確定させる条件とする。すなわち、図4(C)に示す静寂フラグFS、図4(D)〜(F)に示すフラグF1〜F3、図4(G)に示す無音フラグFNとが全てセットされると判定処理器111は判定信号を出力する。なお以上の静寂フラグFSとフラグF1〜F3と無音フラグFNの全てを用いる構成は、本実施形態の最も好ましい構成例を示したものであり、これに限定されるものではない。
既述したように図4では、拍手音の所定の回数が3回である時のアルゴリズムを示す。図4のタイミングチャートに添って判定処理器111の判定処理動作を、順を追って説明する。
既述したように図4では、拍手音の所定の回数が3回である時のアルゴリズムを示す。図4のタイミングチャートに添って判定処理器111の判定処理動作を、順を追って説明する。
まず、判定処理部109の判定処理器111は、図4(C)に示す静寂フラグFSがセットされているかどうか判定する。静寂フラグFSがセットされておらず、かつ、図4(A)に示すエッジパルスFPが“0”である状態から、カウンタ110がカウントを開始する。カウント値は、カウント開始時刻(t=0)から図4(I)に示すように増加し、判定処理器111はカウント値が規定値tSに達するまでの一定期間tS、図4(A)に示すようにエッジパルスFPがセットされない状態(論理0の状態)が続くか否かを判定する。
エッジパルスFPがセットされない状態が一定期間tS続くと、判定処理器111は静寂であるとみなして図4(C)に示すように静寂フラグFSがセットされる(論理1となる)。これによりカウンタ110の時刻tが“0”にリセットされ、一連の判定動作がスタートする。
エッジパルスFPがセットされない状態が一定期間tS続くと、判定処理器111は静寂であるとみなして図4(C)に示すように静寂フラグFSがセットされる(論理1となる)。これによりカウンタ110の時刻tが“0”にリセットされ、一連の判定動作がスタートする。
一定期間tSが経過せず静寂フラグFSがセットされないうちに、エッジパルスFPがセットされた場合は、カウンタ110は時刻tを“0”にリセットし、再度カウントを始める。なお、オーバーフローを防ぐため、図4(I)に示すようにカウンタ110にはリミッタ値を設けておく。
静寂フラグFSがセットされると、カウンタ110の時刻tは“0”からインクリメントされる。このとき、静寂フラグFSが“1”で、かつ、後述する1回目の拍手音のフラグF1が初期値の“0”の状態で、1回目の拍手音に基づくエッジパルスFPの入力待ち状態となる。
1回目の拍手音に基づくエッジパルスFPが図4(A)に501で示すように入力されると、エッジパルスFPが“1”であると判定され、判定処理器111は1回目の拍手音のフラグF1を図4(D)に示すようにセットして(論理“1”として)1回目の拍手と判定する。カウンタ110はエッジパルスFP(501)の立ち上がり時点で時刻tを再び“0”にセットして、図4(I)に示すように再びカウントを開始する。
1回目の拍手音に基づくエッジパルスFPが図4(A)に501で示すように入力されると、エッジパルスFPが“1”であると判定され、判定処理器111は1回目の拍手音のフラグF1を図4(D)に示すようにセットして(論理“1”として)1回目の拍手と判定する。カウンタ110はエッジパルスFP(501)の立ち上がり時点で時刻tを再び“0”にセットして、図4(I)に示すように再びカウントを開始する。
その後、静寂フラグFSとフラグF1が“1”で、かつ、後述する2回目の拍手音のフラグF2が初期値の“0”の状態で、2回目の拍手音に基づくエッジパルスFPの入力待ち状態となる。判定処理器111は、2回目の拍手音に基づくエッジパルスFPが図4(A)に502で示すように入力されて、エッジパルスFPが“1”であると判定すると、エッジパルスFPの立ち上がり時点tが、t≧t1、かつ、t<t1+t2であるかを判定する。
つまり判定処理器111は、2回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(502)の立ち上がり時点tが、図4(B)に示す時間幅t2を有する2回目の拍手音用のゲート504(ゲートフラグFG)内であるかどうか判定し、ゲート504内であれば、図4(E)に示すように2回目の拍手音のフラグF2がセット(論理“1”)される。同時に、1回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(501)の立ち上がり時点から2回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(502)の立ち上がり時点tまでの値(時間)を、1回目の拍手音と2回目の拍手音のインターバル期間tINとして記憶し、カウンタ110は時刻tをt=0にリセットして再度カウントを始める。
つまり判定処理器111は、2回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(502)の立ち上がり時点tが、図4(B)に示す時間幅t2を有する2回目の拍手音用のゲート504(ゲートフラグFG)内であるかどうか判定し、ゲート504内であれば、図4(E)に示すように2回目の拍手音のフラグF2がセット(論理“1”)される。同時に、1回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(501)の立ち上がり時点から2回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(502)の立ち上がり時点tまでの値(時間)を、1回目の拍手音と2回目の拍手音のインターバル期間tINとして記憶し、カウンタ110は時刻tをt=0にリセットして再度カウントを始める。
次に、静寂フラグFSと各回の拍手音のフラグF1とF2とが“1”で、かつ、後述する3回目の拍手音のフラグF3が初期値の“0”の状態で、3回目の拍手音に基づくエッジパルスFPが図4(A)に503で示すように入力されると、判定処理器111はエッジパルスFPが“1”であると判定する。更に3回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(503)の立ち上がり時点tが、t≧tIN−(t3/2)、かつ、t<tIN+(t3/2)であるかを判定する。
つまり判定処理器111は、3回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(503)の立ち上がり時点tが、図4(B)に示す時間幅t2より小なる時間幅t3を有する3回目の拍手音用のゲート505(ゲートフラグFG)内であるかどうか判定し、ゲート505内であれば、図4(F)に示すように3回目の拍手音のフラグF3をセット(論理“1”)する。さらに、3回目の拍手音フラグF3がセットされた後、再度カウンタ110をt=0にリセットしてカウントを始める。なお、3回目の拍手音用のゲート505は、2回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(502)が立ち上がった時点から、インターバル期間tINからt3/2の時間を減じた時間が経過した後立ち上がるようにセットする。
つまり判定処理器111は、3回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(503)の立ち上がり時点tが、図4(B)に示す時間幅t2より小なる時間幅t3を有する3回目の拍手音用のゲート505(ゲートフラグFG)内であるかどうか判定し、ゲート505内であれば、図4(F)に示すように3回目の拍手音のフラグF3をセット(論理“1”)する。さらに、3回目の拍手音フラグF3がセットされた後、再度カウンタ110をt=0にリセットしてカウントを始める。なお、3回目の拍手音用のゲート505は、2回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(502)が立ち上がった時点から、インターバル期間tINからt3/2の時間を減じた時間が経過した後立ち上がるようにセットする。
この時点では、静寂フラグFS、拍手音フラグF1、F2、F3はすべて論理“1”であり、また、4回目の拍手音のフラグF4(図示せず)が初期値の“0”の状態である。この状態で時刻tはインクリメントされ、t≧tIN+(t3/2)となるまでエッジパルスFPがセットされない状態が続くと、図4(G)に示すように、無音フラグFNがセット(論理“1”)される。
判定処理器111は、無音フラグFNをセットし、マイクロフォン101への音波の入力が停止したことを確定する。
判定処理器111は、無音フラグFNをセットし、マイクロフォン101への音波の入力が停止したことを確定する。
そして、静寂フラグFS、各拍手音のフラグF1〜F3、無音フラグFNが全てセットされ、図4(H)に示すように判定フラグFJ(判定信号)が一定期間tFだけ出力される。ここで、制御のための拍手音が正しく入力されたとして、一連の判定動作が完了する。判定処理部109は一定期間tF経過後、全てのフラグとカウント値を“0”にリセットし、カウンタ110は再度カウントし始め、次の判定動作に備える。
以上が、本実施の形態の判定処理部109の判定動作である。
以上が、本実施の形態の判定処理部109の判定動作である。
以上のように、所定回数の拍手音のフラグを検出することに加えて、静寂フラグFS及び無音フラグFNを判定条件とすると、ユーザは所定回数だけ拍手すれば、所定回数+2回分の判定が行われることになり、ユーザに拍手回数が増える負担を課すことなく、判定処理部109の判定動作はより誤動作の少ないものとなり好ましい。更に、周囲で発生する音等への耐性も、他の判定条件の場合より高くなり好ましい。
なお判定処理部109は、2回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(502)が入力されない状態が(t1+t2)の時間継続した場合は、入力失敗と判定して静寂フラグFSとインターバル期間tINと1回目の拍手音フラグF1をリセットする。
同様に、3回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(503)が入力されない状態が、tIN+(t3/2)の時間継続した場合は、入力失敗と判定して静寂フラグFSとインターバル期間tINと拍手音フラグF1、F2をリセットする。
また、3回目の拍手音のフラグF3をセットした後、tIN+(t3/2)の時間経過する前に、エッジパルスFPが入力されたときには、予め定めた拍手音の回数より多いので、やはり入力失敗と判定する。
同様に、3回目の拍手音に基づくエッジパルスFP(503)が入力されない状態が、tIN+(t3/2)の時間継続した場合は、入力失敗と判定して静寂フラグFSとインターバル期間tINと拍手音フラグF1、F2をリセットする。
また、3回目の拍手音のフラグF3をセットした後、tIN+(t3/2)の時間経過する前に、エッジパルスFPが入力されたときには、予め定めた拍手音の回数より多いので、やはり入力失敗と判定する。
本実施の形態によれば、1回目の拍手音に対応した第1のエッジパルス501が生成された時点から2回目の拍手音に対応した第2のエッジパルス502が生成された時点までのインターバル期間tINを、3回目の拍手音が発生されたか否かを検出するためのゲート505を生成する際に反映させている。このように、インターバル期間tINを3回目以降の拍手音を検出するためのゲートを生成する際に反映させることで、3回目の拍手音用のゲート以降の隣接する拍手音用のゲート(ゲートフラグFG)を生成する間隔が等間隔になるように調整できる。
また本実施形態では、2回目の拍手音用のゲート504の時間幅t2を比較的長く設定することで、ユーザの様々な拍手のペースに対応することができる。
また本実施形態では、2回目の拍手音用のゲート504の時間幅t2を比較的長く設定することで、ユーザの様々な拍手のペースに対応することができる。
なお、本実施の形態では3回の拍手をもって制御する場合を示したが、これに限定するものではない。拍手の回数を多くすれば、それだけ判定条件が厳しくなるので、誤動作への耐性は高くなる。しかし、あまり多いとユーザは煩わしさを感じ、また失敗することも多くなるため、3〜4回が適度であるといえる。
図4では図示していないが、拍手音を発生させる回数を4回以上とした場合にも、4回目以降の第n(nは4以上の整数)の拍手音を検出するための第m(mは3以上の整数でnより1小さい数)のゲートを、既述した3回目の拍手音用ゲート505と同様に1または複数生成すればよい。第mのゲートは、3回目の拍手音用ゲート505と第nの拍手音が発生されたか否かを検出するための第mのゲートとにおける、隣接するゲートの間隔をインターバル期間tINから3回目の拍手音用ゲート505の時間幅t3の1/2の時間を減じた時間とするよう、それぞれ生成される。
あるいは、1回目と2回目の拍手のインターバル期間tINに基づいて3回目の拍手音用ゲート505を上記同様に生成し、2回目と3回目の拍手のインターバル期間tIN’に基づいて4回目の拍手音用ゲートを生成し、というように、4回目以降の第n(nは4以上の整数)の拍手音を検出するための第m(mは3以上の整数でnより1小さい数)のゲートを、第(n−2)の拍手音が発生してから第(n−1)の拍手音が発生するまでのインターバル期間に基づいて生成してもよい。このようにすることで、ゲートフラグの許容幅の範囲で少しずつインターバルが変化する条件にも対応できる。
拍手音用ゲートの生成は、上記した2つの方法が考えられるが、ユーザが完全に等間隔に拍手をすることは難しく、少しずつ速くなったり遅くなったりする傾向がある。従って後者のインターバル期間を変化させる方法がより好ましい。
