JP2008171184A - 車両管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、車両の減価償却が完了した時点で、車両をリースに切り替えることにより、経費を削減することができる車両管理システムを提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明は、データベースから営業所が所有する車両の購入年月日、購入額、耐用年数、残存価額及び走行距離を取得し、前記車両の減価償却が完了する期日を算出し、前記期日において車両を本部に売却すると共に、前記車両が走行できる距離及び期間を推定し、前記本部が営業所に車両を当該期間リースするように運用切替することを特徴とする車両管理システムの構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両を効率的に運用する車両管理システムに関するものである。
車両等は、会計上では、購入してから年数が経つと、減価償却されて価値が下がってしまう。即ち、売却時に残存価額よりも高く売れば売却益が生じ、安く売れば売却損が生じることとなる。
図12は、従来の場合のキャッシュフローを示す表である。キャッシュフロー18に示す例では、車両を450万円で購入した場合、5年後には減価償却が完了して車両の残存価額は22万5千円となり、さらに10年後に廃棄するために5万円で売却すると、17万5千円の売却損が生じてしまう。
特許文献1に記載されているように、車両の利用者・利用予定者が、使用条件に最も適した利用形態を選択するのを支援する自動車コストシミュレーション方法の発明も公開されている。
特開2003−108812号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は、車両の利用者の立場からコストシミュレーションするものであり、配送業者等においては車両自体をどのように運用すれば経費削減できるかが求められる。
そこで、本発明は、車両の減価償却が完了した時点で、車両をリースに切り替えることにより、経費を削減することができる車両管理システムを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、データベース12から営業所15aが所有する車両16aの購入年月日、購入額、耐用年数、残存価額及び走行距離を取得し、前記車両16aの減価償却16が完了する期日を算出し、前記期日において車両16aを本部15に売却すると共に、前記車両16aが走行できる距離及び期間を推定し、前記本部15が営業所15aに車両16aを当該期間リースするように運用切替4することを特徴とする車両管理システム1の構成とした。
本発明は、以上の構成であるから以下の効果が得られる。第1に、車両の減価償却が完了した時点で、車両を残存価額よりも高く買い取り、そのままリースに切り替えることにより、会計的に売却益が生じ、売却損が生じなくなる。
第2に、リース切替時に、走行距離の多い車両と、走行距離の少ない車両とを入れ換えて、走行距離を平均化することにより、車両が全体的に長持ちし、修理費を軽減することができる。
第3に、ICタグを車両に搭載することにより、車両の修理、リース車の配車、再リース車の判定、リペアー又はリサイクル等する際に、それぞれの現場において、個々の車両状況を的確に評価又は判定することができる。
本発明は、車両の減価償却が完了した時点で、車両をリースに切り替えることにより、経費を削減するという目的を、データベースから営業所が所有する車両の購入年月日、購入額、耐用年数、残存価額及び走行距離を取得し、前記車両の減価償却が完了する期日を算出し、前記期日において車両を本部に売却すると共に、前記車両が走行できる距離及び期間を推定し、前記本部が営業所に車両を当該期間リースするように運用切替することを特徴とする車両管理システムにより実現した。
以下に、添付図面に基づいて、本発明である車両管理システムについて詳細に説明する。図1は、本発明である車両管理システムの流れを示すフローチャートである。
車両管理システム1は、車両登録2、車両管理3、運用切替4、距離平均化5、リユース6、及びリサイクル7からなる。車両登録2は、購入した車両の情報を、データベース12に登録する処理である。
車両管理3は、データベース12の車両の情報を更新する処理である。例えば、会計のために減価償却したり、車両を売却したり、車両をリースしたり、車両を廃車にした場合に、車両の情報を書き換える。
運用切替4は、車両を自己所有から、本部等に売却して同等の車両を本部からリースするように切り替える。データベース12から車両の情報を収集して運用計画を立てると共に、コストシミュレーションを行う。
距離平均化5は、売却された車両をリースに切り替えるに際して、走行距離を元に車両の入れ換えを行う。データベース12からリース可能な車両の情報を抽出して、走行距離差の大きいものから入れ換える。
