JP2008172558A - 送信器、及び映像信号伝送装置 - Google Patents

送信器、及び映像信号伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】伝送される映像信号がRGB信号であるか否かの判別を、安価な構成で行う。
【解決手段】送信器2においては、判定用信号生成部20が水平同期信号HDを増幅して判定用信号JSを生成し、第1信号重畳部21Aは、R信号に該判定用信号JSを重畳した信号を生成する。その信号は、第1信号線4Aを介して受信器3に伝送されるが、映像信号判別部30においてその信号の2値化が行われて、判定用信号JSの有無が判別される。該判定用信号JSが判別された場合には、受信器3に伝送されてきた信号がRGB信号であり、第1〜第3信号分離部31A,31B,31Cにて各色信号や垂直同期信号VD及び水平同期信号HDの分離が行われる。それらの信号は映像表示装置に伝送されて、映像表示が行われる。本発明によれば、簡単で安価な構成で、映像信号の種類判別が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像信号等を伝送する送信器及び映像信号伝送装置に係り、詳しくは、伝送される映像信号の種類を判別する機構に関する。
近年、送信器と受信器とをツイストペアケーブルにて接続しておいて、送信器から受信器に映像信号等を伝送するようにした映像信号伝送装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図8は、従来の映像信号伝送装置の構成の一例を示す模式図である。図中の符号203は、映像信号(例えば、R信号やG信号やB信号)や他の信号(例えば、垂直同期信号VDや水平同期信号HD等の同期信号や、左右の音声信号SLA,SRA)を送信するための送信器を示し、符号204は、それらの信号が伝送されるツイストペアケーブルを示し、符号201は、該ツイストペアケーブル204により伝送されてきた信号を受信するための受信器を示す。また、符号205は、映像信号R,G,Bや同期信号HD,VDや音声信号SLA,SRAを送信器203に入力するためのパソコンを示し、符号206は、受信した信号により動画像を再生する映像表示装置を示す。
このような映像信号伝送装置に使用される映像表示装置206としては、プラズマディスプレイ装置や液晶ディスプレイ装置等を挙げることができるが、これらの表示装置においては、RGB信号だけでなく、他の映像信号(例えば、コンポーネント信号やコンポジット信号)も使用することができる。
一方、このような映像信号伝送装置においては、少ない信号線数のツイストペアケーブル204(例えば、LAN接続に用いられるCategory5
Unshielded Twisted Pair cable)にて多種類の信号を伝送できるようにするため、複数種類の信号が重畳された状態で伝送され、受信器側にて信号分離や補正等の処理が施されていた。そして、このような処理は、当然ながら、伝送される映像信号の種類に応じて異なるため、適切な信号処理のためには、伝送されてきた映像信号の種類を識別できるようにしておく必要があった。
そのような映像信号の種類識別のための一つの方法としては、映像信号の種類を前記送信器の側において手動で入力できるようにしておいて、その識別信号が送信器203から受信器201に送信されるようにする方法がある。
また、映像信号の種類を自動判別するようにしたものとしては、ツイストペアケーブルを使用した装置ではないが、
・ 入力信号がペデスタルレベルと比較して常に高いレベルにあるか又は低いレベルになることがあり得るかを判定することによりRGB信号かコンポーネント信号かを判別する方法(例えば、特許文献2参照)
・ 同期周波数の計測に基づき、入力信号がRGB信号か否かを判別する方法(例えば、特許文献3参照)
などが挙げられる。
特開2004−328661号公報 特開2002−320243号公報 特開2004−21054号公報
しかしながら、映像信号の種類を映像信号自体から判別するものでは、判別のためのハードウェアが必要となり、その分、コストが掛かってしまうという問題があった。
また、特許文献2に記載のものでは、ペデスタルレベルと比較するためのクランプ回路やラッチ回路、それらを制御するMPUが必要であり、コストが掛かってしまうという問題があった。
さらに、特許文献3に記載のものでも、同期分離回路や同期周波数測定手段等が必要であり、同様に、コストが掛かってしまうという問題があった。
