JP2008168152A - 背骨用伸延インプラント - Google Patents
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Abstract
【解決手段】脊柱伸延インプラント(1200)が脊柱管の容積又は神経孔を拡大することにより脊椎の狭窄及び小関節の関節症に関連した痛みを緩和する。このインプラントは脊柱延長ストップ(1204)を提供するとともに、脊柱屈曲の自由を確保する。
【選択図】図119b
Description
本明細書は、1997年1月2日に出願された米国出願番号第08/778,093号の名称「脊柱伸延インプラント及び方法」の米国特許出願の一部継続出願である1997年10月20日に出願された米国出願番号が第08/958,281号の名称「脊柱伸延インプラント」のアメリカ特許出願の一部継続出願である。
本発明の第1の実施形態が、図1〜図5a、図5bに示されている。インプラント20が、第1及び第2の二又端部22,24を有し、各二又端部は、それぞれサドル26,28を構成している。二又端部22,24は、椎体間片30を用いて結合される。図3a及び図3bで分かるように、第1の二又端部22は、サドル22から後方へ突出したねじ山付きシャフト32を有している。ねじ山付きシャフト32は、椎体間片30のねじ山付きボア34(図4a)に螺入している。
図6、図7、図8、図9及び図10に示す本発明の実施形態は、第1のアーム52及び第2のアーム54を有する伸延具又は拡張具50を有している。アーム52,54は、インプラント58の移植を行うために、ピボット点56の回りに回動自在であり、しかもピボット点56から取外し可能である。図6で分かるように、アーム52,54は横断面が幾分凹状である。その目的は、第1の棘突起60をアーム52に対し、そして第2の棘突起62をアーム54に対してそれぞれ抱えた状態でしっかりと保持することにある。第1の棘突起60と第2の棘突起62との間のスペースに立ち入るために、伸延具50を患者の背中に入れた小さな切開部を通して挿入するのがよい。伸延具50をいったん正しく位置決めすると、アーム52,54を互いに拡げて棘突起を伸延するのがよい。このようにした後、図8及び図9に示したインプラント58又は本発明の実施形態のうち他のものに示された設計のインプラント58をアーム52,54相互間に押し込んで棘突起相互間の定位置に押し込むのがよい。このようにした後、アーム52,54を棘突起から引き抜くとインプラント58は定位置に残ることができる。インプラントの背部に設けたねじ山付きボアを通してインプラント58に固定できる器具64を用いてインプラント58を定位置に押し込む。図10で分かるように、インプラント58は、上述の第1の実施形態とほとんど同一の方法でしかも伸延具50の個々のアームとほとんど同一の方法で上棘突起60及び下棘突起62を抱えるサドル68,70を有している。上述のサドルは、インプラントと棘突起との間に荷重を分布させる傾向があり、しかも棘突起をそれぞれのサドルの最も下の箇所に安定的に着座させるようにする。
本発明の装置及び方法の別の実施形態が図11、図12及び図13に示されている。この実施形態では、拡張具又は伸展具80は、ピボット点86のところで永続的に枢着されている第1のアーム82と第2のアーム84を有している。アームは、L字形端部88,90を有している。小さな切開部を通して、L字形端部88,90を第1の棘突起92と第2の棘突起94との間に挿入することができる。いったん位置決めすると、アーム82,84を棘突起を伸延するために互いに拡げるのがよい。次に、伸延レベルを維持するために、インプラント96を棘突起相互間に押し込むのがよい。インプラント96は、ウェッジ状の表面又は傾斜部98,100を有している。インプラント96を棘突起相互間に押し込むにつれ棘突起は傾斜部により一段と伸延される。インプラント96をいったん完全に移植すると、傾斜部の後方に位置した平らな表面99,101によって完全伸延状態が維持される。荷重分布及び安定性の利点を得るために、インプラント96の横断面は、インプラント58について示した横断面と類似しているのがよく、或いは他のインプラントに類似しているのがよいことは理解されるべきである。
図14及び図15には、本発明の更に別の実施形態が示されている。この実施形態では、インプラント110は、第1の円錐形の部材112及び第2の円錐形の部材114を有している。部材112は、スナップ式雄型コネクタ116を有し、部材114はスナップ式雌型コネクタ118を有している。スナップ式雄型コネクタ116をスナップ式雌型コネクタ118内に押し込んだ状態で第1の部材112を第2の部材114に係止する。この実施形態では、伸延具又は拡張具80を用いるのがよい。棘突起をいったん拡張すると、移植用器具120を用いてインプラント110を位置決めし、これにスナップ嵌めすることができる。インプラント110の第1の部材112は、ツール120の一方のアームに取り付けられ、第2の部材114はツール120の他方のアームに取り付けられている。部材112,114は、隣り合う棘突起相互間の空間の両側に配置されている。部材112,114を互いに押して、インプラント110が図15に示すように棘突起相互間の定位置に係止されるようにする。また、インプラント110を棘突起に対して定位置に保持すると共に追加の伸延量を得るために、表面112が円錐形であるように円筒形表面112を一層円錐形の形にすることによりインプラント110を自己伸延状態にしてもよいことは注目されるべきである。