あるいは、1回目と2回目の拍手のインターバル期間tINに基づいて3回目の拍手音用ゲート505を上記同様に生成し、2回目と3回目の拍手のインターバル期間tIN’に基づいて4回目の拍手音用ゲートを生成し、というように、4回目以降の第n(nは4以上の整数)の拍手音を検出するための第m(mは3以上の整数でnより1小さい数)のゲートを、第(n−2)の拍手音が発生してから第(n−1)の拍手音が発生するまでのインターバル期間に基づいて生成してもよい。このようにすることで、ゲートフラグの許容幅の範囲で少しずつインターバルが変化する条件にも対応できる。
拍手音用ゲートの生成は、上記した2つの方法が考えられるが、ユーザが完全に等間隔に拍手をすることは難しく、少しずつ速くなったり遅くなったりする傾向がある。従って後者のインターバル期間を変化させる方法がより好ましい。
次に、選択アップダウンモードについて説明する。後述するように選択アップダウンモードは、ユーザがグラフィックスで生成されるメニュー画像を見ながら電子機器を動作させる操作を行う際に用いるものである。
図5は選択アップダウンモードのアルゴリズムを説明するためのタイミングチャートを示す図である。オンーオフモードとは異なり、選択アップダウンモードでは、1回の拍手音に基づいて発生する1回のエッジパルス毎に判定処理部109は判定を完了し、判定信号(図4の判定フラグFJに相当)を出力する。
図5(A)はエッジパルス生成器108からエッジパルスFPが時系列に得られた例で、ここでは601〜604で示すように4回の拍手音に基づいたエッジパルスが検出された場合を示す。従って後述するように、判定信号が4度出力され、制御が4度行われることとなる。
図5(B)は、第1の拍手音に基づく第1のエッジパルス601が生成された直後に、第1回目の拍手音後方ゲート605が判定処理器111において生成されることを示す。同様に第2のエッジパルス602、第3のエッジパルス603、第4のエッジパルス604がそれぞれ生成された直後に第2回目の拍手音後方ゲート606、第3回目の拍手音後方ゲート607、第4回目の拍手音後方ゲート608が生成される。
図5(A)はエッジパルス生成器108からエッジパルスFPが時系列に得られた例で、ここでは601〜604で示すように4回の拍手音に基づいたエッジパルスが検出された場合を示す。従って後述するように、判定信号が4度出力され、制御が4度行われることとなる。
図5(B)は、第1の拍手音に基づく第1のエッジパルス601が生成された直後に、第1回目の拍手音後方ゲート605が判定処理器111において生成されることを示す。同様に第2のエッジパルス602、第3のエッジパルス603、第4のエッジパルス604がそれぞれ生成された直後に第2回目の拍手音後方ゲート606、第3回目の拍手音後方ゲート607、第4回目の拍手音後方ゲート608が生成される。
拍手音後方ゲート605〜608は、拍手音に基づくエッジパルスが発生した直後に他のエッジパルスが発生していないことを確認するためのゲートである。拍手音後方ゲート605〜608の期間は、一人のユーザが連続で拍手をする際の拍手と拍手との間の期間よりも短い期間であり、複数の人が叩くような場合や意図しない物音に対する誤認識を避けるためのものである。従って、図5(B)に示す拍手音後方ゲートによる保護は必ずしも必要なわけではないが、誤認識に対する耐性を高める方法として好ましい。
図5(C)は、判定処理器111がエッジパルスを検出したことを確定した時点で判定信号を出力し、制御部120が判定信号を受け取った結果として特定の値をインクリメントする(アップさせる)処理を示す。第1のエッジパルス601が立ち下がった時点で図5(B)に示す第1回目の拍手音後方ゲート605が生成され、ゲート605内でエッジパルスが発生していないことが確認されると(第1の確定点)判定信号が出力される。そして判定信号に基づいて特定の値をインクリメントするよう、電子機器が制御される。
同様に第2の確定点、第3の確定点、第4の確定点においても、判定処理器111より判定信号が出力され、それに基づいて電子機器が制御される。
同様に第2の確定点、第3の確定点、第4の確定点においても、判定処理器111より判定信号が出力され、それに基づいて電子機器が制御される。
選択アップダウンモードは、既述したオンーオフモードに比べて拍手が検出されて判定信号が出力されるまでのアルゴリズムがシンプルなため、誤認識に対する耐性は低い。しかしながら、判定処理器111が選択アップダウンモードでエッジパルスを判定するのは、後述するように表示部の画面にメニュー画像が表示されている特定の期間である。そのためユーザはメニュー画像に添って制御の修正が可能であり、耐性の問題は実用的に許容できるものである。また、選択アップダウンモードは後述するグラフィックスで生成されるメニュー画像などと組み合わせることで、拍手音認識の多様性を生み出すものとして有効である。
図6は、既述したそれぞれの判定モードに添って判定処理部109によりエッジパルスが判定され、その判定に基づいて制御部120が表示部に表示させる画像1〜9の変化の一例を示す。図6の左側の2重線で囲った部分は、エッジパルスの判定モードがオンーオフモードである場合を示す。
図6の右側の2重線で囲った部分は、判定モードが選択アップダウンモードである場合を示す。画像3〜画像9は、電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられたものであり、その画像が表示されている際に制御部120が実行する状態にある制御の内容を示すメニュー画像である。
図6の右側の2重線で囲った部分は、判定モードが選択アップダウンモードである場合を示す。画像3〜画像9は、電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられたものであり、その画像が表示されている際に制御部120が実行する状態にある制御の内容を示すメニュー画像である。
図6に示すように本実施形態の制御部120は、オンーオフモードでは、拍手音を等間隔に3回検出したことを示す判定信号を受け取ると電子機器(ここではテレビ)の電源を投入する。なお、図1においては電源回路の図示を省略している。また制御部120は、拍手音を4回検出したことを示す判定信号を受け取ると電源を切断する。このとき制御部120は電源制御部として働く。更に制御部120は、電源が投入されている状態で拍手音を3回検出したことを示す判定信号を受け取ると、表示部にメニュー画像を表示させる。このとき制御部120は、表示制御部として働く。
電子機器の電源がオフ状態において、表示部には何も表示されていない。これを画像1とする。この状態で3回の拍手音に基づいてエッジパルス生成器108でエッジパルスが生成されると、判定処理部109は判定信号を出力する。制御部120は判定信号に基づいてテレビの電源をオンとし、表示部にテレビ放送またはパッケージメディアの画像である画像2aを表示させる(視聴状態)。
画像2aが表示されている視聴状態においてエッジパルスが3回生成されると、制御部120はこれに基づいて例えばテレビの音量またはチャンネルを変更するためのメニュー画像表示をオンとし、画像3の音量・チャンネル選択メニュー画像を表示部に表示させる。画像3(画像4〜画像9も同様)は、視聴されている画像2aに重畳されて表示されるものである。
また本実施形態の制御部120は、画像3のメニュー画像を表示させると共に、判定モードを選択アップダウンモードに切り替える。
電子機器の電源がオフ状態において、表示部には何も表示されていない。これを画像1とする。この状態で3回の拍手音に基づいてエッジパルス生成器108でエッジパルスが生成されると、判定処理部109は判定信号を出力する。制御部120は判定信号に基づいてテレビの電源をオンとし、表示部にテレビ放送またはパッケージメディアの画像である画像2aを表示させる(視聴状態)。
画像2aが表示されている視聴状態においてエッジパルスが3回生成されると、制御部120はこれに基づいて例えばテレビの音量またはチャンネルを変更するためのメニュー画像表示をオンとし、画像3の音量・チャンネル選択メニュー画像を表示部に表示させる。画像3(画像4〜画像9も同様)は、視聴されている画像2aに重畳されて表示されるものである。
また本実施形態の制御部120は、画像3のメニュー画像を表示させると共に、判定モードを選択アップダウンモードに切り替える。
ユーザは、画像3が表示されている時に、拍手を1回することで音量またはチャンネルのいずれを制御するかが選択できる。選択の方法は後述する。ここでは制御部120が音量を制御することが選択されたと判断し、表示部に画像7を表示させた場合について説明する。
画像7は音量のアップ・ダウン選択メニューで、ユーザは拍手を1回することでアップまたはダウンさせる制御のいずれかを選択できる。ここでは制御部120はアップが選択されたと判断し、表示部に画像8を表示させる。
表示部に画像8を表示させている状態において、判定処理部109が検出した拍手音に基づくエッジパルスの回数は、制御部120が音量をアップさせる量と等しくなる。ユーザは所望の音量になるまで拍手をすればよい。制御部120は図5(C)に示すように、初期値X(初期音量)に対して拍手音の回数に応じた値をインクリメントし、音量をアップさせる。
画像7は音量のアップ・ダウン選択メニューで、ユーザは拍手を1回することでアップまたはダウンさせる制御のいずれかを選択できる。ここでは制御部120はアップが選択されたと判断し、表示部に画像8を表示させる。
表示部に画像8を表示させている状態において、判定処理部109が検出した拍手音に基づくエッジパルスの回数は、制御部120が音量をアップさせる量と等しくなる。ユーザは所望の音量になるまで拍手をすればよい。制御部120は図5(C)に示すように、初期値X(初期音量)に対して拍手音の回数に応じた値をインクリメントし、音量をアップさせる。
表示部に画像3を表示させている際に、チャンネル制御が選択されたと制御部120が判断すると、制御部120は表示部に画像4を表示させる。画像4はチャンネルのアップ・ダウン選択メニューで、画像7(音量の場合)と同様のものである。ここでもユーザは、チャンネルをアップまたはダウンさせる制御のいずれかを選択できる。
チャンネルのアップ画像5、チャンネルのダウン画像6、音量のアップ画像8、音量のダウン画像9のいずれかを表示部が表示している状態で、制御部120はアップまたはダウンさせる制御を実行した後、所定の時間が経過したか否かを判断する。所定の時間が経過すると制御部120は表示部へのメニュー画像(画像3〜9)の表示を停止する。従って、表示部は画像2bのみを表示する視聴状態となる。なお、画像2bは画像2aから時間が経過したものであり、どちらもメニュー画像が重畳されていない画像である。
チャンネルのアップ画像5、チャンネルのダウン画像6、音量のアップ画像8、音量のダウン画像9のいずれかを表示部が表示している状態で、制御部120はアップまたはダウンさせる制御を実行した後、所定の時間が経過したか否かを判断する。所定の時間が経過すると制御部120は表示部へのメニュー画像(画像3〜9)の表示を停止する。従って、表示部は画像2bのみを表示する視聴状態となる。なお、画像2bは画像2aから時間が経過したものであり、どちらもメニュー画像が重畳されていない画像である。
または、判定処理部109が拍手音に基づくエッジパルスを4回検出すると、それに基づいて制御部120は表示部へのメニュー画像の表示を停止するとしてもよい。そして制御部120は、表示部に画像2bが表示された視聴状態でエッジパルスを4回検出したことを示す判定信号を受け取ると、テレビの電源をオフにする。
以上が本実施形態の制御部120における、電源オンオフ、チャンネルのアップダウン、音量のアップダウンの制御方法である。ここで挙げた制御内容は、テレビの操作において主要かつ利用頻度の高いものであり、本実施形態では既存のリモコンを使わずしてこれらの制御を可能とする。
次に、図6に示す拍手音に基づく画像の遷移を図7から図11を用い手詳しく説明する。
図7は画像2(2a,2b)が表示部40に表示されている視聴状態において拍手音が3回検出され、メニュー画像3が表示される(メニューオン)場合を示す。図7(A)に示す画像2が表示されている視聴時、ユーザが拍手を3回すると、拍手音に基づいてエッジパルスが生成され、判定処理器111よりエッジパルスが検出されたことを示す判定信号が出力される。判定信号に基づいて制御部120は、表示部40に図7(B)に示す画像3の音量・チャンネル選択メニュー画像を表示する。同時に制御部120は、判定処理部109の拍手認識の判定モードを、オンーオフモードから選択アップダウンモードに切り替える。判定処理器111は拍手音に基づくエッジパルスが1回検出される毎に判定信号を発生させ、制御部120は判定信号に基づいて、対応する制御を電子機器に対して行う。
図7は画像2(2a,2b)が表示部40に表示されている視聴状態において拍手音が3回検出され、メニュー画像3が表示される(メニューオン)場合を示す。図7(A)に示す画像2が表示されている視聴時、ユーザが拍手を3回すると、拍手音に基づいてエッジパルスが生成され、判定処理器111よりエッジパルスが検出されたことを示す判定信号が出力される。判定信号に基づいて制御部120は、表示部40に図7(B)に示す画像3の音量・チャンネル選択メニュー画像を表示する。同時に制御部120は、判定処理部109の拍手認識の判定モードを、オンーオフモードから選択アップダウンモードに切り替える。判定処理器111は拍手音に基づくエッジパルスが1回検出される毎に判定信号を発生させ、制御部120は判定信号に基づいて、対応する制御を電子機器に対して行う。
図7(B)に示す画像3のメニュー画像は、後述するグラフィックス生成器で生成される。ここで表示部40に表示されるメニュー画像は、ユーザが電子機器に対して行うことのできる複数の制御を提示する画像であり、本実施形態では音量の制御を示す音量ボタンの画像31と、チャンネルの制御を示すチャンネルボタンの画像32とを含む。従ってここではメニュー画像は、ユーザが音量の制御またはチャンネルの制御を選択できることを示している(メニュー選択画像)。