本発明は、コストの上昇を最小限に抑えて映像信号の種類判別を可能とした送信器、及び映像信号伝送装置を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、図1及び図2に例示するものであって、映像信号を送信する送信器(2)において、
送信する映像信号がR信号、G信号及びB信号の場合に判定用信号(JS)を生成する判定用信号生成部(20)と、
R信号、G信号及びB信号の内のいずれか1つの色信号である第1色信号に前記判定用信号(JS)を重畳させる第1信号重畳部(21A)と、
前記第1色信号以外の2つの色信号の内のいずれか1つの色信号である第2色信号に、垂直同期信号(VD)又は水平同期信号(HD)のいずれか一方の信号である第1同期信号を重畳させる第2信号重畳部(21B)と、
前記第1色信号及び前記第2色信号以外の色信号である第3色信号に他方の同期信号である第2同期信号を重畳させる第3信号重畳部(21C)と、
を備え、
前記第1色信号に前記判定用信号(JS)を重畳させた信号、前記第2色信号に前記第1同期信号を重畳させた信号、及び前記第3色信号に前記第2同期信号を重畳させた信号を別々の信号線(4A,4B,4C)によって送信することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記判定用信号(JS)は、垂直同期信号(VD)又は水平同期信号(HD)のいずれか一方の信号を増幅した信号であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明において、前記判定用信号生成部(20)による増幅の程度は、前記第1色信号に前記判定用信号(JS)が重畳されてなる合成信号の負極性側最大レベル(図4の符号V参照)が、RGB信号以外の映像信号の負極性側最大レベルよりも大きくなる程度であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、図1及び図2に例示するものであって、映像信号を送信する送信器(2)と、該送信器(2)からの映像信号を受信する受信器(3)と、これらの送信器(2)及び受信器(3)を接続するケーブル(4)と、を備える映像信号伝送装置(1)において、
前記送信器(2)が、
送信する映像信号がR信号、G信号及びB信号の場合に判定用信号(JS)を生成する判定用信号生成部(20)と、
R信号、G信号及びB信号の内のいずれか1つの色信号である第1色信号に前記判定用信号(JS)を重畳させる第1信号重畳部(21A)と、
前記第1色信号以外の2つの色信号の内のいずれか1つの色信号である第2色信号に、垂直同期信号(VD)又は水平同期信号(HD)のいずれか一方の信号である第1同期信号を重畳させる第2信号重畳部(21B)と、
前記第1色信号及び前記第2色信号以外の色信号である第3色信号に他方の同期信号である第2同期信号を重畳させる第3信号重畳部(21C)と、
を有し、
前記ケーブル(4)が、
前記第1信号重畳部(21A)からの第1伝送信号を前記送信器(2)から前記受信器(3)に伝送する第1信号線(4A)と、
前記第2信号重畳部(21B)からの第2伝送信号を前記送信器(2)から前記受信器(3)に伝送する第2信号線(4B)と、
前記第3信号重畳部(21C)からの第3伝送信号を前記送信器(2)から前記受信器(3)に伝送する第3信号線(4C)と、
を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明において、前記判定用信号(JS)は、垂直同期信号(VD)又は水平同期信号(HD)のいずれか一方の信号を増幅した信号であることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明において、前記判定用信号生成部(20)による増幅の程度は、前記第1伝送信号の負極性側最大レベル(図4の符号V参照)が、RGB信号以外の映像信号の負極性側最大レベルよりも大きくなる程度であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の発明において、前記第1伝送信号の負極性側最大レベル(図4の符号V参照)が閾値以上の場合にRGB信号が伝送されたと判別する映像信号判別部(30)、を備えたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項7に係る発明において、前記閾値は、RGB信号以外の映像信号の負極性側最大レベルと前記第1伝送信号の負極性最大レベルとの間の値であることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項4乃至8のいずれか1項に記載の発明において、前記第1伝送信号を前記判定用信号(JS)と前記第1色信号とに分離する第1信号分離部(31A)と、
