JP2008171221A - 半導体装置及び内部バス情報の取得方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来のCPU内部バス情報の取得方法では、内部バス情報を内部バスクロック単位で取得するため、内部バスクロック周期未満の動作が原因で発生する問題を究明することが出来なかった。
【解決手段】本発明の半導体装置は、内部バス信号の遷移情報を外部へと出力することが可能な半導体装置であって、前記内部バス信号の遷移タイミングと、所定の周期の第1クロック信号の遷移タイミングとの差に基づいて前記内部バス信号の遷移情報を生成する内部バス情報取得回路とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は半導体装置に関し、特に内部バスを有する半導体装置に関する。
近年、CPU及びその他周辺機能を1つのLSIに搭載するSoC(System−on−a−Chip)の高機能化に伴い、内部バスの構成は複雑化している。また、LSIでは、高速動作する周辺機能及び低速動作する周辺機能に伴い、それぞれの周辺機能の動作に対応した高速バス及び低速バスが複数搭載されている。このため、仮に問題が発生した場合に行うデバック作業には、その根本原因を究明するために多大な時間を要している。このような問題に対応するために、内部バス情報を外部へ出力することによって、その情報を基にデバック作業を容易にする方法が特許文献1あるいは特許文献2に記載されている。
図11は特許文献1に記載の半導体装置を示すブロック図である。半導体装置101には、マルチプレクサ102が設けられている。このマルチプレクサ102には、既存のデバック・インターフェースであるCPUコア内部のDSU108からの信号と内部バス104による内部バス信号が入力される。そして、外部入力端子105あるいはマルチプレクサ102内部に存在するレジスタ回路106(図12参照)に基づいて選択された信号が半導体装置101外部へと出力されている。
図12に示すマルチプレクサ102の内部構成図を用いて、以下、内部バス情報の外部への出力方法を詳細に説明する。内部バス104からの内部バス信号は、フリップフロップFF5を介してマルチプレクサMUX4へと入力される。マルチプレクサMUX4は、レジスタ回路106によって生成される制御信号TP1に基づいて、分割されたSD1信号あるいはSD4信号のいずれかを選択し、フリップフロップFF6を介してマルチプレクサMUX5へと出力する。マルチプレクサMUX5は、制御信号TP2に基づいて、CPUコア107内部のDSU103からのCPU動作トレース情報あるいはマルチプレクサMUX4によって出力された信号のいずれか一方を選択して半導体装置101外部へと出力している。このように半導体装置101の内部バス情報が外部へと出力されることによって困難なデバック作業を容易にしている。
また、図13に示す特許文献2に記載の技術では、データプロセッサ120内部にデバック支援モジュール121を追加している。そして、このデバック支援モジュール121は、データプロセッサ120内部に存在する内部バス(複数可)の情報を取得して外部へと出力している。こうしてデータプロセッサ120外部へ出力された内部バス信号により、内部バス情報を取得して困難なデバック作業を容易にしている。
しかしながら、特許文献1あるいは特許文献2に記載の技術では、内部バスクロック周期以下の動作が原因による不具合を解析することができないという問題が生じてしまう。つまり、従来の技術では、内部バス情報を内部バスクロック単位で取得するため、内部バスクロック1周期未満の信号状態を確認することが出来ない。従って、バス上のアドレス信号、データ信号あるいは各制御信号について、信号のタイミングやバスサイクル自体が原因で発生する不具合を解析することができなかった。
特開2000−332205号公報 特開2002−149442号公報
上記したように、従来のCPU内部バス情報の取得方法では、内部バスクロック周期未満の動作が原因で発生する問題を究明することが出来なかった。
本発明の1態様による半導体装置は、内部バス信号の遷移情報を外部へと出力することが可能な半導体装置であって、前記内部バス信号の遷移タイミングと、所定の周期の第1クロック信号の遷移タイミングとの差に基づいて前記内部バス信号の遷移情報を生成する内部バス情報取得回路とを備える。
