JP2008169976A - Control valve - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、循環する冷媒の流れを制御する制御弁に関し、詳細には、ダイヤフラムを用いた制御弁に関するものである。 The present invention relates to a control valve for controlling the flow of circulating refrigerant, and more particularly to a control valve using a diaphragm.
従来、車両の排気廃熱を冷媒によりエンジン冷却装置の冷却水に回収するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1のシステムでは、車両の排気廃熱を常にエンジン冷却装置の冷却水に回収するとラジエータの負担が増加してしまうため、冷媒による廃熱の回収を制御する制御弁を用いる必要がある。
In the system of
このような制御弁として、ダイヤフラムを用いた制御弁を採用すると、冬季等のように、外気温が低い場合に冷媒が凍結し、ダイヤフラムが損傷してしまうという問題がある。 When a control valve using a diaphragm is employed as such a control valve, there is a problem that the refrigerant freezes when the outside air temperature is low, such as in winter, and the diaphragm is damaged.
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ダイヤフラムが損傷しにくい制御弁を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object thereof is to provide a control valve in which a diaphragm is hardly damaged.
上記目的を達成するため、本発明の制御弁は、
循環する冷媒の流れを制御する制御弁であって、
前記冷媒が流れる冷媒通路を開閉する弁体と、
一方の面が前記弁体に当接して配置され、前記一方の面に作用する力と他方の面に作用する力との差によって前記一方の面側または前記他方の面側に反り返ることにより、前記冷媒通路を開放または閉止するように、前記弁体を移動させるダイアフラムと、
前記ダイアフラムを収容するハウジングと、
を備え、
前記ハウジングは、前記ダイアフラムの周縁を固定する鍔部を有し、
前記鍔部は、前記ダイアフラムの一方の面と微小隙間を介して対向するように形成されている、ことを特徴とする。
In order to achieve the above object, the control valve of the present invention comprises:
A control valve for controlling the flow of circulating refrigerant,
A valve body for opening and closing a refrigerant passage through which the refrigerant flows;
One surface is disposed in contact with the valve body, and by warping to the one surface side or the other surface side due to the difference between the force acting on the one surface and the force acting on the other surface, A diaphragm for moving the valve body so as to open or close the refrigerant passage;
A housing for housing the diaphragm;
With
The housing has a flange portion that fixes a peripheral edge of the diaphragm,
The flange is formed so as to face one surface of the diaphragm with a minute gap therebetween.
前記ハウジングには、前記弁体が前記冷媒通路を開放している状態で前記ダイアフラムの一方の面に当接し、前記ダイアフラムの一方の面との間に形成される空間を区分する突出部が形成され、
前記突出部には、前記区分した空間を連通する連通部が設けられていることが好ましい。
The housing is formed with a protrusion that abuts against one surface of the diaphragm in a state where the valve body opens the refrigerant passage, and divides a space formed between the one surface of the diaphragm. And
It is preferable that the projecting portion is provided with a communicating portion that communicates the divided space.
前記ハウジングには、前記冷媒通路に連通する開口部が設けられていることが好ましい。
前記開口部は、前記連通部近傍に設けられていることが好ましい。
The housing is preferably provided with an opening communicating with the refrigerant passage.
The opening is preferably provided in the vicinity of the communication portion.
前記弁体を収容する本体部をさらに備えていてもよい。この場合、前記本体部と前記弁体との間に流体通路が確保されるように形成されている。 You may further provide the main-body part which accommodates the said valve body. In this case, a fluid passage is secured between the main body portion and the valve body.
前記弁体の前記ダイアフラムと反対側に配置され、前記弁体を前記ダイアフラム方向に付勢するばね手段を備えていてもよい。この場合、前記弁体は、前記弁体と前記ダイアフラムとの間の冷媒が凍結すると、前記ばね手段の付勢力に抗して移動する。 A spring means may be provided that is disposed on the opposite side of the valve body from the diaphragm and biases the valve body in the diaphragm direction. In this case, the valve body moves against the urging force of the spring means when the refrigerant between the valve body and the diaphragm freezes.
