JP2008167163A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 小型の電子機器であっても電波を捕捉する面積をモジュール本体と同等程度の広さにし、受信感度の向上を図る。
【解決手段】 電子機器に備わる機器モジュール12は、電子部品10及び機構部品11の少なくとも一方を内蔵した磁性モジュール本体14と、当該磁性モジュール本体14の外周面に巻き付けられたコイル15とを備えている。磁性モジュール本体14はアンテナのコアとして機能し、さらに、その全面で電波を捕捉する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子機器に関する。
ラジオや携帯電話、電波時計などの電子機器に搭載されるアンテナでは、電子機器のアンテナ収納部が金属で形成されている場合、その金属がシールドとして機能してしまい、受信感度が大幅に低下することになる。
近年においては、受信感度を高めるために、コアのコイルが巻かれた部分よりも、コイルが巻かれていない両端部、つまり電波捕捉部の電波受信面積を大きくし、より多くの磁束をコイルの内側に通過させるアンテナが開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−235701号公報
しかしながら、上述のように電波捕捉部の電波受信面積を大きくするものでは、電子機器におけるアンテナの収納スペースのサイズが上限となってしまい、それ以上の受信感度を確保することは困難であった。特に、小型の電子機器では収納スペースを広範囲に確保することはできないため、それが顕著であった。
本発明の課題は、小型の電子機器においても、アンテナの受信感度を向上させることである。
請求項1記載の発明は、
内部に収納部を有する機器本体と、当該機器本体の収納部内に配置された機器モジュールとを備える電子機器において、
前記機器モジュールは、電子部品及び機構部品の少なくとも一方を内蔵した磁性モジュール本体と、当該磁性モジュール本体の外周面に巻き付けられたコイルとを備えていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子機器において、
前記磁性モジュール本体を形成している磁性材料の透磁率は、前記磁性モジュール本体の中央部とその周辺部とで異なっていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の電子機器において、
前記磁性モジュール本体を形成している磁性材料の透磁率よりも高い透磁率を有する磁性体層を、当該磁性モジュール本体の表面の一部に形成していることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の電子機器において、
前記機器モジュールと前記機器本体との間に配置された磁性シート部材をさらに備えていることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の電子機器において、
前記磁性シート部材は、前記コイルと対向した前記機器本体の収納部の位置に配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、機器本体の収納部内に配置された機器モジュールが、電子部品及び機構部品の少なくとも一方を内蔵した磁性モジュール本体と、当該磁性モジュール本体の外周面に巻き付けられたコイルとを備えているので、磁性モジュール本体がアンテナのコアとして機能し、さらに、その全面で電波を捕捉することができる。このため、小型の電子機器であっても電波を捕捉する面積をモジュール本体と同等程度の広さにすることができ、受信感度を向上させることができる。
図1は、本発明に係るアンテナを備えた電子機器の一例である電波腕時計の概略構成を表す正面図である。図2は、電波腕時計の分解斜視図である。
これら図1,2に示すように、電波腕時計100には、ステンレスやチタン等の金属製の機器本体2が設けられている。機器本体2の上下両端部、すなわち12時方向側端部及び6時方向側端部には、図示しない時計バンドが取り付けられるバンド取り付け部3が形成されている。また、機器本体2の外周部には、時刻合わせの指示などの種々の操作指示が入力される複数の操作ボタン4が設けられている。機器本体2の内部は中空になっており、この中空部分が各種部品を内蔵する収納部21となる。
機器本体2の視認側(表側)には、視認側を閉塞するように時計ガラス5が装着されている。また、時計ガラス5よりも視認側の反対側(裏側)には、文字板6が配置されている。
また、機器本体2の裏側には、図2に示すように、当該機器本体2の裏面を閉塞する裏蓋23が取り付けられている。
そして、機器本体2における時計ガラス5と文字板6との間には、指針軸7に取り付けられた時針や分針等の指針8が設けられていて、これら指針8は文字板6よりも裏側に設けられた運針部9により運針されるようになっている。
運針部9には、駆動用の電子部品10や、電子部品10による動力を各指針8に伝達する歯車等の機構部品11と、電子部品10及び機構部品11を固定して、機器本体2の収納部21内に配置された機器モジュール12と、機器モジュール12の裏側及び側方を覆う枠部材13とが設けられている。