前記第2伝送信号を前記第1同期信号と前記第2色信号とに分離する第2信号分離部(31B)と、
前記第3伝送信号を前記第2同期信号と前記第3色信号とに分離する第3信号分離部(31C)と、を前記受信器(3)に備えたことを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項4乃至9のいずれか1項に記載の発明において、前記ケーブルが、カテゴリ5のLANケーブルであることを特徴とする。
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
請求項1乃至7に係る発明によれば、伝送されてきた映像信号の種類の判別を行うことにより、映像信号の種類に応じた適切な処理を行うことができる。また、判定用信号の生成を同期信号の増幅によって行った場合には、必要なハード及びコストアップを最小限に抑えることができる。さらに、映像信号の種類は、前記判定用信号が重畳された信号(つまり、第1伝送信号)を受信器側において2値化等するだけで簡単に判別することができ、必要なハード及びコストアップを最小限に抑えることができる。
以下、図1乃至図7に沿って、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
ここで、図1は、本発明に係る映像信号伝送装置の詳細構成の一例を示すブロック図であり、図2は、本発明に係る映像信号伝送装置の概略構成の一例を示すブロック図である。これらの図に示す映像信号伝送装置1は、送信器2と受信器3とをケーブル4にて接続して構成されており、送信器2から受信器3へは映像信号やその他の信号が伝送されるようになっている。このケーブル4は、図1に詳示するように、少なくとも4本の信号線4A,4B、4C、4Dを有するものであり、ツイストペアケーブル(例えば、カテゴリ5のLANケーブル)が好ましい。
一方、送信器2にはケーブル6A,6Bを介してパソコン5が接続されており、映像信号等が入力されるようになっている。また、受信器3にはケーブル8A,8Bを介して映像表示装置7が接続されており、伝送されてきた信号に基づき映像が表示されるようになっている。この映像表示装置7としては、プラズマディスプレイ装置や液晶ディスプレイ装置等を挙げることができる。
ところで、受信器3に伝送される映像信号としては、RGB信号(R信号、G信号及びB信号)やコンポーネント信号やコンポジット信号を挙げることができる。受信器側では、当然ながら、映像信号に応じた処理を行わなければならないため、伝送されてきた映像信号の種類を判別する必要がある。そこで、本実施の形態では、映像信号がRGB信号であることを判別させるための信号(以下、“判定用信号”とする)JSを前記送信器2の側で生成して映像信号と共に受信器3に送信し、受信器3の側では、その判定用信号JSの判別を行うと共に、映像信号の種類に応じた処理を行うように構成した。以下、詳細を説明する。
前記送信器2は、送信する映像信号がR信号、G信号及びB信号の場合に判定用信号JS(垂直同期信号VD又は水平同期信号HDのいずれか一方の信号を増幅した信号)を生成する判定用信号生成部20を有している。このように、判定用信号の生成は同期信号の増幅によって行うため、必要なハード及びコストアップを最小限に抑えることができる。このように増幅させた同期信号VD又はHDは、映像信号の判定のためにだけに用いられ、本来の同期信号としては用いられないので、再生される映像の品質が悪くなることも無い。また、この送信器2は、
・ R信号、G信号及びB信号の内のいずれか1つの色信号(以下、“第1色信号”とする)に前記判定用信号JSを重畳させる第1信号重畳部21Aと、
・ 前記第1色信号以外の2つの色信号の内のいずれか1つの色信号(以下、“第2色信号”とする)に一方の同期信号(垂直同期信号VD又は水平同期信号HDのいずれか一方の意であり、以下“第1同期信号”とする)を重畳させる第2信号重畳部21Bと、
・ 3つ目の色信号(つまり、前記第1色信号及び前記第2色信号以外の色信号の意であり、以下“第3色信号”とする)に他方の同期信号(以下、“第2同期信号”とする)を重畳させる第3信号重畳部21Cと、