前記ダイアフラムは、複数のダイアフラムが積層された積層構造体であってもよい。
制御弁は、例えば、冷媒による廃熱の回収を制御する廃熱回収用の制御弁である。
The diaphragm may be a laminated structure in which a plurality of diaphragms are laminated.
The control valve is, for example, a waste heat recovery control valve that controls the recovery of waste heat by the refrigerant.
本発明によれば、ダイヤフラムが損傷しにくい制御弁を提供することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the control valve which a diaphragm is hard to damage can be provided.
本発明の実施の形態にかかる制御弁について、以下図面を参照して説明する。図1は、本発明の制御弁1の概略構成を示す断面図である。
A control valve according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIG. 1 is a sectional view showing a schematic configuration of a
図1に示すように、制御弁1は、弁体10と、本体部20と、ダイアフラム30と、コイルばね40と、ハウジング50と、プレート53と、を備えている。
As shown in FIG. 1, the
弁体10は、本体部20内に収容されている。弁体10は、ダイアフラム30の一方の面、例えば、下面に当接するように配置されている。弁体10は、ダイアフラム30の下面に当接する一端側が閉じられ、ダイアフラム30から離間した他端側が開放されている。弁体10は、例えば、ステンレス鋼のプレス成形により形成されている。
The
弁体10の弁ステム部11は、その上部(ダイアフラム30側から中央部)までの外径が本体部20の内径より小さくなるように形成されている。また、弁ステム部11の上部は、その外周が多角形状、例えば、六角形状に形成されている。このため、弁ステム部11上部の外周面と本体部20の内周面との間の隙間流路の容積を大きくすることができる。また、弁ステム部11は、その中央部で拡径されている。
The
弁体10は、拡径された中央部から下部の弁ステム部11の外周面と、弁ステム部11の拡径に対応して拡径された本体部20の内周面との間に、冷媒が流通する冷媒通路70を形成する。
The
弁体10には、その下部に、閉弁時に本体部20の弁座22に当接するフランジ14が設けられている。フランジ14は、後述する本体部20の拡径された部分の内径より大きい径を有し、弁体10の本体部20の軸方向に沿った移動に応じて、本体部20の拡径された部分の下端に形成された弁座22に接離して、冷媒通路70を開閉する。
The
弁体10のダイアフラム30と反対側、すなわち、弁体10の下方には、コイルばね12が配置されている。コイルばね12は、ダイアフラム30方向、すなわち、軸方向上方に付勢されている。コイルばね12は、一端が弁体10の拡径された部分の上端に当接し、他端がばね受け13に当接する。ばね受け13は、冷媒通路70の出口を形成する本体部20の下端の内周面に固定されている。
A
ここで、弁体10の閉弁時に、弁ステム部11とダイアフラム30との間に流入した冷媒が凍結した場合、凍結により冷媒の体積が膨張して局所的に圧力を増加する。このとき、弁体10は、コイルばね12を軸方向下方に圧縮して、軸方向下方に移動する。これにより、弁体10とダイアフラム30との間の容積が拡大されるので、冷媒の体積膨張による圧力増加を緩和することができる。このため、ダイヤフラム30を損傷しにくくすることができる。
Here, when the refrigerant flowing between the
本体部20は、ハウジング50(受け部52)に結合される一端側及び冷媒通路70の出口を形成する他端側が開放された円筒形状に形成されている。本体部20は、例えば、弁体10と同一の材料のプレス成形により形成されている。
The
本体部20は、その中央部で、弁体10の形状に対応して、拡径されている。本体部20の拡径された部分の外周面に、冷媒通路70と弁室80とに連通する孔21が形成されている。この孔21を介して、弁室80から冷媒通路70に冷媒が流入する。
The
本体部20は、その下端が中央部よりさらに拡径されている。この下端の拡径された部分の上縁に周方向に形成された溝23を有する。この溝23にO−リング24が配置される。このO−リング24により、後述する補助暖房システム100のケース103との気密性が確保されている。
The lower end of the
本体部20は、補助暖房システム100のケース103に圧入され、その外周面に配置された圧入部材25により、ケース103に、ダイアフラム30と同軸となるように固定されている。
The
