JP2008170021A - 反射幕付き標的浮舟 - Google Patents
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Abstract
【課題】有機溶剤を用いる糊接着加工がないので環境汚染のおそれがなく、必要な工数が少なく経済的に製造することができ、さらに軽量化が可能な反射幕付き標的浮舟を提供する。
【解決手段】細長い帯状のポリウレタン引布2枚の両側縁どうしを融着してなる側縁に耳部を備えた垂直膨張性管状体気柱及び水平膨張性管状体気柱を有する反射幕付き標的浮舟であって、垂直膨張性管状体気柱の耳部及び水平膨張性管状気柱の耳部にアイレット付きタブを設け、垂直膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブと水平膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブとの間に反射幕を展張してなることを特徴とする反射幕付き標的浮舟。
【選択図】図4
【解決手段】細長い帯状のポリウレタン引布2枚の両側縁どうしを融着してなる側縁に耳部を備えた垂直膨張性管状体気柱及び水平膨張性管状体気柱を有する反射幕付き標的浮舟であって、垂直膨張性管状体気柱の耳部及び水平膨張性管状気柱の耳部にアイレット付きタブを設け、垂直膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブと水平膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブとの間に反射幕を展張してなることを特徴とする反射幕付き標的浮舟。
【選択図】図4
Description
本発明は、反射幕付き標的浮舟に関する。さらに詳しくは、本発明は、有機溶剤を用いる糊接着加工がないので環境汚染のおそれがなく、必要な工数が少なく経済的に製造することができ、さらに軽量化が可能な反射幕付き標的浮舟に関する。
海上において航空機から飛翔体を発射して射撃訓練を行うために、反射幕付き標的浮舟が用いられる。反射幕付き標的浮舟は、底面が一辺5m程度の正方形、高さが3.5m程度の大きさであり、以前は艦船により訓練海域まで海上を曳航するか、あるいは、艦船に搭載して訓練海域まで運搬していた。そのために、訓練海域まで艦船を運航させる必要があり、多くの要員と器材と時間と経費を要していた。
この問題を解決するために、膨張性管状気柱と反射幕からなる反射幕付き標的浮舟が開発された。図8は、膨張性管状気柱と反射幕からなる反射幕付き標的浮舟の一例の側面図及び平面図である。この例の反射幕付き標的浮舟は、ゴム引布からなる4本の垂直膨張性管状気柱12と4本の水平膨張性管状気柱13が互いに直交して組み立てられ、4組の垂直膨張性管状気柱と水平膨張性管状気柱の間に4枚の垂直反射幕14が展張され、隣接する4組の水平膨張性管状気柱の間に4枚の水平反射幕15が展張されている。膨張性管状気柱は、ゴム引布からなるので、反射幕付き標的浮舟を図8に示す状態に製造したのち、膨張性管状気柱の中の空気を抜いて反射幕付き標的浮舟を折り畳むことができる。折り畳んだ状態で膨張性管状気柱に自動ガス充填装置を取り付け、訓練海域まで射撃訓練する航空機自体で反射幕付き標的浮舟を輸送し、反射幕付き標的浮舟を海面に投下すると、自動ガス充填装置が海水で濡れることにより作動し、炭酸ガスが膨張性管状気柱を充填して、反射幕付き標的浮舟は海面に浮上する。
図8に示す反射幕付き標的浮舟が開発されて、艦船により反射幕付き標的浮舟を訓練海域まで運搬する必要はなくなった。しかし、図8に示す反射幕付き標的浮舟の製造は、手間がかかる工程を多く有している。図9は、従来の反射幕付き標的浮舟の垂直膨張性管状気柱の一例の断面図である。この例の膨張性管状気柱は、4本の管状体16を8本のV字形に折り曲げたテープ17で糊を用いて接着し、さらに各管状体にアイレット付きタブ18を糊を用いて接着している。図10は、アイレット付きタブの一例の斜視図である。2枚のゴム引布19が、糊付け部20を残して貼り合わされ、アイレット21が取り付けられている。糊付け部には補強テープ22が貼り付けられ、2枚のゴム引布の貼合が補強されている。図11は、アイレット付きタブの取り付け方法の一例の説明図である。アイレット付きタブ18が糊付け部20において、膨張性管状気柱23に糊24を用いて接着される。水平膨張性管状気柱にも、同様にして、アイレット付きタブが取り付けられる。垂直膨張性管状気柱と水平膨張性管状気柱を図8に示す状態に組み立てたのち、三角形の反射幕の直交する2辺にとりつけた紐をタブのアイレットに結び付け、反射幕付き標的浮舟を完成する。