図18に示すようなインプラント330は、互いにかみ合う第1及び第2のウェッジ332,334で構成されている。これらウェッジ332,334を移植するために、棘突起に両側から接近し、次に器具を用いてウェッジを互いに向かって押す。ウェッジを互いに向かって押すと、ウェッジは互いに近づくので上棘突起336と下棘突起338との間に位置したインプラント330の組合せ寸法が増加し(図20)、それにより棘突起を伸延させる。ウェッジ332,334は、棘突起336,338を受け入れるサドル340,342を有している。これらサドルは、上述した利点を有している。
インプラント370は、第1及び第2の伸延円錐体372,374で構成されている。これら円錐体は、可撓性の材料で作られている。円錐体は、図21に示すように棘突起376,378の各側に配置されている。上述したような適当な器具を用いて、伸延円錐体372,374を互いに押圧する。これら伸延円錐体を押し合うと、円錐体は、図22に示すように棘突起を伸延する。いったんこのようになると、適当なねじ又は他の形式の締結機構380を用いて伸延円錐体372,374の位置を維持することができる。この構成の利点は、インプラント370が自動伸延性を発揮すると共に、可撓性であるインプラントが図22に示すように棘突起の周りに密着することにある。
図23及び図24にはインプラント170の別の実施形態が示されている。このインプラントは、L字形ガイド172を用いて定位置に案内され、このガイドは、凹状の横断面、例えば図6の伸延具50の横断面52を有するのがよい。その目的は、インプラント170を抱えた状態で定位置に案内することにある。好ましくは、小さな切開部を患者の背中に作り、L字形ガイド又は案内具172を隣合う棘突起相互間に挿入する。インプラント170を挿入具174の端部に取り付け、棘突起相互間の定位置に押し込む。インプラントを定位置に押し込む動作により、棘突起はそれが必要ならば一段と伸延する。L字形案内具172の挿入に先立って、例えば図13に示すような伸延具を用いると、棘突起を最初に伸延できる。
図26、図27及び図28に示す実施形態は、図8及び図9に示すインプラントと類似しているが、異なる挿入具を備えたインプラントを用いている。図26で分かるように、L字形伸延具190はL字形伸延具80(図12)と類似しており、これを用いて第1及び第2の棘突起192,194を伸延する。このようにした後、挿入具196を棘突起192,194相互間に配置する。挿入具196は、正方形のリング200が取り付けられたハンドル198を有している。
図29及び図30で分かるように、インプラント210,212は、側面から見ると互いに異なる形状を有している。これらインプラントは、上述のインプラント58(図8)及び204(図28)と類似している。これらインプラントは、隣り合う棘突起を受け入れてこれらを保持するためにサドルを有する図10に示すインプラントの横断面と類似した横断面を有している。
本発明の別の実施形態が図34及び図35に示されている。これらの図では、インプラント220は、実質的にV字形の複数の個々の薄片222で構成されている。薄片は、相互係止へこみ又は移動止め224を有している。即ち、各薄片は、へこみを有すると共にこれと対応した突起部を有しており、したがって一薄片の突起部は隣の薄片のへこみに嵌合するようになっている。また、この実施形態と関連して挿入具226が用いられ、この挿入具は、個々の薄片222の形状と一致した拡がった端228を有している。図29に示すような棘突起相互間の空間へのこのインプラントの挿入のため、挿入具226を用いて先ず最初に一枚の薄片220を挿入する。このようにした後、挿入具は次に第2の薄片を挿入するが、この場合、第2の薄片の突起224を、第1の薄片の突起224によって作られた対応のへこみの中にスナップ嵌めする。この操作は、棘突起相互間に適度な間隔が得られるまで第3及び引き続く薄片に関して繰り返し行う。図29で分かるように、個々の薄片222の横方向縁部229は、僅かに上方に湾曲している。その目的は、上棘突起及び下棘突起を受け入れるサドルを形成することにある。
それぞれインプラント230、232及び234から成る図36、図37及び図38の実施形態は、インプラントをいったん棘突起相互間に正しく位置決めするとインプラントが定位置に自動係止するように設計されている。インプラント220は、本質的に一連の切頭円錐体から成り、複数の段々と拡大したステップ236を有している。これらステップは、ノーズ本体238で始まり、その背後に円錐体240が続いて設けられた円錐体で形成されている。本質的に,インプラント234は、横に置かれたクリスマスツリーのように見える。
図39及び図40の実施形態では、カニューレ258が、小さな切開部を経て上棘突起及び下棘突起相互間の位置に挿入される。カニューレがいったん正しく挿入されると、挿入具262を用いてインプラント260をカニューレ258内へ押し込む。インプラント260は、該インプラントを上棘突起及び下棘突起に対して位置決めするのを助ける複数のリブ又はへこみ264を有している。インプラント260がいったん定位置に位置すると、カニューレ258を引っ込めてインプラント260が棘突起に接触してこれらの間に楔作用を発揮するようにする。カニューレ258の形状は幾分円錐形であり、ノーズ端部266は遠位端268よりも幾分小さい。その目的は、棘突起相互間のスペース内へのカニューレの挿入を行うことにある。
