JP2008167296A - 機器監視方法および機器監視システム - Google Patents

機器監視方法および機器監視システム Download PDF

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Abstract

【課題】個々の機器の個体差を反映させつつ機器ごとのセンサ値の正常範囲を決定する。
【解決手段】本発明の一態様としての機器監視方法は、各々センサをもつ複数の機器を監視する機器監視方法であって、前記複数の機器から2つ以上のサンプル機器を選択する選択ステップと、各前記サンプル機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データを用いて、各前記サンプル機器の各々について前記センサ値の平均と標準偏差とを計算する第1計算ステップと、前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とを計算する第2計算ステップと、前記複数の機器のうち任意の機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データから前記センサ値の平均を計算し、計算した平均と、前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とから、前記任意の機器のセンサの正常範囲を算出する正常範囲算出ステップと、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、機器監視方法および機器監視システムに関し、たとえば機器の異常性をセンサの値から判定する技術に関するものである。
機器の安全性の向上および監視コストの削減のため、遠隔監視へのニーズが高まっている。遠隔監視で実現すべき事項の一つとして異常の監視がある。機器の異常性はセンサの値から判定する。センサのとるべき上限と下限が与えられ、この範囲(正常範囲)を逸脱すると機器は異常であると見なされる。センサ値の上限および下限はセンサ値の履歴データを用いることで決定できる。例えば、センサ値のばらつきは正規分布であると仮定し、平均μと標準偏差σを求め、μ±3σを上限と下限とする方法がある。
特開2006−135412号公報
遠隔監視では、同一の多数の機器が監視対象になるという特徴を持つ。これら全ての機器でセンサデータを収集し、上限と下限を決定するのは困難である。また、新規に設置された機器はセンサ値の履歴データが無いため上限下限を設定することができない。したがって、対象機器のうち、いくつかの機器をサンプリングし、サンプリングした機器のセンサデータを用いて上限と下限を決定する方法が考えられる。しかし、同一機器であっても機器には個体差がある可能性があり、サンプリングした機器のセンサデータから残りの機器のセンサ値の上限と下限を一意に決めることが困難な場合がある。すなわち、サンプリングした機器から決めたセンサ値の上限と下限が、残りの機器の異常発見にうまく適合するとは限らない。
本発明は、個々の機器の個体差を反映させつつ機器ごとのセンサ値の正常範囲を決定できる機器監視方法および機器監視システムを提供する。
本発明の一態様としての機器監視方法は、
各々センサをもつ複数の機器を監視する機器監視方法であって、
前記複数の機器から2つ以上のサンプル機器を選択する選択ステップと、
各前記サンプル機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データを用いて、各前記サンプル機器の各々について前記センサ値の平均と標準偏差とを計算する第1計算ステップと、
前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とを計算する第2計算ステップと、
前記複数の機器のうち任意の機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データから前記センサ値の平均を計算し、計算した平均と、前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とから、前記任意の機器のセンサの正常範囲を算出する正常範囲算出ステップと、
を備える。
本発明の一態様としての機器監視方法は、
各々センサをもつ複数の機器を監視する機器監視方法であって、
前記複数の機器から2つ以上のサンプル機器を選択する選択ステップと、
各前記サンプル機器のセンサから検出されるセンサ値の時系列データを用いて、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の平均を各前記サンプル機器間で平均したサンプル平均と、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の平均の各前記サンプル機器間での標準偏差であるサンプル標準偏差と、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の標準偏差を各前記サンプル機器間で平均した標準偏差平均とを計算する第3計算ステップと、
前記複数の機器のうち任意の機器のセンサから検出された前記センサ値の個数および平均と、前記第3計算ステップで計算された前記サンプル平均、前記サンプル標準偏差、前記標準偏差平均とから、前記任意の機器のセンサ値の平均の分布を表す正規分布の中央値、または前記中央値に対し閾値範囲内の値を求め、前記中央値または前記閾値範囲内の値と、前記標準偏差平均とから、前記任意の機器のセンサの正常範囲を求める正常範囲算出ステップと、