リユース6は、リース終了後でも、まだ車両が使える場合は、再リースして車両を有効利用する。リサイクル7は、車両が使えなくなった場合に、別の車両の補修部品として供給したり、鉄屑、銅屑、プラスチック類等に分類して再利用する。
図2は、本発明である車両管理システムの装置の構成を示す図である。車両管理システム1の装置は、サーバ11、データベース12、及び複数のクライアント13、13a等から構成され、それらをインターネット10を介して接続する。
サーバ11及びデータベース12は、車両管理システム1を管理する本部8に設置されるコンピュータ装置である。サーバ11に車両管理システム1のプログラム等が存在し、データベース12に車両管理システム1のデータが蓄積される。
クライアント13、13aは、企業9、9aにおいて、営業所ごとに所有するコンピュータである。即ち、ある企業9のある営業所にクライアント13を置き、別の営業所にクライアント13aを置く。別の企業9aについても同様である。
クライアント13、13aは、インターネット10を介してサーバ11に処理の依頼をしたり、データベース12からデータを取得して表示したりする。
企業9が所有する各車両には、それぞれICタグ10a、10bを搭載することもできる。ICタグ10a、10bには、データベース12に登録された車両の情報を記録しておき、リーダー等をかざして読み取る。
ICタグ10a、10bは、カード状にして着脱可能とすることもできる。クライアント13aにおいて車両の情報を記録し、車両に装着して走行距離等を更新するなど利便性が向上する。
図3は、本発明である車両管理システムのコンピュータの構成を示す図である。車両管理システムのコンピュータは、サーバ11とクライアント13を組み合わせて一連の処理を行う。
サーバ11は、CPU(中央処理装置)11a、及びメモリ(主記憶装置)11b等を有し、演算手段14、記憶手段14a、抽出手段14b、及び通信手段14cを備える。尚、通常はデータベース(補助記憶装置)12もサーバ11に設ける。
CPU11aは、コンピュータの中枢であり、命令を解釈して計算等の処理を行ったり、他の装置の制御等を行う。メモリ11bは、作業領域であり、データを一時的に保存して、計算やデータの加工に利用する。
クライアント13は、入力装置13b、及び出力装置13c等を有し、入力手段14d、出力手段14e、及び通信手段14cを備える。
入力装置13bは、マウスやキーボード等の機器であり、ボタン等への実行指示や数値又は文字の入力を行う。出力装置13cは、ディスプレイやプリンタ等の機器であり、画面表示や印刷を行う。
尚、ICタグ10aに対しては、リーダー等の入力装置13bでデータを読み取ってクライアント13に送ったり、ライター等の出力装置13cでクライアント13からのデータを書き込んだりする。
演算手段14は、CPU11aがメモリ11b上のデータを計算等する。尚、計算等には、数値の計算以外に、文書を編集したり、画面のレイアウトを編集する処理も含まれるものとする。
記憶手段14aは、CPU11aがメモリ11b上のデータをデータベース12に保存する。抽出手段14bは、CPU11aがデータベース12に保存されているデータを読み込み、メモリ11b上に一時記憶する。尚、抽出するデータの条件を指定することもできる。
通信手段14cは、インターネット10を利用したサーバ11とクライアント13とのデータのやり取りである。
サーバ11側では、クライアント13からデータを受信したり、クライアント13にデータを送信したりする。クライアント13側では、サーバ11にデータを送信したり、サーバ11からデータを受信したりする。
入力手段14dは、クライアント13の入力装置13bからサーバ11に処理の指示や処理に必要なデータを送信する。出力手段14eは、サーバ11から受信した処理結果や結果に付随するデータを出力装置13cに表示する。
処理の基本的な流れは、入力手段14d、通信手段(クライアント13からサーバ11)14c、抽出手段14b、演算手段14、通信手段14c(サーバ11からクライアント13)、出力手段14eの順となる。
ただし、データベース12へデータを登録する際は、入力手段14d、通信手段(クライアント13からサーバ11)14c、演算手段14、記憶手段14a、通信手段14c(サーバ11からクライアント13)、出力手段14eの順となる。
図4は、本発明である車両管理システムのデータベースの構造を示す図である。ただし、データベース構築の例であり、別の構造でも目的が達成できれば問題ない。
車両管理システム1のデータベース12は、企業テーブル12a、営業所テーブル12b、車両テーブル12c、管理テーブル12d、及び運用計画テーブル12e等が作成され、リレーショナルデータベースを構築する。
企業テーブル12aは、企業番号をキーとして、企業名などの企業情報を記憶する。営業所テーブル12bは、企業番号で企業テーブル12aと関連付いており、営業所番号をキーとして、営業所名などの営業所情報を記憶する。尚、営業所番号だけで識別できない場合は、キーに企業番号を含めても良い。