本発明の1態様による内部バス情報の取得方法は、半導体装置の内部バス信号の遷移情報を取得する方法であって、前記内部バス信号の遷移タイミングと、所定の周期の第1クロック信号の遷移タイミングとの差に基づいて前記内部バス信号の遷移情報を取得する。
本発明の半導体装置によれば、内部バスクロック周期以下の信号状態を確認することが可能となる。また、バスサイクルそのものの信号動作の妥当性あるいはタイミングの妥当性を計ることが可能となるため、不具合の解析を容易に行うことが可能となる。また、原因究明までの時間を短縮することが可能となる。
本発明によれば、内部バスクロック周期以下の信号状態を確認することが可能となる。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に関わる内部バス情報取得回路9を内蔵する半導体装置(以下、CPUと称す)100の構成図である。図1に示すように、本実施の形態のCPU100は、CPUコア2、ランダム・アクセス・メモリ(以降、RAMと称す)3、入出力バッファ(以下、I/Oと称す)4、ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ(以下、DMACと称す)5、内部バス6、バスブリッジ7、内部バス情報取得回路9を有している。これらのCPUコア2、RAM3、I/O4及びDMAC5は、内部バス6を介して相互に接続されている。
CPUコア2は、与えられた命令に基づいた処理を実行する。RAM3は、プログラム処理及び一時的なデータを格納するメモリである。I/O4は、CPU100の外部との信号(データを含む)の入出力を行う。
DMAC5は、CPUコア2を介在することなく、RAM3へアクセスする。そして、外部の共有メモリ(不図示)あるいはロジック/プロセッサ(不図示)との間でデータの入出力を行う。内部バス6は、内部データ、アドレス信号あるいは制御信号等を伝達する部分である。バスブリッジ7は、外部バス8と内部バス6とを接続している。
内部バス情報取得回路9は、内部バス6による内部バス情報(以下、内部バス信号と称す)に基づいて、CPU100外部へクロック信号CLK1とデータ(内部バス)信号とを出力する。以下、図2を参照して内部バス情報取得回路9の構成について詳細に説明する。
内部バス情報取得回路9は、マルチプレクサ回路10、PLL回路20、クロックサンプル回路(以下、高クロックサンプル回路と称す)30、出力制御回路40、マルチプレクサ50によって構成されている。
マルチプレクサ回路10は、内部バスに同期した内部バスクロックに基づいて、複数の内部バス信号から任意の内部バス信号を選択して出力する回路である。マルチプレクサ回路10は、フリップフロップFF1、マルチプレクサMUX1、フリップフロップFF2を有している。
フリップフロップFF1は、内部バスクロック信号に同期して入力信号を保持する回路である。また、フリップフロップFF1によって出力される内部バス信号は、4つのサブバス信号SD1〜SD4に分割される。
マルチプレクサMUX1は、出力制御回路40によって出力されるセレクト信号SEL1に基づいて、入力される複数のサブバス信号(SD1〜SD4)の中から1つを選択して出力する。なお、出力制御回路40の詳細については後述する。
フリップフロップFF2は、内部バスクロック信号に同期して入力信号を保持する回路である。また、フリップフロップFF2は、マルチプレクサMUX1によって出力された内部バス信号を入力してマルチプレクサ50へと出力する。
PLL回路20は、内部バスクロックを逓倍して出力する回路である。本実施の形態におけるPLL回路20では、内部バスクロックを8逓倍して出力している。なお、この逓倍率は取得したい情報によって適宜変更することができる。また、ここでは内部バス6がクロック同期バスであることを前提として説明する。内部バス6がクロック非同期バスである場合については後述する。
高クロックサンプル回路30は、PLL回路20によって生成されたクロックに基づいて内部バス信号をサンプリングし、マルチプレクサ50へと出力する回路である。この高クロックサンプル回路30は、サンプリングした内部バス信号と共に、その内部バス信号が内部クロックの遷移に対してどれくらいの時間差を持って遷移したのかを示すデータを付加してマルチプレクサ50へと出力している。