図41及び図42の予め湾曲したインプラント270及び図43の予め湾曲したインプラント272に対しては、ガイドワイヤ、案内具又は探り針274を含む共通の挿入法が用いられる。両実施形態に関し、ガイドワイヤ274を患者の皮膚を通して適切に位置決めし、そして棘突起相互間の空間内へ配置する。これを達成した後、インプラントをガイドワイヤ上に差し向け、棘突起相互間の定位置に差し向ける。インプラントが予め湾曲しているので、(1) インプラントを患者の皮膚に入れた第1の小さな切開部を通して2つの棘突起相互間のスペースの一方の側に位置決めしやすくなり、(2) 2つの棘突起相互間のスペースの他方の側においてインプラントを患者の皮膚に入れた第2の小さな切開部を通して案内しやすくなる。インプラント270に関し、このインプラントは円錐形挿入ノーズ276及び遠位部分278を有している。ノーズ276を棘突起相互間に挿入すると、これにより棘突起が伸延される。破断線280,282が、インプラント270の両側に入れられている。いったんインプラントを棘突起相互間でガイドワイヤ上に正しく配置すると、インプラント270を定位置に残すためにノーズ部分276及び遠位部分278を上述の2つの切開部を通して破断線に沿って折り取る。
本発明の別の実施形態が図44に示されている。この実施形態は、挿入具兼用インプラント290から成る。挿入具兼用インプラント290は、符号292のところでヒンジ止めされたリングの形をしている。このリングは、第1の細長い円錐形の部材294及び第2の細長い円錐形の部材296で形成されている。部材294,296は、尖端で終り、ヒンジ292を用いることにより心合せされて互いに当たる。棘突起の両側に設けた互いに類似している切開部を通して、第1の部材及び第2の部材を患者の皮膚中に差し込み、棘突起相互間で互いに結合する。このようにした後、インプラント290を例えば時計回りに回転させて第1の部材292の漸次広がり部分を用いて第1及び第2の棘突起を伸延するようにする。適当な伸延レベルになると、棘突起相互間に位置した部分前後のリングの残部を上述したように折り取るのがよい。その目的は、所望の伸延レベルを維持することにある。変形例として、十分に小さなリングでは、リング全体を棘突起を伸延した状態のまま定位置に残してもよい。
図45では、インプラント300は、上棘突起と下棘突起との間に挿入される複数のロッド又は探り針302で構成されている。ロッドは、上述のように設計されていて、これらをもぎ取ったり、ポキッと折ったり、切断したりすることができるようになっている。これらを挿入して適当な伸延レベルになると、棘突起の伸延レベルを維持するために探り針を折り取って各探り針のセグメントがそのままの状態になるようにする。
図46及び図47のインプラント310は、放出されるとコイル状になる形状記憶材料で構成されている。この材料は、送出具312内では真っ直ぐになっている。送出具を上棘突起314と下棘突起316との間の定位置に配置する。次に、形状記憶材料を送出具中へ押し込む。この材料を送出具の送出端318から放出すると、この材料はコイル状になり棘突起を所望量伸延する。この伸延状態がいったん達成されると、この材料を切断し、送出具を取り外す。
図48で分かるように、インプラント320を送出具326で上棘突起322と下棘突起324との間に送り出す。インプラント320がいったん棘突起相互間の定位置に位置すると、送出具を90°ひねって棘突起が図49に示すように、最も長い寸法が実質的に棘突起に対して垂直になる向きから、最も長い寸法が棘突起に平行に且つこれと一線をなす図50に示す向きになるようにする。この回転により、棘突起相互間に所望の伸延量が得られる。インプラント320は、その端に互いに反対側に位置した凹部321,323を有している。インプラント320を回転させることにより、棘突起はこれら凹部内に嵌まるようになる。
図52〜図55bの実施形態は、流体充填式動的伸延インプラント350で構成されている。このインプラントは、あらかじめ曲げられた挿入ロッド354上に装着され、次に棘突起356の片側の切開部を通して挿入される膜352を有している。インプラント350が装着された曲げ状態の挿入ロッドを、適当な棘突起相互間に案内する。このようにした後、挿入ロッド354を取り出し、可撓性のインプラントを定位置に残す。次に、インプラント350を流体源(ガス、液体、ゲル等)に連結し、流体をインプラント内へ送り込み、インプラントを図54に示すように拡張させ、棘突起を所望量伸延する。所望の伸延量がいったん得られると、インプラント350を図55aに示すように閉じる。可撓性のインプラント350は、不規則な形状の場合がある棘突起に形状を合わせることができ、かくして位置決めが確実になる。さらに、インプラント350は緩衝装置として作用し、インプラントと棘突起との間に働く力及び応力を弱める。
図56に示すようなインプラント360は、形状記憶材料、例えばプラスチック又は金属で構成されている。湾曲した挿入具362が、上述したように適当な棘突起相互間に位置決めされている。いったんこのようにすると、インプラントのボア364を挿入具に嵌合させる。このようにすることにより、インプラントを真っ直ぐにする。次に、インプラントを定位置に押し、それにより棘突起を伸延する。このようになると、挿入具362を取り出し、インプラントがその真っ直ぐな形体をとることができるようにし、それにより挿入具を棘突起のうちの1つの周りに固定する。かかる構成により、延長停止手段であり、脊柱の屈曲を阻止しないインプラントが得られる。変形例として、インプラントは感温性のものであってもよい。即ち、インプラントは最初は真っ直ぐであるが、これが患者の体温によって温まると湾曲するようになる。