4本の垂直膨張性管状気柱を8本のテープを用いて接着する作業、ゴム引布とアイレットを用いてアイレット付きタブを作製する作業、アイレット付きタブを垂直膨張性管状気柱と水平膨張性管状気柱に接着する作業は、いずれも手間がかかる作業である。また、糊を用いるために、糊に含まれるトルエンなどの有機溶剤が蒸発して、作業環境が悪化し、自然環境にも悪影響を与える。
この問題を解決するために、膨張性管状気柱と反射幕からなる反射幕付き標的浮舟が開発された。図8は、膨張性管状気柱と反射幕からなる反射幕付き標的浮舟の一例の側面図及び平面図である。この例の反射幕付き標的浮舟は、ゴム引布からなる4本の垂直膨張性管状気柱12と4本の水平膨張性管状気柱13が互いに直交して組み立てられ、4組の垂直膨張性管状気柱と水平膨張性管状気柱の間に4枚の垂直反射幕14が展張され、隣接する4組の水平膨張性管状気柱の間に4枚の水平反射幕15が展張されている。膨張性管状気柱は、ゴム引布からなるので、反射幕付き標的浮舟を図8に示す状態に製造したのち、膨張性管状気柱の中の空気を抜いて反射幕付き標的浮舟を折り畳むことができる。折り畳んだ状態で膨張性管状気柱に自動ガス充填装置を取り付け、訓練海域まで射撃訓練する航空機自体で反射幕付き標的浮舟を輸送し、反射幕付き標的浮舟を海面に投下すると、自動ガス充填装置が海水で濡れることにより作動し、炭酸ガスが膨張性管状気柱を充填して、反射幕付き標的浮舟は海面に浮上する。
図8に示す反射幕付き標的浮舟が開発されて、艦船により反射幕付き標的浮舟を訓練海域まで運搬する必要はなくなった。しかし、図8に示す反射幕付き標的浮舟の製造は、手間がかかる工程を多く有している。図9は、従来の反射幕付き標的浮舟の垂直膨張性管状気柱の一例の断面図である。この例の膨張性管状気柱は、4本の管状体16を8本のV字形に折り曲げたテープ17で糊を用いて接着し、さらに各管状体にアイレット付きタブ18を糊を用いて接着している。図10は、アイレット付きタブの一例の斜視図である。2枚のゴム引布19が、糊付け部20を残して貼り合わされ、アイレット21が取り付けられている。糊付け部には補強テープ22が貼り付けられ、2枚のゴム引布の貼合が補強されている。図11は、アイレット付きタブの取り付け方法の一例の説明図である。アイレット付きタブ18が糊付け部20において、膨張性管状気柱23に糊24を用いて接着される。水平膨張性管状気柱にも、同様にして、アイレット付きタブが取り付けられる。垂直膨張性管状気柱と水平膨張性管状気柱を図8に示す状態に組み立てたのち、三角形の反射幕の直交する2辺にとりつけた紐をタブのアイレットに結び付け、反射幕付き標的浮舟を完成する。
4本の垂直膨張性管状気柱を8本のテープを用いて接着する作業、ゴム引布とアイレットを用いてアイレット付きタブを作製する作業、アイレット付きタブを垂直膨張性管状気柱と水平膨張性管状気柱に接着する作業は、いずれも手間がかかる作業である。また、糊を用いるために、糊に含まれるトルエンなどの有機溶剤が蒸発して、作業環境が悪化し、自然環境にも悪影響を与える。
本発明は、有機溶剤を用いる糊接着加工がないので環境汚染のおそれがなく、必要な工数が少なく経済的に製造することができ、さらに軽量化が可能な反射幕付き標的浮舟を提供することを目的としてなされたものである。