この高クロックサンプル回路30について詳細に説明する。高クロックサンプル回路30は、セレクタ31、エッジ検出・カウンタ回路32、フリップフロップFF3、マルチプレクサMUX2、フリップフロップFF4を有している。セレクタ31は、出力制御回路40によって出力されるセレクト信号SEL2に基づいて、複数の内部バス信号から任意の内部バスあるいは内部バス群を選択して出力する。
エッジ検出・カウンタ回路32は、PLL回路20によって出力される8逓倍クロック信号に基づいて、セレクタ31によって出力される信号をサンプリングする回路である。図3に高クロックサンプル回路14に内蔵されるエッジ検出・カウンタ回路32の構成図を示す。エッジ検出・カウンタ回路32は、エッジ検出回路32a、カウンタ回路32bを有している。
エッジ検出回路32aは、8逓倍クロックの立ち上がりエッジに同期してセレクタによる出力信号の出力レベルをチェックする。そして、セレクタによる出力信号の出力レベルに変化があった場合は、セレクタ出力信号の立ち上がりエッジあるいは、立下りエッジがあったものとしてエッジ検出信号を出力する。カウンタ回路32bは、内部バスクロックの1サイクルの期間の8逓倍クロックのクロック数をカウントする。ここで、図3及び図5に示すタイミングチャート図を参照して、エッジ検出・カウンタ回路32によって出力される信号についてより詳細に説明する。
まず、セレクタ31によって出力された信号は、エッジ検出回路32aへと入力される。エッジ検出回路32aは、8逓倍クロックCLK×8の立ち上がり時にセレクタによる出力信号の立ち上がりエッジを検出した場合、"H"レベルの信号を出力する(図5、t1参照)。また、エッジ検出回路32aは、8逓倍クロックCLK×8の立ち上がり時にセレクタによる出力信号の立下りエッジを検出した場合、"L"レベルの信号を出力する(図5、t3参照)。
カウンタ回路32bは、8逓倍のクロックに同期して、0から順番に、1、2、〜6、7、0、1、・・・とカウントし、内部バスクロックの1サイクルの期間の8逓倍クロックのクロック数をカウントする。
その後、カウンタ回路32bは、エッジ検出回路32aが入力信号のエッジを検出した場合に、カウントを停止する。停止されたカウンタは次の内部クロックの立ち上がりまで、そのカウント値を保持する。保持されたカウント値は、次の内部バスクロックの立ち上がりで外部へ出力される(図5、t2参照)。このように、エッジ検出回路32aによって出力された信号及びカウンタ回路32bによって出力されたカウント値はフリップフロップFF3へと入力される。
このカウンタ回路32bは、例えば図4に示す構成によって実現することができる。なお、エッジ検出回路32aは、フリップフロップ回路によって簡易に構成することができる(不図示)。カウンタ回路は、バイナリー・カウンタ回路と、カウント値保持回路とによって構成されている。バイナリー・カウンタ回路は、内部バスクロックの1周期内で8逓倍クロックの数をカウントする回路である。また、カウント値保持回路は、バイナリー・カウンタ回路によってカウントされたカウント値を保持する回路である。
バイナリー・カウンタ回路は、JKフリップフロップ回路11a、11b、11c、AND回路13を有している。JKフリップフロップ回路11a、11b、11cには、それぞれ、8逓倍クロックが入力される。また、AND回路13の入力部には、JKフリップフロップ回路11aの出力部及びJKフリップフロップ回路11bの出力部が接続されている。また、AND回路13の出力部にはJKフリップフロップ回路11cの入力部が接続されている。また、JKフリップフロップ回路11aの両方の入力部は"1"固定とされている。また、JKフリップフロップ回路11bの入力部はJKフリップフロップ回路11aの出力部と接続されている。
JKフリップフロップ回路11aは、両方の入力(J、K)が"H"レベルである"1"であるため、クロックの入力に基づいて出力が反転する。ここで、8逓倍クロックの立ち上がりの入力に基づいて例えば初期状態が"1"の場合、反転した"L"レベルである"0"が出力される。その後、8逓倍クロックの立ち上がりの入力に基づいて、"1"、"0"、"1"・・・が出力される。JKフリップフロップ回路11bでは、両方の入力(J、K)が"0"の場合、クロックが入力されても出力は変化しない。また、両方の入力(J、K)が"1"の場合、クロックの入力に基づいて出力が反転する。よって、8逓倍クロックの立ち上がりに基づいて、"0"、"0"、"1"、"1"・・・が出力される。また、以下、同様にして、JKフリップフロップ回路11cでは、AND回路から"1"が出力された場合、クロックの入力に基づいて出力が反転する。よって、両方の入力(J、K)及び8逓倍クロックの立ち上がりに基づいて、"0"、"0"、"0"、"1"、"1"、"1"・・・が出力される。このようにして、8逓倍のクロック数をカウントすることができる。