を備える。
本発明の一態様としての機器監視システムは、
各々センサをもつ複数の機器を監視する機器監視システムであって、
前記複数の機器から2つ以上のサンプル機器を選択する選択手段と、
各前記サンプル機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データを用いて、各前記サンプル機器の各々について前記センサ値の平均と標準偏差とを計算する第1計算手段と、
前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とを計算する第2計算手段と、
前記複数の機器のうち任意の機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データから前記センサ値の平均を計算し、計算した平均と、前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とから、前記任意の機器のセンサの正常範囲を算出する正常範囲算出手段と、
を備える。
本発明の一態様としての機器監視システムは、
各々センサをもつ複数の機器を監視する機器監視システムであって、
前記複数の機器から2つ以上のサンプル機器を選択する選択手段と、
各前記サンプル機器のセンサから検出されるセンサ値の時系列データを用いて、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の平均を各前記サンプル機器間で平均したサンプル平均と、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の平均の各前記サンプル機器間での標準偏差であるサンプル標準偏差と、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の標準偏差を各前記サンプル機器間で平均した標準偏差平均とを計算する第3計算手段と、
前記複数の機器のうち任意の機器のセンサから検出された前記センサ値の個数および平均と、前記第3計算ステップで計算された前記サンプル平均、前記サンプル標準偏差、前記標準偏差平均とから、前記任意の機器のセンサ値の平均の分布を表す正規分布の中央値、または前記中央値に対し閾値範囲内の値を求め、前記中央値または前記閾値範囲内の値と、前記標準偏差平均とから、前記任意の機器のセンサの正常範囲を求める正常範囲算出手段と、
を備える。
本発明により、個々の機器の個体差を反映させつつ機器ごとのセンサ値の正常範囲を決めることができる。
(第1の実施の形態)
図1は監視システム全体の構成を示す。複数の同一機種のローカル機器1が監視対象である。ローカル機器1の具体例は、エレベータやコピー機などである。図2に示すように各ローカル機器1は、S1〜Snまでのn個のセンサを持ち、センサ値を監視するプログラム102が動作する。エレベータのセンサの例はドアの開閉速度などであり、コピー機のセンサの例はドラムの回転速度などである。監視プログラムは、センサ値の適正区間(正常範囲)の上限と下限を保持しており、センサ値がこの区間に入っているか否かを判定する。監視プログラムはセンサ値が適正区間から外れた際は異常という結果をセンタ装置100に通知する。センタ装置100ではローカル機器1からの異常通知を受け、その後の対応、例えば点検員の派遣といった対応をとる。本実施の形態では、センサS1の異常を発見するための上限および下限(以降、監視モデルと呼ぶ)の生成方法について記す。なお、上限と下限は、センサの値が正規分布にしたがってばらつくと考え、その平均と分散から決めることが多い。本実施の形態では、センサS1の分散(あるいは標準偏差)は一定であると仮定し、平均が機器ごとにばらつく場合について述べる。なお、分散あるいは標準偏差はばらつきを表す指標の一例である。
図1のローカル機器からランダムに数台のサンプル機器を選び、S1の履歴データを集める。図3は4台の機器(ハッチングされた機器)1(1)〜1(4)からデータがセンタ装置100に集められた様子を表している。図4は、集められたサンプル機器1(1)〜1(4)のデータから、従来の手法により、機器ごとに監視モデルを生成した例である。図中の矢印の範囲が個々の機器のS1の正常範囲である。S1軸上の1つ1つの点がセンサデータであり、その平均mと分散σを用いて計算したm−3σ、m+3σを正常範囲としている。σは標準偏差(ばらつき)である。図4を見て明らかな通り、個々のサンプル機器ごとに監視モデル(上限および下限)は異なる。したがってこれらの監視モデルの中から全ての機器に適応する監視モデルを一意に決めることはできない。
以下、各サンプル機器について計算した平均および標準偏差を利用して、ローカル機器ごとに監視モデルを生成する手順について説明する。
図5は図4の各監視モデルの平均mと標準偏差s(σ)をまとめたものである。本実施の形態では各ローカル機器におけるセンサ値の標準偏差は等しいと仮定し、図5のsの平均をとったsm=0.60を利用する。平均mの平均mmと、平均mの標準偏差msとを計算すると、図5のサンプルでは、mm=4, ms=0.667となる。ここで平均は正規分布に従うと仮定し、平均mの信頼区間[a,b]を計算する。例えば95%信頼区間を仮定すると、およそ[mm−2ms, mm+2ms]、すなわち、[2.66, 5.33]が信頼区間となる。この信頼区間と、ローカル機器で取得されたセンサデータとからローカル機器(サンプル機器と異なるローカル機器およびサンプル機器)ごとのローカル監視モデルを生成する。
