JP2008172472A - 静電型超音波トランスデューサ、超音波スピーカ、静電型超音波トランスデューサの音声信号再生方法、表示装置、および指向性音響システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スリット状の貫通穴を有する第1の電極と、スリット状の貫通穴を有する第2の電極と、前記第1の電極の前記スリット状の貫通穴と前記第2の電極の前記スリット状の貫通穴とが対をなすように配置され、かつ前記第1の電極と前記第2の電極とからなる一対の電極に挟まれるとともに導電層を有し、該導電層に直流バイアス電圧が印加される振動膜と、を含み、前記第1、第2のスリット状貫通穴の内部の深さ方向に前記振動膜の非振動時における表面に対し所定の間隔を持って前記スリット状貫通穴の長手方向に平行に配置される電極層を有し、前記一対の電極における前記電極層間には超音波周波数帯のキャリア波を可聴周波数帯域の信号波で変調した変調波が印加されることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
前記一対の電極は、前記貫通穴の内部に前記貫通穴の長手方向に配置された電極層を有し、前記一対の電極における前記電極層間には超音波周波数帯のキャリア波を可聴周波数帯域の信号波で変調した変調波が印加されることことを特徴とする。
上記構成の静電型超音波トランスデューサでは、振動膜を挟持する一対の電極のそれぞれに、スリット状(矩形状)の貫通穴(開口部)を複数設け、このスリット状の貫通穴の内部に、振動膜と所定の間隔を保持して対向する電極層を貫通穴の長手方向に配置する。
これにより、例えば、貫通穴の形状(振動膜の振動形状)を図11に示す円形状から、図1に示す矩形状(スリット状)に変更できる。このため、振動膜の振動面積を増大するとともに、音響信号を放射する開口部の面積を増大させることができ、低電圧の信号で大振幅の音響信号を得ることができる。その結果、電気/音響エネルギー変換効率を向上し高音圧を得ることができる。
上記構成の静電型超音波トランスデューサでは、振動膜を挟持する一対の電極のそれぞれに、スリット状(矩形状)の貫通穴を複数設け、前記貫通穴の長手方向に平行であると共に前記振動膜の非振動時における表面に対して前記貫通穴の深さ方向に所定の間隔を持って対向する振動膜対向面を備えるブリッジ部を有し、前記ブリッジ部の前記振動膜対向面に電極層を形成する。
これにより、電極とブリッジ部とを一体として形成することができると共に、電極層を容易に形成できる。
上記構成の静電型超音波トランスデューサでは、第1の電極、第2の電極、およびブリッジ部を非導電性材料で形成し、ブリッジ部の振動膜対向面に電極層を形成する。
これにより、静電型超音波トランスデューサの電極をプラスチック等の材料で形成することができ、静電型超音波トランスデューサを軽量かつ安価に製作できる。
上記構成の静電型超音波トランスデューサでは、振動膜を挟持する一対の電極である前記第1の電極と前記第2の電極との少なくともいずれか一方に、前記貫通穴の内部に前記貫通穴を短手方向に横断する補強部材を設ける。
これにより、振動膜の振動面積を増大するとともに、音響信号を放射する開口部の面積を増大させることができる効果に加えて、静電型超音波トランスデューサの電極の強度を増すことができる。このため、大きな面積(例えば、50mm×50mm以上)の静電型超音波トランスデューサを製作することが可能になる。
上記構成の静電型超音波トランスデューサでは、振動膜の導電層(振動電極)を多層に形成する。
これにより、振動膜に加わる静電力を高めることができ、振動膜の振幅を増大させ、出力される音響信号の音圧レベルを増大させることができる。
上記構成の静電型超音波トランスデューサでは、静電型超音波トランスデューサの背面に音響反射板を設置し、該静電型超音波トランスデューサの背面から放出される超音波を前面に反射させる。この音響反射板を、例えば、静電型超音波トランスデューサ背面の各開口部から放射された超音波が全て同じ長さの経路で静電型超音波トランスデューサ前面に放射されるように配置する。
これにより、静電型超音波トランスデューサの前面および背面から放出される超音波を有効利用できる。