しかし、複数の制御に対応した内容を示した複数の画像を表示するだけでは、ユーザは拍手をトリガとして所望の制御を選択できない。そこで本実施形態の制御部120は、複数の制御のうち一つが活性化している状態(アクティブな状態)を複数の制御間で所定の時間間隔で巡回させる。ここでアクティブな状態とは、判定処理部109が拍手音に基づくエッジパルスを1回検出すると、制御部120が該当の制御を実行する状態にあることとする。更に制御部120は、図8(A)に示す音量の制御がアクティブな状態にあることを示す画像(3A)と、図8(B)に示すチャンネルの制御がアクティブな状態にあることを示す画像(3B)とを時分割に交互に表示部40に表示させる。
しかし、複数の制御に対応した内容を示した複数の画像を表示するだけでは、ユーザは拍手をトリガとして所望の制御を選択できない。そこで本実施形態の制御部120は、複数の制御のうち一つが活性化している状態(アクティブな状態)を複数の制御間で所定の時間間隔で巡回させる。ここでアクティブな状態とは、判定処理部109が拍手音に基づくエッジパルスを1回検出すると、制御部120が該当の制御を実行する状態にあることとする。更に制御部120は、図8(A)に示す音量の制御がアクティブな状態にあることを示す画像(3A)と、図8(B)に示すチャンネルの制御がアクティブな状態にあることを示す画像(3B)とを時分割に交互に表示部40に表示させる。
本実施形態では、電子機器に対する複数の制御内容がそれぞれ記載された複数の画像のうち、アクティブな状態にある制御に対応した画像は、制御内容を記したボタンの周囲をぎざぎざした円で囲んだ画像(アクティブな状態の画像)を表示させる(他の図も同様)。図8(A)の画像3Aは、音量の制御がアクティブな状態の画像31aとチャンネルボタンの画像32とを含む。言い換えると画像3Aは、アクティブな状態の音量ボタンの画像31aと非アクティブな状態のチャンネルボタンの画像32とを含む。図8(B)の画像3Bは、音量ボタンの画像31とチャンネルの制御がアクティブな状態の画像32a、すなわち、非アクティブな状態の音量ボタンの画像31とアクティブな状態のチャンネルボタンの画像32aとを含む。
複数の制御のうち、どの制御が活性化しているかをユーザに示す方法として、例えばアクティブな状態にある制御に対応したボタンの周りを円で囲んだ画像としてもよいし、アクティブな状態の画像と非アクティブな状態の画像との輝度、色、形、大きさの少なくとも一つを異ならせてもよい。例えば、アクティブな状態を明るい画像とし非アクティブな状態をグレーの画像とする等として、表示部40に表示する。更に、本実施形態では表示部40に表示した二つの画像のうち、一つの画像がアクティブな状態にある制御を示すアクティブな状態の画像である場合を説明するが、表示部40にアクティブな状態の画像のみを表示させてもよい。
制御部120は、電子機器を制御するための複数の制御のうちの一つの制御をアクティブな状態とし、アクティブな状態を複数の制御間で所定の時間間隔で巡回させる。更に制御部120はこの巡回に併せて、表示部40に複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の画像のうちいずれか一つの画像をアクティブな状態で表示すると共に、アクティブな状態で表示する画像を複数の画像間で巡回させて表示する。制御部120は表示部40を制御する表示制御部としても働く。
制御部120は、電子機器を制御するための複数の制御のうちの一つの制御をアクティブな状態とし、アクティブな状態を複数の制御間で所定の時間間隔で巡回させる。更に制御部120はこの巡回に併せて、表示部40に複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の画像のうちいずれか一つの画像をアクティブな状態で表示すると共に、アクティブな状態で表示する画像を複数の画像間で巡回させて表示する。制御部120は表示部40を制御する表示制御部としても働く。
本実施形態では制御部120において、選択肢の一つが活性化している状態を特定の周期、例えば1秒おき、で巡回させる。制御部120は活性化状態の巡回にあわせて、アクティブな状態で表示する画像を1秒おきに巡回させて表示部40に表示する。図8を用いて説明すると、アクティブな状態の音量ボタンの画像31aとアクティブな状態のチャンネルボタンの画像32aとを1秒おきで巡回させるので、画像3Aと画像3Bとが1秒おきに表示される。以上のように本実施形態では、制御部120が活性化状態の交替に併せて表示部40に表示させる画像を切替るので、ユーザは表示部40を見ながら、所望の制御内容が活性化しているタイミングで拍手を1回すれば、所望の制御を選択できる。
なお、本実施形態では制御部120が二つの制御(選択肢)間においてアクティブな状態を巡回させる場合について説明するが、本実施形態を用いて三以上の複数の制御間でアクティブな状態を巡回させることも可能である。三以上の制御間でアクティブな状態を巡回させる場合には、併せて各制御に対応した三以上の画像を順にアクティブな状態で表示部40に表示すればよい。
なお、本実施形態では制御部120が二つの制御(選択肢)間においてアクティブな状態を巡回させる場合について説明するが、本実施形態を用いて三以上の複数の制御間でアクティブな状態を巡回させることも可能である。三以上の制御間でアクティブな状態を巡回させる場合には、併せて各制御に対応した三以上の画像を順にアクティブな状態で表示部40に表示すればよい。
図8では、表示部40にアクティブな状態の音量ボタンの画像31aが表示されている際、すなわち音量の制御が活性化しているときにエッジパルス生成器108によりエッジパルスが1回生成される状態を示す。判定処理部109より判定信号を受け取った制御部120は、音量の制御が選択されたと判断し、音量を制御する状態となる。音量の制御が選択されると、表示部40に表示されている画像は図9(A)に示す画像3A(これは図8(A)の画像3Aと同じ)から図9(B)に示す画像7に遷移する。
図9(B)に示す画像7は、音量をアップさせる制御を示すアップボタンの画像71(71a)とダウンさせる制御を示すダウンボタンの画像72とを含むメニュー画像である。ここではユーザは、音量をアップさせる制御またはダウンさせる制御を選択できる。
図9(B)に示す画像7は、音量をアップさせる制御を示すアップボタンの画像71(71a)とダウンさせる制御を示すダウンボタンの画像72とを含むメニュー画像である。ここではユーザは、音量をアップさせる制御またはダウンさせる制御を選択できる。
図10(A)は図9(B)と同じ図であり、音量のアップ制御がアクティブな状態にあることを示す画像7Aを示す。画像7Aはアクティブな状態のアップボタンの画像71aと非アクティブな状態のダウンボタンの画像72とを含む。図10(B)は音量のダウン制御がアクティブな状態にあることを示す画像7Bを示す。画像7Bは、非アクティブな状態のアップボタンの画像71とアクティブな状態のダウンボタンの画像72aとを含む。既述したように制御部120はアップまたはダウンが活性化している状態を、1秒おきに巡回させる。従って表示部40には画像7Aと画像7Bとが1秒おきに交互に表示される。
図10では、表示部40にアクティブな状態のアップボタンの画像71a(画像7A)が表示されている際、拍手音が1回発生させられ、エッジパルス生成器108により拍手音に基づくエッジパルスが1回生成される状態を示す。制御部120は、音量をアップさせる制御が活性化している状態において、エッジパルスが生成されたことを示す判定信号を判定処理部109より受け取る。制御部120は判定信号を受け取ると、アップさせる制御が選択されたと判断すると共に、活性化状態の巡回を一旦停止する。言い換えれば制御部120は、アップさせる制御がアクティブな状態において判定信号を受け取ったので、アップまたはダウン制御間でのアクティブな状態の巡回を、アップ制御がアクティブである状態で停止(固定)する。
ここでアクティブな状態を固定するとは、これまで複数の選択肢間で巡回させていたアクティブな状態を1つの選択肢に留めることである。制御部120はアクティブな状態の固定に伴って、複数の画像間でのアクティブな状態で表示する画像の巡回も停止させる。
ここでアクティブな状態を固定するとは、これまで複数の選択肢間で巡回させていたアクティブな状態を1つの選択肢に留めることである。制御部120はアクティブな状態の固定に伴って、複数の画像間でのアクティブな状態で表示する画像の巡回も停止させる。
続いて制御部120は、図11に示す画像8を表示部40に表示させる。画像8は、アップボタンの画像71(71a)とダウンボタンの画像72(72b)と音量レベルを示すための画像80を含む。
上記したように制御部120はアップが選択されたと判断し、音量をアップさせる制御を実行する状態にある。また、活性化状態はアップ制御に固定されているので、表示部40にはアップ制御がアクティブな状態にあることを示す画像が表示され、アクティブな状態で表示する画像の巡回は停止される。画像8では、アクティブな状態のアップボタンの画像71aと非アクティブな状態のダウンボタンの画像72bとを表示した。画像72bは、図10(A)に示す非アクティブな状態のダウンボタンの画像72よりも輝度を下げて表示した。
なお、アクティブな状態が固定されたことをより明瞭に示すために、表示部40にアクティブな状態の画像のみを表示してもよい。
上記したように制御部120はアップが選択されたと判断し、音量をアップさせる制御を実行する状態にある。また、活性化状態はアップ制御に固定されているので、表示部40にはアップ制御がアクティブな状態にあることを示す画像が表示され、アクティブな状態で表示する画像の巡回は停止される。画像8では、アクティブな状態のアップボタンの画像71aと非アクティブな状態のダウンボタンの画像72bとを表示した。画像72bは、図10(A)に示す非アクティブな状態のダウンボタンの画像72よりも輝度を下げて表示した。
なお、アクティブな状態が固定されたことをより明瞭に示すために、表示部40にアクティブな状態の画像のみを表示してもよい。
音量レベルを示すための画像80は、複数の矩形を並べたバーとして表示している。矩形の数は、音量レベルの可変範囲を示すものであり、本実施形態では音量レベルの初期値を5としたので、複数の矩形のうち5つを黒で示している。
制御部120は、画像8を表示部40に表示している際、判定処理部109がエッジパルスを1回検出する毎に出力する判定信号を受け取ると、音量レベルが1つアップするように電子機器を制御する。エッジパルスがn回検出されると、音量レベルを5から5+nとする。音量レベルの増加に伴い、画像80は黒の矩形を増加させた画像に変化させる。
図11には示していないが、図10(B)においてダウンさせる制御が選択されたと制御部120が判断した場合は、同様に拍手音が検出された回数分に応じて音量レベルを初期値から下げる。また、図8においてチャンネルが選択された場合も、アップまたはダウンさせる制御は、既述した音量をアップまたはダウンさせる制御と同じ方法で行うことができる。
制御部120は既述したように、エッジパルスが生成された時点で表示部40に表示されたアクティブな状態の画像に対応した電子機器の動作、例えば音量のアップダウンやチャンネルのアップダウンの制御を行う。従って制御部120は動作制御部として働く。
制御部120は、画像8を表示部40に表示している際、判定処理部109がエッジパルスを1回検出する毎に出力する判定信号を受け取ると、音量レベルが1つアップするように電子機器を制御する。エッジパルスがn回検出されると、音量レベルを5から5+nとする。音量レベルの増加に伴い、画像80は黒の矩形を増加させた画像に変化させる。
図11には示していないが、図10(B)においてダウンさせる制御が選択されたと制御部120が判断した場合は、同様に拍手音が検出された回数分に応じて音量レベルを初期値から下げる。また、図8においてチャンネルが選択された場合も、アップまたはダウンさせる制御は、既述した音量をアップまたはダウンさせる制御と同じ方法で行うことができる。
制御部120は既述したように、エッジパルスが生成された時点で表示部40に表示されたアクティブな状態の画像に対応した電子機器の動作、例えば音量のアップダウンやチャンネルのアップダウンの制御を行う。従って制御部120は動作制御部として働く。
次に、本発明の一実施の形態である電子機器の制御方法について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。制御部120はフローチャートに従って電子機器を制御する。
初期状態の制御部120では、判定処理部109が拍手を判定するモードを表すフラグFmdはオンーオフモードを示す”0”、電源の状態を示すフラグFofは電源オフ状態を示す”0”、メニュー画像の表示の有無を示すフラグFmnはオフ状態を示す”0”になっている。なお、電源がオフの状態とは、本発明の拍手音を検出するための装置以外の装置の電源が入っていない状態である。
初期状態の制御部120では、判定処理部109が拍手を判定するモードを表すフラグFmdはオンーオフモードを示す”0”、電源の状態を示すフラグFofは電源オフ状態を示す”0”、メニュー画像の表示の有無を示すフラグFmnはオフ状態を示す”0”になっている。なお、電源がオフの状態とは、本発明の拍手音を検出するための装置以外の装置の電源が入っていない状態である。
この状態でまずステップS1において、電源オン認識判定がなされる。ステップS1では、電子機器(テレビジョン受像機)の電源がオフ状態である。電源をオンとするために3回の拍手音が発生させられ、それに基づくエッジパルスが検出されたことを示す判定信号を判定処理部109より受け取ると、フラグFofは”1”となり、ステップS2の電源オン状態に進む。
拍手音が3回検出されないときには、電源オフ状態を継続する。
拍手音が3回検出されないときには、電源オフ状態を継続する。
ステップS2で電子機器の電源を入れ、図6に示すように表示部40にテレビ番組(画像2a)を表示し、視聴状態となる。続いて、ステップS3において電源オフ認識判定がなされると共に、ステップS5においてメニューオン認識判定がなされる。