今、ローカル機器のセンサS1に関して5時刻分のデータが収集されたものとする(図6)。ここで、これらのセンサ値の母集団は平均lm, 標準偏差lsの正規分布N(lm,ls)に従うと仮定し、lmを決定することでローカル監視モデルを生成する。lsは前述の通り固定であり、smを用いる。lmは、先に計算した信頼区間の値のみを取り得るとし、この区間を外れた場合は信頼区間に最も近い値とする。例えば、図6の例では、ローカル機器のセンサS1のデータの平均ldmが3.58で信頼区間に入っているので、lm = ldm = 3.58 となる。仮に、ldmが信頼区間の下限2.66より小さい場合はlm=2.66となり、ldmが信頼区間の上限より大きい場合はlm=5.33となる。
本実施の形態の処理フローを図7と図8を用いて説明する。図7には1台のセンタ装置100と6台のローカル機器1(1)〜1(6)とが示されている。センタ装置100の計算部101において図8(A)に示す処理フローが行われる。センタ装置100の計算部101は、ローカル機器をランダムに選ぶ(S11)。ステップS11はたとえば選択ステップ、または選択手段の処理に相当する。ランダムに選んだサンプル機器からセンサ時系列データを取得する(S12)。各サンプル機器から取得したデータから平均mの信頼区間[a,b]と標準偏差sの平均とを計算する(S13)。ステップS13はたとえば第1計算ステップおよび第2計算ステップに相当し、また第1計算手段および第2計算手段の処理に相当する。計算結果を監視対象機器(ローカル機器)1(1)〜1(6)に送付する(S14)。監視対象機器1(1)〜1(6)においては監視モデル管理部11において図8(B)に示す処理フローが行われる。ローカル機器の監視モデル管理部11はセンタ装置100から平均mの信頼区間[a,b]と標準偏差の平均smとを取得する(S21)。この後、ローカル機器内のセンサからセンサデータを収集し、その平均値ldmを計算する(S22)。この平均値ldmと信頼区間[a,b]とを比較し(S23)、平均値ldmが信頼区間[a,b]内なら(S23のYES)、正規分布N(lm,ls)におけるlmを平均値ldmにし(S24)、そうでないなら(S23のNO)lmを信頼区間内の平均値ldmに最も近い値とする(S25)。このlmとls=smを用いて監視モデルを決定する(S26)。たとえば監視モデル(正常範囲)を、[lm−2sm,lm+2sm]とする。ステップS22〜S26はたとえば正常範囲算出ステップに相当する。
本実施の形態ではセンタ装置が、各サンプル機器からセンサデータを取得し、各サンプル機器のセンサデータの平均および標準偏差の計算を行う例を示したが、各サンプル機器においてそれぞれセンサデータの平均および標準偏差を計算してセンタ装置に送信するようにすることも可能である。
本実施の形態により、各サンプル機器からのみ収集したセンサデータから取得した、センサ値の平均の信頼区間およびばらつきの平均と、個々の機器において検出されたセンサデータとから、各機器における監視モデル(正常範囲)を求めるため、個体差を反映させつつ機器ごとの正常範囲を少ない計算負荷で得ることができる。また各機器の監視モデルが、他の機器の監視モデルから極端に外れることを防ぐことができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に図1の監視システムにおいて、ランダムに選択した機器(サンプル機器)のセンサS1の履歴データと、監視対象となるローカル機器で収集されたデータとから、ローカル機器の監視モデルを生成する手法について述べていく。
サンプル機器から収集したセンサS1の履歴データは図5に示されるものとし、ローカル機器で収集されたデータは図6に示されるものであるとする。また、第1の実施の形態と同様にローカル機器においてセンサ値の母集団が従う正規分布N(lm,ls)の標準偏差lsは、各サンプル機器のセンサS1データの標準偏差の平均smであるものとする。第2の実施の形態ではローカル機器に時刻データ(各時刻におけるセンサデータ)が入力されるのに従って監視モデル(正常範囲)を変化させていく。監視モデルの生成にはベイズ統計の手法を利用する。文献”渡辺洋著 ベイズ統計学入門”の105ページによれば、正規分布の事前分布の平均mの平均mmと、平均の標準偏差msと、監視モデルの標準偏差smとが与えられ、また、監視対象機器の観測データの個数nと平均ldmとが与えられたとき、監視モデルの平均の事後分布は、
Figure 2008167296
という正規分布に従う。今、mm = 4, ms = 0.666 = 0.44, sm = 0.6 = 0.36 なので、図6における1時刻目のセンサデータ(時刻データ)が入力された際には、n = 1, ldm = 3.6 を代入して、監視モデルの平均lm(式(1)内の左側の項)は、3.78となる。図9に入力された時刻と、その時点での監視モデルの平均(式(1)内の左側の項)とを示す。このように、入力される時刻の数が増えるに従って、ローカル機器で収集されたデータの内容が監視モデルに反映されていく。監視モデル(正常範囲)はたとえば[lm−2sm, lm+2sm]として表される(上述したようにls=smである)。なお、図6に示す個々の時刻のセンサデータを用いる代わりに、センサデータの移動平均を用いるようにしてもよい。例えば、各時刻において取得したセンサデータを10時刻単位で区切り、各区間の平均を1つのセンサデータとする。または、所定時刻間隔でサンプリングにより取得したセンサデータを用いるようにしてもよい。または移動平均とサンプリングとの組み合わせを用いてもよい。