上記構成の静電型超音波トランスデューサでは、音響反射板は、静電型超音波トランスデューサ背面の各開口部から放射された超音波が全て同じ長さの経路で超音波トランスデューサ前面に放射されるように配置される。すなわち、超音波トランスデューサ背面の中心Mの両側に対して45°の角度で第1の反射板を配置し、その端が超音波トランスデューサの端と一致する点までの長さとする。この第1の反射板により超音波トランスデューサ背面から放出された超音波は水平方向へ反射される。次に第1の反射板と直角の角度を持って接続された第2の反射板を各々第1の反射板の外側へ接続することで、超音波は超音波トランスデューサの前面へ放出される。この第2の反射板長も第1の反射板長と同等であることが必要である。このようにして、超音波トランスデューサ背面から放射された超音波が全て同じ長さの経路を持って反射されるようにし、背面から前面に放出される超音波の位相が全てそろうようにする。
これにより、トランスデューサの前面および背面から放出される超音波を有効利用できる。
このように構成した本発明の超音波スピーカでは、可聴周波数帯の信号波により超音波周波数帯のキャリア波を変調し、該変調波により静電型超音波トランスデューサを駆動する超音波スピーカにおいて、電極にスリット状の貫通穴を有すると共に、貫通穴の内部に振動膜と対向する電極層を有する静電型超音波トランスデューサを使用する。
これにより、超音波スピーカに使用される静電型超音波トランスデューサの振動膜の振動面積を増大するとともに、音響信号を放射する開口部の面積を増大させることができる。その結果、広周波数帯域にわたってパラメトリックアレイ効果を得るのに十分高い音圧レベルの音響信号を発生することができる超音波スピーカを実現できる。
このような手順を含む静電型超音波トランスデューサの音声信号再生方法では、可聴周波数帯の信号波により超音波周波数帯のキャリア波を変調し、該変調波により静電型超音波トランスデューサを駆動する超音波スピーカにおいて、電極にスリット状の貫通穴を有すると共に、貫通穴の内部に振動膜と対向する電極層を有する静電型超音波トランスデューサを使用する。
これにより、超音波スピーカに使用される静電型超音波トランスデューサの振動膜の振動面積を増大するとともに、音響信号を放射する開口部の面積を増大させることができる。その結果、広周波数帯域にわたってパラメトリックアレイ効果を得るのに十分高い音圧レベルの音響信号を発生することができる。
上記構成の表示装置では、電極にスリット状の貫通穴を有すると共に、貫通穴の内部に振動膜と対向する電極層を有する静電型超音波トランスデューサで構成される超音波スピーカを使用する。そして、この超音波スピーカにより、音響ソースから供給される音声信号を再生する。
これにより、音響信号を十分な音圧と広帯域特性を持って、スクリーン等の音波反射面近傍に形成される仮想音源から発せられるように再生できる。このため、音響信号の再生範囲の制御も容易に行えるようになる。
上記構成の指向性音響システムでは、電極にスリット状の貫通穴を有すると共に、貫通穴の内部に振動膜と対向する電極層を有する静電型超音波トランスデューサで構成される超音波スピーカを使用する。そして、この超音波スピーカにより、音響ソースから供給される音声信号のうち中高音域(第一の音域)の音声信号を再生する。また、音響ソースから供給される音声信号のうち低音域(第二の音域)の音声信号は低音再生用スピーカにより再生する。
したがって、中高音域の音響を十分な音圧と広帯域特性を持って、スクリーン等の音波反射面近傍に形成される仮想音源から発せられるように再生できる。また、低音域の音響は、音響システムに備えられた低音再生用スピーカから直接出力されるので、低音域の補強ができ、より臨場感の高い音場環境を創生できる。
静電型超音波トランスデューサから放射される音響信号の音圧レベルを上げるには振動膜の振動振幅と振動面積を大きくすることが必要であり、それは膜に働く静電力を大きくすることと振動面積比率を高めることが重要である。本発明では、膜振幅の増大を実現するためのブリッジ構造を改良し、振動膜の振動形状を図11に示す円形状から、図1に示す矩形状(スリット状)にすることで振動膜の振動面積を増大するとともに、音響信号を放射する開口部の面積を増大させる。その結果、電気/音響エネルギー変換効率を向上し高音圧の音響信号を得ることができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる静電型超音波トランスデューサの構成例を示す図である。図1(A)は、断面図、図1(B)は振動膜側から見た電極の平面図を示している。