一方、カウント値保持回路は、Dフリップフロップ12a、12b、12c、XOR回路14、バッファ15を有している。XOR(排他的論理和)回路14には、エッジ検出回路32aによる出力信号とバッファを介してエッジ検出回路による出力信号を遅延させた信号が入力される。よって、XOR回路14からは、遅延した分だけ"H"レベルとして出力される。また、XOR(排他的論理和)回路14の出力部からは、上記したクロックがそれぞれDフリップフロップ12a、12b、12cへ出力される。各Dフリップフロップ12a、12b、12cはそれぞれ、JKフリップフロップ回路11a、11b、11cによって出力された信号を入力し、上記したクロックの入力に基づいて、その後入力信号が変化してもDフリップフロップの出力にデータが保存される。このような回路構成を設けることによって、エッジ検出回路32aが入力信号のエッジを検出した場合に、カウントを停止し、次の内部クロックの立ち上がりまで、そのカウント値を保持することができる。また、保持されたカウント値は、次の内部バスクロックの立ち上がりで外部へ出力することができる
フリップフロップFF3は、内部バスクロックの反転クロックに同期して入力信号を保持する回路である。また、フリップフロップFF3は、エッジ検出・カウンタ回路32によって出力された信号を入力してマルチプレクサMUX2へと出力する。
マルチプレクサMUX2は、出力制御回路40によって出力されるセレクト信号SEL1に基づいて、フリップフロップFF3から出力される信号のうち任意の信号を選択して出力する。
フリップフロップFF4は、クロック信号CLK×8を分周して生成した内部バスクロック(CLK×2)に同期して入力信号を保持する回路である。また、フリップフロップFF4は、マルチプレクサMUX2によって出力される信号を入力してマルチプレクサ50へと出力する。
出力制御回路40は、マルチプレクサ回路10、高クロックサンプル回路30及びマルチプレクサ50の出力を制御する機能を有する回路である。この場合、上記したセレクト信号SELといった出力を制御する信号は、出力制御回路40内部に設けられたレジスタ41にあらかじめ設定されている。また出力制御回路40は、クロック信号をCPU100外部へと出力する。
マルチプレクサ50は、マルチプレクサ回路10及び高クロックサンプル回路30によって出力された信号のうち、出力制御回路15によって出力されるセレクト信号SEL3に基づいて選択された信号をCPU100外部へと出力する。
次に、本実施の形態における内部バス情報取得回路内部の高クロックサンプル回路30の動作について、図6に示すタイミングチャート図を参照して説明する。まず、内部バス6によって出力された内部バス信号がセレクタ31へと入力される。なお、セレクタ31に入力される内部バス信号は32ビットであるものとする。
図6に示すセレクタ31出力[0]及びセレクタ31出力[1]は、セレクタ31によって出力される4ビットの内部バス信号のうちの下位2ビットの信号を示すものである。セレクタ31によって出力された信号は、エッジ検出・カウンタ回路32へと入力される。
エッジ検出・カウンタ回路32は、1ビットの内部バス信号の入力に対して、エッジ検出信号によって出力されるエッジ検出信号と、内部バスクロックの1サイクルの期間の8逓倍クロックのクロック数のカウント値である3ビットのデータを合計した4ビットのデータ信号を出力する。エッジ検出・カウンタ回路32には4ビットの内部バス信号が入力されるため、4×4ビットのデータ信号が出力される。なお、図6に示すエッジ検出・カウンタ回路[7:4]及びエッジ検出・カウンタ回路[3:0]は、それぞれ、セレクタ31出力[1]、セレクタ31出力[0]に対応するデータ出力信号である。このようにエッジ検出・カウンタ回路32によって出力された信号は、第3のフリップフロップFF3に入力される。