本実施の形態の処理フローを図7と図10とを用いて説明する。図10(A)に示すように、センタ装置100の計算部101は、ローカル機器をランダムに選ぶ(S31)。ランダムに選んだサンプル機器のセンサからセンサ時系列データを取得する(S32)。各サンプル機器から取得したデータから平均mの平均mm、平均の標準偏差ms、標準偏差の平均smを計算する(S33)。ステップS33はたとえば第3計算ステップ、または第3計算手段の処理に相当する。計算結果は監視対象機器(ローカル機器)に送付する(S34)。一方、図10(B)に示すように、監視対象機器における監視モデル管理部11はセンタ装置100からmm, ms, smを取得する(S41)。この後、ローカル機器のセンサデータの一時刻分yを収集し集合Yに追加する(S42)。集合Yの平均値ldmと集合Y内のセンサデータの個数nとを取得し(S43)、式(1)に代入して監視モデルの平均の分布を計算し、その分布の中央値(平均)lmを計算する(S44)。その分布の中央値(平均)lm(式(1)内の左側の項)とsmとを用いて監視モデルを決定する(S45)。中央値lmに代えて、中央値lmから所定の閾値範囲内の値を用いてもよい。たとえば、式(1)の右側の項が分散σを表しており、これを用いて計算できる、中央値lmの信頼区間を閾値範囲としてもよい。一例として、95%信頼区間は、[lm−2σ,lm+2σ]となり、この範囲内の値を用いてもよい。ステップS42〜S45はたとえば正常範囲算出ステップ、または正常範囲算出手段の処理に相当する。
本実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様に、個体差を反映させつつ機器ごとの正常範囲を少ない計算負荷で得ることができ、また各機器の監視モデルが、他の機器の監視モデルから極端に外れることを防ぐことができる。
(第3の実施の形態)
監視モデルの生成に際して、第2の実施の形態と同様に処理を行っていき、ローカル機器で得られたセンサS1のデータが図11に示すようであったとする。ここで、第2の実施の形態と同様に1時刻目のセンサデータ1.2を用いて監視モデルの平均lm(式(1)内の左側の項)を計算すると、2.46となる。監視モデルの標準偏差smを0.6とし、±2smを正常範囲とするとセンサデータの正常範囲は[1.26, 3.66]となるので、図11の1時刻目のデータは正常範囲に含まれず異常だと判定される。したがってこのセンサデータは監視モデルの生成には利用しない。続いて2時刻目のデータ1.3を利用して監視モデルの平均lm(式(1)内の左側の項)を計算すると2.52となり、同様にsm=0.6とするとセンサデータの正常範囲は[1.32, 3.72]となる。したがって、2時刻目のセンサデータも正常範囲に含まれず異常と判定される。したがってこのセンサデータも監視モデルの生成には利用しない。3時刻目以降も同様に処理をすると、各時刻のセンサデータは正常と判定されるため、図11に示される3時刻目以降のセンサデータは監視モデルの生成に利用される。図12に本実施の形態による監視モデルの平均lmの推移を示す。このように正常範囲に含まれないセンサデータを監視モデルの生成に用いないようにすることで、生成される監視モデルに異常値が反映されるのを防ぐ。なお、第2の実施の形態と同様に、図11に示す個々の時刻のセンサデータを用いる代わりに、センサデータの移動平均、または、所定時刻間隔でサンプリングにより取得したセンサデータを用いてもよい。または移動平均とサンプリングとの組み合わせを用いてもよい。
本実施の形態の処理フローを図7と図13を用いて説明する。図13(A)に示すようにセンタ装置100の計算部101は、ローカル機器をランダムに選ぶ(S51)。ランダムに選んだ各サンプル機器からセンサ時系列データを取得する(S52)。各サンプル機器から取得したデータから平均mの平均mmと、平均の標準偏差msと、標準偏差の平均smとを計算する(S53)。計算結果を監視対象機器に送付する(S54)。一方、図13(B)に示すように、監視対象機器における監視モデル管理部11は、センタ装置100からmm, ms, smを取得する(S61)。この後、ローカル機器のセンサデータの一時刻分yを収集し集合Yに追加する(S62)。集合Yの平均値ldmと、集合Yに含まれるセンサデータの個数nとを式(1)に代入して平均の分布を計算する(S64)。その分布の中央値(平均)lmと、smとを用いて監視モデル(正常範囲)を決定する(S65)。この監視モデルを用いてセンサデータyの異常性を判定する(S66)。正常の場合は(S66のYES)ステップS62に戻る。異常の場合は(S66のNO)、センサデータyを集合Yから削除し(S67)、以降、このセンサデータは監視モデルの生成には利用されない。本例では、最新のセンサデータのみ正常範囲に入るか否かを判定したが、集合Yに含まれる全てのセンサデータについて正常範囲に含まれるか否かを判定し、正常範囲に含まれないセンサデータを全て削除するようにしてもよい。
(第4の実施の形態)
第1の実施の形態、あるいは第2、第3の実施の形態において、ローカル機器でユーザが指定した個数のセンサS1データが収集されたとき、または、ユーザが指定した所定の期間が経過したとき、センサS1データの平均および標準偏差を計算して、ローカル機器(サンプル機器とサンプル機器でないローカル機器との両方を含む)からセンタ装置に送付する。センタ装置はローカル機器から送られてきた平均および標準偏差を用いて第一の実施の形態における信頼区間[a, b]、標準偏差の平均sm、あるいは、第2、第3の実施の形態における平均の平均mm、平均の標準偏差ms、標準偏差の平均smを計算し直す。これらの再計算された値を用いてそれぞれの実施の形態を実施する。これによって多数の監視対象機器(ローカル機器)の振る舞いを反映させた監視モデルを生成することが可能となる。