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、細長い帯状のポリウレタン引布2枚の両側縁どうしを融着して側縁に耳部を備えた膨張性管状気柱とし、耳部を加工してアイレット付きタブとすることにより、糊を用いた接着加工を行うことなく、経済的に軽量の反射幕付き標的浮舟を製造し得ることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)細長い帯状のポリウレタン引布2枚の両側縁どうしを融着してなる側縁に耳部を備えた垂直膨張性管状体気柱及び水平膨張性管状体気柱を有する反射幕付き標的浮舟であって、垂直膨張性管状体気柱の耳部及び水平膨張性管状気柱の耳部にアイレット付きタブを設け、垂直膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブと水平膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブとの間に反射幕を展張してなることを特徴とする反射幕付き標的浮舟、
(2)隣接する2本の水平膨張性管状気柱の耳部に設けたアイレット付きタブの間に反射幕を展張してなる(1)記載の反射幕付き標的浮舟、及び、
(3)垂直膨張性管状体気柱4本と水平膨張性管状体気柱4本を、垂直膨張性管状体気柱のアイレット付きタブのない耳部の側縁と水平膨張性管状体気柱の末端を一致させて交互にL字形に重ね合わせ、垂直膨張性管状体気柱のアイレット付きタブのない耳部において縫製することにより一体化してなる(1)記載の反射幕付き標的浮舟、
を提供するものである。
すなわち、本発明は、
(1)細長い帯状のポリウレタン引布2枚の両側縁どうしを融着してなる側縁に耳部を備えた垂直膨張性管状体気柱及び水平膨張性管状体気柱を有する反射幕付き標的浮舟であって、垂直膨張性管状体気柱の耳部及び水平膨張性管状気柱の耳部にアイレット付きタブを設け、垂直膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブと水平膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブとの間に反射幕を展張してなることを特徴とする反射幕付き標的浮舟、
(2)隣接する2本の水平膨張性管状気柱の耳部に設けたアイレット付きタブの間に反射幕を展張してなる(1)記載の反射幕付き標的浮舟、及び、
(3)垂直膨張性管状体気柱4本と水平膨張性管状体気柱4本を、垂直膨張性管状体気柱のアイレット付きタブのない耳部の側縁と水平膨張性管状体気柱の末端を一致させて交互にL字形に重ね合わせ、垂直膨張性管状体気柱のアイレット付きタブのない耳部において縫製することにより一体化してなる(1)記載の反射幕付き標的浮舟、
を提供するものである。
本発明の反射幕付き標的浮舟は、ポリウレタン引布を用いるので、融着により耳部を有する膨張性管状気柱を製造することができ、軽量でコンパクトである。本発明の反射幕付き標的浮舟は、膨張性管状気柱の耳部を裁断してアイレットを取り付けることにより、アイレット付きタブを形成することができ、従来の糊を用いる接着加工に比べて、短時間で、環境を汚染することなく、経済的に製造することができる。さらに、本発明の反射幕付き標的浮舟は、垂直膨張性管状気柱4本を、アイレット付きタブのない耳部で縫製することにより、簡単に強固に接合された垂直膨張性管状気柱とすることができる。
本発明の反射幕付き標的浮舟は、細長い帯状のポリウレタン引布2枚の両側縁どうしを融着してなる側縁に耳部を備えた垂直膨張性管状体気柱及び水平膨張性管状体気柱を有する反射幕付き標的浮舟であって、垂直膨張性管状体気柱の耳部及び水平膨張性管状気柱の耳部にアイレット付きタブを設け、垂直膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブと水平膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブとの間に反射幕を展張してなる反射幕付き標的浮舟である。
図1は、本発明に用いる膨張性管状気柱の一態様の説明図である。本図は、膨張性管状気柱を長手方向に垂直な平面で切断した端面を示す。2枚の細長い帯状のポリウレタン引布1を両側縁どうしで融着して耳部2を形成し、長手方向の両端を閉じて膨張性管状気柱とする。管状気柱の中へガスを送入することにより、管状気柱は膨張して断面が略円形の気柱となる。本発明に用いるポリウレタン引布に特に制限はなく、例えば、ポリウレタン片面引布、ポリウレタン両面引布のいずれをも用いることができる。ポリウレタン片面引布を用いる場合は、ポリウレタン面どうしを融着する。ポリウレタン引布は、ゴム引布に比べて軽量であり、融着による接合が可能なので、短時間で効率的に膨張性管状気柱を作製することができる。