以下、機器モジュール12について詳細に説明する。図3は、機器モジュール12の概略構成を表す斜視図であり、図4は、機器モジュール12及び枠部材13の側断面図である。
図3及び図4に示すように、機器モジュール12には、電子部品10や、機構部品11を内蔵した磁性モジュール本体14と、磁性モジュール本体14の外周面に巻き付けられたコイル15と、図示しない制御部が備えられている。
磁性モジュール本体14は、フェライトやアモルファス金属などの磁性体を樹脂に混ぜて形成されている。または磁性体そのもので形成されている。磁性モジュール本体14には、電子部品10としてのモータ16や電池17、受信回路18が内蔵されるとともに、機構部品11としてのムーブメント19が内蔵されている。そして、磁性モジュール本体14は、機構部品11や電子部品10を内蔵した状態で略円柱形状を成している。
コイル15は、例えば銅などのような導電性を有する金属から形成されていて、受信回路18に電気的に接続されている。このため、磁性モジュール本体14で電波を捕捉することにより、コイル15で発生した電流が受信回路18に入力される。このように、本実施形態の構成であると、磁性モジュール本体14がアンテナのコアとして機能することになる。
受信回路18は、コイル15で発生した電流から所定の周波数信号を取り出して、当該周波数信号を制御部に出力する。
制御部は、操作ボタン4からの入力信号や、受信回路からの電気信号を基に電子部品10を制御するものである。制御部は、通常時においては、電子部品10を制御して、時刻の計測を実行する。そして、操作ボタン4から時刻合わせ指示が入力されると、制御部は、受信回路18から入力された周波数信号を基に電子部品10を制御し、時刻合わせを実行する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
操作ボタン4が操作されて時刻合わせ指示が入力されるか、または予め定められた時刻になると、受信回路18は、磁性モジュール本体14全体で捕捉した標準時刻データを含む電波を受信し、この受信された電波の磁束により発生しているコイル15の電流を検出する。受信回路18は、検出した電流を受信信号として、当該受信信号から不要な周波数成分をカットして所定の周波数信号を取り出し、この周波数信号に対応する電気信号に変換して、制御部に出力する。制御部は、入力された電気信号に基づいて電子部品10を制御し、照準時刻データに基づく内部時刻の修正を実行する。
ここで、従来のアンテナと、本実施形態の機器モジュールとの感度を比較する。感度の比較は、アンテナ単体として単純にアンテナのQだけでは行えないが、最大感度は、一定磁界に対するアンテナ起電力と、アンテナインピーダンスにより熱雑音との比(S/N)により求められるので、アンテナの等価回路を基にして、感度の比較を行う。
図9(a)は、従来のアンテナを、図9(b)は当該アンテナの等価回路を表す図である。図9(a)のアンテナ50は、円柱状の磁性体51の周囲にコイル52が巻かれて、磁性体51に並列なコンデンサ53がコイル52の両端部に接続されている。このアンテナ50の等価回路55は、図9(b)に示すように、交流電源56に対して、コンデンサ57、インダクタ58、等価抵抗59がそれぞれ並列に接続される構成となる。
こうした場合、電界Eに対するアンテナ起電力eは、
e=2πANγμQE/λ
となる。
インダクタンスLは、
L=2ANμμk/lとなる。
等価抵抗による熱雑音電圧Vは、
=(4KBT(2πf)/r)1/2
となる。
上記の変数は、A:コイル断面積、N:コイル巻数、γ:巻線係数、μ:実効透磁率、Q:コイルのQ、λ:波長、μ:真空の透磁率、k:長岡係数、l:コイル巻幅、K:ボルツマン定数、B:受信帯域幅、T:絶対温度、f:受信周波数、L:コイルのインダクタンス、r:コイルインピーダンスである。
そして、これらの式により、従来のアンテナと、本実施形態の機器モジュールのS/Nを比較する。この際、前者のアンテナでは、磁性体の直径が2mmである場合を想定し、これに伴いコイル断面積は1×10-6mm、巻線抵抗は40、巻数1500、実効透磁率35とした。一方、後者の機器モジュールは、機器モジュールの直径が20mmである場合を想定し、これに伴いコイル断面積は3×10-4mm、巻線抵抗は53、巻数200、実効透磁率10とした。残りの受信周波数は40000Hz、真空の透磁率は1.256×10−6、波長は7500、長岡係数は0.95、コイル巻幅は0.005mm、帯域は5Hz、電界は40、ボルツマン定数は1.38×10−23とし、これらは両者ともに同じ値を用いた。
これらの値を上記の式に代入すると、前者のアンテナではS/Nが2.18となり、後者のアンテナでは21.64となった。このように、実効透磁率が低くとも、後者の機器モジュールの方が1桁高いS/Nを得られることがわかった。したがって、上記したように磁性モジュール本体14をアンテナのコアとして機能させると、コアの直径を従来のアンテナよりも大きくすることができ、受信感度が高められることがわかった。
そして、機器本体2の裏面、つまり裏蓋23が金属であると磁束が通過する際の過電流によって、通過磁束の減少が起きてしまう。例えば、図5は裏蓋23がチタンである場合における厚みと磁束通過率との関係を表すグラフである。この図5からもわかるように、40kHz、60kHzのいずれの電波であっても、チタンの厚みが1mm程度であれば、裏蓋23がない場合の磁束量の0.5〜0.6倍の磁束量となる。