第3のフリップフロップFF3に入力された信号は、内部バスクロックCLKの反転クロックに同期して保持される。よって、入力信号はクロック信号の立下りに同期して出力される(図6、FF3[7:0]、FF3[15:8]参照)。
第3のフリップフロップFF3によって出力された複数ビットの信号(SD1信号及びSD2信号)は、第2のマルチプレクサMUX2に入力される。そして、セレクト信号SEL1に基づいて、SD1信号あるいはSD2信号を選択して出力する。なお、出力制御回路40によって出力されるセレクト信号SEL1は、クロック信号CLKの2倍の周期でSD1信号あるいはSD2信号を切り替えるようにマルチプレクサMUX2を制御する制御信号である(図6、マルチプレクサMUX2参照)。
第4のフリップフロップFF4に入力された信号は、2逓倍のクロック(CLK×2)に同期して保持される。そして、マルチプレクサ50へと出力される(図6、FF4出力[7:0]参照)。内部バス信号は、信号変化の情報を持った信号へと変換されてマルチプレクサ50へと出力される。そして、マルチプレクサ50によって外部へと出力される。
図7は、図6に示すFF3[7:0]とd0〜d3の関係を示している。セレクト信号SEL3に基づいてマルチプレクサ50は内部バス信号を外部へと出力する。外部に出力された内部バス信号は、外部に出力されるクロック信号11の立下りによってサンプルすることによって、例えば図7に示す値となる。
図8は、データ信号10から画面イメージを作成する方法を示した図である。ここでは、例として図7に示すd0[7:4](フリップフロップFF3出力[7:4])、d1[7:4](フリップフロップFF3出力[7:4])から画面イメージを作成している。この場合、d0[3]とd1[3]を信号の変化点とし、d0[2:0]、d1[2:0]をカウント値とすることで画面イメージを作成している。
例えばd0[7:4]とd1[7:4]の最上位ビットのビット値が1のとき"H"レベルの信号とする(図8、t1参照)。また、d0[7:4]とd1[7:4]の最上位ビットのビット値が0のとき"L"レベルの信号とする(図8、t2参照)。d0[7:4]=1010の最下位ビットから3ビット目までのビット値、つまり010に基づいて、例えば内部バス(仮想)クロックの2クロック目の立下りで"H"レベルへと変化させる(図8、t1参照)。また、d1[7:4]=1010の最下位ビットから3ビット目までのビット値、つまり010に基づいて、例えば内部バス(仮想)クロックの2クロック目の立下りで"L"レベルへと変化させる(図8、t2参照)。
図9は、内部バス情報取得回路9によって出力された4本の内部バス信号の状態を示す最終的な画面イメージ図である。内部バス信号の状態は、高クロックサンプル回路30に入力されるPLL回路20からのクロック周期により決定される精度に基づいて、内部バスクロックとの関係を画面イメージとして確認することができる。
このように、本実施の形態では、高クロックサンプル回路によって内部バスクロックよりも高速なクロック単位で内部バス情報を得る場合について説明した。しかしながら、内部バスクロックに基づいて内部バス信号を外部に出力することも可能である。以下、内部バス6によって出力された内部バス信号がマルチプレクサ回路10によって外部へと出力される場合について説明する。
まず、内部バス6からの内部バス信号が、クロック信号CLKに同期して転送動作を行う第1のフリップフロップFF1に与えられる。そして、このフリップフロップFF1の出力する内部バス信号が4つのサブバスSD1〜SD4に分割される。マルチプレクサMUX1は、出力制御回路40によって出力されるセレクト信号SEL1に基づいて、入力されるサブバスSD1〜SD4から一つの信号を選択して出力する。そして、クロック信号CLKに同期して転送動作を行う第2のフリップフロップFF2に入力された内部バス信号は、マルチプレクサ50へと出力される。
マルチプレクサ50は、出力制御回路40によって出力されるセレクト信号SEL3に基づいて、マルチプレクサ回路12によって出力された内部バス信号をCPU100外部へと出力する。このように、内部バスとマルチプレクサとの間にマルチプレクサ回路を設けることによって、通常のクロック信号CLKに基づいて、内部バス信号を外部に出力することができる。