図1は、本発明に用いる膨張性管状気柱の一態様の説明図である。本図は、膨張性管状気柱を長手方向に垂直な平面で切断した端面を示す。2枚の細長い帯状のポリウレタン引布1を両側縁どうしで融着して耳部2を形成し、長手方向の両端を閉じて膨張性管状気柱とする。管状気柱の中へガスを送入することにより、管状気柱は膨張して断面が略円形の気柱となる。本発明に用いるポリウレタン引布に特に制限はなく、例えば、ポリウレタン片面引布、ポリウレタン両面引布のいずれをも用いることができる。ポリウレタン片面引布を用いる場合は、ポリウレタン面どうしを融着する。ポリウレタン引布は、ゴム引布に比べて軽量であり、融着による接合が可能なので、短時間で効率的に膨張性管状気柱を作製することができる。
図2は、本発明に用いる膨張性管状気柱の他の態様の部分側面図である。本態様の膨張性管状気柱においては、側縁の耳部の一方が裁断されてタブ3が形成され、各タブにアイレット4が取り付けられている。アイレット付きタブのない耳部5は、そのまま残されている。本発明において、耳部におけるタブの形成とアイレットの取り付けの順序に特に制限はなく、タブを形成したのちアイレットを取り付けることができ、アイレットを取り付けたのちタブを形成することもでき、あるいは、タブを形成することなく耳部にアイレットを取り付けるのみで、アイレット付きタブとすることもできる。
図3は、本発明の反射幕付き標的浮舟の一態様の側面図及び平面図である。本態様の反射幕付き標的浮舟においては、垂直膨張性管状気柱6の耳部に設けたアイレット付きタブと水平膨張性管状気柱7の耳部に設けたアイレット付きタブとの間に垂直反射幕8が展張されている。三角形の垂直反射幕は、その直交する2辺に設けた紐により、アイレットに結び付けられている。
図3は、本発明の反射幕付き標的浮舟の一態様の側面図及び平面図である。本態様の反射幕付き標的浮舟においては、垂直膨張性管状気柱6の耳部に設けたアイレット付きタブと水平膨張性管状気柱7の耳部に設けたアイレット付きタブとの間に垂直反射幕8が展張されている。三角形の垂直反射幕は、その直交する2辺に設けた紐により、アイレットに結び付けられている。
本発明の反射幕付き標的浮舟は、垂直膨張性管状気柱の耳部に設けたアイレット付きタブと水平膨張性管状気柱の耳部に設けたアイレット付きタブとの間に展張した反射幕に加えて、隣接する2本の水平膨張性管状気柱の耳部に設けたアイレット付きタブの間にも反射幕を展張することが好ましい。図4は、本発明の反射幕付き標的浮舟の他の態様の側面図及び平面図である。本態様の反射幕付き標的浮舟においては、垂直膨張性管状気柱6の耳部に設けたアイレット付きタブと水平膨張性管状気柱7の耳部に設けたアイレット付きタブとの間に垂直反射幕8が展張され、さらに隣接する2本の水平膨張性管状気柱7の耳部に設けたアイレット付きタブの間に水平反射幕9が展張されている。反射幕付き標的浮舟に、4枚の垂直反射幕と4枚の水平反射幕を設けることにより、射撃訓練用の標的として十分な機能が発揮される。
本発明の反射幕付き標的浮舟は、垂直膨張性管状体気柱4本と水平膨張性管状体気柱4本を、垂直膨張性管状体気柱のアイレット付きタブのない耳部の側縁と水平膨張性管状体気柱の末端を一致させて交互にL字形に重ね合わせ、垂直膨張性管状体気柱のアイレット付きタブのない耳部において縫製することにより一体化することが好ましい。図5は、本発明の反射幕付き標的浮舟の他の態様の部分側面図及びA−A線断面図である。本態様の反射幕付き標的浮舟は、4本の垂直膨張性管状気柱6と4本の水平膨張性管状気柱7が、垂直膨張性管状気柱のアイレット付きタブ3のない耳部5の側縁と水平膨張性管状気柱7の末端10を一致させて交互にL字形に重ね合わされ、垂直膨張性管状体気柱のアイレット付きタブのない耳部において、縫い目11において縫製され、一体化されている。