このように通過磁束が減少したとしても、本実施形態のように磁性モジュール本体14がアンテナのコアとして機能し、捕捉面積を広範囲にすることができると、上述の通り従来のものよりもS/Nを1桁高めることができるので、十分な受信感度を確保することができる。
以上のように、本実施形態によれば、磁性モジュール本体14がアンテナのコアとして機能し、さらに、その全面で電波を捕捉することとなる。このため、小型の電子機器であっても電波を捕捉する面積をモジュール本体と同等程度の広さにすることができ、受信感度が高められることになる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能である。
例えば、磁性モジュール本体を形成している磁性材料の透磁率を、磁性モジュール本体の中央部とその周辺部とで異ならせてもよい。具体的には、図6に示すように、磁性モジュール本体14Aの中央部141の透磁率を高くし、その周辺部142の透磁率を低くしていると、磁束が磁性モジュール本体14Aの中央部141に集中するので、反磁界の影響を抑制することができる。
また、磁性モジュール本体を形成している磁性材料の透磁率よりも高い透磁率を有する磁性体層を、当該磁性モジュール本体の表面の一部に形成してもよい。具体的には、図7に示すように、磁性モジュール本体14Bの文字板側の表面の略中央に磁性モジュール本体14Bを形成している磁性材料の透磁率よりも高い透磁率を有する磁性体層143を形成すると、磁束が磁性モジュール本体14Bの略中央部に集中するので、反磁界の影響を抑制することができる。なお、磁性モジュール本体14Bの文字板側の表面以外にも、反対側の表面にも磁性体層143を形成してもよい。特に、文字板側及び反対側の両表面に磁性体層143を形成していれば、一方の表面に磁性体層143を形成したものよりも、磁束をより集中させることができる。
そして、機器モジュール12と機器本体2との間に磁性シート部材を配置してもよい。これにより、機器モジュール12が磁性シート部材により覆われることになり、機器モジュール12から漏れる磁束を抑制することができる。具体的には、図8に示すように、磁性シート部材144は、機器本体2の収納部21内におけるコイル15と、枠部材13を介して対向した位置で、なおかつ機器モジュール12の周囲を覆うように配置されている。これによって、磁性シート部材144が効率的に漏れ磁束を抑制することが可能となる。
また、上記実施形態では、電子機器として電波腕時計100を例示して説明したが、通信機能を有する電子機器であれば本発明を適用することは可能である。例えば、電子機器としては携帯電話やラジオ、携帯ゲーム機、デジタルオーディオプレーヤーなどが挙げられる。
本発明に係るアンテナを備えた電子機器の一例である電波腕時計の概略構成を表す平面図である。 図1の電波腕時計の分解斜視図である。 図1の電波腕時計に備わる機器モジュールの概略構成を表す斜視図である。 図3の機器モジュール及び枠部材の側断面図である。 図1の電波腕時計のチタン製裏蓋の厚みと磁束通過率との関係を表すグラフである。 図3の機器モジュールの第1の変形例を表す斜視図である。 図3の機器モジュールの第2の変形例を表す斜視図である。 図4の機器モジュール及び枠部材の間に磁性シート部材が配置された場合を表す側断面図である。 (a)は従来のアンテナを表す図であり、(b)は当該アンテナの等価回路を表す図である。
符号の説明
2 機器本体
5 時計ガラス
7 指針軸
8 指針
9 運針部
10 電子部品
11 機構部品
12 機器モジュール
14 磁性モジュール本体
15 コイル
21 収納部
100 電波腕時計(電子機器)

Claims (5)

  1. 内部に収納部を有する機器本体と、当該機器本体の収納部内に配置された機器モジュールとを備える電子機器において、
    前記機器モジュールは、電子部品及び機構部品の少なくとも一方を内蔵した磁性モジュール本体と、当該磁性モジュール本体の外周面に巻き付けられたコイルとを備えていることを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1記載の電子機器において、
    前記磁性モジュール本体を形成している磁性材料の透磁率は、前記磁性モジュール本体の中央部とその周辺部とで異なっていることを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1又は2記載の電子機器において、
    前記磁性モジュール本体を形成している磁性材料の透磁率よりも高い透磁率を有する磁性体層を、当該磁性モジュール本体の表面の一部に形成していることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の電子機器において、
    前記機器モジュールと前記機器本体との間に配置された磁性シート部材をさらに備えていることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4記載の電子機器において、
    前記磁性シート部材は、前記コイルと対向した前記機器本体の収納部の位置に配置されていることを特徴とする電子機器。
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