車両テーブル12cは、車両番号をキーとして、購入額や購入年月日などの車両情報、車検年月日や車検証写しなどの車検情報、耐用年数や残存価額などの減価償却情報、走行距離などを記憶する。
管理テーブル12dは、営業所テーブルの営業所番号及び車両テーブルの車両番号に関する情報として作成され、管理番号をキーとして、年月日、管理区分、及び金額などを記憶する。尚、営業所番号又は車両番号の重複を許す構造である。
尚、管理区分は、車両の購入、車両の減価償却、車検、車両の売却、車両のリース、車両の再リース、車両の修理やメンテナンス又は車両の廃車などを表す区分であり、管理区分により金額の表す意味が変わる。例えば、車両の購入であれば、購入金額となる。
運用計画テーブル12eは、車両テーブルの車両番号に関する情報として作成され、車両番号をキーとして、データ数と、データ数分の「番号、年月日、管理区分、及び金額」などを記憶する。データ数が可変であり、コレクションオブジェクトやリスト構造などにより実現する。
図5は、本発明である車両管理システムの管理テーブルの内容を示す図である。データベース12の管理テーブル12dを、行(レコード)と列(フィールド)からなる表形式で表現した例である。
各レコードにおいて、管理番号のフィールドには、オートナンバー等のユニークな番号を設定する。営業所番号のフィールドには該当の営業所に割り当てた番号、車両番号のフィールドには該当の車両の番号、年月日のフィールドには処理した日付を設定する。
管理区分のフィールドには該当の車両の運用等、金額のフィールドには運用における金額を設定する。例えば、1レコード目は、当該営業所が当該年月日に当該車両を450万円で購入したという情報である。
図6は、本発明である車両管理システムの運用形態を示す図である。車両管理システム1は、本部15と複数の営業所15a、15bの間で、営業所15a、15bで使用する車両16a、16bの運用を管理する。
まず、営業所15aは、本部15から車両16aを購入したとする。基本的に本部15が販売又は本部15を介して販売するが、営業所15a、15bが独自に車両16a、16bを購入して、本部15に報告するようにしても構わない。同様に、営業所15bも、本部15から車両16bを購入したとする。
営業所15aは、車両16aを購入した旨及び車両16aに関する情報を、クライアント13に入力し、インターネット10を介して、本部15に設置されたサーバ11に車両登録2を行う。尚、本部15が直接サーバ11に車両登録2を行っても良い。同様に、営業所15bも、車両16bについて車両登録2を行う。
本部15は、営業所15a、15bに対し、車両登録2した際の情報を記録したICタグ10a、10bを支給し、車両16a、16bに搭載させる。
営業所15aでは自己所有の車両16aを減価償却16が完了するまで使用する。営業所15bでも自己所有の車両16bを減価償却16が完了するまで使用する。尚、走行距離が多くても少なくても、同じ種類の車両16a、16bであれば、減価償却16する期間は同じである。
減価償却16が完了すると、それ以後は会計的には車両16a、16bの残存価額は下がらないが、使用を続ければ実質的な価値は減少する。そこで、減価償却16が完了した時点で、車両16a、16bを一旦本部15へ売却する。
本部15は、減価償却16後の残存価額よりも高く買い取り、車両16a、16bを営業所15a、15bにリースする。尚、走行距離が多くなる営業所15aには、走行距離の少ない車両16bをリースし、走行距離が多くならない営業所15bには、走行距離の多い車両16aをリースする。
リースの際、営業所15aに車両16a、営業所15bに車両16bが割り当てられる可能性もあるが、車両16a、16bを営業所15a、15bの自己所有からリースへ運用切替4することにより、様々な利点が生じる。
営業所15aで廃車になるまで車両16aを使用し続けた場合、車両16aの残存価額は会計的にはそのままだが、実質的な価値はかなり下がっているため、売却しても損金が生じてしまう。
しかし、運用切替4を行うと、残存価額よりも高く売却できるため、益金が生じる。しかも、リースにより同等の車両16a、16bを使用し続けることができる。尚、本部15は、営業所15a、15bからリース代を得ることができる。
また、リースの際に、走行距離の多さで車両16a、16bの割当を変えて距離平均化5を行う。走行距離が多くなると、故障も多くなり、補修費が掛かるようになるため、車両16a、16bが平均的に使用されるように調整する。
さらに、営業所15a、15bにおいては、車両16a、16bの所有に伴う管理事務がなくなる。即ち、減価償却の計算や廃車の手続、自動車税又は重量税の申告及び納付、又は保険料の支払等を省くことができる。