また、このとき、交流信号37Bが負のサイクルとなり、対向する背面側電極20のブリッジ部22の電極層24には負の電圧が印加されるために、振動膜30の前記表面部分15Aの裏面側である裏面部分15Bには、静電吸引力が作用し、裏面部分15Bは、図1上、さらに下方に引っ張られる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る静電型超音波トランスデューサの構成例を図4に示す。本発明の第2の実施形態に係る静電型超音波トランスデューサの構成は、音響反射板を静電型超音波トランスデューサ1の背面に設置したことを除き、図1に示した構成と同一である。
すなわち、音響反射板は、静電型超音波トランスデューサ1の背面の中心位置Mに一端が位置し、該中心位置を基準として静電型超音波トランスデューサ1の背面の両側に対して45°の角度で配置され他端が静電型超音波トランスデューサ1の端部X1、X2と一致する長さの一対の第1の反射板101、101と、一対の第1の反射板101、101の前記端部と直角の角度をなして各々前記第1の反射板の外側方向に接続され前記第1の反射板長と同等の長さを有する一対の第2の反射板102、102とを有している。
0≦a≦r …… (1)
次に、本発明の第3の実施の形態に係わる静電型超音波トランスデューサを使用した超音波スピーカの構成例を図5に示す。本実施形態に係る超音波スピーカは、上述した本発明の静電型超音波トランスデューサ(図1)、すなわち、スリット状の貫通穴(開口部)を有し、貫通穴内のブリッジ部に電極層を設けたPush−Pull型の静電型超音波トランスデューサで構成される。
変調器203は、キャリア波発振源202から出力されるキャリア波を可聴周波数波発振源201から出力される可聴波周波数帯の信号波により変調し、パワーアンプ204を介して静電型超音波トランスデューサ205に供給する。
逆にキャリア周波数が高いと減衰が激しいのでパラメトリックアレイ効果が十分に起きず、音が広がる超音波スピーカを提供することができる。これらは同じ超音波スピーカでも用途に応じて使い分けることが可能なため大変有効な機能である。
次に、本発明の静電型超音波トランスデューサ、すなわち、スリット状の貫通穴(開口部)を有し、貫通穴内のブリッジ部に電極層を設けたPush−Pull型の静電型超音波トランスデューサ(図1)で構成される超音波スピーカを使用した指向性音響システムについて説明する。なお、静電型超音波トランスデューサを、以下、単に「超音波トランスデューサ」とも呼ぶ。
さらに、プロジェクタ本体320の底面には低音再生用スピーカ323が設けられている。また、325は、プロジェクタ本体320の高さ調整を行うための高さ調節ねじ、326は、空冷フアン用の排気口である。
また、再生範囲制御処理部313は、再生範囲設定部312の設定内容を参照し、設定された再生範囲となるようキャリア波発振源316により生成されるキャリア波の周波数を変更するようにキャリア波発振源316を制御する機能を有する。
例えば、再生範囲設定部312の内部情報として、キャリア波周波数が50kHzに対応する上記距離が設定されている場合、キャリア波発振源316に対して50kHzで発振するように制御する。
再生範囲制御処理部313は、再生範囲設定部312の設定内容に基づいて、上記テーブルを参照して設定された距離情報に対応するキャリア波の周波数を求め、該周波数となるようにキャリア波発振源316を制御する。
また、音声/映像信号再生部314より出力されるRチャンネルの音声信号とLチャンネルの音声信号は、ミキサ321により合成され、ローパスフィルタ319を介してパワーアンプ322Cに入力されるようになっている。音声/映像信号再生部314は、音響ソースに相当する。
したがって、上記Rチャンネル、Lチャンネルの音声信号のうち中高音域の音声信号は