を備えている。そして、これらの第1〜第3信号重畳部21A,21B,21Cにより生成された信号は、それぞれ別々の信号線4A,4B,4Cを介して前記受信器3に伝送されるようになっている。なお、説明の便宜上、前記第1信号重畳部21Aにて重畳された信号を伝送する信号線4Aを“第1信号線”とし、その信号を“第1伝送信号”とする。また、前記第2信号重畳部21Bにて重畳された信号を伝送する信号線4Bを“第2信号線”とし、その信号を“第2伝送信号”とする。さらに、前記第3信号重畳部21Cにて重畳された信号を伝送する信号線4Cを“第3信号線”とし、その信号を“第3伝送信号”とする。
ところで、この送信器2は、所定の制御信号(機器制御用のRS232C)や音声信号等の信号を重畳する第4信号重畳部21Dを備えている。このように重畳された信号は4本目の信号線(以下、“第4信号線”とする)4Dにより前記受信器3に伝送される。つまり、本実施の形態においては、第1〜第3信号重畳部21A,21B,21C及び第1〜第3信号線4A,4B,4Cによって映像についての信号が送信され、第4信号重畳部21D及び第4信号線4Dによって映像以外の信号が送信されるようになっている。
なお、上述のようなRGB信号ではなく、他のビデオ信号(コンポジット信号やコンポーネント信号)が前記受信器3に伝送される場合には、前記第1〜第3信号線4A,4B,4Cを介してビデオ信号がそのまま伝送されることとなる。
したがって、本実施の形態において前記第1信号線4Aを伝送される信号は、伝送される映像信号の種類に応じて異なり、
・ RGB信号の伝送の場合には、いずれかの色信号(つまり、R信号、G信号及びB信号のいずれか)に前記判定用信号JSを重畳させたものであり、
・ コンポーネント信号やコンポジット信号の伝送の場合には、ビデオ系の信号そのもの(例えば、Pr,Y,Pbのいずれか)
である。図3は、信号伝送の形態の一例を模式的に示したブロック図であり、
・ RGB信号の伝送の場合に、第1信号線4Aにて“R信号+判定用信号JS”が伝送され、第2信号線4Bにて“G信号+垂直同期信号VD”が伝送され、第3信号線4Cにて“B信号+水平同期信号HD”が伝送され、第4信号線4Dにて“RS232C信号+音声信号audio”が伝送され、
・ コンポーネント信号の伝送の場合に、第1信号線4Aにて“Pr信号”が伝送され、第2信号線4Bにて“Y信号”が伝送され、第3信号線4Cにて“Pb信号”が伝送され、第4信号線4Dにて“RS232C信号+音声信号audio”が伝送される、
ことを示している。それらの信号は、信号線8A,8B〜8Bを介して受信器3から映像表示装置7に伝送されることとなる。なお、RS232C信号と音声信号audioとを1本の信号線で送信した場合には受信器側で分離のための処理が必要となるが、RS232Cだけ(或いは音声信号だけ)を送信すれば、そのような処理は必要無くなり、その分、コストダウンを図ることができる。
一方、図4は、第1色信号(この場合はR信号)に判定用信号JS(この場合は、水平同期信号HDを増幅したもの)を重畳させたものを示す波形図である。この場合、判定用信号JSが負極性であるため、その合成信号にも負極性部分(符号JS参照)が存在する。他方のビデオ系の信号の場合も、ACカップリングによって負極性部分が存在するが、該信号の場合は最大振幅に制限(例えば、−0.7V程度)がある。そこで、本実施の形態においては、前記判定用信号JSの負極性側最大電圧レベル(符号V参照)がその制限を超えるような増幅率で垂直同期信号VD又は水平同期信号HDの増幅を行う。つまり、同期信号VD又はHDが増幅されてなる判定用信号JSの増幅の程度は、前記第1色信号に前記判定用信号JSが重畳されてなる合成信号の負極性側最大レベルVが、RGB信号以外の映像信号の負極性側最大レベルよりも大きくなる程度にしている。具体的には、該レベルVを−1.0V程度としている。