本実施の形態の処理フローを図7と図14を用いて説明する。図14(A)に示すように、センタ装置100の計算部101は、ローカル機器から平均および標準偏差を取得し(S71)、取得した平均および標準偏差を用いて第1、2,3の実施の形態で計算した統計量(平均の平均mm、平均の標準偏差ms、信頼区間[a,b]、標準偏差の平均ms)を計算しなおし(S72)、計算結果を各ローカル機器(監視対象機器)に送付する(S73)。一方、図14(B)に示すように、ローカル機器はセンサからセンサデータを収集し(S81)、収集したセンサデータの個数が閾値以上になったかまたは所定の期間が経過したかどうかを判断し(S82)、これらのうちいずれかが成立した場合は(S82のYES)、平均と標準偏差とを計算してセンタ装置100に送付する(S83)。この後、センタ装置100が計算した統計量(平均の平均mm、平均の標準偏差ms、信頼区間[a,b]、標準偏差の平均ms)を再取得し(S84)、第1、2,3の実施の形態に説明したように監視モデルを生成する(S85)。
本実施の形態では、各ローカル機器においてセンサS1データの平均および標準偏差を計算してセンタ装置に送るようにしたが、各ローカル機器からセンタS1データをセンタ装置に送信し、センタ装置において各ローカル機器の平均および標準偏差を計算するようにすることも可能である。
(第5の実施の形態)
第1〜4の実施の形態において、各ローカル機器のセンサS1データから平均値を計算した際、または各ローカル機器からセンサS1データの平均を収集した際に、センタ装置は、各ローカル機器から得られた平均値のクラスタリングを行う。例えば、図15に示すように8個のローカル機器ID1〜ID8から平均値V1〜V8が得られた場合、クラスタリングによって、クラスタA、Bが生成される。クラスタリングは例えば凝集法やk−means法を用いればよい。クラスタAには、平均値V1、V2、V5、V6をもつローカル機器ID1、ID2、ID5、ID6が、クラスタBには平均値V3、V4、V7、V8をもつ機器ID3、ID4、ID7、ID8が分類される。ここで、クラスタAに分けられた機器とクラスタBに分けられた機器とを区別する特徴がないか調べる。図16に示す表は、例えばエレベータの場合の各機器ID〜ID8の個体情報である。この表で、クラスタ属性をクラスとし、設置年、タイプ、場所を属性として用いて、1つ以上の属性からクラスを予測する決定木(分類規則)を生成する。図17 に生成された決定木が示され、設置年によって個体をクラスA, Bへと分類している。この決定木を用いて全てのローカル機器の分類を行いクラスA,Bへと分ける。以降、クラスA, Bごとに別の監視モデルを生成していく。
本実施の形態の処理フローを図7と図18を用いて説明する。図18(A)に示すように、センタ装置100の計算部101は、監視対象機器(ローカル機器)から送付された統計量(たとえば平均、標準偏差(または分散)など)を集め(S91)、クラスタリングを行う(S92)。ステップS92はたとえばクラスタリングステップ、またはクラスタリング手段の処理に相当する。クラスタリングとしては1種類の統計量のみ(たとえば平均または標準偏差)を使用した一次元クラスタリングを行ってもよいし、2種類の統計量(たとえば平均および標準偏差)を使用した二次元クラスタリングを行ってもよい。あるいは3種類以上の統計量を使用した三次元以上の高次元クラスタリングを行ってもよい。クラスタリングを行ったら、各監視対象機器をいずれかのクラスタに分類する分類規則(ルール)を生成する(S93)。ステップS93はたとえば規則生成ステップ、または規則生成手段の処理に相当する。この分類規則を用いて各ローカル機器を分類する(S94)。ステップS94はたとえば推測ステップ、または推測手段の処理に相当する。以降、クラスタごとに独立して第1〜第4の実施の形態の処理を行う。たとえば第1の実施の形態の場合、あるクラスタに属する各ローカル機器に送付する平均mの信頼区間[a,b]および標準偏差sの平均smは、同一のクラスタに属する各サンプル機器から収集したセンサデータから生成する。一方、図18(B)に示すように、監視対象機器の監視モデル管理部11は、センサデータを収集して統計量を計算する(S101)。ステップS101はたとえば統計量計算ステップ、または統計量計算手段の処理に相当する。そして、計算した統計量をセンタ装置100に送付する(S102)。統計量の計算はセンタ装置100において行っても良い。以降、センタ装置100によってローカル機器はいずれかのクラスタに分類される。
監視システムの全体構成を示す図 ローカル機器の構成を示す図 サンプル機器からデータを収集する様子を示す図 サンプル機器ごとの監視モデルを示す図 サンプル機器データの平均m、平均の平均mm、平均の分散ms、標準偏差sの平均smを示す図 ローカル機器において取得されたセンサS1データ(5時刻分)を示す図 監視システムのブロック図 第1の実施の形態の処理を説明するフローチャート 監視モデルの平均の推移を示す図 第2の実施の形態のフローチャート ローカル機器において取得されたセンサS1データ(その2)を示す図 監視モデルの平均の推移(その2)を示す図 第3の実施の形態の処理を説明するフローチャート 第4の実施の形態の処理を説明するフローチャート 収集されたローカルS1データの平均とそのクラスタリングとを示す図 ローカル機器の固有情報を示す図 クラスA, Bを分類する決定木の例を示す図 第5の実施の形態の処理を説明するフローチャート