以上に示したように、本実施の形態における半導体装置では、内部バス情報取得回路9内部に内部バスクロックよりも高速なクロック単位で内部バス情報を得る高クロックサンプル回路30を設けた。よって、内部バスクロック周期以下の信号状態が原因で発生している問題のデバックが可能となった。また、マルチプレクサ回路10及び高クロックサンプル回路30の出力部にマルチプレクサ50を設けることにより、通常のクロック信号CLKに基づいた内部バス信号あるいは内部バスクロックよりも高速なクロックに基づいた内部バス信号のいずれか一方を選択して出力することが可能となった。
また、本実施の形態では、内部バスクロックよりも高速な8逓倍クロックに基づいて内部バス信号をサンプリングする場合について説明した。8逓倍クロックに基づいて内部バス信号をサンプリングすることによって、例えばクロック周期が100MHz(10ns)の場合、クロック周期に対応して1/8の1.25ns刻みで内部バスの変化を検出することができる。
また、本実施の形態では8逓倍クロックに基づいて内部バス信号の変化を検出したが、任意の逓倍クロックの値を適宜適用することが可能である。例えば、クロック周期に対して1/4の刻みで内部バスの変化を検出する場合、PLL回路を4逓倍とし、カウンタ回路を0、1、2、3、0、1、・・・とカウントする回路に変更することで実現可能である。
また、バスサイクルそのものの信号動作の妥当性あるいはタイミングの妥当性を計ることが可能となった。したがって、不具合の解析を容易に行うことが可能となった。また、原因究明までの時間を短縮することが可能となった。
実施の形態2
図10は、本実施の形態2の半導体装置200を示す図である。なお、図10において、図2と共通する構成に関しては、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図2に示したCPU100では、内部バス情報取得回路内部のPLL回路20に内部バスクロックを入力した。本実施の形態における半導体装置200では、PLL回路20に外部供給クロックを入力している。
内部バスがクロック非同期である場合には、半導体装置外部から外部クロックを入力する。すると、その内部バスのタイミング仕様に合わせたクロック周期で内部バス信号の状態をサンプルすることが可能となる。よって、信号タイミングを含めたデバックが可能となる。
以上、本発明では、CPUあるいはその他の周辺機能を1つのLSIに搭載するSoCなどにおいて、内部バス信号を内部バスクロック以上のクロック周期によってサンプルして外部へ出力した。よって、内部バスクロック周期以下の信号状態が原因で発生している問題のデバックを可能とした。よって、問題が発生した場合の問題解決までの時間を短縮することが可能となった。
以上、実施の形態に基づいて詳細に説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されず本発明の趣旨を変更しない限り種々の変形が可能である。
本実施の形態1に関わる半導体装置100を示す図である。 本実施の形態1に関わる半導体装置100内部の内部バス情報取得回路を示す図である。 本実施の形態1に関わる内部バス情報取得回路内部のエッジ検出・カウンタ回路を示す図である。 本実施の形態1に関わるカウンタ回路の一例を示す図である。 本実施の形態1に関わるエッジ検出・カウンタ回路のタイミングチャートを示す図である。 本実施の形態1に関わる内部バス情報取得回路内部の高クロックサンプル回路のタイミングチャートを示す図である。 本実施の形態1に関わる内部バス情報取得回路からのデータ出力の一部を示す図である。 本実施の形態1に関わる内部バス情報取得回路からのデータ出力をもとにした画面イメージの作成例を示す図である。 本実施の形態1に関わる内部バス情報取得回路により得られた結果を表示した際の画面イメージを示す図である。 本実施の形態2に関わる内部バス情報取得回路を示す図である。 従来の半導体装置内部のマルチプレクサを示す図である。 従来のマルチプレクサ内部の詳細を示す図である。 従来の半導体装置内部の内部バス情報取得回路を示す図である。
符号の説明
100 CPU
2 CPUコア
3 RAM
4 I/O
5 DMAC
6 内部バス
7 バスブリッジ
8 外部バス
10 マルチプレクサ回路
11 JKフリップフロップ回路
12 Dフリップフロップ
13 AND回路
14 XOR(排他的論理和)回路
15 バッファ
20 PLL回路