なお、図5は、第2色信号(この場合はG信号)に第1同期信号(この場合は垂直同期信号VD)を重畳させたものを示す波形図であり(但し、横軸のタイムスケールは図4のものとは異なる)、図6は、第3色信号(この場合はB信号)に第2同期信号(この場合は水平同期信号HD)を重畳させたものを示す波形図である。このようなR信号、G信号及びB信号の最大電圧レベルは+0.7V程度が一般的であり(図4乃至図6の符号V,V,V参照)、垂直同期信号VD及び水平同期信号HDの最大電圧レベルは−0.7〜0.8V程度が一般的である(図5及び図6の符号V,V参照)。なお、これらの波形図は一例に過ぎず、R信号以外の信号に判定用信号を重畳させても良く、G信号−垂直同期信号VD以外の組み合わせとしても良く、B信号−水平同期信号HD以外の組み合わせとしても良い。また、水平同期信号HD及び垂直同期信号VDを別々の信号線で伝送するのではなく、それらを合成した形の“複合同期信号(Csync)”を用い、この複合同期信号を1本の信号線で伝送するようにしても良い。
ところで、前記受信器3には映像信号判別部30が設けられていて、第1信号線4Aからの第1伝送信号(例えば、図4に示す波形の信号)に基づき、判定用信号JSの有無を判別するように構成されている。例えば、ビデオ系信号の負極性側最大レベルと前記第1伝送信号の負極性最大レベルとの間の値(例えば、−0.76V)を閾値として第1伝送信号の2値化を行い(図7のS参照)、判定用信号JSの有無を判別すると良い(同図のS参照)。前記第1伝送信号の負極性側最大レベルが閾値以上の場合にRGB信号が伝送されたと判別されることとなる。
また、この受信器3には、
・ 前記第1伝送信号を前記判定用信号JSと前記第1色信号とに分離する第1信号分離部31Aと、
・ 前記第2伝送信号を前記第1同期信号と前記第2色信号とに分離する第2信号分離部31Bと、
・ 前記第3伝送信号を前記第2同期信号と前記第3色信号とに分離する第3信号分離部31Cと、
を設けておいて、伝送されてきた映像信号がRGB信号であることが前記映像信号判別部30により判別された場合には(図7のS参照)、前記第1〜第3信号分離部31A,31B,31CによってR信号、G信号、B信号、垂直同期信号VD及び水平同期信号HDの分離を行い(S,S参照)、垂直同期信号VD及び水平同期信号HDの復元(第2伝送信号や第3伝送信号の2値化を行って同期信号パルスのエッジを検出し、それに基づいて同期信号を生成するようにしても良い。)を行い(S参照)、それらの信号を映像表示装置(PDP)7に送信すると良い(S参照)。
なお、前記映像信号判別部30が判定用信号JSを検出できなかった場合(つまり、伝送されてきた映像信号がRGB信号で無かった場合)には(S,S参照)、第2伝送信号及び第3伝送信号の2値化のための閾値(例えば、−0.76V)を−2.0V程度に下げて、垂直同期信号VDや水平同期信号HDが誤って生成されないようにし(S参照)、映像表示装置7にY信号等が伝送される(S参照)。本発明によれば、伝送されてきた映像信号の種類の判別を行うことにより、映像信号の種類に応じた適切な処理を行うことができる。また、映像信号の種類は、前記判定用信号が重畳された信号(つまり、第1伝送信号)を2値化等するだけで簡単に判別することができ、必要なハード及びコストアップを最小限に抑えることができる。
なお、上述した受信器3には、第4信号線4Dを転送されてきた信号を分離するための第4信号分離部31Dが設けられている。
図1は、本発明に係る映像信号伝送装置の詳細構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本発明に係る映像信号伝送装置の概略構成の一例を示すブロック図である。 図3は、信号伝送の形態の一例を模式的に示したブロック図である。 図4は、第1色信号(この場合はR信号)に判定用信号JS(この場合は、水平同期信号HDを増幅したもの)を重畳させたものを示す波形図である。 図5は、第2色信号(この場合はG信号)に第1同期信号(この場合は垂直同期信号VD)を重畳させたものを示す波形図である。 図6は、第3色信号(この場合はB信号)に第2同期信号(この場合は水平同期信号HD)を重畳させたものを示す波形図である。 図7は、受信器における信号の処理の一例を示すフローチャート図である。 図8は、従来の映像信号伝送装置の構成の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 映像信号伝送装置
2 送信器
3 受信器
4 ケーブル
4A 第1信号線
4B 第2信号線
4C 第3信号線
4D 第4信号線
20 判定用信号生成部
21A 第1信号重畳部
21B 第2信号重畳部
21C 第3信号重畳部
30 映像信号判別部
31A 第1信号分離部
31B 第2信号分離部
31C 第3信号分離部
HD 水平同期信号
VD 垂直同期信号
JS 判定用信号


Claims (10)

  1. 映像信号を送信する送信器において、