ダイアフラム30は、その一方の面(下面)に作用する力と他方の面(上面)に作用する力との差によって上面側または下面側に反り返ることにより、冷媒通路70が開放または閉止するように、弁体10を移動させるものである。
The
ダイアフラム30は、その周縁がハウジング50に固定された状態で、ハウジング50に収容されている。本実施の形態では、ハウジング50の鍔部、すなわち、蓋部51及び受け部52の間に外周部を挟持されて、例えば、外縁がTIG溶接により、これらに固着して、弁体10と同軸に支持されている。
The
すなわち、ダイアフラム30は、弁体10の閉弁方向への移動を許容するように軸方向上方に反り返り(反転)可能で、弁体10を開弁方向に移動させるように軸方向下方に反り返り(戻り)可能な有効部が、外周部の溶接された部分からその内側に所定の距離を置いて確保されるように、外周部がハウジング50に溶接により固着されている。
That is, the
ダイアフラム30の溶接には、TIG溶接の他に、ガスアーク溶接、レーザ溶接、抵抗溶接などの溶接方法が使用される。
In addition to TIG welding, welding methods such as gas arc welding, laser welding, and resistance welding are used for welding the
ダイアフラム30の他方の面には、コイルばね40が配置されている。コイルばね40は、一端が調節ねじ42に当接し、他端がばね受け41の上面に当接するように配置されている。コイルばね40は、ばね受け41を介して、ダイアフラム30を軸方向下方に、すなわち弁体10の開弁方向に付勢している。
A
ばね受け41は、一端が開放された円筒形状に形成されている。ばね受け41は、底面がダイアフラム30の他方の面に、側面がハウジング50の蓋部51の内周面に接するように配置されている。ばね受け41は、ダイアフラム30が閉弁方向に反転する(上方に反り返る)と、コイルばね40が圧縮されるので、ダイアフラム30の軸方向上方に移動する。このとき、ばね受け41の開放端が、蓋部51の内周面に形成された規制部(突出部512)に当接すると、ばね受け41を介して、ダイアフラム30の移動が規制される。
The
調節ねじ42は、ハウジング50の蓋部51の内周面に形成されたねじ溝と螺合して配置される。調節ねじ42は、必要に応じて、ダイアフラム30の軸方向上方または下方に移動されて、コイルばね40のばね荷重を調節する。これにより、ダイアフラム30の反転時の反転圧力及び戻り時の戻り圧力を微調整することができる。
The adjusting
ハウジング50は、蓋部51と、受け部52とから構成されている。ハウジング50は、弁体10及びダイアフラム30と同軸に配置されている。
The
蓋部51は、円筒形状に形成されている。蓋部51の一端には、フランジ511が形成されている。本実施の形態では、このフランジ511と受け部52とによりダイアフラム30の周縁を固定する鍔部を構成する。
The
蓋部51のフランジ511の外周部は、受け部52の外周部とともに、ダイアフラム30外周を挟持する。フランジ511の外周部は、ダイアフラム30外周の形状に対応して形成されている。フランジ511の外縁は、受け部52の外縁とともに、ダイアフラム30の外縁と溶接されている。
The outer peripheral portion of the
受け部52は、中心が開口された皿状に形成されている。受け部52の中央部は、平坦に形成され、ハウジング50の軸方向上方に突出している。ここで、受け部52の形状は、ダイアフラム30との間に微小隙間を存して対向するように構成されている。このように、受け部52の形状が形成されているので、冷媒の凍結時の体積膨張による圧力増加を緩和することができる。このため、ダイヤフラム30を損傷しにくくすることができる。
The receiving
受け部52の中央部には、中心の開口を含み、ハウジング50の軸方向上方に突出する突出部521が形成されている。突出部521は、ダイアフラム30が下方に反り返り、開弁状態でダイアフラム30下面に当接する高さに形成されている。このため、開弁時には、ダイアフラム30が軸方向下方に移動して、受け部52の突出部521に当接するので、受け部52とダイアフラム30とにより画定される空間が、この突出部521によりダイアフラム外周側の空間とダイアフラム内周側の空間とに区分される。
A
図2に示すように、突出部521のダイアフラム30との当接面に圧力逃がし溝522が形成されている。圧力逃がし溝522は、ダイアフラム30の外周側及び内周側の空間を連通する。すなわち、圧力逃がし溝522は、ダイアフラム30の外周側の空間とダイアフラム30の内周側の空間の均圧を向上する。さらに、圧力逃がし溝522により、ダイアフラム30の面密着性及び冷媒凍結時の圧力上昇が防止される。このため、冷媒が凍結した場合に凍結による体積膨張を逃がすことができ、冷媒の体積膨張による圧力増加を緩和することができる。したがって、ダイヤフラム30をさらに損傷しにくくすることができる。
As shown in FIG. 2, a