視聴状態で4回の拍手音が発生させられ、それに基づくエッジパルスが検出されたことを示す判定信号を判定処理部109より受け取ると、ステップS3においてフラグFofは”0”となり、ステップS4において電子機器の電源をオフとする。従って表示部40の画面は図6の画像1に示す電源オフの状態となる。ステップS3において拍手音に基づくエッジパルスが所定の回数検出されない時には、視聴状態で待機する。
視聴状態で4回の拍手音が発生させられ、それに基づくエッジパルスが検出されたことを示す判定信号を判定処理部109より受け取ると、ステップS3においてフラグFofは”0”となり、ステップS4において電子機器の電源をオフとする。従って表示部40の画面は図6の画像1に示す電源オフの状態となる。ステップS3において拍手音に基づくエッジパルスが所定の回数検出されない時には、視聴状態で待機する。
一方、視聴状態で3回の拍手音に基づくエッジパルスが検出されたことを示す判定信号を判定処理部109より受け取ると、ステップS5においてメニュー画像の表示の状態を示すメニューオン認識判定フラグFmnは”1”となる。ステップS5において拍手音が3回検出されない時には、視聴状態で待機する。
制御部120はメニューオン認識判定フラグFmnが1の時、表示部40にメニュー画像を表示させ、フラグFmnが0の時は表示部40にメニュー画像を表示させない(画像の表示を消す)。フラグFmnが1から0に替わる時は、表示部40にメニュー画像を表示させることを停止する。
続いてステップS6において判定モード設定フラグFmdが1となり、判定処理部109の判定モードを選択アップダウンモードとする。
制御部120はメニューオン認識判定フラグFmnが1の時、表示部40にメニュー画像を表示させ、フラグFmnが0の時は表示部40にメニュー画像を表示させない(画像の表示を消す)。フラグFmnが1から0に替わる時は、表示部40にメニュー画像を表示させることを停止する。
続いてステップS6において判定モード設定フラグFmdが1となり、判定処理部109の判定モードを選択アップダウンモードとする。
ステップS1からS5までは、フラグFmnは0であり電子機器の表示部40には、メニュー画像が表示されていない。併せてフラグFmdも0であり、判定処理部109によるエッジパルスの判定は、オンーオフモードで行われる。
ステップS6から後述するステップS16及びステップS21からステップS32は、フラグFmn及びフラグFmdは共に1であり、表示部40にはメニュー画像が表示され、判定処理部109はエッジパルスが1回検出される毎に判定信号を出力する選択アップダウンモードの状態にある。
ステップS6から後述するステップS16及びステップS21からステップS32は、フラグFmn及びフラグFmdは共に1であり、表示部40にはメニュー画像が表示され、判定処理部109はエッジパルスが1回検出される毎に判定信号を出力する選択アップダウンモードの状態にある。
続くステップS7では、対応する制御がアクティブな状態であることを示す第1の活性化フラグFg1の値を”0”と”1”とで所定の時間間隔で巡回させる。第1の活性化フラグFg1が0のときは、チャンネル制御がアクティブな状態にあり、第1の活性化フラグFg1が1のときは、音量制御がアクティブな状態にある。活性化フラグFg1の巡回に伴い、図8(A)(B)に示すように表示部40に表示するアクティブな状態で表示する画像を複数の画像間で所定の時間間隔で巡回させる。第1の活性化フラグFg1が0のときはアクティブな状態のチャンネルボタンの画像32a、第1の活性化フラグFg1が1のときはアクティブな状態の音量ボタンの画像31aを表示部40に表示させる。
続いて、ステップS8において選択識別判定がなされる。制御部120は、第1の活性化フラグFg1が0と1のどちらの時に、エッジパルスが生成されたかを判定する。すなわち、アクティブな状態のチャンネルボタンの画像32aとアクティブな状態の音量ボタンの画像31aとのどちらが表示部40に表示されているタイミングで、拍手音が発生させられたかを判定する。なお活性化フラグFg1の値の巡回(交替)は、既述したように所定の時間間隔で行われ、エッジパルスが生成されるまで続けられる(ループする)。
続いて、ステップS8において選択識別判定がなされる。制御部120は、第1の活性化フラグFg1が0と1のどちらの時に、エッジパルスが生成されたかを判定する。すなわち、アクティブな状態のチャンネルボタンの画像32aとアクティブな状態の音量ボタンの画像31aとのどちらが表示部40に表示されているタイミングで、拍手音が発生させられたかを判定する。なお活性化フラグFg1の値の巡回(交替)は、既述したように所定の時間間隔で行われ、エッジパルスが生成されるまで続けられる(ループする)。
制御部120は、第1の活性化フラグFg1が0のときに拍手音が1回検出されたときは、選択フラグFs1がチャンネル制御選択を示す0とし、ステップS21に進む。ステップS21では、図6の画像4に示すチャンネル選択画像が表示部40に表示される。制御部120は、第2の活性化フラグFg2の値を”0”と”1”とで巡回させる。第2の活性化フラグFg2が1のときにはアップの制御がアクティブな状態にあるので、アクティブな状態のアップボタンの画像が表示部40に表示される。第2の活性化フラグFg2が0のときにはダウンの制御がアクティブな状態にあるので、アクティブな状態のダウンボタンの画像が表示部40に表示される。
ステップS8において第1の活性化フラグFg1が1のときに、エッジパルスが1回生成されると、選択フラグFs1が音量制御選択を示す1となり、ステップS9に進む。ステップS9では、図6の画像7に示す音量調整選択画像が表示部40に表示される。制御部120は、第2の活性化フラグFg2の値を”0”と”1”とで巡回させ、図10(A)に示す音量のアップ制御がアクティブな状態(Fg2=1)にあることを示す画像7Aと、図10(B)に示す音量のダウン制御がアクティブな状態(Fg2=0)にあることを示す画像7Bとを、所定の時間間隔で巡回させて表示部40に表示させている。
続いてステップS10において、第2の活性化フラグFg2が0と1のどちらの時にエッジパルスが1回生成されるかを判定する。
続いてステップS10において、第2の活性化フラグFg2が0と1のどちらの時にエッジパルスが1回生成されるかを判定する。
ステップS10において、第2の活性化フラグFg2が1(アップ)のときにエッジパルスが1回生成されたと判断したときは、アップダウンフラグFs2が1となりステップS11に進む。ステップS11では、図11に示す音量のアップ制御にアクティブな状態が固定されたことを示す画像8が表示部40に表示される。続くステップS12では、エッジパルスが生成されたことを示す判定信号を判定処理部109から入力されたか否かを判定し、判定信号が入力されるとステップS13で音量を1ステップずつ増加させる。
他方、ステップS10において第2の活性化フラグFg2が0(ダウン)のときにエッジパルスが1回生成されたと判断すると、アップダウンフラグFs2が0となりステップS14に進む。ステップS14では、音量のダウン制御にアクティブな状態が固定されたことを示す画像が表示部40に表示される。続くステップS15では、判定信号が入力されたか否かを判定し、ステップS16では判定信号が入力される毎に音量を1ステップずつ減少させる。
ステップS12またはS15で、判定信号が入力されないと判断すると、後述するステップS21に進む。
他方、ステップS10において第2の活性化フラグFg2が0(ダウン)のときにエッジパルスが1回生成されたと判断すると、アップダウンフラグFs2が0となりステップS14に進む。ステップS14では、音量のダウン制御にアクティブな状態が固定されたことを示す画像が表示部40に表示される。続くステップS15では、判定信号が入力されたか否かを判定し、ステップS16では判定信号が入力される毎に音量を1ステップずつ減少させる。
ステップS12またはS15で、判定信号が入力されないと判断すると、後述するステップS21に進む。
ステップS13又はS16で音量を調整する制御が完了すると、ステップS21において第1のカウンタ1による時間の計測が開始される。第1のカウンタ1のカウント値C1は、エッジパルスが1回生成される毎(音量を1ステップ変化させる毎)にリセットされる。続くステップS22では、第1のカウンタ1のカウント値C1が設定された閾値th1に対してC1>th1の条件が満たされるかどうかを判定する。これは、所定の設定時間にエッジパルスが生成されないことを判定するものである。閾値th1は、後述する図13の第1の矢印に相当する。
条件が満たされた場合、制御部120はステップS9に戻り、アップ制御とダウン制御の間でどちらかがアクティブな状態を再び巡回させる。更に、表示部40に図10に示す音量をアップまたはダウンさせる制御がアクティブな状態にあることを示す画像7Aと7Bとを、巡回して表示させることを再び実行する。ステップS9に戻ることにより、再び音量のアップダウンの制御が選択でき調整が行えるため、音量の修正も行える。
一方、ステップS22でC1>th1の条件が満たされないと判定するときは、条件が満たされるまで待機する。
条件が満たされた場合、制御部120はステップS9に戻り、アップ制御とダウン制御の間でどちらかがアクティブな状態を再び巡回させる。更に、表示部40に図10に示す音量をアップまたはダウンさせる制御がアクティブな状態にあることを示す画像7Aと7Bとを、巡回して表示させることを再び実行する。ステップS9に戻ることにより、再び音量のアップダウンの制御が選択でき調整が行えるため、音量の修正も行える。
一方、ステップS22でC1>th1の条件が満たされないと判定するときは、条件が満たされるまで待機する。
また、ステップS9で音量のアップとダウンとが交互にアクティブな状態にある際に、ステップS17では第2のカウンタ2により時間を計測する。第2のカウンタ2のカウンタ値C2はエッジパルスが生成される(アップダウンの選択)とリセットされる。続くステップS18で、第2のカウンタ2のカウント値C2が設定された閾値th2に対してC2>th2の条件が満たされるかどうか判定する。これは、所定の設定時間にエッジパルスが生成されないことを判定するものである。閾値th2は、後述する図13の第2の矢印に相当し、アクティブな状態で表示する画像を全ての画像間で巡回させて表示する時間より長い時間に相当する値とする。条件が満たされた場合はステップS19に進む。
一方ステップS18において、C2>th2の条件が満たされないときには、条件が満たされるまで待機する。
一方ステップS18において、C2>th2の条件が満たされないときには、条件が満たされるまで待機する。
ステップS19では、判定モード設定フラグFmdを0にし、判定処理部109の判定モードをオンーオフモードとする。続くステップS20では、メニューオン認識判定フラグFmnを0にしてメニュー画像の表示をオフ(クリア)にする。そして再びステップS3、S5の視聴状態となる。
なお、チャンネルのアップダウン(ステップS23〜S32)についても上記の音量のアップダウンと同様の処理が行われる。
なお、チャンネルのアップダウン(ステップS23〜S32)についても上記の音量のアップダウンと同様の処理が行われる。
図13は、本発明の制御方法を説明するタイミングチャートを示す図である。ユーザの拍手に伴い電子機器及びメニュー画像の状態が遷移する一例を、時系列に示す。図13において、横方向が時間軸であり、図13(E)は時間軸の矢印の下側に判定モード、図13(C)はユーザの拍手を黒丸で表したもの、図13(D)は(C)の拍手に基づいたエッジパルスを検出したことを示す判定信号の内容(認識結果)を示す。
既述したように制御部120は、判定モードがオンーオフモードのときエッジパルスが3回生成されたことを示す判定信号を受け取ると、電源をオンとし、エッジパルスが4回生成されたことを示す判定信号を受け取ると電源をオフとする。更に、電源がオンの時にエッジパルスが3回生成されたことを示す判定信号を受け取ると、メニュー画像をオンとする。
また制御部120は、選択アップダウンモードのときは判定処理部109がエッジパルスを1回検出する毎に判定信号を受け取り、制御を行う。このとき制御部120は、表示部40に表示されているメニュー画像に対応した制御動作が有効な状態にある。図13の時間軸の節目には、説明のための時刻番号t11からt19を付す。
既述したように制御部120は、判定モードがオンーオフモードのときエッジパルスが3回生成されたことを示す判定信号を受け取ると、電源をオンとし、エッジパルスが4回生成されたことを示す判定信号を受け取ると電源をオフとする。更に、電源がオンの時にエッジパルスが3回生成されたことを示す判定信号を受け取ると、メニュー画像をオンとする。
また制御部120は、選択アップダウンモードのときは判定処理部109がエッジパルスを1回検出する毎に判定信号を受け取り、制御を行う。このとき制御部120は、表示部40に表示されているメニュー画像に対応した制御動作が有効な状態にある。図13の時間軸の節目には、説明のための時刻番号t11からt19を付す。
図13(B)に模式的に示すように電源オフの状態でまず、(C)に示すようにユーザによる拍手音が3回発生させられる。制御部120は、3回のエッジパルスが生成されたことを示す判定信号を受け取った時刻t11で、電子機器の電源を(B)に示すように投入し(オン)、表示部40に放送番組等の画像が表示される視聴状態とする(図12のステップS1、S2)。
次に、音量を下げる制御が行われる場合を説明する。まず、ユーザによる拍手音が3回発生させられる。制御部120は、拍手音に対応したエッジパルスに基づき時刻t12においてメニュー画像3を表示部40に表示させる(図12のステップS5、S6)。メニュー画像3を表示させた時点t12から、図13(E)に示すように判定モードはオンーオフモードから選択アップダウンモードに自動的に切り替わる。