この実施形態では、インプラント380は、複数の互いに絡み合う薄片382で構成されている。当初、第1の薄片を対向した棘突起384,386の間に配置する。しかる後、所望の伸延量が得られるまで薄片382を棘突起相互間に差し込む。薄片は、衝撃を吸収するために幾分バネ状であり、また形状が棘突起に幾分適合するのがよい。
図61のインプラント390では、シールド392,394が隣り合う棘突起396,398上に配置される。シールドは、棘突起の損傷を防止するために用いられる。これらシールドは、セルフタッピンねじ400,402を受け入れる孔を有している。実際問題として、シールドは棘突起に取り付けられ、棘突起は適当な量伸延される。いったんこのようになると、図61に示すようにねじを用いてシールドの孔を通して棘突起の各々にねじ込むことにより伸延された位置を保持するためにロッド404が用いられる。
図62及び図63のインプラント410は、適当なねじ及びねじ山付きボアからなる装置を用いて互いに結合できる第1及び第2の部材412,414で構成され、それによりインプラント410が形成される。主部材412及びこれにより結合される部材414によりインプラント410が形成される。したがって、インプラント410は、標準化された第1の部材412に用いられる複数の部材414を有している。図62及び図64は、互いに異なるタイプの結合用部材414を示している。図62では、結合用部材414は、シムのように作用する突起416,418を有している。これら突起は、第1の部材412のサドル420,422の空間内へ突出するのに用いられる。これら突起416,418は、棘突起の種々のサイズに適合するために様々な長さのものであるのがよい。溝424を突起416,418相互間に配置して、第1の部材412の延長部426と嵌合する。
図64、図65及び図66の実施形態は、設計及び技術的思想が図62及び図63の実施形態と類似している。図64では、インプラント500は第1及び第2の部材502,504を有している。これら部材は、他の実施形態で教示されたような適当なねじ又は他の締結手段を用いて互いに固定できる。インプラント500は、第1の部材502と第2の部材504の端部相互間に形成された第1のサドル506及び第2のサドル508を有している。これらサドル506,508は、隣り合う棘突起を受け入れて抱えるのに用いられる。図64で分かるように、各サドル506,508は、適当な第1の部材502及び第2の部材504から延びる単一の突起又はレグ510,512によって構成されている。図62及び図63で見受けられる実施形態とは異なり、サドルの各々は、棘突起と関連した靭帯及び他の組織を利用してインプラントを適当な位置に保持するようにすることができるので、単一のレグだけで構成されている。図64の構成では、各サドルが単一のレグだけで構成され、かくして第1及び第2の部材を種々の組織相互間の定位置に容易に押し込むことができるのでインプラントを棘突起に対して位置決めすることが一層容易である。
インプラント550は、Z形であり、中心本体552、中心本体から互いに反対方向に延びる第1のアーム554及び第2のアーム556を有している。インプラント550の中心本体552は、第1のサドル558及び第2のサドル560を有している。第1のサドル558及び第2のサドル560は、上棘突起556及び下棘突起568を受け入れることになる。したがって、アーム554,556は、中心本体552の遠位端566(図68)に隣接して位置する。第1のアーム554及び第2のアーム556は、脊柱管に向かうインプラント550の前方運動、移動又は滑りを阻止し、インプラントを第1及び第2の棘突起に対して定位置に保持するよう働く。これにより、インプラントは黄色靱帯及び硬膜に対して下向きの力を及ぼすことはない。好ましい実施形態では、中心本体の高さは約10mmであり、アーム554,556の各々の高さも又、約10mmである。患者に応じて、本体部分の高さは、約10mm以下から約24mm以上まで様々であるのがよい。図67及び図68で分かるように、第1のアーム554及び第2のアーム556は、上棘突起556及び下棘突起558を受け入れるために付加的な輪郭づけが施されている。特に、アーム554に関して理解できるようにアーム554,556は、僅かに外方に弓なりになった部分(「弓なり部」)568(図68)及び僅かに内方に弓なりになった遠位端570を有している。この構成により、アームは棘突起の周りに嵌着でき、遠位端570は棘突起の動作をインプラントに対して案内するために棘突起に幾分押し付けられる。これらのアーム554,556は所望ならば、アーム554,556を薄く作ると共に、或いはこれらに穴を設け、さらにそれと共に、或いは中心本体550の材質とは異なる別の材質にすることにより、中心本体よりも一層可撓性のものにしてもよい。最後に述べた上述の実施形態の場合と同様、アームを横方向切開部中へ差し向けて中心本体552を棘突起相互間に最終的に位置決めできるようにすることにより、この実施形態のインプラントを隣り合う棘突起相互間の定位置に押し込むことができる。