受け部52の平坦部には、複数の均圧穴523が形成されている。均圧穴523は、プレート53の貫通孔54を介して弁室80と連通する。これにより、冷媒圧力の応答性が向上するとともに、冷媒が凍結した場合に凍結による体積膨張を逃がすことができるので、ダイアフラム30の損傷をさらに確実に防止することができる。この場合、均圧穴523は、突出部521の圧力逃がし溝522の近傍に形成されていることが効果的である。
A plurality of
プレート53は、本体部20とハウジング50とを支持する支持板である。プレート53には、受け部52の均圧穴523と対応する位置に貫通孔54が形成されている。
The
プレート53は、本体部20と、後述する補助暖房システム100のケース103とにより弁室80を形成する。プレート53は、その中央が上方に突出するように形成されている。前述したように、本体部20は、その中央部が拡径されている、すなわち上端が縮径されているので、弁室80の容積が拡大される。これにより、冷媒の凍結による体積膨張をさらに緩和または防止することができる。
The
プレート53は、本体部20及びハウジング50の受け部52と、それぞれの接続部を、例えば、炉中蝋付けにより、互いに結合される。これにより、気密性及び耐圧性を確保することができる。
The
次に、制御弁1の動作を説明する。図3に弁リフトと圧力との関係を示す。なお、ダイアフラム30単独の反転特性を破線に示し、コイルばね40のばね特性を一点鎖線に示す。
Next, the operation of the
図3に示すように、弁リフトの変化に伴って、ダイアフラム30の発生する荷重(第1荷重)は変化する。
始めに、ダイアフラム30が反転するまで、弁リフトの増加に応じて、第1荷重が増加する。ダイアフラム30の反転後、弁リフトの増加とは逆に、第1荷重は、減少する。しかし、さらに弁リフトが増加すると、第1荷重は、弁リフトに応じて増加する。すなわち、ダイアフラム30は、反転時と戻り時とで異なる第1荷重を発生する。
As shown in FIG. 3, the load (first load) generated by the
Initially, the first load increases as the valve lift increases until the
一方、コイルばね40は、弁リフト(圧縮量)に応じて直線的に増加するばね荷重(第2荷重)を発生する。
On the other hand, the
前述のように、ダイアフラム30は、コイルばね40により付勢されているので、実際にダイアフラム30を介して弁体10に作用する圧力(荷重)−弁リフトの関係は、ダイアフラム30の反転特性とコイルばね40のばね特性とにより決定される。すなわち、図3で実線にて示されるように、弁体10には、ダイアフラム30を介して、ダイアフラム30の発生する第1荷重とコイルばね40により印加される第2荷重とが重ね合わされて作用する。
As described above, since the
したがって、図3に示すように、冷媒圧力が、零からA点の圧力の範囲である場合には、弁体10は、圧力に応じた弁リフトに対応する位置まで移動されるが、冷媒通路70を開放している。冷媒圧力が、A点の圧力まで増加すると、ダイアフラム30が軸方向上方に反転して弁体の移動を許容するので、弁体10は、移動を開始する。弁体10は、B点の弁リフトに対応する位置までダイアフラム30を介して作用する圧力に抗して、閉弁方向に移動して冷媒通路70を閉止する。すなわち、閉弁圧力は、A点の圧力に設定される。
Therefore, as shown in FIG. 3, when the refrigerant pressure is in the range of zero to point A, the
閉弁時に、冷媒圧力が減少しても、C点の圧力に到達するまでは、ダイアフラム30により、弁体10は、閉弁位置に保持される。冷媒圧力が、C点の圧力まで減少すると、ダイアフラム30が、軸方向下方に戻り、これにより弁体10が開弁方向への移動を開始する。弁体10は、D点の弁リフトに対応する位置までダイアフラム30を介して作用する荷重により、開弁方向に移動して冷媒通路70を開放する。すなわち、開弁圧力は、C点の圧力に設定される。
Even when the refrigerant pressure decreases when the valve is closed, the
ここで、閉弁圧力は、ハウジング50の蓋部51の突出部512の位置を変更することにより調整可能である。例えば、上記のC点の弁リフトがEである場合、突出部512の位置を軸方向下方に変更することにより、弁リフトがFに到達したときに、突出部512により、ばね受け41を介したダイアフラム30及び弁体10の移動が規制されるので、F点の弁リフトに対応する位置が閉弁位置になる。そうすると、図3に示すように、冷媒圧力が、A点の圧力まで増加すると、弁体10は、移動を開始し、B’点の弁リフトに対応する位置まで閉弁方向に移動して冷媒通路70を閉止する。冷媒圧力が、C点の圧力よりも低いC’点の圧力まで減少すると、弁体10は、移動を開始し、D’点の弁リフトに対応する位置までダイアフラム30の開弁方向に移動して冷媒通路70を開放する。すなわち、開弁圧力は、C’点の圧力に変更される。