符号の説明
1:ローカル機器
11:監視モデル管理部
100:センタ装置
101:計算部
102:監視プログラム

Claims (22)

  1. 各々センサをもつ複数の機器を監視する機器監視方法であって、
    前記複数の機器から2つ以上のサンプル機器を選択する選択ステップと、
    各前記サンプル機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データを用いて、各前記サンプル機器の各々について前記センサ値の平均と標準偏差とを計算する第1計算ステップと、
    前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とを計算する第2計算ステップと、
    前記複数の機器のうち任意の機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データから前記センサ値の平均を計算し、計算した平均と、前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とから、前記任意の機器のセンサの正常範囲を算出する正常範囲算出ステップと、
    を備えた機器監視方法。
  2. 前記正常範囲算出ステップでは、
    前記計算した平均値が前記信頼区間に含まれるときは、前記計算した平均値と、前記標準偏差の平均とから前記センサの正常範囲を求め、
    前記計算した平均値が前記信頼区間に含まれないときは、前記計算した平均値に最も近い前記信頼区間内の値と前記標準偏差の平均とから前記センサの正常範囲を求める、
    ことを特徴とする請求項1に記載の機器監視方法。
  3. 前記計算した平均値または前記計算した平均値に最も近い前記信頼区間内の値に対し、±(所定係数×前記標準偏差)の範囲を前記正常範囲として求めることを特徴とする請求項2に記載の機器監視方法。
  4. 前記第1計算ステップは、前記任意の機器においてあらかじめ指定された個数のセンサ値が収集されたとき、または、あらかじめ指定された所定の期間が経過したとき、前記任意の機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データからセンサ値の平均と標準偏差を計算し、
    前記第2計算ステップは、前記任意の機器から計算された前記センサ値の平均と前記標準偏差とを用いて、前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とを更新することを特徴とする請求項1に記載の機器監視方法。
  5. 前記サンプル機器ごとに前記センサ値の時系列データから所望の統計量を計算する統計量計算ステップと、
    各前記サンプル機器から計算した統計量により各前記サンプル機器をクラスタリングして複数のグループに分割するクラスタリングステップと、
    各前記サンプル機器のそれぞれが有する複数の属性値と、各前記サンプル機器が属するグループを用いて、1つ以上の属性値からグループを推測する推論規則を生成する規則生成ステップと、
    前記任意の機器が属するグループを前記推論規則から推測する推測ステップと、をさらに備え、
    前記第2計算ステップでは、前記グループごとに、前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とを計算し、
    前記正常範囲算出ステップでは、前記任意の機器のセンサから検出された前記センサ値の時系列データと、前記任意の機器が属するグループから計算された前記センサ値の平均の信頼区間および前記標準偏差の平均とから、前記任意の機器のセンサの正常範囲を算出する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の機器監視方法。
  6. 各々センサをもつ複数の機器を監視する機器監視方法であって、
    前記複数の機器から2つ以上のサンプル機器を選択する選択ステップと、
    各前記サンプル機器のセンサから検出されるセンサ値の時系列データを用いて、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の平均を各前記サンプル機器間で平均したサンプル平均と、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の平均の各前記サンプル機器間での標準偏差であるサンプル標準偏差と、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の標準偏差を各前記サンプル機器間で平均した標準偏差平均とを計算する第3計算ステップと、
    前記複数の機器のうち任意の機器のセンサから検出された前記センサ値の個数および平均と、前記第3計算ステップで計算された前記サンプル平均、前記サンプル標準偏差、前記標準偏差平均とから、前記任意の機器のセンサ値の平均の分布を表す正規分布の中央値、または前記中央値に対し閾値範囲内の値を求め、前記中央値または前記閾値範囲内の値と、前記標準偏差平均とから、前記任意の機器のセンサの正常範囲を求める正常範囲算出ステップと、
    を備えた機器監視方法。