図69、図70及び図71は、本発明のインプラント580の正面斜視図、端面図及び側面図である。このインプラントは、隣り合う棘突起を受け入れる第1のサドル584及び第2のサドル586を備えた中心本体582を有している。さらに、インプラント580は、第1のアーム588及び第2のアーム590を有している。アームは、先にのべた実施形態の場合と同様、脊柱管に向かうインプラントの前方移動又は滑りを防止する。第1のアーム588は、第1のサドル584から外方に突出し、第2のアーム590は第2のサドル586から外方に突出している。好ましい実施形態では、第1のアーム588は、中心本体582の遠位端600に隣接して位置し、中心本体582の長さに沿って少なくとも部分的に延びている。第1のアーム588は、図70に示すように中心本体に対して実質的に垂直である。さらに、第1のアーム588及び第2のアーム590は、解剖学的に丸い。
インプラント630は又、該インプラントを隣り合う棘突起の一方の側から挿入できるよう設計されている。このインサート630は、中心本体632を有し、第1のアーム634及び第2のアーム636がこの中心本体の両側に延びている。図72で分かるように、プランジャー638が、中心本体632の端部から延びるよう位置決めされている。図72に示すように、プランジャー638は完全に伸長されており、図73に示すようにプランジャー638はインプラント630の中心本体632内に嵌入されている。プランジャーをインプラント632に嵌入した状態では第3及び第4のアーム又はフック640,642が中心本体632から外方に延びることができる。第3及び第4のアーム又はフック640,642を、種々の材料、例えば形状記憶合金材料又はバネのような性質を持つ材料で構成するのがよい。
本発明の他の実施形態が図74〜図78に示されている。図74、図75及び図76はインプラント700を開示している。インプラント700は、L4−L5の椎骨とL5−S1の椎骨の間の移植に特に適している。図74で分かるように、インプラント700は、ボア704が設けられた中心本体702を有している。ボア704を用いる目的は、インプラントの弾性率を加減してこれが好ましくは引っ張り状態で椎骨上に加えられた解剖学的荷重の約2倍であるようにすることにある。換言すると、インプラント700は、これに加わった通常の荷重よりも約2倍の剛性を持っている。このように構成した目的は、インプラントがこれに隣接した骨の潜在的な吸収(骨吸収)を減少させるために幾分可撓性があるようにすることにある。他の弾性率値を用いることができ、これらは本発明の精神に属している。
本発明の別の実施形態が、インプラント800(図86)として図79〜図87に示されている。インプラント800は、図79の左側面図、図80の平面図及び図81の右側面図に示された伸延ユニット802を有している。伸延ユニットの斜視図が図84に示されている。図80で分かるような伸延ユニットは、長手方向軸線805を備えた伸延本体804を有し、この本体804は、溝806及び丸い又は球状端部808を有し、これらは隣り合う棘突起突起相互間に伸延本体を配置しやすくし、従って適当な伸延量が達成できるようになっている。第1のウィング810が伸延本体804から延び、この第1のウィング810は図80では、伸延本体804に対し実質的に垂直である。かかるウィングは本体に対し垂直であっても本発明の精神及び範囲に属する。第1のウィング810は、上方部分812及び下方部分814を有している。上方部分810(図79)は、丸み端部816及び小さな凹部818を有している。好ましい実施形態の丸み端部816及び小さな凹部818は、椎骨のL4(L4−L5の配置の場合)又はL5(L5−S1の配置の場合)の上薄層板の解剖学的形態又は輪郭に適合するよう設計されている。この形状と同一の形状又はこの変形形状を用いると、任意の椎骨の他の薄層板に合うことは理解されるべきである。下方部分814も又、好ましい実施形態では椎骨に適合するために丸くなっている。伸延ユニットは、ねじ山付きボア820を更に有し、このねじ山付きボアは好ましい実施形態では、以下に説明するように第2のウィング824(図82及び図83)を定位置に保持するために止めねじ822(図86)を受け入れている。
バリエーション 1 2 3
上方幅 8 7 6
下方幅 7 6 5
高 さ 10 9 8
上述の表に関し、全ての寸法の単位はmmである。
本発明の別な実施形態が、図88、図89、図90及び図91に示されている。この実施形態では、インプラントは符号900で示されている。インプラント800と類似したインプラント900の他の要素には、同様の番号が付けられているが、これらは900番台の符号である。例えば、伸延ユニットは符号902で示され、これはインプラント800の伸延ユニット802に対応している。伸延本体は、インプラント800の伸延本体804に対応して符号904で示されている。図90に注目すると、伸延ユニット902が斜視図で示されている。伸延ユニットは、底部よりも頂部の方が幅の広いスロット906を有している。このようにした理由は、第2のウィング924(図89)よりも幅の広いスロット906の上方幅広部分を用いて外科医が第2のウィング924をスロット906内へ容易に配置し、そしてウェッジ状スロット906が第2のウィング924をその最終設置位置に案内することができるようにする。図91で分かるように、最終設置位置では、スロット906の最も大きな部分は、第2のウィング924によって完全には満たされていない。