次に、音量を下げる制御が行われる場合を説明する。まず、ユーザによる拍手音が3回発生させられる。制御部120は、拍手音に対応したエッジパルスに基づき時刻t12においてメニュー画像3を表示部40に表示させる(図12のステップS5、S6)。メニュー画像3を表示させた時点t12から、図13(E)に示すように判定モードはオンーオフモードから選択アップダウンモードに自動的に切り替わる。
選択アップダウンモードに切り替わるとまず、図13(A)に示すように、第1の活性化フラグFg1の値が0と1とで巡回する。すなわち本実施形態では音量制御とチャンネル制御とでアクティブな状態が遷移する。このとき表示部40は、図8(A)(B)に示すようにアクティブな状態の音量ボタンの画像31aを含む画像3Aとアクティブな状態のチャンネルボタンの画像32aを含む画像3Bとを交互に巡回的に表示する。
図13(A)では、アクティブな状態にある制御を示す(活性化フラグFg1が立っている)方に実線を引き、アクティブな状態にある制御内容をぎざぎざの円で囲って示す。ここではユーザの目的を、音量を下げることとしたので、音量制御がアクティブな状態にある時間内の時刻t13にて図13(C)に示すように拍手が1回発生させられる。制御部120は拍手音に対応したエッジパルスに基づいて音量の制御を選択する(図12のステップS8)。
図13(A)では、アクティブな状態にある制御を示す(活性化フラグFg1が立っている)方に実線を引き、アクティブな状態にある制御内容をぎざぎざの円で囲って示す。ここではユーザの目的を、音量を下げることとしたので、音量制御がアクティブな状態にある時間内の時刻t13にて図13(C)に示すように拍手が1回発生させられる。制御部120は拍手音に対応したエッジパルスに基づいて音量の制御を選択する(図12のステップS8)。
音量の制御が選択されると、図10に示すアクティブな状態のアップボタンの画像71aを含む画像7Aとアクティブな状態のダウンボタンの画像72aを含む画像7Bとが巡回的に表示部40に表示される(図12のステップS9)。ダウン制御がアクティブな状態にある時間内の時刻t14に、図13(C)に示すように拍手音が1回発生させられると、制御部120は音量をダウンさせる制御が選択されたと判断する。また図13(A)に示すように、ダウン制御にアクティブな状態を固定する。(図12のステップS10、S13)。
ユーザは、ダウン制御にアクティブな状態が固定されたことを示す画像を見ながら、下げたい音量レベルと同じ回数拍手音を発生させる。ここでは図13(C)に示すように、時刻t15、t16にて2回拍手音が発生させられたので、制御部120は初期値より”−2”だけ音量レベルを減少させるよう電子機器を制御する(図12のステップS14)。
ユーザは、ダウン制御にアクティブな状態が固定されたことを示す画像を見ながら、下げたい音量レベルと同じ回数拍手音を発生させる。ここでは図13(C)に示すように、時刻t15、t16にて2回拍手音が発生させられたので、制御部120は初期値より”−2”だけ音量レベルを減少させるよう電子機器を制御する(図12のステップS14)。
音量レベルを所望のレベルまで下げ終えたら、ユーザは特に何も行わずに電子機器をその状態で放置すればよい。本実施形態の制御部120は、時刻t16で最後に発生させられた拍手音に基づいて最後のエッジパルスが生成されてから、図13(C)に第1の矢印で示す所定の設定時間(閾値th1に相当)が経過するまでエッジパルスが生成されないことを確認し、設定時間が経過した時刻t17において、アップ制御とダウン制御間でのアクティブな状態の交替を再開する(図12のステップS15、S16)。また制御部120は、表示部40にアクティブな状態の画像を巡回させて表示することを再び実行させる。こうすることで、音量の修正ができる。
なお、時刻t14においてダウン制御にアクティブな状態が固定されてから、第1の矢印で示す所定の設定時間エッジパルスが生成されない場合にも、制御部120はアクティブな状態の交替及び画像を巡回させて表示することを再開する。
さらに制御部120は、時刻t17から図13(C)に第2の矢印で示す所定の設定時間(閾値th2に相当)が経過するまでエッジパルスが生成されない時間が続くと、時刻t18において図13(A)に示すように表示部40へのメニュー画像の表示を停止(オフ)させる(図12のステップS17〜S20)。
メニュー画像表示がオフとなった時点t18で、判定モードを図13(E)に示すようにオンーオフモードに切り替える。そして時刻t19で、拍手音が4回発生させられたことを検出したことを示す判定信号を受け取ると、電源を図13(B)に示すように切断する(オフ)(図12のステップS3、S4)。
なお、時刻t14においてダウン制御にアクティブな状態が固定されてから、第1の矢印で示す所定の設定時間エッジパルスが生成されない場合にも、制御部120はアクティブな状態の交替及び画像を巡回させて表示することを再開する。
さらに制御部120は、時刻t17から図13(C)に第2の矢印で示す所定の設定時間(閾値th2に相当)が経過するまでエッジパルスが生成されない時間が続くと、時刻t18において図13(A)に示すように表示部40へのメニュー画像の表示を停止(オフ)させる(図12のステップS17〜S20)。
メニュー画像表示がオフとなった時点t18で、判定モードを図13(E)に示すようにオンーオフモードに切り替える。そして時刻t19で、拍手音が4回発生させられたことを検出したことを示す判定信号を受け取ると、電源を図13(B)に示すように切断する(オフ)(図12のステップS3、S4)。
図13では、時刻t18でメニュー画像表示を停止させたが、音量制御とチャンネル制御との間でアクティブな状態を巡回させることを再開してもよい。その際表示部40には、図8に示す音量制御またはチャンネル制御がアクティブな状態である画像を交互に表示する。
以上に示した本実施形態のシーケンスであれば、拍手という2値的な制御方法で電源オンオフ、チャンネルアップダウン及び音量アップダウンというような多様な制御が可能になる。
以上に示した本実施形態のシーケンスであれば、拍手という2値的な制御方法で電源オンオフ、チャンネルアップダウン及び音量アップダウンというような多様な制御が可能になる。
次に、本発明の電子機器の制御装置の各実施形態について説明する。図14は本発明の第一実施形態である電子機器の制御装置を備えた電子機器のブロック図を示す。図14中、図1と同一構成部分は同一符号を付す。
図14において、テレビジョン受像機408とそれを視聴しているユーザ409とをそれぞれ2重線で囲った。テレビジョン受像機408は拍手音により制御される(遠隔操作される)電子機器であり、テレビジョン受像機408内に設けられたマイクロフォン101、アンプ102、拍手音認識部100、アンプ203、システム制御器401、グラフィックス生成器402、表示装置405が第一実施形態の電子機器の制御装置である。
図14において、テレビジョン受像機408とそれを視聴しているユーザ409とをそれぞれ2重線で囲った。テレビジョン受像機408は拍手音により制御される(遠隔操作される)電子機器であり、テレビジョン受像機408内に設けられたマイクロフォン101、アンプ102、拍手音認識部100、アンプ203、システム制御器401、グラフィックス生成器402、表示装置405が第一実施形態の電子機器の制御装置である。
テレビジョン受像機408には、高周波搬送信号でテレビ信号が変調されたRF信号が入力される。チューナ403は入力されたRF信号より所望チャンネルの放送局からのRF信号を選局し、復調し帯域圧縮した信号をデコードして映像信号と音声信号を出力する。音声信号は本体アンプ202にて増幅されて本体スピーカ201に供給され、これにより電気−音響変換されて音波として空中に放射される。また、本体アンプ202の出力アナログ音声信号はアンプ203にて増幅され、図1に示す拍手音認識部100内のA/Dコンバータ204に適切な振幅で供給される。
一方、マイクロフォン101にて収音された視聴環境の音波が音響−電気変換されてアナログ音声信号に変換され、アンプ102にて適切な振幅に増幅されて図1に示した拍手音認識部100内のA/Dコンバータ103に入力される。拍手音認識部100は、システム制御器401から入力される判定モードに添って拍手音を認識する。判定モードは既述したオンーオフモードと選択アップダウンモードである。
拍手音認識部100は判定モードに応じて、既述したアルゴリズムに従って拍手音を認識して、その認識結果を判定信号としてシステム制御器401に出力する。
拍手音認識部100は判定モードに応じて、既述したアルゴリズムに従って拍手音を認識して、その認識結果を判定信号としてシステム制御器401に出力する。
判定信号は、判定モードがオンーオフモードのときはエッジパルスを3回検出した(オンの制御)か、エッジパルスを4回検出した(オフの制御)かを示すものであり、システム制御器401に入力される。システム制御器401は、エッジパルスを3回検出したことを示す判定信号であれば電源オンあるいはメニュー画像オンを示す制御信号を出力し、エッジパルスを4回検出したことを示す判定信号であれば電源オフを示す制御信号を出力する。
選択アップダウンモードのときは、拍手音認識部100は1回の拍手毎に認識を行うため、判定処理部109はエッジパルスが1回検出される毎に判定信号を出力する。
選択アップダウンモードのときは、拍手音認識部100は1回の拍手毎に認識を行うため、判定処理部109はエッジパルスが1回検出される毎に判定信号を出力する。
システム制御器401は、テレビジョン受像機408全体のシステムを制御するもので、例えば中央処理装置(CPU)により構成されており、電源オンオフ、メニュー画像のオンオフ及び適切なメニュー画像の表示、音量の設定とアップダウン、チャンネルの設定とアップダウンなど、全てのテレビジョン受像機408の状態の遷移をコントロールするものである。システム制御器401はテレビジョン受像機408の状態に応じて適切な判定モードを出力し、拍手音認識部100から判定信号を受け取り適切な制御信号を出力してテレビジョン受像機408をコントロールする。
本発明の拍手音による電子機器の制御は図12及び図13で説明した通りであり、電子機器の状態遷移をコントロールしているのがシステム制御器401で、ユーザが発した拍手音を検出するのが拍手音認識部100である。
システム制御器401は、視聴状態にあるときに3回拍手音を検出したことを示す判定信号を受け取ると、メニュー画像を出力するようにグラフィックス生成器402に制御信号を出力する。
システム制御器401は、視聴状態にあるときに3回拍手音を検出したことを示す判定信号を受け取ると、メニュー画像を出力するようにグラフィックス生成器402に制御信号を出力する。
グラフィックス生成器402は、図6に示した画像3〜9を映像混合器404に出力する。画像3〜9は、電子機器を動作させる複数の制御に対応付けられた複数の画像のうちいずれか一つの画像がアクティブな状態で表示されたものであり、ユーザに電子機器のどの制御がアクティブな状態にあるかを示すものである。グラフィックス生成器402は複数の画像を生成し、複数の画像間でアクティブな状態で表示する画像を所定の時間間隔で巡回させて出力するよう、システム制御器401によって制御される。システム制御器401は、複数の制御(選択肢)間でアクティブな状態が巡回するタイミングと合わせて、グラフィックス生成器402が複数の画像を切り替えて出力するタイミングを制御する。従って、システム制御器401は表示制御部として働く。
グラフィックス生成器402の出力信号は、チューナ403から出力された所望の放送局の映像信号と映像信号混合器404で混合される。混合された映像信号は表示装置405にて表示される。従って、表示装置405は、テレビ画像にグラフィックス生成器402で生成されたメニュー画像が多重(重畳)された画像を表示する。
グラフィックス生成器402の出力信号は、チューナ403から出力された所望の放送局の映像信号と映像信号混合器404で混合される。混合された映像信号は表示装置405にて表示される。従って、表示装置405は、テレビ画像にグラフィックス生成器402で生成されたメニュー画像が多重(重畳)された画像を表示する。
システム制御器401は、拍手音認識部100から判定信号が入力されたタイミングにおいてアクティブな状態にある制御が選択されたと判断し、アクティブな状態にある制御を実行する。またシステム制御器401は、選択された制御内容に添ったメニュー画像を表示装置405に表示するようグラフィックス生成器402を制御する。更にシステム制御器401は、表示装置405がアップまたはダウンの制御がアクティブな状態を示す画像を表示している時には、判定信号の数に添って音量またはチャンネルのアップダウンを制御する。
グラフィックス生成器402から出力されたメニュー画像のみを表示装置405に表示してもよいが、テレビ画像が背景に表示されていて、かつ、メニュー画像も認識できるようテレビ画像にメニュー画像を重畳することがより好ましい。映像混合器404での多重の仕方は多様な方法が考えられるが、本発明の要旨ではないので、その詳細な説明は省略する。
グラフィックス生成器402から出力されたメニュー画像のみを表示装置405に表示してもよいが、テレビ画像が背景に表示されていて、かつ、メニュー画像も認識できるようテレビ画像にメニュー画像を重畳することがより好ましい。映像混合器404での多重の仕方は多様な方法が考えられるが、本発明の要旨ではないので、その詳細な説明は省略する。
図14に示す第一実施形態の電子機器では、ユーザ409は表示装置405に表示された内容に従って、電子機器を制御するための適切な操作が行える。
電子機器の電源がオフであることを、ユーザ409は表示装置405が消えている、すなわち表示装置405に何も表示されていないという状態から確認できる。ユーザ409は拍手を3回して電源がオンになったことを、表示装置405に画像が映し出されるので確認できる。例外的な場合として電源がオンとなっても、テレビ放送やビデオ等の画像が表示装置405に映し出されていない場合は、テレビジョン受像機408に設けられた図示しないパイロットランプ等で電源がオンであることをユーザ409が確認できるようにしてもよい。