図6は、図5に示す態様の反射幕付き標的浮舟にガスを充填して膨張させた状態を示す説明図である。膨張した4本の垂直膨張性管状気柱6が縫い目を中心として互いに押し合い、固定化されて、外力により曲がりにくい剛性の高い垂直気柱となる。垂直気柱の下部から、膨張した水平膨張性管状気柱7が水平気柱として四方に張り出し、全体としてピラミッド形状の構造体が形成される。図7は、膨張性管状気柱が膨張し、海上に浮上した反射幕付き標的浮舟の一態様の斜視図である。
図6は、図5に示す態様の反射幕付き標的浮舟にガスを充填して膨張させた状態を示す説明図である。膨張した4本の垂直膨張性管状気柱6が縫い目を中心として互いに押し合い、固定化されて、外力により曲がりにくい剛性の高い垂直気柱となる。垂直気柱の下部から、膨張した水平膨張性管状気柱7が水平気柱として四方に張り出し、全体としてピラミッド形状の構造体が形成される。図7は、膨張性管状気柱が膨張し、海上に浮上した反射幕付き標的浮舟の一態様の斜視図である。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
実施例1
ポリウレタン片面引布を幅30cm、長さ340cmの帯状に16枚裁断し、その2枚ずつの両側縁を幅5cmで融着して、図2に示す形状の膨張性管状気柱8本を作製した。次いで、膨張性管状気柱の一方の耳部に、裁断により等間隔に10個のタブを形成し、各タブに、外径28mm、内径16mmの真鍮のアイレットを取り付けた。さらに、膨張性管状気柱にガス充填口を加工し、両末端を融着により封鎖した。
8本の膨張性管状気柱を、図5に示すように、アイレット付きタブを有する耳部を内側にして、垂直膨張性管状気柱のアイレット付きタブのない耳部の側縁と、水平膨張性管状気柱の末端を一致させて交互にL字形に重ね合わせ、垂直膨張性管状気柱のアイレット付きタブのない耳部において縫製し、8本の膨張性管状気柱を一体化した。次いで、垂直膨張性管状気柱と水平膨張性管状気柱を2辺とし、該2辺に紐を備えた直角三角形の垂直レーダ反射幕的4枚と、隣接する2本の水平膨張性管状気柱を2辺とし、該2辺に紐を備えた水平レーダ反射幕的4枚を、紐をアイレットに通して結ぶことにより膨張性管状気柱に取り付けた。さらに、8本の膨張性管状気柱のガス充填口に送気チューブを取り付け、8本の送気チューブを1本にまとめて、自動ガス充填装置に接続し、反射幕付き標的浮舟を完成した。
完成した反射幕付き標的浮舟を折り畳み、プールに投入した。膨張性管状気柱が膨張し、反射幕付き標的浮舟は、10秒後に図7に示す形状となって水面に浮き上がった。水平膨張性管状気柱が水面に浮かび、垂直膨張性管状気柱が4本の水平膨張性管状気柱に支えられて直立し、4枚の水平レーダ反射幕的と4枚の垂直レーダ反射幕的は安定して支持されていた。
実施例1
ポリウレタン片面引布を幅30cm、長さ340cmの帯状に16枚裁断し、その2枚ずつの両側縁を幅5cmで融着して、図2に示す形状の膨張性管状気柱8本を作製した。次いで、膨張性管状気柱の一方の耳部に、裁断により等間隔に10個のタブを形成し、各タブに、外径28mm、内径16mmの真鍮のアイレットを取り付けた。さらに、膨張性管状気柱にガス充填口を加工し、両末端を融着により封鎖した。
8本の膨張性管状気柱を、図5に示すように、アイレット付きタブを有する耳部を内側にして、垂直膨張性管状気柱のアイレット付きタブのない耳部の側縁と、水平膨張性管状気柱の末端を一致させて交互にL字形に重ね合わせ、垂直膨張性管状気柱のアイレット付きタブのない耳部において縫製し、8本の膨張性管状気柱を一体化した。次いで、垂直膨張性管状気柱と水平膨張性管状気柱を2辺とし、該2辺に紐を備えた直角三角形の垂直レーダ反射幕的4枚と、隣接する2本の水平膨張性管状気柱を2辺とし、該2辺に紐を備えた水平レーダ反射幕的4枚を、紐をアイレットに通して結ぶことにより膨張性管状気柱に取り付けた。さらに、8本の膨張性管状気柱のガス充填口に送気チューブを取り付け、8本の送気チューブを1本にまとめて、自動ガス充填装置に接続し、反射幕付き標的浮舟を完成した。
完成した反射幕付き標的浮舟を折り畳み、プールに投入した。膨張性管状気柱が膨張し、反射幕付き標的浮舟は、10秒後に図7に示す形状となって水面に浮き上がった。水平膨張性管状気柱が水面に浮かび、垂直膨張性管状気柱が4本の水平膨張性管状気柱に支えられて直立し、4枚の水平レーダ反射幕的と4枚の垂直レーダ反射幕的は安定して支持されていた。