本発明のまだ別の実施形態が図92及び図92aに示されている。この実施形態では、図92aに見られるようなインプラント1000は、その一端に第1ウイング1004を位置決めした細長い中心本体1002を含む。ウイング1004は、図88の実施形態に関してすでに記載した第1ウイングに類似している。この実施形態では、ボルト1006がウイング1004を本体に固定する。ボルト1006は、本体1002の縦軸1008に沿った本体のボアの中に受取られる。この実施形態では、第1ユニットは中心本体1002、第1ウイング1004及びガイド1010により形成されていると理解するものとする。
短軸 長軸
6mm 10mm
8mm 10.75mm
12mm 14mm
6mm 12.5mm
8mm 12.5mm
10mm 12.5mm
1つの好ましい実施形態では、前記スリーブは短軸及び長軸のある横断面を有し、前記長軸は前記短軸よりも大きいが、前記短軸の約2倍よりは小さい。前記実施形態では、前記ガイドは、前記スリーブに隣接し、ガイド長軸が前記スリーブ長軸にほぼ等しく、ガイド短軸が前記スリーブ短軸にほぼ等しい横断面を有する。さらに前記実施形態では、前記ガイドは前記中心本体からのびており、横断面のサイズは前記中心本体から離れるにつれて小さくなる。
ニッケル 55.80wt.%
チタン 44.07wt.%
炭素 <0.5wt.%
酸素 <0.5wt.%
特に、材料のこの組成は約8%の回復可能歪みを吸収可能である。もちろん、8%以上又は以下を吸収することができるその他の材料も本発明の精神及び範囲に属することになる。この材料は中心本体の方向に繰返し偏向し、疲労なしで元の形状に戻ることができる。それに加えて好ましくは、この材料はほんの少量の変形歪みだけで限界応力に耐え、限界応力を超えると、少量の初期変形歪みの何倍にも達する相当量のほぼ瞬間的な変形歪みを示すことができる。かかる特性が図118で実証されており、そこには、一定の限界応力レベルを超えると、変形応力がほぼ習慣的に約8%に達することが示されている。図118は上述のような特定のタイプの超弾性材料についての応力と変形との間の交番曲線を示している。
あるいは又、しかも好ましくは、スリーブは機械加工よりも線材放電加工(EMC)により製造できる。それに加えて、スリーブの表面強度及び弾性を高めるために、スリーブはショットブラスと技術を用いて仕上げることができる。
図97のインプラントは1050は図92のインプラント1000に類似しているが、第2ウイングが不要なことが大きな相違点である。インプラント1050はインプラント1000と同様に中心本体を含む。中心本体は、第1ウイング1004とガイド1010との間にのびるスリーブ1016により囲まれている。この実施形態のガイド1010は実質的に円錐形で、平らな部分が全くなく、第2ウイングを受取る必要がないので、ボアもない。スリーブ及び中心本体並びに第1ウイング及びガイドは、図92のインプラント1000の対応する部分と類似の機能を果たす。スリーブ1016を貫通するこのインプラント1050の横断面は好ましくは図93aに類似したものでよいと理解するものとする。この実施形態は、第2ウイングを用いることが不可能又は不必要であると見なされた状況で用いられることになる。この実施形態は、スリーブが超弾性合金製であり、ガイドがインプラントを棘突起の間に案内するために用いられ、その際に棘突起のまわりに見られる靱帯及び組織構造の損傷が最小限に抑えられるという大きな利点を有する。
インプラント1060が図98に示されている。第1又は第2ウイングを有していない点を除けば、このインプラントは図92のインプラント1000及び図97のインプラント1050に類似している。インプラント1060は、図93のインプラント1000の中心本体1002と全く同様の中心本体を囲むスリーブ1016を含む。このインプラント1060からスリーブ1016までの横断面は好ましくは図93aのものに類似させることができると理解するものとする。インプラント1060は、この好ましい実施形態では円錐形であるガイド1010を含む。ガイド1010は中心本体の一端に配置されている。他端にはストップ1062がある。ストップ162は中心本体に対するスリーブの他端を収容するために用いられる。この実施形態は、直前の2つのインプラントに用いられる図93のボルト1006のようなボルトにより保持されている。図98のインプラント1060が適しているのは、棘突起の間の解剖学的形態から第1又は第2ウイングを用いることが望ましくないと考えられる場合である。しかしながら、この実施形態はガイドに関する、さらにはスリーブの動力学に関する上述(図92及び図97)の全ての利点を提供する。
