JP2008171220A - ウェブページ真偽確認装置及びウェブページ真偽確認方法並びにそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 正規ウェブサーバ3が管理サーバ1の生成した対応関係を有する二以上の電子透かし情報を埋め込んだウェブページを配信し、当該ウェブページの配信を受けた端末5は、入力欄に文字列が入力された場合には、少なくとも電子透かし情報の識別情報とウェブページのURLとを用いて真偽判定サーバ2へウェブページの真偽判定の依頼を行う。そして、端末5はその依頼の結果、真偽判定サーバ2から送信された真偽判定結果に基づいて、文字列の通信ネットワーク上への送信の継続または中止を判断する処理を行う。
【選択図】 図1
Description
更に、端末5にダウンロードされる真偽判定依頼プログラムを制御する為のコントロールフラグや真偽判定サーバ2で利用されるチェックプログラムを制御する為のコントロールフラグなどの付加情報を含むように、対応関係を有する二以上の電子透かし情報を生成してもよい。
対応関係を有する二以上の電子透かし情報は、例えば、親子関係を有する情報を保持するように生成される。親子関係を有する情報とは、二以上の電子透かし情報に対して、例えば、親子間で同一の電子透かしIDを保持し、更に親子関係を示す通番(例えば、親は0、子は1、2、3、・・・)を保持するように生成して親子関係を有するようにする。または、親と子の電子透かしIDは、親と子並びに子同士で異なるIDを保持し、子は更に親の電子透かしIDを保持するように生成してもよい。更には、電子透かしIDの付与時に枝番付きのID体系を付与し、例えば、枝番付与前の電子透かしIDを100とした場合に枝番付きのID体系を適用し、親の電子透かしIDを100−0(又は1000)、子の電子透かしIDを100−1、100−2、100−3、・・・(又は、1001、1002、1003、・・・)となるように生成して親子関係を有するようにしてもよい。(これ以降の記載においては、以上の親子関係のような対応関係を有する情報は、電子透かしID及び親子関係を示す通番等の情報を指すものとする。また、単に電子透かしIDと言う場合には、対応関係を有する二以上の電子透かし情報に保持されている情報のうち親の電子透かし情報が保持する電子透かしIDを指すものとする。)
これまでは、電子透かし情報の埋め込み先が、企業等によってはウェブページに設定されたロゴマーク等の特定の画像に決まっていることが多く、ロゴマーク等の画像によっては一つの画像に埋め込むことができる情報の量には上限があった。しかし、このように二以上の電子透かし情報に情報を分散して保持させるようにし、あたかも一つの電子透かし情報として使用するようにしたので、保持させる情報の量に制限が無くなった。
また、電子割符技術(不完全秘密分散法)を用いて電子透かしに保持させる情報を幾つかの電子割符として生成し、二以上の電子透かし情報に電子割符を分散して保持させるようにしてもよい。例えば、真偽判定サーバ2のURLを電子割符技術を用いて電子割符A1、A2、A3を生成し、親の電子透かし情報には電子割符A1、A2を保持させ、子の電子透かし情報には電子割符A2、A3を保持させるようにしてもよい。
以上の処理により電子透かし情報生成部13における対応関係を有する二以上の電子透かし情報の生成が完了する。
この図が示すように、データベース16の保持するサーバ発行テーブルには、正規ウェブサーバの配信するウェブページに埋め込んだ電子透かしのIDと、電子透かし有効期限と、真偽判定サーバ2で利用されるチェックプログラムのIDと、チェックプログラムの有効期限と、対応関係を有する二以上の電子透かし情報を埋め込んだウェブページのURLと、チェックプログラムの送信先の真偽判定サーバのURLとが対応付けられて記録される。更に、真偽判定サーバで利用されるチェックプログラムを制御する為のコントロールフラグなどの付加情報も対応付けて記録されるようにしてもよい。
図6で示すように管理サーバ1の管理部15は、端末発行テーブルに、真偽判定依頼プログラムのIDと、真偽判定依頼プログラムの有効期限と、送信先の端末のIPアドレスを対応付けて記録する。更に、真偽判定依頼プログラムを制御する為のコントロールフラグなどの付加情報をも対応付けて記録してもよい。
次に、ウェブページ真偽判定の処理について説明する。
まず、端末5のユーザの操作によって、ウェブブラウザ処理部53がウェブページの配信要求を、正規ウェブサーバ3へ送信したとする。すると正規ウェブサーバ3のウェブサーバ処理部33は、文字入力欄を備え対応関係を有する二以上の電子透かし情報の埋め込まれたウェブページを端末5へ配信する(ステップS201)。端末5においてはウェブブラウザ処理部53が正規ウェブサーバ3から配信されたウェブページを表示部に表示する。