、それぞれ超音波トランスデューサ324A、324Bにより再生され、上記Rチャンネル、Lチャンネルの音声信号のうち低音域の音声信号は低音再生用スピーカ323により再生されることとなる。
変調器318A,318Bは、キャリア波発振源316から供給されるキャリア波を音声/映像信号再生部314から出力される可聴周波数帯の音声信号でAM変調し、該変調信号を、それぞれパワーアンプ322A,322Bに出力する機能を有する。
投影光学系333は、ディスプレイに表示された映像をプロジェクタ本体320の前方に設置されたスクリーン等の投影面に投影する機能を有している。
この結果、キャリア波発振源316は、再生範囲設定部312に設定された距離情報に対応する周波数のキャリア波を生成し、変調器318A,318Bに出力する。
また、上記Rチャンネルの音声信号及びLチャンネルの音声信号はミキサ321により合成され、ローパスフィルタ319により上記Rチャンネルの音声信号及びLチャンネルの音声信号のうち低音域の音声信号がパワーアンプ322Cに入力される。
他方、変調器318Aは、キャリア波発振源316から出力されるキャリア波をハイパスフィルタ317Aから出力される上記Rチャンネルの音声信号における中高音域の音声信号でAM変調し、パワーアンプ322Aに出力する。
また、変調器318Bは、キャリア波発振源316から出力されるキャリア波をハイパスフィルタ317Bから出力される上記Lチャンネルの音声信号における中高音域の音声信号でAM変調し、パワーアンプ322Bに出力する。
また、パワーアンプ322Cで増幅された上記Rチャンネル及びLチャンネルにおける低音域の音声信号は低音再生用スピーカ323により再生される。
(スクリーン)302に到達することとなり、この状態で投影面302において反射するので、再生範囲は、図9において点線の矢印で示す可聴範囲Aとなり、投影面302から比較的に遠くかつ狭い範囲でのみ再生信号(再生音)が聞こえる状態となる。
Claims (11)
- スリット状の貫通穴を有する第1の電極と、
スリット状の貫通穴を有する第2の電極と、
前記第1の電極の前記貫通穴と前記第2の電極の前記貫通穴とが対をなすように配置され、かつ前記第1の電極と前記第2の電極とからなる一対の電極に挟まれるとともに導電層を有し、該導電層に直流バイアス電圧が印加される振動膜と、を含み、
前記一対の電極は、前記貫通穴の内部に前記貫通穴の長手方向に配置された電極層を有し、
前記一対の電極における前記電極層間には超音波周波数帯のキャリア波を可聴周波数帯域の信号波で変調した変調波が印加されること
を特徴とする静電型超音波トランスデューサ。 - 前記第1の電極の前記貫通穴および前記第2の電極の前記貫通穴の内部に、前記貫通穴の長手方向に平行であると共に前記振動膜の非振動時における表面に対して前記貫通穴の深さ方向に所定の間隔を持って対向する振動膜対向面を備えるブリッジ部を有し、
前記ブリッジ部の前記振動膜対向面に前記電極層が形成されていること
を特徴とする静電型超音波トランスデューサ。 - 前記第1の電極、第2の電極、および前記ブリッジ部が非導電性材料で形成されていること
を特徴とする請求項2に記載の静電型超音波トランスデューサ。 - 前記第1の電極と前記第2の電極との少なくともいずれか一方に、
前記貫通穴の内部に前記貫通穴を短手方向に横断する補強部材を有すること
を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の静電型超音波トランスデューサ。 - 前記振動膜は、導電層が多層に形成されていること
を特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の静電型超音波トランスデューサ。 - 前記静電型超音波トランスデューサの背面に音響反射板を設けたこと
を特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の静電型超音波トランスデューサ。 - 前記音響反射板は、静電型超音波トランスデューサ背面の中心位置に一端が位置し、該中心位置を基準として静電型超音波トランスデューサ背面の両側に対して45°の角度で配置され他端が静電型超音波トランスデューサの端部と一致する長さの一対の第1の反射板と、