図99及び図100はインプラントシステム1070を示している。インプラントシステム1070は、図92の実施形態のスリーブ1016に類似し、そのスリーブ1016の利点を有するスリーブ1072を含む。しかしながら、スリーブ1072はスポークを全く有していない。それに加えて、インプラントシステム1070は挿入具1074を含む。挿入具1074は、好ましい実施形態では実質的に円錐形であるガイド1076を含む。ガイド1076は隣接する棘突起の間へのスリーブ1072及び挿入具の挿入を案内する。挿入具はさらに中心本体1078、ストップ1080及びハンドル1082を含む。ガイド1076は基部の寸法がスリーブ1074の内部寸法よりも若干小さく、その結果、スリーブはガイド1076の上から嵌着し、ストップ1080に当接して停止することができる。ガイド1076を具備した挿入具1074は、靱帯及び組織を分離し、棘突起の間のスペースにスリーブ1072を押圧入するため用いられる。いったん位置決めされた後には、挿入具1074はスリーブ1072を定位置に残したままで除去することができる。もし所望するのであれば、スリーブを位置決めした後に、チタンを含む超弾性合金及びその他の材料のような適当な材料製の弾性のあるワイヤ1084のような位置保持具をカニューレを用いてスリーブ1072の中心から挿入することができる。いったん挿入された後には、保持ワイヤ1084(図99)の端はスリーブ1072の両端から外に出ており、この弾性により、スリーブ1072の縦軸に関して角度をなして曲がっている。これらのワイヤは棘突起に対してスリーブの位置を維持するのを助ける。
本発明のもう1つの実施形態を、インプラント1100を含む図101に見ることができる。インプラント1100は、図92のインプラント1000に関して示されたものと類似した多くの特徴を有する。従って、類似の特徴及び機能を有するエレメントには類似の番号が付けられることになる。それに加えて、インプラント1100とは異なる特徴は、もし所望するのであれば、図92のインプラント1000に取入れ、その一部とすることができる。
棘突起の解剖学的形態の多様性に対応するために、上述のような第2ウイングは様々な形状とすることができる。かかる形状は図103、図104、図105、図106及び図107に示されている。各形態において、第2ウイングは上部1108及び下部1110を有する。図104では、下棘突起の方が上棘突起よりも薄い棘突起を収容するために、下部の方が上部よりも厚くなっている。図105では、より小さな上及び下棘突起の両方を収容するために、上部及び下部の両方が図103の上部及び下部よりも拡大されている。すなわち、第2ウイングの上部及び下部が拡大されているために、第1ウイング及び第2ウイングの上部と下部の間のスペースが縮小している。
図108及び図109に示すようなインプラント1120は、インプラント1000に類似したインプラント1100に類似している。かかる類似の詳細についてはすでに上で述べられており、ここでは第1及び第2ウイング1122及び1124の独特の方向性について言及することにする。これらのウイングはそれぞれ縦軸1126及び1128を有する。これらの図で分かるように、第1及び第2ウイング1122、1124は両方とも内向きに傾斜するよう回転させらており、もし図108の図面の頁の外まで作図を行ったとすれば、図109の端面図で分かるように、第1及び第2ウイングは相接し、Aフレーム構造を形成することになろう。この実施形態では、図109及び図110で分かるように、第2ウイング1124の残りの部分に対して鋭角でタブ1034が具備されている。さらに、第2ウイング1124を受取るために、インプラントの中に形成されたグルーブ1018は傾斜させられている。従って、本インプラント1120は、棘突起の幅が椎骨本体に隣接したところでは広く、椎骨本体から少なくとも若干離れると狭くなるような用途に特に適している。スリーブ1016を貫通するこのインプラント1120の横断面は好ましくは図93aと類似したものでよいと理解するものとする。
インプラント1150の追加的実施形態が図111に示されている。インプラント1150は図94bに関して述べられた特徴に類似した特徴を有する。
インプラント1150は第1ウイング1154を具備した中心本体1152を含み、中心本体1152はガイド1158までのびる細長いグルーブ1156を含む。ねじ1160が、細長いグルーブ1156の中に設けられたねじ山付きボアの中に受取られる。
第2ウイング1162は、第2ウイング1162に対して実質的に垂直な中心本体1164を含む。
本発明のインプラントが図119a及び119bに示されている。このインプラントは第1ウイング1202、スリーブ1204及びガイド1206を含む。この実施形態の代替態様は、必要に応じて、さらに図120a及び120bに示すような第2ウイング1208を含む。
図125,図126及び図127は、図119bの線124−124に対して平行な線で分かるように、本発明の3つの代替実施形態を示している。
図128の実施形態は図93aの実施形態の有利な代替実施形態である。この実施形態では、中心本体1002は図93aに示すものと類似している。スリーブは2つのスリーブ部1016a及び1016bからなる。スリーブ部は好ましくは中実バーストック材料から形成又は機械加工されたスリーブよりも形成が実質的に容易なフラットストック材料から形成されている。スリーブ1016の別の利点は、超弾性材料製であれば、荷重の下で繰返し偏向する能力を強化するために、かかる材料の超弾性特性を最適化するようスリーブを形成できることにある。この実施形態では、スリーブ1016a及び1016bはC形に若干近く、形成された後には、中心本体1002のグルーブのなかにカチットはめ込まれる。
Claims (19)
- 脊柱の棘突起の間に位置決め可能な脊柱に関連した痛みを軽減するためのインプラントにおいて:
前記インプラントを棘突起に対して位置決めし、保持するための手段と;
前記インプラントを棘突起の解剖学的形態に合わせて調節する手段とを含むインプラント。 - 前記調節手段が前記位置決め及び保持手段に対して位置決め可能な部材を含むことを特徴とする請求項1に記載のインプラント。