次に電源オンの状態でチャンネルまたは音量を変化させたい場合、拍手を3回するとメニュー画像が表示装置405に表示される。ユーザ409は既述した通り表示画像に添って拍手をし、電子機器に対して所望の制御を行うことができる。
電子機器の電源がオフであることを、ユーザ409は表示装置405が消えている、すなわち表示装置405に何も表示されていないという状態から確認できる。ユーザ409は拍手を3回して電源がオンになったことを、表示装置405に画像が映し出されるので確認できる。例外的な場合として電源がオンとなっても、テレビ放送やビデオ等の画像が表示装置405に映し出されていない場合は、テレビジョン受像機408に設けられた図示しないパイロットランプ等で電源がオンであることをユーザ409が確認できるようにしてもよい。
次に電源オンの状態でチャンネルまたは音量を変化させたい場合、拍手を3回するとメニュー画像が表示装置405に表示される。ユーザ409は既述した通り表示画像に添って拍手をし、電子機器に対して所望の制御を行うことができる。
図14に示す第一実施形態の電子機器は、ユーザ409が表示装置405を見ながら、所望する電子機器の制御を選択できる構成である。ユーザ409は、グラフィックス生成器402で生成された所望の制御を選択するためのメニュー画像を視覚で認識し、適切なタイミングで拍手して制御内容を選択することで、多様な制御を行うことができる。
図15は本発明の第二実施形態である電子機器の制御装置を備えた電子機器のブロック図を示す。図15中、図14と同一構成部分は同一符号を付す。
図15において、テレビジョン受像機408’は拍手音により制御される電子機器であり、テレビジョン受像機408’内に設けられたマイクロフォン101、アンプ102、拍手音認識部100、本体スピーカ201、本体アンプ202、アンプ203、システム制御器401、音生成器406、音声混合器407が第二実施形態の電子機器の制御装置である。
本実施形態は、電子機器を制御するための複数の選択肢を複数の画像を用いてユーザ409に提示する第一実施形態と異なり、音の音色や音程を変化させた複数の音を用いてユーザ409に提示するものである。
図15において、テレビジョン受像機408’は拍手音により制御される電子機器であり、テレビジョン受像機408’内に設けられたマイクロフォン101、アンプ102、拍手音認識部100、本体スピーカ201、本体アンプ202、アンプ203、システム制御器401、音生成器406、音声混合器407が第二実施形態の電子機器の制御装置である。
本実施形態は、電子機器を制御するための複数の選択肢を複数の画像を用いてユーザ409に提示する第一実施形態と異なり、音の音色や音程を変化させた複数の音を用いてユーザ409に提示するものである。
音生成器406は、電子機器を動作させる複数の制御に対応する複数の音声信号を生成する。システム制御器401は、スピーカ201に出力させる音声信号を複数の音声信号間で所定の時間間隔で巡回させるよう、音生成器406を制御する。システム制御器401は音声信号制御部である。ここで複数の音声信号は、音程または音色の違いなど、人が聴覚にてそれぞれを区別できるよう生成されている。音生成器406から出力される音声信号は、チューナ403から得られる所望の放送局のアナログ音声信号と音声混合器407にて混合される。
混合された音声信号は、本体アンプ202で増幅されて本体スピーカ201から音波として出力される一方、アンプ203で所要のレベルに増幅された後、拍手音認識部100に供給される。
混合された音声信号は、本体アンプ202で増幅されて本体スピーカ201から音波として出力される一方、アンプ203で所要のレベルに増幅された後、拍手音認識部100に供給される。
ユーザ409は、本体スピーカ201から出力される選択肢毎に異なる音を聴覚でとらえて音程や音色を認識し、所望の選択肢を表す音が発生させられているタイミングにて拍手をして複数の制御を実現することができる。音に基づいて所望の制御を選択したり、アップまたはダウン制御をしたりする場合は、例えば音量の制御がアクティブな状態であることを示す音とチャンネルの制御がアクティブな状態であることを示す音とがどのような音であるかを、ユーザ409が事前に把握する必要がある。
そのため音に基づいた電子機器の制御は、画像と併用することが好ましい。どの音がどの選択肢と結びついているかをユーザ409が画像により理解できる。本実施形態の電子機器は、ユーザ409が制御方法に慣れると、表示装置405の画面を見ることなく制御ができ、好ましい。
そのため音に基づいた電子機器の制御は、画像と併用することが好ましい。どの音がどの選択肢と結びついているかをユーザ409が画像により理解できる。本実施形態の電子機器は、ユーザ409が制御方法に慣れると、表示装置405の画面を見ることなく制御ができ、好ましい。
図16は選択アップダウンモードにおいて、判定処理部109がエッジパルスを検出する第二実施形態について示すタイミングチャートである。
先に説明した実施形態では判定処理部109は、選択アップダウンモードにおいて、図5に示したようにエッジパルスを1回検出する毎にその認識を確定させて判定信号を出力する。そのため、拍手音と同じような音がユーザの意志に関わらず発生したときにも、エッジパルス生成器108においてエッジパルスが生成されると、判定処理部109は拍手音が発生させられた場合と同様に認識する。これは1回の拍手音に基づく電子機器の制御(選択アップダウンモード)が、メニュー画像が出ているときに限定されること及びメニュー画像に添って制御を修正できることを考慮して、ユーザの使い易さを優先させた拍手音の検出方法を本実施形態では採用したためである。
先に説明した実施形態では判定処理部109は、選択アップダウンモードにおいて、図5に示したようにエッジパルスを1回検出する毎にその認識を確定させて判定信号を出力する。そのため、拍手音と同じような音がユーザの意志に関わらず発生したときにも、エッジパルス生成器108においてエッジパルスが生成されると、判定処理部109は拍手音が発生させられた場合と同様に認識する。これは1回の拍手音に基づく電子機器の制御(選択アップダウンモード)が、メニュー画像が出ているときに限定されること及びメニュー画像に添って制御を修正できることを考慮して、ユーザの使い易さを優先させた拍手音の検出方法を本実施形態では採用したためである。
しかしながら、誤検出に対する耐性の高い拍手音検出方法が求められる環境下での電子機器の使用も考えられるので、より耐性の高い検出方法を準備しておく必要がある。そのため、図16に示す第二実施形態の選択アップダウンモードでは、判定処理部109がエッジパルスを2回検出すると制御部は制御を確定させる。
第二実施形態の選択アップダウンモードは、判定処理部109において2回のエッジパルスが検出された時点で判定信号が出力される。制御部は判定信号を受け取ると、図16(D)に示すように初期値XをX+1にインクリメントする。
第二実施形態の選択アップダウンモードは、判定処理部109において2回のエッジパルスが検出された時点で判定信号が出力される。制御部は判定信号を受け取ると、図16(D)に示すように初期値XをX+1にインクリメントする。
図16を用いて、2回の拍手音に基づいて電子機器を制御する方法の特徴について説明する。図16(A)に示すエッジパルス701〜704は、図1に示したエッジパルス生成器108から得られる、拍手音を検出したことを示すエッジパルスである。図16(B)に示す拍手音後方ゲート705〜708は、1回の拍手音に基づいて制御を確定させる第一実施形態と同様に、エッジパルスの後方に設定している拍手禁止領域であり、既述したように通常1人のユーザが続けて拍手する際の拍手と拍手との間より短い期間を有する。拍手音後方ゲートは、拍手音に基づくエッジパルスが立ち下がった直後に生成される。
拍手音後方ゲート705〜708において拍手音が発生すると、操作する人(ユーザ)以外から発せられた予期せぬ検出音として、その場合の拍手音を無効にする。
拍手音後方ゲート705〜708において拍手音が発生すると、操作する人(ユーザ)以外から発せられた予期せぬ検出音として、その場合の拍手音を無効にする。
判定処理部109は、図16(A)に示すように1回目の拍手音に基づくエッジパルス701が生成されると、図16(B)に示す拍手音後方ゲート705を生成する。拍手音後方ゲート705で音が検出されなければ更に、図16(C)に示す2回目の拍手音を検出するための拍手音用ゲート709を生成する。拍手音用ゲート709は、図3に示す判定処理部109内のカウンタ110で所定のタイミングを計って設定される。そして、2回目の拍手音に基づくエッジパルス702が2回目の拍手音用ゲート709が立ち上がっている(アクティブ)範囲に存在すれば2回目の拍手を有効とする。
2回目の拍手音用のゲート709が立ち上がる期間(拍手の許容範囲)は、図16(C)に矢印及び破線で示す通りであるが、2回目の拍手音に基づくエッジパルス702が立ち上がった時点で、拍手音用ゲート709は実線で示す通り立ち下がる。続いて判定処理部109は、2回目のエッジパルス702の拍手音後方ゲート706を立てる。
2回目の拍手音用のゲート709が立ち上がる期間(拍手の許容範囲)は、図16(C)に矢印及び破線で示す通りであるが、2回目の拍手音に基づくエッジパルス702が立ち上がった時点で、拍手音用ゲート709は実線で示す通り立ち下がる。続いて判定処理部109は、2回目のエッジパルス702の拍手音後方ゲート706を立てる。
第二実施形態において判定処理器111によるエッジパルスを検出したか否か(拍手音認識)の判定は、1回目の拍手音後方ゲート705において2回目の拍手音に基づくエッジパルスが検出されず、2回目の拍手音用ゲート709内でエッジパルス702が検出され、2回目の拍手音後方ゲート706において拍手音に基づくエッジパルスが検出されないことを判定するものである。以上の条件が満たされると、判定処理器111はエッジパルスを2回検出したと判定して判定信号を出力する。
制御部120は判定信号に基づいて、図16(D)に示すように、図16(B)に示す2回目の拍手音後方ゲート706の終端で、制御対象の初期値XをX+1にインクリメントさせる。このインクリメントする時点が第1の確定点である。
制御部120は判定信号に基づいて、図16(D)に示すように、図16(B)に示す2回目の拍手音後方ゲート706の終端で、制御対象の初期値XをX+1にインクリメントさせる。このインクリメントする時点が第1の確定点である。
同様に判定処理器111は、3回目の拍手音に基づくエッジパルス703が入力されてから3回目の拍手音後方ゲート707において4回目の拍手音に基づくエッジパルスが検出されず、4回目の拍手音用ゲート710内に4回目の拍手音に基づくエッジパルス704が検出され、4回目の拍手音後方ゲート708に拍手音に基づくエッジパルスが検出されないことを判定し、エッジパルスを2回検出したこと(4回目の拍手音の検出)を示す判定信号を出力する。
制御部120は、図16(D)に示すように、図16(B)に示す4回目の拍手音後方ゲート708の終端でX+1をX+2にインクリメントさせる制御信号を出力する。このインクリメントする時点が第2の確定点である。同様に所定期間範囲内で連続する2回の拍手音を一組として判定信号を出力し、拍手音による制御を行う。
制御部120は、図16(D)に示すように、図16(B)に示す4回目の拍手音後方ゲート708の終端でX+1をX+2にインクリメントさせる制御信号を出力する。このインクリメントする時点が第2の確定点である。同様に所定期間範囲内で連続する2回の拍手音を一組として判定信号を出力し、拍手音による制御を行う。
以上が第二実施形態の選択アップダウンモードであり、判定処理部109がエッジパルスを2回検出することで判定信号を出力する方法である。第二実施形態の利点は、2回目の拍手音のゲート(709、710)を設定すること、そしてエッジパルスが2回発せられたことを確認すること、併せて拍手音後方ゲート期間を2回チェックすることで、拍手音の誤検出及び誤認識に対する耐性を向上させることにある。
選択アップダウンモードは、グラフィックス生成器402が生成するメニュー画像を元にユーザが発生させた1回または複数回の拍手音に基づいて、応答の速い判定と制御を可能とする。
以上、拍手音を電源やメニューのオンオフなどのトリガとして用いる方法のみならず、音量やチャンネルなどの選択操作、また値をインクリメント/ディクリメン卜する操作にも活用できる本発明の一実施形態を提供することにより、電子機器を遠隔から操作し、また多様な制御を可能にする。
本発明では電子機器の複数の制御に対応した複数の画像の内いずれか一つの画像をアクティブな状態で表示し、電子機器を制御するために発生させられた一連の音波を検出して得たエッジパルスが入力された時は、エッジパルス入力時点で表示されているアクティブな状態の画像に対応した制御を電子機器に行わせるようにしたため、複数の画像のいずれか一つの画像に対応した制御を電子機器に行わせることができる。従って本発明は、リモコンがユーザの手元に無いあるいはユーザがリモコンを持てない状況でも、ユーザが発生させた音波により、単なる電子機器の電源のオン、オフに限らず、電子機器の多様な制御を行える利便性を有する。
本発明では、制御部120が複数の画像の巡回を停止してから、所定の時間(th1)の間エッジパルスが生成されないと複数の画像を巡回させて表示させる動作を再び実行するので、それまで行っていた制御とは異なる制御を実行することも可能となる。
また、以上の実施形態では2つの選択肢からいずれかが選択され、選択された制御が行われるまでの制御部120の動作の流れを説明したが、3つ以上の複数の制御から選択を行う場合も、同様に複数の制御間でアクティブな状態を巡回させて、拍手音に基づいて選択されたと判断することができる。