まず、表示部に表示されたウェブページから、埋め込まれた二以上の電子透かし情報を取得する。取得した電子透かし情報より、対応関係を有する情報を取得し、二以上の電子透かし情報の対応関係を判断する。
例えば、二以上の電子透かし情報が同一の電子透かしIDと通番を使用して親子関係が生成されている場合は、同一の電子透かしIDにより親子関係を特定し、通番によって親子関係及び子の順位を判断するようにする。二以上の電子透かし情報が親と子並びに子同士で別々の電子透かしIDを使用し子が親の電子透かしIDを保持するように親子関係が生成されている場合には、子が保持する親の電子透かしIDと親の保持する電子透かしIDが同一であることにより親子関係を特定し、子同士では互いに保持する電子透かしIDの大小によって子の順位を判断するようにしてもよい。また、二以上の電子透かし情報が電子透かしIDのID体系により親子関係を生成している場合には、ID体系により親子関係の特定及び子の順位を判断するようにする。
以上により、二以上の電子透かし情報の対応関係が判断でき、二以上の電子透かし情報が保持する情報を取得できるようになる。
このように、対応関係を有する二以上の電子透かし情報に重複して情報を保持させておくことにより、重複している情報同士を比較して不一致である場合には何れかの電子透かし情報が変更又は破損していることを判断できるようになる。
一方、二以上の電子透かし情報に保持された情報が、電子割符技術を用いて幾つかの電子割符として生成されて保持されている場合は、一部の電子割符が変更されている場合、電子割符技術により残りの電子割符を用いて元の情報を復元し、処理を続行するようにしてもよい。
このように、対応関係を有する二以上の電子透かし情報に対して、重複して情報を保持させることや、電子割符技術を利用して情報を保持させることにより、電子透かし情報に保持された一部の情報が変更又は破損した場合でも元の情報に復元して、ウェブページ真偽判定依頼情報の生成を続行することが出来るようになる。
以上の処理により真偽判定依頼処理部55におけるウェブページに埋め込まれた対応関係を有する二以上の電子透かし情報が所定の電子透かし情報であるか否かの判定処理が完了する。
なお、端末5の真偽判定依頼処理部55が送信指示された文字列をウェブブラウザ処理部53から読み込み、記憶部57の設定ファイルに記録されている監視対象文字列と比較し、送信指示された文字列と監視対象文字列とが一致する場合にのみ、真偽判定依頼を行うようにしてもよい。
なお、本実施形態においては、対応関係を有する二以上の電子透かし情報に保持されている情報のうち親の電子透かし情報が保持する電子透かしIDを用いて真偽判定を行っているが、親及び子の電子透かし情報が保持する電子透かしID及び親子関係を示す通番等の情報を用いて真偽判定を行うようにしても良い。即ち、管理サーバ1のデータベース16のサーバ発行テーブルと、管理サーバ1の管理部15により送信され真偽判定サーバ2のデータベース24に書き込まれウェブページの真偽判定に利用する真偽判定テーブルとにおけるデータベースへの記録に際しては、親の電子透かし情報が保持する電子透かしIDの代わりに、親及び子の電子透かしID及び親子関係を示す通番等の情報とを対応付けて記録する。そして、端末5の真偽判定依頼処理部55により真偽判定サーバ2に送信されるウェブページ真偽判定依頼情報の送信に際しては、親の電子透かし情報が保持する電子透かしIDの代わりに、親及び子の電子透かしID及び親子関係を示す通番等の情報を送信するようにし、ウェブページの真偽判定を行っても良い。
なお、本実施形態においては、電子透かしIDとウェブページのURLの対応関係が真偽判定テーブルに記録されているか否かにより、真偽判定を行っているが、ウェブページのURLの代わりにウェブページのIPアドレスを用いるようにしても良い。
次に、偽ウェブサーバの配信するウェブページの真偽判定の処理について説明する。
偽ウェブサーバ4の管理者などは、フィッシング詐欺などの行為を行う場合、正規ウェブサーバ3が配信しているウェブページをコピーするなどして、そのコピーした偽ウェブページを配信することにより、ユーザから個人情報を入手している。ここで対応関係を有する二以上の電子透かし情報が埋め込まれた正規のウェブページをコピーすると、当然電子透かし情報もそのままコピーすることができる。偽ウェブページは文字入力欄の備えられたウェブページであるとする。
2・・・真偽判定サーバ
3・・・正規ウェブサーバ
4・・・偽ウェブサーバ
5・・・端末
Claims (8)