前記一対の第1の反射板の前記端部と直角の角度をなして各々前記第1の反射板の外側方向に接続され前記第1の反射板長と同等の長さを有する一対の第2の反射板とで構成されていること
を特徴とする請求項6に記載の静電型超音波トランスデューサ。 - 可聴周波数帯の信号波を生成する信号源から出力される信号波により超音波周波数帯のキャリア波を変調し、該変調波により静電型超音波トランスデューサを駆動することにより可聴周波数帯の信号音を再生する超音波スピーカであって、
前記静電型超音波トランスデューサは、
スリット状の貫通穴を有する第1の電極と、
スリット状の貫通穴を有する第2の電極と、
前記第1の電極の前記貫通穴と前記第2の電極の前記貫通穴とが対をなすように配置され、かつ前記第1の電極と前記第2の電極とからなる一対の電極に挟まれるとともに導電層を有し、該導電層に直流バイアス電圧が印加される振動膜と、を含み、
前記一対の電極は、前記貫通穴の内部に前記貫通穴の長手方向に配置された電極層を有し、
前記一対の電極における前記電極層間には超音波周波数帯のキャリア波を可聴周波数帯域の信号波で変調した変調波が印加されること
を特徴とする超音波スピーカ。 - スリット状の貫通穴を有する第1の電極と、
スリット状の貫通穴を有する第2の電極と、
前記第1の電極の前記貫通穴と前記第2の電極の前記貫通穴とが対をなすように配置され、かつ前記第1の電極と前記第2の電極とからなる一対の電極に挟まれるとともに導電層を有し、該導電層に直流バイアス電圧が印加される振動膜と、を含み、
前記一対の電極は、前記貫通穴の内部に前記貫通穴の長手方向に配置された電極層を有する、静電型超音波トランスデューサを使用すると共に、
信号源により可聴周波数帯の信号波を生成する手順と、
キャリア波供給源により超音波周波数帯のキャリア波を生成する手順と、
前記キャリア波を前記可聴周波数帯の信号波により変調した変調信号を生成する手順と、
前記一対の電極における前記電極層間に前記変調信号を印加することにより前記静電型超音波トランスデューサを駆動する手順と、
を含むことを特徴とする静電型超音波トランスデューサの音声信号再生方法。 - 音響ソースから供給される音声信号により超音波周波数帯域の搬送波信号を変調し、該変調信号により静電型超音波トランスデューサを駆動して可聴周波数帯の信号音を再生する超音波スピーカと、
映像を投影面に投影する投影光学系と、
で構成される表示装置であって、
前記超音波スピーカの静電型超音波トランスデューサは、
スリット状の貫通穴を有する第1の電極と、
スリット状の貫通穴を有する第2の電極と、
前記第1の電極の前記貫通穴と前記第2の電極の前記貫通穴とが対をなすように配置され、かつ前記第1の電極と前記第2の電極とからなる一対の電極に挟まれるとともに導電層を有し、該導電層に直流バイアス電圧が印加される振動膜と、を含み、
前記一対の電極は、前記貫通穴の内部に前記貫通穴の長手方向に配置された電極層を有し、
前記一対の電極における前記電極層間には超音波周波数帯のキャリア波を可聴周波数帯域の信号波で変調した変調波が印加されること
を特徴とする表示装置。 - 音響ソースから供給される音声信号のうち第一の音域の信号により超音波周波数帯域の搬送波信号を変調し、該変調信号により静電型超音波トランスデューサを駆動し可聴周波数帯の信号音を再生する超音波スピーカと、
前記音響ソースから供給される音声信号のうち前記第一の音域よりも低い第二の音域の信号を再生する低音再生用スピーカと、
を有する指向性音響システムであって、
前記超音波スピーカの静電型超音波トランスデューサは、
スリット状の貫通穴を有する第1の電極と、
スリット状の貫通穴を有する第2の電極と、
前記第1の電極の前記貫通穴と前記第2の電極の前記貫通穴とが対をなすように配置され、かつ前記第1の電極と前記第2の電極とからなる一対の電極に挟まれるとともに導電層を有し、該導電層に直流バイアス電圧が印加される振動膜と、を含み、
前記一対の電極は、前記貫通穴の内部に前記貫通穴の長手方向に配置された電極層を有し、
前記一対の電極における前記電極層間には超音波周波数帯のキャリア波を可聴周波数帯域の信号波で変調した変調波が印加されること
を特徴とする指向性音響システム。
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