  7. 前記第3計算ステップは、
    各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の平均と、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の標準偏差とを計算する第1ステップと、
    各前記サンプル機器のそれぞれから計算された前記センサ値の平均および前記センサ値の標準偏差から、前記サンプル平均、前記サンプル標準偏差、および前記標準偏差平均を計算する第2ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の機器監視方法。
  8. 前記中央値または前記閾値範囲内の値に対し、±(所定係数×前記標準偏差平均)の範囲を前記正常範囲として求めることを特徴とする請求項6または7に記載の機器監視方法。
  9. 前記正常範囲算出ステップにおいて、前記任意の機器のセンサからセンサ値が所定数検出されるごとに前記任意の機器のセンサの正常範囲を算出し、前記正常範囲の算出に用いたセンサ値のうち前記正常範囲に含まれないセンサ値を検出し、検出したセンサ値を次回以降の正常範囲の算出に用いないことを特徴とする請求項6ないし8のいずれか一項に記載の機器監視方法。
  10. 前記第3計算ステップにおける前記第1ステップは、前記任意の機器においてあらかじめ指定された個数のセンサ値が収集されたとき、または、あらかじめ指定された所定の期間が経過したとき、前記任意の機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データから前記センサ値の平均および標準偏差を計算し、
    前記第3計算ステップにおける前記第2ステップは、前記任意の機器から計算された前記センサ値の平均および標準偏差を用いて、前記サンプル平均と、前記サンプル標準偏差と、前記標準偏差平均を更新することを特徴とする請求項7に記載の機器監視方法。
  11. 前記サンプル機器ごとに前記センサ値の時系列データから所望の統計量を計算する統計量計算ステップと、
    各前記サンプル機器から計算した統計量により各前記サンプル機器をクラスタリングして複数のグループに分割するクラスタリングステップと、
    各前記サンプル機器のそれぞれがもつ複数の属性値と、各前記サンプル機器が属するグループを用いて、1つ以上の属性値からグループを推測する推論規則を生成する規則生成ステップと、
    前記任意の機器が属するグループを前記推論規則から推測する推測ステップと、をさらに備え、
    前記第3計算ステップでは、前記グループごとに、前記サンプル平均と、前記サンプル標準偏差と、前記標準偏差平均とを計算し、
    前記正常範囲算出ステップでは、前記任意の機器のセンサから検出された前記センサ値の個数および平均と、前記任意の機器が属するグループから計算された前記サンプル平均、前記サンプル標準偏差、前記標準偏差平均とから、前記中央値または前記所定範囲内の値を求めることを特徴とする請求項6ないし10のいずれか一項に記載の機器監視方法。
  12. 各々センサをもつ複数の機器を監視する機器監視システムであって、
    前記複数の機器から2つ以上のサンプル機器を選択する選択手段と、
    各前記サンプル機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データを用いて、各前記サンプル機器の各々について前記センサ値の平均と標準偏差とを計算する第1計算手段と、
    前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とを計算する第2計算手段と、
    前記複数の機器のうち任意の機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データから前記センサ値の平均を計算し、計算した平均と、前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とから、前記任意の機器のセンサの正常範囲を算出する正常範囲算出手段と、
    を備えた機器監視システム。
  13. 前記正常範囲算出手段は、
    計算した平均値が前記信頼区間に含まれるときは、前記計算した平均値と、前記標準偏差の平均とから前記センサの正常範囲を求め、
    前記計算した平均値が前記信頼区間に含まれないときは、前記計算した平均値に最も近い前記信頼区間内の値と前記標準偏差の平均とから前記センサの正常範囲を求める、
    ことを特徴とする請求項12に記載の機器監視システム。
  14. 前記正常範囲算出手段は、前記計算した平均値または前記計算した平均値に最も近い前記信頼区間内の値に対し、±(所定係数×前記標準偏差)の範囲を前記正常範囲として求めることを特徴とする請求項13に記載の機器監視システム。
  15. 前記第1計算手段は、前記任意の機器においてあらかじめ指定された個数のセンサ値が収集されたとき、または、あらかじめ指定された所定の期間が経過したとき、前記任意の機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データからセンサ値の平均と標準偏差を計算し、
    前記第2計算手段は、前記任意の機器から計算された前記センサ値の平均と前記標準偏差とを用いて、前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とを更新することを特徴とする請求項12に記載の機器監視システム。