更に拍手音を発生させるとしたが、手で身体の部位や物体を叩く手打ち音でもよく、物体と物体とを当てて発生させる音波がインパルス的な断続する音波であれば、上記の音検出及び認識処理が可能である。
更に拍手音を発生させるとしたが、手で身体の部位や物体を叩く手打ち音でもよく、物体と物体とを当てて発生させる音波がインパルス的な断続する音波であれば、上記の音検出及び認識処理が可能である。
また、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、例えば、図1〜図4と共に説明した拍手音認識処理や図12に示したフローチャートをコンピュータにより実行させる電子機器の制御プログラムも包含するものである。この電子機器の制御プログラムは、記録媒体に記録されてコンピュータに取り込まれてもよいし、通信ネットワークを介して配信されてコンピュータに取り込まれてもよく、更には電子機器内に組み込まれていてもよい。
100 拍手音認識部
101 マイクロフォン(収音器)
102、203 アンプ
103、204 A/Dコンバータ
104、205 オフセット成分除去部
105、206 絶対値化回路
106 本体音除去部
107 エッジ信号抽出器
108 エッジパルス生成器
109 判定処理部
110 騒音状態検出部
110 カウンタ
111 判定処理器
120 制御部(電源制御部、表示制御部、動作制御部、音声信号制御部)
201 本体スピーカ
40 表示部
401 システム制御器(制御部、電源制御部、表示制御部、動作制御部、音声信号制御部)
402 グラフィックス生成器
403 チューナ
404 映像混合器
405 表示装置(表示部)
406 音生成器
407 音声混合器
408 テレビジョン受像機
409 ユーザ
101 マイクロフォン(収音器)
102、203 アンプ
103、204 A/Dコンバータ
104、205 オフセット成分除去部
105、206 絶対値化回路
106 本体音除去部
107 エッジ信号抽出器
108 エッジパルス生成器
109 判定処理部
110 騒音状態検出部
110 カウンタ
111 判定処理器
120 制御部(電源制御部、表示制御部、動作制御部、音声信号制御部)
201 本体スピーカ
40 表示部
401 システム制御器(制御部、電源制御部、表示制御部、動作制御部、音声信号制御部)
402 グラフィックス生成器
403 チューナ
404 映像混合器
405 表示装置(表示部)
406 音生成器
407 音声混合器
408 テレビジョン受像機
409 ユーザ
Claims (15)
- 電子機器の動作を制御するために発生させた音波を収音する収音ステップと、
前記音波を音響−電気変換して音声信号として出力する音響−電気変換ステップと、
前記音声信号に基づいて前記音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号生成ステップと、
前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成ステップと、
前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電子機器の表示部に前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の画像のうちのいずれか一つの画像をアクティブな状態で表示する表示ステップと、
アクティブな状態で表示する画像を前記複数の画像間で所定の時間間隔で巡回させる巡回表示ステップと、
前記エッジパルスが生成された時点で前記巡回表示ステップにて前記表示部に表示されているアクティブな状態の画像に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御ステップと
を含むことを特徴とする電子機器の制御方法。 - 前記電子機器の電源がオフの際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電源をオンとし、
前記電源がオンの際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電源をオフとする電源オン・オフ制御ステップ
を含むことを特徴とする請求項1記載の電子機器の制御方法。 - 前記巡回表示ステップにて前記複数の画像の全てを巡回させて表示する時間を越える第1の設定時間に前記エッジパルスが生成されないとき
前記表示部への前記複数の画像の表示を停止する表示停止ステップ
を含むことを特徴とする請求項1記載の電子機器の制御方法。 - 前記表示部にアクティブな状態の画像が表示されている際、前記エッジパルスが生成されると前記巡回表示ステップによる前記複数の画像の巡回を停止する巡回停止ステップと、
前記巡回停止ステップにて前記複数の画像の巡回が停止した時点より第2の設定時間の間前記エッジパルスが生成されない時は、前記巡回表示ステップを再び実行させる再実行ステップと
を含むことを特徴とする請求項1または2記載の電子機器の制御方法。 - 前記表示部にアクティブな状態の画像が表示されている際、前記エッジパルスが生成されると前記巡回表示ステップによる前記複数の画像の巡回を停止する巡回停止ステップと、
前記巡回停止ステップにて前記複数の画像の巡回が停止した以降に前記エッジパルスが生成され、最後のエッジパルスが生成された時点より第2の設定時間の間エッジパルスが生成されない時は、前記巡回表示ステップを再び実行させる再実行ステップと
を含むことを特徴とする請求項1または2記載の電子機器の制御方法。 - 前記音響−電気変換ステップにて出力された前記音声信号を、その音声信号の平均レベルを基準に絶対値化して出力する絶対値化ステップを含み、
前記エッジ信号生成ステップは、前記絶対値化ステップで出力された音声信号から、所定周波数以上の高周波数成分を有し、かつ、予め定めた第1の閾値以上のレベルを有する音声信号に基づいて前記エッジ信号を生成し、
前記エッジパルス生成ステップは、前記エッジ信号生成ステップで生成された前記エッジ信号のレベルが、予め定めた第2の閾値以上となったときに、前記エッジパルスを生成すること
を特徴とする請求項1記載の電子機器の制御方法。 - 電子機器の動作を制御するために発生させた音波を収音する収音ステップと、
前記音波を音響−電気変換して音声信号として出力する音響−電気変換ステップと、
前記音声信号に基づいて前記音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号生成ステップと、
前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成ステップと、
前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の音声信号のうちのいずれか一つの音声信号をスピーカから出力させる出力ステップと、
前記出力ステップにて出力させる音声信号を前記複数の音声信号間で所定の時間間隔で巡回させる巡回出力ステップと、
前記エッジパルスが生成された時点で前記巡回出力ステップにて出力されている前記音声信号に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御ステップと
を含むことを特徴とする電子機器の制御方法。 - 電子機器の動作を制御するために発生させた互いに所定の時間間隔を設けた一連の音波を収音して音響−電気変換する収音器と、
前記収音器から出力された音声信号に基づいて前記一連の音波における個々の音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号抽出器と、
前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成器と、
表示部と、
前記表示部に前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の画像のうちのいずれか一つの画像をアクティブな状態で表示すると共に、アクティブな状態で表示する画像を前記複数の画像間で所定の時間間隔で巡回させて表示する表示制御部と、
前記エッジパルスが生成された時点で前記表示部に表示されたアクティブな状態の画像に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御部と
を備えることを特徴とする電子機器の制御装置。 - 前記表示制御部は、前記エッジパルスが所定回数生成されると前記表示部にアクティブな状態の画像を表示させる
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器の制御装置。 - 前記電子機器の電源がオフの際に、前記エッジパルスが所定回数生成されると前記電源をオンとし、前記電源がオンの際に、前記エッジパルスが所定回数生成されると前記電源をオフとする電源制御部を更に備える
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器の制御装置。 - 前記表示制御部は、前記複数の画像の全てを巡回させて表示する時間を越える第1の設定時間に前記エッジパルス生成器が前記エッジパルスを生成しないときは、前記表示部へ前記複数の画像を巡回させて表示することを停止する
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器の制御装置。 - 前記表示制御部は、前記表示部にアクティブな状態の画像を表示している際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記複数の画像の巡回を停止し、前記複数の画像の巡回を停止した時点より第2の設定時間の間前記エッジパルスが生成されない時は、前記複数の画像の巡回を再び実行する
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器の制御装置。 - 前記表示制御部は、前記表示部にアクティブな状態の画像を表示している際に前記エッジパルスが所定回数生成されると、前記複数の画像の巡回を停止し、前記複数の画像の巡回を停止した以降に前記エッジパルスが生成され、最後のエッジパルスが生成された時点より第2の設定時間の間エッジパルスが生成されない時は、前記複数の画像の巡回を再び実行する
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器の制御装置。 - 前記収音器から出力された前記音声信号を、その音声信号の平均レベルを基準に絶対値化して出力する絶対値化手段を更に備え、
前記エッジ信号抽出器は、前記絶対値化手段から出力された音声信号において、所定周波数以上の高周波数成分を有し、かつ、予め定めた第1の閾値以上のレベルを有する音声信号に基づいて前記エッジ信号を生成し、
前記エッジパルス生成器は、前記エッジ信号抽出器で生成された前記エッジ信号のレベルが、予め定めた第2の閾値以上となったときに前記エッジパルスを生成する
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器の制御装置。 - 電子機器の動作を制御するために発生させた互いに所定の時間間隔を設けた一連の音波を収音して音響−電気変換する収音器と、
前記収音器から出力された音声信号に基づいて前記一連の音波における個々の音波の発生タイミングに応じたエッジ信号を生成するエッジ信号抽出器と、
前記エッジ信号に基づいてエッジパルスを生成するエッジパルス生成器と、
音声信号を電気−音響変換して音響信号として出力するスピーカと、
前記電子機器を動作させる複数の制御に対してそれぞれ対応付けられた複数の音声信号のうちのいずれか一つの音声信号を前記スピーカより出力させると共に、前記スピーカより出力させる音声信号を前記複数の音声信号間で所定の時間間隔で巡回させる音声信号制御部と、
前記エッジパルスが生成された時点で前記スピーカより出力される音声信号に対応した前記電子機器の動作の制御を行う動作制御部と
を備えることを特徴とする電子機器の制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007310228A JP2008172766A (ja) | 2006-12-13 | 2007-11-30 | 電子機器の制御方法及び制御装置 |
US12/000,308 US8120470B2 (en) | 2006-12-13 | 2007-12-11 | Method of and apparatus for controlling electronic appliance |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006335277 | 2006-12-13 | ||
JP2007310228A JP2008172766A (ja) | 2006-12-13 | 2007-11-30 | 電子機器の制御方法及び制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008172766A true JP2008172766A (ja) | 2008-07-24 |
Family
ID=39700381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007310228A Pending JP2008172766A (ja) | 2006-12-13 | 2007-11-30 | 電子機器の制御方法及び制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8120470B2 (ja) |
JP (1) | JP2008172766A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009031706A (ja) * | 2006-08-28 | 2009-02-12 | Victor Co Of Japan Ltd | 電子機器及びこれに用いる音声信号処理方法 |