Here, the valve closing pressure can be adjusted by changing the position of the protruding
この開弁圧力及び閉弁圧力は、前述したように、調節ねじ42によりコイルばね40のばね荷重を調節することによっても微調整することができる。
The valve opening pressure and the valve closing pressure can be finely adjusted by adjusting the spring load of the
次に、本発明の制御弁1を、図4に示す補助暖房システム100に用いた場合について説明する。この補助暖房システム100では、制御弁1を廃熱回収用の制御弁に用いている。
Next, the case where the
図4に示すように、補助暖房システム100は、加熱器101と、冷却器102と、制御弁1とから構成されている。
As shown in FIG. 4, the
加熱器101は、例えば、エンジンの排気ガスの排熱を熱源として、制御弁1を介して循環する冷媒を加熱して、冷却器102の冷却水の温度を上昇させる。ここで、冷媒は、好ましくは、補助暖房システム100の配管内を真空にした後に封入した純水から構成される。
For example, the
冷却器102は、加熱器101により加熱されて沸騰した冷媒を、冷却水により凝縮する。
The cooler 102 condenses the refrigerant heated and boiled by the
制御弁1は、前述のように、本体部20の溝23にO−リング24を配置して、補助暖房システム100のケース103に、ケース103との気密性を確保して、収容されている。
As described above, the
制御弁1の開弁時には、加熱器101で加熱された冷媒が、冷却器102で凝縮され、ケース103の開口から弁室80に流入する。流入した冷媒は、本体部20の孔21を介して冷媒通路70に流通し、弁ステム部11と弁座22との間を通って、流出することにより、制御弁1を介して循環する。そのため、冷却器102内の冷却水が加熱されて温まる。
When the
一方、冷却器102の冷却水が温まり過ぎたときには、冷却器102側へ流れる冷媒と冷却器102の冷却水の温度差が相対的に減少するので、冷却器102で凝縮された冷媒の温度が相対的に上昇する。詳細には、図5に示すように、冷却器102から制御弁1に流れる冷媒の温度が140℃に上昇して、その圧力が0.4MPaまで上昇すると、制御弁1の弁体10が、補助暖房システム100を循環する冷媒が流れないように閉弁する。
On the other hand, when the cooling water in the cooler 102 is too warm, the temperature difference between the refrigerant flowing toward the cooler 102 and the cooling water in the cooler 102 relatively decreases, so that the temperature of the refrigerant condensed in the cooler 102 is reduced. Rise relatively. Specifically, as shown in FIG. 5, when the temperature of the refrigerant flowing from the cooler 102 to the
閉弁時には、冷媒は補助暖房システム100を循環しない。そのため、冷却器102内の冷媒が冷却水により冷却されるので、冷却器102と制御弁1との間の冷媒も冷却されて、冷媒の温度が相対的に低下し、制御弁1内の冷媒の圧力が低下する。詳細には、図5に示すように、制御弁1内の冷媒の温度が70℃に低下して、その圧力が0.03MPaまで下降すると、制御弁1の弁体10が開弁し、冷媒が補助暖房システム100に循環される。
When the valve is closed, the refrigerant does not circulate through the
以上説明したように、本実施の形態によれば、受け部52の形状がダイアフラム30との間に微小隙間を存して対向するように形成されているので、冷媒の体積膨張による圧力増加を緩和することができる。このため、ダイヤフラム30を損傷しにくくすることができる。
As described above, according to the present embodiment, since the shape of the receiving
本実施の形態によれば、受け部52の中央部にハウジング50の軸方向上方に突出する突出部521が形成され、突出部521に圧力逃がし溝522が形成されているので、冷媒が凍結した場合に凍結による体積膨張を逃がすことができ、冷媒の体積膨張による圧力増加を緩和することができる。したがって、ダイヤフラム30をさらに損傷しにくくすることができる。
According to the present embodiment, the protruding