  16. 前記サンプル機器ごとに前記センサ値の時系列データから所望の統計量を計算する統計量計算手段と、
    各前記サンプル機器から計算した統計量により各前記サンプル機器をクラスタリングして複数のグループに分割するクラスタリング手段と、
    各前記サンプル機器のそれぞれが有する複数の属性値と、各前記サンプル機器が属するグループを用いて、1つ以上の属性値からグループを推測する推論規則を生成する規則生成手段と、
    前記任意の機器が属するグループを前記推論規則から推測する推測手段と、をさらに備え、
    前記第2計算手段は、前記グループごとに、前記センサ値の平均の信頼区間と、前記標準偏差の平均とを計算し、
    前記正常範囲算出手段は、前記任意の機器のセンサから検出された前記センサ値の時系列データと、前記任意の機器が属するグループから計算された前記センサ値の平均の信頼区間および前記標準偏差の平均とから、前記任意の機器のセンサの正常範囲を算出する、
    ことを特徴とする請求項12ないし15のいずれか一項に記載の機器監視システム。
  17. 各々センサをもつ複数の機器を監視する機器監視システムであって、
    前記複数の機器から2つ以上のサンプル機器を選択する選択手段と、
    各前記サンプル機器のセンサから検出されるセンサ値の時系列データを用いて、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の平均を各前記サンプル機器間で平均したサンプル平均と、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の平均の各前記サンプル機器間での標準偏差であるサンプル標準偏差と、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の標準偏差を各前記サンプル機器間で平均した標準偏差平均とを計算する第3計算手段と、
    前記複数の機器のうち任意の機器のセンサから検出された前記センサ値の個数および平均と、前記第3計算ステップで計算された前記サンプル平均、前記サンプル標準偏差、前記標準偏差平均とから、前記任意の機器のセンサ値の平均の分布を表す正規分布の中央値、または前記中央値に対し閾値範囲内の値を求め、前記中央値または前記閾値範囲内の値と、前記標準偏差平均とから、前記任意の機器のセンサの正常範囲を求める正常範囲算出手段と、
    を備えた機器監視システム。
  18. 前記第3計算手段は、
    各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の平均と、各前記サンプル機器のそれぞれにおけるセンサ値の標準偏差とを計算する第1手段と、
    各前記サンプル機器のそれぞれから計算された前記センサ値の平均および前記センサ値の標準偏差から、前記サンプル平均、前記サンプル標準偏差、および前記標準偏差平均を計算する第2手段と、
    を含むことを特徴とする請求項17に記載の機器監視システム。
  19. 前記標準偏差は標準偏差であり、前記正常範囲算出手段は、前記中央値または前記閾値範囲内の値に対し、±(所定係数×前記標準偏差平均)の範囲を前記正常範囲として求めることを特徴とする請求項17または18に記載の機器監視システム。
  20. 前記正常範囲算出手段は、前記任意の機器のセンサからセンサ値が所定数検出されるごとに前記任意の機器のセンサの正常範囲を算出し、前記正常範囲の算出に用いたセンサ値のうち前記正常範囲に含まれないセンサ値を検出し、検出したセンサ値を次回以降の正常範囲の算出に用いないことを特徴とする請求項17ないし19のいずれか一項に記載の機器監視システム。
  21. 前記第3計算手段における前記第1手段は、前記任意の機器においてあらかじめ指定された個数のセンサ値が収集されたとき、または、あらかじめ指定された所定の期間が経過したとき、前記任意の機器のセンサにより検出されたセンサ値の時系列データから前記センサ値の平均および標準偏差を計算し、
    前記第3計算手段における前記第2手段は、前記任意の機器から計算された前記センサ値の平均および標準偏差を用いて、前記サンプル平均と、前記サンプル標準偏差と、前記標準偏差平均を更新することを特徴とする請求項18に記載の機器監視システム。
  22. 前記サンプル機器ごとに前記センサ値の時系列データから所望の統計量を計算する統計量計算手段と、
    各前記サンプル機器から計算した統計量により各前記サンプル機器をクラスタリングして複数のグループに分割するクラスタリング手段と、
    各前記サンプル機器のそれぞれがもつ複数の属性値と、各前記サンプル機器が属するグループを用いて、1つ以上の属性値からグループを推測する推論規則を生成する規則生成手段と、
    前記任意の機器が属するグループを前記推論規則から推測する推測手段と、をさらに備え、
    前記第3計算手段は、前記グループごとに、前記サンプル平均と、前記サンプル標準偏差と、前記標準偏差平均とを計算し、
    前記正常範囲算出手段は、前記任意の機器のセンサから検出された前記センサ値の個数および平均と、前記任意の機器が属するグループから計算された前記サンプル平均、前記サンプル標準偏差、前記標準偏差平均とから、前記中央値または前記所定範囲内の値を求めることを特徴とする請求項17ないし21のいずれか一項に記載の機器監視システム。
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