- 指定された電子透かしの識別情報を少なくとも含む対応関係を有する二以上の電子透かし情報を生成する電子透かし情報生成手段と、ウェブページの文字入力欄へ入力された文字列の送信指示を検出する処理と、前記ウェブページに前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報が埋め込まれているか否かを判定する処理と、前記入力された文字列と予め登録指示によって記憶した文字列とを比較する処理と、前記電子透かし情報が埋め込まれている場合に、前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報に含まれる電子透かし識別情報と前記ウェブページから判定される当該ウェブページの識別情報とを少なくとも含むウェブページ真偽判定依頼情報をウェブページ真偽確認装置に送信させる処理と、当該ウェブページ真偽判定依頼情報に応じて返信される真偽判定結果が真を示す場合に前記文字列の送信許可を行う処理と、前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報が埋め込まれていない場合であって前記文字列の比較において前記入力された文字列と予め登録指示によって記憶した文字列とが一致する場合には前記入力された文字列の送信処理を停止する処理と、を前記端末のコンピュータに実行させる真偽判定依頼情報送信プログラムを、前記端末へ送信する真偽依頼情報送信プログラム送信手段と、 前記電子透かし識別情報と前記ウェブページの識別情報との正規の対応関係を示す真偽判定テーブルを記憶する真偽判定テーブル記憶手段と、 前記端末から受信した前記ウェブページ真偽判定依頼情報に含まれる前記電子透かし識別情報と前記ウェブページの識別情報との対応関係が、前記真偽判定テーブルに記録されているか否かを判定し、その結果前記対応関係が記録されていると判定された場合に、前記ウェブページの真を示す前記真偽判定結果を前記端末へ送信する真偽判定手段と、 を備えることを特徴とするウェブページ真偽確認装置。
- 前記電子透かし情報生成手段と、 前記真偽判定手段と、の各手段は、 通信ネットワークを介して接続された別々のサーバがそれぞれ備える処理手段であり、 前記ウェブページ真偽判定依頼情報は、前記真偽判定手段を有するサーバへ送信されることを特徴とする請求項1に記載のウェブページ真偽確認装置。
- 前記真偽判定依頼情報送信プログラムは、 予め前記文字列の登録を促す画面を前記端末の表示部に表示する処理と、 前記文字列の登録指示を受付けた場合に当該文字列を記憶する処理と、 前記入力欄に入力された文字列と、前記登録指示によって記憶した文字列が一致する場合に、前記ウェブページ真偽判定依頼情報を送信する処理と、 を実行させるプログラムであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のウェブページ真偽確認装置。
- 前記電子透かし情報生成手段は、前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報を、異なるウェブページのそれぞれについて生成することを特徴とする請求項1から請求項3に記載のウェブページ真偽確認装置。
- 前記真偽判定テーブルは、指定された複数のウェブページに保持される対応関係を有する二以上の電子透かし情報の識別情報と当該ウェブページの識別情報との正規の対応関係を保持することを特徴とする請求項1から請求項4に記載のウェブページ真偽確認装置。
- ウェブページ真偽確認装置におけるウェブページ真偽確認方法であって、 電子透かし情報生成手段が、指定された電子透かしの識別情報を少なくとも含む対応関係を有する二以上の電子透かし情報を生成し、 真偽依頼情報送信プログラム送信手段が、ウェブページの文字入力欄へ入力された文字列の送信指示を検出する処理と、前記ウェブページに前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報が埋め込まれているか否かを判定する処理と、前記入力された文字列と予め登録指示によって記憶した文字列とを比較する処理と、前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報に含まれる電子透かし識別情報と前記ウェブページから判定される当該ウェブページの識別情報とを少なくとも含むウェブページ真偽判定依頼情報をウェブページ真偽確認装置に送信させる処理と、当該ウェブページ真偽判定依頼情報に応じて返信される真偽判定結果が真を示す場合に前記文字列の送信許可を行う処理と、前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報が埋め込まれていない場合であって前記文字列の比較において前記入力された文字列と予め登録指示によって記憶した文字列とが一致する場合には前記入力された文字列の送信処理を停止する処理と、を前記端末のコンピュータに実行させる真偽判定依頼情報送信プログラムを、前記端末へ送信し、 真偽判定テーブル記憶手段が、前記電子透かし識別情報と前記ウェブページの識別情報との正規の対応関係を示す真偽判定テーブルを記憶し、 真偽判定手段が、前記端末から受信した前記ウェブページ真偽判定依頼情報に含まれる前記電子透かし識別情報と前記ウェブページの識別情報との対応関係が、前記真偽判定テーブルに記録されているか否かを判定し、その結果前記対応関係が記録されていると判定された場合に、前記ウェブページの真を示す前記真偽判定結果を前記端末へ送信することを特徴とするウェブページ真偽確認方法。