リース終了後、本部15に返却された車両16a、16bのうち、まだ使用可能なものは、営業所15a、15bに再リースしても良い。使える車両16a、16bをリユース6することも、有効な運用方法である。
リース又は再リース終了後、使用できなくなった車両16a、16bは、廃車処分とし、修理部品や金属材料又はプラスチック材料として再利用する。リペアー又はリサイクル7することにより、資源を有効に利用することができる。
車両16a、16bの購入、減価償却16、車検、売却、リース、再リース、メンテナンス、修理又は廃車の運用の変化ごとに、運用情報を営業所15a、15bのクライアント13に入力し、インターネット10を介して、サーバ11に車両管理3を行う。車両管理3することで、車両16aの履歴管理をすることができる。
車両管理3の際には、ICタグ10a、10bにも運用情報を記録しておく。尚、車両16a、16bの使用中、走行距離等の情報をICタグ10a、10bに送り記録するようにしておけば、クライアント13における入力の手間を省くことが可能となる。
リース等をする際に、ICタグ10aをリーダーで参照すれば、現場でメンテナンス状況などを把握し分析することができる。データベース12を検索する手間も省けるし、作業がスムーズに運ぶ。
ICタグを導入することにより、単に車両16aを管理するだけでなく、リース時の車両16aの入れ換え、再リースするかリペアー又はリサイクルに回すかどうかの判定などに大いに役立つ。
尚、営業所15a、15bは、同一のデザインの車両16a、16bを使用することが多いので、基本的に同一企業9、9aなど同じグループ内であるが、別のグループにまたがって適用しても良い。
図7は、本発明である車両管理システムの車両登録の画面を示す図である。クライアント13の画面に表示される入力欄の例を示したものである。
クライアント13は、企業9の営業所15aごとに設置されるが、企業番号や営業所番号を設定し、パスワードで認証することにより、車両管理システム1を利用できるようにすることが好ましい。
車両登録2は、車両16aを購入した企業9の営業所15aにおいて、クライアント13を利用して行う。インターネット10を介して、クライアント13からサーバ11に車両登録2を行う旨を通知すると、サーバ11からクライアント13へ車両登録2用の画面が返送される。
クライアント13に表示された画面に対し、利用者は入力装置13bを用いて、入力項目に対応する入力欄に文字等を入力する。クライアント13は、登録の指示と登録する入力情報をサーバ11に送信する。
入力欄には、車両番号、購入額、購入年月日、耐用年数、残存価額、車検年月日、又は走行距離などデータベース12に登録する車両16aの情報を入力する。尚、車検証写しに関しては、車検証の画像ファイルを指定する。
サーバ11は、クライアント13からの指示を受信すると、データベース12の管理テーブル12dに入力情報を登録する。また、サーバ11は、クライアント13に登録が完了した旨を返送する。処理が正常に完了しなかった場合は、その旨を返送する。
尚、車両16aの情報を参照したい場合は、同様の画面を利用することができる。クライアント13は、サーバ11に対し、車両16aの情報を要求する指示を送信する。サーバ11は、クライアント13の指示を受信すると、データベース12から車両16aの情報を抽出する。
次にサーバ11は、車両16aの情報を画面に見やすく表示されるように編集し、クライアント13に返送する。クライアント13は、車両16aの情報を受信すると、出力装置13cに表示する。
図8は、本発明である車両管理システムの車両管理の画面を示す図である。クライアント13の画面に表示される設定欄の例を示したものである。
車両管理3は、車両16aを使用する企業9の営業所15aにおいて、クライアント13を利用して行う。インターネット10を介して、クライアント13からサーバ11に車両管理3を行う旨を通知すると、サーバ11からクライアント13へ車両管理3用の画面が返送される。
クライアント13に表示された画面に対し、利用者は入力装置13bを用いて、設定項目に対応する設定欄に入力を行う。クライアント13は、設定の指示と設定する入力情報をサーバ11に送信する。
設定欄には、車両番号、管理区分、又は購入額などデータベース12に設定する車両16aの情報を入力する。尚、企業名、営業所名、又は日付などは、サーバが予め画面にセットしておく。
車両番号の欄には、設定可能な車両16aの一覧が表示され、一覧から車両16aを選択すると、車両16aの状態が表示される。例えば、車両16aが自己所有なのか、リース中なのか、状態を把握することができる。
管理区分の欄には、車両16aの運用の一覧が表示され、一覧から運用方法を選択し、金額の入力欄に運用に係る金額を入力する。
サーバ11は、クライアント13からの指示を受信すると、データベース12の管理テーブル12dに入力情報を登録する。また、サーバ11は、クライアント13に登録が完了した旨を返送する。処理が正常に完了しなかった場合は、その旨を返送する。