30 高クロックサンプル回路
31 セレクタ
32 エッジ検出・カウンタ回路
40 出力制御回路
41 レジスタ
50 マルチプレクサ
FF1〜FF4 第1〜第4のフリップフロップ
MUX1、MUX2 第1、第2のマルチプレクサ

Claims (15)

  1. 内部バス信号の遷移情報を外部へと出力することが可能な半導体装置であって、
    前記内部バス信号の遷移タイミングと、所定の周期の第1クロック信号の遷移タイミングとの差に基づいて前記内部バス信号の遷移情報を生成する内部バス情報取得回路を備える半導体装置。
  2. 前記内部バス情報取得回路は、前記第1クロック信号の周期よりも短い周期の第2クロック信号に同期して動作するエッジ検出回路を備え、当該エッジ検出回路は前記内部バス信号の遷移タイミングを前記第2クロック信号に基づいて検出する請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記内部バス情報取得回路は、前記第1クロック信号の周期よりも短い周期の第2クロック信号に同期して動作するカウンタ回路を備え、当該カウンタ回路は前記第1クロック信号の遷移タイミングから前記内部バス信号の遷移タイミングまでの期間を計測した結果を前記内部バス信号の遷移情報として生成する請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記カウンタ回路のカウントする最大値は、前記第1クロック信号の周期と第2クロック信号の周期の比に応じて決定される請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記カウンタ回路は、前記第1クロック信号の1周期内で前記第2クロック信号のサイクル数をカウントするバイナリー・カウンタ回路と、前記内部バス信号が遷移した時点で前記バイナリー・カウンタ回路のカウント値を保持するカウント値保持回路とで構成される請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記半導体装置は、さらに、前記内部バス信号の遷移情報を出力するか否かを選択する出力制御回路を有することを特徴とする請求項1乃至5に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体装置は、さらに、前記内部バス信号から任意の内部バス群を選択して前記エッジ検出回路に出力するセレクタを有することを特徴とする請求項1乃至6に記載の半導体装置。
  8. 前記第1クロック信号は、前記内部バス信号と非同期である請求項1乃至7に記載の半導体装置。
  9. 前記カウンタ回路には、前記第1クロック信号を逓倍した前記第2クロック信号が入力され、前記第1クロック信号の遷移タイミングから前記内部バス信号の遷移タイミングまでの前記第2クロック信号の数をカウントすることで、前記内部バスの信号の遷移タイミングと、前記第1クロック信号の遷移するタイミングとの差とする請求項1乃至8に記載の半導体装置。
  10. 前記内部バス信号は、前記第1クロック信号に基づいて動作する信号である請求項1に記載の半導体装置。
  11. 半導体装置の内部バス信号の遷移情報を取得する方法であって、
    前記内部バス信号の遷移タイミングと、所定の周期の第1クロック信号の遷移タイミングとの差に基づいて前記内部バス信号の遷移情報を取得する内部バス信号の遷移情報取得方法。
  12. 前記内部バス信号の遷移タイミングは、前記第1クロック信号の周期よりも短い周期の第2クロック信号に同期して検出する請求項11に記載の内部バス信号の遷移情報取得方法。
  13. 前記遷移情報は、前記第1クロック信号の周期よりも短い周期の第2クロック信号に同期して前記第1のクロックの遷移から前記内部バス信号の遷移までの期間を計測した計測結果を含む請求項11または12に記載の内部バス信号の遷移情報取得方法。
  14. 前記第1クロック信号の遷移から前記内部バス信号の遷移までの第2クロック信号のサイクル数をカウントして、前記計測結果とする請求項13に記載の内部バス信号の遷移情報取得方法。
  15. 前記内部バス信号は、前記第1クロック信号に基づいて動作する信号である請求項11に記載の内部バス信号の遷移情報取得方法。
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