JP2010074592A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Victor Co Of Japan Ltd | 電子機器の制御装置及び電子機器の制御方法 |
JP2011061394A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Victor Co Of Japan Ltd | 電子機器およびその制御方法 |
CN105405188A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-03-16 | 海星客企业发展(上海)有限公司 | 基于WiFi的声波开锁装置、系统及其控制方法 |
Families Citing this family (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8316308B2 (en) | 2007-06-08 | 2012-11-20 | Google Inc. | Adaptive user interface for multi-source systems |
US9448814B2 (en) * | 2008-02-19 | 2016-09-20 | Google Inc. | Bridge system for auxiliary display devices |
US8463875B2 (en) * | 2009-08-20 | 2013-06-11 | Google Inc. | Synchronized playback of media players |
KR20110065095A (ko) * | 2009-12-09 | 2011-06-15 | 삼성전자주식회사 | 디바이스를 제어하는 방법 및 그 장치 |
CN102104373A (zh) * | 2009-12-17 | 2011-06-22 | 英华达(上海)科技有限公司 | 一种声控自动开机装置及其方法 |
US20110273380A1 (en) * | 2010-05-07 | 2011-11-10 | Research In Motion Limited | Portable electronic device and method of controlling same |
US8457118B2 (en) | 2010-05-17 | 2013-06-04 | Google Inc. | Decentralized system and method for voice and video sessions |
US8629618B1 (en) | 2012-08-28 | 2014-01-14 | Christopher Tanner | Backup lighting apparatus |
US20140340301A1 (en) * | 2013-05-17 | 2014-11-20 | Ken Clement | Hand motion-based device control |
WO2015006694A1 (en) | 2013-07-12 | 2015-01-15 | University Of Iowa Research Foundation | Augmentative and alternative communication |
WO2016138595A1 (en) * | 2015-03-04 | 2016-09-09 | Rocketchicken Interactive Inc. | Systems for rapid development and delivery of interactive content |
US10091980B1 (en) * | 2015-06-05 | 2018-10-09 | Thomas Paul Cogley | Bed bug detector system |
CN105703166B (zh) * | 2016-01-19 | 2018-04-06 | 浙江大学 | 一种看闪动遥控电源插座及其控制方法 |
CN105576466B (zh) * | 2016-01-19 | 2018-03-09 | 浙江大学 | 一种看闪拍手声控电源插座及其控制方法 |
TWI623930B (zh) * | 2017-03-02 | 2018-05-11 | 元鼎音訊股份有限公司 | 發聲裝置、音訊傳輸系統及其音訊分析之方法 |
US10235845B2 (en) | 2017-04-05 | 2019-03-19 | Stryker Corporation | Patient support apparatuses with reconfigurable communication |
US10057716B1 (en) | 2017-04-18 | 2018-08-21 | International Business Machines Corporation | Monitoring a status of a disconnected device by a mobile device and an audio analysis system in an infrastructure |
US10736309B1 (en) * | 2018-11-27 | 2020-08-11 | Thomas Paul Cogley | Bed bug detector system |
CN112882394B (zh) * | 2021-01-12 | 2024-08-13 | 北京小米松果电子有限公司 | 设备控制方法、控制装置及可读存储介质 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4129886A (en) * | 1976-03-01 | 1978-12-12 | Electrohome Limited | Digital remote control system |
JPH0354989A (ja) | 1989-07-24 | 1991-03-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リモコン装置 |
JPH03184497A (ja) | 1989-12-13 | 1991-08-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | リモコン装置 |
US5493618A (en) * | 1993-05-07 | 1996-02-20 | Joseph Enterprises | Method and apparatus for activating switches in response to different acoustic signals |
US5561737A (en) * | 1994-05-09 | 1996-10-01 | Lucent Technologies Inc. | Voice actuated switching system |
US5677675A (en) * | 1996-08-26 | 1997-10-14 | The Sharper Image | Lost article detector unit with adaptive actuation signal recognition |
US6141426A (en) * | 1998-05-15 | 2000-10-31 | Northrop Grumman Corporation | Voice operated switch for use in high noise environments |
JP2002041276A (ja) * | 2000-07-24 | 2002-02-08 | Sony Corp | 対話型操作支援システム及び対話型操作支援方法、並びに記憶媒体 |
CN1453997A (zh) * | 2002-04-26 | 2003-11-05 | 刘曙生 | 一种用手遥控电视机的方法及用该方法实现遥控的电视机 |
JP2005084253A (ja) * | 2003-09-05 | 2005-03-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音響処理装置、方法、プログラム及び記憶媒体 |
US20060227004A1 (en) * | 2005-04-08 | 2006-10-12 | Creative Technology Ltd. | Apparatus and method for networked remote control |
-
2007
- 2007-11-30 JP JP2007310228A patent/JP2008172766A/ja active Pending
- 2007-12-11 US US12/000,308 patent/US8120470B2/en active Active
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009031706A (ja) * | 2006-08-28 | 2009-02-12 | Victor Co Of Japan Ltd | 電子機器及びこれに用いる音声信号処理方法 |
JP2010074592A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Victor Co Of Japan Ltd | 電子機器の制御装置及び電子機器の制御方法 |
JP2011061394A (ja) * | 2009-09-09 | 2011-03-24 | Victor Co Of Japan Ltd | 電子機器およびその制御方法 |
CN105405188A (zh) * | 2015-11-04 | 2016-03-16 | 海星客企业发展(上海)有限公司 | 基于WiFi的声波开锁装置、系统及其控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20090002191A1 (en) | 2009-01-01 |
US8120470B2 (en) | 2012-02-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008172766A (ja) | 電子機器の制御方法及び制御装置 | |
JP5326934B2 (ja) | 電子機器 | |
TWI571796B (zh) | 用於設備啓動的音頻圖樣比對 | |
EP3582515A1 (en) | Method and apparatus for dealing with blockage of ventilation holes of loudspeaker, and terminal device | |
US8130595B2 (en) | Control device for electronic appliance and control method of the electronic appliance | |
JP4985230B2 (ja) | 電子機器及びこれに用いる音声信号処理方法 | |
US20100309284A1 (en) | Systems and methods for dynamically displaying participant activity during video conferencing | |
KR20150096419A (ko) | 능동 화자 검출을 위한 비디오 및 오디오 태깅 기법 | |
US11232781B2 (en) | Information processing device, information processing method, voice output device, and voice output method | |
JP2010028271A (ja) | 電子機器の制御装置 | |
CN113656260A (zh) | 电子设备的控制方法、控制装置、电子设备及存储介质 | |
JP2008299477A (ja) | 電子機器の制御方法、制御装置及び制御プログラム | |
CN112929739A (zh) | 发声控制方法、装置、电子设备和存储介质 | |
US20200013209A1 (en) | Image and sound pickup device, sound pickup control system, method of controlling image and sound pickup device, and method of controlling sound pickup control system | |
JP2012185861A (ja) | 操作装置及び操作方法 | |
JP5083141B2 (ja) | 電子機器の制御装置及び電子機器の制御方法 | |
US7755976B2 (en) | Time control system and method for projector | |
US7697072B2 (en) | Image displaying method and apparatus for television when powering on/off | |
JP2008258748A (ja) | 液晶テレビジョン、及びテレビジョン受信機 | |
JP5168199B2 (ja) | 電子機器の制御方法及び電子機器の制御装置 | |
CN108897520A (zh) | 一种用于计算机的控制系统 | |
CN108874361A (zh) | 一种用于计算机的控制方法 | |
EP1777585A1 (en) | Time control system and method for projector | |
JP2013037120A (ja) | 音声処理装置およびその制御方法 | |
JPH03184497A (ja) | リモコン装置 |