また、本実施の形態によれば、ダイアフラム30が反転時と戻り時とで異なる第1荷重を発生して弁体10に作用するとともに、コイルばね40により第2荷重がダイアフラム30を介して弁体10に作用する。弁体10は、閉弁時には、上記の第1荷重及び第2荷重に抗して、冷媒通路70を閉止する閉弁方向に移動する。一方、弁体10は、開弁時には、上記の第1荷重及び第2荷重により冷媒通路70を開放する開弁方向に移動する。ここで、前述したように、第1荷重が反転時と戻り時とで異なるので、弁体10は、開弁方向と閉弁方向とに、互いに異なる冷媒圧力で作動される。すなわち、制御弁1は、弁体10が冷媒通路70を開放する開弁時の圧力と弁体10が冷媒通路70を閉止する閉弁時の圧力とが異なるように、冷媒の流通を制御することができる。
In addition, according to the present embodiment, the
本発明は、上記の実施の形態に限定されず、その応用及び変形等は任意である。例えば、ダイアフラム30は、複数のダイアフラムが積層された積層構造体であってもよい。この場合、ダイアフラム30にかかる応力を緩和することができ、ダイヤフラム30をさらに損傷しにくくすることができる。
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and its application and modification are arbitrary. For example, the
上記の実施の形態では、弁体10のコイルばね12は、他端がばね受け13に当接する。しかし、図6に示すように、本体部20の下端の内周面に螺合される調節ねじ15を配置して、調節ねじ15により、他端が当接するコイルばね12の圧縮量を変更して、ばね荷重を調整するようにしてもよい。
In the above embodiment, the other end of the
上記の実施の形態では、プレート53により、制御弁1が、補助暖房システム100のケース103に支持される。しかし、ケース103を省略して、プレート53の代わりに、図6に示すように、内部に弁室61を有し、外周にねじ溝62が形成されたフランジ部60を用いて、補助暖房システム100の配管に直接螺設するようにしてもよい。
In the above embodiment, the
また、図7(a)、(b)に示すように、プレート53に、螺合用のねじ部55を形成しておき、補助暖房システム100のケース103に直接螺設するようにしてもよい。この場合、プレート53と補助暖房システム100側との漏れを防止するために、パッキン56及びO−リングシール57を用いてもよい。
Further, as shown in FIGS. 7A and 7B, a
上記の実施の形態では、弁体10のコイルばね12が、弁ステム部11及び本体部20に固定されたばね受け13とに当接して、弁ステム部11を軸方向上方に付勢する。しかし、図8に示すように、弁ステム部11の上端をダイアフラム30の他方の面に溶接により固定して、上記のコイルばね10及びばね受け13を省略してもよい。
In the above embodiment, the
また、弁体10とダイアフラム30とを溶接して固定するのではなく、図9に示すように、弁体10をボルト16により固定してもよい。ボルト16は、弁体10の対応するねじ孔17に螺合される。ボルト16の頭部とダイアフラム30の間に、ワッシャ18が介装されてもよい。
Further, instead of welding and fixing the
この場合、例えば弁体10及びワッシャ18の直径を変更することにより、弁体10及びワッシャ18にダイアフラム30が接触する部分の直径(接触径)が、ダイアフラム30の反転時と戻り時とで変更される。さらに、例えば、ハウジング50の蓋部51及び受け部52の平坦部の長さを変更することにより、蓋部51及び受け部52によりダイアフラム30が支持される部分の直径(支点径)も、反転時と戻り時とで変更される。すなわち、前記の有効部の面積(径)が、反転時には相対的に大きく、戻り時には相対的に小さくなるので、反転圧力と戻り圧力とを変更して上記の反転特性を適宜設定することができる。
また、前述の図6乃至図9に示された変形例は、それぞれ上記の実施の形態及び他の変形例と組み合わせることも可能である。
In this case, for example, by changing the diameters of the
The modifications shown in FIGS. 6 to 9 can be combined with the above-described embodiment and other modifications.
1 制御弁
10 弁体
11 弁ステム部
12 コイルばね
20 本体部
23 溝
24 O−リング
30 ダイアフラム
40 コイルばね
41 ばね受け
42 調節ねじ
50 ハウジング
51 蓋部
512 突出部
52 受け部
521 突出部
522 圧力逃がし溝
523 均圧穴
53 プレート
70 冷媒通路
80 弁室
100 補助暖房システム
101 加熱器
102 冷却器
103 ケース
DESCRIPTION OF
Claims (8)