    送信する映像信号がR信号、G信号及びB信号の場合に判定用信号を生成する判定用信号生成部と、
    R信号、G信号及びB信号の内のいずれか1つの色信号である第1色信号に前記判定用信号を重畳させる第1信号重畳部と、
    前記第1色信号以外の2つの色信号の内のいずれか1つの色信号である第2色信号に、垂直同期信号又は水平同期信号のいずれか一方の信号である第1同期信号を重畳させる第2信号重畳部と、
    前記第1色信号及び前記第2色信号以外の色信号である第3色信号に他方の同期信号である第2同期信号を重畳させる第3信号重畳部と、
    を備え、
    前記第1色信号に前記判定用信号を重畳させた信号、前記第2色信号に前記第1同期信号を重畳させた信号、及び前記第3色信号に前記第2同期信号を重畳させた信号を別々の信号線によって送信する、
    ことを特徴とする送信器。
  2. 前記判定用信号は、垂直同期信号又は水平同期信号のいずれか一方の信号を増幅した信号である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信器。
  3. 前記判定用信号生成部による増幅の程度は、前記第1色信号に前記判定用信号が重畳されてなる合成信号の負極性側最大レベルが、RGB信号以外の映像信号の負極性側最大レベルよりも大きくなる程度である、
    ことを特徴とする請求項2に記載の送信器。
  4. 映像信号を送信する送信器と、該送信器からの映像信号を受信する受信器と、これらの送信器及び受信器を接続するケーブルと、を備える映像信号伝送装置において、
    前記送信器が、
    送信する映像信号がR信号、G信号及びB信号の場合に判定用信号を生成する判定用信号生成部と、
    R信号、G信号及びB信号の内のいずれか1つの色信号である第1色信号に前記判定用信号を重畳させる第1信号重畳部と、
    前記第1色信号以外の2つの色信号の内のいずれか1つの色信号である第2色信号に、垂直同期信号又は水平同期信号のいずれか一方の信号である第1同期信号を重畳させる第2信号重畳部と、
    前記第1色信号及び前記第2色信号以外の色信号である第3色信号に他方の同期信号である第2同期信号を重畳させる第3信号重畳部と、
    を有し、
    前記ケーブルが、
    前記第1信号重畳部からの第1伝送信号を前記送信器から前記受信器に伝送する第1信号線と、
    前記第2信号重畳部からの第2伝送信号を前記送信器から前記受信器に伝送する第2信号線と、
    前記第3信号重畳部からの第3伝送信号を前記送信器から前記受信器に伝送する第3信号線と、
    を有する、
    ことを特徴とする映像信号伝送装置。
  5. 前記判定用信号は、垂直同期信号又は水平同期信号のいずれか一方の信号を増幅した信号である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の映像信号伝送装置。
  6. 前記判定用信号生成部による増幅の程度は、前記第1伝送信号の負極性側最大レベルが、RGB信号以外の映像信号の負極性側最大レベルよりも大きくなる程度である、
    ことを特徴とする請求項5に記載の映像信号伝送装置。
  7. 前記第1伝送信号の負極性側最大レベルが閾値以上の場合にRGB信号が伝送されたと判別する映像信号判別部、
    を備えた請求項4乃至6のいずれか1項に記載の映像信号伝送装置。
  8. 前記閾値は、RGB信号以外の映像信号の負極性側最大レベルと前記第1伝送信号の負極性最大レベルとの間の値である、
    ことを特徴とする請求項7に記載の映像信号伝送装置。
  9. 前記第1伝送信号を前記判定用信号と前記第1色信号とに分離する第1信号分離部と、
    前記第2伝送信号を前記第1同期信号と前記第2色信号とに分離する第2信号分離部と、
    前記第3伝送信号を前記第2同期信号と前記第3色信号とに分離する第3信号分離部と、
    を前記受信器に備えたことを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載の映像信号伝送装置。
  10. 前記ケーブルは、カテゴリ5のLANケーブルである、
    ことを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項に記載の映像信号伝送装置。
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