図9は、本発明である車両管理システムの運用切替の流れを示すフローチャートである。運用切替4は、データ取得4a、状態確認4b、運用計画作成4c、コスト算出4d、及び結果表示4eからなる。
運用切替4は、自己所有からリースへの切替時期、リース期間、及び運用に係るコスト等を算出する。利用者がクライアント13を用いて切替時期やコストを確認したいときや、クライアント13に対し切替時期を通知するときに、サーバ11が処理を実行する。
尚、運用切替4を行うに際して、クライアント13から売却益又は売却額、リース代の月額、年額又は全額など利用者が設定する必要のある情報をサーバ11に送信しておく。
データ取得4aは、サーバ11のCPU11aが抽出手段14bによりがデータベース12の企業テーブル12a、営業所テーブル12b、車両テーブル12c、管理テーブル12d等をメモリ11b上に読み込む。
尚、管理テーブル12dが主要な情報であり、車両番号から車両テーブル12cの車両情報、車検情報、減価償却情報、及び走行距離等を参照でき、営業所番号から営業所テーブル12bの営業所情報等を参照でき、企業番号から企業テーブル12aの企業情報等を参照することができる。
状態確認4bは、メモリ11b上にある該当の車両16aの購入額及び購入年月日等の車両情報、耐用年数及び残存価額等の減価償却情報、車検年月日等の車検情報、走行距離などを参照し、CPU11aが演算手段14により耐用年数等を基に減価償却が完了する時期、又は走行距離等を基に減価償却後に使用できる期間などを算出する。
運用計画作成4cは、CPU11aが演算手段14により減価償却が完了し売却する時期、リース期間、及び再リース期間などを算出し、運用計画を立てる。さらに、CPU11aは記憶手段14aによりメモリ11b上の運用計画の情報を運用計画テーブル12eに登録する。
コスト算出4dは、CPU11aが演算手段14により減価償却額、売却額、リース代、及び再リース代などを算出する。さらに、CPU11aは記憶手段14aによりメモリ11b上の金額の情報を運用計画テーブル12eの該当のレコードに追加する。
尚、リースへ切り替えずに売却損が出る場合の従来の運用計画も作成し、それよりもコスト軽減となるように、売却額やリース代などを自動的に算出するようにすることもできる。
結果表示4eは、サーバ11のCPU11aが抽出手段14bによりデータベース12の運用計画テーブル12eをメモリ11b上に読み込み、運用計画テーブル12eを表示用に編集して、通信手段14cによりクライアント13に送信し、クライアント13が出力手段14eにより出力装置13cに出力する。
図10は、本発明である車両管理システムの距離平均化の流れを示すフローチャートである。距離平均化5は、車両一覧取得5a、距離順ソート5b、及び車両割当5cからなる。
距離平均化5は、運用切替4でリースする際の車両16aの割当方法を算定する。車両16aの使用頻度を調整して、全ての車両16aを同等の状態に維持できるようにするためである。
車両一覧取得5aは、サーバ11のCPU11aが抽出手段14bによりがデータベース12の企業テーブル12a、営業所テーブル12b、車両テーブル12c、管理テーブル12d等をメモリ11b上に読み込む。
メモリ11b上にある車両テーブルの情報のうち、営業所15aから売却され、まだリースされていない車両16aの情報を集合として抜き出して、配列又はリスト構造などに編集する。尚、車両16aの情報には、車検情報や走行距離なども含めておく。
抽出対象の車両16aは、管理テーブルから把握することが可能である。また、企業9内で行う場合は企業番号を条件に検索すれば良い。
距離順ソート5bは、CPU11aが演算手段14により走行距離をソートキーとして昇順又は降順で並び替える。尚、並替えには、走行距離だけでなく、車検期日も考慮に入れることが好ましい。
また、CPU11aは、演算手段14により予想される走行距離の平均値を求めておく。即ち、並替え後の最初の車両16aの走行距離と最後の車両16aの走行距離を合計する。尚、リース年数により調整が必要な場合もある。
車両割当5cは、CPU11aが演算手段14により自己所有時の走行距離から今後リース中に走る距離を推定し、車両16aの集合情報の中からリース後に走行距離の平均値に近付くような車両16aを選定する。
尚、複数の車両16aの購入時期、リースへの切替時期を合わせておけば、車両16aの交換がスムーズに進むため、効率的である。即ち、走行距離の差が大きい順に入れ換えを行えば良い。
図11は、本発明である車両管理システムのキャッシュフローを示す表である。運用切替4の結果表示4eによりクライアント13の画面に可視化したものである。
キャッシュフロー17に示す例では、車両を450万円で購入した場合、5年後には減価償却が完了して車両の残存価額は22万5千円となるが、32万5千円で売却して10万円の売却益を得る。同時に、5年間のリース契約により40万3080円、さらに1年間の再リース契約により1万円を支出する。