本発明の反射幕付き標的浮舟は、ポリウレタン引布を用いるので、融着により耳部を有する膨張性管状気柱を製造することができ、軽量でコンパクトである。本発明の反射幕付き標的浮舟は、膨張性管状気柱の耳部を裁断してアイレットを取り付けることにより、アイレット付きタブを形成することができ、従来の糊を用いる接着加工に比べて、短時間で、環境を汚染することなく、経済的に製造することができる。さらに、本発明の反射幕付き標的浮舟は、4本の垂直膨張性管状気柱を、4本の水平膨張性管状気柱と交互にL字形に重ねて、垂直膨張性管状気柱のアイレット付きタブのない耳部で縫製することにより、強固に接合された膨張性管状気柱を有する構造とすることができる。
1 ポリウレタン引布
2 耳部
3 タブ
4 アイレット
5 アイレット付きタブのない耳部
6 垂直膨張性管状気柱
7 水平膨張性管状気柱
8 垂直反射幕
9 水平反射幕
10 水平膨張性管状気柱の末端
11 縫い目
12 垂直膨張性管状気柱
13 水平膨張性管状気柱
14 垂直反射幕
15 水平反射幕
16 管状体
17 テープ
18 アイレット付きタブ
19 ゴム引布
20 糊付け部
21 アイレット
22 補強テープ
23 膨張性管状気柱
24 糊
2 耳部
3 タブ
4 アイレット
5 アイレット付きタブのない耳部
6 垂直膨張性管状気柱
7 水平膨張性管状気柱
8 垂直反射幕
9 水平反射幕
10 水平膨張性管状気柱の末端
11 縫い目
12 垂直膨張性管状気柱
13 水平膨張性管状気柱
14 垂直反射幕
15 水平反射幕
16 管状体
17 テープ
18 アイレット付きタブ
19 ゴム引布
20 糊付け部
21 アイレット
22 補強テープ
23 膨張性管状気柱
24 糊
Claims (3)
- 細長い帯状のポリウレタン引布2枚の両側縁どうしを融着してなる側縁に耳部を備えた垂直膨張性管状体気柱及び水平膨張性管状体気柱を有する反射幕付き標的浮舟であって、垂直膨張性管状体気柱の耳部及び水平膨張性管状気柱の耳部にアイレット付きタブを設け、垂直膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブと水平膨張性管状体気柱の耳部に設けたアイレット付きタブとの間に反射幕を展張してなることを特徴とする反射幕付き標的浮舟。
- 隣接する2本の水平膨張性管状気柱の耳部に設けたアイレット付きタブの間に反射幕を展張してなる請求項1記載の反射幕付き標的浮舟。
- 垂直膨張性管状体気柱4本と水平膨張性管状体気柱4本を、垂直膨張性管状体気柱のアイレット付きタブのない耳部の側縁と水平膨張性管状体気柱の末端を一致させて交互にL字形に重ね合わせ、垂直膨張性管状体気柱のアイレット付きタブのない耳部において縫製することにより一体化してなる請求項1記載の反射幕付き標的浮舟。
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---|---|
JP (1) | JP2008170021A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102230761A (zh) * | 2011-05-20 | 2011-11-02 | 哈尔滨工业大学 | 一种海上充气展开式靶船 |
JPWO2013008513A1 (ja) * | 2011-07-08 | 2015-02-23 | 株式会社Ihiエアロスペース | コーナーリフレクタ |
-
2007
- 2007-01-09 JP JP2007001137A patent/JP2008170021A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102230761A (zh) * | 2011-05-20 | 2011-11-02 | 哈尔滨工业大学 | 一种海上充气展开式靶船 |
JPWO2013008513A1 (ja) * | 2011-07-08 | 2015-02-23 | 株式会社Ihiエアロスペース | コーナーリフレクタ |
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