- 前記調節手段が前記位置決め及び保持手段に対して位置決め可能な部材を含み;
前記部材が棘突起に関して好ましい方向性を有する形状を有することを特徴とする請求項1に記載のインプラント。 - 脊柱の棘突起の間に位置決め可能な脊柱に関連した痛みを軽減するためのインプラントにおいて:
インプラントを棘突起に対して保持する第1部材と;
インプラントを棘突起の解剖学的形態に合わせて調節するために、インプラントが棘突起に対して挿入されると前記第1部材に対して再位置決めすることができるように、前記第1部材に対して可動である第2部材とを含むインプラント。 - 脊柱の棘突起の間に位置決め可能な脊柱に関連した痛みを軽減するためのインプラントにおいて:
第1ウイングを含み、第1ウイングは、該第1ウイングからのびている中心本体を具備し、前記中心本体が縦軸を有し;
前記中心本体の上にかぶさるように位置決めされたスペーサを含み、前記スペーサが前記インプラントを棘突起の間に位置決めするのを助けるために前記中心本体に対して位置決め可能なように前記中心本体の前記縦軸のまわりを回転可能であり、
前記スペーサがニッケル・チタン合金製であることを特徴とするインプラント。 - インプラントが棘突起の間の後方位置から脊柱の椎骨本体により近い前方位置に挿入されると前記スペーサが回転できることを特徴とする請求項5に記載のインプラント。
- インプラントが棘突起の間の後方位置から脊柱の椎骨本体により近い前方位置に挿入されると前記部材が位置決め及び保持手段に対して回転できることを特徴とする請求項1に記載のインプラント。
- インプラントが棘突起の間の後方位置から脊柱の椎骨本体により近い前方位置に挿入されると前記第2部材が第1部材に対して回転できることを特徴とする請求項1に記載のインプラント。
- 脊柱の隣接する棘突起の間に位置決め可能な脊柱に関連した痛みを軽減するためのインプラントにおいて:
中心本体、ガイド及び第1ウイングを含む第1ユニットを含み、前記第1ウイングが前記中心本体の第1端に位置決めされ、前記ガイドが前記第1ウイングから遠位に位置決めされた前記中心本体の第2端からのびており;
前記中心本体が縦軸を含み;
前記中心本体の上にかぶさるように具備されたスペーサを含み、前記スペーサの少なくとも一部分が前記中心本体から離間され、前記中心本体のまわりを回転可能であり;
第2ウイングを含み;
第2ウイングを第1ユニットに固定する器具を含むインプラント。 - 棘突起に変化を起こさずに2つの棘突起の間で中心本体を押圧することを可能にするために前記ガイドが尖らされていることを特徴とする請求項9に記載のインプラント。
- 脊柱の隣接する棘突起の間に位置決め可能な脊柱に関連した痛みを軽減するためのインプラントにおいて:
中心本体、本体の第1端に位置決めされたガイド及び本体の第2端に位置決めされたストップを含む第1ユニットを含み;
前記中心本体が縦軸を含み;
前記中心本体の上にかぶさるように具備されたスペーサを含み、前記スペーサの少なくとも一部分が前記中心本体から離間され、前記中心本体のまわりを回転可能であり;
前記スペーサが前記ガイドと前記ストップとの間の定位置に保持されているインプラント。 - 前記スペーサが超弾性材料製であることを特徴とする請求項5、9または11に記載のインプラント。
- 脊柱の隣接する棘突起の間に位置決め可能な脊柱に関連した痛みを軽減するためのインプラントシステムにおいて:
横断面に少なくとも1つの長軸及び少なくとも1つの短軸を有するスペーサを含み;
挿入ガイド、中心本体、ストップ及びハンドルを含む挿入具を含み、前記ガイド及びび前記ストップが前記中心本体の反対側からのび、前記ハンドルが前記ストップからのびており;
スペーサがガイドの上方にストップに当接するように嵌着され、その後に挿入具により2つの隣接する椎骨の間に位置決めされるインプラントシステム。 - 前記スペーサが円筒形で、横断面形状が楕円形であることを特徴とする請求項5、9または13に記載のインプラント。
- 前記スペーサが円筒形で、長軸及び短軸のある横断面を有することを特徴とする請求項5、9または13に記載のインプラント。
- 脊柱の隣接する棘突起の間に位置決め可能な脊柱に関連した痛みを軽減するためのインプラントにおいて:
第1ウイングを含み;
第1ウイングに対して取付けられたスペーサを含み、前記スペーサを棘突起の間に位置決めするのを助けるように前記スペーサが第1ウイングに対して位置決め可能であるインプラント。 - 前記スペーサが超弾性ニッケル・チタン合金製であることを特徴とする請求項5、9、13または16に記載のインプラント。
- 脊柱の棘突起の間に位置決め可能な脊柱に関連した痛みを軽減するためのインプラントにおいて:
第1ウイングを含み、第1ウイングは、該第1ウイングからのびている中心本体を具備し、前記中心本体が縦軸を有し;
前記中心本体の上にかぶさるように位置決めされたスペーサを含み、前記スペーサが前記インプラントを棘突起の間に位置決めするのを助けるために前記中心本体に対して位置決め可能なように前記中心本体の前記縦軸のまわりを回転可能であり、
前記スペーサが第1スペーサ部分及び第2スペーサ部分から形成され、その各々が前記中心本体に作動可能結合されていることを特徴とするインプラント。 - 前記スペーサは、少なくとも1つの長軸線と、少なくとも1つの短軸線とを備える断面を有する、請求項13に記載のインプラント。
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