- ウェブページ真偽確認装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、 指定された電子透かしの識別情報を少なくとも含む対応関係を有する二以上の電子透かし情報を生成する処理と、 ウェブページの文字入力欄へ入力された文字列の送信指示を検出する処理と、前記ウェブページに前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報が埋め込まれているか否かを判定する処理と、前記入力された文字列と予め登録指示によって記憶した文字列とを比較する処理と、前記電子透かし情報が埋め込まれている場合に、前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報に含まれる電子透かし識別情報と前記ウェブページから判定される当該ウェブページの識別情報とを少なくとも含むウェブページ真偽判定依頼情報をウェブページ真偽確認装置に送信させる処理と、当該ウェブページ真偽判定依頼情報に応じて返信される真偽判定結果が真を示す場合に前記文字列の送信許可を行う処理と、前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報が埋め込まれていない場合であって前記文字列の比較において前記入力された文字列と予め登録指示によって記憶した文字列とが一致する場合には前記入力された文字列の送信処理を停止する処理と、を前記端末のコンピュータに実行させる真偽判定依頼情報送信プログラムを、前記端末へ送信する処理と、 前記端末から受信した前記ウェブページ真偽判定依頼情報に含まれる前記電子透かし識別情報と前記ウェブページの識別情報との対応関係が、真偽判定テーブル記憶手段で記憶する前記電子透かし識別情報と前記ウェブページの識別情報との正規の対応関係を示す真偽判定テーブルに記録されているか否かを判定し、その結果前記対応関係が記録されていると判定された場合に、前記ウェブページの真を示す前記真偽判定結果を前記端末へ送信する処理と、 をコンピュータに実行させるプログラム。
- 管理サーバと真偽判定サーバとが通信ネットワークを介して接続されたウェブページ真偽確認システムであって、 管理サーバが、指定された電子透かし識別情報を少なくとも含む対応関係を有する二以上の電子透かし情報を生成する電子透かし情報生成手段と、 ウェブページの文字入力欄へ入力された文字列の送信指示を検出する処理と、前記ウェブページに前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報が埋め込まれているか否かを判定する処理と、前記入力された文字列と予め登録指示によって記憶した文字列とを比較する処理と、前記電子透かし情報が埋め込まれている場合に、前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報に含まれる電子透かし識別情報と前記ウェブページから判定される当該ウェブページの識別情報とを少なくとも含むウェブページ真偽判定依頼情報を前記真偽判定サーバに送信させる処理と、当該ウェブページ真偽判定依頼情報に応じて返信される真偽判定結果が真を示す場合に前記文字列の送信許可を行う処理と、前記対応関係を有する二以上の電子透かし情報が埋め込まれていない場合であって前記文字列の比較において前記入力された文字列と予め登録指示によって記憶した文字列とが一致する場合には前記入力された文字列の送信処理を停止する処理と、を前記端末のコンピュータに実行させる真偽判定依頼情報送信プログラムを、前記端末へ送信する真偽依頼情報送信プログラム送信手段と、を備え、 前記真偽判定サーバが、前記電子透かし識別情報と前記ウェブページの識別情報との正規の対応関係を示す真偽判定テーブルを記憶する真偽判定テーブル記憶手段と、 前記端末から受信した前記ウェブページ真偽判定依頼情報に含まれる前記電子透かし識別情報と前記ウェブページの識別情報との対応関係が、前記真偽判定テーブルに記録されているか否かを判定し、その結果前記対応関係が記録されていると判定された場合に、前記ウェブページの真を示す前記真偽判定結果を前記端末へ送信する真偽判定手段とを備える ことを特徴とするウェブページ真偽確認システム。
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