前記冷媒が流れる冷媒通路を開閉する弁体と、
一方の面が前記弁体に当接して配置され、前記一方の面に作用する力と他方の面に作用する力との差によって前記一方の面側または前記他方の面側に反り返ることにより、前記冷媒通路を開放または閉止するように、前記弁体を移動させるダイアフラムと、
前記ダイアフラムを収容するハウジングと、
を備え、
前記ハウジングは、前記ダイアフラムの周縁を固定する鍔部を有し、
前記鍔部は、前記ダイアフラムの一方の面と微小隙間を介して対向するように形成されている、ことを特徴とする制御弁。 A control valve for controlling the flow of circulating refrigerant,
A valve body for opening and closing a refrigerant passage through which the refrigerant flows;
One surface is disposed in contact with the valve body, and by warping to the one surface side or the other surface side due to the difference between the force acting on the one surface and the force acting on the other surface, A diaphragm for moving the valve body so as to open or close the refrigerant passage;
A housing for housing the diaphragm;
With
The housing has a flange portion that fixes a peripheral edge of the diaphragm,
2. The control valve according to claim 1, wherein the flange portion is formed so as to face one surface of the diaphragm through a minute gap.
前記突出部には、前記区分した空間を連通する連通部が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の制御弁。 The housing is formed with a protrusion that abuts against one surface of the diaphragm in a state where the valve body opens the refrigerant passage, and divides a space formed between the one surface of the diaphragm. And
The control valve according to claim 1, wherein the projecting portion is provided with a communication portion that communicates the divided space.
前記本体部と前記弁体との間に流体通路が確保されるように形成されている、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御弁。 Further comprising a main body for accommodating the valve body;
The control valve according to claim 1, wherein a fluid passage is secured between the main body and the valve body.
前記弁体は、前記弁体と前記ダイアフラムとの間の冷媒が凍結すると、前記ばね手段の付勢力に抗して移動する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の制御弁。 A spring means that is disposed on the opposite side of the valve body from the diaphragm and biases the valve body in the diaphragm direction;
The said valve body moves against the urging | biasing force of the said spring means, if the refrigerant | coolant between the said valve body and the said diaphragm freezes, The any one of Claim 1 thru | or 5 characterized by the above-mentioned. Control valve.
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