尚、リースへの切替について見ると、リース代40万3080円から売却額32万5千円を引くと負担額は7万8080円となる。図12の廃車時の売却損17万5千円と比較すると、9万6920円の経費節約となる。
廃車に伴う売却時には損金が生じてしまうが、リース料は損金とはならない。結果として、益金が生じ、損金がなくなるため、会計的に大きな経費削減となる。
以上のように、本発明である車両管理システムは、車両の減価償却が完了した時点で、車両を残存価額よりも高く買い取り、そのままリースに切り替えることにより、会計的に売却益が生じ、売却損が生じなくなる。
また、リース切替時に、走行距離の多い車両と、走行距離の少ない車両とを入れ換えて、走行距離を平均化することにより、車両が全体的に長持ちし、修理費を軽減することができる。
さらに、ICタグを車両に搭載することにより、車両の修理、リース車の配車、再リース車の判定、リペアー又はリサイクル等する際に、それぞれの現場において、個々の車両状況を的確に評価又は判定することができる。
本発明である車両管理システムの流れを示すフローチャートである。 本発明である車両管理システムの装置の構成を示す図である。 本発明である車両管理システムのコンピュータの構成を示す図である。 本発明である車両管理システムのデータベースの構造を示す図である。 本発明である車両管理システムの管理テーブルの内容を示す図である。 本発明である車両管理システムの運用形態を示す図である。 本発明である車両管理システムの車両登録の画面を示す図である。 本発明である車両管理システムの車両管理の画面を示す図である。 本発明である車両管理システムの運用切替の流れを示すフローチャートである。 本発明である車両管理システムの距離平均化の流れを示すフローチャートである。 本発明である車両管理システムのキャッシュフローを示す表である。 従来の場合のキャッシュフローを示す表である。
符号の説明
1 車両管理システム
2 車両登録
3 車両管理
4 運用切替
4a データ取得
4b 状態確認
4c 運用計画作成
4d コスト算出
4e 結果表示
5 距離平均化
5a 車両一覧取得
5b 距離順ソート
5c 車両割当
6 リユース
7 リサイクル
8 本部
9 企業
9a 企業
10 インターネット
10a ICタグ
10b ICタグ
11 サーバ
11a CPU
11b メモリ
12 データベース
12a 企業テーブル
12b 営業所テーブル
12c 車両テーブル
12d 管理テーブル
12e 運用計画テーブル
13 クライアント
13a クライアント
13b 入力装置
13c 出力装置
14 演算手段
14a 記憶手段
14b 抽出手段
14c 通信手段
14d 入力手段
14e 出力手段
15 本部
15a 営業所
15b 営業所
16 減価償却
16a 車両
16b 車両
17 キャッシュフロー
18 キャッシュフロー

Claims (4)

  1. 本部のサーバがデータベースから営業所が所有する車両の購入年月日、購入額、耐用年数及び残存価額を取得して、前記車両の減価償却が完了する期日を算出し、前記期日において営業所から本部に前記車両を売却すると共に、データベースから車両の走行距離及びメンテナンス内容を取得して、前記車両が走行できる距離及び期間を推定し、本部が営業所に前記車両を当該期間リースするように運用切替することを特徴とする車両管理システム。
  2. 運用切替する場合のリース代から売却額を引いた負担額が、運用切替しない場合の残存価額から売却額を引いた損金よりも小さくなるように、売却額及びリース代を算出することを特徴とする請求項1に記載の車両管理システム。
  3. 運用切替時に割り当てる車両を、データベースから抽出した車両情報を走行距離順に並び替え、運用切替後の走行距離が平均化するように入れ換えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両管理システム。
  4. データベースと同じ内容を記録したICタグを車両に搭載したことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の車両管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010181986A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Fuji Heavy Ind Ltd 管理システム
WO2022009716A1 (ja) * 2020-07-09 2022-01-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理方法及び情報処理システム

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